JP3027427U - 積層型液体冷却器 - Google Patents

積層型液体冷却器

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JP3027427U
JP3027427U JP1996000990U JP99096U JP3027427U JP 3027427 U JP3027427 U JP 3027427U JP 1996000990 U JP1996000990 U JP 1996000990U JP 99096 U JP99096 U JP 99096U JP 3027427 U JP3027427 U JP 3027427U
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JP
Japan
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tank
plate tube
cooler
liquid cooler
cups
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Application number
JP1996000990U
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English (en)
Inventor
秀樹 菊池
敦志 五十嵐
健 佐藤
建仁 比留間
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却器を構成する冷却ユニットのプレートチ
ューブと両端のタンクとを分離した構成とすることによ
り、冷却器の熱容量の変更に対応してサイズを自由に設
定することができるものを提供することにある。 【解決手段】 プレートチューブとその両端に連結され
たタンクとから構成された複数個の冷却ユニットを所定
数段積層して構成する積層型液体冷却器おいて、前記冷
却ユニット22のプレートチューブ23とタンク24と
を分離可能に構成するとゝもに、該タンク24は上下に
2分割された2つのカップ24A,24Bで構成され、
両カップをその開放面の周辺に設けたフランジ26の部
分で接合して一体に形成してなり、該タンク24の挿入
口27にプレートチューブ23の端部を挿入固定する構
成としたことを特徴とする積層型液体冷却器冷却器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、エンジンの潤滑用オイル等のように、使用により温度が上昇した液 体を空冷によって冷却する積層型液体冷却器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9及び図10に示すように、この種の積層型液体冷却器1は、複数個の冷却 ユニット2を所定数段積層して構成されており、該各冷却ユニット2は偏平なプ レートチューブ3と、該プレートチューブ3の両端のタンク4,4とから構成さ れている。そして、このタンク4,4は上面4aと下面4bとが平行な密閉され た形状であって、前記プレートチューブ3と連通状態に連結されている。
【0003】 また、各タンク4は、上面4aと下面4bとの中央に円孔の開口部5a,5b が夫々形成され、最下段のタンク4は上面4aだけに開口部5aが設けられてい る。そして、前記各冷却ユニット2は、タンク4の開口部5a,5bが一致して 重なるように所定数段積層するとゝもに、上下のプレートチューブ3,3間にコ ルゲートフィン6を介装して組み立てた後、各接合部を溶接し、最上段の冷却ユ ニット2の一方のタンク4の開口部5aには入口パイプ7が固定され、他方のタ ンク4の開口部5aには出口パイプ8が固定されている。
【0004】 そして、過熱された液体Eは、積層型液体冷却器1の入口パイプ7から各冷却 ユニット2の一方のタンク4に流入した後、プレートチューブ3を流動する間に コルゲートフィン6を流通する空気により冷却され、その後他方のタンク4から 出口パイプ8を通って外部に排出される。
