JP3011670B2 - 綴込み表紙用保形具 - Google Patents
綴込み表紙用保形具Info
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- JP3011670B2 JP3011670B2 JP9009465A JP946597A JP3011670B2 JP 3011670 B2 JP3011670 B2 JP 3011670B2 JP 9009465 A JP9009465 A JP 9009465A JP 946597 A JP946597 A JP 946597A JP 3011670 B2 JP3011670 B2 JP 3011670B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、綴込み表紙が崩形
することを防止する新規な保形具に関する。
することを防止する新規な保形具に関する。
【０００２】
【従来技術と課題】周知の綴込み表紙は、表紙部裏面又
は襠部裏面に取付けられた綴込み金具に書類を綴込ん
で、抽出し又は書棚もしくは書架に立てておいたり、机
上に積上げておいたりすると、本来、断面略コ字形の折
曲関係でなければならない２枚の表紙部と、襠部との折
曲関係が崩れてしまうことがある。このような崩形した
折曲関係は、綴込み表紙の襠部形成用の２本のヒンジを
中心にして、一方の表紙部と襠部との折曲角度が鈍角に
なり、かつ他方の表紙部と襠部との折曲角度が鈍角にな
り、同時に襠部が斜になるという折曲関係であって、図
形にたとえれば、台形を縦割したような断面形状であ
る。このような２枚の表紙部と襠部との崩形した折曲関
係をそのまま放置しておくと、綴込まれている書類を損
傷しかねないことになる。また、書棚又は書架に立てて
ある綴込み表紙を取出すときは、多くの場合、襠部端縁
に指を掛けて一旦引出した後、襠部を挟むように２枚の
表紙部を持って取出している。上述したように襠部端縁
に指を掛けて引出すことを繰返していると、襠部端縁が
バラけてしまったり、襠部形成用の２本のヒンジから切
裂けることがある。
は襠部裏面に取付けられた綴込み金具に書類を綴込ん
で、抽出し又は書棚もしくは書架に立てておいたり、机
上に積上げておいたりすると、本来、断面略コ字形の折
曲関係でなければならない２枚の表紙部と、襠部との折
曲関係が崩れてしまうことがある。このような崩形した
折曲関係は、綴込み表紙の襠部形成用の２本のヒンジを
中心にして、一方の表紙部と襠部との折曲角度が鈍角に
なり、かつ他方の表紙部と襠部との折曲角度が鈍角にな
り、同時に襠部が斜になるという折曲関係であって、図
形にたとえれば、台形を縦割したような断面形状であ
る。このような２枚の表紙部と襠部との崩形した折曲関
係をそのまま放置しておくと、綴込まれている書類を損
傷しかねないことになる。また、書棚又は書架に立てて
ある綴込み表紙を取出すときは、多くの場合、襠部端縁
に指を掛けて一旦引出した後、襠部を挟むように２枚の
表紙部を持って取出している。上述したように襠部端縁
に指を掛けて引出すことを繰返していると、襠部端縁が
バラけてしまったり、襠部形成用の２本のヒンジから切
裂けることがある。
【０００３】本発明は、かかる現情に注目してなしたも
ので、書類の綴込まれた綴込み表紙を抽出し又は書棚も
しくは書架に立てておいても、或いは該表紙を机上に積
上げても、２枚の表紙部と襠部との折曲関係を断面コ字
形（即ち、２枚の表紙部と襠部との折曲角度を直角）に
保持する保形具を提供し、もって綴込まれている書類が
損傷する心配を解消せしめることを目的とする。
ので、書類の綴込まれた綴込み表紙を抽出し又は書棚も
しくは書架に立てておいても、或いは該表紙を机上に積
上げても、２枚の表紙部と襠部との折曲関係を断面コ字
形（即ち、２枚の表紙部と襠部との折曲角度を直角）に
保持する保形具を提供し、もって綴込まれている書類が
損傷する心配を解消せしめることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】叙上の目的を達成するた
