JP3013138B2 - 車両の後部ドア開閉装置 - Google Patents

車両の後部ドア開閉装置

Info

Publication number
JP3013138B2
JP3013138B2 JP6061323A JP6132394A JP3013138B2 JP 3013138 B2 JP3013138 B2 JP 3013138B2 JP 6061323 A JP6061323 A JP 6061323A JP 6132394 A JP6132394 A JP 6132394A JP 3013138 B2 JP3013138 B2 JP 3013138B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear door
vehicle
open
warning
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6061323A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07266891A (ja
Inventor
文章 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP6061323A priority Critical patent/JP3013138B2/ja
Publication of JPH07266891A publication Critical patent/JPH07266891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3013138B2 publication Critical patent/JP3013138B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の後部ドア開閉装
置に関し、特に、観音開き式後部ドアを有する車両を路
上に停止して荷役作業を行うときの安全性を確保した技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両の後部ドア開閉装
置、例えば、バンボデー付のトラックで観音開きタイプ
の後部ドアを備えたものにおいては、該トラックを路上
に停止して荷役作業を行う場合には、後部ドアを観音開
きにして後部を開放した状態で行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる車両の
後部ドア開閉装置にあっては、熟練作業者であれば注意
して作業を行うので問題が起こる場合は少ないのである
が、慣れない作業者の場合には、不容易に後部ドアを観
音開きにした際、該ドアに車両の側方脇を走行する自転
車や歩行者が衝突して事故を起こす危険があるといった
問題点を生じていた。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたものであり、車両を路上に停止して荷役作業を
行うときの安全性を確保した車両の後部ドア開閉装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、
音開き式後部ドアの開閉状態を検出する開閉状態検出手
段と、車両の左右側面部に設けられ、車両横方向に対し
て前記後部ドアの幅寸法と略同一距離内を通過する物体
を感知する物体感知手段と、前記開閉状態検出手段によ
り検出された後部ドアの開状態において、前記物体感知
手段により車両横方向に対して前記後部ドアの幅寸法と
略同一距離内を通過する物体を感知したら、警告を発す
る警告手段と、を含んで車両の後部ドア開閉装置を構成
したことを特徴とする
【0006】また、前記物体感知手段は、超音波センサ
からなり、該超音波センサは、車両左右側面の前部に取
り付けられ、超音波を縦方向に放射して車両横方向に対
して前記後部ドアの幅寸法と略同一距離内を通過する物
体を感知するように構成するとよい。
【0007】
【作用】かかる構成によれば、路上に車両を停止して荷
役作業を行う場合において、作業者が観音開き式後部ド
アを開放すると、開閉状態検出手段が後部ドアの開状態
を検知し、車両の左右側面部に設けられた物体感知手段
が作動する。かかる状態において、車両横方向に対して
後部ドアの幅寸法と同一距離内を物体、例えば、自転車
や歩行者が通過すると、物体感知手段が該通過物体を感
知する。そして、かかる物体感知に基づき、警告手段
が、例えば、ブザー等により警告を発する。
【0008】このように、観音開き式後部ドアの開放に
際して、観音式後部ドアが開放されることを、車両側方
部を通過する歩行者等に警告して知らせると共に、歩行
者等が車両側方部にいることを作業者に知らせることに
より、開放されたドアに車両の側方脇を走行する自転車
や歩行者が衝突して事故を起こす危険が回避される。
こで、物体感知手段は、車両横方向に対して後部ドアの
幅寸法と略同一距離内を通過する物体を感知するため、
後部ドア開閉範囲内でのみ車両側方部を通過する物体の
みが感知される。このため、後部ドアと接触する可能性
が全くない物体が感知されることが防止される。また、
前記物体感知手段は、超音波センサからなり、該超音波
センサは、車両左右側面の前部に取り付けられ、超音波
を縦方向に放射して車両横方向に対して後部ドアの幅寸
法と略同一距離内を通過する物体を感知するように構成
した場合には、指向性を絞った高価なレーザーセンサ等
に比べて低コストで済むと共に、感知位置から観音開き
式後部ドアまでの距離を十分にとることができるので、
安全性を向上させることができる。更に、超音波を縦方
向に放射するので、車両側方部を通過する物体の感知精
度を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図に基づいて説明
する。先ず、図1及び図2に基づいて、本発明に係る後
部ドア開閉装置について説明する。即ち、図1に示すも
のは、バンボデー付の中・小型トラック1を示し、該ト
ラック1の荷台部分は、天井部分はルーフウオール2に
より、両側面部分はサイドウオール3により夫々覆われ
ている。また、リアウオール4部分には、観音開き式の
後部ドア5a,5bがヒンジにより開閉自在に設けられ
ており、路上に車両を停止して荷役作業を行う場合に
は、該ドア5a,5bを観音開きに開放した状態で行わ
れる。
【0010】また、リアウオール4の上部には、後部ド
ア5a,5bの開閉状態を検知する開閉状態検出手段と
しての開閉SW6が備えられており、後部ドア5a,5
