JP3017885B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents
硬貨処理装置Info
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- JP3017885B2 JP3017885B2 JP4186727A JP18672792A JP3017885B2 JP 3017885 B2 JP3017885 B2 JP 3017885B2 JP 4186727 A JP4186727 A JP 4186727A JP 18672792 A JP18672792 A JP 18672792A JP 3017885 B2 JP3017885 B2 JP 3017885B2
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- coins
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば銀行などの金融
機関に設置され、硬貨の入金処理を行なうことができる
硬貨処理装置に係わり、詳しくは硬貨投入口から投入さ
れた硬貨を一括して収容する硬貨収容室から硬貨の種別
を判定するために１枚ずつに分離して検銭部に送り込む
硬貨繰出し部を備えた硬貨処理装置に関する。
機関に設置され、硬貨の入金処理を行なうことができる
硬貨処理装置に係わり、詳しくは硬貨投入口から投入さ
れた硬貨を一括して収容する硬貨収容室から硬貨の種別
を判定するために１枚ずつに分離して検銭部に送り込む
硬貨繰出し部を備えた硬貨処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、銀行などの金融機関では、硬貨の
入出金処理を自動的に行なう硬貨処理装置を搭載した現
金自動取引装置（ＡＴＭ）が設置され、実用に供されて
いる。
入出金処理を自動的に行なう硬貨処理装置を搭載した現
金自動取引装置（ＡＴＭ）が設置され、実用に供されて
いる。
【０００３】通常、硬貨処理装置においては、硬貨投入
口から投入された複数種複数枚の硬貨を一括して収容す
る硬貨収容室から硬貨の種別を判定するために１枚ずつ
に分離して検銭部に送り込む硬貨繰出し部を備えた構成
となっている。また、硬貨収容室内の硬貨は硬貨収容室
の底部を構成する搬出ベルト（繰出しベルト）の走行に
より取出し搬送されるようになっている。
口から投入された複数種複数枚の硬貨を一括して収容す
る硬貨収容室から硬貨の種別を判定するために１枚ずつ
に分離して検銭部に送り込む硬貨繰出し部を備えた構成
となっている。また、硬貨収容室内の硬貨は硬貨収容室
の底部を構成する搬出ベルト（繰出しベルト）の走行に
より取出し搬送されるようになっている。
【０００４】従来、この種の装置にあっては、硬貨収容
室からの硬貨の取出し不良を防止すべく、搬出ベルトの
正逆転走行を繰返して時間を掛けながら硬貨収容室内の
硬貨を崩す方法、あるいは、硬貨収容室の壁面から金属
またはゴム状のレバーを出し入れし、硬貨収容室内の硬
貨に振動や衝撃を与えながら攪拌する方法が取られてい
た。
室からの硬貨の取出し不良を防止すべく、搬出ベルトの
正逆転走行を繰返して時間を掛けながら硬貨収容室内の
硬貨を崩す方法、あるいは、硬貨収容室の壁面から金属
またはゴム状のレバーを出し入れし、硬貨収容室内の硬
貨に振動や衝撃を与えながら攪拌する方法が取られてい
た。
【０００５】しかしながら、硬貨収容室に投入された硬
貨が硬貨収容室の側壁に沿うように立ったままの状態と
なって搬出ベルトが走行しても硬貨が回転してしまって
繰出されなくなる現象、いわゆる「俵」、「競輪」と表
現される現象が生じた場合には、前述のように搬出ベル
トを正逆転走行させても硬貨全体が前後に移動するのみ
で搬出ベルト上に硬貨を寝せることができず、また、レ
バーを出し入れしての硬貨の側面を叩くのみで、崩すま
でには至らず、取出し不良が発生し、計数できないまま
装置を停止せざるを得ないといった問題があった。
貨が硬貨収容室の側壁に沿うように立ったままの状態と