め、本発明は、次の技術的手段を講じる。綴込み表紙の
襠部裏面から襠部形成用の２本の平行なヒンジを越えて
２枚の表紙部裏面にわたって取付ける三つ折り取付板で
あって、前記三つ折り取付板は、前記襠部裏面に対応す
る部位に、前記表紙部の裏側方向へ向けて肉厚く突出す
る保形部を形成し、綴込み表紙を閉じた際に前記２枚の
表紙部の裏面に取付ける両側の取付板部が前記保形部の
両側面に当接するように構成してなることである。
め、本発明は、次の技術的手段を講じる。綴込み表紙の
襠部裏面から襠部形成用の２本の平行なヒンジを越えて
２枚の表紙部裏面にわたって取付ける三つ折り取付板で
あって、前記三つ折り取付板は、前記襠部裏面に対応す
る部位に、前記表紙部の裏側方向へ向けて肉厚く突出す
る保形部を形成し、綴込み表紙を閉じた際に前記２枚の
表紙部の裏面に取付ける両側の取付板部が前記保形部の
両側面に当接するように構成してなることである。
【０００５】また、綴込み表紙の襠部裏面から襠部形成
用の２本の平行なヒンジを越えて２枚の表紙部裏面にわ
たって取付ける三つ折り取付板であって、前記三つ折り
取付板は、前記２本の平行なヒンジに対応する部位に、
夫々の裏側に向けて夫々突出する２つの保形部を形成
し、綴込み表紙を閉じた際に前記ヒンジを挟んで対応す
る双方の保形部が夫々互いに当接するように構成してな
ることである。
用の２本の平行なヒンジを越えて２枚の表紙部裏面にわ
たって取付ける三つ折り取付板であって、前記三つ折り
取付板は、前記２本の平行なヒンジに対応する部位に、
夫々の裏側に向けて夫々突出する２つの保形部を形成
し、綴込み表紙を閉じた際に前記ヒンジを挟んで対応す
る双方の保形部が夫々互いに当接するように構成してな
ることである。
【０００６】また、前記各手段において、前記三つ折り
取付板を、綴込み表紙の襠部裏面から襠部形成用の２本
の平行なヒンジを越えて２枚の表紙部裏面にわたって固
定可能に構成するも、或いは、前記三つ折り取付板を、
綴込み表紙の襠部端縁に脱着可能に構成する任意であ
る。また、保形部の両側部位又は２つの保形部の幅方向
中心部位において、夫々保形部全長に形成されている２
本の平行なヒンジを、綴込み表紙の裏側方向に向け、か
つ該綴込み表紙の襠部形成用の２本のヒンジに対向させ
ることが大切である。
取付板を、綴込み表紙の襠部裏面から襠部形成用の２本
の平行なヒンジを越えて２枚の表紙部裏面にわたって固
定可能に構成するも、或いは、前記三つ折り取付板を、
綴込み表紙の襠部端縁に脱着可能に構成する任意であ
る。また、保形部の両側部位又は２つの保形部の幅方向
中心部位において、夫々保形部全長に形成されている２
本の平行なヒンジを、綴込み表紙の裏側方向に向け、か
つ該綴込み表紙の襠部形成用の２本のヒンジに対向させ
ることが大切である。
【０００７】叙上の構成によれば、書類の綴込まれた綴
込み表紙の２枚の表紙部を閉じると、該綴込み表紙の襠
部裏面から襠部形成用の２本のヒンジを越えて２枚の表
紙部裏面にわたって取付けられた三つ折り取付板の両側
の取付板部が、綴込み表紙の襠部対応部位に形成された
三つ折り取付板の保形部の両側面に当接し、２枚の表紙
部と襠部との折曲関係が断面略コ字形（即ち、それらの
折曲角度が直角）に保持される。
込み表紙の２枚の表紙部を閉じると、該綴込み表紙の襠
部裏面から襠部形成用の２本のヒンジを越えて２枚の表
紙部裏面にわたって取付けられた三つ折り取付板の両側
の取付板部が、綴込み表紙の襠部対応部位に形成された
三つ折り取付板の保形部の両側面に当接し、２枚の表紙
部と襠部との折曲関係が断面略コ字形（即ち、それらの
折曲角度が直角）に保持される。
【０００８】また、書類の綴込まれた綴込み表紙の２枚
の表紙部を閉じると、綴込み表紙の襠部裏面から襠部形
成用の２本のヒンジを越えて表紙部の裏面にわたって取
付けられた三つ折り取付板の綴込み表紙の前記２本の平
行なヒンジ対応部位に夫々形成された双方の保形部の夫