b開状態でON、閉状態でOFFを出力する。また、ト
ラック1の左右リアウオール4側面部の前方部分には、
トラック側方部を通過する物体、例えば、自転車や歩行
者等を感知する物体感知手段としての超音波センサ7が
備えられており、通過物体を感知するとON信号を出力
する。
【0011】そして、図2に示すように、開閉SW6の
ON時に電源9が超音波センサ7と接続され、該超音波
センサ7が作動して通過物体の感知信号により警告手段
としての警告装置8により警告を発するようになってい
る。この警告装置8は、例えば、警告ブザー若しくは人
工音声警告装置で構成すると良く、例えば、荷台屋根部
分の前面に取り付けられる。
【0012】尚、この超音波センサ7の取付け位置は、
図3に示すように、車両側方部を通過する自転車や歩行
者等を感知できる高さで、感知精度を上げるために超音
波を縦方向に放射するようにして取り付けると良い。ま
た、超音波センサ7の感知距離Hは、後部ドア5aの幅
寸法と略同一とすれば良い。このように、超音波センサ
7の感知距離Hを後部ドア5aの幅寸法と略同一とすれ
ば、車両横方向に対して後部ドアの幅寸法と略同一距離
内を通過する物体のみ、換言すると、後部ドア開閉範囲
内でのみ車両側方部を通過する物体のみが感知される。
このため、後部ドアと接触する可能性が全くない物体が
感知されることが防止される。次に、図4に示すフロー
チャートに基づき本発明の作用を説明する。
【0013】先ず、ステップ1(以下、S1という。)
では、観音式後部ドア5a,5bの開閉状態を扉開閉S
WのON・OFFにより判定する。そして、扉開閉SW
がONのドアの開状態では、S2で超音波センサ7がO
N状態となり超音波センサ7の作動を始動させる。尚、
扉開閉SWがOFFのドアの閉状態ではS6で超音波セ
ンサ7をOFF状態とする。
【0014】S3では、前記ON状態にした超音波セン
サ7からの感知信号により車両側方部を物体、例えば、
歩行者や自転車等が通過したか否かを判定する。そし
て、超音波センサ7が通過物体を感知して感知信号を出
力すると、S4で、警告装置8により警告を発する。
尚、超音波センサ7による通過物体の感知がないと、S
5で警告をOFFとする。
【0015】このように、観音開き式後部ドア5a,5
bが開放されることを、警告装置8により歩行者に警告
すると共に、歩行者等が車両側方部にいることを荷役作
業者に警告することにより、開放された後部ドア5a,
5bに車両の側方脇を走行する自転車や歩行者が衝突し
て事故を起こす危険を回避することができる。また、超
音波センサ7を、車両両側面の前部に取り付けて、超音
波を縦方向に放射するように構成したので、指向性を絞
った高価なレーザーセンサ等に比べて低コストで済むと
共に、感知位置から観音開き式後部ドア5a,5bまで
の距離を十分にとることができるので、安全性を向上さ
せることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
観音開き式後部ドアの開閉状態を検出する開閉状態検出
手段と、車両の左右側面部に設けられ車両横方向に対
して前記後部ドアの幅寸法と略同一距離内を通過する物
体を感知する物体感知手段と、開閉状態検出手段により
検出された後部ドアの開状態において、物体感知手段
より車両横方向に対して前記後部ドアの幅寸法と略同一
距離内を通過する物体を感知したら、警告を発する警告
手段と、を備えたので、観音開き式後部ドアの開放に際
して、作業者や歩行者に警告することにより、後部ドア
に車両の側方脇を走行する自転車や歩行者が衝突して事
故を起こす危険が回避される。また、物体感知手段は、
後部ドア開閉範囲内でのみ車両側方部を通過する物体の
みを感知するため、後部ドアと接触する可能性が全くな
い物体が感知されることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の後部ドア開閉装置を備えた
トラックを示す斜視図。
【図2】本発明に係る車両の後部ドア開閉装置を示すシ
ステム図。
【図3】超音波センサによる超音波の放射状態を示す
図。
【図4】本発明の作用を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 トラック 2 ルーフウオール 3 サイドウオール 4 リアウオール 5a,5b 後部ドア 6 開閉SW 7 超音波センサ 8 警告装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/10 B60J 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観音開き式後部ドアの開閉状態を検出する
    開閉状態検出手段と、 車両の左右側面部に設けられ、車両横方向に対して前記
    後部ドアの幅寸法と略同一距離内を通過する物体を感知
    する物体感知手段と、 前記開閉状態検出手段により検出された後部ドアの開状
    態において、前記物体感知手段により車両横方向に対し
    て前記後部ドアの幅寸法と略同一距離内を通過する物体
    を感知したら、警告を発する警告手段と、 を含んで構成したことを特徴とする車両の後部ドア開閉
    装置。
  2. 【請求項2】前記物体感知手段は、超音波センサからな
    り、該超音波センサは、車両左右側面の前部に取り付け
    られ、超音波を縦方向に放射して車両横方向に対して前
    記後部ドアの幅寸法と略同一距離内を通過する物体を感
    知することを特徴とする請求項1記載の車両の後部ドア
    開閉装置。
JP6061323A 1994-03-30 1994-03-30 車両の後部ドア開閉装置 Expired - Lifetime JP3013138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6061323A JP3013138B2 (ja) 1994-03-30 1994-03-30 車両の後部ドア開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6061323A JP3013138B2 (ja) 1994-03-30 1994-03-30 車両の後部ドア開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07266891A JPH07266891A (ja) 1995-10-17
JP3013138B2 true JP3013138B2 (ja) 2000-02-28

