JP3015282B2 - 遅延ゆらぎ吸収装置 - Google Patents

遅延ゆらぎ吸収装置

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JP3015282B2
JP3015282B2 JP17470795A JP17470795A JP3015282B2 JP 3015282 B2 JP3015282 B2 JP 3015282B2 JP 17470795 A JP17470795 A JP 17470795A JP 17470795 A JP17470795 A JP 17470795A JP 3015282 B2 JP3015282 B2 JP 3015282B2
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木 忍 八
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM通信制御装置な
どに使用する遅延ゆらぎ吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信の分野では通信方式とし
て、情報をセルと呼ばれる固定長のバケットにより伝送
・交換するATM伝送・交換方式が用いられている。A
TM伝送・交換方式では、伝送途中での伝送遅延や交換
時の交換時間のばらつきにより、送信時に等間隔でセル
を送信しても、受信したセルの間隔にはばらつきが生じ
る遅延ゆらぎが発生する。このため、セルを受信する装
置では、遅延ゆらぎを吸収し、セルの間隔を送信時と同
じ間隔に戻す遅延ゆらぎ吸収装置が必要となる。
【0003】図5は従来の遅延ゆらぎ吸収装置の構成を
示している。図5において、51は受信したセルを先入
れ先出しで格納する遅延ゆらぎ吸収バッファである。遅
延ゆらぎ吸収バッファ51は、W端子、R端子、RST
端子を持ち、W端子が1となっている間に入力される受
信セル501を格納し、R端子が1となっている間に格
納しているセルを送信セル502として出力し、RST
端子に1が入力されると遅延ゆらぎ吸収バッファ51を
初期化して空にする。52は遅延ゆらぎ吸収バッファ5
1に対し、セル受信信号503をもとにセルの書き込み
信号504を生成するとともに、読み出しタイミング信
号505をもとに読み出し信号506を生成するバッフ
ァリード/ライト制御手段である。53は遅延ゆらぎ吸
収装置の後方で瞬断などの異常が発生した際に、警報信
号507をもとに初期化信号508を生成して遅延ゆら
ぎ吸収バッファ51を初期化するためのバッファ初期化
手段である。
【0004】図6は従来の遅延ゆらぎ吸収装置の動作を
説明するためのタイミング図である。図6(a)は、送
信時のセルの例であり、等間隔で出力されている。図6
(b)は、受信時のセルの例であり、遅延ゆらぎにより
セルの間隔にばらつきが生じている。遅延ゆらぎ吸収装
置は、受信したセルの遅延ゆらをぎ吸収し、セルの間隔
を送信時と同じ間隔に戻す。そのために、受信したセル
501(図6(b))を一旦遅延ゆらぎ吸収バッファ5
1に書き込み、一定量書き込んだ後に遅延ゆらぎ吸収バ
ッファ51から送信時と同じ間隔で読み出す。図6で
は、1セルを遅延ゆらぎ吸収バッファ51に書き込んだ
後に読み出しを開始している。これにより、遅延ゆらぎ
吸収を行なう(図6(e))。
【0005】その際、遅延ゆらぎ吸収装置の後方におい
て瞬断などの障害が発生してセルを受信しなくなると
(図6(b)の3〜5番目のセル)、警報信号507が
1となる。この時、バファ初期化制御手段53において
遅延ゆらぎ吸収バッファ51を初期化すると判定し、初
期化信号508を発生して遅延ゆらぎ吸収バッファ51
を初期化して空にする(図6(d))。そして、再度、
受信したセルを遅延ゆらぎ吸収バッファ51に一定量書
き込んだ後、送信時と同じ間隔で読み出し、遅延ゆらぎ
の吸収を行なう(図6(e)の8番目のセル以降)。
