JP3026573B2 - クーラント制御方法及び制御装置 - Google Patents

クーラント制御方法及び制御装置

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JP3026573B2
JP3026573B2 JP2015555A JP1555590A JP3026573B2 JP 3026573 B2 JP3026573 B2 JP 3026573B2 JP 2015555 A JP2015555 A JP 2015555A JP 1555590 A JP1555590 A JP 1555590A JP 3026573 B2 JP3026573 B2 JP 3026573B2
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control
cutting
axis
control signal
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宏隆 芝田
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Description

【発明の詳細な説明】 (a).産業上の利用分野 本発明は、数値制御工作機械におけるクーラント(切
削油)の制御方法及び制御装置に関する。
(b).従来の技術 従来、数値制御工作機械においてクーラントを制御す
る際には、加工プログラム中にクーラントのON/OFF命令
を格納する形で行われている。
即ち、所定の切削動作中にクーラントを使用する場合
には、加工プログラム中において、当該切削動作に関す
るプログラムの前にクーラントON命令を格納し、当該切
削動作に関するプログラムの後にクーラントOFF命令を
格納して、当該切削動作の間、切削箇所へクーラントを
供給するようにしている。
(c).発明が解決しようとする問題点 しかし、これでは、プログラマ(又はオペレータ)が
加工プログラムを作成(又は修正)する際にクーラント
のON/OFF時期を判断しなければならないので、プログラ
マ(又はオペレータ)が加工に関して専門知識や経験を
持っていないと、当該加工において適正なクーラントの
ON/OFFを行うことが出来ない。従って、クーラントの使
用量が不必要に多くなり、また、クーラントをキリ状に
して使用する場合には、クーラントの多量使用によって
作業環境が悪化するなどの問題点があった。
更に、クーラントのON/OFFを適正に行う為には、加工
プログラム中に多数のクーラントのON/OFF命令を格納し
なければならないので、加工プログラムが複雑になり、
加工プログラムの作成(又は修正)時間が長くなるとい
う問題点があった。
また、加工に際して、工具とワークの直接的な接触を
電気的に検出し、工具とワークの間が電気的に導通状態
に有る間はワークの切削中と判定して、クーラントを供
給する方法も考えられるが、この場合、ワークの材質が
電気的導体である必要が生じ、適用範囲が限られてしま
うばかりか、適切な検出を行なうためにはワークを搭載
するテーブルと工具の間の絶縁状態を予め保持しておく
必要が生じる。これでは、既存の工作機械に対して適用
することも大幅な改造を伴い困難であるばかりか、工作
機械の構造が複雑大型化する不都合が生じる。しかも、
工作機械は通常大量の切粉を発生することから、ワーク
周囲に飛散した切粉により、テーブルの絶縁状態を保持
することが極めて困難であり、誤動作の危険性も高く、
実用性が低い。
本発明は、上記事情に鑑み、クーラントのON/OFFを好
適に行うことの出来るクーラント制御方法及び制御装置
を提供することを目的とする。
更に、本発明は、工作機械の構造を複雑化することな
く、簡単な構成で、ワークの材質とは無関係にワークの
切削中を判定してクーラントを供給することが出来、し
かも誤動作を生じる危険性の少ない、クーラント制御方
法及び制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
(d).問題点を解決するための手段 本発明は、工具(39)又はワーク(40)を駆動する駆
動手段(5、10、13、17)と、所定の制御信号(SX、S
Y、SZ、SS)を出力して当該駆動手段(5、10、13、1
7)を制御する駆動制御手段(23、25)を有する数値制
御工作機械(1)において、クーラント射出手段(19、
39a)を設け、加工に際して、前記駆動制御手段(23、2
5)から前記駆動手段(5、10、13、17)への制御信号
(SX、SY、SZ、SS)を検出して、該制御信号(SX、SY、
SZ、SS)に基づいて切削中であるか否かを、加工すべき
ワークと工具との接触を検出することなく判定し、切削
中であると判定されると、前記クーラント射出手段(1
9、39a)から切削箇所へクーラント(CLN)を射出し、
切削中でないと判定されると、前記クーラント射出手段
(19、39a)からのクーラント(CLN)の射出を停止する
ようにして構成される。
また、本発明は、工具(39)又はワーク(40)を駆動
する駆動手段(5、10、13、17)と、所定の制御信号
(SX、SY、SZ、SS)を出力して当該駆動手段(5、10、
13、17)を制御する駆動制御手段(23、25)を有する数
値制御工作機械(1)において、切削箇所へクーラント
(CLN)を射出するクーラント射出手段(19、27、29、3
9a)を設け、前記駆動制御手段(23、25)から前記駆動
手段(5、10、13、17)への制御信号(SX、SY、SZ、S
S)を検出して、該制御信号(SX、SY、SZ、SS)に基づ
いて切削中であるか否かを、加工すべきワークと工具と
の接触を検出することなく判定し切削状態判定手段(2
6)を設け、該切削状態判定手段(26)の判定結果に基
づいて、前記クーラント射出手段(19、27、29、39a)
によるクーラントの射出及び射出停止を制御するクーラ
ント射出制御手段(26)を設けて構成される。
また、本発明は、工具(39)又はワーク(40)を駆動
する駆動手段(5、10、13、17)と、加工プログラム
(PRO)に基づいて所定の制御信号(SX、SY、SZ、SS)
を出力して当該駆動手段(5、10、13、17)を制御する
駆動制御手段(23、25)を有する数値制御工作機械
(1)において、クーラント射出手段(19、39a)を設
け、加工に際して、加工プログラム(PRO)に基づい
て、加工内容を判定し、該判定された加工内容に基づい
て、前記駆動制御手段(23、25)から所定の駆動手段