Family

ID=13167821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6061323A Expired - Lifetime JP3013138B2 (ja) 1994-03-30 1994-03-30 車両の後部ドア開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3013138B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19829731A1 (de) * 1998-07-03 2000-01-05 Mannesmann Vdo Ag Kraftfahrzeug mit Heckklappe
JP4740387B2 (ja) * 2010-07-31 2011-08-03 忍 日高 自動車の安全装置および自動車
KR102236952B1 (ko) * 2020-06-15 2021-04-06 주식회사 에치디엘 윙 도어가 장착된 자동차의 제어 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07266891A (ja) 1995-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020084675A1 (en) Obstacle detection to the rear of a vehicle with a liftgate
KR20210112111A (ko) 차량 및 그 제어 방법
JP3013138B2 (ja) 車両の後部ドア開閉装置
JP2003019984A (ja) トレーラの相対ロール角検出装置及び車両横転防止装置
JP3936057B2 (ja) 荷物の盗難防止システム
KR0146577B1 (ko) 도어오픈시 충돌경보장치
WO2003024755A1 (en) Apparatus for providing security for a lorry
JP2004284410A (ja) ドア開閉制御装置
JPH0361120A (ja) 車両の危険防止装置
KR20200139359A (ko) 자동차 루프 물체 감지 경보기
KR0171342B1 (ko) 자동차 탑승객 소지품 분실방지 경보장치
KR0173631B1 (ko) 장애물 감지시 자동차의 도어 자동 잠금장치
KR100581825B1 (ko) 자동차의 후방 및 사각지대 물체 적응적 감지 장치 및 방법
KR0133976Y1 (ko) 자동차의 전후방 물체 경보장치
JPH0630572Y2 (ja) 車両用障害物検出装置
KR0143164B1 (ko) 인체감지센서를 이용한 도난방지장치
KR19990002092A (ko) 자동차의 도어 개폐 제어방법 및 장치
KR0120192Y1 (ko) 차량의 하차시 위험 경보장치
KR0173632B1 (ko) 차량의 도어 제어장치
KR100196809B1 (ko) 정차중인 자동차의 안전사고 방지방법 및 그 장치
KR19980039450U (ko) 자동차 도어의 충돌방지 장치
KR970006746B1 (ko) 차량용 경보 장치
JPH0683509U (ja) 車両の障害物検知装置
JPH05139227A (ja) 自動車走行安全確認装置
JP2003058959A (ja) 車両用盗難防止装置