【0006】このように、上記従来の遅延ゆらぎ吸収装
置でも、受信したセルの遅延ゆらぎを吸収して、セルの
間隔を送信時の間隔に戻すことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の遅延ゆらぎ吸収装置では、遅延ゆらぎ吸収装置の後
方において発生した瞬断などの障害を警報信号により通
知し、遅延ゆらぎ吸収バッファの初期化を行なう際に、
障害が発生してから警報信号が遅延ゆらぎ吸収装置で受
信されるまでには数秒を要する。このため、瞬断などの
障害が回復し正常なセルを受信し始めた後に、遅延ゆら
ぎ吸収バッファの初期化が行なわれ、正常なセルまでが
廃棄されてしまうという第1の問題がある。
【0008】この瞬断が発生した際の動作を図6を用い
て説明する。図6は、瞬断により3〜5番目のセルが廃
棄され、7番目のセルを受信後に警報信号507が遅延
ゆらぎ吸収装置で受信された例である(7番目のセル受
信後に警報信号507が1となる)。この場合、瞬断の
検出が8番目のセル受信後であるため、正常に受信した
6〜7番目のセルまでが廃棄されてしまう。
【0009】図6の例では、遅延ゆらぎ吸収バッファの
初期化により正常な6〜7番目の2セルが廃棄されてい
るが、通常は警報信号が遅延ゆらぎ吸収装置で受信され
るまでに数秒を要するため、数千セルが廃棄されること
となる。
【0010】また、従来の遅延ゆらぎ吸収装置では、瞬
断ではなく遅延ゆらぎによって遅延ゆらぎ吸収バッファ
が空になり初期化されるのを避けるために、遅延ゆらぎ
吸収量を大きくしておく必要がある。このため、遅延ゆ
らぎ吸収バッファでの遅延時間が大きくなるという第2
の問題がある。
【0011】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、瞬断などによりセル廃棄が発生した後、
正常なセルが廃棄されることなく再度正常に遅延ゆらぎ
を吸収できる優れた遅延ゆらぎ吸収装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
上記第1の問題を解決するために、従来の遅延ゆらぎ吸
収装置が有しているバッファ初期化手段において、遅延
ゆらぎ吸収バッファから出力したダミーセルの数を計数
し、この値が設定したしきい値を超えた場合、瞬断など
によりセル廃棄が発生したと判定し、遅延ゆらぎ吸収バ
ッファの初期化を行ない、再度、受信したセルを遅延ゆ
らぎ吸収バッファに一定量書き込んだ後、送信時と同じ
間隔で読み出し、遅延ゆらぎの吸収を行なうようにした
ものである。
【0013】本発明の第2の構成は、上記第2の問題を
解決するために、従来の遅延ゆらぎ吸収装置が有してい
るバッファ、バッファリード/ライト制御手段、バッフ
ァ初期化手段の他に、遅延ゆらぎ吸収バッファに格納さ
ているセルの数を計数するバッファ量計数手段を設け、
バッファ初期化手段において、遅延ゆらぎ吸収バッファ
からダミーセルを出力した後のバッファ量計数手段の出
力値を観測し、この値が設定した期間内に0から変化し
ない場合、瞬断などによりセル廃棄が発生したと判定し
て、遅延ゆらぎ吸収バッファの初期化を行ない、再度、
受信したセルを遅延ゆらぎ吸収バッファに一定量書き込
んだ後、送信時と同じ間隔で読み出し、遅延ゆらぎの吸
収を行なうようにしたものである。
【0014】
【作用】したがって、本発明の第1の構成によれば、バ
ッファ初期化手段において、遅延ゆらぎ吸収バッファか
ら出力したダミーセルの数が設定したしきい値を超えた
場合、瞬断などによりセル廃棄が発生したと判定して、
遅延ゆらぎ吸収バッファを初期化することにより、正常
なセルまでが廃棄されるのを防止することができる。
【0015】また、本発明の第2の構成によれば、バッ
ファ量計数手段において、遅延ゆらぎ吸収バッファに格
納さているセルの数を計数し、バッファ量計数手段にお