(5、10、13、17)への制御信号(SX、SY、SZ、SS)を
選択し、該選択された制御信号(SX、SY、SZ、SS)に基
づいて切削中であるか否かを、加工すべきワークと工具
との接触を検出することなく判定し、切削中であると判
定されると、前記クーラント射出手段(19、39a)から
切削箇所へクーラント(CLN)を射出し、切削中でない
と判定されると、前記クーラント射出手段(19、39a)
からのクーラント(CLN)の射出を停止するようにして
構成される。
また、本発明は、工具(39)又はワーク(40)を駆動
する駆動手段(5、10、13、17)と、加工プログラム
(PRO)に基づいて所定の制御信号(SX、SY、SZ、SS)
を出力して当該駆動手段(5、10、13、17)を制御する
駆動制御手段(23、25)を有する数値制御工作機械
(1)において、切削箇所へクーラント(CLN)を射出
するクーラント射出手段(19、27、29、39a)を設け、
加工プログラム(PRO)に基づいて、加工内容を判定す
る加工プログラム解析手段(20)を設け、該加工プログ
ラム解析手段(20)によって判定された加工内容に基づ
いて、前記駆動制御手段(23、25)から所定の駆動手段
(5、10、13、17)への制御信号(SX、SY、SZ、SS)を
選択的に取り込むと共に、該取り込まれた制御信号(S
X、SY、SZ、SS)に基づいて切削中であるか否かを、加
工すべきワークと工具との接触を検出することなく判定
する切削状態安定手段(26)を設け、該切削状態判定手
段(26)の判定結果に基づいて、前記クーラント射出手
段(19、27、29、39a)によるクーラントの射出及び射
出停止を制御するクーラント射出制御手段(26)を設け
て構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素
を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上
の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「(e).作用」の欄についても同様である。
(e).作用 上記した構成により、駆動制御手段(23、25)から駆
動手段(5、10、13、17)への制御信号(SX、SY、SZ、
SS)に基づいて切削中か否かが、加工すべきワークと工
具が接触したことを検知することなく判定されるように
作用する。
(f).実施例 以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の適用される数値制御工作機械の一
例を示す図、 第2図は、第1図に示す数値制御工作機械の制御ブロ
ック図、 第3図は、クーラント制御プログラムの一例を示すフ
ローチャート、 第4図は、タップ加工の一例を示す図、 第5図は、ドリル加工の一例を示す図、 第6図は、フライス加工の一例を示す図である。
本発明が適用される数値制御工作機械1は、第1図に
示すように、機体2を有しており、機体2にはテーブル
3がX軸方向である矢印A、B方向に移動自在に支持さ
れている。テーブル3には、機体2に装着されたテーブ
ル駆動モータ5に回転駆動自在に装着されたボールネジ
6が螺合しており、テーブル駆動モータ5を適宜正逆方
向に回転駆動することによりボールネジ6を介してテー
ブル3は適宜矢印A、B方向に移動駆動される。
機体2には門型に形成されたコラム7がテーブル3を
跨ぐ形で設けられており、コラム7にはサドル9がY軸
方向である矢印C、D方向に移動自在に支持されてい
る。サドル9には、コラム7に装着されたサドル駆動モ
ータ10に回転駆動自在に装着されたボールネジ11が螺合
しており、サドル駆動モータ10を適宜正逆方向に回転駆
動することによりボールネジ11を介してサドル9は適宜
矢印C、D方向に移動駆動される。
サドル9にはヘッド12が、Z軸方向である矢印E、F
方向に移動自在に支持されており、ヘッド12には、サド
ル9に装着されたヘッド駆動モータ13に回転駆動自在に
装着されたボールネジ15が螺合しており、ヘッド駆動モ
ータ13を適宜正逆方向に回転駆動することによりボール
ネジ15を介してヘッド12は適宜矢印E、F方向に移動駆
動される。
ヘッド12には主軸16が、テーブル3側へ突出した形で
矢印G、H方向に回転自在に支持されており、主軸16に
は、ヘッド12に装着された主軸駆動モータ17が接続され
ており、主軸駆動モータ17を適宜正逆方向に回転駆動す
ることにより主軸16は適宜矢印G、H方向に回転駆動さ
れる。
また、ヘッド12には、主軸16に近接した位置に、クー
ラントノズル19が装着されている。また、主軸16には、
タップ39A、ドリル39B、フェィスミル39C等の工具39が
着脱自在に装着されている。
また、数値制御工作機械1は、第2図に示すように、
主制御部20を有しており、該主制御部20には、バス線20
aを介して、キーボード、ディスプレイ等の入出力装置2
1、加工プログラムメモリ22、XYZ軸制御部23、主軸制御
部25、クーラント制御部26等が接続されている。
そして、XYZ軸制御部23にはX軸コントローラ5a、Y
軸コントローラ10a及びZ軸コントローラ13aが接続され
ている。そして、X軸コントローラ5aには前記テーブル
駆動モータ5が接続されており、Y軸コントローラ10a
には前記サドル駆動モータ10が接続されており、更に、
Z軸コントローラ13aには前記ヘッド駆動モータ13が接
続されている。また、XYZ軸制御部23はクーラント制御
部26と接続されている。
主軸制御部25には主軸コントローラ17aが接続されて
おり、主軸コントローラ17aには前記主軸駆動モータ17
が接続されている。また、主軸制御部25はクーラント制
御部26と接続されている。
クーラント制御部26にはポンプコントローラ27a、29a
が接続されており、ポンプコントローラ27aには、タン
ク30中のクーラントCLNを主軸16に装着された工具39の
クーラント射出穴39aに供給し得るクーラントポンプ27
が接続されており、ポンプコントローラ29aには、タン
ク30中のクーラントCLNをクーラントノズル19に供給し
得るクーラントポンプ29が接続されている。また、既に
述べたように、クーラント制御部26は、XYZ軸制御部23
及び主軸制御部25と接続されている。
数値制御工作機械1は以上のような構成を有するの
で、テーブル3上に載置されたワーク40に対して、タッ
プ加工、ドリル加工、フライス加工等の加工を行う際に
は以下のようにして行う。
まず、オペレータは、入出力装置21を介して、タップ
