JP3019844B1 - セパレート形空気調和機 - Google Patents

セパレート形空気調和機

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JP3019844B1
JP3019844B1 JP10299081A JP29908198A JP3019844B1 JP 3019844 B1 JP3019844 B1 JP 3019844B1 JP 10299081 A JP10299081 A JP 10299081A JP 29908198 A JP29908198 A JP 29908198A JP 3019844 B1 JP3019844 B1 JP 3019844B1
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Abstract

【要約】 【課題】 外部からの電源電線が例えば室外機に接続さ
れるタイプのものでも、待機中には室外マイコンへの電
源供給も遮断して待機電力を低減できるセパレート形空
気調和機を提供する。 【解決手段】 室外機1内の電源ラインLO1・LO2にリ
レーMR2を介して室外マイコン16を接続し、リレー
MR2を開にして室外マイコン16が停止していると
き、室内マイコンによる起動制御で、室内機1側から信
号伝送連絡配線LCSを通して室外機2内の上記リレーM
R2の駆動コイルMR2Cに励磁電力を供給し、リレーM
R2を閉成させて室外マイコン16を起動する。これに
より、待機電力を低減することができ、しかも、室外マ
イコン16起動用に連絡配線数を増加させる等の仕様変
更を行う必要がないので全体の製作費をより安価にでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はセパレート形空気
調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セパレート形空気調和機は、例えば本発
明の説明図である図3に示すように、室内機1と室外機
2を一対の電源連絡配線LA1・LA2と信号伝送連絡配線
CSとの3本の連絡電線で相互に接続し、また、例えば
室外機2に商用の電源電線LAC・LACを接続して構成さ
れる。各電源連絡配線LA1・LA2は電源電線LAC・LAC
に室外機2内で接続されるようになっている。
【0003】室内機1および室外機2内には、それぞれ
信号送信回路11・25と信号受信回路12・26との
各直列回路が設けられ、これら各回路間の部位が、上記
信号伝送連絡配線LCSを通して相互に接続される。この
場合、信号伝送連絡配線LCSの電位は、各信号送信回路
11・25が非動作状態のとき、信号受信回路12・2
6が接続される側の基準側電源連絡配線LA1とほぼ同電
位で保持される。
【0004】そして、室内制御部を構成する室内マイコ
ン6や、室外制御部を構成する室外マイコン16によっ
て各信号送信回路11・25が作動されると、信号伝送
連絡配線LCSと、基準側の信号電送連絡配線としての機
能を兼用する上記基準側電源連絡配線LA1との間の電圧
が上昇し、これによって、室内マイコン6と室外マイコ
ン16とが互いに信号を交信しながら、空調運転を制御
するように構成されている。
【0005】なお、同図において14はワイヤレスリモ
コンであり、このワイヤレスリモコン14で利用者が空
調運転の開始や停止等の各種設定操作を行うと、このと
きの設定信号がワイヤレス受信部13で受信され、これ
が室内マイコン6に送られて利用者の新たな設定に応じ
た運転状態への変更が行われる。
【0006】したがって、運転を停止した待機状態にお
いても、室内マイコン6とワイヤレス受信部13とに
は、上記設定信号の受信が可能なようにそれぞれ動作電
力が供給されている。また従来は、室外側の各機器類に
は室外マイコン16によって電源供給を遮断する制御が
行われるものの、この室外マイコン16には待機中も動
作電力の供給が継続されるようになっている。
【0007】ところで近年、地球温暖化対策の取り組み
として各種家電機器の省エネルギー化が求められ、空気
調和機では上記のような待機中の消費電力をより低減す
ることが要望されている。そこで、図5に示すように、
外部からの電源電線LACが室内機51に接続されるタイ
プのものでは、例えば室内側電源ラインLI1・LI2にお
ける上記電源電線LACの接続部位と室内側連絡用端子盤
52との間に室外機開閉リレーMRを介設し、待機状態
突入時に、図示しない室内マイコンで上記室外機開閉リ
レーMRを開状態とし、これによって、待機中は室外機
53内の室外マイコン54への電源供給も停止させて、
待機電力の低減を図るようになってきている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源電
線が室外機に接続されるセパレート形空気調和機におい
ては、上記のような待機電力の低減を容易には行えない
という問題を生じている。つまり、図6に示すように、
外部からの電源電線LACが室外機61に接続されるタイ
プのもので、仮に前記のような室外機開閉リレーMRを
設ける場合、室内機62内の図示しない室内マイコンに
は待機中も動作電力の供給を継続する必要があることか
