JPH11142711A - レンズ駆動機構 - Google Patents

レンズ駆動機構

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JPH11142711A
JPH11142711A JP30721397A JP30721397A JPH11142711A JP H11142711 A JPH11142711 A JP H11142711A JP 30721397 A JP30721397 A JP 30721397A JP 30721397 A JP30721397 A JP 30721397A JP H11142711 A JPH11142711 A JP H11142711A
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伸行 尻江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前群レンズ駆動用カム12を備えた第1のカ
ム筒11と、後群レンズ駆動用カム22を備えた第2の
カム筒21とを別体に形成し、第2のカム筒21を、回
転筒31に対して軸線方向の位置を調整可能に固定し
て、この位置調整によりトラッキング調整を行なえるよ
うにする。 【解決手段】 変倍時に光軸に平行な軸線の周りで回転
駆動され、かつ軸線方向へは移動不能な回転筒31と、
この回転筒31の前方に同軸的に配置され、かつ回転筒
31に対して軸線方向に移動可能に設けられて回転筒3
1と一体に回転する第1のカム筒11と、回転筒31の
外周に軸線方向に位置調整可能に固定されて回転筒31
と一体に回転する第2のカム筒21と、焦点調節時に第
1のカム筒11を軸線方向に移動させる焦点調節用カム
部材50とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのレンズ駆
動機構に関し、特に、前群レンズおよび後群レンズが光
軸上に前後に配置されたズームレンズの駆動機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】2群以上のレンズを備えたズームレンズ
鏡筒においては、レンズ組立て後、レンズや鏡筒の組立
て誤差を補正するために、トラッキングと呼ばれる調整
作業が必要となる。
【0003】従来、上記トラッキング調整は、ズームの
ワイド側端においては、前群レンズおよび後群レンズを
一体的に光軸方向に移動させてピント合わせを行ない、
ズームのテレ側端においては、例えば、前群レンズのみ
を光軸方向へ移動させて前群レンズと後群レンズとの間
隔を変えてピント合わせを行なうようにしていた。
【0004】一方、前群レンズおよび後群レンズが前後
に配置されている光軸の傍らに、前群レンズ駆動用カム
と後群レンズ駆動用カムとを備えたカム軸を光軸と平行
な軸線の周りで回転可能に配置するとともに、前群レン
ズ駆動用カムに前群レンズ枠を、後群レンズ駆動用カム
に後群レンズ枠をそれぞれ係合させ、変倍時にこのカム
軸の回転により、前群レンズおよび後群レンズを光軸方
向に移動させるようにしたレンズ駆動機構が知られてい
る(例えば特開平5−40217号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種のレンズの駆動機構においては、一般に前群レンズ駆
動用カムと後群レンズ駆動用カムとが1つのカム筒に設
けられているため、ズームのワイド側端におけるトラッ
キング調整は、前群レンズおよび後群レンズを一体的に
光軸方向に移動させるべく、カム筒全体を光軸方向へ移
動させる必要があり、そのため機構が複雑になるという
問題があった。
【0006】上述の事情に鑑み、本発明は、レンズ駆動
用のカム筒を、前群レンズ駆動用カムを備えたカム筒
と、後群レンズ駆動用カムを備えたカム筒とに2分割す
ることによって、トラッキング調整を極めて容易に行な
うことができるズームレンズの駆動機構を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるレンズ駆動
機構は、変倍時に光軸に平行な軸線の周りで回転駆動さ
れ、かつ軸線方向へは移動不能な回転筒と、前群レンズ
駆動用カムを備えて上記回転筒の前方に同軸的に配置さ