なって搬出ベルトが走行しても硬貨が回転してしまって
繰出されなくなる現象、いわゆる「俵」、「競輪」と表
現される現象が生じた場合には、前述のように搬出ベル
トを正逆転走行させても硬貨全体が前後に移動するのみ
で搬出ベルト上に硬貨を寝せることができず、また、レ
バーを出し入れしての硬貨の側面を叩くのみで、崩すま
でには至らず、取出し不良が発生し、計数できないまま
装置を停止せざるを得ないといった問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の硬貨処理装置に
おいては、硬貨収容室に投入された硬貨が硬貨収容室の
側壁に沿うように立ったままの状態で収容されて取出さ
れなくなる「俵現象」、「競輪現象」が生じた場合に
は、係員による回復処理を取らなければならず、顧客へ
のサ−ビス性の低下を招くだけでなく、装置の稼働効率
を低下させるなどの問題があった。
おいては、硬貨収容室に投入された硬貨が硬貨収容室の
側壁に沿うように立ったままの状態で収容されて取出さ
れなくなる「俵現象」、「競輪現象」が生じた場合に
は、係員による回復処理を取らなければならず、顧客へ
のサ−ビス性の低下を招くだけでなく、装置の稼働効率
を低下させるなどの問題があった。
【０００７】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、硬貨収容室における「俵現象」、「競輪現象」によ
る硬貨の取出し不良をも防止でき、顧客へのサ−ビス性
の向上および係員処理の低減と装置の稼働効率の向上が
図れるようにした硬貨処理装置を提供することを目的と
する。
で、硬貨収容室における「俵現象」、「競輪現象」によ
る硬貨の取出し不良をも防止でき、顧客へのサ−ビス性
の向上および係員処理の低減と装置の稼働効率の向上が
図れるようにした硬貨処理装置を提供することを目的と
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の硬貨処理装置は、硬貨投入口から投入され
た複数種複数枚の硬貨を一括して収容する硬貨収容室
と、この硬貨収容室の底部を構成するとともに硬貨を硬
貨収容室に形成された硬貨搬出口から搬出すべく走行す
る搬出ベルトと、前記硬貨搬出口近傍に設けられ硬貨を
１枚ずつ整列させて繰り出せるように規制する規制手段
と、この規制手段により規制された硬貨の繰出し方向と
直交する方向に設けられた硬貨収容室の壁部に設けら
れ、前記搬出ベルトの搬出方向に軸を有し、回転に伴っ
て硬貨収容室内に収容された硬貨を掻き上げてその集積
状態を崩す硬貨掻上げ手段と、を具備してなる構成とし
た。
め、本発明の硬貨処理装置は、硬貨投入口から投入され
た複数種複数枚の硬貨を一括して収容する硬貨収容室
と、この硬貨収容室の底部を構成するとともに硬貨を硬
貨収容室に形成された硬貨搬出口から搬出すべく走行す
る搬出ベルトと、前記硬貨搬出口近傍に設けられ硬貨を
１枚ずつ整列させて繰り出せるように規制する規制手段
と、この規制手段により規制された硬貨の繰出し方向と
直交する方向に設けられた硬貨収容室の壁部に設けら
れ、前記搬出ベルトの搬出方向に軸を有し、回転に伴っ
て硬貨収容室内に収容された硬貨を掻き上げてその集積
状態を崩す硬貨掻上げ手段と、を具備してなる構成とし
た。
【０００９】また、本発明の硬貨処理装置は、硬貨投入
口から投入された複数種複数枚の硬貨を一括して収容す
る硬貨収容室と、この硬貨収容室の底部を構成するとと
もに硬貨を硬貨収容室に形成された硬貨搬出口から搬出
すべく走行する搬出ベルトと、前記硬貨搬出口近傍に設
けられ硬貨を１枚ずつ整列させて繰り出せるように規制
する規制手段と、この規制手段により規制された硬貨の
繰出し方向と直交する方向に設けられた硬貨収容室の壁
部に設けられ、前記搬出ベルトの搬出方向に軸を有し、
回転に伴って前記硬貨収容室内に収容された硬貨の集積
状態を崩すための突起付きゴムロ−ラと、この突起付き
ゴムロ−ラを駆動するロ−ラ駆動手段と、を具備してな
る構成とした。
口から投入された複数種複数枚の硬貨を一括して収容す
る硬貨収容室と、この硬貨収容室の底部を構成するとと