いて、遅延ゆらぎ吸収バッファからダミーセルを出力し
た後のバッファ量計数手段の出力値を観測し、この値が
設定した期間内に0から変化しない場合、瞬断などによ
りセル廃棄が発生したと判定して、遅延ゆらぎ吸収バッ
ファを初期化することにより、遅延ゆらぎ吸収量を小さ
く設定した場合でも瞬断が発生した時だけ初期化が行な
われ、なおかつ遅延ゆらぎ吸収バッファの初期化によっ
て廃棄される正常の数を少なくすることができる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例を示すもので
ある。図1において、1は受信したセルを先入れ先出し
で格納する遅延ゆらぎ吸収バッファである。遅延ゆらぎ
吸収バッファ1は、W端子、R端子、RST端子を持
ち、W端子が1となっている間に入力された受信セル1
01を格納し、R端子が1となっている間に格納してい
るセルを出力する。また、遅延ゆらぎ吸収バッファ1が
空である場合は、E端子から1を出力し、RST端子に
1が入力されると遅延ゆらぎ吸収バッファ1を初期化し
て空にする。2は遅延ゆらぎ吸収バッファ1からセルを
読み出し始めるタイミングを判定する読み出し開始判定
手段であり、初期化信号110により初期化される。3
はバッファR/W(リード/ライト)制御手段であり、
読み出し開始判定手段2から出力される読み出し開始信
号103と、遅延ゆらぎ吸収バッファ1が空であること
を示すエンプティ信号105と、読み出しタイミングを
示す読み出しタイミング信号107とから、遅延ゆらぎ
吸収バッファ1に対するセルの書き込み信号104と読
み出し信号106を生成するとともに、初期化信号11
0により初期化される。バッファR/W制御手段3はま
た、エンプティ信号105が1である際に読み出しタイ
ミング信号107が1となると、遅延ゆらぎ吸収バッフ
ァ1からダミーセルを出力すると判定し、ダミーセル挿
入信号108を1として出力する。4はダミーセル挿入
信号108が連続して1となった回数を計数するダミー
セル計数手段であり、ダミーセル挿入信号108によっ
てカウントアップされ、読み出し信号106によってリ
セットされる。5はダミーセル計数手段4において計数
した値が設定したしきい値を越えた場合、遅延ゆらぎ吸
収バッファ1と読み出し開始判定手段2とバッファR/
W制御手段3とを初期化する初期化信号110を生成す
る初期化判定手段である。
【0017】次に、本実施例における遅延ゆらぎ吸収装
置の動作を図2のタイミング図を参照して説明する。受
信したセル101(図2(a))は、バッファR/W制
御手段3から出力される書き込み信号104(図2
(c))によって遅延ゆらぎ吸収バッファ1に書き込ま
れる。セル受信信号102(図2(b))は、セル受信
中だけ1となる信号であり、バッファR/W制御手段3
は、この信号を書き込み信号104として出力する。読
み出し開始判定手段2は、受信セル101の遅延ゆらぎ
吸収するために、セル受信信号102が1となった回数
を計数し、この値が設定した遅延ゆらぎ吸収量に達した
後、遅延ゆらぎ吸収バッファ1からセルを読み出しても
良いことを示す読み出し開始信号103を1として出力
する(図2(d))。読み出し開始信号103(図2
(d))は、遅延ゆらぎ吸収量を2セルと設定した場合
のタイミング図である。バッファR/W制御手段3は、
読み出し開始信号103が1で遅延ゆらぎ吸収バッファ
1が空でない時は、読み出しタイミング信号107(図
2( e))を遅延ゆらぎ吸収バッファ1からセルを読
み出すための読み出し信号106として出力する(図2
(f))。瞬断などによりセル廃棄が発生し、遅延ゆら
ぎ吸収バッファ1が空となってエンプティ信号105が
1となった時は、読み出しタイミング信号107を読み
出し信号106として出力せずに、遅延ゆらぎ吸収バッ
ファ1の出力値をそのままダミーセルとして出力し(図
2(h)ハッチング部 分)、ダミーセル挿入信号10
