JP3015247B2 - サンルーフのサンシェード支持装置 - Google Patents

サンルーフのサンシェード支持装置

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JP3015247B2
JP3015247B2 JP6063993A JP6399394A JP3015247B2 JP 3015247 B2 JP3015247 B2 JP 3015247B2 JP 6063993 A JP6063993 A JP 6063993A JP 6399394 A JP6399394 A JP 6399394A JP 3015247 B2 JP3015247 B2 JP 3015247B2
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富雄 小野
雄三 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サンルーフのサンシ
ェード支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サンルーフにあっては、ガラス
製又は合成樹脂等よりなる透明又は半透明のリッドの内
側に、日除けとなるサンシェードを設けるタイプが知ら
れている。
【0003】サンシェードは、例えば実開平4−656
16号公報、特開平2−246824号公報、特公平1
−39364号公報に示すようにサンシェード取付装置
によって支持されている。その具体例を図21に示す。
即ち、サンシェード101の両サイドに、支持部材10
3(反対側は図示していない)が前後、左右の4個所に
設けられ、支持部材103は、ガイドレール105の長
手方向に沿って形成されたレール突条107に沿ってス
ライド自在に係合し合う一対の支脚部109,109を
有し、支脚部109を介して前後に移動自在に支持され
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した如くサンシェ
ード101は一対の支脚部109により車巾方向(矢
印)に対して付勢力が与えられ、ガタ付きが起きること
なく装着できるようになっているが、支持部材103を
前後、左右の4箇所にビス111によって取付けるた
め、取付け作業が大変面倒になること。また、サンシェ
ード101の支持部材103は、振動等によって発生す
る上下方向の動きに対して正しく対応する形状とはなっ
ておらず、長期間の使用時に材料の疲れ等から場合によ
っては亀裂が入る等の問題を招来し、信頼性に欠ける面
があること。また、加工が面倒となり、加工性の面でも
望ましくなかった。
【0005】そこで、この発明は、加工性・組付性に優
れると共に長期間にわたり安定した支持が得られるサン
ルーフのサンシェード支持装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ルーフ開口の両サイドに設けら
れたガイドレールに両端支持され、前後にスライド可能
なサンシェードを有するサンルーフにおいて、前記サン
シェードの両サイドの板部材状の四箇所に対向する2個
の貫通孔を具備する取付部を設ける一方、サンシェード
と別体に線材にて形成されアーチ状のばね主体部と、ば
ね主体部の両端から外側へ屈曲延長されたばね端子部と
から成るスライド摺動子を設け、前記両ばね端子部を前
記取付部の貫通孔に挿入して上下動自在に支持し、ばね
主体部を、水平面より下方へ死点越えさせると共に前記
ガイドレールのガイド溝内に対して車巾方向に弾性変形
させた状態でスライド自在に係合させたことを特徴とし
ている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記ガイドレールのガイド溝に係合する接動部
材を、前記スライド摺動子のばね主体部に設けたことを
特徴としている。
【0008】請求項3の発明は、ルーフ開口の両サイド
に設けられたガイドレールに両端支持され、前後にスラ
イド可能なサンシェードを有するサンルーフにおいて、
前記サンシェードの両サイドの板部材状の四箇所に1個
の貫通孔を具備する取付部を設け前記貫通孔を前後取付
部で対向して設ける一方、線材にて形成された長尺状の
ばね主体部と、ばね主体部の両端から屈曲延長された支
持端部とから成る剛性向上部材を設け、前記支持端部を
前後の前記取付部の貫通孔に挿入して車巾方向に移動自
在に支持すると共に、前記ばね主体部の中間部をサンシ