もに硬貨を硬貨収容室に形成された硬貨搬出口から搬出
すべく走行する搬出ベルトと、前記硬貨搬出口近傍に設
けられ硬貨を１枚ずつ整列させて繰り出せるように規制
する規制手段と、この規制手段により規制された硬貨の
繰出し方向と直交する方向に設けられた硬貨収容室の壁
部に設けられ、前記搬出ベルトの搬出方向に軸を有し、
回転に伴って前記硬貨収容室内に収容された硬貨の集積
状態を崩すための突起付きゴムロ−ラと、この突起付き
ゴムロ−ラを駆動するロ−ラ駆動手段と、を具備してな
る構成とした。
【００１０】
【作用】本発明の硬貨処理装置にあっては、硬貨収容室
に投入された硬貨が硬貨収容室の側壁に沿うように立っ
たままの状態となった場合に、この硬貨が硬貨収容室の
壁部に設けられた硬貨掻上げ手段により掻き上げられて
集積姿勢が崩されることにより硬貨が搬出ベルト上に倒
れた状態となる。これにより、「俵現象」、「競輪現
象」による硬貨の取出し不良が防止されて、従来、必要
とされた係員による回復処理が不要となり、顧客へのサ
−ビス性の向上および係員処理の低減と装置の稼働効率
の向上が可能となる。
に投入された硬貨が硬貨収容室の側壁に沿うように立っ
たままの状態となった場合に、この硬貨が硬貨収容室の
壁部に設けられた硬貨掻上げ手段により掻き上げられて
集積姿勢が崩されることにより硬貨が搬出ベルト上に倒
れた状態となる。これにより、「俵現象」、「競輪現
象」による硬貨の取出し不良が防止されて、従来、必要
とされた係員による回復処理が不要となり、顧客へのサ
−ビス性の向上および係員処理の低減と装置の稼働効率
の向上が可能となる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【００１２】図２は硬貨処理装置を搭載した現金自動取
引装置（ＡＴＭ）１の外観を概略的に示し、ＡＴＭ１の
接客部１ａには、操作入力部２、紙幣入出金口３、硬貨
入出金口４、カード挿入口５、および通帳挿入口６等の
取扱い操作部が配設されている。図中、矢印Ｈは、各取
扱い操作部に対する利用客の操作方向（前後方向）を示
す。
引装置（ＡＴＭ）１の外観を概略的に示し、ＡＴＭ１の
接客部１ａには、操作入力部２、紙幣入出金口３、硬貨
入出金口４、カード挿入口５、および通帳挿入口６等の
取扱い操作部が配設されている。図中、矢印Ｈは、各取
扱い操作部に対する利用客の操作方向（前後方向）を示
す。
【００１３】また、硬貨投入口と取出し口を兼用する硬
貨入出金口４と対応するＡＴＭ１の筐体内には、本発明
の硬貨処理装置１０が設けられており、硬貨による入出
金処理が行えるようになっている。図１は、この硬貨処
理装置１０の本発明に係わる硬貨繰出し部１１およびそ
の近傍の構成を示す。
貨入出金口４と対応するＡＴＭ１の筐体内には、本発明
の硬貨処理装置１０が設けられており、硬貨による入出
金処理が行えるようになっている。図１は、この硬貨処
理装置１０の本発明に係わる硬貨繰出し部１１およびそ
の近傍の構成を示す。
【００１４】硬貨１５を挿脱するための硬貨入出金口４
の下方には、硬貨１５を収容する硬貨受け皿（入出金ホ
ッパ）１２が設けられており、また、前記硬貨入出金口
４はシャッタ１３により開閉されるようになっている。
の下方には、硬貨１５を収容する硬貨受け皿（入出金ホ
ッパ）１２が設けられており、また、前記硬貨入出金口
４はシャッタ１３により開閉されるようになっている。
【００１５】そして、出金時にはＡＴＭ１の操作入力部
２にて硬貨１５の出金を指定すると、ＡＴＭ１全体で顧
客処理等を判断して硬貨１５が硬貨受け皿１２に放出さ
れる。そして、指定金額が放出されたことを確認して、
ＡＴＭ１のシャッタ１３が開くようになっている。
２にて硬貨１５の出金を指定すると、ＡＴＭ１全体で顧
客処理等を判断して硬貨１５が硬貨受け皿１２に放出さ
れる。そして、指定金額が放出されたことを確認して、
ＡＴＭ１のシャッタ１３が開くようになっている。
【００１６】また、入金処理時には、操作入力部２の入
金指定により、硬貨入出金口４のシャッタ１３が開き、
顧客が硬貨１５を硬貨受け皿１２に投入すると、シャッ
タ１３が閉じると同時に、硬貨受け皿１２が反転し、硬