【0005】 ここで、従来の前記冷却ユニット2は、図10及び図11に示すように、上下 に2分割され、プレートチューブ3は偏平な長溝状となり、タンク4は一面が開 口したカップ状となる。そして、この長溝状及びカップ状は、プレスの絞り加工 により一体成型され、この上下のプレス成型品を接合して、その周辺のフランジ 9を溶接することにより構成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、従来の積層型液体冷却器1は、冷却ユニット2がプレス加工に よる一体成型品であるため、左右のタンク4,4間の寸法Lが固定化されること になる。このため、冷却器1の熱容量が相違するためそのサイズを変更する場合 には、新たなプレス型及び治具が必要となり、製作日数も長くなる。また前記プ レートチューブ3はその両側縁のフランジ9を溶接する構成であるため、該フラ ンジ9に相当する分だけ大きい材料を使用しなければならないこと、構造強度が 弱く不良品が発生する恐れがあり、信頼性にかけるという問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような従来の問題点を解決するために成されたもので、冷却 器を構成する冷却ユニットのプレートチューブと両端のタンクとを分離した構成 とすることにより、冷却器の熱容量の変更に対応してサイズを自由に設定するこ とができるものを提供することを目的としたものであり、その要旨は、プレート チューブとその両端に連結されたタンクとから構成された複数個の冷却ユニット を所定数段積層して構成する積層型液体冷却器おいて、前記冷却ユニットのプレ ートチューブとタンクとを分離可能に構成するとゝもに、該タンクは上下に2分 割された2つのカップで構成され、両カップをその開放面の周辺に設けたフラン ジの部分で接合して一体に形成してなり、該タンクの挿入口にプレートチューブ の端部を挿入固定する構成としたことを特徴とする積層型液体冷却器にある。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図1乃至図8に示す実施例により詳細に説明するに、図面にお いて、21は積層型の液体冷却器で、複数個の冷却ユニット22を所定数段積層 して構成されている。そして、前記各冷却ユニット22は夫々、偏平なプレート チューブ23と、その両端に連結された上面24aと下面24bとが平行な密閉 されたタンク24,24とから構成され、両タンク24,24とプレートチュー ブ23とは連通状態に連結されているとゝもに、各タンク24の上面24aと下 面24bの中央には円孔の開口部25a,25bが夫々形成され、最下段のタン ク24には上面だけに開口部25aが形成されている。
【0009】 前記冷却ユニット22のプレートチューブ23と、その両端のタンク24とは 分離可能となっており、タンク24の挿入口27にプレートチューブ23の端部 を挿入固定して連結する。そして、前記プレートチューブ23には押出し成型, 引抜き成型,溶接成型等により形成された汎用のものが使用されている。また、 前記各タンク24は、上下に2分割された2つのカップ24A,24Bで構成さ れており、該両カップ24A,24Bをその開放面の周辺に設けたフランジ26 の部分で接合したとき、その挿入口27は前記プレートチューブ23の端部の外 周形状に適合した形状となる。
【0010】 そこで、冷却器21に組立てるには、先ず前記上下のカップ24A,24Bを フランジ26で接合してタンク24を構成するとゝもに、該タンク24の挿入口 27にプレートチューブ23の端部を挿入して冷却ユニット22を構成する。次 いで、前記各冷却ユニット22はタンク24の開口部25a,25bが一致する よう重ねて所定数段に積層するとゝもに、上下のプレートチューブ23,23間 にコルゲートフィン28を介装して組み立てた後、各接合部を溶接し、最上段の 冷却ユニット22の一方のタンク24の開口部25aには入口パイプ29を固定 し、他方のタンク24の開口部25aには出口パイプ30を固定すれば組立てが 完了する。
【0011】 ここで前記冷却ユニット22を積層する際には、図4に示すように、下位のタ ンク24の上部の開口部25aの内周縁から立設したフランジ31を上位のタン ク24の下部の開口部25bに挿入した後、外側に折り曲げてカシメるようにす ると、液体の漏洩を確実に防止することができる。また、図5に示すように、タ ンク24の挿入口27の内面に突起32を設けると、該突起32にプレートチュ ーブ23の端面が衝当するので、挿入時の位置決めとなる。更にまた、図示しな いが、前記プレートチューブ23の端面から少し後ろに突起を設け、この突起が タンク24の挿入口27の端面に衝当するようにして、挿入時の位置決めとする こともできる。
