JP3018758B2 - プリント基板用電子部品の固定装置 - Google Patents
プリント基板用電子部品の固定装置Info
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- JP3018758B2 JP3018758B2 JP4194538A JP19453892A JP3018758B2 JP 3018758 B2 JP3018758 B2 JP 3018758B2 JP 4194538 A JP4194538 A JP 4194538A JP 19453892 A JP19453892 A JP 19453892A JP 3018758 B2 JP3018758 B2 JP 3018758B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printed circuit
- circuit board
- eyelet
- fixing device
- electronic component
- Prior art date
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Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3447—Lead-in-hole components
Landscapes
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線を形成し
たプリント基板に設けた貫通孔に鳩目を挿通して取り付
け、この鳩目内に挿通した電子部品のリード端子とプリ
ント配線を上記鳩目を介してはんだ付けするプリント基
板用電子部品の固定装置に関するものである。
たプリント基板に設けた貫通孔に鳩目を挿通して取り付
け、この鳩目内に挿通した電子部品のリード端子とプリ
ント配線を上記鳩目を介してはんだ付けするプリント基
板用電子部品の固定装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５及び図６は従来におけるプリント基
板用電子部品の固定装置の一例を示すものである。図５
及び図６における従来の固定装置は、プリント配線とし
ての配線用銅箔１０１を表面に形成したプリント基板１
０２に、配線用銅箔１０１を貫く貫通孔１０３を設け、
この貫通孔１０３に部品実装面１０２ａ側から、胴の一
端部に鍔状部１０４ａを設けてなる黄銅製の鳩目１０４
を胴の他端部より貫通孔１０３に挿通し、その胴の他端
部をかしめて反転させて成る反転部１０４ｂの先端を配
線用銅箔１０１に密着させたものである。また、反転部
１０４ｂには、はんだ１０５の侵入をし易くするため
に、複数（本例では６つ）のスリット１０４ｃが設けら
れている。
板用電子部品の固定装置の一例を示すものである。図５
及び図６における従来の固定装置は、プリント配線とし
ての配線用銅箔１０１を表面に形成したプリント基板１
０２に、配線用銅箔１０１を貫く貫通孔１０３を設け、
この貫通孔１０３に部品実装面１０２ａ側から、胴の一
端部に鍔状部１０４ａを設けてなる黄銅製の鳩目１０４
を胴の他端部より貫通孔１０３に挿通し、その胴の他端
部をかしめて反転させて成る反転部１０４ｂの先端を配
線用銅箔１０１に密着させたものである。また、反転部
１０４ｂには、はんだ１０５の侵入をし易くするため
に、複数（本例では６つ）のスリット１０４ｃが設けら
れている。
【０００３】このような固定装置を用いて電子部品を実
装するには、先ずプリント基板１０２の部品実装面１０
２ａ側から電子部品（図示せず）のリード端子１０６を
鳩目１０４に挿通し、この状態でその裏面１０２ｂをは
んだ槽等に浸漬すると、図５に示すように、はんだ１０
５が鳩目１０４を介して配線用銅箔１０１とリード端子
１０６とを機械的及び電気的に接続する。
装するには、先ずプリント基板１０２の部品実装面１０
２ａ側から電子部品（図示せず）のリード端子１０６を
鳩目１０４に挿通し、この状態でその裏面１０２ｂをは
んだ槽等に浸漬すると、図５に示すように、はんだ１０
５が鳩目１０４を介して配線用銅箔１０１とリード端子
１０６とを機械的及び電気的に接続する。
【０００４】しかし、上記固定装置では、鳩目１０４の
反転部１０４ｂの曲率半径が小さく、またスリット１０
４ｃの幅が小さいので、反転部１０４ｂの内側にはんだ
が十分に侵入できず、配線用銅箔１０１と鳩目１０４の