貨繰出し部１１の硬貨収容室１４へ硬貨１５を落とし込
むようになっている。つぎに、硬貨繰出し部１１に付い
て、図３ないし図５を加えて説明する。
金指定により、硬貨入出金口４のシャッタ１３が開き、
顧客が硬貨１５を硬貨受け皿１２に投入すると、シャッ
タ１３が閉じると同時に、硬貨受け皿１２が反転し、硬
貨繰出し部１１の硬貨収容室１４へ硬貨１５を落とし込
むようになっている。つぎに、硬貨繰出し部１１に付い
て、図３ないし図５を加えて説明する。
【００１７】図３に示すように、前記硬貨収容室１４
は、ガイド筒２０と、このガイド筒２０の下端開口部を
閉塞するように張設された搬出ベルト（繰出しベルト）
２１で構成されている。
は、ガイド筒２０と、このガイド筒２０の下端開口部を
閉塞するように張設された搬出ベルト（繰出しベルト）
２１で構成されている。
【００１８】ガイド筒２０は、搬出ベルト２１の走行方
向に下流側の第１の壁としての前面壁２０ａ、搬出ベル
ト２１の走行方向に上流側の第２の壁としての後面壁２
０ｂ、搬出ベルト２１の走行方向に向かって右に位置す
る第３の壁としての右面壁２０ｃ、および搬出ベルト２
１の走行方向に向かって左に位置する第４の壁としての
左面壁２０ｄを有する角筒状を呈している。
向に下流側の第１の壁としての前面壁２０ａ、搬出ベル
ト２１の走行方向に上流側の第２の壁としての後面壁２
０ｂ、搬出ベルト２１の走行方向に向かって右に位置す
る第３の壁としての右面壁２０ｃ、および搬出ベルト２
１の走行方向に向かって左に位置する第４の壁としての
左面壁２０ｄを有する角筒状を呈している。
【００１９】搬出ベルト２１は、ロ−ラ２５，２６に掛
け渡されているとともに、床２７によって安定的に支え
られており、硬貨受け皿１２が反転して重力により落下
してきた硬貨１５は、この搬出ベルト２１上に集積され
るようになっている。また、搬出ベルト２１は、歯車群
などの減速機構（図示しない）を介してモータＭにより
正逆両方向に走行するように駆動されるようになってい
る。
け渡されているとともに、床２７によって安定的に支え
られており、硬貨受け皿１２が反転して重力により落下
してきた硬貨１５は、この搬出ベルト２１上に集積され
るようになっている。また、搬出ベルト２１は、歯車群
などの減速機構（図示しない）を介してモータＭにより
正逆両方向に走行するように駆動されるようになってい
る。
【００２０】硬貨収容室１５の前記前面壁２０ａに形成
された硬貨搬出口３０の近傍には、硬貨１５を１枚ずつ
整列状態で次工程に繰り出せるように規制する規制手段
３１が設けられている。規制手段３１は、搬出ベルト２
１の搬送方向と反対方向のみの回転が可能な強制逆転ゲ
ートローラ３２と、幅寄せ部材３３とからなり、最大外
形硬貨が１枚通過でき、最小硬貨が２枚通過できないよ
うに規制するようになっている。そして、硬貨１５は、
搬出ベルト２１の走行に伴って搬送方向下流側に設けら
れた硬貨１５の金種、および正損などの判別を行なう検
銭部（図示しない）に送り込まれるようになっている。
された硬貨搬出口３０の近傍には、硬貨１５を１枚ずつ
整列状態で次工程に繰り出せるように規制する規制手段
３１が設けられている。規制手段３１は、搬出ベルト２
１の搬送方向と反対方向のみの回転が可能な強制逆転ゲ
ートローラ３２と、幅寄せ部材３３とからなり、最大外
形硬貨が１枚通過でき、最小硬貨が２枚通過できないよ
うに規制するようになっている。そして、硬貨１５は、
搬出ベルト２１の走行に伴って搬送方向下流側に設けら
れた硬貨１５の金種、および正損などの判別を行なう検
銭部（図示しない）に送り込まれるようになっている。
【００２１】また、図３ないし図５に示すように、硬貨
収容室１４を形成する第４の壁としての左面壁２０ｄ側
には、硬貨収容室１４内に収容された硬貨１５を掻き上
げてその集積状態を崩す硬貨掻上げ手段４０が設けられ
ている。
収容室１４を形成する第４の壁としての左面壁２０ｄ側
には、硬貨収容室１４内に収容された硬貨１５を掻き上
げてその集積状態を崩す硬貨掻上げ手段４０が設けられ
ている。
【００２２】この硬貨掻上げ手段４０は、左面壁２０ｄ