8を1として出力する(図2(i))。
【0018】ダミーセル計数手段4は、ダミーセル挿入
信号108が1となった回数を計数し(図2(j))、
この値を初期化判定手段5に出力する。初期化判定手段
5では、ダミーセル計数手段4の出力する値が設定した
しきい値を越えた場合、瞬断などによりセル廃棄が発生
したと判定し、初期化信号110を1として出力する
(図2(k))。(図2(k))は、ダミーセル計数手
段4における、しきい値を2と設定した場合の例であ
る。
【0019】初期化信号110が1となると、遅延ゆら
ぎ吸収バッファ1と読み出し開始判定手段2とバッファ
R/W制御手段3が初期化され、再び、最初から遅延ゆ
らぎ吸収の動作が行なわれる。従って、この後は正常に
遅延ゆらぎ吸収が行なわれ、遅延ゆらぎが吸収されたセ
ルが出力される(図2(h)の8番目のセル以降)。
【0020】このように、上記第1の実施例によれば、
初期化判定手段5において、ダミーセル計数手段4によ
り計数したダミーセル数が設定したしきい値を越えた場
合、瞬断などによりセル廃棄が発生したと判定し、遅延
ゆらぎ吸収バッファ1と読み出し開始判定手段2とバッ
ファR/W制御手段3とを初期化し、再度、遅延ゆらぎ
の吸収を行なうことにより、遅延ゆらぎ吸収バッファの
初期化により正常なセルが廃棄されるのを防止すること
ができる。
【0021】(実施例2)図3は本発明の第2の実施例
を示すものである。図3において、31は受信したセル
を先入れ先出しで格納する遅延ゆらぎ吸収バッファであ
る。遅延ゆらぎ吸収バッファ1は、W端子、R端子、E
端子、RST端子を持ち、W端子が1となっている間に
入力されたセルを格納し、R端子が1となっている間に
格納しているセルを出力する。また、遅延ゆらぎ吸収バ
ッファ31が空である場合は、E端子から1を出力し、
RST端子に1が入力されると遅延ゆらぎ吸収バッファ
31を初期化して空にする。32は遅延ゆらぎ吸収バッ
ファ31からセルを読み出し始めるタイミングを判定す
る読み出し開始判定手段であり、初期化信号310によ
り初期化される。33はバッファR/W(リード/ライ
ト)制御手段であり、読み出し開始判定手段32から出
力される読み出し開始信号303と、遅延ゆらぎ吸収バ
ッファ31が空であることを示すエンプティ信号305
と、読み出しタイミングを示す読み出しタイミング信号
307とから、遅延ゆらぎ吸収バッファ31に対するセ
ルの書き込み信号304と読み出し信号306を生成す
るとともに、初期化信号310により初期化される。バ
ッファR/W制御手段33はまた、遅延ゆらぎ吸収バッ
ファ31からからダミーセルを出力すると判定した時、
ダミーセル挿入信号308を1として出力する。34は
遅延ゆらぎ吸収バッファ31に格納されているセル数を
計数するバッファ量計数手段であり、書き込み信号30
4によりカウントアップされ、読み出し信号306によ
ってカウントダウンされる。35は遅延ゆらぎ吸収バッ
ファ31と読み出し開始判定手段32とバッファR/W
制御手段33とを初期化する初期化判定手段であり、遅
延ゆらぎ吸収バッファ31からダミーセルを出力した後
のバッファ量計数手段34の出力値を観測し、この値が
設定した期間内に0から変化しない場合、瞬断などによ
りセル廃棄が発生したと判定して、初期化信号310を
1として出力する。
【0022】次に、本実施例における遅延ゆらぎ吸収装
置の動作を図4のタイミング図を参照して説明する。受
信したセル301(図4(a))は、バッファR/W制
御手段33から出力される書き込み信号304(図4
(c))によって遅延ゆらぎ吸収バッファ31に書き込
まれる。セル受信信号302(図4(b))は、セル受
信中だけ1となる信号であり、バッファR/W制御手段
33は、この信号を書き込み信号304として出力す
る。読み出し開始判定手段32は、受信セル301の遅
延ゆらぎを吸収するために、セル受信信号302が1と
なった回数を計数し、この値が設定した遅延ゆらぎ吸収
