JP3015772B2 - 長さ可変の収納ケース及びその外ケースの製造に適する射出成形用金型 - Google Patents

長さ可変の収納ケース及びその外ケースの製造に適する射出成形用金型

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JP3015772B2 JP10074905A JP7490598A JP3015772B2 JP 3015772 B2 JP3015772 B2 JP 3015772B2 JP 10074905 A JP10074905 A JP 10074905A JP 7490598 A JP7490598 A JP 7490598A JP 3015772 B2 JP3015772 B2 JP 3015772B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D21/00Nestable, stackable or joinable containers; Containers of variable capacity
    • B65D21/08Containers of variable capacity
    • B65D21/086Collapsible or telescopic containers

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内ケースと外ケー
スとを軸方向スライド自在に嵌合させることにより収納
物の長さに応じて全長を可変とした長さ可変の収納ケー
スに係り、特に、射出成形によって精度よく製造し得る
長さ可変の収納ケース及びその外ケースの製造に適する
射出成型用金型に関する。また、収納物の長さに対して
全長を良好にフィットさせることのできる長さ可変の収
納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドリルチップやドライバーなどと
いった収納物の長さに応じて全長を可変とした収納ケー
スとして、例えば、米国特許第4509656号特許明
細書に記載さるケースや、実開昭62−105134号
公報に記載されるケースが知られている。以下、これら
の長さ可変の収納ケースを「アジャスタブルケース」と
呼ぶ。
【0003】米国特許第4509656号特許明細書に
は、図11に示す様に、内ケース101の筒壁のコーナ
ー部分に外側に飛び出した多数の半球状の突起102を
形成しておき、外ケース103には内側に飛び出したウ
ェブ104を形成しておき、突起102とウェブ104
との係合位置を適当に選ぶことによって長さ可変とした
アジャスタブルケース100が記載されている。
【0004】また、実開昭62−105134号公報に
は、図12(A),(B)に示す様に、断面四角形状の
筒体からなる内ケース111の壁面中央部を内側に窪ま
せて軸方向に伸びる凹部列113を形成し、断面四角形
状の筒体からなる外ケース115の開口端近傍の壁面中
央部に凹凸列113に嵌合する形状に内側に窪ませた凸
部117を有する可動片119を形成したアジャスタブ
ルケース110が記載されている。なお、このアジャス
タブルケース110においては、外ケース115を内ケ
ース111から抜き取るときは、ツマミ120を引っ張
って可動片119を外へ撓ませて凹部列113から凸部
117を逃がす構成とされている。
【0005】これら従来のアジャスタブルケース10
0,110は、いずれも、その形状的な制約からブロー
成形によって製造されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブロー成形
の場合、内面側の精度を高めることが困難である。この
ため、従来のアジャスタブルケース100,110で
は、内ケース101,111と外ケース103,115
との係合力を高めることが難しいという問題がある。
【0007】また、従来のアジャスタブルケース10
0,110は、段階的にしか長さを調整できないため、
収納物の長さとケース100,110の全長とを確実に
一致させることができないという問題がある。従って、
従来のアジャスタブルケース100,110では、運搬
等の際に、収納物がケース内で軸方向に振動するという
問題がある。
【0008】この結果、従来のアジャスタブルケース1
00,110では、ドリルチップの様に重量の大きい物