に形成された開口部４１を介して周面の一部を硬貨収容
室１４内に突出させた突起付きゴムロ−ラ４２と、この
突起付きゴムロ−ラ４２を駆動するロ−ラ駆動手段４３
とを有する。
に形成された開口部４１を介して周面の一部を硬貨収容
室１４内に突出させた突起付きゴムロ−ラ４２と、この
突起付きゴムロ−ラ４２を駆動するロ−ラ駆動手段４３
とを有する。
【００２３】突起付きゴムロ−ラ４２は、左面壁２０ｄ
及び後面壁２０ｂに設けられた図示しない軸受部材を備
えたローラ支え４５，４６により、回転自在に支えられ
ている。
及び後面壁２０ｂに設けられた図示しない軸受部材を備
えたローラ支え４５，４６により、回転自在に支えられ
ている。
【００２４】この突起付きゴムロ−ラ４２は、シャフト
の外周に摩擦計数の大きなゴム部材を形成してなるゴム
ローラ４２ａの外周面に部分的に複数のピン状突起４２
ｂを突設したものとなっている。一方、この突起付きゴ
ムロ−ラ４２が介在する開口部４には、ピン状突起４２
ｂとの干渉を避けるための切欠部からなる逃げ部４７が
形成されている。
の外周に摩擦計数の大きなゴム部材を形成してなるゴム
ローラ４２ａの外周面に部分的に複数のピン状突起４２
ｂを突設したものとなっている。一方、この突起付きゴ
ムロ−ラ４２が介在する開口部４には、ピン状突起４２
ｂとの干渉を避けるための切欠部からなる逃げ部４７が
形成されている。
【００２５】また、ロ−ラ駆動手段４３は、次のような
構成となっている。すなわち、突起付きゴムロ−ラ４２
のシャフト４２ｃの一端には、従動プーリー５０が取付
けられており、伝達ベルト５１を介して駆動プ−リ５２
と連動するようになっている。
構成となっている。すなわち、突起付きゴムロ−ラ４２
のシャフト４２ｃの一端には、従動プーリー５０が取付
けられており、伝達ベルト５１を介して駆動プ−リ５２
と連動するようになっている。
【００２６】駆動プ−リ５２は、軸受部材５５により中
間部を回転自在に保持された回転軸５６の一端に取り付
けられている。一方、回転軸５６の他端には、傘歯車５
７が取付けられており、この傘歯車５７は前記搬出ベル
ト２１が掛け渡されるロ−ラ２６と一体に回転する傘歯
車５８と噛合した状態となっている。
間部を回転自在に保持された回転軸５６の一端に取り付
けられている。一方、回転軸５６の他端には、傘歯車５
７が取付けられており、この傘歯車５７は前記搬出ベル
ト２１が掛け渡されるロ−ラ２６と一体に回転する傘歯
車５８と噛合した状態となっている。
【００２７】したがって、搬出ベルト２１が走行に伴い
ロ−ラ２６が回転すると、この回転力は、傘歯車５８、
傘歯車５７、回転軸５６、駆動プ−リ５２、伝達ベルト
５１、従動プーリー５０を介して突起付きゴムロ−ラ４
２に伝達されることになる。
ロ−ラ２６が回転すると、この回転力は、傘歯車５８、
傘歯車５７、回転軸５６、駆動プ−リ５２、伝達ベルト
５１、従動プーリー５０を介して突起付きゴムロ−ラ４
２に伝達されることになる。
【００２８】なお、図中、６０…は支え板で、搬出ベル
ト２１が掛け渡されるロ−ラ２５，２６等を支持するよ
うになっており、硬貨収容室１４を形成するガイド筒２
０と一体化されている。つぎに、このように構成された
硬貨繰出し部１１の作用について説明する。
ト２１が掛け渡されるロ−ラ２５，２６等を支持するよ
うになっており、硬貨収容室１４を形成するガイド筒２
０と一体化されている。つぎに、このように構成された
硬貨繰出し部１１の作用について説明する。
【００２９】硬貨収容室１４内の硬貨１５は、搬出ベル
ト２１の走行に伴って矢印Ａ方向に搬送されるとともに
硬貨搬出口３０の近傍に設けられた強制逆転ゲートロー
ラ３２と幅寄せ部材３３により１枚ずつ整列状態で次工
程に搬送される。
ト２１の走行に伴って矢印Ａ方向に搬送されるとともに
硬貨搬出口３０の近傍に設けられた強制逆転ゲートロー
ラ３２と幅寄せ部材３３により１枚ずつ整列状態で次工
程に搬送される。
【００３０】一方、搬出ベルト２１が矢印Ａ方向に回転
することにより、突起付きゴムロ−ラ４２が矢印Ｂ方向
に回転し、硬貨収容室１４内の硬貨１５を攪拌し、搬出