量に達した後、遅延ゆらぎ吸収バッファ31からセルを
読み出しても良いことを示す読み出し開始信号303を
1として出力する(図4(d))。読み出し開始信号3
03(図4(d))は、遅延ゆらぎ吸収量を2と設定し
た場合のタイミング図である。バッファR/W制御手段
33は、読み出し開始信号303が1となり、遅延ゆら
ぎ吸収バッファ31が空でない時、読み出しタイミング
信号307 (図4(e))を遅延ゆらぎ吸収バッファ
31からセルを読み出すための読み出し信号306とし
て出力する(図4(f))。瞬断などによりセル廃棄が
発生し、遅延ゆらぎ吸収バッファ31が空となってエン
プティ信号305が1となっている時は、読み出しタイ
ミング信号307を読み出し信号306として出力せず
に、遅延ゆらぎ吸収バッファ1の出力値をそのままダミ
ーセルとして出力し(図4(h)ハッチング部分)、ダ
ミーセル挿入信号308を1として初期化判定手段35
に出力する(図4(i))。
【0023】バッファ量計数手段34は、書き込み信号
304と読み出し信号306により、遅延ゆらぎ吸収バ
ッファ31に格納されているセルの数を計数し、この値
を初期化判定手段35に出力する。初期化判定手段35
は、ダミーセル挿入信号308が1となった後のバッフ
ァ量計数値309を観測し、バッファ量計数値309が
設定した期間内に0から変化しない場合、瞬断などによ
りセル廃棄が発生したと判定して、初期化信号310を
1として出力する。図4は、上記期間を8セル時間と設
定した場合の例である。図4では、ダミーセルを挿入後
のバッファ量計数値309が0から変化しないため、瞬
断などによりセル廃棄が発生したと判定し、初期化信号
310を1として出力している。
【0024】初期化信号310が1となると、遅延ゆら
ぎ吸収バッファ31と読み出し開始判定手段32とバッ
ファR/W制御手段33が初期化され、再び、最初から
遅延ゆらぎ吸収の動作が行なわれる。従って、この後は
正常に遅延ゆらぎ吸収が行なわれ、遅延ゆらぎが吸収さ
れたセルが出力される(図4(h)の11番目のセル以
降)。
【0025】このように、上記第2の実施例によれば、
バッファ量計数手段34において遅延ゆらぎ吸収バッフ
ァ31に格納されているセルの数を計数し、初期化判定
手段35において、ダミーセルを挿入後のバッファ量計
数手段34の出力を観測し、この値が設定した期間内に
0から変化しない場合、瞬断などによりセル廃棄が発生
したと判定し、遅延ゆらぎ吸収バッファ31と読み出し
開始判定手段32とバッファR/W制御手段33を初期
化し、再度、遅延ゆらぎの吸収を行なうことにより、遅
延ゆらぎ吸収バッファの初期化により廃棄される正常な
セルの数を少なくすることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上記第1の実施例から明らか
なように、従来の遅延ゆらぎ吸収装置に、遅延ゆらぎ吸
収バッファから出力したダミーセルの数を計数するダミ
ーセル計数手段と、この計数値をもとに瞬断などによる
セル廃棄が発生したがどうかを判定する初期化判定手段
とを設けたものであり、初期化判定手段において、ダミ
ーセル計数手段により計数した値が設定したしきい値を
超えた場合、瞬断などによりセル廃棄が発生したと判定
し、遅延ゆらぎ吸収バッファと読み出し開始判定手段を
初期化し、再度、遅延ゆらぎ吸収を行なうことにより、
遅延ゆらぎ吸収バッファの初期化により正常なセルが廃
棄されるのを防止できるという効果を有する。
【0027】本発明はまた、上記第2の実施例から明ら
かなように、従来の遅延ゆらぎ吸収装置に、遅延ゆらぎ
吸収バッファに格納されているセルの数を計数するバッ
ファ量計数手段と、瞬断などによるセル廃棄が発生した
かどうかを判定する初期化判定手段とを設けたものであ
り、初期化判定手段においてダミーセルが挿入された後
のバッファ量計数手段の出力値を観測し、この値が設定