れ、かつこの回転筒に対して軸線方向に移動可能に設け
られて回転筒と一体に回転する第1のカム筒と、後群レ
ンズ駆動用カムを備え、上記回転筒の外周にこの回転筒
に対する軸線方向の位置を調整可能に固定されて回転筒
と一体に回転する第2のカム筒と、焦点調節時に前記第
1のカム筒を軸線方向に移動させる焦点調節用駆動手段
と、を備えていることを特徴とするものである。
【0008】この場合、上記回転筒が内壁面にキー溝を
備えた軸孔を有し、上記キー溝に係合するキーを外周面
に備えて回転筒の軸孔を貫通し、かつ回転筒の後端面か
ら突出する先端を備えたキー軸が第1のカム筒に後方へ
向かって一体に突設されているとともに、第1のカム筒
が軸線方向後方へ向かってばね付勢され、上記焦点調節
用駆動手段が、上記キー軸の先端に係合するカム面を備
えて焦点調節時に回転駆動されるカム部材からなる構成
とすることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明によるレンズ駆動機構において
は、レンズ駆動用のカム筒が、前群レンズ駆動用カムを
備えた第1のカム筒と、後群レンズ駆動用カムを備えた
第2のカム筒とに2分割されており、かつ回転筒と一体
に回転する第2のカム筒が、回転筒の外周にこの回転筒
に対する軸線方向の位置を調整可能に固定されるように
なっているため、回転筒に対する第2のカム筒の軸線方
向の位置を調整するだけで、後群レンズと結像位置との
間隔を変えて、ズームのワイド側端におけるトラッキン
グ調整を行なうことができるから、従来のようにカム筒
全体を軸線方向へ移動させてトラッキング調整を行なう
必要がなくなり、これによってレンズ駆動機構を簡略化
することができるとともに、トラッキング調整を極めて
容易に行なうことができる利点がある。
【0010】また、前群レンズ駆動用カムを備えた第1
のカム筒を軸線方向に移動させて焦点調節を行なう焦点
調節用駆動手段を備えているから、ズームのテレ側端に
おけるトラッキング調整にも、上記焦点調節用駆動手段
を用いることができ、ズームのテレ側端におけるトラッ
キング調整も容易に行なうことができる利点がある。
【0011】そして、回転筒が内壁面にキー溝を備えた
軸孔を有しており、第1のカム筒に、上記キー溝に係合
するキーを外周面に備えて回転筒の軸孔を貫通するキー
軸が後方へ向かって一体に突設されている場合には、変
倍時に第1のカム筒を第2のカム筒と一体的に回転させ
ることができるとともに、回転筒に対して第1のカム筒
を平滑に軸線方向へ移動させることができる。
【0012】また、第1のカム筒が軸線方向後方へ向か
ってばね付勢されていることにより、回転筒の後端面か
ら突出するキー軸の先端が、焦点調節用カム部材のカム
面に常時係合しているため、焦点調節時およびズームの
テレ側端におけるトラッキング調整時に、第1のカム筒
を上記カム部材の回動によって確実に軸線方向へ移動さ
せることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施の形態によるレン
ズ駆動機構の要部を示す分解斜視図である。
【0015】図1において、光軸S1 上には、前群レン
ズ10を保持する前群レンズ枠1と後群レンズ20を保
持する後群レンズ枠2とが複数本のガイドロッド3に支
持されて光軸S1 方向に移動自在に配置されている。
【0016】カムフォロワピン4を備えた前群レンズ枠
1は、圧縮ばね5によって光軸S1方向前方へ付勢さ
れ、カムフォロワピン6を備えた後群レンズ枠2は、圧
縮ばね7によって光軸S1 方向前方へ付勢されている。
【0017】前群レンズ枠1および後群レンズ枠2の傍
らには、レンズ駆動機構が光軸S1と平行な軸線S2
沿って配置されている。
【0018】このレンズ駆動機構は、第1のカム筒11
と、この第1のカム筒11の後方に配置された第2のカ
ム筒21と、後端にギア32を備えて変倍時に変倍用モ
ータ30により軸線S2 の周りで回転駆動される回転筒
31とを備えている。
【0019】図2は、第1のカム筒11、第2のカム筒
21および回転筒31の構成を示す拡大分解側面図であ
る。
【0020】第1のカム筒11は、その外周面に、後方
に面する螺旋状のカム面12を前群レンズ駆動用カム面
