JP3018842U - 家具等の転倒防止器具 - Google Patents

家具等の転倒防止器具

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JP3018842U
JP3018842U JP1995001618U JP161895U JP3018842U JP 3018842 U JP3018842 U JP 3018842U JP 1995001618 U JP1995001618 U JP 1995001618U JP 161895 U JP161895 U JP 161895U JP 3018842 U JP3018842 U JP 3018842U
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furniture
chain
mounting
pedestal
shaft
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JP1995001618U
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English (en)
Inventor
健志 山崎
Original Assignee
株式会社ニッサチェイン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でチェーンのより戻し可能な家具
等の転倒防止器具を提供する。 【構成】 建物壁2と家具3との間にチェーン4を張設
し、その少なくとも一端部に、チェーンのリング取付軸
8を有する取付け座9と、家具3にネジ10により固定
されるべき台座11とを備えた連結具5を設け、取付け
座9を台座11に対して取付軸8と直交する軸14回り
に回転自在に設けることにより、チェーン等のより戻し
機能を付設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建物壁と家具等との間に連結具を介してチェーンを張設して家具 等の転倒を防止する器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような家具等の転倒防止器具は、例えば、実開平4−101100 号公報に見られるように、ガスボンベのヘッドにセットされる止め金具から2本 のチェーンを延ばし、その端部をボンベ保持枠に止着し、ボンベの転倒を防止し ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、家具等の転倒防止にチェーン等を使用するのは、建物壁等の保持部 分と家具等の取付ける連結具との間で、取付けるリング部分を適宜選択して張設 チェーンの長さを自由に設定できるからである。
【0004】 また、家具等においては、芯材が内装されている部分が家具端縁等に限定され ており、転倒防止金具はこの部分にビス止めしなければならない一方、建物壁等 の固定部分もビス止めが可能な箇所が柱等に限定される場合がある。このような 場合に、L字形金具等を用いて家具等の転倒防止を図る場合、家具の端縁を建物 壁の固定部分の直下に位置させなければならず、家具等の配置が自ずから限定さ れてしまうという難点がある。
【0005】 この点、チェーンを用いて家具等の転倒防止を図る場合には、建物壁の固定部 分と家具等の端縁の固定部分との距離を自由に設定でき、かつ家具側の固定部分 も建物壁側の固定部分の直下に配置しなくとも固定できるため、家具等の配置に 自由度が増すという利点を有している。
【0006】 しかし、チェーンの使用時において、チェーンのリング間に撚りがかかった状 態で張設されていると、その張力強度が弱くなる難点がある。この撚りを戻す機 能が付加された家具転倒防止器具の存在は現在のところ皆無であるところから、 その出現が望まれるところである。
【0007】 この考案の目的とするところは、上記に鑑み、簡単な構造でチェーンのより戻 しが可能な家具等の転倒防止器具を提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、この考案に係る家具等の転倒防止器具においては、チェ ーンとその両端の連結具とから構成し、少なくとも一端部の連結具として、チェ ーンのリングを取付けるための取付軸を有する取付け座と、固定部材にネジ等に より固定されるべき台座とを備え、取付け座を台座に対して取付軸と直交する軸 回りに回転自在に設けた構成を採用したものである。
【0009】 チェーンは、多数のリングが互いに嵌合して連鎖したものであるが、単数の鋼 線、あるいは多数の鋼線に撚りを掛けて束状にしたワイヤー等に比べ、よりがか かると強度低下が大きいため、上記の連結具を採用するのが最適であるものと考 えられる。
