JP3019179B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP3019179B2
JP3019179B2 JP5229609A JP22960993A JP3019179B2 JP 3019179 B2 JP3019179 B2 JP 3019179B2 JP 5229609 A JP5229609 A JP 5229609A JP 22960993 A JP22960993 A JP 22960993A JP 3019179 B2 JP3019179 B2 JP 3019179B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、最少部品で構成された
ズームレンズ等のレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶プロジェクタ用ズームレンズ
の鏡筒構造は、特願平4−216399号に記載されて
いる実施例のように、カム筒部品が金属材料を使用した
鏡筒構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、カム筒がAl材料を使用した鏡筒構成のた
め、電動駆動用部材が別部品になったり、合焦用の電動
駆動の構成が設定上、困難になっていて、構造が複雑化
するなど、製品組立上及び部品ベースを含めた製造コス
トを削減する余地がかなり残されている。
【0004】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたもので、ズームの電動駆動用部材の一体化と、合焦
用の電動駆動の構成部品の一体化を可能とし、部品コス
トの削減、及び組立の簡素化を図ることにより、製造コ
ストを低減することのできるレンズ鏡筒を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願の請求項1の発明は、相前後する二つの移動
レンズを有するズームレンズ鏡筒において、第1のレン
ズを保持して移動する第1移動鏡筒と、第2のレンズを
保持して移動する第2移動鏡筒と、前記第1移動鏡筒と
第2移動鏡筒のそれぞれを光軸方向に案内する案内手段
を有する固定鏡筒と、内面に一条の凸部より成るカムが
外面に突起の対及び凸状のギア部が一体成形されたカム
筒aを有し、前記第1移動鏡筒はその内面に前記カム筒
の外面の前記突起の対により挟まれる一条の凸部より成
るカムを有し、前記第2移動鏡筒はその外面に前記カム
筒の内面の前記カムを挟む突起の対を有し、前記ギア部
を用いて前記カム筒を回転させることにより前記第1移
動鏡筒と第2移動鏡筒とを光軸方向に移動させることを
特徴とするレンズ鏡筒であり、請求項2記載の発明は、
前記第1移動鏡筒は前記第1のレンズを保持する鏡筒と
該鏡筒が合焦のための繰り出し手段を介して結合される
移動枠とを有し、該移動枠の内面に前記一条の凸部より
成るカムが形成されていることを特徴とする請求項1に
記載のズームレンズ鏡筒であり、請求項3記載の発明
は、前記固定鏡筒は前記第1移動鏡筒を光軸方向に案内
する前側案内手段とマウントと前記第2移動鏡筒を光軸
方向に案内する後側案内手段が形成され且つ前記前側案
内手段及びマウントの双方に結合した固定筒とを有し、
前記カム筒が前記固定筒の外側に嵌合していることを特
徴とする請求項2に記載のズームレンズ鏡筒であり、さ
らに、請求項4記載の発明は、前記カム筒の内面に前記
一条の凸部より成るカムが複数個形成されていることを
特徴とする請求項3に記載のズームレンズ鏡筒である。
【0006】
【作用】本発明によれば、ズームレンズを構成する部品
を最少にするために、カム筒を成形可能な部品形状と
し、前記カム筒と径嵌合している固定筒に前群用ガイド
4と後群用の案内溝2aを設けている。さらに、ズーム
の電動駆動用にカム筒にズームギヤ3cを一体成形し、
フォーカスの電動駆動用にフォーカスギヤとフォーカス
キーを一体にできる鏡筒構成を可能とすることによっ
て、構成部品のオールプラスチック化が可能となり、部
品コストの削減・組立性の向上等により、製造コストを
大幅に減らすことができるようになった。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示し、本発明の特徴
を最もよく表す断面図であり、同図において、L1は前
群レンズ、L2は後群レンズの2群ズームレンズであ
る。1は液晶プロジェクタ本体に取り付くプラスチック
材からなるマウントで、固定筒2は、マウント側にゴー
スト対策の遮光手段2bを持ち、マウント1にビスで結
合された固定部品で、後群鏡筒9の光軸方向の案内溝
を持ち、且つ径嵌合している。固定筒2の前方には、
前群移動環5にある直進キー5bの突起と係合している
3か所のガイド4aを持ち、さらに回転規制用突起があ
る直進リング4がビス結合されている。
【0008】固定筒2の外周には、カム筒3が径嵌合
し、このカム筒3の外周部に前群移動環5と径嵌合、及
びスラスト規制したカム筒突起3a、内周部に後群カム
リフト3bと、後方外周部に電動駆動用構成部材として
のズームギヤ3cを設け、さらにフォーカスギヤ7
揺動を防ぐ外周突起3dを設けている。
【0009】前記前群移動環5の外周部に合焦移動のた
めのヘリコイドネジ5cで、フォーカスリング6とヘリ
コイド結合し、前群鏡筒8がフォーカスリング6にビス
結合されている。フォーカスリング6には、3か所のキ
ー結合した定置回転リング7があり、マウント1の外周
に径嵌合、及びスラスト規制された円周上溝と係合して
いる。フォーカスリング6の回転は、フォーカスストッ
パ10によって規制されている。ズーム用モータ11
a、フォーカス用モータ11bで地板12によってモー