接続は主として反転部１０４ｂの外側面のみとなる。こ
のため、温度変化によるプリント基板１０２の伸縮によ
りクラックが発生することがあり、十分な信頼性が確保
できないと言う問題点があった。
反転部１０４ｂの曲率半径が小さく、またスリット１０
４ｃの幅が小さいので、反転部１０４ｂの内側にはんだ
が十分に侵入できず、配線用銅箔１０１と鳩目１０４の
接続は主として反転部１０４ｂの外側面のみとなる。こ
のため、温度変化によるプリント基板１０２の伸縮によ
りクラックが発生することがあり、十分な信頼性が確保
できないと言う問題点があった。
【０００５】そこで、図７及び図８に示すように構成し
た固定装置もある。この図７及び図８において、図５及
び図６と同一符号を付したものは図５及び図６と同一の
ものを示しているものである。そして、図７及び図８に
示す固定構造では、スリット１０４ｃを入れた複数個の
反転部１０４ｂを、小さな曲率半径をもって配線用銅箔
１０１を押さえる密着反転部１０４ｄと、傾斜角度が３
０〜４０度をなす開口反転部１０４ｅとを交互に形成す
るようにかしめ成形を施して成るものである。
た固定装置もある。この図７及び図８において、図５及
び図６と同一符号を付したものは図５及び図６と同一の
ものを示しているものである。そして、図７及び図８に
示す固定構造では、スリット１０４ｃを入れた複数個の
反転部１０４ｂを、小さな曲率半径をもって配線用銅箔
１０１を押さえる密着反転部１０４ｄと、傾斜角度が３
０〜４０度をなす開口反転部１０４ｅとを交互に形成す
るようにかしめ成形を施して成るものである。
【０００６】この構造の場合では、開口反転部１０４ｅ
と配線用銅箔１０１の間に大きな隙間が形成されるの
で、この間に溶融はんだ１０５が容易に侵入し、配線用
銅箔１０１と鳩目１０４の接続が確実になる。
と配線用銅箔１０１の間に大きな隙間が形成されるの
で、この間に溶融はんだ１０５が容易に侵入し、配線用
銅箔１０１と鳩目１０４の接続が確実になる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図７及
び図８に示す従来の固定構造では、密着反転部１０４ｄ
と開口反転部１０４ｅとが交互に設けられ、密着反転部
１０４ｄと配線用銅箔１０１の間にはんだ１０５が侵入
できないので、必ずしもはんだ付けが十分とは言えなか
った。また、開口反転部１０４ｅは、傾斜角度が３０〜
４０度で形成されているので、図９に示すように、開口
反転部１０４ｅの先端部分とプリント基板１０２の裏面
１０２ｂまでの距離Ｈが大きくなる。したがって、例え
ば電子部品を実装するとき、リード端子１０６を鳩目１
０４に挿通した後からクリンチ（折り曲げ）加工するよ
うな場合、距離Ｈが大きいために必要量の折り曲げが行
えず、リード部品のはんだ付けが十分になされないと言
う問題点もあった。
び図８に示す従来の固定構造では、密着反転部１０４ｄ
と開口反転部１０４ｅとが交互に設けられ、密着反転部
１０４ｄと配線用銅箔１０１の間にはんだ１０５が侵入
できないので、必ずしもはんだ付けが十分とは言えなか
った。また、開口反転部１０４ｅは、傾斜角度が３０〜
４０度で形成されているので、図９に示すように、開口
反転部１０４ｅの先端部分とプリント基板１０２の裏面
１０２ｂまでの距離Ｈが大きくなる。したがって、例え
ば電子部品を実装するとき、リード端子１０６を鳩目１
０４に挿通した後からクリンチ（折り曲げ）加工するよ
うな場合、距離Ｈが大きいために必要量の折り曲げが行
えず、リード部品のはんだ付けが十分になされないと言
う問題点もあった。
【０００８】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的ははんだ付けの信頼性を向上させる
とともに、リード端子を鳩目に挿入した後でクリンチ加
工を行うような場合でもその加工が簡単になる構造にし
たプリント基板用電子部品の固定装置を提供することに
ある。
のであり、その目的ははんだ付けの信頼性を向上させる
とともに、リード端子を鳩目に挿入した後でクリンチ加
工を行うような場合でもその加工が簡単になる構造にし
たプリント基板用電子部品の固定装置を提供することに
ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るプリント基板用電子部品の固定装置は、プ
リント配線を形成したプリント基板に設けた貫通孔に、
端部に複数の切り込みを設けた鳩目を挿通し、前記切り