ェードの上面に支持し、前記支持端部にガイドレールの
ガイド溝内に係合する接動部材を支持させたことを特徴
としている。
【0009】請求項4の発明は、請求項3記載の発明で
あって、前記接動部材がローラであることを特徴として
いる。
【0010】請求項5の発明は、請求項2、3記載の発
明であって、前記摺動部材が。ガイドレールのガイド溝
に係合する複数の面を有し、接動部材の支持端部への支
持位置の軸心から各面までの距離が異なることを特徴と
している。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、ばね端子部を、取付
部に挿入することでビス等を用いなくても容易に取付け
られる。
【0012】次に、ばね主体部を水平面より下方へ死点
越えさせると共に車巾方向に弾性変形させた状態でガイ
ドレールのガイド溝内にスライド自在に、係合させるこ
とでばね圧が働らき、サンシェードの確実な支持状態が
得られると共に車巾方向は無論として上下方向の動きに
対しても無理のない支持状態が長期間に亘り安定して得
られる。また、構造も簡単なものとなる。
【0013】請求項2の発明によれば、ばね主体部に設
けた接動部材をガイドレールのガイド溝に係合させるこ
とにより、耐久性を向上することが出来る。
【0014】請求項3の発明によれば、剛性向上部材の
ばね主体部の中間部をサンシェードの上面に支持し、両
側の支持端部を前後の取付部に挿入し、この支持端部に
ガイドレールのガイド溝内に係合する接動部材を支持す
ることにより、ビス等を用いなくても容易に取付けられ
る。
【0015】請求項4の発明によれば、ガイド溝に係合
するローラは、ガイド溝内で回転するので摺動抵抗が少
なく、サンシェードを滑らかに移動することが出来る。
【0016】請求項5の発明によれば、ガイドレールの
ガイド溝に係合する面を変更することにより、軸心から
の各面までの距離を容易に変更することが出来、摺動力
を変更することが出来る。これにより、サンシェードの
スムーズな動きを容易に選択することが出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るサンルーフのサンシェー
ド支持装置の実施例について説明する。
【0018】第1実施例 図1乃至図8は第1実施例のサンルーフのサンシェード
支持装置を示す。
【0019】図4において、1は自動車のルーフパネル
3に設けられたルーフ開口を示している。ルーフ開口1
には、透明又は半透明の材質で作られたリッド5と、リ
ッド5の内側で、日除けとなるサンシェード7がそれぞ
れ設けられ、リッド5及びサンシェード7は、ガイドレ
ール9に沿って前後にスライド移動が可能となってい
る。
【0020】ガイドレール9は、平面から見て逆U字状
に形成され、ルーフ開口1の前方領域から両側方の領域
にわたって配置されている。
【0021】ガイドレール9は、図1に示すように、ウ
エルト10が装着されたほぼ水平なベース部11から垂
直に立上り壁13が立上がり、さらに側方へフランジ部
15が延長された断面クランク状の形状となっている。
ベース部11には、ケーブル案内溝17(図2参照)を
有する左右のレール部19が設けられると共にレール部
19と立上り壁13との間は、雨水等をドレン孔21
(図4参照)内へ誘導する樋部23となっている。ま
た、内側のレール部19の壁面には、長手方向に連続す
るガイド溝25が設けられている。ガイド溝25は側方
が開放された断面U字条の形状となっている。
【0022】リッド5は、ガイドレール9のレール部1
9,19に対して前後にスライド可能な前方の移動シュ
ーと後方の移動シュー(いずれも図示していない)とに
よって支持され、前方の移動シューは支持用となってい
る。また、後方の移動シューは、リッド5の後端側を上
下動させる、いわゆるチルトアップ、チルトダウンを図
る昇降機能を備えており、レール部19のケーブル案内
溝17内を走るギヤードケーブル27によって前後にス
ライド自在に制御される駆動用となっている。なお、ギ
ヤードケーブル27は、手元スイッチによって正転・逆
転可能な駆動モータMによって作動制御される。
【0023】一方、サンシェード7はアルミ製の芯材と
表皮とから成り、両側部は前記ベース部11のウェルト
10に弾接支持されている。サンシェード7の前側と後
側には、車巾方向に沿って板部材状の強度メンバー2
9,29が固定され、前後の強度メンバー29の左右両
側は、スライド摺動子31を取付けるための前後左右計
4個の板部材状の取付部として形成されるものであり、
