JP3021545U - 無線呼出受信機を備えた携帯電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯電話機は送受の２方向通信ができる利点が
あるが、連続待受時間、連続通話時間は短時間であり、
常に充電操作等を行う必要があり、長時間の外出時等の
ためそれが困難になると、あるいは度忘れにより怠る
と、たちまち電池切れとなって全く使用不能となるケー
スが多発する。これを解決する手段を提供する。 【解決手段】携帯型の端末を無線で一般電話回線網につ
ないで通話する携帯電話機と、無線呼出受信機とを同一
筺体内に収納し、無線呼出受信機と携帯電話機がそれぞ
れ別電源を有して構成する。また、無線呼出受信機と携
帯電話機のメッセージ伝達用のディスプレイが共用のも
のであることが好ましい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】本考案は携帯電話機に係わり、特に無線呼出受信 機を備えた携帯電話機に関する。

【０００２】

【従来技術及び考案が解決しようとする課題】従来、無線呼出受信機（いわ ゆるポケベル）は信号受信のみが可能な一方向通信であるが、小形軽量小電力の ため連続使用時間が長い利点があり、また受信時の信号は、呼出音や、振動等で 行われる。 一方携帯電話機は送受の２方向通信ができる利点があるが、連続待受時間、連 続通話時間は短時間であり、常に充電操作等を行う必要があり、長時間の外出時 等のためそれが困難になると、あるいは度忘れにより怠ると、たちまち電池切れ となって全く使用不能となるケースが多発する。また、着信音はいわゆる電話機 音であり目立つ。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を下記に示す構成機器に よって解決したものである。 （１）携帯型の端末を無線で一般電話回線網につないで通話する携帯電話機と無 線呼出受信機とを同一筐体内に収納し、かつ無線呼出受信機と携帯電話機がそれ ぞれ別電源を有して構成し、それらが独立して作動するようにしたことを特徴と する無線呼出受信機を備えた携帯電話機。 （２）無線呼出受信機と携帯電話機が同時に作動可能であることを特徴とする前 記（１）に記載の無線呼出受信機を備えた携帯電話機。 （３）無線呼出受信機の信号音発生部が、携帯電話機の受話口と共通であること を特徴とする（１）又は（２）に記載の無線呼出受信機を備えた携帯電話機。

【０００４】

【考案の実施の形態】以下図に基づいて本考案を詳細に説明する。 図１は本考案の無線呼出受信機を備えた携帯電話機の外観図であり、（イ）は その平面図、（ロ）は右側面図を示す。 図において１は本体収納筺体、２は無線呼出受信機本機、３は携帯電話機アン テナ、４は受話口、５はディスプレイ、６はダイヤルボタン、７は携帯電話機Ｏ Ｎ／ＯＦＦボタン、８は無線呼出受信機ＯＮ／ＯＦＦボタン、９は本考案の無線 呼出受信機を備えた携帯電話機、１０は無線呼出受信機用電池、１１は携帯電話 機用電池、１２は送話口を示す。 図１（イ）において携帯電話機ＯＮ／ＯＦＦボタン７、又は無線呼出受信機Ｏ Ｎ／ＯＦＦボタン８を０Ｎ／ＯＦＦすることにより、上記のいずれかあるいは、 両者を同時に作動させることができる。 着信時の表示は、両者共用のディスプレイ５の上部領域５ａに無線呼出受信機 ２のメッセージが、同ディスプレイ５の下部領域５ｂに携帯電話機９のメッセー ジがそれぞれ表示される。 着信報知の受話口４は共通とし、携帯電話機９はダイヤルボタン６を操作し送 話口１２、及び受話口４によって、送受の通話を行う。 無線呼出受信機２の電池１０及び携帯電話用の電池１１は背面より各の内部に 出し入れが可能なように収納されている。この場合、ディスプレイ５と受話口４ に供給される電源は、電池１０又は電池１１のいずれかあるいは双方であってよ い。 また、 図１（ロ）に示す如く、筺体上部の背面に無線呼出受信機２、同電池１ ０を収納し、下部に携帯電話用の電池１１を収納した状態を仮想線で示す。

【０００５】

【考案の効果】本考案の携帯電話機は前述したように、無線呼出受信機及び 携帯電話機の両者を同一筺体内に収納して構成されるため、この両者の機能を適 時、適所において使用者が選択し、使用することにより、最適な通信が可能とな る。 例えば、（１）携帯電話機は常時ＯＦＦにしておき、無線呼出受信機のみ常時 ＯＮにしておいて、無線呼出受信機の着信があった場合に携帯電話機をＯＮにし て通話を行うことができる。これにより、携帯電話機の電池の消費は大幅に減少 する。（２）携帯電話用の電池が消耗して通話が不能になっても、無線呼出受信 機の着信表示を見て別の電話機機で通話することが可能であり、ビジネスその他 において、通信不能な空白の時間を生ずることを回避できる。（３）商談、会議 中等の着信においては、無線呼出受信機の振動発生のみ作動させておけば、周囲 に目立つことなく着信を検知でき、また席を外してはずして直ちに同じ携帯電話 機で通話することが可能となる。（４）無線呼出機着信の電話機番号がディスプ レイの上部領域に表示されるようにして構成したものでは、その番号を見ながら 直下ダイヤルボタンを操作して携帯電話機でダイヤルすることができ、送信先を 間違うことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】無線呼出機を備えた携帯電話機の外観図であ
り、（イ）は無線呼出機を備えた携帯電話機の外観図の
平面図、（ロ）図は（イ）図の右側面図を示す。

【符号の説明】

１：本体収納筺体 ２：無線呼
出受信機本機 ３：携帯電話機用アンテナ ４：受話口 ５：ディスプレイ ５ａ：ディ
スプレイ上部 ５ｂ：ディスプレイ下部 ６：ダイヤ
ルボタン ７：携帯電話機ＯＮ／ＯＦＦボタン ８：無線呼出受信機ＯＮ／ＯＦＦボタン ９：本考案の携帯電話機 １０：無線
呼出受信機用電池 １１：携帯電話用電池 １２：送話
口

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｑ 7/38 Ｈ０４Ｂ 7/26 １０３ Ｃ １０９ Ｈ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】携帯型の端末を無線で一般電話回線網につ
   ないで通話する携帯電話機と無線呼出受信機とを同一筐
   体内に収納し、かつ無線呼出受信機と携帯電話機がそれ
   ぞれ別電源を有して構成し、それらが独立して作動する
   ようにしたことを特徴とする無線呼出受信機を備えた携
   帯電話機。
2. 【請求項２】無線呼出受信機と携帯電話機が同時に作動
   可能であることを特徴とする請求項１に記載の無線呼出
   受信機を備えた携帯電話機。
3. 【請求項３】無線呼出受信機の信号音発生部が、携帯電
   話機の受話口と共通であることを特徴とする請求項１又
   は２に記載の無線呼出受信機を備えた携帯電話機。