【0012】 図6及び図7に示すタンク24は、その挿入口27の上板27aと下板27b との間隔を拡げることによって、前記プレートチューブ23の挿入を容易にした ものである。また、前記プレートチューブ23には、図8に示すように、複数個 の穴23aが並列する多穴チューブでもよい。なお、本考案に係る積層型液体冷 却器は、ターボチャージャで熱せられた吸入空気を冷却するインタークーラや、 ガスを液化するコンデンサ、エンジンで熱せられた水を冷却するラジェータ等に 適用することができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係る積層型液体冷却器は、上記のように、プレートチューブとその両 端に連結されたタンクとから構成された複数個の冷却ユニットを所定数段積層し て構成する積層型液体冷却器おいて、前記冷却ユニットのプレートチューブとタ ンクとを分離可能に構成するとゝもに、該タンクは上下に2分割された2つのカ ップで構成され、両カップをその開放面の周辺に設けたフランジの部分で接合し て一体に形成してなり、該タンクの挿入口にプレートチューブの端部を挿入固定 する構成であるから、プレス型はカップ成形用のプレス型だけでよい。したがっ て、プレス型の投資が少なく、開発期間の短縮を図ることができるとゝもに、プ レートチューブを成形するための使用材料量の減少,接合部減少による不良品発 生率の低下,構造強度の向上を図ることができ、信頼性が向上する。更に、下位 のタンクの上部の開口部の内周縁から立設したフランジを上位のタンクの下部の 開口部に挿入した後外側に折り曲げたカシメにより、上位のタンクと下位のタン クとを夫々連結した構成とすることにより、カップ間の寸法精度が向上するとゝ もに、構造強度が向上するとゝもに、タンクの挿入口の内面にプレートチューブ 挿入時の位置決めとなる突起を設けた構成とすることにより、組み立て効率が改 善される、といった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る積層型液体冷却器の正面図であ
る。
【図2】同冷却器の縦断面図である。
【図3】冷却器の構成部品である冷却ユニットの組立前
の斜視図である。
【図4】他実施例の冷却器の要部縦断面図である。
【図5】更に他実施例の冷却器の要部縦断面図である。
【図6】異なる他実施例の冷却器の要部縦断面図であ
る。
【図7】同冷却器の構成部品である冷却ユニットの組立
前の斜視図である。
【図8】冷却器の構成部品であるプレートチューブの他
実施例を示す斜視図である。
【図9】従来の冷却器の正面図である。
【図10】同冷却器の縦断面図である。
【図11】同冷却器の構成部品である冷却ユニットの組
立前の斜視図である。
【符号の説明】
21 積層型液体冷却器 22 冷却ユニット 23 プレートチューブ 24 タンク 24a 上面 24b 下面 24A カップ 24B カップ 25a 開口部 25b 開口部 26 フランジ 27 挿入口 27a 上板 27b 下板 28 コルゲートフィン 29 入口パイプ 30 出口パイプ 31 ランジ 32 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 比留間 建仁 神奈川県川崎市川崎区藤崎3丁目5番1号 東京ラヂエーター製造株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレートチューブとその両端に連結され
    たタンクとから構成された複数個の冷却ユニットを所定
    数段積層して構成する積層型液体冷却器おいて、前記冷
    却ユニットのプレートチューブとタンクとを分離可能に
    構成するとゝもに、該タンクは上下に2分割された2つ
    のカップで構成され、両カップをその開放面の周辺に設
    けたフランジの部分で接合して一体に形成してなり、該
    タンクの挿入口にプレートチューブの端部を挿入固定す
    る構成としたことを特徴とする積層型液体冷却器。
  2. 【請求項2】 下位のタンクの上部の開口部の内周縁か
    ら立設したフランジを上位のタンクの下部の開口部に挿
    入した後外側に折り曲げたカシメにより、上位のタンク
    と下位のタンクとを夫々連結した構成としたことを特徴
    とする請求項1記載の積層型液体冷却器。
  3. 【請求項3】 タンクの挿入口の内面に、プレートチュ
    ーブ挿入時の位置決めとなる突起を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の積層型液体冷却器。
  4. 【請求項4】 タンクの挿入口の内面に、プレートチュ
    ーブ挿入時の位置決めとなる突起を設けたことを特徴と
    する請求項2記載の積層型液体冷却器。
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