々の側面が互いに当接され、２枚の表紙部と襠部との折
曲関係が前者と同様に断面略コ字形（即ち、それらの折
曲角度が直角）に保持される。また、前記２つの保形部
を各２分割する部位に保形部全長にわたるヒンジが形成
され、該ヒンジが綴込み表紙の裏側方向を向き、かつ該
表紙の襠部形成用の２本のヒンジに対向しているをもっ
て、書類の綴込まれた綴込み表紙の２枚の表紙部を閉じ
れば、前記幅方向中心部位のヒンジによって開閉自在と
なった２つの各保形部が夫々互いに閉じられて当接し、
２枚の表紙部と襠部との折曲関係を前者同様コ字形（前
者同様、直角）に保持する。因みに、前者の機能は、図
１、図２等に示され、後者の機能は、図３、図４、図
５、図６、図７などに示されている。
の表紙部を閉じると、綴込み表紙の襠部裏面から襠部形
成用の２本のヒンジを越えて表紙部の裏面にわたって取
付けられた三つ折り取付板の綴込み表紙の前記２本の平
行なヒンジ対応部位に夫々形成された双方の保形部の夫
々の側面が互いに当接され、２枚の表紙部と襠部との折
曲関係が前者と同様に断面略コ字形（即ち、それらの折
曲角度が直角）に保持される。また、前記２つの保形部
を各２分割する部位に保形部全長にわたるヒンジが形成
され、該ヒンジが綴込み表紙の裏側方向を向き、かつ該
表紙の襠部形成用の２本のヒンジに対向しているをもっ
て、書類の綴込まれた綴込み表紙の２枚の表紙部を閉じ
れば、前記幅方向中心部位のヒンジによって開閉自在と
なった２つの各保形部が夫々互いに閉じられて当接し、
２枚の表紙部と襠部との折曲関係を前者同様コ字形（前
者同様、直角）に保持する。因みに、前者の機能は、図
１、図２等に示され、後者の機能は、図３、図４、図
５、図６、図７などに示されている。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１乃至図２は請求項１、３乃至
７に係る本発明綴込み表紙用保形具の一例を示し、綴込
み表紙１は、紙製又は熱可塑性硬質合成樹脂製の２枚の
表紙部９及び襠部２が、この襠部形成用の２本のヒンジ
３によって開閉自在（換言すれば、折曲自在）に連設さ
れ、２枚の表紙部９のうちの片方の裏面又は襠部２の裏
面に書類を綴り込むための綴込み金具１０が備えられて
おり、この様な構造は周知の構成である（図３及び図６
参照）。三つ折り取付板４は、綴込み表紙１の襠部２裏
面に対応する部位に保形部５を構成するが、その保形部
５を綴込み表紙１の２枚の表紙部９の裏側方向（裏面方
向）へ向けて肉厚く突出せしめる。
７に係る本発明綴込み表紙用保形具の一例を示し、綴込
み表紙１は、紙製又は熱可塑性硬質合成樹脂製の２枚の
表紙部９及び襠部２が、この襠部形成用の２本のヒンジ
３によって開閉自在（換言すれば、折曲自在）に連設さ
れ、２枚の表紙部９のうちの片方の裏面又は襠部２の裏
面に書類を綴り込むための綴込み金具１０が備えられて
おり、この様な構造は周知の構成である（図３及び図６
参照）。三つ折り取付板４は、綴込み表紙１の襠部２裏
面に対応する部位に保形部５を構成するが、その保形部
５を綴込み表紙１の２枚の表紙部９の裏側方向（裏面方
向）へ向けて肉厚く突出せしめる。
【００１０】三つ折り取付板４は、保形部５及び取付板
部１１を合成樹脂で一体構成とし、三つ折り構造とする
ために保形部５の両側部位（詳しくは、保形部５の両側
根元部位）において、保形部５の全長にわたって夫々ヒ
ンジ８を平行に形成し、平行なそれら２本のヒンジ８の
夫々で三つ折り可能に構成してなる。保形部５は、三つ
折り取付板４において、綴込み表紙１の襠部２に対応す
る部位を綴込み表紙１の２枚の表紙部９の裏側方向へ向
けて肉厚く突出せしめ、ヒンジ８を介して２枚の取付板
部１１との一体構成にしてなる。
部１１を合成樹脂で一体構成とし、三つ折り構造とする
ために保形部５の両側部位（詳しくは、保形部５の両側
根元部位）において、保形部５の全長にわたって夫々ヒ
ンジ８を平行に形成し、平行なそれら２本のヒンジ８の
夫々で三つ折り可能に構成してなる。保形部５は、三つ