ら、室外機開閉リレーMRは図のように室外機61内の
電源ラインLO1・LO2に介設することが必要となる。
【0009】この場合に、この室外機開閉リレーMRの
開閉制御を室外マイコン63で行うのでは、このリレー
MRを開状態にして室外マイコン63が停止状態になる
と、この室外マイコン63を再起動させることができな
くなる。したがって、上記室外機開閉リレーMRの開閉
制御を室内マイコンで行うようにすることが必要とな
り、このためには、このリレーMRを開閉制御するため
の専用の連絡配線を室内機62と室外機61との間に追
設することが必要になる。
【0010】したがってこの場合には、室外機61と室
内機62との各内部回路の変更に加え、連絡配線数の増
加に応じた連絡用端子盤の変更と、これに伴い、例えば
上記各内部回路を収容する電装品箱に連絡用端子盤が一
体成形されている場合には、これら電装品箱の仕様変更
等も行うことが必要となって、全体的な製作費が高くな
るという問題を生じてしまう。
【0011】この発明は上記した問題点に鑑みなされた
もので、その目的は、外部からの電源電線が室内機と室
外機とのいずれに接続されるタイプのものでも、待機中
に室外機側への電源供給を遮断して待機電力を低減する
ことが可能であると共に、さらに全体の製作費をより安
価になし得るセパレート形空気調和機を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のセパレ
ート形空気調和機は、室内機1内の室内制御部6と室外
機2内の室外制御部16との間の信号交信を、信号伝送
連絡配線LCS・LA1を通して行うように形成したセパレ
ート形空気調和機であって、室外機2内の電源ラインL
O1・LO2に、室外制御部16によって開閉制御される開
閉手段MR2を介してこの室外制御部16を接続すると
共に、上記開閉手段MR2を開にして室外制御部16が
停止しているとき、室内制御部6による起動制御で上記
信号伝送連絡配線LCS・LA1を通して室内機1側から室
外機2側に起動電力を供給することによって室外制御部
16が起動するように形成していることを特徴としてい
る。
【0013】この構成によれば、待機状態突入時に室外
制御部16によって開閉手段MR2が開にされ、これに
よって室外制御部16にも動作電力の供給が遮断され
る。そして待機状態解除時には、空調運転時に室内制御
部6と室外制御部16との間で信号交信を行うために設
けられている信号伝送連絡配線LCS・LA1を利用し、こ
れを通して室内機1側から室外機2側に起動電力を供給
して室外制御部16を起動させる。したがってこの場合
には、室内制御部6に待機中もその動作電力が供給され
ていれば、外部からの電源電線が室内機と室外機とのい
ずれに接続されるタイプのものでも、待機中には室外制
御部16への電源供給も遮断した状態として待機電力を
低減することができ、しかも、室外制御部16を起動さ
せるために連絡配線数を増加するような仕様の変更を行
う必要がないので、全体の製作費をより安価なものとす
ることができる。
【0014】請求項2のセパレート形空気調和機は、電
源連絡配線LA1・LA2と信号伝送連絡配線LCS・LA1
で相互に接続される室内機1と室外機2とを備え、室内
機1内の室内制御部6と室外機2内の室外制御部16と
の間の信号交信を、上記信号伝送連絡配線LCS・LA1
に所定の電圧上昇を生じさせて行うように形成したセパ
レート形空気調和機であって、上記電源連絡配線LA1
A2に接続される室外機2内の電源ラインLO1・L
O2に、室外制御部16によって開閉制御される開閉手段
MR2を介してこの室外制御部16を接続すると共に、
上記信号伝送連絡配線LCSに接続される室外側起動回路
手段を室外機2内に設け、上記開閉手段MR2を開にし
て室外制御部16が停止しているとき、上記室内制御部
6による起動制御でこの室内制御部6から室外側起動信
号を上記信号伝送連絡配線LCS・LA1を通して室外機2
側に送信するように形成すると共に、この信号送信時に
おける信号伝送連絡配線LCS・LA1間の電圧上昇に伴っ
て、上記室外側起動回路手段に室外制御部16を起動さ
せる動作が生じるように形成していることを特徴として
いる。
【0015】この構成においても、開閉手段MR2を開
にして室外制御部16が停止した待機状態の解除時に
は、室内制御部6によって信号伝送連絡配線LCS・LA1
間の電圧上昇を生じさせる制御が行われ、これにより、
室外側起動回路手段を介して室外制御部16が起動す
る。したがって、前記同様に、待機電力を低減すること
ができ、また、連絡配線数を増加するような仕様変更を
行う必要がないので、全体の製作費をより安価なものと
することができる。
【0016】しかもこの場合、室内制御部6での起動制
御は、空調運転時における室内制御部6から室外制御部
16への信号送信時とほぼ同様に、室外機2側に室外側
起動信号を送信する制御を行うことで室外制御部16が
起動される。したがって、室内制御部6側での起動制御
の制御手順等を、空調運転時における信号送信時とほぼ
同様のものとして構成することができ、これついて格別
な制御内容等にする必要もないので、これによっても製
作費をより安価なものとすることができる。
