JP3017051U - 樋受金具 - Google Patents

樋受金具

Info

Publication number
JP3017051U
JP3017051U JP1995004566U JP456695U JP3017051U JP 3017051 U JP3017051 U JP 3017051U JP 1995004566 U JP1995004566 U JP 1995004566U JP 456695 U JP456695 U JP 456695U JP 3017051 U JP3017051 U JP 3017051U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gutter
bent portion
mounting member
flange
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995004566U
Other languages
English (en)
Inventor
敏雄 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otis Inc
Original Assignee
Otis Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otis Inc filed Critical Otis Inc
Priority to JP1995004566U priority Critical patent/JP3017051U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3017051U publication Critical patent/JP3017051U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平部と垂直部を有する取付部材に樋支持部
材を止軸で結合してなる樋受金具において、樋支持荷重
に対する強度を十分に確保しながら、取付部材の垂直部
を、水平部に対して人力で例えば90度から120度の
範囲取付部の角度に対応して自由に曲げたり延ばすこと
を可能とする。 【構成】 樋受金具において、取付部材の水平部に左右
両側を折り立てた補強用のフランジを設けるとともに、
垂直部への屈曲部のフランジをカットして屈曲部の両側
を無フランジ部となし、且つ水平部から垂直部に亘る屈
曲部の板面に補強リブを圧出形成してなることを特徴と
している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、軒樋を屋根の軒先に沿わせて所定の位置に支持できるように取付け られる樋受金具、特に取付部材を取付部の角度に適応して取付けることを可能に した装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属板片を折曲して形成したL字形の取付部材に樋支持部材を結合して樋を取 付けるようにした樋受金具は、例えば実開平2−1236号、同2−36528 号公報等によって従来から一般に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の樋受金具は、固定側になる取付部材が水平部と垂直部を略L 字形に形成されていて垂直部をタルキや壁面その他の取付部にビス等で固定する ように取付けるものであるが、取付部の状況によっては、90度ばかりでなく、 105度、120度といった異なる角度の取付けが必要となる場合がある。その 為取付部材の板厚が薄い場合は現場で曲げ工具等を用いて垂直部を所望の角度に 曲げたりすることも行われるが、大型の樋受け用になると板厚が厚く、而も図6 に示すように取付部材に樋の支持荷重に充分対応できるように補強用のフランジ を形成したものでは、曲げ工具を用いても人力では到底曲げたり延ばしたりでき ないので従来は、角度に合わせて数種類(通常は3〜4種類程度)の取付部材が 用意されているものである。しかし種類が多くなれば製作加工上においても工数 が多くなる為コストアップになり、又現場においても作業が面倒になり、取扱上 多大の困難を伴うという問題点を有していた。
【0004】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、樋支持荷重に対する強度を十分に確保しながら、取 付部材の垂直部を、水平部に対して人力で例えば90度から120度の範囲取付 部の角度に対応して自由に曲げたり延ばすことを可能とし、而も特別な装置やア タッチメントを附設するようなことを要しないで簡単安価に樋受金具を提供しよ うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における樋受金具は、水平部10aと垂直 部10bとを帯板金属を略L字形に折曲形成してなる取付部材10と、両端に樋 の耳縁に対する耳係合部21.22を設けた樋支持部材20とを、蝶ねじ又はリ ベット等の止軸5にて結合してなる樋受金具において、取付部材10の水平部1 0aに左右両側を折り立てた補強用のフランジ11を設けるとともに、垂直部へ の屈曲部のフランジをカットして屈曲部12の両側を無フランジ部13となし、 且つ水平部から垂直部に亘る屈曲部の板面に補強リブ14を圧出形成してなるも のである。
【0006】 また、屈曲部12の両側の無フランジ部13及び屈曲部板面の補強リブ14を 、水平部における樋支持荷重に対する許容応力と屈曲部の曲げ加工強度の応力と の関係において、大きさ及び溝巾、深さを規定してなるものである。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 取付部材10は、一定厚さの金属板片を用いて、水平部10aと垂直部10b をL字形に形成したものからなり、L字形の垂直部10bを外壁等の固定部にビ ス等により直付け、又は取付金具を介して不動状に固定する。
【0009】 この取付部材10の水平部10aに下から樋支持部材20を添接し、止軸5で スライド自由に結合する。
【0010】 樋支持部材20は、取付部材10と同様の一定厚さの金属板片を用いて水平部 20aの両端に樋の耳縁を係合する耳係合部21.22を形成し、水平部20a に長孔23を形成する。長孔23に止軸5を下から上向きに係挿して取付部材1 0側の孔15に通し蝶ナット5aで締結する。
【0011】 取付部材10の水平部10aには、左右両側を下向き直角に折曲げてフランジ 11を形成するが、このフランジ11は垂直部10bへの屈曲部12の直前でカ ット11aされて屈曲部の両側は無フランジ部13とされている。取付部材10 の垂直部10bは平板のままとするが、フランジを設けても差仕えない。
【0012】 また、取付部材10の水平部10aから垂直部に亘る屈曲部10の板面には、 1〜2条の補強リブ14を圧出形成させている。この補強リブ14は、屈曲部1 2の両側を無フランジ部13としたことにより曲げ強度が弱くなった分を補うも のである。従ってリブ14の数や大きさ、巾、深さ等を適当に規定することが必 要である。このリブ14を形成することで屈曲部12の曲げ強度は高められるが 、その強度は水平部10aと垂直部10bの全体に亘りフランジを設けた場合よ りは小さいことが必要で、而も樋を取付けた場合における樋支持荷重の許容範囲 の曲げ応力よりは大きくなければならず、且つその上で、水平部10aと垂直部 10bとが屈曲部12において、曲げ工具等を用いて人力にて容易且つ確実に曲 げたり延ばすことが可能な強度を有すものとする。上記のような条件を満たすよ うにフランジ11のカット部分の位置、リブ14及び勿論取付金具10自体の板 厚を含め総合的に設計することが必要となる。
【0013】
【作用】
取付部材10に樋支持部材20を添接して止軸5をセットし、蝶ねじ5aを締 め付けると、両部材は一体的に結合される。
【0014】 取付部材10の垂直部10bを固定部の面に当てがってビス等により取付ける 。樋支持部材20の両端の耳係合部21.22に樋の耳縁を係止させると、樋は 吊持状態に支持される。蝶ナット5bを緩めると樋支持部材20は取付部材10 に対してスライド自由になるから長孔23の範囲で調整し再び蝶ナット5bを締 付けると、樋は前後にスライド移動して所望の位置に取付けられる。
【0015】 取付部材10を垂直な面に取付ける場合は、図1に示すように、水平部10a と垂直部10bの角度θを90度に曲げて使用する。また図3に示すように90 度より大きく広げて例えば角度θ´を120度に変形すると、120度に対応し た傾斜面に取付けることができる。傾斜面の角度に応じて取付部材10の角度θ .θ´を変位させると、任意の角度の取付面に取付けが可能である。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上記のように、取付部材10の水平部10aに左右両側を折り立てた 補強用のフランジ11を設けるとともに、垂直部への屈曲部のフランジをカット して屈曲部12の両側を無フランジ部13となし、且つ水平部から垂直部に亘る 屈曲部の板面に補強リブ14を圧出形成したので、取付部材の水平部と垂直部の 間の無フランジ部となした屈曲部において容易且つ確実に人力にて曲げたり延ば すことが可能となって、異った傾斜面への取付けを1種類の金具でまかなうこと ができる。而もこのように人力で任意の角度に曲げることが可能なものでありな がら、樋受金具としての強度、とりわけ樋の支持荷重に対する強度を十分に確保 することができるため設計に無駄のない材料的にも経済性の高い製品を安価に得 ることができる。
【0017】 また、本考案においては、特別な装置やアタッチメントを用いないで最もシン プルな形のままで角度調整できるため、操作並びに作業を簡単・迅速に行うこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による樋支持金具の側面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】本考案による取付部材の側面図で、一部は断面
で示されている。
【図4】同上の平面図である。
【図5】本考案による取付部材の斜視図である。
【図6】従来例を示す取付部材の斜視図である。
【符号の説明】
10 取付部材 10a 水平部 10b 垂直部 11 フランジ 12 屈曲部 13 無フランジ部 14 補強リブ 20 樋支持部材 21.22 耳係合部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平部10aと垂直部10bとを帯板金
    属を略L字形に折曲形成してなる取付部材10と、両端
    に樋の耳縁に対する耳係合部21.22を設けた樋支持
    部材20とを、蝶ねじ又はリベット等の止軸5にて結合
    してなる樋受金具において、取付部材10の水平部10
    aに左右両側を折り立てた補強用のフランジ11を設け
    るとともに、垂直部への屈曲部のフランジをカットして
    屈曲部12の両側を無フランジ部13となし、且つ水平
    部から垂直部に亘る屈曲部の板面に補強リブ14を圧出
    形成してなることを特徴とする樋受金具。
  2. 【請求項2】 屈曲部12の両側の無フランジ部13及
    び屈曲部板面の補強リブ14を、水平部における樋支持
    荷重に対する許容応力と屈曲部の曲げ加工強度の応力と
    の関係において、大きさ及び溝巾、深さを規定してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の樋受金具。
JP1995004566U 1995-04-17 1995-04-17 樋受金具 Expired - Lifetime JP3017051U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995004566U JP3017051U (ja) 1995-04-17 1995-04-17 樋受金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995004566U JP3017051U (ja) 1995-04-17 1995-04-17 樋受金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3017051U true JP3017051U (ja) 1995-10-17

