JP3027349B2 - パネルの取付構造 - Google Patents

パネルの取付構造

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JP3027349B2 JP9185642A JP18564297A JP3027349B2 JP 3027349 B2 JP3027349 B2 JP 3027349B2 JP 9185642 A JP9185642 A JP 9185642A JP 18564297 A JP18564297 A JP 18564297A JP 3027349 B2 JP3027349 B2 JP 3027349B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば橋梁、高架
道路橋等の高架建造物の下部、あるいは一般ビルの壁面
や地下道の天井面等に、主として美装化を目的として取
付けられるパネルの取付構造に関するものである。。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば橋梁、高架道路橋等の高架
建造物の下部に取付けられるパネルの取付構造として
は、図5の如く全長に亘って開口縁aが内方に突出され
た取付溝bが形成されたレール状の胴縁cを高架建造物
の下部に取付け、この胴縁cの端部より必要数の取付ボ
ルトdの頭部eを挿入し、所定の位置までこの取付ボル
トdを摺動した後、パネルfを胴縁cに当接させると共
にパネルfの縁部に穿設された取付孔gに取付ボルトd
を通し、しかる後ナットh締めすることによりパネルf
を胴縁cに取付けるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の如
きパネルの取付構造に於いては、パネルを取付けるにあ
たって予め必要数の取付ボルトを胴縁の取付溝内に挿入
しておかねばならず、又、この取付ボルトは胴縁の端部
から挿入せねばならないため、長尺の胴縁を使用すると
きは、端部から挿入した取付ボルトを1個づつ所定の位
置まで摺動させねばならず、施工工数がかかるという問
題があった。又、取付ボルトの破損時など、取付ボルト
の交換が必要になったとき、パネルを取り外した後でな
ければ取付ボルトの交換ができず、作業性が悪かった。
【0004】そこで本出願人は、特願平8−15140
6号において上記の如き問題を解決したパネルの取付構
造を提案した。このパネルの取付構造は、まず胴縁の取
付溝にパネルの透孔が合うようにして胴縁にパネルを当
接し、次いでパネルの透孔を貫通して開口縁より胴縁の
取付溝内にT字状の取付ボルトの頭部を挿入し、しかる
後取付ボルトをほぼ90度回転させて開口縁に係止させ
ると共にナット締めすることによりパネルを胴縁に固定
するものであり、従来では取付ボルトとして通常の六角
ボルトが使用されていたのに対してT字状の取付ボルト
を用いることにより、取付ボルトを胴縁の任意の位置か
ら取付溝内に挿入及び取り外しができるようにしたもの
である。
【0005】そしてまたこのT字状の取付ボルトの頭部
表面には合成ゴム等の弾性体が設けられ、また胴縁の開
口縁内壁に沿って突条が形成されると共にこの突条に対
応して 取付ボルトの頭部の左右端部に鉤部が形成され
ており、胴縁の取付溝に挿入されてほぼ90度回転され
た取付ボルト頭部の鉤部を、前記弾性体により開口縁内
壁の突条に押圧係合させることにより、ナット締めする
際やナット締めした後等に取付ボルトが不必要に回転し
ないようになされている。
【0006】しかしながらこのパネルの取付構造におい
ては、弾性体の押圧力により取付ボルト頭部の鉤部を開
口縁内壁の突条に係合させて回転しないようにしている
が、長期間経過して弾性体が劣化してその押圧力が低下
して回転を阻止する効果が薄れたり、車両通過時の振動
等によって取付ボルトが緩んだりすることにより、取付
ボルトが不必要に回転して脱落する問題がある。
【0007】そこで本発明は上記の如き問題を解決し、
取付ボルトを胴縁の任意の位置から取付溝に挿入及び取
り外しができ、且つ取付ボルトが不必要に回転しないよ
うにしたパネルの取付構造を提供せんとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわちこの
発明に係るパネルの取付構造は、開口縁が内方に突出さ
れた取付溝が長さ方向に沿って形成された胴縁と、頭部
が開口縁より取付溝内に挿入可能な幅で左右に張り出さ