ベルト２１上に寝やすい状況を作る。
することにより、突起付きゴムロ−ラ４２が矢印Ｂ方向
に回転し、硬貨収容室１４内の硬貨１５を攪拌し、搬出
ベルト２１上に寝やすい状況を作る。
【００３１】また、硬貨収容室１４に投入された硬貨１
５が「俵」、「競輪」現象の発生原因である棒状状態で
集積された場合には、図６および図７に示すように突起
付きゴムロ−ラ４２のゴムローラ４２ａ部の表面摩擦力
による矢印Ｄ方向の力によって硬貨１５が上方にずらさ
れ、「俵」、「競輪」状態の硬貨１５を端部のものより
崩していく。
５が「俵」、「競輪」現象の発生原因である棒状状態で
集積された場合には、図６および図７に示すように突起
付きゴムロ−ラ４２のゴムローラ４２ａ部の表面摩擦力
による矢印Ｄ方向の力によって硬貨１５が上方にずらさ
れ、「俵」、「競輪」状態の硬貨１５を端部のものより
崩していく。
【００３２】また、図８および図９に示すように突起付
きゴムロ−ラ４２の突起４２ｂが周期的に硬貨１５を叩
くため、複数枚寄り掛かっている硬貨１５も、矢印Ｅ方
向に蹴飛ばされ、搬出ベルト２１上に硬貨１５を安定的
に寝せることができる。
きゴムロ−ラ４２の突起４２ｂが周期的に硬貨１５を叩
くため、複数枚寄り掛かっている硬貨１５も、矢印Ｅ方
向に蹴飛ばされ、搬出ベルト２１上に硬貨１５を安定的
に寝せることができる。
【００３３】これにより、硬貨収容室１４に投入された
硬貨が硬貨収容室１４の側壁に沿うように立ったままの
状態となって搬出ベルト２１が走行しても硬貨１５が回
転してしまって繰出されなくなる現象、いわゆる
「俵」、「競輪」と表現される現象による硬貨の取出し
不良を防止でき、安定した繰出し動作が可能となる。
硬貨が硬貨収容室１４の側壁に沿うように立ったままの
状態となって搬出ベルト２１が走行しても硬貨１５が回
転してしまって繰出されなくなる現象、いわゆる
「俵」、「競輪」と表現される現象による硬貨の取出し
不良を防止でき、安定した繰出し動作が可能となる。
【００３４】なお、上述の一実施例において、硬貨の繰
出し方向と直交する硬貨収容室１４の一方の壁部、すな
わち、搬出ベルト２１の走行方向に向かって左に位置す
る左面壁２０ｄに硬貨掻上げ手段４０を設けたものにつ
いて説明したが、これに限らず、例えば、搬出ベルト２
１の走行方向に向かって右に位置する右面壁２０ｃにも
同様の処置を施すことも可能である。
出し方向と直交する硬貨収容室１４の一方の壁部、すな
わち、搬出ベルト２１の走行方向に向かって左に位置す
る左面壁２０ｄに硬貨掻上げ手段４０を設けたものにつ
いて説明したが、これに限らず、例えば、搬出ベルト２
１の走行方向に向かって右に位置する右面壁２０ｃにも
同様の処置を施すことも可能である。
【００３５】また、硬貨掻上げ手段４０は、突起付きゴ
ムロ−ラ４２を備えたものについて説明したが、ロ−ラ
に限らずベルト等であっても良く、要は、硬貨硬貨収容
室内に収容された硬貨を掻き上げてその集積状態を崩す
ことができれば良い。また、突起付きゴムロ−ラ４２
は、ピン状の突起を有するものとしたが、帯状の突起で
あっても良い。その他、本発明は本発明の要旨を変えな
い範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
ムロ−ラ４２を備えたものについて説明したが、ロ−ラ
に限らずベルト等であっても良く、要は、硬貨硬貨収容
室内に収容された硬貨を掻き上げてその集積状態を崩す
ことができれば良い。また、突起付きゴムロ−ラ４２
は、ピン状の突起を有するものとしたが、帯状の突起で
あっても良い。その他、本発明は本発明の要旨を変えな
い範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
【００３６】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、硬貨の
繰出し方向と直交する硬貨収容室の壁部に硬貨収容室内
に収容された硬貨を掻き上げてその集積状態を崩す硬貨
掻上げ手段を設けたから、硬貨収容室における「俵現
象」、「競輪現象」の発生の頻度が低下させ、発生して
