JP3019057B2 - Atmセル転送制御方法及び転送制御方式 - Google Patents

Atmセル転送制御方法及び転送制御方式

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JP3019057B2
JP3019057B2 JP9827598A JP9827598A JP3019057B2 JP 3019057 B2 JP3019057 B2 JP 3019057B2 JP 9827598 A JP9827598 A JP 9827598A JP 9827598 A JP9827598 A JP 9827598A JP 3019057 B2 JP3019057 B2 JP 3019057B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不要トラヒックの
拡散を抑制するATM(Asynchronous TransferMode:
非同期転送モード)セル転送方式に関し、特に無線回線
区間等の伝送品質が低い伝送区間を含む経路において、
ATMセルベースの再送においてもセルのロスに対する
品質を一定以上保証できない場合、ATMセル欠落によ
り不要となったAAL5(ATM Adaptation Layer Type
5)のCPCS−PDU(Common Part Convergence Sub
layer - Protocol Data Unit)の後半部分を伝送品質の
良い有線区間に混入させないよう廃棄し、また、不要と
なったAAL5のCPCS−PDUの前半部分(BOM
(Begin of Message)セルからセル欠落直前のセルま
で)を後段のATMバックボーンネットワークで非課金
とするATMセル転送制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多様な通信速度や通信機能の提供
によって動画像通信を含むマルチメディア通信環境が実
現しつつあり、その実現手段として、転送する情報を固
定長のパケットに分割し、高速ネットワークを使用して
受信側へ送信するATM通信方式がある。
【0003】このATM通信方式は、上位の通信処理層
から送られてきたデータをセルに分割して高速ネットワ
ークへ転送し、高速ネットワークを介して到着したセル
を1つの情報に再編成するAAL通信処理層(ATM Adap
tation Layer)によりサービス提供することができる。
【0004】このATM通信方式において、伝送品質が
低い伝送区間を含む経路等が存在する場合、伝送された
セルの欠落が生じることがあり、そのような場合には、
欠落したセルの再送を行わなければならないが、ネット
ワークの使用効率等の面から種々のセル再送制御方式が
提案されている。
【0005】例えば、特開平6−121001号公報に
は、受信側において、正常受信セルに付与されている順
序番号の総数値を保持し、受信したセルの順序番号が現
在保持されている順序番号の総数値+1と等しいとき正
常受信と判定し、異なるとき受信障害と判定するととも
に、正常受信時に受信バッファに格納されているデータ
を保持したまま、送信側に対して正常受信されたセル順
序番号の総数値を含む再送要求を送信し、この再送要求
を受信した送信側はデータの再送である旨を示すセルを
受信側へ送信した後、送信バッファから受信不可であっ
たセル順序番号以降のデータを再送し、また、再送後も
受信側で正常受信できなかった場合は送信停止要求を送
信側へ送信する共に受信バッファに格納されているデー
タを廃棄し、送信停止要求を受信した送信側はデータの
送信を停止する共に送信バッファに格納されているデー
タを廃棄することにより、ネットワークの使用効率を図
るセル導通誤り時の再送制御方式が提案されている。
【0006】また、有線伝送区間と無線伝送区間とを含
むネットワークにおいて、無線伝送区間におけるセル欠
落制御処理としては、 1.受信レベル劣化などによるランダム誤りに対して
は、FEC(Forward Error Correction)処理。
【0007】2.マルチパスフェージング等による短時
間の離散的なバースト誤りに対しては、送受SD(Spac
e Diversity)、FEC、ARQ(Automatic Repeat re
Quest)処理。
【0008】3.ゾーン間干渉等による特定スロットの
連続的なバースト誤りに対しては、タイムスロットホッ
ピング、周波数ホッピング処理などがある。
【0009】また、ATMバックボーンネットワークに
おけるセル損失制御処理としては、AAL(ATM Adapta
tion Layer)での再送制御方式として、例えば、AAL
タイプ5は、正確さが要求されるデータ通信をユーザが
求める場合は、AALのCPCSレイヤ(Common Part
Convergence Sublayer)よりも上位のレイヤに、信頼性
を保証させるプロトコルを実装する必要がある。
【0010】これまで知られている再送制御方式には、
SSCS(Service Specific Convergence Sublayer)
に再送制御を基本としたプロトコルを実装する方法(例
えば、ITU−TSのQ.SAALプロトコル)や、S