加工時のクーラントの制御モードMDを入力してクーラン
ト制御部26に設定する(尚、制御モードMDはプログラマ
が加工プログラムPRO中に設定しておくことも出来
る)。次に、オペレータが、入出力装置21から加工開始
命令を入力すると、主制御部20は、加工プログラムメモ
リ22から加工プログラムPROを読み出し、該加工プログ
ラムPROに示された加工内容に基づいて、XYZ軸制御部2
3、主軸制御部25に対して加工動作を指令する。
すると、XYZ軸制御部23は、X軸コントローラ5aに対
して所定のX軸制御信号SXを出力し、X軸コントローラ
5aは当該X軸制御信号SXに基づいてテーブル駆動モータ
5を駆動制御して、テーブル3をX軸方向、即ち第1図
矢印A、B方向へ所定の速度で適宜移動駆動する。ま
た、XYZ軸制御部23は、Y軸コントローラ10aに対して所
定のY軸制御信号SYを出力し、Y軸コントローラ10aは
当該Y軸制御信号SYに基づいてサドル駆動モータ10を駆
動制御して、サドル9をY軸方向、即ち矢印C、D方向
へ所定の速度で適宜移動駆動する。更に、XYZ軸制御部2
3は、Z軸コントローラ13aに対して所定のZ軸制御信号
SZを出力し、Z軸コントローラ13aは当該Z軸制御信号S
Zに基づいてヘッド駆動モータ13を駆動制御して、ヘッ
ド12をZ軸方向、即ち矢印E、F方向へ所定の速度で適
宜移動駆動する。
また、主軸制御部25は、主軸コントローラ17aに対し
て所定の主軸制御信号SSを出力し、主軸コントローラ17
aは当該主軸制御信号SSに基づいて主軸駆動モータ17を
駆動制御して、主軸16を矢印G(又はH)方向へ所定の
回転数で適宜回転駆動する。
この際、XYZ軸制御部23からのX軸、Y軸、Z軸制御
信号SX、SY、SZ、及び主軸制御部25からの主軸制御信号
SSは、クーラント制御部26に対しても出力される。そし
て、クーラント制御部26は、入力されたX軸、Y軸、Z
軸制御信号SX、SY、SZ及び主軸制御信号SSによって切削
中であるか否かを判定し、第3図に示すクーラント制御
プログラムCCPに基づいて、ポンプコントローラ27a、29
aに対してクーラントON/OFF信号CON、COFを出力し、ポ
ンプコントローラ27a、29aは当該クーラントON/OFF信号
CON、COFに基づいて各クーラントポンプ27、29を駆動制
御して、クーラントノズル19又は主軸16に装着された工
具39のクーラント射出穴39aへタンク30からクーラントC
LNを供給する。従って、前記加工プログラムPRO中にク
ーラントON/OFF命令を格納しておく必要はなく、当該加
工プログラムPROの作成は、加工に関して専門知識や経
験のないものでも行え、また、多数のクーラントON/OFF
命令によって複雑化することがないので、短時間に作成
することが出来る。
例えば、ワーク40に対してタップ加工を行う際には、
主制御部20は、工具交換装置を介して主軸16に第4図に
示すようにタップ39Aを装着して、XYZ軸制御部23、主軸
制御部25に対してタップ加工動作を指令すると共に、加
工プログラムPROに格納された制御コード等に基づい
て、加工内容を示す信号、即ち、タップ加工であること
を示すタップ加工信号TSGを、クーラント制御部26に対
して出力する。すると、クーラント制御部26は、第3図
ステップST1からステップST2へ入りクーラントのON/OFF
態様を指定した制御モードMDを判定する。そして、プロ
グラマによって加工プログラムPRO中に第1制御モードM
D1が設定されている場合、又はオペレータによって第1
制御モードMD1が入力設定された場合にはステップST3へ
入り、各軸制御信号SX、SY、SZ、SSの内、主軸制御部25
から主軸コントローラ17aに対して出力される主軸制御
信号SSを選択して、該主軸制御信号SSに基づいて切削中
であるか否かを判定する。
即ち、タップ加工に際して、XYZ軸制御部23はX軸、
Y軸、Z軸コントローラ5a、10a、13aに対してX軸、Y
軸、Z軸制御信号SZ、SY、SZとして早送り信号SXQ、S
YQ、SZQを出力して、各駆動モータ5、10、13を介し
て、テーブル3、サドル9、ヘッド12を、X軸、Y軸、
Z軸方向へ適宜移動駆動して、第4図に示すように、主
軸16に装着されたタップ39Aをワーク40上のタップ加工
すべき所定の穴40aの位置に整合する形で位置決めす
る。そして、タップ39A及びワーク40の位置決めが完了
すると、主軸制御部25は、主軸コントローラ17aに対し
て主軸制御信号SSとして主軸正転信号SS+を出力し、主
軸コントローラ17aは当該主軸正転信号SS+に基づいて主
軸駆動モータ17を駆動制御して、主軸16をタップ39A
共に所定の回転数で正転方向である矢印G方向へ回転さ
せる。また、XYZ軸制御部23は、Z軸コントローラ13aに
対してZ軸制御信号SZとして(−Z)方向切削送り信号
SZF-を出力し、Z軸コントローラ13aは当該(−Z)方
向切削送り信号SZF-に基づいてヘッド駆動モータ13を駆
動制御して、主軸16の装着されたヘッド12を、主軸16の
回転に同期した形で所定の速度で(−Z)方向である矢
印F方向へ移動させる。すると、ワーク40上の穴40aに
タップ39Aが挿入され、穴40aに対してネジ切りが行われ
る。
そして、穴40aに対する所定のネジ切りが終了する
と、主軸制御部25は主軸コントローラ17aに対して主軸
制御信号SSとして主軸停止信号SSSPを出力して、主軸駆
動モータ17による主軸16の回転を停止させ、同時に、XY
Z軸制御部23はZ軸コントローラ13aに対してZ軸制御信
号SZとしてZ方向停止信号SZSPを出力して、ヘッド駆動
モータ13によるヘッド12の移動を停止させて、タップ39
Aを停止させる。
更に、主軸制御部25は主軸コントローラ17aに対して
主軸制御信号SSとして主軸逆転信号SS-を出力し、主軸
コントローラ17aは当該主軸逆転信号SS-に基づいて主軸
駆動モータ17を駆動制御し、主軸16をタップ39Aと共に
所定の回転数で逆転方向である矢印H方向へ回転させ
る。同時に、XYZ軸制御部23は、Z軸コントローラ13aに
対してZ軸制御信号SZとして(+Z)方向切削送り信号
SZF+を出力し、Z軸コントローラ13aは当該(+Z)方
向切削送り信号SZF+に基づいてヘッド駆動モータ13を駆
動制御し、主軸16の装着されたヘッド12を、主軸16の回
転に同期した形で所定の速度で(+Z)方向である矢印
E方向へ移動させる。すると、ネジ切りが終了した穴40
aからタップ39Aが引き出され、タップ加工が終了する。