この取付部には取付孔(貫通孔)33が設けられてい
る。
【0024】取付孔33は、強度メンバー29を形成す
る前壁面29aと後壁面29bに対して対向して計2個
づつ合計8個設けられている。
【0025】スライド摺動子31は、丸棒状のばね材に
よりアーチ状に形成されたばね主体部35と、ばね主体
部の両自由端から外側へ向け短く屈曲延長した左右のば
ね端子部37,37とから成っている。
【0026】ばね主体部35及び両ばね端子部37,3
7は、全体が合成樹脂により樹脂コーテングされると共
に両ばね端子部37,37は前記取付孔33に内側から
挿入されることで上下(図2矢印イ)方向に支持されて
いる。
【0027】図2に示すように死点越えとなる水平面W
に対して下方に位置すると共に外側弧状領域は、車巾
(図2矢部ロ)方向に対して弾性変形した状態でガイド
溝25内にスライド自在に係合している。
【0028】これにより、ばね主体部35のばね圧によ
って車巾方向の付勢力(矢印ロ)と、サンシェード7が
下向に付勢される付勢力が同時に与えられるようになっ
ている。
【0029】また、スライド摺動子31の下方で、サン
シェード7には、水平面Wより下方に死点越えしたばね
主体部35がサンシェード7と干渉し合うのを防ぐゴム
製のストッパー部材39が設けられている。
【0030】この場合、図3に示すようにストッパー部
材39をばね主体部35側に直接設けるようにしてもよ
い。
【0031】このように構成されたサンシェード支持装
置において、スライド摺動子31を取付けるには、手又
は治具によってばね端子部31を左右から押し締め、取
付孔33,33に位置決めさせた後、手を離せば、外側
へ拡がるばね圧により取付孔33内に挿入し支持され迅
速に取付けが完了する。
【0032】次に、ばね主体部35を車巾方向へ押圧
し、弾性変形させた状態にしてガイド溝25内にスライ
ド自在に係合させることで、サンシェード7には、車巾
方向及び下向きの付勢力が与えられる。
【0033】したがって、サンシェード7は、ガイドレ
ール9に対してガタ付くことなく長期間にわたり円滑に
スライドするようになる。
【0034】以下、他の実施例について説明する。な
お、上記第1実施例と同構成部分については、図面に同
符号を付して重複した説明を省略する。
【0035】第2実施例 図9を用いて第2実施例について説明する。図9は、ル
ーフ開口の車巾方向の一側と、このルーフ開口を開閉す
るサンシェードの一部を示す斜視図である。図9に示す
ように、本実施例は、前後のスライド摺動子31、31
のそれぞれ一方のばね端子部37、37同士を一体に連
結したスライド摺動体41をサンシェード7の両側にそ
れぞれ取り付けた例である。
【0036】スライド摺動体41は、ばね線材からなる
長尺状の支持部43の両側に、アーチ状のばね主体部3
5とこのばね主体部35の先端部から外側へ屈曲延長さ
れたばね端子部37とからなるスライド摺動子31、3
1が形成されている。
【0037】このようなスライド摺動体41をサンシェ
ード7に取り付けるには、サンシェード7の上面7aの
中間部に外側に向けて突設されたL字状の支持片45、
45にスライド摺動体41の支持部43を外側から挿入
し係合する。次に、手又は治具によって各スライド摺動
子31、31のばね端子部37、37を左右から押し締
め、取付孔33に位置決めさせた後、開放すれば、外側
へ拡がるばね圧により取付孔(長孔)33内に挿入し支
持され迅速に取り付けが完了する。同様にサンシェード
7の他側にもスライド摺動体31を取り付ける。
【0038】次に、各スライド摺動体41のばね主体部
35を車幅方向へ押圧し、弾性変形させた状態にしてガ
イド溝25内にスライド自在に係合させる。この状態で
は、サンシェード7には、車幅方向及び下向きの付勢力
が与えられる。
【0039】従って、サンシェード7は、ガイドレール
9に対してガタ付くことなく長期間にわたり円滑にスラ
イドするようになる。
【0040】また、本実施例によれば、スライド摺動子
31、31を一体に連結したことにより、サンシェード
7にスライド摺動体41取り付ければ、二つのスライド
摺動子31、31を同時に取り付けることが出来、上記
第1実施例と比べて組付性がさらに向上する。
【0041】第3実施例 図10及び図11を用いて第3実施例について説明す
る。本実施例は、図10に示すように、スライド摺動子
31のばね主体部35に、接動部材47が取り付けられ
ている。この接動部材47が、図11に示すように、ガ