SCSにヌル(例えば、TCPやOSI/TP4など)
を実装する方法などがある。
【0011】また、無線区間内、有線区間内で閉じた再
送制御処理を考えると、無線区間の再送制御により保証
できないことが発生すると、有線区間に不要なトラヒッ
クを混入させてしまう。更に、end-to-endの再送制御を
考えると、無線回線区間と有線区間を含むような場合、
品質の悪い無線区間が、品質の良い有線区間に不要なト
ラヒックを混入させ、他のコネクション(VPI/VC
I値が異なるコネクション)に影響を与えることにな
る。
【0012】また、これまで知られている従来のATM
網内の課金計数方式は、例えば、特開平9−13038
7号公報で説明されているように、ATMセルの通過セ
ル数に基づいて算出しており、ATMバックボーンネッ
トワーク内に無線伝送区間などの他の網からの不要なト
ラヒックデータが混入した場合等を考慮しておらず、不
要トラヒックであってもそのまま通過セル数として課金
している。
【0013】これに対し、特願平8−348554号で
は、途中のセルが欠落したことによって意味の無くなっ
たCPCS−PDUの後半部分を廃棄することが提案さ
れているが、それでも残りの前半部分は、そのまま読み
出してしまい、後段のATM網に不要なトラヒックを混
入させてしまう。不要なトラヒックを混入させることに
より、網内通過セル数を基に課金値が算出されるATM
網では、不要なトラヒック分も課金値として算出されて
しまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平6−121
001号公報に記載されているセル通信誤り時の再送制
御方式では、送信側からATMバックボーンネットワー
クへの無駄なセルの送信は停止できるが、受信側で受信
障害を検出し、送信中止要求が受信側から送信側へ送信
され、送信側でセルの送信を実際に停止するまでの間は
セルの送信を停止することができず、ATMバックボー
ンネットワークにそのまま送信されてしまい、ATMの
使用効率は必ずしも十分ではない。
【0015】また、ネットワーク内に有線伝送区間(A
TMバックボーンネットワーク)と無線伝送区間(移動
端末と基地局間の無線区間)が含まれているシステムの
場合、この無線伝送区間が、雨などのフェージングによ
る影響で回線品質の劣化や受信レベルの劣化に伴い再送
制御で保証できないような状態が発生し、AAL5によ
る転送を行っているデータの途中のセルが廃棄された時
(つまり、受信バッファからの読み出しに再送が間に合
わなかったような場合)、途中のセルが欠落したことに
よって意味のなくなったCPCS−PDUの不要なトラ
ヒックが後段のATMバックボーンネットワークに送信
され続けることになる。
【0016】従って、このような不要なトラヒックに対
する処理は無意味であるばかりか、そのために有効デー
タの転送を不要データ分だけ遅延させることにもなる。
また、不要データに対する処理にATMバックボーンネ
ットワークを構成する装置の電力も費やし、課金も、A
TMバックボーンネットワーク内通過セル数を基に課金
値が算出されるので不要データ分も課金されてしまう。
【0017】本発明の目的は、ARQ(Auto Repeat re
Quest)で保証できないセルの欠落が発生したとき、A
TMレイヤでの処理により、検出したセル以降のセルを
廃棄して後段のATMバックボーンネットワークへの不
要なトラヒックの混入を防止し、意味の無くなったAA
L5のCPCS−PDUの内の廃棄できなかったセル欠
落検出SN(Sequence Number:シーケンス番号)値よ
りも前のSN値のセルデータに対しては後段のATM網
で非課金とするATMセル転送制御方式を提供すること
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のATMセル転送
制御方式は、無線基地局を介してATMバックボーンネ
ットワークへAAL5によりデータ転送を行うATMコ
ネクションにおいて、送信側は、送信するATMセルの
ヘッダ部にセル順序を示すシーケンス番号(SN:Sequ
ence Number)と、前記AAL5のCPCS−PDU(C
ommon Part Convergence Sublayer - Protocol Data Un
it)の先頭セルにフレームの先頭である旨を示す開始メ
ッセージ(BOM:Begin of Message)識別子とを付与
してBOMセルとし、このBOMセルを含むCPCS−
PDUを前記無線基地局へ送信する。
【0019】無線基地局は、受信した前記CPCS−P
DUのセルデータの欠落を監視し、セルデータの欠落を
検出し且つ再送処理に失敗した時、欠落したセルデータ
以降のセルデータを廃棄することにより、前記ATMバ
ックボーンネットワークへの不要なトラヒックの混入を
防止することを特徴とする。
【0020】具体的には、本発明のATMセル転送制御
方式は、無線基地局を介してATMバックボーンネット
ワークへAAL5によりデータ転送を行うATMコネク
ションにおいて、送信側は、送信するATMセルのヘッ
ダ部にセル順序を示すシーケンス番号と、前記AAL5
のCPCS−PDUの先頭セルにフレームの先頭である