この間に、クーラント制御部26は主軸制御部25から主
軸コントローラ17aに対して出力される前記各主軸制御
信号SS+、SSSP、SS-を検出して切削中であるか否かを判
定する。即ち、主軸制御信号SSが主軸正転信号SS+であ
る場合には切削中であると判定し、第3図ステップST3
からステップST4へ入り、クーラント制御部26はポンプ
コントローラ27aに対してクーラントON信号CONを出力す
る。そして、ポンプコントローラ27aは当該クーラントO
N信号CONに基づいてクーラントポンプ27を駆動して、タ
ンク30から主軸16に装着されたタップ39AへクーラントC
LNを供給する。そして、供給されたクーラントCLNは切
削中のタップ39Aのクーラント穴39aから切削箇所に射出
され、タップ39Aによるワーク40の穴40aのネジ切りは円
滑に行われる。
また、主軸制御信号SSが主軸正転信号SS+でない場
合、即ち、主軸制御信号SSが主軸停止信号SSSP、主軸逆
転信号SS-等の場合には切削中でないと判定し、ステッ
プST3からステップST5へ入り、クーラント制御部26はポ
ンプコントローラ27aに対してクーラントOFF信号COFを
出力する。そして、ポンプコントローラ27aは当該クー
ラントOFF信号COFに基づいてクーラントポンプ27を停止
させ、タップ39AへのクーラントCLNの供給を停止する。
従って、タップ39Aによる切削中の場合にのみクーラ
ントCLNが切削箇所に射出され、切削前又は切削後はク
ーラントCLNの射出が停止されるので、不必要に多量な
クーラントCLNが使用されることを防止することが出来
る。
また、前述のステップST2において、プログラマによ
って加工プログラムPRO中に第2制御モードMD2が設定さ
れている場合、又はオペレータによって第2制御モード
MD2が入力設定された場合には、ステップST2からステッ
プST7へ入る。そして、前述の第1制御モードMD1の場合
と同様にして、クーラント制御部26は主軸制御部25から
主軸コントローラ17aに対して出力される主軸制御信号S
Sを検出して切削中であるか否かを判定する。そして、
主軸制御信号SSが主軸正転信号SS+である場合には切削
中であると判定し、ステップST7からステップST8へ入
り、クーラント制御部26は、ポンプコントローラ27aに
対してクーラントON信号CONを出力してクーラントポン
プ27を駆動し、タンク30から主軸16に装着されたタップ
39AへクーラントCLNを供給する。そして、供給されたク
ーラントCLNは切削中のタップ39Aのクーラント穴39aか
ら切削箇所に射出され、タップ39Aによるワーク40の穴4
0aのネジ切りは円滑に行われる。そして、この場合に
は、ステップST9においてタイマによる計時を行い、一
定時間経過すると、ステップST10へ入り、クーラント制
御部26は、ポンプコントローラ27aに対してクーラントO
FF信号COFを出力してクーラントポンプ27を停止し、タ
ップ39AへのクーラントCLNの供給を停止する。
また、主軸制御信号SSが主軸正転信号SS+でない場合
には切削中でないと判定し、ステップST7からステップS
T10へ入り、クーラント制御部26は、ポンプコントロー
ラ27aに対してクーラントOFF信号COFを出力してクーラ
ントポンプ27を停止させ、タップ39AへのクーラントCLN
の供給を停止する。
従って、タップ加工において不必要に多量のクーラン
トCLNが使用されることを防止することが出来る。
尚、上述の場合には、主軸制御信号SSが主軸正転信号
SS+の場合にクーラントCLNを切削箇所に射出させる場合
について述べたが、プログラマが加工プログラムPROに
おいて指定するか、又は、オペレータが入出力装置21を
介してパラメータを変更することによって、主軸制御信
号SSが主軸逆転信号SS-の場合にクーラントCLNを射出さ
せるようにすることも出来る。
そして、クーラント制御部26は、ステップST6、ST11
でワーク40に関するタップ加工が終了したか否かを判定
する。即ち、タップ加工が終了した場合には、加工プロ
グラムPROに基づいて、主制御部20からクーラント制御
部26に対してタップ加工終了信号TESが出力されるの
で、クーラント制御部26は当該信号TESが入力された場
合にタップ加工が終了したと判定してステップST22へ入
る。
ステップST22では、クーラント制御部26は、ワーク40
に関する全ての加工が完了したか否かを判定する。即
ち、加工プログラムPROに基づく加工が完了した場合に
は、主制御部20からクーラント制御部26に対して加工完
了信号PESが出力されるので、クーラント制御部26は当
該信号PESが入力されない場合は加工が完了していない
と判定してステップST1へ戻る。
またワーク40に対してドリル加工を行う際には、主制
御部20は、工具交換装置を介して主軸16に第5図に示す
ようにドリル39Bを装着して、XYZ軸制御部23、主軸制御
部25に対してドリル加工動作を指令すると共に、加工プ
ログラムPROに格納された制御コード等に基づいて、加
工内容を示す信号、即ち、ドリル加工であることを示す
ドリル加工信号DSGを、クーラント制御部26に対して出
力する。すると、クーラント制御部26は、第3図ステッ
プST1、ST12からステップST13へ入り、各軸制御信号S
X、SY、SZ、SSの内、XYZ軸制御部23からZ軸コントロー
ラ13aに対して出力されるZ軸制御信号SZを選択して、
該Z軸制御信号SZに基づいて切削中であるか否かを判定
する。
即ち、ドリル加工に際して、XYZ軸制御部23はX軸、
Y軸、Z軸コントローラ5a、10a、13aに対してX軸、Y
軸、Z軸制御信号SZ、SY、SZとして早送り信号SXQ、S
YQ、SZQを出力して、各駆動モータ5、10、13を介し
て、テーブル3、サドル9、ヘッド12を、X軸、Y軸、
Z軸方向へ適宜移動駆動して、第5図に示すように、主
軸16に装着されたドリル39Bをワーク40上のドリル加工
すべき所定の位置に位置決めする。そして、ドリル39B
の位置決めが完了すると、主軸制御部25は、主軸コント
ローラ17aに対して主軸制御信号SSとして主軸正転信号S
S+を出力して、主軸駆動モータ17を介して、主軸16をド
リル39Bと共に所定の回転数で正転方向である矢印G方
向へ回転させる。そして、XYZ軸制御部23は、Z軸コン
トローラ13aに対してZ軸制御信号SZとして(−Z)方
向切削送り信号SZF-を出力して、ヘッド駆動モータ13を
介して、主軸16の装着されたヘッド12を、所定の送り速
