JP3014596U - ボディ用たわし - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 絹繊維又は絹繊維を微粉末にしたシルクパウ
ダーの作用で荒れた肌を抑えてシルクのようにきめの細
かな肌を得ることのできる実用的で美容効果の高いボデ
ィ用たわしを安価に提供することを可能とする。 【構成】 絹繊維を織成又は編成して得られたシルク地
を、２つ折り又は２重に重ねて袋体となし、この袋体の
中にシルクパウダーを混入してなるスポンジ芯体を封入
することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、風呂或いはシャワー等で顔や手足、ボディ等を洗ったり、マッサー ジの目的で摩擦するようにこすり付け、又は汗押え等に使用されるボディ用たわ しに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、風呂等でボディウォッシャー用として或いは垢すり用等に使用されるボ ディ用たわしとしてはナイロン繊維の生地で袋となし、この袋の中にスポンジを 封入してなるものが一般に知られていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のような従来のボディ用たわしは、硬くてきめが荒いためにひどい汚れを 落したり、垢こすりとしては有効であるが、研磨力が強い為に強くこすると傷つ いたり、肌が荒れ易く、而も荒れた肌を抑えて滑らかにするような美容効果を期 待するものは存在しなかった。

【０００４】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、絹繊維又は絹繊維を微粉末にしたシルクパウダーの 作用で荒れた肌を抑えてシルクのようにきめの細かな肌を得ることのできる実用 的で美容効果の高いボディ用たわしを安価に提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるボディ用たわしは、絹繊維を織成 又は編成して得られたシルク地１を、２つ折り又は２重に重ねて袋体１０となし 、この袋体１０の中にシルクパウダー２を混入してなるスポンジ芯体２０を封入 してなるものである。

【０００６】 また、絹繊維を微粉末にしたシルクパウダーと、化学繊維の原料を混練して糸 にしたものからシルク地を形成し、このシルク地を袋体となし、この袋体の中に スポンジ体を封入することものである。

【０００７】

【実施例】

本考案の実施例を図面を参照して説明する。

【０００８】 純正の絹繊維を織成又は編成してシルク地１となす。シルク地１は、図３に示 すようにパイル織りして表面にパイル３を有するものとなし、このシルク地１を ２つ折り又は２重に重ねて袋体１０となす。又、シルク地１を円筒状に編成して 両端を縫着することにより袋体となすこともできる。スポンジ芯体２０は、ゴム 又はウレタンフォーム、或いはその他同様の材料で柔軟性、弾力性のある発泡材 料からなる。

【０００９】 シルクパウダー２は、絹繊維をミクロン単位の微粉末に粉砕したものからなる 。微粉末のシルクパウダー２をスポンジ芯体２０となる材料に混入混練して成型 機にかけることによりシルクパウダー入りのスポンジ芯体２０が得られる。

【００１０】 シルク地を別の方法で構成することもできる。即ち、絹繊維を微粉末にしたシ ルクパウダーと、化学繊維の原料とを混練して糸にし、この糸を織成又は編成し てシルク地を得る。このようにして得られたシルク地は、シルクでない繊維を有 するものでありながらシルクパウダーを混入しているために真正のシルク地とな る。

【００１１】 袋体１０の中のスポンジ芯体２０はシルクパウダーを混入していないスポンジ 体とすることもできる。

【００１２】

【作用】

風呂或いはシャワーにおいて、ボディ用たわしを手にもって、顔や手足、ボデ ィ等を直かに当てがってこすりつけるようにする。すると、シルク地の袋体が直 かに肌に接しゅうし、或いは袋体の中のシルクパウダー入りスポンジ芯体２０が シルク地を通って肌に接しゅうするため、シルク或いはシルクパウダーの有する シルク作用で皮膚に浸透するので皮膚がなめらかになる。又湯水を使ってシャン プーを利かせると、スポンジの吸水、保水作用とともにシルク地の磨き作用で汚 れを早く除去しながら皮膚の荒れを防ぐものである。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、上記のように絹繊維を織成又は編成して得られたシルク地１を、２ つ折り又は２重に重ねて袋体１０となし、この袋体１０の中にシルクパウダー２ を混入してなるスポンジ芯体２０を封入してなるものであるが、柔らかく肌触り のよいシルク地が直かに皮膚に触れてこすり付けられるため袋体の中のスポンジ 芯体のシルクパウダーの作用と相俟って皮膚に作用するため、肌の荒れを抑えて なめらかにする働らきを有するものであり、また風呂、或いはシャワーにおいて シャンプーとともに湯水に漬けて使用する場合でも通常のスポンジたわしの如く 泡立ちがよい為、汚れの落ちが効果的で使い易く、而も高価なシルク或いはシル クパウダーを使用しているものでりながら少量で嵩の大きいスポンジ入り布たわ しが得られ、コストの面でも比較的安価に提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るボディ用たわしの斜視図であり、
一部は破断面を示す。

【図２】同上の縦断側面図である。

【図３】シルク地の一部拡大断面図である。

【符号の説明】

１ シルク地 ２ シルクパウダー ３ パイル １０ 袋体 ２０ スポンジ芯体

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 絹繊維を織成又は編成して得られたシル
   ク地１を、２つ折り又は２重に重ねて袋体１０となし、
   この袋体１０の中にシルクパウダー２を混入してなるス
   ポンジ芯体２０を封入してなることを特徴とするボディ
   用たわし。
2. 【請求項２】 絹繊維を微粉末にしたシルクパウダー
   と、化学繊維の原料を混練して糸にしたものからシルク
   地を形成し、このシルク地を袋体となし、この袋体の中
   にスポンジ体を封入してなることを特徴とするボディ用
   たわし。