品を収納した状態で、外ケース103,115を手で持
って運搬する際に、内ケース101,111が外ケース
103,115から抜け落ちてしまう可能性がある。
【0009】これに対し、高精度の成形品を得る方法と
して射出成形が知られている。しかし、射出成形では、
内面側に窪んだ部分を有するケースを製造しようとする
と、内型を分割構造としたり、あるいは内型として断面
を拡大縮小可能な型を用いなければならず、金型のコス
トアップを生じるという問題がある。
【0010】そこで、本発明では、内部に重量の大きい
物品を収納した場合にも、運搬時に内ケースが抜け落ち
ることのない長さ可変の収納ケースを提供することを第
1の目的とする。また、この第1の目的を達成するため
に射出成形によって精度よく製造することのできる長さ
可変の収納ケースを提供することを第2の目的とする。
さらに、上記第1の目的を達成するために、収納物の長
さに対して全長を良好にフィットさせることのできる長
さ可変の収納ケースを提供することを第3の目的とす
る。加えて、特に、外ケースを射出成形にて製造する場
合に有利な金型の提供を第4の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1及び第2の目的
を達成するためになされた本発明の長さ可変の収納ケー
スは、その基本的な構成として、一端を開口されると共
に他端を閉じられた筒状の内ケースと、一端を開口され
ると共に他端を閉じられた筒状の外ケースとによって構
成され、前記外ケースを、前記内ケースに対してその開
口端側から軸方向に嵌合し、収納物の長さに応じて全長
を可変することのできる長さ可変の収納ケースであっ
て、前記内ケースは、断面多角形状の筒体によって構成
されると共に、該断面多角形状の筒体のコーナー部分の
外面に、軸方向に一定の間隔で並ぶと共に前記筒体の肉
厚よりも浅い多数の凹部によって構成される凹部列を備
え、前記外ケースは、断面多角形状の筒体によって構成
されると共に、該断面多角形状の筒体のコーナー部分の
前記開口側の端部近傍に、該コーナー部分を中心とする
2本の平行な切り込み及び該2本の平行な切り込みの一
端において前記コーナー部分を横切る切り込みによって
形成される可動片と、該可動片の内面に形成され、前記
凹部に嵌合する形状の突起とを備えていることを特徴と
する。
【0012】ここで、断面多角形状とは、コーナーが面
取りされていたり、アール取りされているものも含む主
旨である。実際に本発明を実施するときは、手に持った
ときの感触の良さや角が欠け難くなるといった点から、
むしろ、コーナーは面取りあるいはアール取りしたもの
の方が望ましい。また、外ケースの内面と内ケースの外
面とをほぼ同一の断面形状とし、両ケース間の隙間を可
能な限り小さくしておくことが望ましい。さらに、上述
の可動片を形成するための切り込みとしては、例えばU
字状の切り込みをあげることができる。
【0013】この長さ可変の収納ケースによれば、内ケ
ースには、筒体の肉厚よりも浅い多数の凹部によって長
さ調節用の係合部材を形成しているので、内ケースの壁
面を内側に窪ませる必要がない。従って、内ケースを射
出成形によって製造する場合に、内型を分割構造とした
り、あるいは内型として断面を拡大縮小可能な型を用い
る必要がない。また、外ケース側の係合部材である突起
は内側に飛び出しているものの、内型から外ケースを引
き抜く際には、この突起が形成された可動片が外側に弾
性変形するので、やはり、内型を分割構造とする必要が
ない。よって、本発明によれば、高価な金型を用いなく
ても、内ケース及び外ケースの両方を射出成形で高精度
に製造することができる。
【0014】また、内ケース及び外ケースをいずれも断
面多角形状の筒体によって構成し、内ケース側の凹部列
及び外ケース側の突起を、それぞれの筒体のコーナー部
分に設けているので、内ケースと外ケースとを嵌合させ
る際に、係合部材同士の位置合わせが容易である。ま
た、コーナー部分に可動片を設ける理由としては、コー
ナー部分は強度的に強いことから可動片自体の強度が増
す点と、コーナー部分であれば可動片を形成するための
切り込みがあっても筒体自体の強度低下が少ない点をあ
げることができる。可動片の強度向上は、断面積及び長
さが同じの帯状鋼鈑と形鋼とを比べたときに形鋼の方が
曲げ強度が高くなるのと同じ理由による。この様に可動
片の強度を高くしておくことで、外ケースを内ケースに
