JP3024564B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP3024564B2
JP3024564B2 JP22633796A JP22633796A JP3024564B2 JP 3024564 B2 JP3024564 B2 JP 3024564B2 JP 22633796 A JP22633796 A JP 22633796A JP 22633796 A JP22633796 A JP 22633796A JP 3024564 B2 JP3024564 B2 JP 3024564B2
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隆二 永田
和一 岡田
章 片岡
史太佳 小笠原
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導加熱調理器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、誘導加熱調理器は高い安全性が評
価され年々総需要は拡大する傾向にあるが、さらに安全
性の向上が望まれている。
【0003】以下に従来の誘導加熱調理器について図5
に基づいて説明する。図5は従来の誘導加熱調理器の構
成を示す断面図である。本体外枠2の上面には、調理容
器を載置する結晶化ガラスから成るトッププレート1
を、接着剤4によって固定している。すなわち本体外枠
2の上面は開口部となっており、この開口部を塞ぐよう
に平板状のトッププレート1を接着固定しているもので
ある。また本体外枠2内には、高周波磁界を発生する誘
導加熱コイル5、誘導加熱コイル5に高周波電流を供給
する制御回路6、冷却ファン3を配置している。
【0004】以上の構成で、誘導加熱コイル5が発生す
る高周波磁界がトッププレート1上に載置した調理容器
に鎖交して、調理容器が誘導加熱され発熱するものであ
る。こうして調理容器内に収容した調理物は調理され
る。この調理期間中は冷却ファン3が動作しており、誘
導加熱コイル5・制御回路6等の収容部品を十分冷却し
ているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の誘導
加熱調理器は、トッププレートが割れたり、本体外枠と
トッププレートとの接触部付近にクラックが生じたりす
る可能性を有している。つまり、例えば揚げ物や焼き物
のような高温の調理を行った場合、トッププレート1を
支持している本体外枠2は調理容器からの放射熱を受け
て大きく熱膨張するものである。このときトッププレー
ト1は結晶化ガラスから成っており、熱による寸法変化
はほとんどないものである。このトッププレート1は接
着剤4によって本体外枠2に固定されているため、逆に
本体外枠2の寸法変化による曲げ応力を受けるものであ
る。高温の調理によってこの応力が著しくなると、トッ
ププレート1が割れたり、あるいは本体外枠2とトップ
プレート1との接触部付近にクラックが生じたりするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、トッププレートと本体外枠との接合部に樹
脂の温度を下げる冷却部を設けて、本体外枠の熱変形に
よるトッププレートあるいは本体外枠に生じる応力を低
減しているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、トッ
ププレートを有する本体外枠と、本体内に配置した冷却
ファンとを備え、前記トッププレートと本体外枠との接
合部には前記トッププレートを接着する接着剤塗布部を
設け、前記接着剤塗布部近傍には樹脂の温度を下げる冷
却部を設けて、本体外枠の熱変形によるトッププレート
あるいは本体外枠に生じる応力を低減しているものであ
る。
【0008】請求項2に記載した発明は、冷却部は、ト
ッププレートとの隙間がトッププレートを接着する接着
剤塗布部より大となるように形成した屈曲形状部とし
て、本体外枠の強度の高い、また冷却効果の高い誘導加
熱調理器としているものである。
【0009】請求項3に記載した発明は、冷却部とし
て、本体外枠と一体または別体に設けたリブを使用する
ことによって、リブによって形成した冷却風の通風路に
よって、冷却ファンの風を効率よく受け、冷却効果の高
い誘導加熱調理器としているものである。
【0010】
【実施例】(実施例1) 以下本発明の第1の実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0011】図1は本実施例の構成を示す断面図であ
る。本体外枠12の上面には、調理容器15を載置する
結晶化ガラス等の無機材料から成るトッププレート11
を、接着剤を塗布した接合部13によって固定してい
る。本体外枠12内には、高周波磁界を発生する誘導加
熱コイル17、誘導加熱コイル17に高周波電流を供給
する制御回路18、冷却ファン16を配置している。ま
た接合部13には、冷却部として、トッププレート11
との隙間がトッププレート11を接着した接着剤塗布部
より大となるように形成した屈曲形状部14を設けてい
る。
【0012】以下本実施例の動作について説明する。図
示していないスタートボタンを押すと、制御回路18が
作動を開始して誘導加熱コイル17に高周波電流の供給
を開始する。誘導加熱コイル17が発生する高周波磁界
がトッププレート11上に載置した調理容器15に鎖交
すると、調理容器15が誘導加熱され発熱する。こうし
て調理容器15内に収容した調理物は調理される。この
調理期間中は冷却ファン16が動作しており、誘導加熱
コイル17・制御回路18等の収容部品を十分冷却して
いる。
【0013】このとき本実施例では、本体外枠12の接
合部13には、冷却部として、トッププレート11との
隙間がトッププレート11を接着する接着剤塗布部より
大となるように形成した屈曲形状部14を設けている。
このため、調理容器15から受ける熱伝導による影響
は、従来の水平面とした接合部よりも少なくなるもので
ある。つまり、冷却ファン16が送風する冷却風によっ
て接合部13の温度が低減されるものである。
【0014】以上のように本実施例によれば、接合部1
3に設けた冷却部として、トッププレート11との隙間