イドレール9のガイド溝25内に挿入・係合される。
【0042】図10に示すように、接動部材47は合成
樹脂製の厚みの薄い直方体で前後に側面47a、47b
が形成され、左右方向にばね主体部35が貫通してい
る。そして、側面47aからのばね主体部35の貫通部
分の軸心までの距離L1が、側面47aの反対側の側面
47bからの貫通部分の軸心までの距離L2より大きく
設定されている。このため、図11に示すように、側面
47aが外側に位置するようにばね主体部35に接動部
材47を取り付けた状態では、ガイド溝25の底面25
aと側面47aが摺動し、側面47bが外側に位置する
ようにばね主体部35に接動部材47に取り付けた状態
では、ガイド溝25の底面25aと側面47bが摺動す
る。
【0043】また、この場合、側面47aが外側に位置
して接動部材47をばね主体部35に取り付けると、側
面47aからばね主体部35の貫通部分の軸心までの距
離L1が長く設定されているので、ばね主体部35の撓
み量は、側面47bを外側に位置して取り付けた状態よ
り多くなり、その分だけ接動部材47をガイド溝25の
底面に押圧する力が大きい。従って、側面47a又は側
面47bのいずれかを外側に位置させることにより希望
の摺動力を選択することが出来る。
【0044】第4実施例 図12乃至図16を用いて第4実施例について説明す
る。本実施例は、サンシェード7の側部に支持された剛
性向上部材53の両端部に、ローラ55、55を回転自
在に支持させて、このローラ55、55をガイドレール
9のガイド溝25内に係合させた例である。
【0045】図12に示すように、剛性向上部材53
は、長尺丸棒の線材からなり、ばね主体部57と、この
ばね主体部57の両端部がガイド溝方向に向って同方向
に略直角に屈曲されると共に、その先端部59aがさら
にばね主体部57に対して略直角に下方に屈曲された支
持端部59、59とで構成されている。
【0046】ばね主体部57は、長手方向の中間部の2
か所で、サンシェード7の側部上面上に設けられたL字
状の支持片61に係止されている。この状態では、支持
片61を中心にばね主体部57の両側部分が弾性を有し
ており、支持端部59がガイドレール9に対して接離す
るように可撓性を有している。また、支持端部59、5
9は、サンシェード7の前後方向の両側部に形成された
強度メンバ63の、車巾方向の側部に突設された取付部
65に取り付けられている。
【0047】図13(a)、(b)に示すように、取付
部65には、略三角形状の支持板部67がガイドレール
9側に向けて突設されており、この支持板部67の略中
央部分には、車巾方向に沿って長い支持長孔69が形成
されている。この支持長孔69内には、剛性向上部材5
3の支持端部59の先端部59aが挿通されている。ま
た、支持長孔69を挿通した支持端部59の先端部59
aは、支持板部67の下面側に配置されたローラ55
(図14参照)が回転自在に支持されている。この場
合、支持端部59の先端部59aが支持長孔69内を移
動することにより、ローラ55は、ガイドレール9のガ
イド溝25に対して接離する。
【0048】このような剛性向上部材53をサンシェー
ド7に組み付けるには、ばね主体部35を支持片61、
61に係止した後に、支持端部59、59の先端部59
a、59aを取付部65、65の支持長孔69、69内
に挿入する。この場合、先端部59a、59aを支持長
孔69、69内に挿入すると、ばね主体部57の中間部
は、サンシェード7の内側へ移動しようとするが、ばね
主体部57の中間部が支持片61、61により支持され
ているので、先端部59a、59aはガイドレール9、
9側へ押圧される。この状態から、支持長孔69、69
を挿通した先端部59a、59aにローラ55、55を
回転自在に取り付ける。
【0049】次に、ローラ55、55をサンシェード7
の内側に押圧し、図13(b)に示すように、移動させ
た状態でガイドレール9のガイド溝25内に係合する。
【0050】本実施例によれば、ローラ55を用いるこ
とにより、サンシェード7を滑らかに移動させることが
出来る。また、ローラ55を剛性向上部材53により支
持することにより、サンシェードをがたつくことなくガ
イドレールに支持することが出来る。
【0051】次に、ローラの変形例について説明する。
図15(a)、(b)は、外周面に溝71aが形成され
たローラ71を示す。このローラ71をガイドレール9
のガイド溝25内に係合し、ローラ71の外周面をガイ