対して頻繁に抜き差ししても疲労による可動片の強度低
下が起こり難くなり、耐久性が高くなる。また、可動片
のバネとしての強度が高くなるので、例えば、収納物と
してドリルチップの様な重い物を入れて外ケースを握っ
て運搬するとき、可動片が外へ開き難く、内ケースの抜
け落ちをなくす上で有利だからである。
【0015】さらに、内ケース側の係合部材は、凹部列
によって構成されるので、内ケースを握った際の手のフ
ィット感がよいという点も本発明の長さ可変の収納ケー
スによる利点としてあげることができる。
【0016】また、さらに、第3の目的をも達成し得る
長さ可変の収納ケースは、さらに、前記内ケース又は前
記外ケースの少なくとも一方が、その閉じた方の端部の
内面に、当該ケースの前記開口端側に伸びると共に当該
ケースの軸に対して傾斜した複数の弾性片を備えている
ことを特徴とする。
【0017】ここで、この傾斜した複数の弾性片は、内
ケースと外ケースの両方にそれぞれ備えさせてもよい
し、いずれか一方だけでもよい。この傾斜した複数の弾
性片は、ケース内におけるクッション部材として機能す
る。従って、ケースの全長が段階的にしか調整できなく
ても、このクッション部材としての弾性片が収納物に押
されて弾性変形することにより、収納物を軸方向にしっ
かりと固定した状態でケースを閉じることができる。よ
って、運搬時に収納物が軸方向に振動することがなく、
内ケースの抜け落ちを防止する上でより一層有利とな
る。
【0018】また、第1の目的を達成する上で、内ケー
スと外ケースとの間の係合力を強化する構成として、前
記凹部及び前記突起を、それぞれ縦断面が台形状又は三
角形状とされ、少なくとも係合中に抜き取り方向の加重
が加わる側の面同士を、各筒壁からの立ち上がり角度が
互いに等しい平坦面としておくとよい。この収納ケース
によれば、抜き取り方向の加重が加わる部分が面接触と
なるので、内ケースの抜け落ちに対する抵抗力が一層高
まるからである。また、縦断面を台形状又は三角形状と
することで接触面がテーパとなり、外ケースを内ケース
に対して抜き差しする際の可動片の撓みを助長するの
で、外ケースを内ケースに対して抜き差しする際の操作
の容易さを損なうことがない。
【0019】また、凹部及び突起に関する上述の様な断
面形状を採用するに当たって、さらに、前記台形状又は
三角形状の前記凹部及び前記突起を、これらの凹部及び
突起が設けられる各筒体の壁面に対して、それぞれの開
口端側の方が閉じた方の端部側よりも緩い角度となる様
に、開口端側と閉じた方の端部側とで角度の異なる縦断
面形状としておくとよい。かかる構成とすることで、ケ
ースを閉じる際の抵抗を減少させる一方、内ケースを抜
け落ち難くする効果については逆に高めておくことがで
きるからである。なお、この様に抜け落ちに対する抵抗
力を高めたとしても、この収納ケースの利用者がケース
を開けようとするときは、可動片が撓むという作用によ
ってそれほど大きな力を加えなくても済む。
【0020】なお、第1の目的及び第3の目的を達成し
得る長さ可変の収納ケースとしては、一端を開口される
と共に他端を閉じた筒状の内ケースと、一端を開口され
ると共に他端を閉じた筒状の外ケースとからなり、該外
ケースを、前記内ケースに対してその開口端側から軸方
向に嵌合し、収納物の長さに応じて全長を可変すること
のできる長さ可変の収納ケースであって、前記内ケース
は、その外面に、軸方向に一定の間隔で並ぶ多数の凹部
又は突起によって構成される第1の係合部を備え、前記
外ケースは、その内面に、前記第1の係合部に嵌合する
形状の突起又は凹部によって構成される第2の係合部を
備え、さらに、前記内ケース又は前記外ケースの少なく
とも一方が、その閉じた方の端部の内面に、当該ケース
の前記開口端側に伸びると共に当該ケースの軸に対して
傾斜した複数の弾性片を備えていることを特徴とする長
さ可変の収納ケースを採用することもできる。
【0021】この長さ可変の収納ケースによれば、既に
述べた様に、クッション部材として機能する弾性片を備
えることにより、収納物の軸方向の振動を防止すること
によって、内ケースの抜け落ち防止効果を発揮すること
ができる。
【0022】また、本発明は、第4の目的を達成するた
めになされた外ケース用の射出成型用金型として、表面
に前記突起に対応する凹部を形成した内型と、内面に前
記切り込みを形成するための凸条を形成されると共に割