【0010】 取付け座の形状はどのような形状であってもよいが、チェーン等のリングを掛 け止め用の取付軸を固定するものである点、及び台座に対して回転可能なもので なければならない点を考慮すると、外端部が開放したコ字形形状のものを使用し 、その端部に取付け軸を装架する構造が最適である。
【0011】 この取付軸は、チェーンのリングを嵌合して抜け出し不能とする構成である必 要があるが、使用者がチェーンの張設長さを適宜選択できるように、リングを着 脱自在に取付け得る構成が最適である。取付軸を着脱自在とする構成としては、 取付軸の端部に雄ネジを刻設し、取付軸を取付座の両端を貫通させた後、この雄 ネジにナットを螺合する構成が採用可能である。
【0012】 取付け座を台座に対して回転自在に取付ける構成としては、リベット軸を用い るのが最も簡単かつ低コストで実現できる。この場合のリベット軸を取付軸に対 して直交させるのは、チェーンに加わる撚りあるいは揺動力を逃がすより戻し機 能を発揮させるのに最適だからである。
【0013】 台座は、その形状は問わないが、固定部材に強固に取付け得るように、2個以 上のネジ孔を有する大きさが必要である。好ましくは4個以上のネジ孔を有する 構成の方がより強固に固定できる。固定するネジは、アンカーボルトやタッピン ングネジ、あるいは木ネジのいずれであってもよい。ただ、木ネジを使用する場 合、ネジ孔を直列に並べて配列すると、例えば、固定部材が柱等の木材である場 合、木ネジによる楔効果により木材が割れ、チェーンによる保持力が低下する要 因となる。そのため、木ネジ孔はジクザグ状に配列される方が望ましい。
【0014】 これらの連結具は、照明器具の天井からの吊下げ用として、また家具等の転倒 防止器具の一構成部材として、あるいは柵等の構成部材としても利用可能である 。特に、家具等の転倒防止器具の一構成部材として利用すれば、建物壁の固定部 分と家具等の端縁の固定部分との距離を自由に設定でき、かつ家具側の固定部分 も建物壁側の固定部分の直下に配置しなくともよく、家具等の配置に自由度が増 大することになる。
【0015】 そこで、この考案においては、壁面あるいは柱等の建物壁と家具等との間にチ ェーンを張設して家具等の転倒を防止するために、チェーンの少なくとも一端部 に上記連結具を取付けた構成を採用したものである。
【0016】 上記の連結具は、チェーンの片側に配した構成であっても、より戻し機能があ るが、好ましくは、チェーンの両側に配する方が、より戻し機能がより発揮され 、最適である。
【0017】
【作用】
上記の構成において、連結具は、チェーンのリング部分を取付軸に嵌合し、台 座を木ネジ等を使用して固定部材に固定する。家具等の転倒防止器具の一部とし て利用する場合には、固定部材たる家具の端縁の芯材にねじ込みできるように、 連結具の台座を木ネジ等で固定する。チェーンの他端部の連結具も壁等の固定部 材に木ネジを使用して固定する。
【0018】 なお、チェーンの長さは、家具の設置箇所と壁側の連結具との距離を考慮して 、この考案に係る連結具を予め家具等に固定した後、チェーンの長さを決め、そ の構成リングを取付軸に嵌合する方がよい。
【0019】 この場合、予めチェーンの撚りを戻しながら、取付軸に取付ける方が当初より 引張り強度を十分保つことができる。しかし、家具等の固定部材と建物壁等の固 定部材との相対位置が変位してチェーンに撚りがかかっても、取付け座が台座の 軸回りに回転してよりを戻す方向に回転するため、チェーンの引張り強度は当初 と同等に保つことができる。
【0020】 このように、チェーンの取付け座そのものにより戻し機能を与えたから、より 戻し機能を別部材で行うよりも構成が簡単となり、生産コストも低く抑えること ができる。従って、地震等による揺れのため、家具等の位置が変位しても所望の 設定強度を保持できる点で有利である。
【0021】
【実施例】
以下、添附図面に示した実施例について説明する。図1ないし図7は家具等の 転倒防止器具を示すものであり、このうち図1ないし図3はチェーンの両端によ り戻し機能付きの連結具を接続した例を示し、図1はその側面図、図2はその正 面図、図3は家具等が変位した状態での転倒防止器具の正面図である。
【0022】 図1ないし図3のごとく、この考案に係る転倒防止器具1は、例えば、建物壁 2と家具3の2点間に張設するチェーン4と、この両端に取付けられた連結具5 、6とを備えている。
【0023】 チェーン両端の各連結具5、6は、チェーン4の一端リング4aを取付けるた めの取付軸8を有する取付け座9と、家具3に木ネジ10により固定されるべき 台座11とを備えており、取付け座9が台座11に対して取付軸8と直交する軸 14回りに回転自在に設けられている。