【0017】なお、室内機1と室外機2とを相互に接続
する連絡配線については、例えば単相又は三相の商用電
源に対応して2本又は3本の電源連絡配線と、信号を交
信するための2本の信号伝送連絡配線とを設けて構成す
ることも可能であるが、請求項3のように、少なくとも
2本の電源連絡配線LA1・LA2のうちの基準側電源連絡
配線LA1を、対をなす信号伝送連絡配線LCS・LA1のう
ちの一方と共用させた構成とすることで、全体の構成を
より簡素なものとすることができる。
【0018】一方、請求項4のセパレート形空気調和機
は、上記開閉手段MR2がリレーの常開接点から成ると
共に、上記室外側起動回路手段が、信号伝送連絡配線L
CS・LA1間の電圧上昇に伴い通電されて励磁される上記
リレーの駆動コイルMR2Cであることを特徴としてお
り、また、請求項5のセパレート形空気調和機は、上記
室外側起動回路手段が、室外制御部16を信号伝送連絡
配線LCSに接続するバイパスラインLBPに介設されたリ
レーの常閉接点RY2であることを特徴としている。
【0019】このように室外側起動回路手段としては、
リレーの駆動コイルMR2Cを信号伝送連絡配線LCSに接
続し、或いはバイパスラインLBPにリレーの常閉接点R
Y2を介設した構成とすることができ、これらの場合、
追加部品数を極力少なくし、かつ、複雑な回路構成にせ
ずとも回路仕様の変更を極力抑少なくして構成できるの
で、これによっても、全体の製作費をより安価なものと
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、この発明の具体的な実施形
態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】図3に示すように、本実施形態に係るセパ
レート形空気調和機は、この空気調和機の据付け時に、
室内機1と室外機2との各連絡用端子盤3・4間を、一
対の電源連絡配線LA1・LA2と信号伝送連絡配線LCS
の3本の電線から成る連絡配線で相互に接続すると共
に、例えば室外機2側に設けられた電源電線接続用端子
盤5に、例えば単相AC100Vまたは200Vの電源
電線LAC・LACを接続して構成される。これら電源電線
AC・LACの各接続端子は、室外側の連絡用端子盤4に
おける各電源連絡配線LA1・LA2の接続端子にそれぞれ
室外機2内で接続されている。
【0022】室内機1には、マイクロコンピュータから
成る室内制御部(以下、室内マイコンという)6が搭載
された室内側制御基板7が内装されている。この制御基
板7に、図示しない室内ファンが連結されたファンモー
タ8や、室内機1の吹出口に設けられている水平フラッ
プや垂直フラップをそれぞれ揺動するためのスイング用
モータ9等のアクチュエータ類が接続され、また、例え
ば室温を検出する室温センサ10aや、室内熱交換器を
流れる冷媒温度を検出する冷媒温度センサ10b・10
c等の各種センサ類が接続されている。
【0023】これら室内マイコン6やアクチュエータ類
・センサ類は、電源連絡配線LA1・LA2に一端が接続さ
れる室内側電源ラインLI1・LI2に、必要に応じて定電
圧直流電源等を介して接続されている。これにより、各
々の動作電力が上記室内側電源ラインLI1・LI2を通し
て供給され、後述する空調運転時には、上記室内マイコ
ン6で各センサ類での各種検出信号を監視しながら、各
アクチュエータ類の作動が制御される。
【0024】室内側制御基板7には、さらに、後述する
室内側信号送信回路11と室内側信号受信回路12とが
設けられている。これら回路11・12は互いに直列に
接続して室内側電源ラインLI1・LI2間に接続され、そ
して、これら各回路11・12間の部位が、室内側伝送
ラインLISを介して前記信号伝送連絡配線LCSに接続さ
れるようになっている。
【0025】また、上記室内側制御基板7にはワイヤレ
ス受信部13が設けられている。このワイヤレス受信部
13で、利用者がワイヤレスリモコン14により空調運
転の開始や停止等の各種設定操作を行ったときの設定信
号が受信され、この信号が室内マイコン6に送られて、
利用者の新たな設定に応じた運転状態の切換えが行われ
るように構成されている。
【0026】一方、前記室外機2内にも、上記とほぼ同
様に、マイクロコンピュータから成る室外制御部(以
下、室外マイコンという)16が搭載された室外側制御
基板17が設けられている。そして、室外側の連絡用端
子盤4を介して電源連絡配線LA1・LA2に一端が接続さ
れた室外側電源ラインLO1・LO2に、圧縮機18や、こ
れに接続された冷媒配管に介装されている四路切換弁1
9・電動膨張弁20・電磁弁21や、室外ファン(図示
せず)に連結された室外ファンモータ22等の室外側ア
クチュエータ類が、上記室外側制御基板17を介してそ
れぞれ接続されている。また、図示してはいないが、外
気温を検出する外気温センサ、室外熱交換器を流れる冷
媒温度を検出する温度センサ等の各種センサ類も、上記
室外側制御基板17を介してそれぞれ接続されている。
【0027】なお同図には、圧縮機18が整流器23と
インバータ24とを介して室外側電源ラインLO1・LO2
に接続される構成を図示しているが、上記室外マイコン
16等も、図示しない定電圧直流電源回路を介して室外