り型にて構成された外型とからなる射出成形用金型をも
提案する。
【0023】この射出成型用金型によれば、外型側に切
り込み形成用の凸条を形成しておくので、切り込みを後
加工する必要がない。また、外型を開けばこの凸条も逃
げてしまうので、成形品を抜くときの邪魔にならない。
そして、切り込みが射出成形と同時に形成されること
で、内型を割り型としなくても、そのまま成形品を内型
から引き抜くことができる。
【0024】この様な利点を有する本発明の内容を一層
分かり易くするため、以下に発明の実施の形態を説明す
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態として
のアジャスタブルケース1は、図1に示す様に、内ケー
ス10と、外ケース20とによって構成されている。各
ケース10,20は、透明プラスチックを射出成形して
形成されたものである。
【0026】内ケース10は、図1,図2に示す様に、
コーナーをアール取りした断面正方形状を呈し、上端を
開口し下端を閉じた中空体になっている。下端部分の筒
壁外周には溝11が形成され、手で持ったとき滑りにく
く仕上げられている。また、この溝11を備える握り部
12より上方は、外ケース20の中に収納可能なサイズ
の嵌合部13とされている。そして、嵌合部13の各コ
ーナー部14には、係合用の凹部15をケース1の軸方
向に一定の間隔で多数刻み込んでなる凹凸列16がそれ
ぞれ形成されている。各凹部15は、図2に示す様に、
嵌合部13の肉厚の1/3〜1/4程度の深さの等脚台
形状の縦断面形状をしている。
【0027】外ケース20は、図1,図3に示す様に、
コーナーをアール取りした断面正方形状を呈し、下端を
開口し上端を閉じた中空体になっている。4つのコーナ
ー部21の内の対角位置にある2つに、筒壁にU字状の
切り込み22を入れることによって形成された板バネ状
の可動片23がケースと一体的に設けられている。そし
て、図3に示される様に、この可動片23の下端部内面
に、内ケース10の凹部15とほぼ同一の断面形状の突
起24が一体に設けられている。
【0028】図4に示す様に、内ケース10の凹部15
及び外ケース20の突起24は、いずれも筒壁からの立
ち上がり角度を45度とする等脚台形状の断面形状に構
成されている。従って、係合中に下向きの加重が加わる
と、凹部15の上側の平坦面と突起24の上側の平坦面
とが面接触をする。この結果、アジャスタブルケース1
に物品を入れた状態で外ケース20だけを握って持ち上
げたとき、内ケース10と外ケース20との間では高い
係合力が発揮される。
【0029】このアジャスタブルケース1は、図5に示
す様に、内ケース10の嵌合部13に外ケース20を嵌
合させつつ所望の位置まで外ケース20を押し込むこと
によって、凹部15と突起24の係合位置を調整し、収
納物の長さに応じた全長にして使用される。図5(E)
に示す様に、可動片23は、内ケース10のコーナー部
12の本来の外壁部分を乗り越えるときは外へ撓むの
で、外ケース20の押し込み及び引き抜きは容易であ
る。
【0030】一方、一旦係合させてしまうと、意識的に
外ケース20を引き抜こうとしない限りは可動片23が
外へ撓まない。従って、アジャスタブルケース1の中に
ドリルチップなどの重い物を収納し、外ケース20だけ
を握って持ち上げたとしても内ケース10が不用意に抜
け落ちるということはない。
【0031】また、本実施の形態では、内ケース10の
4つのコーナー部14のそれぞれに凹凸列16を設けて
あるので、外ケース20には2つしか可動片23を設け
ていなくても、ケースを閉じる際の位置合わせが不要で
ある。
【0032】一方、外ケース20には対角2ヶ所に可動
片23が設けられているので、内ケース10を対角位置
で抱え込んだ状態で両ケース10,20が係合し、係合
力にアンバランスが生じない。これも抜け落ち防止効果
の点で有効である。その上、外ケース20に対する切り
込み22は2ヶ所だけでよく、その数が最小限となるの
で加工上の利点はもちろん、外ケース20の強度面でも
きわめて好適な態様となっている。
【0033】さらに、凹凸列16は内ケース10の嵌合
部13の本来の外面に凹部15を設けることによって形
成されているので、内ケース10の嵌合部13を手で握
ったときに違和感が少なく手のフィット感がよいという
利点もある。加えて、この様な良好なフィット感が得ら
れるにもかかわらず、凹凸列16はコーナー部14に設