度で(−Z)方向である矢印F方向へ移動させて、ドリ
ル39Bをワーク40に突入させる。すると、ワーク40に対
して穴開けが行われる。
そして、所定の深さまでの穴開けが終了すると、XYZ
軸制御部23はZ軸コントローラ13aに対してZ軸制御信
号SZとしてZ方向停止信号SZSPを出力して、ヘッド駆動
モータ13によるヘッド12の移動を停止させ、ドリル39B
の送りを停止させる。更に、XYZ軸制御部23は、Z軸コ
ントローラ13aに対してZ軸制御信号SZとして(+Z)
方向送り信号SZ+を出力して、ヘッド駆動モータ13を介
して、主軸16の装着されたヘッド12を、(+Z)方向で
ある矢印E方向へ移動させる。すると、ワーク40からド
リル39Bが引き出され、ドリル加工が終了する。
この間に、クーラント制御部26はXYZ軸制御部25から
Z軸コントローラ13aに対して出力される前記各Z軸制
御信号SZQ、SZF-、SZSP、SZ+を検出して切削中であるか
否かを判定する。即ち、Z軸制御信号SZが(−Z)方向
送り信号SZ-である場合、即ち、Z軸制御信号SZが(−
Z)方向切削送り信号SZF-等である場合には切削中であ
ると判定し、第3図ステップST13からステップST14へ入
り、クーラント制御部26は、ポンプコントローラ29aに
対してクーラントON信号CONを出力してクーラントポン
プ29を駆動し、タンク30からクーラントノズル19へクー
ラントCLNを供給する。そして、供給されたクーラントC
LNはクーラントノズル19から切削箇所、即ち、切削中の
ドリル39Bへ向けて射出され、ドリル39Bによるワーク40
への穴開けは円滑に行われる。
また、Z軸制御信号SZが(−Z)方向送り信号SZ-
ない場合、即ち、Z軸制御信号SZが早送り信号SZQ、Z
軸停止信号SZSP、(+Z)方向送り信号SZ+等である場
合には切削中でないと判定し、ステップST13からステッ
プST15へ入り、クーラント制御部26は、ポンプコントロ
ーラ29aに対してクーラントOFF信号COFを出力してクー
ラントポンプ29を停止させ、クーラントノズル19へのク
ーラントCLNの供給を停止する。
従って、ドリル39Bによる切削中の場合にのみクーラ
ントCLNが切削箇所に射出され、切削前又は切削後はク
ーラントCLNの射出が停止されるので、不必要に多量な
クーラントCLNが使用されることを防止することが出来
る。
尚、上述の場合には、Z軸制御信号SZが(−Z)方向
送り信号SZ-の場合にクーラントCLNを切削箇所へ射出さ
せる場合について述べたが、プログラマが加工プログラ
ムPROにおいて指定するか、又は、オペレータが入出力
装置21を介してパラメータを変更することによって、Z
軸制御信号SZが(+Z)方向送り信号SZ+の場合にクー
ラントCLNを射出させるようにすることも出来る。
そして、クーラント制御部26は、ステップST16でワー
ク40に関するドリル加工が終了したか否かを判定する。
即ち、ドリル加工が終了した場合には、加工プログラム
PROに基づいて、主制御部20からクーラント制御部26に
対してドリル加工終了信号DESが出力されるので、クー
ラント制御部26は当該信号DESが入力された場合にドリ
ル加工が終了したと判定してステップST22へ入る。
ステップST22において、クーラント制御部26は、主制
御部20から加工完了信号PESが出力されない場合は加工
が完了していないと判定してステップST1へ戻る。
またワーク40に対してフライス加工を行う際には、主
制御部20は、工具交換装置を介して主軸16に第6図に示
すようにフェィスミル39C等を装着して、XYZ軸制御部2
3、主軸制御部25に対してフライス加工動作を指令する
と共に、加工プログラムPROに格納された制御コード等
に基づいて、加工内容を示す信号、即ち、フライス加工
であることを示すフライス加工信号MSGを、クーラント
制御部26に対して出力する。すると、クーラント制御部
26は、第3図ステップST1、ST12、ST17からステップST1
8へ入り、各軸制御信号SX、SY、SZ、SSの内、XYZ軸制御
部23からX軸、Y軸、Z軸コントローラ5a、10a、13aに
対して出力されるX軸、Y軸、Z軸制御信号SX、SY、SZ
を選択して、各軸制御信号SX、SY、SZに基づいて切削中
であるか否かを判定する。
即ち、フライス加工に際して、XYZ軸制御部23はX
軸、Y軸、Z軸コントローラ5a、10a、13aに対してX
軸、Y軸、Z軸制御信号SX、SY、SZとして早送り信号SX
Q、SYQ、SZQを出力して、各駆動モータ5、10、13を介
して、テーブル3、サドル9、ヘッド12を、X軸、Y
軸、Z軸方向へ適宜移動駆動して、第6図に示すよう
に、主軸16に装着されたフェィスミル39Cを所定の加工
開始点PSPに位置決めする。そして、フェィスミル39C
加工開始点PSPへの位置決めが完了すると、XYZ軸制御部
23は、X軸、Y軸、Z軸コントローラ5a、10a、13aに対
してX軸、Y軸、Z軸制御信号SX、SY、SZとして停止信
号SXSP、SYSP、SZSPを出力して、各駆動モータ5、10、
13によるテーブル3、サドル9、ヘッド12の移動を停止
させる。この際、主軸制御部25は、主軸コントローラ17
aに対して主軸制御信号SSとして主軸正転信号SS+を出力
して、主軸駆動モータ17を介して、主軸16をフェィスミ
ル39Cと共に所定の回転数で正転方向である矢印G方向
へ回転させる。そして、XYZ軸制御部23は、Y軸コント
ローラ10aに対してY軸制御信号SYとして(−Y)方向
早送り信号SYQ-を出力して、サドル駆動モータ10を介し
て、サドル9を(−Y)方向、即ち矢印C方向へ移動さ
せ、Z軸コントローラ13aに対してZ軸制御信号SZとし
て(−Z)方向早送り信号SZQ-を出力して、ヘッド駆動
モータ13を介して、ヘッド12を(−Z)方向、即ち矢印
F方向へ移動させて、フェィスミル39Cを加工開始点PSP
から切削開始点MSPに移動させ、位置決めする。切削開
始点MSPへの位置決めが完了すると、XYZ軸制御部23は、
Z軸コントローラ13aに対してZ軸制御信号SZとしてZ
方向停止信号SZSPを出力して、ヘッド駆動モータ13によ
るヘッド12の移動を停止させると共に、Y軸コントロー
ラ10aに対してY軸制御信号SZとして(−Y)方向切削
送り信号SYF-を出力して、サドル駆動モータ10を介し
て、サドル9を(−Y)方向、即ち矢印C方向へ移動さ
せ、フェィスミル39Cを切削開始点MSPから切削終了点MF
Pまで所定の送り速度で移動させる。すると、ワーク40