折り取付板４において、綴込み表紙１の襠部２に対応す
る部位を綴込み表紙１の２枚の表紙部９の裏側方向へ向
けて肉厚く突出せしめ、ヒンジ８を介して２枚の取付板
部１１との一体構成にしてなる。
【００１１】三つ折り取付板４は、綴込み表紙１におけ
る２枚の表紙部９と襠部２との折曲関係を断面略コ字形
（即ち、両者の折曲角度を直角）に保持することが目的
であるから、全長寸法（保形部５と、この保形部５の両
側に構成されている２つの取付板部１１を合わせた長
さ）を襠部２の幅寸法ｗよりも長寸に構成し、綴込み金
具１０に書類が綴込まれた綴込み表紙１を閉じると、保
形部５の両側面に２枚の取付板部１１の内面が当接する
ように構成されている。また、三つ折り取付板４は、綴
込み表紙１と一緒に開閉（折曲）されなければならない
から、保形部５の両側のヒンジ８を綴込み表紙１の裏側
方向に向かせ、かつ該表紙１の襠部形成用の２本のヒン
ジ３に対向配置する。（これら、三つ折り取付板４の長
さ寸法構成、ヒンジ８の配置構成などは、図１、図２参
照）
る２枚の表紙部９と襠部２との折曲関係を断面略コ字形
（即ち、両者の折曲角度を直角）に保持することが目的
であるから、全長寸法（保形部５と、この保形部５の両
側に構成されている２つの取付板部１１を合わせた長
さ）を襠部２の幅寸法ｗよりも長寸に構成し、綴込み金
具１０に書類が綴込まれた綴込み表紙１を閉じると、保
形部５の両側面に２枚の取付板部１１の内面が当接する
ように構成されている。また、三つ折り取付板４は、綴
込み表紙１と一緒に開閉（折曲）されなければならない
から、保形部５の両側のヒンジ８を綴込み表紙１の裏側
方向に向かせ、かつ該表紙１の襠部形成用の２本のヒン
ジ３に対向配置する。（これら、三つ折り取付板４の長
さ寸法構成、ヒンジ８の配置構成などは、図１、図２参
照）
【００１２】次に、三つ折り取付板４を綴込み表紙１に
取付ける手段を説明する。三つ折り取付板４を綴込み表
紙１に固着したい場合は、その取付板４の保形部５及び
取付板部１１の構成側面、又は襠部２及び表紙部９の裏
面に設けられた接着材層６（たとえば、感圧接着剤、両
面接着テープもしくは両面接着弾性体など）を利用して
接着固定する（図１参照）。この場合、三つ折り取付板
４の前記構成側の側面に予め接着材層６が形成されるの
で、この接着材層６の表面に離型紙（図示せず）を貼り
付けておき、これを剥すことによって接着固定を可能な
らしめる。
取付ける手段を説明する。三つ折り取付板４を綴込み表
紙１に固着したい場合は、その取付板４の保形部５及び
取付板部１１の構成側面、又は襠部２及び表紙部９の裏
面に設けられた接着材層６（たとえば、感圧接着剤、両
面接着テープもしくは両面接着弾性体など）を利用して
接着固定する（図１参照）。この場合、三つ折り取付板
４の前記構成側の側面に予め接着材層６が形成されるの
で、この接着材層６の表面に離型紙（図示せず）を貼り
付けておき、これを剥すことによって接着固定を可能な
らしめる。
【００１３】また、三つ折り取付板４を綴込み表紙１に
脱着可能に取付けたい場合は、保形部５に対向する三つ
折り取付板４の表側部位（表面）に一体に構成されたク
リップ７で綴込み表紙１の襠部２を挟むことで、該襠部
２端縁に脱着自在に取付けるように構成する（図２参
照）。ところで、上記クリップ７は、三つ折り取付板
４、保形部５などと一体に構成するほか、不図示である
が、金属クリップの鋸歯状取付部を保形部の有底取付孔
に圧入固定して周知のクリップ取付構造に構成すること
も考えられる。叙上に説明した保形具は、熱可塑性合成
樹脂（軟質、硬質の両方を含む。たとえば、ポリプロピ
レン樹脂、ＡＢＳ樹脂、ポリエチレン樹脂、ナイロン樹
脂など）で構成する。
脱着可能に取付けたい場合は、保形部５に対向する三つ
折り取付板４の表側部位（表面）に一体に構成されたク
リップ７で綴込み表紙１の襠部２を挟むことで、該襠部
２端縁に脱着自在に取付けるように構成する（図２参
照）。ところで、上記クリップ７は、三つ折り取付板
４、保形部５などと一体に構成するほか、不図示である