けられているので、内ケース10の強度を著しく損なう
ということがない。この強度面の利点は、可動片23を
コーナー部21に設けたので、外ケース20についても
いえる。
【0034】次に、本実施の形態のアジャスタブルケー
ス1を射出成形する際に用いる金型について説明する。
【0035】図6(A)に示す様に、内ケース用の金型
30としては、直方体状の内型31と、凹凸列16に対
応する突起32を内面に形成された外型33とを用いれ
ばよい。外型33を割り型としておけば、射出成形後の
成形品を金型30から容易に取り外すことができる。
【0036】一方、外ケース用の金型40としては、図
6(B)に示す様に、突起24に対応する窪み41を外
面に備えた直方体状の内型42と、切り込み22に対応
する凸条43を内面に備えた外型44とを用いればよ
い。この場合、外型44は割り型としておく。射出成形
後は、外型44を開いて成形品を引き抜けば、可動片2
3が外へ撓むことによって内型42を割り型にするまで
もなく成形品を内型42から抜き取ることができる。そ
して、射出成形と同時に切り込み22が形成されるの
で、後加工が不要となる。
【0037】この様に、第1の実施の形態としてのアジ
ャスタブルケース1は、射出成形に適する構造となって
いる。そして、射出成形により、凹凸列16及び突起2
4を精度よく仕上げることができ、抜け落ち防止効果を
高める上での精度確保も簡単に達成される。
【0038】次に、第2の実施の形態について、図7〜
図9に基づいて説明する。この第2の実施の形態のアジ
ャスタブルケース2は、図7〜図9に示す様に、第1の
実施の形態と同様に、透明プラスチックを射出成形して
形成された内ケース50と、外ケース60とによって構
成されている。
【0039】内ケース50は、図7,図9に示す様に、
コーナーをアール取りした断面正方形状を呈し、上端を
開口し下端を閉じた中空体になっている。また、第1の
実施の形態と同様の溝51を備える握り部52より上方
は、外ケース60の中に収納可能なサイズの嵌合部53
とされている。そして、嵌合部53の各コーナー部54
には、係合用の凹部55をケース2の軸方向に一定の間
隔で多数刻み込んでなる凹凸列56がそれぞれ形成され
ている。各凹部55は、嵌合部53の肉厚の1/3〜1
/4程度の深さの等脚台形状の縦断面形状をしている。
また、内ケース50の底面57には、図7(A),
(C)に示す様に、上方の開口端側に向かって伸びると
共に、上端を中心側に傾斜させた複数の弾性片58,5
9が設けられている。
【0040】外ケース60は、図8,図9に示す様に、
コーナーをアール取りした断面正方形状を呈し、下端を
開口し上端を閉じた中空体になっている。4つのコーナ
ー部61の内の対角位置にある2つに、筒壁にU字状の
切り込み62を入れることによって形成された板バネ状
の可動片63がケースと一体的に設けられている。そし
て、この可動片63の下端部内面に、内ケース50の凹
部55とほぼ同一の断面形状の突起64が一体に設けら
れている。また、外ケース60の上端面67には、図8
(A),(C)に示す様に、下方の開口端側に向かって
伸びると共に、下端を中心側に傾斜させた複数の弾性片
68,69が設けられている。
【0041】このアジャスタブルケース2によれば、図
9に示す様に、ドリルチップ70を収納するとき、内ケ
ース50側の弾性片58が、ドリルチップ70の先端7
1によって押し開かれる様に変形し、外ケース60側の
弾性片68が、ドリルチップ70の後端72によって押
し縮められる様に変形し、クッション部材としての機能
を発揮する。この結果、アジャスタブルケース2内にお
いて、ドリルチップ70は先端71及び後端72をしっ
かりとホールドされ、軸方向に振動しない。よって、こ
のアジャスタブルケース2にドリルチップ70を収納し
て運搬する際に、ドリルチップ70の振動によって内ケ
ース50が抜け落ちることがない。
【0042】以上、本発明の実施の形態について詳細に
説明してきたが、本発明はこれに限られるものではな
い。
【0043】例えば、ケース10,20の形状は、断面
正方形状に限らず、長方形、三角形、五角形、六角形等
でもよいし、コーナー部分をアール取りしてないもので
も構わない。
【0044】加えて、凹部15及び突起24の縦断面形
状も台形に限らず、三角形断面としても構わない。な
お、三角形の場合、突起部分の頂点が欠けたりし易いの