旨を示す開始メッセージ(BOM:Begin Of Message)
識別子とを付与したBOMセルとし、このBOMセルを
含むCPCS−PDUを前記無線基地局へ送信する手段
を有しており、無線基地局の受信部は、受信した前記C
PCS−PDUを記憶する受信バッファと、前記受信バ
ッファに記憶した前記CPCS−PDUから前記BOM
識別子を検出するBOM検出手段と、前記CPCS−P
DUの最後のセルである旨を示す終了メッセージ(EO
M:End of Message)識別子をセルヘッダのPTI(Pa
yload Type Identifier)フィールドの単一ビットによ
り検出するEOM検出手段と、前記受信バッファから前
記CPCS−PDUを読み出し中に、前記ATMセルに
付与されている前記SNを基に前記ATMセルの欠落を
検出し、欠落したセルの一つ前のセルのSN値から非廃
棄セル数値を保持するセル欠落検出手段と、前記ATM
セルの欠落したセルデータ以降のセルを廃棄するセル廃
棄手段と、ダミーのEOMを挿入するダミーEOM挿入
手段と、前記BOM検出手段と前記EOM検出手段と前
記セル欠落検出手段とから、BOMセル検出情報とEO
Mセル検出情報とセルデータの欠落検出情報を受け、前
記セルデータの欠落が第1フレームの前記BOMセルと
前記EOMセルとの区間で発生し且つその発生区間が同
一フレーム内の時、欠落したセルデータ以降で且つ第1
フレームの前記EOMセルまでの間のセルデータの廃棄
を前記セル廃棄手段へ指示すると共に、第1フレームの
前記EOMセルの直後にダミーのEOMセルの挿入を前
記ダミーEOM挿入手段へ指示し、前記セルデータの欠
落が第1フレームの前記BOMセルと第2フレームの前
記EOMセルとの間の区間で発生し且つその発生区間内
に第1フレームの前記EOMセルと第2フレームの前記
BOMセルが含まれている時、セル欠落箇所から第2フ
レームの前記EOMセルまでの全てのセルデータの廃棄
を前記セル廃棄手段へ指示すると共に、前記EOMセル
の直後にダミーのEOMセルの挿入を前記ダミーEOM
挿入手段へ指示し、前記セルデータの欠落が第1フレー
ムの前記BOMセルと第2フレームの前記BOMセルと
の区間で発生し且つその発生区間内に第1フレームの前
記EOMセルが含まれている時、第1フレームのセル欠
落箇所から第2フレームのBOMセル直前セルまでのセ
ルデータの廃棄を前記セル廃棄手段に指示すると共に、
第2フレームの前記BOMセルの直前にダミーのEOM
セルの挿入を前記ダミーEOM挿入手段へ指示し、前記
セルデータの欠落が第1フレームの前記EOMセルと第
2フレームの前記EOMセルとの区間で発生し且つその
発生区間内に第2フレームの前記BOMセルが含まれて
いる時、第1フレームのセル廃棄箇所から第2フレーム
のEOMセルまでの全てのセルデータの廃棄を前記セル
廃棄手段へ指示すると共に第2フレームの前記EOMセ
ルの直後にダミーのEOMセルの挿入を前記ダミーEO
M挿入手段へ指示し、前記セルデータの欠落が第1フレ
ームの前記EOMセルと第3フレームの前記BOMセル
との区間で発生し且つその発生区間内に第2フレームの
前記BOMセルと第2フレームの前記EOMセルが含ま
れている時、第2フレームの全てのセルデータの廃棄を
前記セル廃棄手段へ指示すると共に、第3フレームの前
記BOMセルの直前にダミーEOMセルの挿入を前記ダ
ミーEOM挿入手段へ指示し、前記セル欠落検出手段に
より保持された非廃棄セル数値を読み取り、非廃棄セル
数付与手段へ指示し、該SN値を通知する処理判定部
と、前記処理判定部からの付与指示を示す信号を契機
に、ダミーEOMのペイロード部に対して、前記処理判
定部から通知された非廃棄セル数を付与する非廃棄セル
数付与手段と、正常受信した前記ATMセルに含まれて
いる前記BOM識別子および前記SNを除去してセルデ
ータを前記ATMバックボーンネットワークへ送信する
BOM識別子/SN除去処理部とを有しており、ATM
バックボーンネットワークのATM交換機は、無線基地
局からダミーのEOMセルが付与されたALL5のCP
CS−PDUを受信し、受信時にダミーのEOMセルを
検出する手段と検出したダミーEOMのペイロードを読
み取り保持する手段と不要となったBOMセルから欠落
セル直前のセルまでのCPCS−PDU前半部分の非廃
棄セル数をATMバックボーンネットワーク内の通過セ
ル数から減算する課金計数手段とを有している。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。尚、ここでは、無線伝送区間にお
いてセル欠落が発生し公知の方法で再送処理が行われた
結果、再送処理に失敗した場合の欠落したセルの処理に
ついて説明する。
【0022】図1は、本発明の実施の形態の一例を示
し、特に無線伝送区間を含む場合のATMシステムの主
要構成を示す図である。また、図4はATMセルフォー
マットを示し、(A)は本発明の識別子付きATMセル
フォーマットの一例を示し、(B)は従来のATMセル
(UNI)フォーマットを示している。本発明において
は、送信するATMセルのヘッダ部にセル順序を示すシ
ーケンス番号(SN)7bitと、AAL5のCPCS