に対してフェィスミル39Cによるフライス削りが行われ
る。
そして、フェィスミル39Cが切削終了点MFPまで移動す
ると、XYZ軸制御部23は、Y軸コントローラ10aに対して
Y軸制御信号SYとしてY方向停止信号SYSPを出力して、
サドル駆動モータ10によるサドル9の移動を停止させる
と共に、Z軸コントローラ13aに対してZ軸制御信号SZ
として(+Z)方向早送り信号SZQ+を出力して、ヘッド
駆動モータ13を介して、ヘッド12を(+Z)方向、即ち
矢印E方向へ移動させ、フェィスミル39Cをワーク40か
ら退避させ、フライス加工を終了する。
この間に、クーラント制御部26はXYZ軸制御部25から
X軸、Y軸、Z軸コントローラ5a、10a、13aに対して出
力される前記各X軸、Y軸、Z軸制御信号SX、SY、SSを
検出して切削中であるか否かを判定する。即ち、何れか
の軸制御信号SX、SY、SZが切削送り信号SXF、SYF、SZF
である場合には切削中であると判定する。即ち、X軸制
御信号SXがX方向停止信号SXSPであり、Y軸制御信号SY
が(−Y)方向切削送り信号SYF-であり、Z軸制御信号
SZがZ方向停止信号SZSPである場合には、Y軸制御信号
SYが切削送り信号SYFであるので切削中であると判定
し、第3図ステップST18からステップST19へ入り、クー
ラント制御部26は、ポンプコントローラ29aに対してク
ーラントON信号CONを出力してクーラントポンプ29を駆
動し、タンク30からクーラントノズル19へクーラントCL
Nを供給する。そして、供給されたクーラントCLNはクー
ラントノズル19から、切削箇所、即ち、切削開始点MSP
から切削終了点MFPまで移動中のフェィスミル39Cへ向け
て射出され、フェィスミル39Cによるワーク40の切削は
円滑に行われる。
また、何れの軸制御信号SX、SY、SZも切削送り信号SX
F、SYF、SZFでない場合、即ち、X軸制御信号SXがX方
向停止信号SXSPであり、Y軸制御信号SYが(−Y)方向
早送り信号SYQ-であり、Z軸制御信号SZが(−Z)方向
早送り信号SZQ-である場合や、X軸制御信号SXがX方向
停止信号SXSPであり、Y軸制御信号SYがY方向停止信号
SYSPであり、Z軸制御信号SZが(+Z)方向早送り信号
SZQ+である場合には切削中でないと判定し、ステップST
18からステップST20へ入り、クーラント制御部26は、ポ
ンプコントローラ29aに対してクーラントOFF信号COFを
出力してクーラントポンプ29を停止させ、クーラントノ
ズル19へのクーラントCLNの供給を停止する。
従って、フェィスミル39Cが切削開始点MSPから切削終
了点MFPへ移動する切削中の場合にのみクーラントCLNが
切削箇所に射出され、フェィスミル39Cが加工開始点PSP
から切削開始点MSPまで移動する場合や、フェィスミル3
9Cが切削終了点MFPから退避する場合にはクーラントCLN
の射出が停止されるので、不必要に多量なクーラントCL
Nが使用されることを防止することが出来る。また、ク
ーラントCLNをキリ状にして使用する場合に、クーラン
トCLNの使用量が最小限に押さえられるので、作業環境
が悪化することを防止することが出来る。
そして、クーラント制御部26は、ステップST21でワー
ク40に関するフライス加工が終了したか否かを判定す
る。即ち、フライス加工が終了した場合には、加工プロ
グラムPROに基づいて、主制御部20からクーラント制御
部26に対してフライス加工終了信号MESが出力されるの
で、クーラント制御部26は当該信号MESが入力された場
合にフライス加工が終了したと判定してステップST22へ
入る。
ステップST22において、クーラント制御部26は、主制
御部20から加工完了信号PESを受けると、加工が完了し
たものと判定する。
尚、上述の実施例においては、タップ加工の場合には
タップ39Aのクーラント射出穴39aからクーラントCLNを
射出し、ドリル加工やフライス加工の場合にはクーラン
トノズル19からクーラントCLNを射出する場合について
述べたが、タップ加工の場合にクーラントノズル19から
クーラントCLNを射出し、ドリル加工等の場合にドリル3
9B等からクーラントCLNを射出するようにしてもよいこ
とは勿論である。
また、上述の実施例においては、各軸制御信号SX、S
Y、SZ、SSの内、タップ加工の場合には主軸コントロー
ラ17aに対して出力される主軸制御信号SSを選択して、
該主軸制御信号SSに基づいてクーラントCLNを制御し、
ドリル加工の場合にはZ軸コントローラ13aに対して出
力されるZ軸制御信号SZを選択して、該Z軸制御信号SZ
に基づいてクーラントCLNを制御し、フライス加工の場
合にはX軸、Y軸、Z軸コントローラ5a、10a、13aに対
して出力されるX軸、Y軸、Z軸制御信号SX、SY、SZを
選択して、該X軸、Y軸、Z軸制御信号SX、SY、SZに基
づいてクーラントCLNを制御する場合について述べた
が、各軸制御信号SX、SY、SZ、SSは切削中であるか否か
を判定するための情報であるので、各軸コントローラ5
a、10a、13a、17aに対して出力される各軸制御信号SX、
SY、SZ、SSを適宜組合せる形で選択して、該選択された
各軸制御信号に基づいて切削中か否かを判定してクーラ
ントCLNを制御するようにしてもよい。
また、タップ加工、ドリル加工、フライス加工等にお
いてそれぞれ異種のクーラントCLNを使用する場合に前
記各軸制御信号SX、SY、SZ、SSに基づいて使用中すべき
クーラントCLNの種類を判定することが出来るので、複
数種のクーラントCLNを使用する際に、前記各軸制御信
号SX、SY、SZ、SSに基づいて各クーラントタンクを切り
替え、使用クーラントの自動切替えにより、クーラント
CLNの選択を自動的に行わせることも可能になるばかり
か、異種のクーラントCLNが混入しないようにすること
も可能である。
(g).発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、工具39又は
ワーク40を駆動する各駆動モータ5、10、13、17等の駆
動手段と、各軸制御信号SX、SY、SZ、SS等の所定の制御
信号を出力して当該駆動手段を制御するXYZ軸制御部2
3、主軸制御部25等の駆動制御手段を有する数値制御工
作機械1において、クーラントノズル19、クーラント射
出穴39a等のクーラント射出手段を設け、加工に際し
て、前記駆動制御手段から前記駆動手段への制御信号を
検出して、該制御信号に基づいて切削中であるか否か
