JP3016781B1 - 糸条検知器 - Google Patents
糸条検知器Info
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Abstract
スガイドの運動方向と直交する方向に偏移しても確実に
糸条を検知することのできる糸条検知器を提供すること
である。 【解決手段】 複数対の投光素子6-1、6-2、6-3と受
光素子7-1、7-2、7-3を、所定位置に設置された投光
素子6-1と受光素子7-1の光軸が交差する位置に対し
て、該投光素子6-1の光軸と隣接する投光素子6-2の光
軸の交差する位置および該受光素子7-1の光軸と隣接す
る受光素子7-2の光軸が交差する位置が前記投光素子6
-1と受光素子7-2の光軸が交差する位置より遠い位置に
なるように配設せしめた構成にしてある。
Description
設備等において設置されている糸条張力測定装置等にお
ける糸条検知器に関するものである。
されている非接触形の糸条張力測定装置は例えば特開平
10−305966号公報に記載されているような投光
素子と受光素子を備えた糸条検知器が支点ガイドとトラ
バースガイドとの間に該トラバースガイドの運動軌跡と
振り支点ガイドを結ぶ糸道の移動面に対して外側から糸
条に向けて該移動面と略平行に投光するように設けられ
た構成になっている。
ガイドに向って走行している糸条はトラバースガイドの
運動方向と直交方向にも振動しており、糸条の繊度およ
び張力によってはトラバースガイドの運動方向と直交す
る方向に大きく変位することがある。
素子と受光素子の検知領域から外れて検知不能となる。
知することができないことがあると、張力測定値が異常
値の状態になり、該張力測定値に基づいて糸条の品質の
管理を行う場合には、誤った判定をして正常な品質の糸
条を異常な品質の糸条に分類するという問題がある。
位置が、トラバースガイドの運動方向と直交する方向に
偏移しても確実に糸条を検知することのできる糸条検知
器を提供することである。
数対の投光素子と受光素子を、投光素子と受光素子の光
軸が交差する位置に対して、該投光素子の光軸と隣接す
る投光素子の光軸の交差する位置および該受光素子の光
軸と隣接する受光素子の光軸が交差する位置が前記前記
投光素子と受光素子の光軸が交差する位置より遠い位置
になるように配設せしめたことを特徴とするものであ
る。
成の1実施例を示す概略図であって、糸条検知器1は第
1の検知ユニット3と、第2の検知ユニット4と、第3
の検知ユニット5とがケーシング2に設けられた構成に
なっている。
ンプ8-1を有する受光素子7-1が図2に示されるように
所定の角度(θ1)を有するようにケーシング1に取り
付けられているいると共に、投光部と受光部にレンズ9
-1、10-1が設けられている。図2、図3における一点
鎖線は光軸を示すものである。
ト3と同一の構成になっており、図3に示されるように
第1の検知ユニット3の投光素子6-1と受光素子7-1の
光軸が交差する位置A1よりも遠い位置Pにおいて第2
の検知ユニット4の投光素子6-2の光軸が第1の検知ユ
ニット3の投光素子6-1の光軸と交差すると共に第2の
検知ユニット4の受光素子7-2の光軸が第1の検知ユニ
ット3の受光素子7-1の光軸と交差するような角度(θ
2)になるように配置されている。
ト3と同一の構成であり、第2の検知ユニット4の投光
素子6-2と受光素子7-2の光軸が交差する位置A2より
も遠い位置Pにおいて第3の検知ユニット5の投光素子
6-3の光軸が第2の検知ユニット4の投光素子6-2の光
軸と交差すると共に第3の検知ユニット5の受光素子7
-3の光軸が第2の検知ユニット4の受光素子7-2の光軸
と交差するような角度(θ2)になるように配置されて
いる。
7-1、7-2、7-3の光軸の関係を示した図であり、実線は
光軸である。
7-1、7-2、7-3を、投光素子間の距離(A)を8mm、
受光素子間の距離(B)を8mm、投光素子6-1、6-
2、6-3と相対する受光素子7-1、7-2、7-3間の距離
(L)を7mm、第1の検知ユニット3の投光素子6-1
と受光素子7-1のなす角(θ1)を30°、第1の検知
ユニット3と第2の検知ユニット4の投光素子同士およ
び受光素子同士がなす角(θ2)を5°になるようにセ
ットした。
と受光素子の光軸の交差する位置A1と第3の検知ユニ
ットの投光素子と受光素子の光軸の交差する位置A3の
距離は14mmとなる。
したグラフを図5に示す。図5の横軸は点A1とA3を
含む図1に示す座標系のX軸である。第1の検知ユニッ
ト3の投光量は101であり、第2の検知ユニット4の
投光量は102であり、第3の検知ユニット5の投光量
は103である。前記3つの検知ユニットによる投光量
は104となる。
mmの位置のX軸方向の光量分布を前述と同様に図6
に、さらに、前記A1を含むX軸よりZ軸に−5mmの
位置のX軸方向の光量分布を前述と同様に図7に示す。
例での前記A1の中心を含む位置の光量分布を図8に、
また、前記A1を含むX軸よりZ軸に+5mmの位置の
X軸方向の光量分布を前述と同様に図9にさらに、前記
A1を含むX軸よりZ軸に−5mmの位置のX軸方向の
光量分布を前述と同様に図10に示す。
および受光素子が1対)を使用した場合のA1A3軸に
相当する位置で、投光素子の光軸と受光素子の光軸の交
