JP3015861B2 - シート前後チルト装置 - Google Patents

シート前後チルト装置

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JP3015861B2
JP3015861B2 JP6171674A JP17167494A JP3015861B2 JP 3015861 B2 JP3015861 B2 JP 3015861B2 JP 6171674 A JP6171674 A JP 6171674A JP 17167494 A JP17167494 A JP 17167494A JP 3015861 B2 JP3015861 B2 JP 3015861B2
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内 慶 彦 山
田 耕 増
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シートにおける
前部及び後部をチルト(傾動)させてシートの高さ調整
を行うシート前後チルト装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来におけるシート前後チルト装置20
は図6に示す如くである。即ち、図6において、シート
前後チルト装置20は、シートフレーム21に回動可能
に左右方向に取付けられた前側回転軸22及び後側回転
軸23と、前側回転軸22及び後側回転軸23にそれぞ
れ設けられたリンク機構24,25と、リンク機構2
4,25を介して支持さわ、前側回転軸22及び後側回
転軸23の回転に伴って上下動するクッションフレーム
26と、前側回転軸22及び後側回転軸23の回転を止
めてクッションフレーム26を位置固定する前側メカニ
カルロック機溝27及び後側メカニカルロック機溝28
と、前側回転軸22と後側回転軸23とにそれぞれ固着
されたスプリングフック29,30間に渡架され、クッ
ションフレーム26を上方に押し上げ付勢するチルト用
スプリング31,32とから大略構成されている。
【0003】ここで、メカニカルロック機構27,28
は、いずれもシリンダと該シリンダに出入するピストン
とからなり、該ピストンにはコイルばねが巻回されてい
てシートの高さ調節時等にピストンを巻締めてピストン
の動きをロックすることにより、シートの位置をロック
するものである。そして、前側メカニカルロック機構2
7及び後側メカニカルロック機構28のロック解除は、
ケーブル33,34を介してそれぞれ前チルト機構調節
用の操作レバー35と後チルト機構調節用の操作レバー
36との2個の操作レバーにて行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては、2個の操作レバーで着座人員に合ったシ
ート角度を調節しているので、この2個の操作レバーが
同時に操作された時は、前後のリンク機構が自由とな
り、複雑な動作をするため微調整しにくく、誤作動の原
因となるという問題あった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、誤作動防止を図ることができるシート前後チル
ト装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シートフレームに回動可能に左右方向に
取付けられた前側回転軸及び後側回転軸と、該前側回転
軸及び後側回転軸にそれぞれ設けられたリンク機構と、
該リンク機構を介して支持され前記前側回転軸及び後側
回転軸の回転に伴って上下動するクッションフレーム
と、前記、前側回転軸及び後側回転軸の回転を止めてク
ッションフレームを位置固定する前側メカニカルロック
機構及び後側メカニカルロック機構と、前記、前側回転
軸と後側回転軸とにそれぞれ固着されたスプリングフッ
ク間に渡架されクッションフレームを上方に押し上げ付
勢するチルト用スプリングとを備えたシート前後チルト
装置において、前記、前側メカニカルロック機構及び後
側メカニカルロック機構のロック解除をケーブルを介し
て行う三股状の操作レバー部材を設けて、その一部を操
作レバーとして1個制御すると共に該操作レバーを左右
に回動させることにより前側メカニカルロック機構及び
後側メカニカルロック機構を交互にロック解除するよう
にし、前記三股状の操作レバー部材は、前記操作レバー
がシート前側中央に位置し、他の二股の突出端がシート
内部に位置するように配置し、当該二股の突出端にそれ
ぞれ取り付けられる前記ケーブルは互いにクロスするよ
うに略直線的に延出して前記前側ロックメカニカルロッ
ク機購と後側メカニカルロック機構とにそれぞれ接続さ
れることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成とすることにより、前側メカニカルロ
ック機構及び後側メカニカルロック機構のロック解除を
行う操作レバーを1個にすると共に交互に解除操作を行
うようにしたので、誤作動防止を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図に基づいて説
明する。図1は第1実施例の要部を分解した斜視図であ
る。図1において、操作レバー関係以外は従来技術と同
一の構成なので、その部分には従来において付した符号
をそのまま付して重複する説明は省略する。
【0009】クッションフレーム26を構成する前側フ
レーム部材4にはピン孔4aを介してピン3により、三
股状の操作レバー部材1がケーブルセットブラケット2
と共に回動可能に取り付けられている。このような構成
においては、操作レバー部材1の操作レバー1aを回動
させることにより、ケーブル33とケーブル34を引
き、メカニカルロック機構27,28が交互にロッ久解
除されてリンク機構24,25を介して前後チルトが作
動することとなる。すなわち、操作レバー1aを時計回
りの方向(矢印a方向)へ回すことによって前側チルト
が作動する。また、操作レバー1aを反時計回りの方向
(矢印b方向)へ回すことによって後側チルトが作動す
る。そして、操作レバー1aを両方向へ交互に動かすこ
とによって前後チルト作動を最下段から最上段の好みの
位置へ自由に調節することができる。
【0010】以上のような第1実施例においては、操作
レバー1aが1個になったので、部品点数の削減が可能
となると共に、操作レバー1aの移動スペースが少なく
て済むので省スペース設計も可能となる。また、操作レ
バー1aの一本化により前後のチルトロックが同時に解
除する複雑な動作が発生しないため、確実に前チルト、
後チルトの調節が可能になり、誤作動を確実に防止する
ことができる。
【0011】図2乃至図4は本発明に係る第2実施例を
示すものである。この第2実施例は従来、前チルト用の
チルト用スプリングと後チルト用のチルト用スプリング
との2個使いであったものを1個のチルト用スプリング
だけで済ましたものである。図3において、シート5を
上方へ持ち上げる回転力が発生するように前側回転軸2
2に固着されたスプリングフック6と後側回転軸23に
固着されたスプリングフック7に組付くチルト用スプリ
ングとしての引張りばね8を設定する。
【0012】この引張りばね(チルト用スプリング)8
のばね力により前側回転軸22はdの方向へ回転してリ
ンク9,リンク10を介しシート5の前端が上方へ移動
する。この際、任意の位置で高さ保持できるように前側
回転軸22の回転をロックするために該回転軸22に固
着されたリンク11を介してメカニカルロック機構27
が設定されている。他方、後側回転軸23はeの方向へ
回転してリンク12を介しシート5の後端が上方へ移動
する。そして、同様に高さ保持のため後側回転軸23の
回転をロックするために該回転軸23に固着されたリン
ク13を介してメカニカルロック機構28が設定されて
いる。 引張りばね(チルト用スプリング)8のばね力
は調整範囲内においてシート5を押し上げる程度(シー
トアッセンブリ自重以上であり、乗員が着座しない場合
にメカニカルロック機構27,28のロックを解除した
場合はそのばね力によりシートが上方に持ち上がる程
度)の設定とする。
【0013】シート5の前端の高さを上方に調整する場
合、乗員は尻を浮かした状態でメカニカルロック機構2
7を解除し、引張りばね8の力で押し上げられたシート
前端が好みの位置になったところでメカニカルロック機
構27をロックさせる。また、シート5の前端の高さを
下方に調整する場合、乗員は体重をシートに負荷した状
態でメカニカルロック機構27を解除しばね力に勝る重
量により、シート前端が下方に移動し、好みの位置にな
った所でメカニカルロック機構27をロックさせる。シ
ート5の後端の高さ調整についても同様にメカニカルロ
ック機構28のロック解除と乗員の体重の掛け方により
好みの高さを得ることができる。
【0014】尚、この引張りばね(チルト用スプリン
グ)8の力Fについて図4に基づいて説明すると、前側
回転軸22のトルクをT1、後側回転軸23のトルクを
T2とすれば次の如くである。 T1=Fh1cosθ1・・・・・・(1) T2=Fh2cosθ2・・・・・・(2) (1)式においてトルクを大きくするにはh1を大きく
θ1を小さくする。トルクを小さくするには逆に設定す
る。 (2)式においてトルクを大きくするにはh2を大きく
θ2を小さくする。トルクを小さくするには逆に設定す
る。
【0015】以上のような第2実施例においては、従来