を、加工すべきワークと工具との接触を検出することな
く判定し、切削中であると判定されると、前記クーラン
ト射出手段から切削箇所へクーラントCLNを射出し、切
削中でないと判定されると、前記クーラント射出手段か
らのクーラントCLNの射出を停止するようにして構成し
たので、加工プログラムPROにクーラントON/OFF命令が
格納されていなくても、切削中であるときにはクーラン
トCLNを射出し、切削中でないときにはクーラントCLNの
射出を停止することが出来る。従って、クーラントCLN
の使用量を最小限に押さえることが出来、また、クーラ
ントCLNをキリ状にして使用する場合にクーラントCLNの
多量使用によって作業環境が悪化することを防止するこ
とが出来る。そして、加工プログラムPROを作成する際
に、クーラントCLNのON/OFF時期を判断する必要がない
ので、加工に関して専門知識や経験を持たないものが加
工プログラムPROを作成しても、好適にクーラントCLNの
ON/OFFを行うことが出来、更に、加工プログラムPROが
多数のクーラントON/OFF命令によって複雑になることが
無いので、加工プログラムPROの作成時間を短くするこ
とが出来る。
また、クーラントの射出/射出停止の制御の基礎とな
る切削中の判定を、駆動制御手段から工具又はワークを
駆動する駆動手段へ出力される制御信号に基づいて判定
する。従って、切削中の判定を工具とワークの接触状態
を、工具とワークとの間の電気的な導通を検出すること
により検出する必要がない。従って、ワークの材質が電
気的導体である必要がなく、適用範囲が大幅に広がるば
かりか、ワークを搭載するテーブルと工具の間の絶縁状
態の保持などの必要もなく、既存の工作機械でも容易に
適用が可能となる。しかも、切粉による誤動作の危険性
もなく実用性が高い。
また、本発明は、工具39又はワーク40を駆動する各駆
動モータ5、10、13、17等の駆動手段と、各軸制御信号
SX、SY、SZ、SS等の所定の制御信号を出力して当該駆動
手段を制御するXYZ軸制御部23、主軸制御部25等の駆動
制御手段を有する数値制御工作機械1において、切削箇
所へクーラントCLNを射出するクーラントノズル19、ク
ーラントポンプ27、29、クーラント射出穴39a等のクー
ラント射出手段を設け、前記駆動制御手段から前記駆動
手段への制御信号を検出して、該制御信号に基づいて切
削中であるか否かを、加工すべきワークと工具との接触
を検出することなく判定するクーラント制御部26等の切
削状態判定手段を設け、該切削状態判定手段の判定結果
に基づいて、前記クーラント射出手段によるクーラント
の射出及び射出停止を制御するクーラント制御部26等の
クーラント射出制御手段を設けて構成したので、切削状
態判定手段によって切削中であると判定された場合のみ
に、クーラント射出制御手段を介してクーラント射出手
段からクーラントCLNを射出させることが出来る。従っ
て、加工プログラムPRO中にクーラントON/OFF命令が格
納されていなくても、クーラントCLNの使用量を最小限
に押さえることが出来るクーラント制御装置の提供が可
能となる。
また、クーラントの射出/射出停止の制御の基礎とな
る切削中の判定を、駆動制御手段から工具又はワークを
駆動する駆動手段へ出力される制御信号に基づいて判定
する。従って、切削中の判定を工具とワークの接触状態
を、工具とワークとの間の電気的な導通を検出すること
により検出する必要がない。従って、ワークの材質が電
気的導体である必要がなく、適用範囲が大幅に広がるば
かりか、ワークを搭載するテーブルと工具の間の絶縁状
態の保持などの必要もなく、既存の工作機械でも容易に
適用が可能となる。しかも、切粉による誤動作の危険性
もなく実用性が高い。
また、本発明は、工具39又はワーク40を駆動する各駆
動モータ5、10、13、17等の駆動手段と、加工プログラ
ムPROに基づいて各軸制御信号SX、SY、SZ、SS等の所定
の制御信号を出力して当該駆動手段を制御するXYZ軸制
御部23、主軸制御部25等の駆動制御手段を有する数値制
御工作機械1において、クーラントノズル19、クーラン
ト射出穴39a等のクーラント射出手段を設け、加工に際
して、加工プログラムPROに基づいて、タップ加工、ド
リル加工、フライス加工等の加工内容を判定し、該判定
された加工内容に基づいて、前記駆動制御手段から所定
の駆動手段への制御信号を選択し、該選択された制御信
号に基づいて切削中であるか否かを、加工すべきワーク
と工具との接触を検出することなく判定し、切削中であ
ると判定されると、前記クーラント射出手段から切削箇
所へクーラントCLNを射出し、切削中でないと判定され
ると、前記クーラント射出手段からのクーラントCLNの
射出を停止するようにして構成したので、切削中である
か否かを、加工内容毎に好適に判定することが出来る。
従って、加工プログラムPRO中にクーラントON/OFF命令
が格納されていなくても、切削中であるときのみにクー
ラントCLNを射出することが出来るので、クーラントCLN
の使用量を最小限に押さえることが出来る。
また、クーラントの射出/射出停止の制御の基礎とな
る切削中の判定を、駆動制御手段から工具又はワークを
駆動する駆動手段へ出力される制御信号に基づいて判定
する。従って、切削中の安定を工具とワークの接触状態
を、工具とワークとの間の電気的な導通を検出すること
により検出する必要がない。従って、ワークの材質が電
気的導体である必要がなく、適用範囲が大幅に広がるば
かりか、ワークを搭載するテーブルと工具の間の絶縁状
態の保持などの必要もなく、既存の工作機械でも容易に
適用が可能となる。しかも、切粉による誤動作の危険性
もなく実用性が高い。
また、本発明は、工具39又はワーク40を駆動する各駆
動モータ5、10、13、17等の駆動手段と、加工プログラ
ムPROに基づいて各軸制御信号SX、SY、SZ、SS等の所定
の制御信号を出力して当該駆動手段を制御するXYZ軸制
御部23、主軸制御部25等の駆動制御手段を有する数値制
御工作機械1において、切削箇所へクーラントCLNを射
出するクーラントノズル19、クーラントポンプ27、29、
クーラント射出穴39a等のクーラント射出手段を設け、
加工プログラムPROに基づいて、タップ加工、ドリル加
工、フライス加工等の加工内容を判定する主制御部20等
の加工プログラム解析手段を設け、該加工プログラム解
析手段によって判定された加工内容に基づいて、前記駆
動制御手段から所定の駆動手段への制御信号を選択的に
取り込むと共に該取り込まれた制御信号に基づいて切削