側電源ラインLO1・LO2に接続されている。空調運転時
には、この室外マイコン16によって室外側の各センサ
類での検出信号を監視しながら、各アクチュエータ類の
作動が制御される。
【0028】上記室外側制御基板17にも、前記同様
に、互いに直列に接続された室外側信号送信回路25と
室外側信号受信回路26とが設けられ、これらの直列回
路が室外側電源ラインLO1・LO2間に接続されている。
そして、これら信号送信回路25と信号受信回路26と
の間の部位が、室外側伝送ラインLOSと室外側連絡用端
子盤4とを介して信号伝送連絡配線LCSに接続される。
【0029】図1に、前記した室内側の信号送信回路1
1および信号受信回路12と、室外側の信号送信回路2
5および信号受信回路26との詳細図を示している。各
信号送信回路11・25は、それぞれ、フォトトライア
ックTA と抵抗R1 との直列回路で構成され、各信号受
信回路12・26は、それぞれ、互いに逆並列に接続さ
れた一対の発光ダイオードDO ・DO と、これらに直列
に接続された抵抗R2とで構成されている。
【0030】なお以下では、各信号受信回路12・26
がそれぞれ接続された側の室内側電源ラインLI1および
室外側電源ラインLO1と、これらを相互に接続する電源
連絡配線(基準側電源連絡配線)LA1との全体を基準側
電源ラインL1 とも称し、また、各信号送信回路11・
25がそれぞれ接続された側の室内側電源ラインLI2
よび室外側電源ラインLO2と、これらを相互に接続する
電源連絡配線LA2との全体を電圧側電源ラインL2 、さ
らに、室内側伝送ラインLISおよび室外側伝送ラインL
OSと、これらを相互に接続する信号伝送連絡配線LCS
の全体を信号伝送ラインLS ともそれぞれ称して説明す
る。
【0031】室内側と室外側との各フォトトライアック
A ・TA がそれぞれオフ状態のときには、信号伝送ラ
インLS は基準側電源ラインL1 と同電位で保持され、
各発光ダイオードDO には電流は流れない。この状態か
ら、例えば室内マイコン6から室外マイコン16への信
号送信が次のように行われる。すなわち、まず室内側の
フォトトライアックTA に対向して配置されている発光
素子(図示せず)に、室内マイコン6によって送信信号
に応じた通電制御が行われ、これに伴う上記発光素子の
発光時毎に、上記のフォトトライアックTA がオン状態
になって、この室内側のフォトトライアックTA と発光
ダイオードDO とを通して電流が流れる。
【0032】このとき、信号伝送ラインLS と基準側電
源ラインL1 との間の電圧が上昇し、これによって、室
外側の発光ダイオードDO にも信号伝送ラインLS を通
して電流が流れて、この室外側の発光ダイオードDO
発光する。この室外側の発光ダイオードDO の発光状態
が図示しないフォトダイオードで検出され、検出信号が
室外マイコン16に取り込まれて、室内マイコン6から
室外マイコン16への送信が行われる。
【0033】一方、室外マイコン16から室内マイコン
6への信号の送信は、室外側のフォトトライアックTA
に対し、送信する信号内容に応じて上記同様にオン/オ
フの切換えを行うことで、室内側の発光ダイオードDO
にこのオン/オフに応じた発光が生じ、これによって、
上記信号内容が室内マイコン6に取り込まれる。
【0034】なお、上記のように室内側と室外側とのい
ずれか一方のフォトトライアックTA がオン状態のとき
には、基準側電源ラインL1 に対する信号伝送ラインL
S の電圧は、電圧側電源ラインL2 の電圧のほぼ半分、
例えば電源ラインL2 の電圧が交流100Vのときには
約50Vに上昇するように、前記各抵抗R1 ・R2 の抵
抗値が設定されている。
【0035】一方、室外機2内における室外側電源ライ
ンLO1・LO2は、前記した室外側の各種アクチュエータ
類やセンサ類(以下、これらを制御機器類27という)
が接続される機器用電源ラインLEQと、室外マイコン用
電源回路28が接続されるマイコン用電源ラインLMC
の2系統に分岐され、これら各ラインLEQ・LMCに、そ
れぞれ、第1リレーの常開接点・第2リレーの常開接点
(以下、それぞれ単に第1リレー・第2リレーという)
MR1・MR2が介設されている。
【0036】上記室外マイコン用電源回路28は、これ
にマイコン用電源ラインLMCを通してAC100V(又
は200V)が入力されるときに、これを所定の直流電
圧に変換して室外マイコン16に電力を供給する。そし
て、この室外マイコン16によって上記第1リレーMR
1の開閉が制御される。さらに、第2リレーMR2につ
いても、これが閉成されているときには、室外マイコン
16がこの第2リレーMR2の後述する駆動コイルMR
2Cへの通電を停止させることで、この第2リレーMR2
を開にする制御が行われるようになっている。
【0037】さらに上記室外機2内には、基準側の室外
側電源ラインLO1と室外側伝送ラインLOSとにリレー駆
動用電源29が接続されている。このリレー駆動用電源
29は、第2リレーMR2の定格電圧(例えば12V)
を超えた電圧が上記電源ラインLO1と室外側伝送ライン
OSとの間に生じたときに、これを12Vに降圧して第
2リレーMR2の駆動コイルMR2Cに供給し、これによ