Family

ID=43152553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995004566U Expired - Lifetime JP3017051U (ja) 1995-04-17 1995-04-17 樋受金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3017051U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7523894B1 (en) Eaves trough support bracket
JP3017051U (ja) 樋受金具
JP3009604U (ja) ボード取付け金具
JPH07207809A (ja) 天井野縁受け吊下げ装置用のハンガー
JP2538098Y2 (ja) 軒樋支持金具
JPH06229077A (ja) 折板屋根用取付具
JP3058838U (ja) 化粧用ルーバーの取付装置
JP2597865Y2 (ja) 軒樋吊り金具
JPH0718793A (ja) 折板屋根用取付具
JP2001182244A (ja) 軒樋吊り具
JP3024086B2 (ja) 面格子止着金具
JPH085233Y2 (ja) 薄板金属板段葺屋根の雪止装置
JPH0321563Y2 (ja)
JPH0513903Y2 (ja)
JPH0613287Y2 (ja) 軒天材支持構造
JPH0447524Y2 (ja)
JPS6348746Y2 (ja)
JPH0650590Y2 (ja) エキスパンション下地構造
JPH06193209A (ja) 折板屋根用取付具
JPH046133Y2 (ja)
JP3006107U (ja) 看板取付金具
JP2589723Y2 (ja) 竪樋の取り付け構造
JP2000336938A (ja) 工事現場用囲い板取付金具
JPH0562708U (ja) 部品取付け用ステー
JPH08114096A (ja) トンネル内装板の取付構造