の2本のチルト用スプリングに対して1本のチルト用ス
プリング(引張りばね)8のみにて済ますことができる
ので、部品点数の削減が可能となると共に省スペース化
が図れる。また、引張りばね8のばね定数を変更するこ
とと、引張りばね8に連結しているリンク比(リンク
9,10,12及びスプリングフック6,7)を変更す
ることにより、前後の押し上げ力を最適に設定すること
ができる。
【0016】図5は本発明に係る第3実施例を示してい
る。この第3実施例は第1実施例と第2実施例とを併合
した例である。即ち、この第3実施例においては、メカ
ニカルロック機構27,28のロック解除を操作する操
作レバー1aを1個のみとすると共に、チルト用スプリ
ング(引張りばね)8も1個のみとしたものである。こ
のような第3実施例においては、さらなる部品点数の削
減や省スペース化が可能となると共に、誤作動の防止
確実に果たすことができるようになる
【0017】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれιよ、前
側メカニカルロック機構及び後側メカニカルロック機構
のロック解除を行う操作レバーを1個にすると共に
互に解除操作を行うようにしたので誤作動防止を図るこ
とができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の要部を分解した全体
斜視図である。
【図2】本発明に係る第2実施例の要部の概略平面図で
ある。
【図3】本発明に係る第2実施例の側面図である。
【図4】本発明に係る第2実施例の側面説明図である。
【図5】本発明に係る第3実施例の平面図である。
【図6】従来技術に係る全体斜視図である。
【符号の説明】
1 操作レバー部材 1a 操作レバー 2 ケーブルセットブラケット 5 シート 6,7,29,30 スプリングフック 8,31,32 チルト用スプリング 21 シートフレーム 22 前側回転軸 23 後側回転軸 24,25 リンク機構 26 クッションフレーム 27,28 メカニカルロック機構 33,34 ケーブル
フロントページの続き (72)発明者 北 林 謙 一 神奈川県横浜市金沢区福浦3丁目10番地 日本発条株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−108537(JP,U) 実開 平4−38833(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームに回動可能に左右方向に
    取付けられた前側回転軸及び後側回転軸と、該前側回転
    軸及び後側回転軸にそれぞれ設けられたリンク機構と、
    該リンク機構を介して支持され前記前側回転軸及び後側
    回転軸の回転に伴って上下動するクッションフレーム
    と、前記前側回転軸及び後側回転軸の回転を止めてク
    ッションフレームを位置固定する前側メカニカルロック
    機構及び後側メカニカルロック機溝と、前記前側回転
    軸と後側回転軸とにそれぞれ固着されたスプリングフッ
    ク間に渡架されクッションフレームを上方に押し上げ付
    勢するチルト用スプリングとを備えたシート前後チルト
    装置において、 前記前側メカニカルロック機構及び後側メカニカルロ
    ック機構のロック解除をケーブルを介して行う三股状の
    操作レバー部材を設けてその一部を操作レバーとして
    1個制御すると共に該操作レバーを左右に回動させるこ
    とにより前側メカニカルロック機構及び後側メカニカル
    ロック機構を交互にロック解除するようにし 前記三股状の操作レバー部材は、前記操作レバーがシー
    ト前側中央に位置し、他の二股の突出端がシート内部に
    位置するように配置し、当該二股の突出端にそれぞれ取
    り付けられる前記ケーブルは互いにクロスするように略
    直線的に延出して前記、前側メカニカルロック機構と後
    側メカニカルロック機構とにそれぞれ接続される ことを
    特徴とするシート前後チルト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6644730B2 (en) 2000-06-08 2003-11-11 Takashimaya Nippatsu Kogyo Co., Ltd. Storage type seat for automobile and seat storage structure
JP4838630B2 (ja) * 2006-05-10 2011-12-14 セノー株式会社 トレーニングマシーン

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