ド溝25の底面に当接させる場合、溝71aが形成され
ている分、ローラ55とガイド溝25の底面との接触面
積が少なく、抵抗がさらに小さくなる。
【0052】図16(a)、(b)は、外周面の厚みが
外側端に向けて次第に薄く形成されたローラ73を示
す。このローラ73をガイドレール9のガイド溝25内
に係合し、ローラ73の外周面をガイド溝25の底面に
当接させる場合、ローラ73の外周端面の面積が少ない
ので、抵抗が小さい。
【0053】第5実施例 次に、図17乃至図20に示す第5実施例について説明
する。本実施例は、上記第4実施例の剛性向上部材57
の支持端部59に、ローラ55に代えて摺動部材49を
取り付けた例である。
【0054】図17及び図18に示すように、本実施例
の接動部材49は、角部が円弧状に形成された三角板状
で3つの側面49a、49b、49cを有している。こ
の接動部材49は、厚み方向に沿って支持端部59aが
貫通しており、側面49aから支持端部59の軸心まで
の距離L3、側面49bから支持端部59の軸心までの
距離L4、側面49cから支持端部59の軸心までの距
離L5は、L3>L4>L5に設定されている。すなわ
ち、支持端部59の先端部59aが貫通した貫通部分の
軸心は、接動部材49の正三角形状の中心位置から偏心
している。
【0055】この接動部材49は、図17に示すよう
に、側面47a、49b、49cのいずれかをガイド溝
25の底面25aに摺動させることにより、摺動力を変
更させることが出来、希望の摺動力を得ることが出来
る。
【0056】また、接動部材49を合成樹脂で形成する
ことにより、耐久性が得られると共に、ガイドレール9
との接触音を低減することが出来、良好なサンシェード
の操作感覚を得ることが出来る。
【0057】次に本実施例の変形例について説明する。
図19及び図20に示す接動部材51は、矩形板状で、
支持端部59の先端部59aが長手方向に沿って貫通し
ている。この先端部59aが貫通している貫通部分の軸
心位置は、四角形の断面形状の中心から偏心した形成さ
れており、側面51a、51b、51c、51dから軸
心までの距離L6、L7、L8、L9はL6>L7>L
8>L9に設定されている。
【0058】この接動部材51は、側面51a、51
b、51c、51dのなかのいずれかをガイド溝25の
底面25aに摺動させるようにすることにより、摺動力
を容易に変更することが出来、希望の摺動力を得ること
が出来る。
【0059】
【発明の効果】以上、説明したように請求項1の発明に
よれば、取付けが簡単になると共に従来のスライド摺動
子に対して構造が簡単となり、加工性の面において大変
優れたものとなる。また、下方への付勢力によりサンシ
ェードはガタ付くことなく長期間にわたり安定した支持
状態が得られる。
【0060】請求項2の発明によれば、ばね主体部に設
けた接動部材をガイドレールのガイド溝に係合させ、ば
ね主体部を接動部材を介してガイド溝に係合することに
より、耐久性を向上することが出来る。
【0061】請求項3の発明によれば、剛性向上部材の
ばね主体部の中間部をサンシェードの上面に支持し、両
側の支持端部を前後の取付部に挿入し、この支持端部に
ガイドレールのガイド溝内に係合する接動部材を支持す
ることにより、ビス等を用いなくても容易に取付けられ
る。
【0062】請求項4の発明によれば、ガイド溝に係合
するローラは、ガイド溝内で回転するので摺動抵抗が少
なく、サンシェードを滑らかに移動することが出来るの
で、良好な操作感覚が得られる。
【0063】請求項5記載の発明によれば、ガイドレー
ルのガイド溝に摺動する面を変更することにより、摺動
力を容易に変更することが出来、サンシェードのスムー
ズな動きを自由にかつ容易に選択することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】摺動子を介してのサンシェードの支持状態を示
した一部分の斜視図。
【図2】図1のA−A線拡大断面図。
【図3】ストッパー部材の変形例を示した図2と同様の
断面図。
【図4】リッドを若干開いた自動車の概要平面図。
【図5】スライド摺動子の正面図。
【図6】スライド摺動子の側面図。
【図7】スライド摺動子の平面図。
【図8】スライド摺動子の斜視図。
【図9】第2実施例のサンシェード支持装置によりサン
シェードが取り付けられたリッド開口の一側を示す斜視
図。
【図10】第3実施例を示し、スライド摺動子のばね主
体部に接動部材を取り付けた状態を示す斜視図。