中であるか否かを、加工すべきワークと工具との接触を
検出することなく判定するクーラント制御部26等の切削
状態判定手段を設け、該切削状態判定手段の判定結果に
基づいて、前記クーラント射出手段によるクーラントの
射出及び射出停止を制御するクーラント制御部26等のク
ーラント射出制御手段を設けて構成したので、切削状態
判定手段によって加工内容毎に切削中であるか否かを好
適に判定することが出来、切削中であると判定された場
合のみに、クーラント射出制御手段を介してクーラント
射出手段からクーラントCLNを射出させることが出来
る。従って、加工プログラムPRO中にクーラントON/OFF
命令が格納されていなくても、クーラントCLNの使用量
を最小限に押さることが出来る。
また、クーラントの射出/射出停止の制御の基礎とな
る切削中の判定を、駆動制御手段から工具又はワークを
駆動する駆動手段へ出力される制御信号に基づいて判定
する。従って、切削中の判定を工具とワークの接触状態
を、工具とワークとの間の電気的な導通を検出すること
により検出する必要がない。従って、ワークの材質が電
気的導体である必要がなく、適用範囲が大幅に広がるば
かりか、ワークを搭載するテーブルと工具の間の絶縁状
態の保持などの必要もなく、既存の工作機械でも容易に
適用が可能となる。しかも、切粉による誤動作の危険性
もなく実用性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の適用される数値制御工作機械の一例
を示す図、 第2図は、第1図に示す数値制御工作機械の制御ブロッ
ク図、 第3図は、クーラント制御プログラムの一例を示すフロ
ーチャート、 第4図は、タップ加工の一例を示す図、 第5図は、ドリル加工の一例を示す図、 第6図は、フライス加工の一例を示す図である。 1……数値制御工作機械 5……駆動手段(テーブル駆動モータ) 10……駆動手段(サドル駆動モータ) 13……駆動手段(ヘッド駆動モータ) 17……駆動手段(主軸駆動モータ) 19……クーラント射出手段(クーラントノズル) 20……加工プログラム解析手段(主制御部) 23……駆動制御手段(XYZ軸制御部) 25……駆動制御手段(主軸制御部) 26……クーラント射出制御手段、切削状態判定手段(ク
ーラント制御部) 27、29……クーラント射出手段(クーラントポンプ) 39……工具 39a……クーラント射出手段(クーラント射出穴) 40……ワーク SX……制御信号(X軸制御信号) SY……制御信号(Y軸制御信号) SZ……制御信号(Z軸制御信号) SS……制御信号(主軸制御信号) CLN……クーラント PRO……加工プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−76182(JP,A) 特開 昭61−260964(JP,A) 実開 平3−82139(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32Q 11/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具又はワークを駆動する駆動手段と、所
    定の制御信号を出力して当該駆動手段を制御する駆動制
    御手段を有する数値制御工作機械において、 クーラント射出手段を設け、 加工に際して、 前記駆動制御手段から前記駆動手段への制御信号を検出
    して、該制御信号に基づいて切削中であるか否かを、加
    工すべきワークと工具との接触を検出することなく判定
    し、 切削中であると判定されると、前記クーラント射出手段
    から切削箇所へクーラントを射出し、 切削中でないと判定されると、前記クーラント射出手段
    からのクーラントの射出を停止するようにして構成した
    クーラント制御方法。
  2. 【請求項2】工具又はワークを駆動する駆動手段と、所
    定の制御信号を出力して当該駆動手段を制御する駆動制
    御手段を有する数値制御工作機械において、 切削箇所へクーラントを射出するクーラント射出手段を
    設け、 前記駆動制御手段から前記駆動手段への制御信号を検出
    して、該制御信号に基づいて切削中であるか否かを、加
    工すべきワークと工具との接触を検出することなく判定
    する切削状態判定手段を設け、 該切削状態判定手段の判定結果に基づいて、前記クーラ
    ント射出手段によるクーラントの射出及び射出停止を制
    御するクーラント射出制御手段を設けて構成したクーラ
    ント制御装置。
  3. 【請求項3】工具又はワークを駆動する駆動手段と、加
    工プログラムに基づいて所定の制御信号を出力して当該
    駆動手段を制御する駆動制御手段を有する数値制御工作
    機械において、 クーラント射出手段を設け、 加工に際して、 加工プログラムに基づいて、加工内容を判定し、 該判定された加工内容に基づいて、前記駆動制御手段か
    ら所定の駆動手段への制御信号を選択し、 該選択された制御信号に基づいて切削中であるか否か
    を、加工すべきワークと工具との接触を検出することな
    く判定し、 切削中であると判定されると、前記クーラント射出手段
    から切削箇所へクーラントを射出し、 切削中でないと判定されると、前記クーラント射出手段
    からのクーラントの射出を停止するようにして構成した
    クーラント制御方法。
  4. 【請求項4】工具又はワークを駆動する駆動手段と、加
    工プログラムに基づいて所定の制御信号を出力して当該
    駆動手段を制御する駆動制御手段を有する数値制御工作
    機械において、 切削箇所へクーラントを射出するクーラント射出手段を
    設け、 加工プログラムに基づいて、加工内容を判定する加工プ
    ログラム解析手段を設け、 該加工プログラム解析手段によって判定された加工内容
    に基づいて、前記駆動制御手段から所定の駆動手段への
    制御信号を選択的に取り込むと共に、該取り込まれた制
    御信号に基づいて切削中であるか否かを、加工すべきワ
    ークと工具との接触を検出することなく判定する切削状
    態判定手段を設け、 該切削状態判定手段の判定結果に基づいて、前記クーラ
    ント射出手段によるクーラントの射出及び射出停止を制
    御するクーラント射出制御手段を設けて構成したクーラ
    ント制御装置。
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