込みによって複数に分割された切り込み片をそれぞれ前
記プリント基板にかしめて固定し、前記鳩目内に挿通し
た電子部品のリード端子と前記プリント配線を前記鳩目
を介してはんだ付けするものであって、前記各切り込み
片は、円周に沿う方向の一端が前記プリント基板に当接
し、他端側に向かうにしたがってプリント基板と離れる
ように傾斜させて設けられているものである。また、か
しめ固定側のかしめ力をプリント基板面上に平均的に付
与させるのに、前記複数の切り込み片を各々同じ方向に
傾斜させて設けることもできる。さらに、前記鳩目の切
り込みを片側の端部にだけ設けるとともに、もう片方の
端部には鳩目の胴部より略直角に延びる鍔状部を形成
し、この鍔状部をプリント基板面に密着させて取り付け
ると安定したかしめが可能になる。
本発明に係るプリント基板用電子部品の固定装置は、プ
リント配線を形成したプリント基板に設けた貫通孔に、
端部に複数の切り込みを設けた鳩目を挿通し、前記切り
込みによって複数に分割された切り込み片をそれぞれ前
記プリント基板にかしめて固定し、前記鳩目内に挿通し
た電子部品のリード端子と前記プリント配線を前記鳩目
を介してはんだ付けするものであって、前記各切り込み
片は、円周に沿う方向の一端が前記プリント基板に当接
し、他端側に向かうにしたがってプリント基板と離れる
ように傾斜させて設けられているものである。また、か
しめ固定側のかしめ力をプリント基板面上に平均的に付
与させるのに、前記複数の切り込み片を各々同じ方向に
傾斜させて設けることもできる。さらに、前記鳩目の切
り込みを片側の端部にだけ設けるとともに、もう片方の
端部には鳩目の胴部より略直角に延びる鍔状部を形成
し、この鍔状部をプリント基板面に密着させて取り付け
ると安定したかしめが可能になる。
【００１０】
【作用】この構成によれば、切り込み片を傾斜させて設
けているので、傾斜部の上側に向かうに従ってプリント
基板面との間に隙間が形成され、この隙間にはんだが良
く流れ込んでプリント配線と鳩目が十分にはんだ付けさ
れるので、温度変化に起因するクラックの発生等がなく
なる。
けているので、傾斜部の上側に向かうに従ってプリント
基板面との間に隙間が形成され、この隙間にはんだが良
く流れ込んでプリント配線と鳩目が十分にはんだ付けさ
れるので、温度変化に起因するクラックの発生等がなく
なる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図１乃至図４は本発明の一実施例とし
て示すプリント基板用電子部品の固定装置における要部
を拡大して示すもので、図１はリード端子を取り付ける
前の状態で示す側面図、図２は同じくリード端子を取り
付ける前の状態で裏面側より示す平面図、図３はリード
端子を取り付けた状態で示す断面図、図４は同じくリー
ド端子を取り付けた状態で示す断面図である。
詳細に説明する。図１乃至図４は本発明の一実施例とし
て示すプリント基板用電子部品の固定装置における要部
を拡大して示すもので、図１はリード端子を取り付ける
前の状態で示す側面図、図２は同じくリード端子を取り
付ける前の状態で裏面側より示す平面図、図３はリード
端子を取り付けた状態で示す断面図、図４は同じくリー
ド端子を取り付けた状態で示す断面図である。
【００１２】図１乃至図４における固定装置は、プリン
ト配線としての配線用銅箔１を表面に形成したプリント
基板２に、配線用銅箔１を貫く貫通孔３を設け、この貫
通孔３に部品実装面２ａ側から、胴の一端部にこの胴部
より略直角に延びる鍔状部４ａを設けてなる黄銅製の鳩
目４を、胴の他端部より挿通し、その胴の他端部をかし
めて反転させて成る切り込み片４ｂの先端を配線用銅箔
１に密着させた概略構造になっている。
ト配線としての配線用銅箔１を表面に形成したプリント
基板２に、配線用銅箔１を貫く貫通孔３を設け、この貫
通孔３に部品実装面２ａ側から、胴の一端部にこの胴部
より略直角に延びる鍔状部４ａを設けてなる黄銅製の鳩
目４を、胴の他端部より挿通し、その胴の他端部をかし
めて反転させて成る切り込み片４ｂの先端を配線用銅箔
１に密着させた概略構造になっている。
【００１３】さらに詳述すると、切り込み片４ｂは、鳩
目４の他端部における円周上の略等間隔な位置に複数
（本実施例では６つ）のスリット（切り込み）８を一端
部側に向かって形成して作られている。そして、鍔状部
４ａが部品実装面２ａ側に密着されて当接位置決めされ
るまで鳩目４を切り込み片４ｂ側より貫通孔３に挿入さ