差する位置を含むX方向の光量は図11に示す通りであ
る。
多い程トラバースガイドの運動方向と直交方向の検知範
囲が広がっていることが判る。
うな振り支点ガイド20と糸条巻取機のトラバースガイ
ド21との間でかつ該トラバースガイド21の運動軌跡
と振り支点ガイド20を結ぶ糸道の移動面に対して外側
から糸条に向けて該移動面と略平行に投光するように設
置し、ポリエステルフィラメント(75デニール−36
フィラメント)を糸条走行速度(Vw)が3300〜4
800m/min、綾角(θ)が4〜9°(トラバース
速度(Vt)=Vw×tanθ)で糸条をトラバースさ
せて検出したところ三つの検知ユニットの場合も二つの
検知ユニットの場合も確実に糸条を検出することができ
た。
0デニール−36フィラメント)を糸条走行速度が33
00〜4800m/min、綾角が4〜9°で糸条をト
ラバースさせて検出したところ、上述と同様に糸条を確
実に検出することかできた。
子同士および受光素子同士のなす角(θ2)を1°より
小さくすると光軸の交点が投光素子同士、受光素子同士
の光軸の交差領域より遠くになりすぎ、図13に示すよ
うに測定領域において検知不能領域ができる。そこで、
検知不能領域をなくすためには測定領域を投光素子の光
軸と受光素子の光軸の交差角を小さくし、検知域をP位
置側に移動すればよいが、測定領域を移動させると糸に
照射される光量のレベルが距離の二乗で下がっていくた
め細い糸の場合は検出できないことがある。
士のなす角(θ2)を25°より大きくすると図14に
示されるように投光素子、受光素子の光軸が交差する位
置A1、A2、A3よりも投光素子同士、受光素子同士
の光軸が交差する位置Pが素子側に近づき、P点位置で
検知距離が広がらず、また、A1A3に対してZ軸の+
方向では急激に第1の検知ユニット、第2の検知ユニッ
ト、第3の検知ユニットの検知距離の間隔が広がり検知
不能範囲が生じる。
よび受光素子同士のなす角(θ2)は1°から25°の
範囲になるように配置するのがよく、糸条検出精度から
すると3°〜10°の範囲が好ましく、4°〜6°の範
囲が最も好ましい。
密な意味での光軸がある一点で交点を持たなくても実質
的に光の照射範囲と検出範囲が重なり合う位置のことで
ある。
て使用できることは言うまでもない。
と受光素子を、所定位置に設置された投光素子と受光素
子の光軸が交差する位置に対して、該投光素子の光軸と
隣接する投光素子の光軸の交差する位置および該受光素
子の光軸と隣接する受光素子の光軸が交差する位置が前
記投光素子と受光素子の光軸が交差する位置より遠い位
置になるように配設せしめた構成にしているため、糸条
検知範囲を広くすることができ、糸条がトラバースガイ
ドの運動方向と直交方向に変位した場合でも確実に検知
することができる。
略図である。
子の関係を示す概略図である。
素子同士の関係を示す概略図である。
の位置関係を示す概略線図である。
す概略線図である。
す概略線図である。
線図である。
状態を示す概略図である。
置が不適切な場合の糸条検知範囲を示す概略線図であ
る。
子の不適切な位置関係を示す概略線図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 投光素子と受光素子とにより糸条を検知
する反射式の糸条検知器において、複数対の投光素子と
受光素子を、投光素子と受光素子の光軸が交差する位置
に対して、該投光素子の光軸と隣接する投光素子の光軸
の交差する位置および該受光素子の光軸と隣接する受光
素子の光軸が交差する位置が前記投光素子と受光素子の
光軸が交差する位置より遠い位置になるように配設せし
めたことを特徴とする糸条検知器。
Priority Applications (5)
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JP11149345A JP3016781B1 (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 糸条検知器 |
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CNB001176552A CN1168647C (zh) | 1999-05-28 | 2000-05-26 | 用来检测纱线张力的装置 |
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Publications (2)
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Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1540053B1 (de) * | 2002-08-13 | 2014-04-30 | Maschinenfabrik Rieter Ag | Sensorik für ringspinnmaschine |
-
1999
- 1999-05-28 JP JP11149345A patent/JP3016781B1/ja not_active Expired - Fee Related
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