って、上記第2リレーMR2が閉成するように構成され
ている。
【0038】次に、上記構成の空気調和機における空調
運転の停止時およびその後の再起動時の各動作状態につ
いて、図2を参照して説明する。同図には、前記室内マ
イコン6と室外マイコン16とにそれぞれプロゴラムさ
れている空調運転の開始および停止時の処理手順を示し
ている。
【0039】同図(a)に示すように、室内マイコン6
では、待機状態への突入判断、すなわち、例えば空調運
転中にワイヤレスリモコン14で運転停止の操作が利用
者によって行われたか否かの判断(ステップS1)と、
待機状態の終了判断、すなわち、待機中に例えば上記ワ
イヤレスリモコン14で運転開始の操作が行われたか否
かの判断(ステップS2)とを交互に繰返す処理が行わ
れている。一方、同図(b)に示すように、室外マイコ
ン16では、これが動作中には、室内マイコン6から停
止信号が送信されてきたか否かの判別が行われている
(ステップS11)。
【0040】まず、空調運転中に運転停止の操作が利用
者によって行われ、これがワイヤレス受信部13で受信
されて室内マイコン6に送られると、室内マイコン6で
は、ステップS1からステップS3に移行し、前記のよ
うに信号伝送ラインLS を通して、室外機2側に停止信
号を送信する処理を行う。このときこの室内マイコン6
は、同時に室内側アクチュエータ類を停止させ、また、
各センサ類への電源供給も停止して待機状態に移行する
制御を行う。この待機状態では、室内側は室内マイコン
6とワイヤレス受信部13とのみが動作状態を維持し
て、新たな運転の開始操作が行われるまで、上記ステッ
プS1とS2とを交互に繰返す処理を継続する。
【0041】一方、室内マイコン6からの上記停止信号
が室外マイコン16で受信されると、この室外マイコン
16は、ステップS11からS12に移行し、室外マイ
コン用電源回路28への電源入力を遮断する制御を行
う。すなわち、室外マイコン16が上記の停止信号を受
信すると、まず、室外側の各種アクチュエータ類の停止
制御を行った後、第1リレーMR1の駆動コイルへの通
電を停止する制御を行ってこの第1リレーMR1を開と
し、これによって、室外側の各制御機器類27への電力
供給を停止する。そしてその後に、室外マイコン16は
前記第2リレーMR2の駆動コイルMR2Cへの通電を停
止させる制御を行う。
【0042】これによって、この第2リレーMR2がそ
れまでの閉成状態から開状態に切換わり、この結果、室
外マイコン用電源回路28への電源入力が遮断される。
これにより室外側は、室外マイコン16も含めて全ての
機器への電力供給が停止された待機状態となる。
【0043】一方、上記の待機状態において、ワイヤレ
スリモコン14で新たに運転開始の操作が行われた時に
は、これがワイヤレス受信部13で受信されて室内マイ
コン6に送られ、このとき、室内マイコン6ではステッ
プS2からS4に移行し、室外機に起動信号を送信する
処理を行う。この起動信号の送信処理は、室内側の信号
送信回路11のフォトトライアックTA を所定時間オン
状態にすることによって行われる。
【0044】これにより、図1に示した基準側電源ライ
ンL1 に対する信号伝送ラインLSの電圧が前記同様に
上昇し、これに伴ってリレー駆動用電源29から例えば
交流12Vの電圧が出力されて、第2リレーMR2の駆
動コイルMR2Cへの通電が生じる。この結果、それまで
開状態であった第2リレーMR2が閉成し、室外マイコ
ン用電源回路28にマイコン用電源ラインLMCを通して
電源電圧が入力されて、この電源回路28から室外マイ
コン16に動作電力が供給される。
【0045】これによって起動された室外マイコン16
は、まず、第2リレーMR2の駆動コイルMR2Cへの通
電状態を保持する制御を行い、これにより、室内側から
前記起動信号が停止された後も、室外マイコン16の動
作状態が継続される。その後は、冷暖運転モード等の空
調運転の開始に必要な信号を、室内マイコン6と交信し
て受信し、第1リレーMR1を閉成して室外側の各制御
機器類27を起動させて空調運転を開始する。
【0046】同時に、室内マイコン6側でも、室外マイ
コン16との交信内容に応じ、室外側の各制御機器類2
7の立上げに同期させて、室内側の各アクチュエータ類
の駆動制御を開始する。その後も、例えば前記圧縮機1
8の駆動周波数を室外側で逐次設定するための室内側で
の設定温度と検出室温との温度差信号や、室内サーモO
N/OFF信号等を、室内マイコン6と室外マイコン1
6との間で逐次交信しながら、空調運転が継続される。
【0047】以上のように、本実施形態においては、待
機状態突入時に室外マイコン16によって第2リレー
(開閉手段)MR2が開にされ、これによって室外マイ
コン16にも動作電力の供給が遮断される。そして待機
状態解除時には、空調運転時に室内マイコン6と室外マ
イコン16との間で信号交信を行うために設けられてい
る信号伝送連絡配線LCSを利用し、これを通して室内機
1側から室外機2側に起動電力(この場合には、第2リ
レーMR2の駆動コイルMR2Cの励磁電力)を供給して
室外マイコン16を起動させる。
【0048】したがって上記では、室内マイコン6に待
機中もその動作電力が供給されていれば、外部からの電