が、金属クリップの鋸歯状取付部を保形部の有底取付孔
に圧入固定して周知のクリップ取付構造に構成すること
も考えられる。叙上に説明した保形具は、熱可塑性合成
樹脂（軟質、硬質の両方を含む。たとえば、ポリプロピ
レン樹脂、ＡＢＳ樹脂、ポリエチレン樹脂、ナイロン樹
脂など）で構成する。
【００１４】図３乃至図７は、請求項２、３乃至７に係
る本発明綴込み表紙用保形具の一例を示し、綴込み表紙
１自体の構成は、先述の構成と同じにつき、同じ構成部
分に同じ符号を用いることで重複説明を省略する。ま
た、襠部２、襠部形成用の２本のヒンジ３についても、
先述の構成と同じにつき、重複説明を省略する。三つ折
り取付板４は、綴込み表紙１の襠部形成用の２本のヒン
ジ３の夫々に対向する表紙部９と襠部２との接合部位を
綴込み表紙１の裏側方向へ向けて夫々突出して、綴込み
表紙１を閉じた際、前記ヒンジ３を挟んで対応する双方
の側面が夫々互いに当接する２つの保形部５が夫々形成
されている。
る本発明綴込み表紙用保形具の一例を示し、綴込み表紙
１自体の構成は、先述の構成と同じにつき、同じ構成部
分に同じ符号を用いることで重複説明を省略する。ま
た、襠部２、襠部形成用の２本のヒンジ３についても、
先述の構成と同じにつき、重複説明を省略する。三つ折
り取付板４は、綴込み表紙１の襠部形成用の２本のヒン
ジ３の夫々に対向する表紙部９と襠部２との接合部位を
綴込み表紙１の裏側方向へ向けて夫々突出して、綴込み
表紙１を閉じた際、前記ヒンジ３を挟んで対応する双方
の側面が夫々互いに当接する２つの保形部５が夫々形成
されている。
【００１５】保形部５は、三つ折り取付板４を綴込み表
紙１の裏面に取付けた際、その表紙１の２本のヒンジ３
に対向するヒンジ周辺部位から、平面視で２つずつの三
角形に夫々突出形成し、夫々の保形部５を各２分割する
部位に直角欠溝で構成されたヒンジ８によって、２つの
各保形部５が夫々開閉（折曲）するように構成してな
る。２つの保形部５の平面視形状（三角形）は、図３
示、図４示、図５示、図６示などのように綴込み表紙１
を底辺とする略直角三角形に突出形成すると同時に、斜
辺を当接・離反自在に構成する場合と、図７示の如く綴
込み表紙１を底辺とする略二等辺三角形に突出形成する
と同時に、対向する斜辺を当接・離反自在に構成する場
合とが考えられる。
紙１の裏面に取付けた際、その表紙１の２本のヒンジ３
に対向するヒンジ周辺部位から、平面視で２つずつの三
角形に夫々突出形成し、夫々の保形部５を各２分割する
部位に直角欠溝で構成されたヒンジ８によって、２つの
各保形部５が夫々開閉（折曲）するように構成してな
る。２つの保形部５の平面視形状（三角形）は、図３
示、図４示、図５示、図６示などのように綴込み表紙１
を底辺とする略直角三角形に突出形成すると同時に、斜
辺を当接・離反自在に構成する場合と、図７示の如く綴
込み表紙１を底辺とする略二等辺三角形に突出形成する
と同時に、対向する斜辺を当接・離反自在に構成する場
合とが考えられる。
【００１６】この実施の形態における三つ折り取付板４
の目的は、前述した先例と同じであるから、綴込み表紙
１との寸法関連構成は、該先例と同じであり、綴込み金
具１０に書類が綴込まれた綴込み表紙１を閉じると、２
つの保形部５が夫々互いに当接するように構成する。
の目的は、前述した先例と同じであるから、綴込み表紙
１との寸法関連構成は、該先例と同じであり、綴込み金
具１０に書類が綴込まれた綴込み表紙１を閉じると、２
つの保形部５が夫々互いに当接するように構成する。
【００１７】また、この実施の形態におけるヒンジ３と
８との配置構成、該ヒンジ８の方向構成などは、前述し
た先例と同じであり、綴込み表紙１と三つ折り取付板４
とが同時に開閉（折曲）されるように構成する。また、
この実施の形態における三つ折り取付板４を綴込み表紙
１に固着したい場合、或いは、三つ折り取付板４を綴込
み表紙１に脱着可能に取付けたい場合などの取付ける手
段についても、前述した先例の構成と同じにつき、同じ