として備えており、このカム面12に、圧縮ばね5によ
り前方へ付勢された前群レンズ枠1のカムフォロワピン
4が係合するように構成されている。また、第1のカム
筒11には、図3(a)の正面図からも明らかなよう
に、前方に開口する円筒状空間13が形成されていると
ともに、この円筒状空間13の中心には、軸18が円筒
状空間13の後端から前方へ向かって同軸的に突設さ
れ、軸18の先端は第1のカム筒11の前端から突出し
ている。この軸18は、カメラ本体に形成された図示し
ない軸孔に軸線S2 方向に摺動自在に軸支され、また軸
18の周囲には、カメラ本体との間に縮装された圧縮ば
ね8(図1参照)が収容されて、第1のカム筒11を軸
線S2 方向後方へ付勢している。なおこの場合、圧縮ば
ね8の付勢力は、前群レンズ枠1を光軸S1 方向前方へ
付勢する圧縮ばね5の付勢力よりも大きく設定されてい
る。
【0021】第1のカム筒11の後端面14には、この
カム筒11と一体のキー軸16が同軸的に後方へ向かっ
て突設されている。このキー軸16には、図3(b)の
背面図に示すように、軸線S2 の周りにほぼ等角度間隔
を保って軸線S2 に沿って延びる3条のキー15が放射
状に形成され、キー軸16の後端には、後述する焦点調
節用のカム部材50のカム面51に係合するカムフォロ
ワピン17が一体に形成されている。
【0022】回転筒31は、図4(a)の正面図および
図4(b)の背面図から明らかなように、第1のカム筒
11に一体に形成されたキー軸16を摺動可能に貫通さ
せる軸孔33を有し、軸孔33の内壁面には、キー軸1
6の3条のキー15がそれぞれ係入する3条のキー溝3
4が形成されている。したがって、第1のカム筒11
は、回転筒31と一体に回転するとともに、回転筒31
に対し軸線S2 方向に移動可能になっている。また、回
転筒31の外周面の1箇所には、軸線S2 方向に延びる
幅広のキー35が形成され、このキー35の外面にねじ
孔36が設けられている。
【0023】第2のカム筒21は、上記回転筒31の外
周にこの回転筒31と一体回転可能に、かつ軸線S2
向に摺動可能に嵌装される。第2のカム筒21は、その
外周面に、後方に面する螺旋状のカム面22を後群レン
ズ駆動用カム面として備えており、このカム面22に、
圧縮ばね7により前方へ付勢された後群レンズ枠2のカ
ムフォロワピン6が係合するように構成されている。
【0024】また、第2のカム筒21は、図5(a)の
正面図および図5(b)の背面図から明らかなように、
回転筒31のキー35が係入するキー溝23を備えてお
り、このキー溝23のカム面22から後方の部分は第2
のカム筒21の外周面に露出している。また、第2のカ
ム筒21のカム面22から前方の部分の外周面には、第
2のカム筒21が回転筒31の外周に嵌装された場合
に、回転筒31のねじ孔36を外部に臨ませる軸線S2
方向に長い長孔24が位置調整用として形成されてい
る。そして、図6から明らかなように、第2のカム筒2
1を回転筒31の外周に嵌装した後、固定ねじ25を長
孔24を通して回転筒31のねじ孔36に螺着すること
により、第2のカム筒21は、回転筒31に対する軸線
2 方向の位置を調整可能に固定されるようになってい
る。
【0025】一方、カメラ本体には、図1に示すよう
に、回転筒31に固定された第2のカム筒21の軸線S
2 方向の位置を規定するための金属製ストッパ板40が
設けられている。このストッパ板40は、キー軸16を
挿入し得る円孔40aを備えているとともに、第2のカ
ム筒21の前端面26から前方へ突出する回転筒31の
前端面37を受けるようになっている。この前端面37
は、第2のカム筒21のカム面22に係合するカムフォ
ロワピン6に加わる圧縮ばね7の付勢力によってストッ
パ板40に押接され、これによって、回転筒31と、こ
の回転筒31に対し位置調整(トラッキング調整)後固
定される第2のカム筒21との軸線S2 方向の位置が規
定される。
【0026】図6は、第1のカム筒11および第2のカ
ム筒21が回転筒31に組み付けられた状態を示す側面
図である。この組付けに際しては、先ず回転筒31の外
周に第2のカム筒21が嵌装され、第2のカム筒21の
長孔24を通して回転筒31のねじ孔36に固定ねじ2
5が螺着されて、第2のカム筒21が回転筒31に仮固