も崩すことが可能となり、「俵現象」、「競輪現象」に
よる硬貨の取出し不良をも防止でき、顧客へのサ−ビス
性の向上および係員処理の低減と装置の稼働効率の向上
が図れるといった効果を奏する。
繰出し方向と直交する硬貨収容室の壁部に硬貨収容室内
に収容された硬貨を掻き上げてその集積状態を崩す硬貨
掻上げ手段を設けたから、硬貨収容室における「俵現
象」、「競輪現象」の発生の頻度が低下させ、発生して
も崩すことが可能となり、「俵現象」、「競輪現象」に
よる硬貨の取出し不良をも防止でき、顧客へのサ−ビス
性の向上および係員処理の低減と装置の稼働効率の向上
が図れるといった効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例に係る硬貨処理装置の硬貨繰
出し部およびその近傍の構成を示す図。
出し部およびその近傍の構成を示す図。
【図２】硬貨処理装置を搭載した現金自動取引装置の外
観を概略的に示す斜視図。
観を概略的に示す斜視図。
【図３】要部である硬貨繰出し部の概略的平面図。
【図４】要部である硬貨繰出し部の概略的断面図。
【図５】要部である硬貨繰出し部の概略的背面図。
【図６】硬貨掻上げ手段の掻上げ作用状態を示す説明
図。
図。
【図７】硬貨掻上げ手段の掻上げ作用状態を示す説明
図。
図。
【図８】突起付きゴムロ−ラによる硬貨の掻上げ作用状
態を示す説明図。
態を示す説明図。
【図９】突起付きゴムロ−ラによる硬貨の掻上げ作用状
態を示す説明図。
態を示す説明図。
４…硬貨入出金口、１０…硬貨処理装置、１１…硬貨繰
出し部、１２…硬貨受け皿（入出金ホッパ）、１３…シ
ャッタ、１４…硬貨収容室、１５…硬貨、２０…ガイド
筒、２１…搬出ベルト、２５，２６…ロ−ラ、３０…硬
貨搬出口、３１…規制手段、３２…強制逆転ゲートロー
ラ、３３…幅寄せ部材、４０…硬貨掻上げ手段、４１…
開口部、４２…突起付きゴムロ−ラ、４２ａ…ゴムロー
ラ、４２ｂ…ピン状突起、４３…ロ−ラ駆動手段。
出し部、１２…硬貨受け皿（入出金ホッパ）、１３…シ
ャッタ、１４…硬貨収容室、１５…硬貨、２０…ガイド
筒、２１…搬出ベルト、２５，２６…ロ−ラ、３０…硬
貨搬出口、３１…規制手段、３２…強制逆転ゲートロー
ラ、３３…幅寄せ部材、４０…硬貨掻上げ手段、４１…
開口部、４２…突起付きゴムロ−ラ、４２ａ…ゴムロー
ラ、４２ｂ…ピン状突起、４３…ロ−ラ駆動手段。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−50189（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−46876（ＪＰ，Ｕ) 実願 昭63−147825号（実開 平２− 70272号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G07D 9/00
Claims (2)
- 【請求項１】 硬貨投入口から投入された複数種複数枚
の硬貨を一括して収容する硬貨収容室と、 この硬貨収容室の底部を構成するとともに硬貨を硬貨収
容室に形成された硬貨搬出口から搬出すべく走行する搬
出ベルトと、 前記硬貨搬出口近傍に設けられ硬貨を１枚ずつ整列させ
て繰り出せるように規制する規制手段と、 この規制手段により規制された硬貨の繰出し方向と直交
する方向に設けられた硬貨収容室の壁部に設けられ、前
記搬出ベルトの搬出方向に軸を有し、回転に伴って硬貨
収容室内に収容された硬貨を掻き上げてその集積状態を
崩す硬貨掻上げ手段と、 を具備してなることを特徴とする硬貨処理装置。 - 【請求項２】 硬貨投入口から投入された複数種複数枚
の硬貨を一括して収容する硬貨収容室と、 この硬貨収容室の底部を構成するとともに硬貨を硬貨収
容室に形成された硬貨搬出口から搬出すべく走行する搬
出ベルトと、 前記硬貨搬出口近傍に設けられ硬貨を１枚ずつ整列させ
て繰り出せるように規制する規制手段と、 この規制手段により規制された硬貨の繰出し方向と直交
する方向に設けられた硬貨収容室の壁部に設けられ、前
記搬出ベルトの搬出方向に軸を有し、回転に伴って前記
硬貨収容室内に収容された硬貨の集積状態を崩すための