【0024】 チェーン4は、多数のリング4aが互いに嵌合して連鎖したものであり、家具 と建物壁との間の距離に応じて適宜その長さを自由に設定する。取付け座9は、 一対の軸受片9a、9bとその下端を連結する底片9cとからなり、金属板を外 端部が開放したコ字形に折曲げて形成されているものである。そして、その軸受 片9a、9b間に前記取付軸8が装架されている。
【0025】 この取付軸8は、一端部に頭部8aが、他端部に雄ネジが刻設されたもので、 取付軸8を軸受片9a、9bの軸孔を貫通させた後、この雄ネジにナット13が 螺合されている。従って、取付軸8は取付け座9に着脱自在に取付けられ、チェ ーンの着脱が容易に行えるようになっている。
【0026】 取付け座9の底片9cと台座11とがリベット軸14によって回転自在に連結 されており、リベット軸14は、取付軸8に対して直交する配置とされ、これに よりチェーン4のより戻し機能が付与されている。
【0027】 台座11は、金属板の中央を一段高くなるように折曲げ形成され、その中央台 座部11aにリベット軸14が固定されている。この台座の両端部には、合計4 個のネジ孔15がジグザグ状に形成されており、このネジ孔15に木ネジ16が 挿入可能とされている。
【0028】 上記の構成において、家具3に転倒防止器具1を取付ける場合、まず、図1の ごとく、両端の連結具5、6の台座11を建物壁2と家具3の端縁の芯材に木ネ ジ10で固定する。その後、チェーン4の長さを調整すべく、取付け座9の取付 軸8を外し、チェーン4のリング4aの嵌合部分を変更して長さを調整し、再び ナット13を取付軸8に螺合して、チェーン4を抜け出し不能に接続する。
【0029】 このような使用状態において、地震等による揺れで家具3が図3のごとく、横 方向に変位した場合、チェーン4が捩れる方向の力が作用するが、これを取付け 座9の軸14回りの回転で矯正するより戻し作用が働く。従って、図3のごとく 、チェーン4は取付軸8に直交する方向に常に向くことになり、撚りによるチェ ーンの引張強度の低下を防ぐことができる。
【0030】 図4はより戻し機能付きの連結具5をチェーン4の片側のみに設けた場合の実 施例を示す正面図、図5は同じくその側面図である。この例では、チェーン4の 片側には、金属板の中央部に大径のリング18が取付られるU字形折曲部19を 有する台座17が設けられたものであり、この台座17は建物壁2に木ネジ10 により固定される。この台座の長さ方向は横方向とされているが、図6及び図7 に示すように台座17の取付方向を縦方向としてもよいことは勿論である。
【0031】 上記の図4、5に示す例においては、片側の家具3側のみより戻し機能付きの 連結具5を設けているが、相対的に家具が変位し、チェーン4によりがかかって も、取付け座9が軸14回りに回転し、チェーン4が取付軸8に対して直交する 姿勢を常に保つので、引張り強度の低下を防止することができる。
【0032】
【考案の効果】
以上詳述したところから明らかな通り、この考案によると、チェーン取付け座 を台座に対して回転自在に取付けただけの簡単な構造であるため、連結されるべ き2つの固定部材間の相対位置が変位しても、チェーンのよりを戻すことができ 、引張り強度の低下を招くことなく、強度的にも優れた転倒防止器具を提供でき るといった利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る転倒防止器具の一実施例を示す
側面図、
【図2】同じくその正面図
【図3】同じく揺れ等により家具が相対的に変位した状
態を示す正面図
【図4】チェーンの片側のみにより戻し機能付き連結具
を設けた例を示す正面図
【図5】同じくその側面図
【図6】チェーンの片側の連結具の台座を縦方向に壁面
に取付けた状態を示す側面図
【図7】同じくその正面図
【符号の説明】
1 転倒防止器具 2 建物壁 3 家具 4 チェーン 5、6 連結具 8 取付軸 9 取付け座 10 木ネジ 11 台座 14 軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物壁と家具等との間に連結具を介して
    チェーンを張設して家具等の転倒を防止する器具におい
    て、前記両端の連結具のうち少なくとも一端部の連結具
    が、チェーンを取付けるための取付軸を有する取付け座
    と、固定部材にネジ等により固定されるべき台座とを備
    え、取付け座が台座に対して取付軸と直交する軸回りに
    回転自在に設けられたことを特徴とする家具等の転倒防
    止器具。
JP1995001618U 1995-03-09 1995-03-09 家具等の転倒防止器具 Expired - Lifetime JP3018842U (ja)

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