せ、この後から図示せぬかしめ加工機によって各切り込
み片４ｂをそれぞれ円周と沿う方向に、傾斜角度略２０
度で、かつ各切り込み片４ｂが同じ方向に傾斜するよう
にしてかしめられてプリント基板２に取り付けられてい
る。したがって、このようにしてプリント基板２に取り
付けられた鳩目４の各切り込み片４ｂは、円周に沿う方
向の一端側がプリント基板２に当接し、他端側に向かう
にしたがってプリント基板２と離れ、この他端側では最
大ｔ（図１参照）の隙間が形成される。図１及び図２
は、この状態を示している。
目４の他端部における円周上の略等間隔な位置に複数
（本実施例では６つ）のスリット（切り込み）８を一端
部側に向かって形成して作られている。そして、鍔状部
４ａが部品実装面２ａ側に密着されて当接位置決めされ
るまで鳩目４を切り込み片４ｂ側より貫通孔３に挿入さ
せ、この後から図示せぬかしめ加工機によって各切り込
み片４ｂをそれぞれ円周と沿う方向に、傾斜角度略２０
度で、かつ各切り込み片４ｂが同じ方向に傾斜するよう
にしてかしめられてプリント基板２に取り付けられてい
る。したがって、このようにしてプリント基板２に取り
付けられた鳩目４の各切り込み片４ｂは、円周に沿う方
向の一端側がプリント基板２に当接し、他端側に向かう
にしたがってプリント基板２と離れ、この他端側では最
大ｔ（図１参照）の隙間が形成される。図１及び図２
は、この状態を示している。
【００１４】次に、このような固定装置を用いて電子部
品を実装するには、先ずプリント基板１の部品実装面２
ａ側から電子部品１０のリード端子６を鳩目４に挿通
し、この状態でその裏面２ｂをはんだ槽等に浸漬する。
すると、図３及び図４に示すように、はんだ５が鳩目４
を介して配線用銅箔１とリード端子６とを機械的及び電
気的に接続する。
品を実装するには、先ずプリント基板１の部品実装面２
ａ側から電子部品１０のリード端子６を鳩目４に挿通
し、この状態でその裏面２ｂをはんだ槽等に浸漬する。
すると、図３及び図４に示すように、はんだ５が鳩目４
を介して配線用銅箔１とリード端子６とを機械的及び電
気的に接続する。
【００１５】そして、この場合、各切り込み片４ｂが傾
斜して設けられていて、プリント基板２との間に最大ｔ
の隙間が形成されているので、この隙間よりはんだ５が
侵入し、各切り込み片４ｂとプリント基板２の間のはん
だ付けが確実になされる。また、各切り込み片４ｂを各
々同じ方向に傾斜させて設けているので、かしめ固定側
のかしめ力をプリント基板１の裏面２ｂ上に平均的に付
与させることができるとともに、プリント基板２と切込
み片４ｂとの間のはんだ付けも平均して行われ、はんだ
性も良くなり、信頼性が向上する。さらに、鳩目４の切
り込み片４ｂを片方の端部にだけ設けるとともに、もう
片方の端部は鳩目４の胴部より略直角に延びる鍔状部４
ａとして形成し、この鍔状部４ａをプリント基板２の部
品実装面２ａに密着させて取り付けているので、安定し
たかしめが可能となる。
斜して設けられていて、プリント基板２との間に最大ｔ
の隙間が形成されているので、この隙間よりはんだ５が
侵入し、各切り込み片４ｂとプリント基板２の間のはん
だ付けが確実になされる。また、各切り込み片４ｂを各
々同じ方向に傾斜させて設けているので、かしめ固定側
のかしめ力をプリント基板１の裏面２ｂ上に平均的に付
与させることができるとともに、プリント基板２と切込
み片４ｂとの間のはんだ付けも平均して行われ、はんだ
性も良くなり、信頼性が向上する。さらに、鳩目４の切
り込み片４ｂを片方の端部にだけ設けるとともに、もう
片方の端部は鳩目４の胴部より略直角に延びる鍔状部４
ａとして形成し、この鍔状部４ａをプリント基板２の部
品実装面２ａに密着させて取り付けているので、安定し
たかしめが可能となる。
【００１６】加えて、この構造では、円周に沿う方向で
各切り込み片４ｂを傾斜させているので、傾斜角度を余
り大きくしなくても済み、各切り込み片４ｂの先端とプ
リント基板２間の最大寸法ｈ（図４参照）も小さくでき
る。よって、例えば電子部品１０のリード端子６を鳩目
４に挿通した後でクリンチ（折り曲げ）加工するような
場合でも、図４に示すように距離ｈが小さいので折り曲
げが十分に行え、リード端子６のはんだ付けが確実にな
されることになる。
各切り込み片４ｂを傾斜させているので、傾斜角度を余
り大きくしなくても済み、各切り込み片４ｂの先端とプ
リント基板２間の最大寸法ｈ（図４参照）も小さくでき