−PDUの先頭セルにフレームの先頭セルである旨を示
す開始メッセージ(BOM)識別子1bitとが付与さ
れている。
【0023】図1に示す本発明のATMシステム構成
は、ATM端末100として複数のATM端末を収容
し、ATM端末からのATMセルデータ110を受信、
蓄積する送信バッファ211と、送信バッファ211に
蓄積したセルデータにBOM識別子とSNを付与するB
OM識別子/SN付与部212を備えた端末局200の
送信部210と、端末局200から無線区間300を介
して受信した識別子付きATMセルデータ220を蓄積
する受信バッファ411を備えた基地局400の受信部
410と、ATMバックボーンネットワーク500とか
ら構成される。
【0024】図1において、AAL5によるデータ転送
を行うATMコネクションにおいては、ATM端末10
0がATMセルデータ110を端末局200へ送信し、
端末局200は、受信したATMセルデータを送信部2
10の送信バッファ211へ一次蓄積する。
【0025】送信部210のBOM識別子/SN付与部
212は、送信バッファ211からATMセルデータを
読み出す時、AAL5のEOMセルを検出することによ
り、次のATMセルが先頭セルであることを示すBOM
識別子ビット及びセルの順序を示すSNを付与した後、
識別子付きATMセルデータ220を図4(A)に示す
ATMセルフォーマットで無線区間300を介して基地
局400へ送信する。
【0026】基地局400の受信部410は受信バッフ
ァ411に受信した識別子付きATMセルデータ220
を一時蓄積する。
【0027】図2は、本発明の無線基地局400におけ
る受信部410の主要構成を示すブロック図である。図
2において、受信部410は、受信した識別子付きAT
Mセルデータ220を、バッファ書き込み制御部412
によりバッファメモリ411に書き込む。バッファ読み
出し制御部413は、受信バッファメモリ411からA
TMセルデータを読み出す。
【0028】セル欠落検出処理部419は、読み出され
たATMセルデータを監視し、セルの欠落を検出して処
理判定部420へ通知する。また、BOM検出処理部4
17及びEOM検出処理部418も識別子付きATMセ
ルデータに含まれているフレームの先頭を示すBOMセ
ルとフレームの最後を示すEOMセルをそれぞれ監視
し、BOM、EOMを検出すると処理判定部420へ通
知する。
【0029】セル欠落検出処理部419は、セル個々に
付与されているSNを識別し、計数するカウンタ(図示
せず)を備え、受信バッファメモリ411から読み出し
たセル個々のSNと、現在のカウント値に1を加算した
値とを比較し、一致したとき受信正常、不一致のとき受
信異常(セル欠落)と判定する。
【0030】セル欠落検出部419は、このようにセル
の欠落を検出すると、欠落したセルのSN値の一つ前の
SN値を保持すると共に処理判定部420へ通知し、処
理判定部420は、セル廃棄処理部414に対し、順次
読み出される欠落セル以降のセルの廃棄(空きセル化)
を指示すると共に、セル欠落検出部419で保持された
SN値を読み取る。
【0031】この空きセル化は、BOM検出処理部41
7、EOM検出処理部418によりBOMあるいはEO
Mが検出されるまで行われる。処理判定部420は、B
OM検出処理部417あるいはEOM検出処理部418
から、BOMセルあるいはEOMセルの検出通知を受け
た時点で、セル廃棄処理部414に対し、セルデータの
廃棄処理(空きセル化)の停止を指示する。
【0032】セル欠落が発生した以前のセル、すなわち
意味の無くなったAAL5のCPCS−PDUの前半部
分(BOMセルからセル欠落までのセル)は、非廃棄セ
ル数付与部421において、ダミーEOMセルのペイロ
ード部に対して処理判定部420からの指示及び非廃棄
セル数値を基に付与する。
【0033】BOM識別子/SN除去処理部416は、
セル廃棄処理部414、ダミーEOM挿入処理部を通過
した識別付きATMセルデータからBOM識別子とSN
を除去し、ATMセルデータとして後段のATMバック
ボーンネットワーク500へ送信する。
【0034】また、判定処理部420は、BOM検出処
理部417によりBOMが検出された場合、前のセルが
EOMセルであるか否かを判定しEOMセルであれば、
ダミーEOM挿入処理部415に指示し、図3に示すよ
うにダミーEOMをBOMの直前に挿入する。
【0035】図3は本発明のセル欠落発生パターンとそ
の処理方法を示す図であり、(A)はBOMセルとEO
Mセルとの間のセルデータフィールド区間でセル欠落が
発生した場合を示し、(B)はBOMセルとEOMセル
との間の区間でセル欠落が発生し、且つその区間内にE
OMセルとBOMセルが含まれる場合を示し、(C)は
二つのBOMセルの間でセル欠落が発生し且つその区間
内にEOMセルが含まれる場合を示し、(D)は二つの
EOMセルの間でセル欠落が発生し且つその区間内にB
OMセルが含まれる場合を示し、(E)はEOMセルと
BOMセルの間でセル欠落が発生し、且つその区間内に
BOMセルとEOMセルが含まれる場合を示す。
【0036】セル欠落発生時におけるデータの廃棄、ダ
ミーEOMの挿入処理について以下図3を参照して説明