定される。次に、第2のカム筒21の前端面26から前
方へ突出する回転筒31の前端面37をストッパ板40
にあてがい、キー軸16の3条のキー15が回転筒31
のキー溝34に係合するように、キー軸16をストッパ
板40の孔40aを介して回転筒31の軸孔33に挿入
し、かつキー軸16の後端のカムフォロワピン17を回
転筒31の後端面38から突出させる。
【0027】回転筒31の後方には、図1から明らかな
ように、前方に面するカム面51を備えた焦点調節用の
カム部材(焦点調節用駆動手段)50が配置されてお
り、第1のカム筒11が圧縮ばね8により軸線S2 方向
後方へ付勢されていることにより、カムフォロワピン1
7の先端はカム面51に常時係合している。カム部材5
0は、焦点調節用のパルスモータ52によりギア列53
を介して回転駆動されるようになっている。
【0028】以上の構成において、変倍時には、回転筒
31が変倍用モータ30に回転駆動されることにより、
第1のカム筒11と第2のカム筒12とが回転筒31と
一体的に回転し、これによって、カムフォロワピン4,
6がそれぞれカム面12、22に沿って軸線S2 方向に
移動するから、前群レンズ10および後群レンズ20が
それぞれ光軸S1 方向に移動して変倍動作が行なわれ
る。
【0029】一方、焦点調節時には、回転筒31は停止
し、カム部材50がパルスモータ52により回転駆動さ
れることにより、カムフォロワピン17がカム部材50
のカム面51に沿って軸線S2 方向へ移動されるから、
これに伴って、第1のカム筒11が図7に示すように軸
線S2 方向へ移動し、前群レンズ10と後群レンズ20
との光軸S1 方向の間隔が変化して焦点調節動作が行な
われる。
【0030】次にトラッキング調整動作について説明す
る。
【0031】先ず変倍用モータ30により光学系をワイ
ド側端まで変倍し、その位置で、第2のカム筒21を回
転筒31に固定しているねじ25を緩め、第2のカム筒
21を回転筒31に対して軸線S2 方向に移動可能にす
る。そして、第2のカム筒21を軸線S2 方向へ前後に
動かして後群レンズ20と結像位置との間隔を調整し、
ピント合わせを行なった後、第2のカム筒21をねじ2
5で回転筒31に固定することにより、ズームのワイド
端におけるトラッキング調整が完了する。
【0032】次に、変倍用モータ30により光学系をテ
レ側端まで変倍し、その位置で、焦点調節用のパルスモ
ータ52によりカム部材50を回転駆動して、第1のカ
ム筒11を軸線S2 方向へ移動させ、前群レンズ10と
後群レンズ20との光軸S1方向の間隔を調整してピン
ト合わせを行なうことにより、ズームのテレ端における
トラッキング調整が完了する。このトラッキング調整完
了時のカム部材50の回転位置は、パルスモータ52の
ロータの回転位置として記憶され、撮影時の焦点調節の
基準位置となる。
【0033】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態では、レンズ駆動用のカム筒が、前群レンズ駆動用
カム面12を備えた第1のカム筒11と、後群レンズ駆
動用カム面22を備えた第2のカム筒21とに2分割さ
れており、かつ第2のカム筒21が、回転筒31に対す
る軸線S2 方向の位置を調整可能に回転筒31に固定さ
れるようになっているため、回転筒31に対する第2の
カム筒21の軸線S2方向の位置を調整するだけで、ズ
ームのワイド側端におけるトラッキング調整を行なうこ
とができるから、このトラッキング調整に関して従来の
ようにカム筒全体を軸線方向にへ移動させる必要がなく
なり、レンズ駆動機構の構成を簡略化することができ、
かつトラッキング調整も容易になる。
【0034】また、後群レンズ枠2に設けられたカムフ
ォロワピン6が圧縮ばね7によって前方へ付勢された態
様で後群レンズ駆動用カム面22に係合して、第2のカ
ム筒21を軸線S2 方向前方へ押圧しているため、第2
のカム筒21を外周に固定した回転筒31の前端面37
がストッパ板40に当接し、回転筒31および第2のカ
ム筒21は軸線S2 方向への移動が阻止される。すなわ
ち、第2のカム筒21の軸線S2 方向の位置は、変倍時
および焦点調節時ならびにズームのテレ端におけるトラ
ッキング調整時に亘って不動となり、精度が確保され