る。よって、例えば電子部品１０のリード端子６を鳩目
４に挿通した後でクリンチ（折り曲げ）加工するような
場合でも、図４に示すように距離ｈが小さいので折り曲
げが十分に行え、リード端子６のはんだ付けが確実にな
されることになる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るプリ
ント基板用電子部品の固定装置によれば、切り込み片を
傾斜させて設けているので、傾斜部の上側に向かうに従
ってプリント基板面との間に隙間が形成され、この隙間
にはんだが良く流れ込んでプリント配線と鳩目が十分に
はんだ付けされることになり、温度変化に起因するクラ
ックの発生等がなくなり、信頼性の高い固定が得られ
る。また、前記複数の切り込み片を各々同じ方向に傾斜
させて設けた場合では、かしめ固定側のかしめ力をプリ
ント基板面上に平均的に付与させることができるととも
に、プリント基板面と切込み片との間のはんだ付けも平
均して行われるので、はんだ性も良くなり、信頼性がさ
らに向上する。さらに、前記鳩目の切り込みを片方の端
部にだけ設けるとともに、もう片方の端部には鳩目の胴
部より略直角に延びる鍔状部を形成し、この鍔状部をプ
リント基板面に密着させて取り付けるようにした場合で
は、安定したかしめが可能となり、信頼性もさらに向上
する。
ント基板用電子部品の固定装置によれば、切り込み片を
傾斜させて設けているので、傾斜部の上側に向かうに従
ってプリント基板面との間に隙間が形成され、この隙間
にはんだが良く流れ込んでプリント配線と鳩目が十分に
はんだ付けされることになり、温度変化に起因するクラ
ックの発生等がなくなり、信頼性の高い固定が得られ
る。また、前記複数の切り込み片を各々同じ方向に傾斜
させて設けた場合では、かしめ固定側のかしめ力をプリ
ント基板面上に平均的に付与させることができるととも
に、プリント基板面と切込み片との間のはんだ付けも平
均して行われるので、はんだ性も良くなり、信頼性がさ
らに向上する。さらに、前記鳩目の切り込みを片方の端
部にだけ設けるとともに、もう片方の端部には鳩目の胴
部より略直角に延びる鍔状部を形成し、この鍔状部をプ
リント基板面に密着させて取り付けるようにした場合で
は、安定したかしめが可能となり、信頼性もさらに向上
する。
【図１】本発明の一実施例に係るプリント基板用電子部
品の固定装置における要部をリード端子を取り付ける前
の状態で示す側面図である。
品の固定装置における要部をリード端子を取り付ける前
の状態で示す側面図である。
【図２】本実施例装置の要部をリード端子を取り付ける
前の状態で裏面側より示す平面図である。
前の状態で裏面側より示す平面図である。
【図３】本実施例装置の要部をリード端子を取り付けた
状態で示す断面図である。
状態で示す断面図である。
【図４】本実施例装置の要部をクリンチタイプのリード
端子を取り付けた状態で示す断面図である。
端子を取り付けた状態で示す断面図である。
【図５】従来装置の第１例を示す断面図である。
【図６】従来装置の第１例をリード端子取付前の状態で
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図７】従来装置の第２例を示す断面図である。
【図８】従来装置の第２例をリード端子取付前の状態で
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図９】従来装置の第２例として示す鳩目に挿入したリ
ード端子をクリンチする状態を説明するための断面図で
ある。
ード端子をクリンチする状態を説明するための断面図で
ある。
１ 配線用銅箔（プリント配線） ２ プリント基板 ２ａ 部品実装面 ２ｂ 裏面 ３ 貫通孔 ４ 鳩目 ４ａ 鍔状部 ４ｂ 切り込み片 ５ はんだ ６ リード端子 ８ スリット（切り込み） １０ 電子部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−37087（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−153093（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−122768（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−83968（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H05K 1/11 H05K 1/18