する。基地局400の受信部410で受信し、受信バッ
ファメモリ411に書き込まれた、セルヘッダ部にAA
L5の最初であること示すBOM識別子とシーケンス番
号(SN)を付与された識別子付きATMセルデータ2
20は、バッファ読み出し制御部413によって先頭か
ら順次読み出される。
【0037】この識別子付きATMセルデータの読み出
し中に、BOM検出処理部417、EOM検出処理部4
18及びセル欠落検出処理部419により、それぞれB
OMセル、EOMセル、セル欠落の検出が行われる。
【0038】判定処理部420は、図3(A)に示すよ
うに、セルの欠落が第1フレームのBOMとEOMとで
はさまれた区間(例えばセルデータフィールドの×印箇
所)で発生した場合、判定処理部420は、セル廃棄処
理部414に対し、送出が完了していない×印箇所の後
ろから第1フレームのEOMまでの間のセルデータの廃
棄を指示すると共に第1フレームのEOMの直後にダミ
ーのEOMを挿入するようダミーEOM挿入処理部41
5に指示する。従って、第2フレームのEOM以降のセ
ルデータは出力される。
【0039】図3(B)に示すように、セルの欠落が第
1フレームのBOMと第2フレームのEOMで挟まれた
区間で発生し且つその区間内にEOMとBOM(第1フ
レームの×印箇所と第2フレームの×印箇所)が含まれ
ている場合は、判定処理部420はセル廃棄処理部41
4に対し、送出が完了していない第1フレームの×印箇
所以降から第2フレームのEOMまでのセルデータの廃
棄を指示すると共に第2フレームのEOMの直後にダミ
ーのEOMを挿入するようダミーEOM挿入処理部41
5に指示する。従って、第2フレーム以降、すなわち第
3フレーム(図示せず)のセルデータは出力される。
【0040】図3(C)に示すように、セルの欠落が第
1フレームのBOMと第2フレームのBOMで挟まれた
区間で発生し且つその区間内にEOM(第1フレームの
×印箇所)が含まれている場合は、処理判定部420
は、セル廃棄処理部414に対し、送出が完了していな
い第1フレームの×印箇所からのセルデータの廃棄を指
示すると共に、第2フレームの先頭のセルデータの直前
にダミーのEOMを挿入するようダミーEOM挿入処理
部415に指示する。従って、第2フレームのセルデー
タは出力される。
【0041】図3(D)に示すように、セルの欠落が第
1フレームのEOMと第2フレームのEOMとで挟まれ
た区間で発生し且つその区間内にBOM(第2フレーム
の×印箇所)が含まれている場合、送出が完了していな
い第2のセルデータの廃棄を指示すると共に第2フレー
ムのEOMの直後にダミーのEOMを挿入するようダミ
ーEOM挿入処理部415に指示する。従って、第2フ
レーム以降、すなわち第3フレームのセルデータは出力
される。
【0042】図3(E)に示すように、セルの欠落が第
1フレームのEOMと第3フレームのBOMで挟まれた
区間で発生し且つその区間内にBOMとEOM(第2フ
レームの×印箇所)が含まれている場合は、判定処理部
420はセル廃棄処理部414に対し、送出が完了して
いない第2フレームの廃棄を指示すると共にダミーEO
M挿入処理部415に対し、第3フレームのBOMの直
前、つまり第2フレームの最終セルデータの直後にダミ
ーのEOMの挿入するようダミーEOM挿入処理部41
5に指示する。従って、第3フレームのセルデータは出
力される。
【0043】図5は、本発明のATMバックボーンネッ
トワークのATM交換機の主要構成を示す図である。図
5において、ATM交換機510は、無線網とのインタ
フェースを提供する回線インタフェース部520、AT
Mセルヘッダ情報に基づきセルの方路を切り替えるAT
Mスイッチ部530、呼の設定、解放、管理などを司る
呼処理プロセッサ部540などから構成される。
【0044】回線インタフェース部520は、物理レイ
ヤ処理を行う物理インタフェース部521、図1に示す
ように無線網からATMバックボーンネットワーク50
0へ流入するセルの流量監視を行うUPC(Usage Para
meter Control)装置522、呼毎の通過セル数、前記
非廃棄セル数の計測を行う課金装置523、OAM(Op
erations And Maintenance)セルの挿入/抽出及びAA
L5のCPCS−PDUのセグメンテーション/リアセ
ンブリを行うOAM/SAR(Segmentation and Reass
embly Sublayer)処理部524で構成される。
【0045】課金装置523は、呼毎の通過セル数の計
測を行う。また、上述のように意味の無くなったAAL
5のCPCS−PDUの前半部分(BOMセルからセル
欠落までのセル)の非廃棄セル数情報をダミーEOMペ
イロード部に載せたAAL5のCPCS−PDUを受信
すると、ヘッダのPTI単一ビットとペイロードを読み
取ることで、前記ダミーEOMを検出し、ダミーEOM
のペイロードに載せられた前記非廃棄セル数を読み取
る。
【0046】呼処理プロセッサ540は、課金装置52
3から定期的に呼毎の通過セル数と前記非廃棄セル数の
課金データを収集しメモリ550を定期的に更新する。
呼切断時には、メモリ550の内容に基づき、次の演算