【図11】第3実施例のサンシェード支持装置によりガ
イドレールにサンシェードを支持した状態を示す断面
図。
【図12】第4実施例のサンシェード支持装置によりサ
ンシェードが取り付けられたリッド開口の一側を示す斜
視図。
【図13】(a)は第4実施例の剛性向上部材の一部を
示す斜視図、(b)は第4実施例の剛性向上部材を用い
てガイドレールにサンシェードを支持した状態を示す断
面図。
【図14】(a)は第4実施例のローラを示す斜視図、
(b)は断面図。
【図15】第4実施例の変形例を示し、(a)はローラ
の変形例を示す斜視図、(b)は断面図。
【図16】第4実施例の変形例を示し、(a)ローラの
他の変形例を示す斜視図、(b)断面図。
【図17】第5実施例の接動部材をガイドレールに取り
付けた示す斜視図。
【図18】第5実施例の接動部材を示す正面図。
【図19】図17に示す第5実施例の変形例の接動部材
をガイドレールに取り付けた状態を示す斜視図。
【図20】第5実施例の接動部材の変形例を示す正面
図。
【図21】従来例を示した図1と同様の斜視図。
【符号の説明】
1 ルール開口 7 サンシェード 9 ガイドレール 25 ガイド溝 31 スライド摺動子 33 取付孔(貫通孔) 35 ばね主体部 37 ばね端子部 41 スライド摺動体 45 支持片 47、49、51 接動部材 53 剛性向上部材 55、71、73 ローラ 57 ばね主体部 59 支持端部 65 取付部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−90611(JP,U) 実開 昭62−64618(JP,U) 実開 平4−65616(JP,U) 実開 平2−100917(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフ開口の両サイドに設けられたガイ
    ドレールに両端支持され、前後にスライド可能なサンシ
    ェードを有するサンルーフにおいて、前記サンシェード
    の両サイドの板部材状の四箇所に対向する2個の貫通孔
    を具備する取付部を設ける一方、サンシェードと別体に
    線材にて形成されアーチ状のばね主体部と、ばね主体部
    の両端から外側へ屈曲延長されたばね端子部とから成る
    スライド摺動子を設け、前記両ばね端子部を前記取付部
    の貫通孔に挿入して上下動自在に支持し、ばね主体部
    を、水平面より下方へ死点越えさせると共に前記ガイド
    レールのガイド溝内に対して車巾方向に弾性変形させた
    状態でスライド自在に係合させたことを特徴とするサン
    ルーフのサンシェード支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記ガイ
    ドレールのガイド溝に係合する接動部材を前記スライド
    摺動子のばね主体部に設けたことを特徴とするサンルー
    フのサンシェード支持装置。
  3. 【請求項3】 ルーフ開口の両サイドに設けられたガイ
    ドレールに両端支持され、前後にスライド可能なサンシ
    ェードを有するサンルーフにおいて、前記サンシェード
    の両サイドの板部材状の四箇所に1個の貫通孔を具備す
    る取付部を設け前記貫通孔を前後取付部で対向して設け
    る一方、線材にて形成された長尺状のばね主体部と、ば
    ね主体部の両端から屈曲延長された支持端部とから成る
    剛性向上部材を設け、前記支持端部を前後の前記取付部
    の貫通孔に挿入して車巾方向に移動自在に支持すると共
    に、前記ばね主体部の中間部をサンシェードの上面に支
    持し、前記支持端部にガイドレールのガイド溝内に係合
    する接動部材を支持させたことを特徴とするサンルーフ
    のサンシェード支持装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、前記接動
    部材がローラであることを特徴とするサンルーフのサン
    シェード支持装置。
  5. 【請求項5】 請求項2、3記載の発明であって、前記
    接動部材が、前記ガイドレールのガイド溝に係合する複
    数の面を有し、接動部材の支持端部への支持位置の軸心
    から各面までの距離が異なることを特徴とするサンルー
    フのサンシェード支持装置。
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