Claims (5)
- 【請求項１】 プリント配線を形成したプリント基板に
設けた貫通孔に、端部に複数の切り込みを設けた鳩目を
挿通し、前記切り込みによって複数に分割された切り込
み片をそれぞれ前記プリント基板にかしめて固定し、前
記鳩目内に挿通した電子部品のリード端子と前記プリン
ト配線を前記鳩目を介してはんだ付けするプリント基板
用電子部品の固定装置において、 前記各切り込み片は、円周に沿う方向の一端が前記プリ
ント基板に当接し、他端側に向かうにしたがってプリン
ト基板と離れるように傾斜させて設けられていることを
特徴とするプリント基板用電子部品の固定装置。 - 【請求項２】 前記複数の切り込み片を各々同じ方向に
傾斜させて設けた請求項１に記載のプリント基板用電子
部品の固定装置。 - 【請求項３】 前記鳩目の切り込みを片側の端部にだけ
設けるとともに、もう片方の端部には鳩目の胴部より略
直角に延びる鍔状部を形成してなり、前記鍔状部を前記
プリント基板に密着させて取り付けた請求項１または２
に記載のプリント基板用電子部品の固定装置。 - 【請求項４】 プリント配線を形成したプリント基板に
設けた貫通孔に、端部に複数の切り込みを設けた鳩目を
挿通し、前記切り込みによって複数に分割された切り込
み片をそれぞれ前記プリント基板の裏面側にかしめて固
定するとともに、前記鳩目内に電子部品のリード端子を
挿通して裏面側で折り曲げ、前記リード端子と前記プリ
ント配線を前記鳩目を介してはんだ付けするプリント基
板用電子部品の固定装置において、 前記各切り込み片は、円周に沿う方向の一端が前記プリ
ント基板に当接し、他端側に向かうにしたがってプリン
ト基板と離れるように傾斜させて設けられていることを
特徴とするプリント基板用電子部品の固定装置。 - 【請求項５】 前記複数の切り込み片を各々同じ方向に
傾斜させて設けた請求項４に記載のプリント基板用電子
部品の固定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4194538A JP3018758B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | プリント基板用電子部品の固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4194538A JP3018758B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | プリント基板用電子部品の固定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0621600A JPH0621600A (ja) | 1994-01-28 |
| JP3018758B2 true JP3018758B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=16326204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4194538A Expired - Lifetime JP3018758B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | プリント基板用電子部品の固定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3018758B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6412234B1 (ja) * | 2017-09-26 | 2018-10-24 | 太陽誘電株式会社 | 蓄電モジュール |
| JP7328154B2 (ja) * | 2020-01-16 | 2023-08-16 | 林テレンプ株式会社 | 車両用アンダーカバー |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4194538A patent/JP3018758B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0621600A (ja) | 1994-01-28 |
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