を実施して従量課金値を算出する。
【0047】従量課金値=通過セル数×t1−非廃棄セ
ル数×t2 (ここで、通過セル数及び非廃棄セル数は課金装置から
収集したデータであり、t1は1セル毎の単位料金を示
す定数、t2は1セル毎に通話料金から差し引く金額を
示す定数である。) 以上、端末局が複数のATM端末を収容し、ATM端末
からのATMセルデータに端末局においてBOM識別子
とSNを付与して無線伝送区間を介して無線基地局に送
信される構成について説明したが、ATM端末にBOM
識別子とSNを付与する機能を設け、ATM端末から無
線伝送区間を介して直接無線基地局へ送信することも可
能なことはいうまでもない。
【0048】以上説明したように本発明は、無線基地局
を介してATMバックボーンネットワークへAAL5に
よりデータ転送を行うATMコネクションにおいて、送
信側は、送信するATMセルのヘッダ部にセル順序を示
すSNと、AAL5のCPCS−PDUの先頭セルにフ
レームの先頭である旨を示すBOM識別子とを付与しB
OMセルとし、このBOMセルを含むCPCS−PDU
を無線基地局へ送信する手段を備え、また、無線基地局
の受信部は、受信したCPCS−PDUを記憶する受信
バッファと受信バッファに記憶したCPCS−PDUか
らBOM識別子を検出するBOM検出手段と、CPCS
−PDUのEOM識別子をセルヘッダのPTIフィール
ドの単一ビットにより検出するEOM検出手段と、受信
バッファからCPCS−PDU読み出し中に、ATMセ
ルに付与されているSNを基にATMセルの欠落を検出
するセル欠落検出手段と、ATMセルの欠落したセル以
降のセルデータを廃棄するセル廃棄手段と、ダミーEO
Mセルを挿入するダミーEOM挿入手段と、BOM検出
手段と、EOM検出手段と、セル欠落検出手段とから、
BOMセル検出情報とEOMセル検出情報とセルデータ
のセル欠落検出情報とを受け、セルデータの欠落がBO
MセルとEOMセルとの区間で発生し且つその発生区間
が同一フレーム内のとき、欠落したセルデータ以降で且
つEOMセルまでの間のセルデータの廃棄をセル廃棄手
段へ指示し、セルデータの欠落がBOMセルとEOMセ
ルとの区間で発生し且つその発生区間内にEOMセルと
BOMセルが含まれている時、BOMセルとEOMセル
との間の全てのセルデータの廃棄をセル廃棄手段へ指示
し、セルデータの欠落が二つのBOMセルの区間で発生
し且つその発生区間内にEOMセルが含まれている時、
その区間内の全てのセルデータの廃棄をセル廃棄手段に
指示すると共に、後のBOMセルの直前にダミーのEO
Mセルの挿入をダミーEOM挿入手段へ指示し、セルデ
ータの欠落が二つのEOMセルの区間で発生し且つその
発生区間内にBOMセルが含まれているとき、二つのE
OMセルの間の全てのセルデータの廃棄をセル廃棄手段
へ指示し、セルデータの欠落がEOMセルとBOMセル
の区間で発生し且つその発生区間内にBOMセルとEO
Mセルが含まれているとき、BOMセルとEOMセルの
間の全てのセルデータの廃棄をセル廃棄手段へ指示する
と共に、BOMセルの直前にダミーのEOMセルの挿入
をダミーEOM挿入手段へ指示する処理判定部と、正常
受信した前記ATMセルに含まれているBOM識別子及
びSNを除去してセルデータをATMバックボーンネッ
トワークへ送信するBOM識別子/SN除去処理部とか
ら構成されているので、セル欠落が発生し実施した再送
処理に失敗した時点で、欠落したセル以降のセルの後段
のATMバックボーンネットワークへの送出を直に停止
することができ、特に、ネットワーク内に有線伝送区間
(ATMバックボーンネットワーク)と無線伝送区間
(移動端末と基地局の無線区間)が含まれるシステムの
場合、この無線伝送区間が、雨などのフェージングによ
る影響で回線品質の劣化や受信レベルの劣化に伴い再送
制御で保証できないような状態が発生し、AAL5によ
る転送を行っているデータの途中のセルが廃棄された場
合に、途中のセルが欠落したことによって意味のなくな
ったCPCS−PDUの不要なセルが後段のATMバッ
クボーンネットワークに送信され続けることがなくな
り、ATMバックボーンネットワーク側の帯域を有効利
用することができる。
【0049】また、このような不要なトラヒックに対す
る処理のために有効データの転送を不要データ分だけ遅
延させることもなく、不要データに対する処理にATM
バックボーンネットワークを構成する装置の電力を費や
すこともなくなる。
【0050】更に、後段のATMバックボーンネットワ
ークは、意味の無くなったCPCS−PDUの前半部分
をそのまま読み出してしまうが、意味の無くなったCP
CS−PDUの前半部分のセル数を後段のATMバック
ボーンネットワークのATM交換機が読み取り、網内通
過セル数から前記非廃棄セル数を差し引くことで不要な
トラヒック分を非課金とすることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、AAL5によるデータ
転送中に、無線伝送区間にフェージングによる伝送品質
劣化や受信レベル劣化が発生し、AAL5のCPCSレ
イヤより上位のレイヤでの再送処理に失敗し、バースト
性のセル欠落が発生した場合に、欠落したセル以降のセ