突起付きゴムロ−ラと、 この突起付きゴムロ−ラを駆動するロ−ラ駆動手段と、 具備してなることを特徴とする硬貨処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4186727A JP3017885B2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 硬貨処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4186727A JP3017885B2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 硬貨処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0636109A JPH0636109A (ja) | 1994-02-10 |
| JP3017885B2 true JP3017885B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=16193585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4186727A Expired - Fee Related JP3017885B2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 硬貨処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3017885B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3373257A1 (en) | 2017-03-06 | 2018-09-12 | Asahi Seiko Co., Ltd. | Coin processing apparatus and coin depositing/dispensing machine |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6823422B2 (ja) * | 2016-10-17 | 2021-02-03 | グローリー株式会社 | 硬貨収納繰出機構および硬貨処理装置 |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP4186727A patent/JP3017885B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3373257A1 (en) | 2017-03-06 | 2018-09-12 | Asahi Seiko Co., Ltd. | Coin processing apparatus and coin depositing/dispensing machine |
| CN108537946A (zh) * | 2017-03-06 | 2018-09-14 | 旭精工株式会社 | 硬币处理设备和硬币放置/分配机器 |
| JP2018147271A (ja) * | 2017-03-06 | 2018-09-20 | 旭精工株式会社 | 硬貨処理装置及びそれを備えた硬貨入出金装置 |
| US10540837B2 (en) | 2017-03-06 | 2020-01-21 | Asahi Seiko Co., Ltd. | Coin processing apparatus and coin depositing/dispensing machine |
| CN108537946B (zh) * | 2017-03-06 | 2021-03-05 | 旭精工株式会社 | 硬币处理设备和硬币放置/分配机器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0636109A (ja) | 1994-02-10 |
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