で、台形にしておく方がより有利である。また、凹部1
5及び突起24が互いに嵌合し合う半球形状になってい
ても差し支えはないし、正方形断面にしてあっても構わ
ない。
【0045】さらに、実施の形態では、凹部15及び突
起24を等脚台形状にしたが、図10(A)に示す様
に、筒壁からの立ち上がり角度を開口部側の方が緩くな
るようにしてもよい。こうすることで、抜け落ち防止効
果をそのままにしてはめ易さをより向上させることがで
き、操作性の点でさらに有利となる。
【0046】さらに、上述の各実施の形態では可動片を
下向きのもので構成したが、上向きのものにしてもよい
し、可動片の個数をもっと増やして、例えば図10
(B)に示す様に下向きのものと上向きのものを両方備
えたものとしてもよい。また、図10(C)に示す様
に、内ケース10に比べて長さの長い外ケース80を使
用すれば、さらに長い物品を収納することもできる。
【0047】加えて、ケースの材料も透明プラスチック
に限らず、有色のプラスチックや金属で構成してもよ
い。透明プラスチックの利点は、係合位置を外から目で
確認できる点や、収納物を外から確認できる点を上げる
ことができる。その他、さらに種々なる態様による実施
が可能であることはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、請求項1〜請
求項4の各収納ケース及び請求項6の射出成形用金型に
よれば、ケース内に重量の大きい物品を収納した場合に
も、運搬時に内ケースが抜け落ちることがない様に、射
出成形によって高精度に製造することのできる長さ可変
の収納ケースを提供することができる。
【0049】また、請求項2及び請求項5の各収納ケー
スによれば、ケース内に重量の大きい物品を収納した場
合にも、運搬時に収納物の振動によって内ケースが抜け
落ちることがない様に、収納物の長さに対して全長を良
好にフィットさせることのできる長さ可変の収納ケース
を提供することができる。
【0050】さらに、請求項6記載の射出成形用金型に
よれば、切り込みを入れるための後工程が不要になると
いうさらなる効果も発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態としてのアジャスタブルケー
スの斜視図である。
【図2】第1の実施の形態における内ケースを示し、
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)はそのa−a
断面図、(D)は底面図、(E)はb−b端面図であ
る。
【図3】第1の実施の形態における外ケースを示し、
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図、
(D)はc−c断面図、(E)は(C)を底面から見た
図、(F)はd−d端面図、(G)はe−e端面図であ
る。
【図4】第1の実施の形態における凹部及び突起の立ち
上がり角度を示し、(A)は凹部に関する拡大断面図、
(B)は突起に関する拡大断面図である。
【図5】第1の実施の形態としてのアジャスタブルケー
スの使用状況を示し、(A)及び(C)は正面図、
(B)及び(D)は断面図、(E)及び(F)は拡大断
面図である。
【図6】第1の実施の形態における射出成形用金型を示
し、(A)は内ケース用の金型の断面図、(B)は外ケ
ース用金型の断面図、(C)は外ケース用金型の拡大断
面図である。
【図7】第2の実施の形態における内ケースを示し、
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)はそのf−f
断面図、(D)は底面図である。
【図8】第2の実施の形態における外ケースを示し、
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)はg−g断面
図、(D)は底面図である。
【図9】第2の実施の形態としてのアジャスタブルケー
スの使用状況を示し、(A)は断面図、(B)及び
(C)は拡大断面図である。
【図10】変形例を示し、(A)は一つの変形例の凹部
及び突起部分の拡大断面図、(B)は他の変形例の正面
図、(C)はさらに他の変形例を一部断面で示す側面図
である。
【図11】従来例を示す斜視図である。
【図12】従来例を示し、(A)は斜視図、(B)は断
面図である。
【符号の説明】
1・・・アジャスタブルケース、2・・・アジャスタブ