ルデータの送出を停止すること、欠落したセル以前のセ
ル数情報をセルデータに付与することにより、後段のA
TMバックボーンネットワークへの不要なトラヒックの
混入を防止でき、且つATMバックボーンネットワーク
で不要なトラヒック分の課金を非課金とし、ATMバッ
クボーンネットワークのネットワーク使用効率の向上を
図ることができる。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、特に無線伝
送区間を含む場合のATMシステムの主要構成を示す図
である。
【図2】本発明の無線基地局の受信部の主要構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明のセル欠落発生パターンとその処理方法
を示す図である。
【図4】(A)は本発明の識別子付ATMセルフォーマ
ットを示し、(B)は従来のATMセル(UNI)フォ
ーマットを示す図である。
【図5】本発明のATMバックボーンネットワークのA
TM交換機の主要構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 ATM端末 110 AAL5セルデータ 200 端末局 210 送信部 211 送信バッファ 212 BOM識別子/SN付与部 220 識別子付ATMセルデータ 300 無線区間 400 基地局 410 受信部 411 受信バッファメモリ 412 バッファ書込制御部 413 バッファ読出制御部 414 セル廃棄処理部 415 ダミーEOM挿入処理部 416 BOM識別子/SN除去部 417 BOM検出処理部 418 EOM検出処理部 419 セル欠落検出処理部 420 処理判定部 421 非セル廃棄情報付与部 500 ATMバックボーンネットワーク 510 ATM交換機 520 回線インタフェース部 521 物理インタフェース 522 UPC装置 523 課金装置 524 OAM/SAR処理装置 530 ATMスイッチ 540 呼処理プロセッサ 550 メモリ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局を介してATMバックボーン
    ネットワークへAAL5によりデータ転送を行うATM
    コネクションにおいて、 送信側では、送信するATMセルヘッダ部に、前記AA
    L5のCPCS−PDUの先頭セルに対してフレームの
    先頭である旨を示す開始メッセージ(BOM)識別子を
    付与してBOMセルとし、前記AAL5のCPCS−P
    DU内のセルにその順序を示すシーケンス番号(SN)
    を付与して前記無線基地局へ送信し、 前記無線基地局では、受信した前記CPCS−PDUの
    セルデータの欠落を監視し、セルデータの欠落を検出し
    且つ再送制御処理に失敗したとき、欠落したセルデータ
    以降の当該CPCS−PDUのセルデータを廃棄すると
    ともに、ダミーの終了メッセージ(EOM)セルを挿入
    、該ダミーのEOMセルのペイロード部には、セル欠
    落を生じた前記AAL5のCPCS−PDUの非廃棄セ
    ル数情報を付与して前記ATMバックボーンネットワー
    クへ送出することを特徴とするATMセル転送制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ATMバックボーンネットワーク
    は、前記ダミーのEOMセルの非廃棄セル情報に基づい
    て、前記BOMセルから欠落セル直前のセルまでのトラ
    ヒックをATMバックボーンネットワークにおいて非課
    金とすることを特徴とする請求項1記載のATMセル転
    送制御方法。
  3. 【請求項3】 無線基地局を介してATMバックボーン
    ネットワークへAAL5によりデータ転送を行うATM
    コネクションにおいて、 送信側は、送信するATMセルのヘッダ部にセル順序を
    示すシーケンス番号(SNと、前記AAL5のCPCS
    −PDUの先頭セルにフレームの先頭である旨を示す開
    始メッセージ(BOM)識別子とを付与しBOMセルと
    し、このBOMセルを含むCPCS−PDUを前記無線
    基地局へ送信する手段を有し前記無線基地局の受信部
    は、 受信した前記CPCS−PDUを記憶する受信バッファ
    と、 前記受信バッファに記憶した前記CPCS−PDUから
    前記BOM識別子を検出するBOM検出手段と、 前記CPCS−PDUの最後である旨を示す終了メッセ
    ージ(EOM)識別子 をセルヘッダのPTIフィールド
    の単一ビットにより検出するEOM検出手段と、 前記受信バッファから前記CPCS−PDUを読み出し
    中に、前記ATMセルに付与されている前記SNを基に
    前記ATMセルの欠落を検出するとともに、前記BOM
    セルからセル欠落直前までのセル数を非廃棄セル数値と
    して保持するセル欠落検出手段と、 前記ATMセルの欠落したセル以降のセルデータを廃棄
    するセル廃棄手段と、 ダミーのEOMセルを挿入するダミーEOM挿入手段