源電線LACが室内機1と室外機2とのいずれに接続され
るタイプのものでも、待機中には室外側には室外マイコ
ン16への電源供給も遮断した状態として待機電力を低
減することができ、しかも、室外マイコン16を起動す
るために連絡配線数を増加するような仕様の変更を行う
必要がないので、全体の製作費をより安価なものとする
ことができる。
【0049】また、上記形態においては、空調運転時に
おける室内マイコン6から室外マイコン16への信号送
信時の制御とほぼ同様に、室内マイコン6から室外機2
側に室外側起動信号を送信する制御を行うことで、室外
マイコン16を起動させることができる。したがって、
室内側には、この起動制御を行うための格別の制御機器
類を設ける必要もなく、また、室内マイコン6での起動
制御手順等も、空調運転時における信号送信時の制御手
順とほぼ同様のものとして構成することができるので、
これによっても製作費をより安価なものとすることがで
きる。
【0050】なお、室内機1と室外機2とを相互に接続
する連絡配線については、例えば単相又は三相の商用電
源に対応して2本又は3本の電源連絡配線と、信号を交
信するための2本の信号伝送連絡配線とを設けて構成す
ることも可能であるが、上記のように、少なくとも2本
の電源連絡配線LA1・LA2のうちの基準側電源連絡配線
A1を、信号伝送連絡配線LCSに対して基準側の信号伝
送連絡配線として共用することで、これによっても全体
の構成がより簡素なものとなっている。
【0051】また上記形態では、第2リレーMR2の駆
動コイルMR2Cによって、信号伝送連絡配線LCSに電圧
上昇が生じたときに室外マイコン16を起動させる室外
側起動回路手段が構成されている。このように、室外側
起動回路手段も簡単な電気部品で構成することができ、
しかもこの場合、1つのリレーが、待機状態突入時に室
外マイコン16への電源供給を遮断する開閉手段と、室
外側起動回路手段とを兼用する構成となっているので、
追加部品数や回路仕様の変更等も極力少なくすることが
可能となり、これによっても、全体の製作費をより安価
なものとすることができる。
【0052】なお上記では、室内側のフォトトライアッ
クTA をオンにしたときに上昇する信号伝送ラインLS
の電圧を、第2リレーMR2の駆動コイルMR2Cの定格
電圧まで降圧するためのリレー駆動用電源29を介し
て、上記駆動コイルMR2Cを室外側伝送ラインLOSに接
続したが、例えば駆動コイルMR2Cの定格電圧と信号伝
送ラインLS の上昇電圧とがほぼ合致するように第2リ
レーMR2を選定し得る場合等には、上記リレー駆動用
電源29を省略し、駆動コイルMR2Cを室外側伝送ライ
ンLOSと室外側電源ラインLO1との間に直接接続して構
成することも可能である。
【0053】図4には、この発明における他の実施形態
での要部構成を示す回路ブロック図を示している。な
お、前記実施形態と同一の機能を有する部材には同一の
符号を付記して、その詳細な説明を省略する。図のよう
に、この実施形態では、室内側の信号送信回路11にお
けるフォトトライアックTA と抵抗R1 との直列回路
に、さらに、室外起動用第1リレーの常開接点(以下、
単に室外起動用第1リレーという)RY1が並列接続さ
れている。一方、室外機2内の室外マイコン用電源回路
28に、前記同様に、第2リレーMR2が介設されたマ
イコン用電源ラインLMCが接続され、そして、このライ
ンLMCにおける上記第2リレーMR2と室外マイコン用
電源回路28との間の部位を室外側伝送ラインLOSに接
続するバイパスラインLBPを設けて、このバイパスラン
イLBPに、室外起動用第2リレーの常閉接点(以下、単
に室外起動用第2リレーという)RY2を室外側起動回
路手段として介設した構成となっている。
【0054】この構成において、まず、前記の室内マイ
コン6とワイヤレス受信部13とのみに動作電力が供給
されている待機状態のときには、上記室外起動用第2リ
レーRY2は閉成状態で保持されている。このとき、ワ
イヤレスリモコン14で新たに運転開始の操作が行われ
ると、室内マイコン6により、室外機2側への起動信号
の送信が、室外起動用第1リレーRY1を所定時間、閉
成することによって行われる。これにより、信号伝送ラ
インLS は、それまでの基準側電源ラインL1と同電位
の状態から、電圧側電源ラインL2 と同じ電圧状態に変
化する。この結果、室外マイコン用電源回路28には、
信号伝送ラインLS と室外起動用第2リレーRY2とを
介して、基準側電源ラインL1 と電圧側電源ラインL2
との間の例えばAC100V(又は200V)の電圧が
入力され、これによって、この室外マイコン用電源回路
28から室内マイコン16に動作電力が供給されて、こ
の室外マイコン16による制御が前記同様に開始され
る。
【0055】なお、このように制御動作を開始した室外
マイコン16は、まず、第2リレーMR2を閉成し、次
いで、室外起動用第2リレーRY2を開にする制御を行
って、この状態を次の待機状態突入時まで保持する。一
方、室内側の室外起動用第1リレーRY1は、所定時間
経過後に室内マイコン6によって開にされ、これにより
以降は、室内マイコン6と室外マイコン16との間での
信号の交信が前記同様に信号伝送ラインLS を介して行