れた略T字状の取付ボルトと、取付ボルトの頭部が挿通
可能な長孔が穿設されたパネルとを備え、胴縁に当接し
たパネルの長孔を貫通して開口縁より胴縁の取付溝内に
取付ボルトの頭部を挿入し、しかる後取付ボルトをほぼ
90度回転させて開口縁に係止させると共にナット締め
することによりパネルを胴縁に取付けるようになされた
パネルの取付構造であって、前記取付ボルトはねじの根
元にほぼ四角形状の回り止め段部が形成されると共に頭
部がねじ側に弓状に湾曲されており、取付溝内に取付ボ
ルトの頭部を挿入してほぼ90度回転させた状態で、回
り止め段部を開口縁間に位置させることにより取付ボル
トの回転が阻止され、またナット締めにより湾曲頭部が
弾性変形して開口縁内面に圧接係止されるようになされ
たことを特徴とするものである。
【0009】本発明によれば、T字状の取付ボルトが用
いられ、胴縁に当接したパネルの長孔を貫通して開口縁
より胴縁の取付溝内にこの取付ボルトの頭部を挿入し、
しかる後取付ボルトをほぼ90度回転させて開口縁に係
止させると共にナット締めすることによりパネルを胴縁
に取付けるようになされているので、取付ボルトを胴縁
の任意の位置から取付溝に挿入及び取り外すことができ
る。
【0010】また取付ボルトはねじの根元にほぼ四角形
状の回り止め段部が形成されると共に頭部がねじ側に弓
状に湾曲されており、取付溝内に取付ボルトの頭部を挿
入してほぼ90度回転させた状態で、回り止め段部を開
口縁間に位置させることにより取付ボルトの回転が阻止
され、またナット締めにより湾曲頭部が弾性変形して開
口縁内面に圧接係止されるようになされている。従って
取付ボルトは回り止め段部により、ナット締めする際や
ナット締めした後等に取付ボルトの不必要な回転が確実
に阻止される。しかもナット締めにより湾曲頭部が弾性
変形して開口縁内面に圧接係止されるので、車両通過時
の振動等によっても取付ボルトの緩みが防止され、これ
また取付ボルトの不必要な回転が確実に阻止される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照し、具体的に説明する。図1は本発明の
実施の一形態を示す分解斜視図、図2は主要部の断面
図、図3は取付ボルトの斜視図、図4は取付ボルトの実
施の他の形態を示す底面図である。
【0012】1は例えば橋梁や高架道路橋等の高架建造
物の下部等に取付けられる胴縁であり、開口縁11が内
方に突出された取付溝12が長さ方向に沿って形成され
ている。胴縁1は一般にはアルミニウム合金等の押し出
し型材で作製されるが、鋼板やステンレス鋼板等を折曲
して作製されても良い。胴縁1は一般には2m以上の長
尺で用いられる。
【0013】2は前記胴縁1に取付けられるパネルであ
り、このパネル2を取付けることにより、橋梁や高架道
路橋等の高架建造物の下部等が隠蔽され、美装化がなさ
れる。パネル2は鋼板やアルミニウム板等の金属板が適
宜断面ハット形に折曲され、その表面は塗装や鍍金等の
適宜表面処理がなされ、また縁部には後記の取付ボルト
3の頭部31が挿通可能な長孔21が複数個穿設されて
いる。
【0014】3は取付ボルトであり、頭部31が前記胴
縁1の開口縁11より取付溝12内に挿入可能な幅で左
右に張り出され、またねじ32の根元にほぼ四角形状の
回り止め段部33が形成されると共に頭部31がねじ3
2側に弓状に湾曲された略T字状を呈しているものであ
る。
【0015】取付ボルト3の材質は一般には、ステンレ
ス鋼、軟鋼、チタン、アルミ合金等の適宜金属を冷間鍛
造や切削加工等で加工し適宜表面処理が施され作製され
るが、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リスチレン等の熱可塑性樹脂を成型して作製されても良
い。
【0016】この取付ボルト3により前記パネル2が胴
縁1に取付けられる。すなわち、まず胴縁1の取付溝1
2にパネル2の長孔21が合うようにして胴縁1の前面
にパネル2を当接し、次いでパネル2の長孔21を貫通
して開口縁11より胴縁1の取付溝12内にT字状の取
付ボルト3の頭部31及び回り止め段部33を挿入す
る。しかる後取付ボルト3をほぼ90度回転させると共
に、このほぼ90度回転させた状態で僅か引き抜いて、
回り止め段部33を開口縁11間に位置させることによ
り取付ボルト3の回転を阻止させる。次いでこの取付ボ
ルト3の回転を阻止させた状態で、パネル2の長孔21
より突出した取付ボルト3のねじ32にワッシャー4、