タuを構成(断面図上は、上・下に分離した。)し、ビ
スによって、マウントに固定されている。
【0010】次に、上記構成において、カム筒3に一体
成形されたズームギヤ3cをズーミングのため、モータ
uのズーム用モータ11aに電源をONすることによ
り、出力ギヤから前記ズームギヤ3cに回転力が伝達さ
れ、カム筒3が、定位置で回動する。この回転範囲は、
マウント1と、ズームギヤ3cとによって規定してい
る。カム筒3の後群カムリフト3bに嵌合している後群
鏡筒9は、固定筒2の3か所の案内溝2aに嵌入させ、
且つ後群鏡筒9からの突起9aが後群カムリフト3bに
ガタなく摺動可能に保持して光軸方向へ移動するように
なっている。
【0011】後群鏡筒9の移動と同時にカム筒3の外周
にあるカム筒突起3aと、前群移動環5の内側にある
群カムリフト5aが嵌合してガタなく摺動可能な設定と
し、前群移動環5の直進キー5bと直進リング4の案内
ガイド4aによって、前群移動環5が光軸方向へ移動す
る。上記前群移動環5の外周部には、ヘリコイドネジ5
cがあり、前群鏡筒8が結合されている。前記前群移動
環5は、フォーカスリング6とヘリコイド結合してい
る。
【0012】前記により、フォーカスのための光軸方向
の移動がマニュアルでもできるようになっている。ま
た、フォーカスの電動駆動は、モータuのフォーカス用
モータ11bの出力軸より回転力がフォーカスギヤ7a
に伝達される。回転力が伝達された定置回転リング7
は、フォーカスリング6と3か所でキー7bと結合して
いて回転力が伝達され、フォーカシングが行われる。定
置回転リング7は、マウント1の周溝に嵌合した突起7
cに係合され、スラスト規制と揺動を防ぐために、マウ
ント1に径嵌合し、且つカム筒の外周突起3dで揺動を
防止している。その時、フォーカス回転規制は定置回転
リング7に切欠を設け、ストッパビス10によって規制
されている。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、内面に凸状のカムが外面にカムフォロアとしての複
数の突起及び凸状のギア部が一体成形された、前記固定
筒の外側に嵌合するカム筒を有する点にあり、プラスチ
ック等による一体成形品であるカム筒がこのような構成
を有しているので、成形時に用いる型構造が簡単にな
り、鏡筒において種々の機能を発揮する成形品であるに
も係わらず安価に、且つ精度良く一体成形することがで
き、従って安価で精度良く二つのレンズ群を移動させる
ことが可能なズームレンズ鏡筒が得られるという効果を
有します。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である投射レンズの断面図で
ある。
【図2】図1のA−A断面の概略図である。
【図3】定置回転リングの斜視図である。
【符号の説明】
L1 前群レンズ L2 後群レンズ 1 マウント 2 固定筒 2a 案内溝 2b 遮光手段 3 カム筒 3a カム筒突起 3b 後群カムリフト 3c ズームギヤ 3d 外周突起 4 直進リング 5 前群移動環 5a 前群カムリフト 5b 直進キー 6 フォーカスリング 7 定置回転リング 7a フォーカスギヤ 7b キー 7c 嵌合突起 8 前群鏡筒 9 後群鏡筒 10 ストッパビス 11a モータ(フォーカス用) 11b モータ(ズーム用) 12 地板

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相前後する二つの移動レンズを有するズ
    ームレンズ鏡筒において、第1のレンズを保持して移動
    する第1移動鏡筒と、第2のレンズを保持して移動する
    第2移動鏡筒と、前記第1移動鏡筒と第2移動鏡筒のそ
    れぞれを光軸方向に案内する案内手段を有する固定鏡筒
    と、内面に一条の凸部より成るカムが外面に突起の対及
    び凸状のギア部が一体成形されたカム筒とを有し、前記
    第1移動鏡筒はその内面に前記カム筒の外面の前記突起
    の対により挟まれる一条の凸部より成るカムを有し、前
    記第2移動鏡筒はその外面に前記カム筒の内面の前記カ
    ムを挟む突起の対を有し、前記ギア部を用いて前記カム
    筒を回転させることにより前記第1移動鏡筒と第2移動
    鏡筒とを光軸方向に移動させることを特徴とするレンズ
    鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記第1移動鏡筒は前記第1のレンズを
    保持する鏡筒と該鏡筒が合焦のための繰り出し手段を介
    して結合される移動枠とを有し、該移動枠の内面に前記
    一条の凸部より成るカムが形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のズームレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記固定鏡筒は前記第1移動鏡筒を光軸
    方向に案内する前側案内手段とマウントと前記第2移動
    鏡筒を光軸方向に案内する後側案内手段が形成され且つ
    前記前側案内手段及びマウントの双方に結合した固定筒
    とを有し、前記カム筒が前記固定筒の外側に嵌合してい
    ることを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ鏡
    筒。
  4. 【請求項4】 前記カム筒の内面に前記一条の凸部より
    成るカム複数個形成されていることを特徴とする請求
    項3に記載のズームレンズ鏡筒。
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