した期間内に0から変化しない場合、瞬断などによりセ
ル廃棄が発生したと判定して、遅延ゆらぎ吸収バッファ
と読み出し開始判定手段とバッファR/W制御手段を初
期化し、再度、遅延ゆらぎ吸収を行なうことにより、遅
延ゆらぎ吸収バッファの初期化によって廃棄される正常
セルの数を少なくできるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における遅延ゆらぎ吸収
装置の構成を示すブロック図
【図2】第1の実施例における遅延ゆらぎ吸収装置の動
作を説明するためのタイミング図
【図3】本発明の第2の実施例における遅延ゆらぎ吸収
装置の構成を示すブロック図
【図4】第2の実施例における遅延ゆらぎ吸収装置の動
作を説明するためのタイミング図
【図5】従来の遅延ゆらぎ吸収装置の構成を示すブロッ
ク図
【図6】従来の遅延ゆらぎ吸収装置の動作を説明するた
めのタイミング図
【符号の説明】
1 遅延ゆらぎ吸収バッファ 2 読み出し開始判定手段 3 バッファR/W制御手段 4 ダミーセル計数手段 5 初期化判定手段 31 遅延ゆらぎ吸収バッファ 32 読み出し開始判定手段 33 バッファR/W制御手段 34 バッファ量計数手段 35 初期化判定手段 51 遅延ゆらぎ吸収バッファ 52 読み出し開始判定手段 53 バッファR/W制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 崎 克 之 東京都新宿区西新宿二丁目3番2号 国 際電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−95208(JP,A) 特開 平1−175433(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したセルの遅延ゆらぎを吸収する遅
    延ゆらぎ吸収装置において、受信したセルを格納して遅
    延ゆらぎを吸収するための遅延ゆらぎ吸収バッファと、
    前記遅延ゆらぎ吸収バッファからセルの読み出しを開始
    するタイミングを判定する読み出し開始判定手段と、前
    記読み出し開始判定手段での判定結果をもとに前記遅延
    ゆらぎ吸収バッファに対する書き込み信号と読み出し信
    号を生成するバッファリード/ライト制御手段と、前記
    遅延ゆらぎ吸収バッファから出力したダミーセルの数を
    計数するダミーセル計数手段と、前記ダミーセル計数手
    段により計数した値が設定したしきい値を超えた場合に
    セル廃棄が発生したと判定する初期化判定手段とを備え
    た遅延ゆらぎ吸収装置。
  2. 【請求項2】 受信したセルの遅延ゆらぎを吸収する遅
    延ゆらぎ吸収装置において、受信したセルを格納して遅
    延ゆらぎを吸収するための遅延ゆらぎ吸収バッファと、
    前記遅延ゆらぎ吸収バッファからセルの読み出しを開始
    するタイミングを判定する読み出し開始判定手段と、前
    記読み出し開始判定手段での判定結果をもとに前記遅延
    ゆらぎ吸収バッファに対する書き込み信号と読み出し信
    号を生成するバッファリード/ライト制御手段と、前記
    遅延ゆらぎ吸収バッファに格納されているセルの数を計
    数するバッファ量計数手段と、前記遅延ゆらぎ吸収バッ
    ファが空になってダミーセルを出力し、その後セルを受
    信してもバッファ量計数手段の出力する値が設定した期
    間内に0から変化しない場合にセル廃棄が発生したと判
    定する初期化判定手段とを備えた遅延ゆらぎ吸収装置。
JP17470795A 1995-07-11 1995-07-11 遅延ゆらぎ吸収装置 Expired - Fee Related JP3015282B2 (ja)

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