ナット5を螺入して締めつける。ナット5の締めつけに
より湾曲頭部31は弾性変形して開口縁11内面に圧接
係止され、パネル2は胴縁1に取付けられる。
【0017】なお前記取付ボルト3の回り止め段部33
について、取付ボルト3の挿入時に開口縁11に対向す
る回り止め段部33の二辺34,34間の寸法は開口縁
11より取付溝12内に挿入可能な寸法となされていれ
ば特に問題はないが、ほぼ90度回転させた状態での開
口縁11に対向する回り止め段部33の二辺35,35
間の寸法は、回り止め段部33が開口縁11間で回転方
向に対して遊動しないように、開口縁11間の寸法より
僅か小さい寸法とし、遊びをできるだけ抑えた寸法にな
されているのが好ましい。
【0018】また取付ボルト3の頭部31の平面形状は
図面では略長方形となされているが、90度回転させる
際に、角部36が取付溝12の内面に当たらないように
する必要がある。回転によって取付溝12の内面に当た
る側の角部36までの中心よりの寸法が小さくなるよう
に、図4の如く略平行四辺形状にして且つ角部36を中
心から円弧を描くようにしてもよいが、特に頭部31の
平面形状は限定されるものではない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、T字状の取付ボルトが
用いられ、胴縁に当接したパネルの長孔を貫通して開口
縁より胴縁の取付溝内にこの取付ボルトの頭部を挿入
し、しかる後取付ボルトをほぼ90度回転させて開口縁
に係止させると共にナット締めすることによりパネルを
胴縁に固定するようになされているので、取付ボルトを
胴縁の任意の位置から取付溝に挿入及び取り外しができ
る。
【0020】また取付ボルトはねじの根元にほぼ四角形
状の回り止め段部が形成されると共に頭部がねじ側に弓
状に湾曲されており、取付溝内に取付ボルトの頭部を挿
入してほぼ90度回転させた状態で、回り止め段部を開
口縁間に位置させることにより取付ボルトの回転が阻止
され、またナット締めにより湾曲頭部が弾性変形して開
口縁内面に圧接係止されるようになされている。従って
取付ボルトは回り止め段部により、ナット締めする際や
ナット締めした後等に取付ボルトの不必要な回転が確実
に阻止される。しかもナット締めにより湾曲頭部が弾性
変形して開口縁内面に圧接係止されるので、車両通過時
の振動等によっても取付ボルトの緩みが防止され、これ
また取付ボルトの不必要な回転が確実に阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の一形態を示す主要部の断面図で
ある。
【図3】図1の取付ボルトを示す斜視図である。
【図4】取付ボルトの実施の他の形態を示す底面図であ
る。
【図5】従来のパネル取付構造を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 胴縁 11 開口縁 12 取付溝 2 パネル 21 長孔 3 取付ボルト 31 頭部 32 ねじ 33 回り止め段部 34 回り止め段部の辺 35 回り止め段部の辺 36 角部 4 ワッシャ 5 ナット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口縁が内方に突出された取付溝が長さ
    方向に沿って形成された胴縁と、頭部が開口縁より取付
    溝内に挿入可能な幅で左右に張り出された略T字状の取
    付ボルトと、取付ボルトの頭部が挿通可能な長孔が穿設
    されたパネルとを備え、胴縁に当接したパネルの長孔を
    貫通して開口縁より胴縁の取付溝内に取付ボルトの頭部
    を挿入し、しかる後取付ボルトをほぼ90度回転させて
    開口縁に係止させると共にナット締めすることによりパ
    ネルを胴縁に取付けるようになされたパネルの取付構造
    であって、前記取付ボルトはねじの根元にほぼ四角形状
    の回り止め段部が形成されると共に頭部がねじ側に弓状
    に湾曲されており、取付溝内に取付ボルトの頭部を挿入
    してほぼ90度回転させた状態で、回り止め段部を開口
    縁間に位置させることにより取付ボルトの回転が阻止さ
    れ、またナット締めにより湾曲頭部が弾性変形して開口
    縁内面に圧接係止されるようになされたことを特徴とす
    るパネルの取付構造。
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