われ、所定の条件で空調運転が開始される。
【0056】一方、空調運転時にワイヤレスリモコン1
4で運転停止操作が行われ、待機状態に突入するときに
は、室内マイコン6によって、室内側信号送信回路11
のフォトトライアックTA を動作させて前記同様に停止
信号が送信される。この停止信号を受信した室外マイコ
ン16は、前記同様に、第1リレーMR1と第2リレー
MR2とを順次開にする制御を行う。この結果、室外マ
イコン用電源回路28への電力供給も停止され、室外側
はこの室外マイコン16も含めて全ての機器への電力供
給が停止された状態となる。これに伴い、常閉接点の室
外起動用第2リレーRY2は、それまでの開状態から閉
成し、この閉状態が待機中も維持される。これにより、
新たに室内マイコン6から起動信号が送信されると、室
外側で上記起動動作が開始される。
【0057】このように、この実施形態においても、前
記同様に待機中には室外マイコン16への電源供給も遮
断した状態となるので待機電力を低減することができ、
しかも、室外マイコン16を起動するために連絡配線数
を増加するような仕様の変更を行う必要がないので、全
体の製作費をより安価なものとすることができる。
【0058】なお、室内側の信号送信回路11中のフォ
トトライアックTA をオンにしたとき、信号伝送ライン
S の電圧が電圧側電源ラインL2 とほぼ同程度の電圧
に上昇するように、前記抵抗R1 ・R2 の抵抗値が設定
されている場合には、図4中の室外起動用第1リレーR
Y1はこれを省略して、室内マイコン6による室外側の
起動制御を、前記同様に室内側信号送信回路11のフォ
トトライアックTA をオンにする制御で行うようにする
ことが可能である。
【0059】以上にこの発明の具体的な実施形態につい
て説明したが、この発明は上記各形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更することが可能
である。例えば上記各形態においては、開閉手段や室外
起動回路手段をそれぞれ有接点リレーMR2・RY2で
構成したが、トランジスタやサイリスタ等の無接点リレ
ーなどのその他の回路部品を用いて構成することが可能
である。
【0060】また上記各形態では、電源電線LACが室外
機2側に接続される構成のセパレート形空気調和機を例
に挙げたが、電源電線LACを室内機1側に接続するセパ
レート形空気調和機にも本発明を適用して構成すること
が可能である。
【0061】さらに上記各形態では、各1台の室内機1
と室外機2とを相互に接続したペア形のセパレート形空
気調和機を例に挙げたが、1台の室外機に複数台の室内
機を接続して構成されるマルチ形の空気調和機にも本発
明を適用することが可能である。このような場合に、本
発明の請求項1においては、例えば電源電線を室外機と
特定の室内機との双方に各々接続し、したがって、これ
ら室外機と室内機とは、対をなす信号伝送連絡配線のみ
によって相互に接続される構成であっても良い。
【0062】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1のセ
パレート形空気調和機においては、室外機内の電源ライ
ンに開閉手段を介して室外制御部を接続し、上記開閉手
段を開にして室外制御部が停止しているとき、室内制御
部による起動制御で、信号伝送連絡配線を通して室内機
側から室外機側に起動電力を供給して室外制御部が起動
される。したがって、室内制御部に待機中もその動作電
力が供給されていれば、外部からの電源電線が室内機と
室外機とのいずれに接続されるタイプのものでも、待機
中には室外制御部への電源供給も遮断した状態として待
機電力を低減することができ、しかも、室外制御部を起
動させるために連絡配線数を増加するような仕様の変更
を行う必要がないので、全体の製作費をより安価なもの
とすることができる。
【0063】請求項2のセパレート形空気調和機におい
ては、室内制御部での起動制御が、空調運転時における
室内制御部から室外制御部への信号送信時の制御とほぼ
同様に、室外機側に室外側起動信号を送信する制御によ
って行われ、したがって、この起動制御の制御手順等
を、空調運転時における信号送信時とほぼ同様のものと
して構成することができる。これにより、上記請求項1
の効果に加え、室内制御部での起動制御についても格別
な制御内容にする必要がないので、製作費をさらに安価
なものとすることができる。
【0064】請求項3のセパレート形空気調和機におい
ては、電源連絡配線のうちの基準側電源連絡配線を、対
をなす信号伝送連絡配線のうちの一方と共用させた構成
であるので、全体の構成をより簡素なものとすることが
できる。
【0065】請求項4および請求項5のセパレート形空
気調和機においては、リレーの駆動コイルを信号伝送連
絡配線に接続し、或いはバイパスラインにリレーの常閉
接点を介設して室外側起動回路手段が構成されており、
これによって、追加部品数や回路仕様の変更等を極力少
なくして構成できるので、これによっても、全体の製作
費をより安価なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるセパレート形空
気調和機での室内機と室外機との接続構成を示す要部回
