JP3013289U - 床用遮音シート - Google Patents

床用遮音シート

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JP3013289U
JP3013289U JP1994017131U JP1713194U JP3013289U JP 3013289 U JP3013289 U JP 3013289U JP 1994017131 U JP1994017131 U JP 1994017131U JP 1713194 U JP1713194 U JP 1713194U JP 3013289 U JP3013289 U JP 3013289U
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Japan
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sound insulation
sheet
insulation sheet
floor
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JP1994017131U
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Inventor
真 水野
Original Assignee
東洋プライウッド株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮音性に優れ、かつ薄手の床用遮音シート1
0を提供すること。 【構成】 50重量パーセントの塩化ビニールと46重
量パーセントの炭酸カルシウム及び4重量パーセントの
可塑剤から成る合成樹脂シート11の裏面にポリエステ
ル繊維製の不織布12を溶着して、面密度を一平米あた
り約3.6kgととし、衝撃音の吸収性に優れた樹脂性
シート11と防振性に優れたポリエステル繊維製不織布
12の二重構造により衝撃音低減効果を高める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は床用遮音シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
足音のような床面で発生する騒音を防止する手段の一形式として、床材の下に 敷くゴム製のマット材が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のゴム製マット材は所要の遮音性能を達成するために相当の厚みを必要と するので、床材の下に敷設すると床面が高くなり、ゴム製マット材を敷設した部 屋と敷設していない部屋との間で床に段差が生じて不都合である。また、厚みが あって嵩張るため敷設作業が面倒であるだけでなく、保管や運搬にも不便である 。 本考案はかかる問題点に鑑み、遮音性に優れ、かつ薄手の遮音シートを提供す ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る遮音シートは50重量パーセントの塩化ビニールと46重量パー セントの炭酸カルシウム及び4重量パーセントの可塑剤から成る合成樹脂シート の裏面にポリエステル繊維製の不織布を溶着して、面密度を一平米あたり約3. 6kgとしたことを特徴とする。
【0005】
【考案の作用・効果】
本考案に係る床用遮音シートによれば、衝撃音の吸収性に優れた樹脂性シート と防振性に優れたポリエステル繊維製不織布の二重構造により高い衝撃音低減効 果を得ることができる。 また、面密度が一平米あたり約3.6kgの本考案に係る遮音シートはその厚 みが約3mmと薄手なため、遮音シートを敷設した部屋と敷設していない部屋と の間で床に顕著な段差が生じることはない。さらに、ロール状に巻回できるので 保管や運搬等における取扱いもきわめて容易である。
【0006】
【実施例】
以下に本考案を図面に基づき説明するに、図1には本考案の一実施例にかかる 遮音シートが示されている。当該遮音シート10は合成樹脂シート11と、同シ ート11の裏面に積層したポリエステル繊維製の不織布12から構成され、一平 米あたり約3.6kgの面密度と、約3mmmの厚みを有する。 合成樹脂シート11の成分は50重量パーセントの塩化ビニールと46重量パ ーセントの炭酸カルシウム及び4重量パーセントの可塑剤から構成され、炭酸カ ルシウムとして比重約2.3の石灰石を粉砕した粉末が添加されている。また、 可塑剤としてジオクチル酸フタレートを添加している。ポリエステル繊維製不織 布には比重1.3のものを用いている。合成樹脂シート11とポリエステル製不 織布12は合成樹脂シート12の材料を加熱してシート状に圧延成形する工程に おいて溶着されている。
【0007】 かかる遮音シート10の使用方法の一例を図2(A)に示すに、根太20に固 定した厚さ12mmmの合板21の上に遮音シート10を敷設し、その上に厚さ 12mmmの木質床材22を貼り付けて釘で固定する。 本実施例に係る床用遮音シート10によれば、衝撃音の吸収性に優れた樹脂性 シート11と防振性に優れたポリエステル繊維製不織布の二重構造により高い衝 撃音低減効果を得ることができる。図3に床用遮音シート10を敷設した床にお ける軽量床衝撃音の低減効果をグラフにして示す。当該グラフは図2(B)に示 すように直接根太20に木質床材22を固定した床を基準として図2(A)に示 す床の衝撃音低減量を測定した結果を示すもので、とくに、衝撃音が500Hz 以上の領域において顕著な低減効果を奏する。
【0008】 しかして、面密度が一平米あたり約3.6kgの遮音シート10はその厚みが 約3mmと薄手なため、遮音シート10を敷設した部屋と敷設していない部屋と の間で床に顕著な段差が生じることはない。また、切断作業や敷設作業が容易に なるだけでなく、ロール状に巻回できるので保管や運搬における取扱いもきわめ て容易である。 さらに、合成樹脂シート11とポリエステル繊維製不織布12を合成樹脂シー ト11の圧延工程で溶着し、両者を積層するための接着剤を省略したので、低コ ストで製造できる。 また、遮音シート10の裏面が不織布12で構成されているので、合板21に 接着剤を使って接着しなくてもずれない。このため敷設作業も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る床用遮音シートを示
す断面図である。
【図2】 同シートを敷設した床を示す説明図である。
【図3】 同シートの軽量床衝撃音の低減量の測定結果
を示すグラフである。
【符号の説明】
10…床用遮音シート、11…合成樹脂製シート、12
…ポリエステル繊維製不織布、20…根太、21…合
板、22…木質床材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 50重量パーセントの塩化ビニールと4
    6重量パーセントの炭酸カルシウム及び4重量パーセン
    トの可塑剤から成る合成樹脂シートの裏面にポリエステ
    ル繊維製の不織布を溶着して、面密度を一平米あたり約
    3.6kgとしたことを特徴とする遮音シート。
JP1994017131U 1994-12-29 1994-12-29 床用遮音シート Expired - Lifetime JP3013289U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291642A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Daiken Trade & Ind Co Ltd 遮音性建築板及びその製造方法
JP2012152022A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Mirai Ind Co Ltd 遮音カバー及び遮音性配線ボックス
JP2012205315A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Mirai Ind Co Ltd 配線ボックスの遮音装置及び遮音性配線ボックス

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