る。
【0035】さらに、前群レンズ駆動用カム面12を備
えた第1のカム筒11を軸線S2 方向に移動させるべ
く、第1のカム筒11にキー軸16を介して一体に固定
されたカムフォロワピン17に係合するカム面51を備
えたカム部材50が設けられていることにより、このカ
ム部材50を焦点調節時と、ズームのテレ端におけるト
ラッキング調整時との双方に用いることができ、この点
からも機構を簡単にすることができる。
【0036】そして、回転筒31が内壁面に3条のキー
溝34を備えた軸孔33を有し、これらキー溝34に係
合するキー15を外周面に備えて回転筒31の軸孔33
を貫通し、回転筒31の後端面38から突出するカムフ
ォロワピン17を先端を備えたキー軸16が第1のカム
筒11に後方へ向かって一体に突設されていることによ
り、変倍時に第1のカム筒11を第2のカム筒21と一
体に回転させることができるとともに、第1のカム筒1
1が圧縮ばね8によって軸線S2 方向後方へ向かって付
勢されていることにより、キー軸16の先端のカムフォ
ロワピン17が常時カム部材50のカム面51に係合し
ているから、焦点調節時およびズームのテレ側端におけ
るトラッキング調整時に、カム部材50の回動により、
第1のカム筒11を平滑に軸線S2 方向へ移動させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるレンズ駆動機構の
要部を示す分解斜視図
【図2】第1のカム筒、第2のカム筒および回転筒の構
成を示す拡大分解側面図図
【図3】第1のカム筒の正面図および背面図
【図4】回転筒の正面図および背面図
【図5】第2のカム筒の正面図および背面図
【図6】第1のカム筒と第2のカム筒とが回転筒に組み
付けられた状態を示す側面図
【図7】焦点調節時の状態を示す側面図
【符号の説明】
1 前群レンズ保持枠 2 後群レンズ保持枠 4,6 カムフォロワピン 5,7,8 圧縮ばね 10 前群レンズ 11 第1のカム筒 12 前群レンズ駆動用カム面 15 キー 16 キー軸 17 カムフォロワピン 20 後群レンズ 21 第2のカム筒 22 後群レンズ駆動用カム面 23 キー溝 30 変倍用モータ 31 回転筒 32 ギア 33 軸孔 34 キー溝 35 キー 40 ストッパ板 50 焦点調節用カム部材(焦点調節用駆動手段) 51 焦点調節用カム面 52 焦点調節用パルスモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍時に光軸に平行な軸線の周りで回転
    駆動され、かつ軸線方向へは移動不能な回転筒と、 前群レンズ駆動用カムを備えて前記回転筒の前方に同軸
    的に配置され、かつ該回転筒に対して軸線方向に移動可
    能に設けられて該回転筒と一体に回転する第1のカム筒
    と、 後群レンズ駆動用カムを備え、前記回転筒の外周に該回
    転筒に対する軸線方向の位置を調整可能に固定されて前
    記回転筒と一体に回転する第2のカム筒と、 焦点調節時に前記第1のカム筒を軸線方向に移動させる
    焦点調節用駆動手段と、を備えていることを特徴とする
    レンズ駆動機構。
  2. 【請求項2】 前記回転筒が内壁面にキー溝を備えた軸
    孔を有し、 前記キー溝に係合するキーを外周面に備えて前記回転筒
    の軸孔を貫通し、かつ前記回転筒の後端面から突出する
    先端を備えたキー軸が前記第1のカム筒に後方へ向かっ
    て一体に突設されているとともに、該第1のカム筒が軸
    線方向後方へ向かってばね付勢され、 前記焦点調節用駆動手段が、前記キー軸の前記先端に係
    合するカム面を備えて焦点調節時に回転駆動されるカム
    部材からなることを特徴とする請求項2記載のレンズ駆
    動機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006235133A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Nagano Kogaku Kenkyusho:Kk ズームレンズ駆動機構
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