がトッププレート11を接着した接着剤塗布部より大と
なるように形成した屈曲形状部14を設けた構成とする
ことによって、冷却ファン16による冷却効果の高い誘
導加熱調理器を実現するものである。このため、本体外
枠12の温度を低減することができ、本体外枠12の熱
変形によるトッププレート11の割れ、本体外枠12の
接合部13付近のクラックの発生を防止でき、誘導加熱
調理器の使用時における安全性を向上することができ
る。また本実施例によれば、本体外枠12の先端部を屈
曲形状部14としているため、本体外枠12の強度を増
すことができるものである。
【0015】なお本実施例では、冷却部として屈曲形状
部14を使用しているが、例えば図2に示しているよう
な、クランク形状部20とすることも可能である。つま
り、クランク形状部20とした場合には、より積極的に
トッププレート11との隙間を大きく取ることができる
ものである。
【0016】(実施例2) 次に本発明の第2の実施例について、図3・図4に基づ
いて説明する。図3は本実施例の構成を示す断面図、図
4は同上面より見た平面図である。
【0017】21は結晶化ガラスなど無機材料からなる
トッププレートで、樹脂製の本体外枠22の接合部23
上に接着剤によって接着固定されている。また本実施例
では本体外枠22には、本体外枠22と一体または別体
に円弧状としたリブ24を設けている。つまりリブ24
は、冷却ファン26から排気口27に至るように円弧状
に設けているものである。
【0018】以下本実施例の動作について説明する。リ
ブ24は、冷却ファン26が送風する冷却風の通風路と
して作用するものである。つまり、冷却ファン26から
排気口27に至るように円弧状のリブ24を設けたこと
によって、冷却ファン26が送風する冷却風は、効率的
にリブ24が形成する送風経路を流れるものである。こ
のため本実施例によれば、トッププレート21の接合部
23の温度を低減でき、本体外枠22の熱変形を防止で
きるものである。従って、前記実施例1による以上に、
本体外枠12の熱変形によるトッププレート11の割
れ、本体外枠12の接合部13付近のクラックの発生を
防止でき、誘導加熱調理器の使用時における安全性を向
上することができるものである。
【0019】更に本実施例によれば、本体外枠22に冷
却ファン26から排気口27に至るリブ24を設けたこ
とによって強度を増すことができるものである。つまり
本体外枠22にクラックが生じたとしても、接合部23
に沿って円弧状に配置したリブ24まででクッラクを停
止させることができるものである。従って一層安全性の
高い誘導加熱調理器を実現できるものである。
【0020】なお本実施例で使用しているリブ24は、
断面形状・配置位置等について特に限定する必要はない
ものである。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、トッププレ
ートを有する本体外枠と、本体内に配置した冷却ファン
とを備え、前記トッププレートと本体外枠との接合部に
前記トッププレートを接着する接着剤塗布部を設け、
前記接着剤塗布部近傍には樹脂の温度を下げる冷却部を
設けた構成として、本体外枠の熱変形によるトッププレ
ートあるいは本体外枠に生じる応力を低減でき、トップ
プレートが割れたりあるいは本体外枠のトッププレート
との接触部付近にクラックが発生することを防止できる
誘導加熱調理器を実現するものである。
【0022】請求項2に記載した発明は、冷却部は、ト
ッププレートとの隙間がトッププレートを接着する接着
剤塗布部より大となるように形成した屈曲形状部とし
て、本体外枠の強度の高い、また冷却効果の高い誘導加
熱調理器を実現するものである。
【0023】請求項3に記載した発明は、冷却部は、本
体外枠と一体または別体に設けたリブ形状として、リブ
によって形成した冷却風の通風路によって、冷却ファン
の風を効率よく受け、冷却効果の高い誘導加熱調理器を
実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である誘導加熱調理器の
構成を示す断面図
【図2】同、別の実施例の構成を示す断面図
【図3】本発明の第2の実施例である誘導加熱調理器の
構成を示す断面図
【図4】同、上部より見た平面図
【図5】従来の誘導加熱調理器の構成を示す断面図
【符号の説明】
11 トッププレート 12 本体外枠 13 接合部 14 屈曲形状部 16 冷却ファン 24 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 史太佳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−220986(JP,A) 特開 昭62−119890(JP,A) 実開 平5−6788(JP,U) 実開 昭61−53889(JP,U) 実開 昭63−14393(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トッププレートを有する本体外枠と、本
    体内に配置した冷却ファンとを備え、前記トッププレー
    トと本体外枠との接合部には前記トッププレートを接着
    する接着剤塗布部を設け、前記接着剤塗布部近傍には
    脂の温度を下げる冷却部を設けた誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 冷却部は、トッププレートとの隙間がト
    ッププレートを接着する接着剤塗布部より大となるよう
    に形成した屈曲形状部とした請求項1記載の誘導加熱調
    理器。
  3. 【請求項3】 冷却部は、本体外枠と一体または別体に
    設けたリブ形状とした請求項1記載の誘導加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100465517C (zh) * 2002-08-22 2009-03-04 三菱电机株式会社 加热烹调器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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