ルケース、10・・・内ケース、11・・・溝、12・
・・握り部、13・・・嵌合部、14・・・コーナー
部、15・・・凹部、16・・・凹凸列、20・・・外
ケース、21・・・コーナー部、22・・・切り込み、
23・・・可動片、24・・・突起、25・・・凹凸
列、30・・・金型、31・・・内型、32・・・突
起、33・・・外型、40・・・金型、41・・・窪
み、42・・・内型、43・・・凸条、44・・・外
型、50・・・内ケース、51・・・溝、52・・・握
り部、53・・・嵌合部、54・・・コーナー部、55
・・・凹部、56・・・凹凸列、57・・・底面、58
・・・弾性片、59・・・弾性片、60・・・外ケー
ス、61・・・コーナー部、62・・・切り込み、63
・・・可動片、64・・・突起、67・・・上端面、6
8・・・弾性片、69・・・弾性片、70・・・ドリル
チップ、80・・・外ケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 21/08,6/12 B65D 43/12,51/26 A45D 33/00,40/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を開口されると共に他端を閉じられ
    た筒状の内ケースと、一端を開口されると共に他端を閉
    じられた筒状の外ケースとによって構成され、前記外ケ
    ースを、前記内ケースに対してその開口端側から軸方向
    に嵌合し、収納物の長さに応じて全長を可変することの
    できる長さ可変の収納ケースであって、 前記内ケースは、断面多角形状の筒体によって構成され
    ると共に、該断面多角形状の筒体のコーナー部分の外面
    に、軸方向に一定の間隔で並ぶと共に前記筒体の肉厚よ
    りも浅い多数の凹部によって構成される凹部列を備え、 前記外ケースは、断面多角形状の筒体によって構成され
    ると共に、該断面多角形状の筒体のコーナー部分の前記
    開口側の端部近傍に、該コーナー部分を中心とする2本
    の平行な切り込み及び該2本の平行な切り込みの一端に
    おいて前記コーナー部分を横切る切り込みによって形成
    される可動片と、該可動片の内面に形成され、前記凹部
    に嵌合する形状の突起とを備えていることを特徴とする
    長さ可変の収納ケース。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の長さ可変の収納ケースに
    おいて、 さらに、前記内ケース又は前記外ケースの少なくとも一
    方が、その閉じた方の端部の内面に、当該ケースの前記
    開口端側に伸びると共に当該ケースの軸に対して傾斜し
    た複数の弾性片を備えていることを特徴とする長さ可変
    の収納ケース。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の長さ可変の
    収納ケースにおいて、 前記凹部及び前記突起は、それぞれ縦断面が台形状又は
    三角形状とされ、少なくとも係合中に抜き取り方向の加
    重が加わる側の面同士を、各筒壁からの立ち上がり角度
    が互いに等しい平坦面とされていることを特徴とする長
    さ可変の収納ケース。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の長さ可変の収納ケースに
    おいて、 前記台形状又は三角形状の前記凹部及び前記突起は、こ
    れらの凹部及び突起が設けられる各筒体の壁面に対し
    て、それぞれの開口端側の方が閉じた方の端部側よりも
    緩い角度となる様に、開口端側と閉じた方の端部側とで
    角度の異なる縦断面形状とされていることを特徴とする
    長さ可変の収納ケース。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の長さ可変の収納ケースに
    おける前記外ケースを 製造するための射出成形用金型で
    あって、 表面に前記突起に対応する凹部を形成した内型と、 内面に前記切り込みを形成するための凸条を形成される
    と共に割り型にて構成された外型とからなる射出成形用
    金型。
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