    と、 前記非廃棄セル数を前記ダミーEOMセルのペイロード
    部に付与する手段と前記BOM検出手段と前記EOM検
    出手段と前記セル欠落検出手段とから、BOMセル検出
    情報とEOMセル検出情報とセルデータの欠落検出情報
    とを受けて、前記セル廃棄手段によるセル廃棄を指示
    し、前記ダミーEOM挿入手段によるダミーEOMセル
    の挿入を指示し、および前記非廃棄セル数値を前記セル
    欠落検出手段から読み取って前記非廃棄セル数付与手段
    へ指示する処理判定部と、 正常受信した前記ATMセルに含まれている前記BOM
    識別子及び前記SNを除去し、該除去したセルデータを
    前記ATMバックボーンネットワークへ送信するBOM
    識別子/SN除去処理部と、を有していることを特徴と
    するATMセル転送制御方式。
  4. 【請求項4】 前記処理判定部は、前記セルデータの欠
    落が第1フレームの前記BOMセルと前記EOMセルと
    の区間で発生し且つその発生区間が同一フレーム内のと
    きには、前記セル廃棄手段に対して、前記欠落したセル
    データ以降で且つ前記第1フレームのEOMセルまでの
    間のセルデータの廃棄を指示すると共に、前記ダミーE
    OM挿入手段に対して、前記廃棄された第1フレームの
    EOMセルの直後に前記ダミーEOMセルの挿入を指示
    することを特徴とする請求項3記載のATMセル転送制
    御方式。
  5. 【請求項5】 前記処理判定部は、前記セルデータの欠
    落が第1フレームの前記BOMセルと第2フレームの
    記EOMセルとの間の区間で発生し且つその発生区間
    に第1フレームの前記EOMセルと第2フレームの前記
    BOMセルが含まれているときには、前記セル廃棄手段
    に対して、セル欠落箇所から前記第2 フレームのEOM
    セルまでの全てのセルデータの廃棄を指示すると共に、
    前記ダミーEOM挿入手段に対して、前記第2フレーム
    EOMセルの直後にダミーのEOMセルの挿入を指示
    することを特徴とする請求項3記載のATMセル転送制
    御方式。
  6. 【請求項6】 前記処理判定部は、前記セルデータの欠
    落が第1フレームの前記BOMセルと第2フレームの前
    BOMセルとの区間で発生し且つその発生区間内に第
    1フレームの前記EOMセルが含まれているときには、
    前記セル廃棄手段に対して、前記第1フレームのセル欠
    落箇所から前記第2フレームのBOMセル直前セルまで
    セルデータの廃棄を指示すると共に、前記ダミーEO
    M挿入手段に対して、前記第2フレームのBOMセルの
    直前にダミーのEOMセルの挿入を指示することを特徴
    とする請求項記載のATMセル転送制御方式。
  7. 【請求項7】 前記処理判定部は、前記セルデータの欠
    落が第1フレームの前記EOMセルと第2フレームの前
    EOMセルとの区間で発生し且つその発生区間内に
    記第2フレームのBOMセルが含まれているときには、
    前記セル廃棄手段に対して、前記第1フレームのセル
    箇所から前記第2フレームのEOMセルまでの全ての
    セルデータの廃棄を指示すると共に、前記ダミーEOM
    挿入手段に対して、前記第2フレームのEOMセルの直
    後にダミーのEOMセルの挿入を指示することを特徴と
    する請求項記載のATMセル転送制御方式。
  8. 【請求項8】 前記処理判定部は、前記セルデータの欠
    落が第1フレームの前記EOMセルと第3フレームの前
    記BOMセルとの区間で発生し且つその発生区間内に
    2フレームの前記BOMセルと第2フレームの前記EO
    Mセルが含まれているときには、前記セル廃棄手段に対
    して、前記第2フレームの全てのセルデータの廃棄を指
    示すると共に、前記ダミーEOM挿入手段に対して、前
    第3フレームのBOMセルの直前にダミーEOMセル
    の挿入を指示することを特徴とする請求項3記載のAT
    Mセル転送制御方式。
  9. 【請求項9】 無線基地局を介してATMバックボーン
    ネットワークへAAL5によりデータ転送を行うATM
    コネクションにおいて、 前記ATMバックボーンネットワークのATM交換機受
    信部は、前記無線基地局から送信された、BOMセルか
    らセル欠落直前のセルまでのCPCS−PDU 前半部分
    の非廃棄セル数値が付与されたダミーのEOMセルを含
    むALL5のCPCS−PDUを受信し、該受信したセ
    ルから前記ダミーのEOMセルを検出する手段と、検出
    した前記ダミーEOMセルのペイロードから前記非廃棄
    セル数値を読み取り保持する手段と、前記読み取った非
    廃棄セル数をATMバックボーンネットワークの通過セ
    ル数から減算する課金計数手段とを有していることを特
    徴とする ATMセル転送制御方式。
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