路ブロック図である。
【図2】上記空気調和機における室内マイコンと室外マ
イコンとの待機状態の突入および終了時の制御手順を示
す制御フローチャートである。
【図3】上記空気調和機の全体構成を示す回路ブロック
図である。
【図4】この発明の他の実施形態におけるセパレート形
空気調和機での室内機と室外機との接続構成を示す要部
回路ブロック図である。
【図5】従来のセパレート形空気調和機における室内機
と室外機との接続構成を示す要部回路ブロック図であ
る。
【図6】電源電線が室外機側に接続された機種で室外機
開閉リレーを設けた場合の動作を説明するための要部回
路ブロック図である。
【符号の説明】
1 室内機 2 室外機 6 室内マイコン(室内制御部) 16 室外マイコン(室外制御部) MR2 第2リレー(開閉手段) MR2C 駆動コイル(室外側起動回路手段) RY2 室外起動用第2リレー(室外側起動回路手段) LA1・LA2 電源連絡配線 LCS 信号伝送連絡配線 LO1・LO2 室外側電源ライン LBP バイパスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桐山 英基 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社 滋賀製作所内 (56)参考文献 特開 平11−311436(JP,A) 特開 平6−94289(JP,A) 特開 平2−21153(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 F24F 11/02 102 F24F 11/02 103

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機(1)内の室内制御部(6)と室
    外機(2)内の室外制御部(16)との間の信号交信
    を、信号伝送連絡配線(LCS)(LA1)を通して行うよ
    うに形成したセパレート形空気調和機であって、室外機
    (2)内の電源ライン(LO1)(LO2)に、室外制御部
    (16)によって開閉制御される開閉手段(MR2)を
    介してこの室外制御部(16)を接続すると共に、上記
    開閉手段(MR2)を開にして室外制御部(16)が停
    止しているとき、室内制御部(6)による起動制御で上
    記信号伝送連絡配線(LCS)(LA1)を通して室内機
    (1)側から室外機(2)側に起動電力を供給すること
    によって室外制御部(16)が起動するように形成して
    いることを特徴とするセパレート形空気調和機。
  2. 【請求項2】 電源連絡配線(LA1)(LA2)と信号伝
    送連絡配線(LCS)(LA1)とで相互に接続される室内
    機(1)と室外機(2)とを備え、室内機(1)内の室
    内制御部(6)と室外機(2)内の室外制御部(16)
    との間の信号交信を、上記信号伝送連絡配線(LCS
    (LA1)間に所定の電圧上昇を生じさせて行うように形
    成したセパレート形空気調和機であって、上記電源連絡
    配線(LA1)(LA2)に接続される室外機(2)内の電
    源ライン(LO1)(LO2)に、室外制御部(16)によ
    って開閉制御される開閉手段(MR2)を介してこの室
    外制御部(16)を接続すると共に、上記信号伝送連絡
    配線(LCS)に接続される室外側起動回路手段を室外機
    (2)内に設け、上記開閉手段(MR2)を開にして室
    外制御部(16)が停止しているとき、上記室内制御部
    (6)による起動制御でこの室内制御部(6)から室外
    側起動信号を上記信号伝送連絡配線(LCS)(LA1)を
    通して室外機(2)側に送信するように形成すると共
    に、この信号送信時における信号伝送連絡配線(LCS
    (LA1)間の電圧上昇に伴って、上記室外側起動回路手
    段に室外制御部(16)を起動させる動作が生じるよう
    に形成していることを特徴とするセパレート形空気調和
    機。
  3. 【請求項3】 少なくとも2本の電源連絡配線(LA1
    (LA2)のうちの基準側電源連絡配線(LA1)を、対を
    なす上記信号伝送連絡配線(LCS)(LA1)のうちの一
    方と共用していることを特徴とする請求項2のセパレー
    ト形空気調和機。
  4. 【請求項4】 上記開閉手段(MR2)がリレーの常開
    接点から成ると共に、上記室外側起動回路手段が、信号
    伝送連絡配線(LCS)(LA1)間の電圧上昇に伴い通電
    されて励磁される上記リレーの駆動コイル(MR2C)で
    あることを特徴とする請求項2又は請求項3のセパレー
    ト形空気調和機。
  5. 【請求項5】 上記室外側起動回路手段が、室外制御部
    (16)を信号伝送連絡配線(LCS)に接続するバイパ
    スライン(LBP)に介設されたリレーの常閉接点(RY
    2)であることを特徴とする請求項2又は請求項3のセ
    パレート形空気調和機。
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