構成部分に同じ符号を用いることで重複説明を省略す
る。
８との配置構成、該ヒンジ８の方向構成などは、前述し
た先例と同じであり、綴込み表紙１と三つ折り取付板４
とが同時に開閉（折曲）されるように構成する。また、
この実施の形態における三つ折り取付板４を綴込み表紙
１に固着したい場合、或いは、三つ折り取付板４を綴込
み表紙１に脱着可能に取付けたい場合などの取付ける手
段についても、前述した先例の構成と同じにつき、同じ
構成部分に同じ符号を用いることで重複説明を省略す
る。
【００１８】
【発明の効果】本発明の綴込み表紙用保形具は、叙上の
ように構成したので、書類の綴込まれた綴込み表紙を閉
じれば、該表紙の襠部と２枚の表紙部との折曲関係が保
形部を有する三つ折り取付板により断面コ字形（それら
の折曲角度が直角）に保持される。従って、綴込み表紙
の襠部が斜になる心配が解消し、綴込まれている書類が
損傷する心配が解消する。そして、三つ折り取付板が綴
込み表紙に対して固定可能又は脱着可能であるから、使
用者が希望に応じて選択できる利便性がある。また、書
架又は書棚に立ててある綴込み表紙を取出す時、襠部端
縁に指を掛けて引出す動作を繰返しても、保形部が構成
された三つ折り取付板が綴込み表紙の襠部裏面端縁に沿
いて、又は該襠部裏面端縁から表紙裏面端縁にわたって
取付けられていれば、綴込み表紙の襠部端縁が前記三つ
折り取付板によって保護され、該襠部端縁がバラけるよ
うな心配、該襠部形成用の２本のヒンジから切裂ける虞
れなどが解消し、綴込み表紙を長期にわたって使用でき
る。さらに、三つ折り取付板の脱着構造を構成するクリ
ップの表面に、綴込まれている書類名、綴込まれる書類
用の識別マークもしくは識別着色などを表示することが
可能になり、使用者にとって便利かつ親切な商品を提供
できる。
ように構成したので、書類の綴込まれた綴込み表紙を閉
じれば、該表紙の襠部と２枚の表紙部との折曲関係が保
形部を有する三つ折り取付板により断面コ字形（それら
の折曲角度が直角）に保持される。従って、綴込み表紙
の襠部が斜になる心配が解消し、綴込まれている書類が
損傷する心配が解消する。そして、三つ折り取付板が綴
込み表紙に対して固定可能又は脱着可能であるから、使
用者が希望に応じて選択できる利便性がある。また、書
架又は書棚に立ててある綴込み表紙を取出す時、襠部端
縁に指を掛けて引出す動作を繰返しても、保形部が構成
された三つ折り取付板が綴込み表紙の襠部裏面端縁に沿
いて、又は該襠部裏面端縁から表紙裏面端縁にわたって
取付けられていれば、綴込み表紙の襠部端縁が前記三つ
折り取付板によって保護され、該襠部端縁がバラけるよ
うな心配、該襠部形成用の２本のヒンジから切裂ける虞
れなどが解消し、綴込み表紙を長期にわたって使用でき
る。さらに、三つ折り取付板の脱着構造を構成するクリ
ップの表面に、綴込まれている書類名、綴込まれる書類
用の識別マークもしくは識別着色などを表示することが
可能になり、使用者にとって便利かつ親切な商品を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 請求項１、３乃至７に係る本発明綴込み表紙
用保形具の一例を示す斜視図。
用保形具の一例を示す斜視図。
【図２】 該綴込み表紙用保形具の別例を示す斜視図。
【図３】 請求項２、３乃至７に係る本発明綴込み表紙
用保形具の一例を示した平面図で、綴込み表紙に取付け
た状態を示す。
用保形具の一例を示した平面図で、綴込み表紙に取付け
た状態を示す。
【図４】 該綴込み表紙用保形具の別例を示す斜視図。
【図５】 該綴込み表紙用保形具の一部を断面して示す
斜視図。
斜視図。
【図６】 該綴込み表紙用保形具の平面図で、綴込み表
紙に取付けた状態を示す。
紙に取付けた状態を示す。
【図７】 ａ、ｂは該綴込み表紙用保形具のさらにまた
別例を示す平面図。
別例を示す平面図。
【図８】 綴込み表紙の襠部表面に見出し、名札、その
他の表示片をクリップで挟持せしめた使用例を示す縦断
面図。
他の表示片をクリップで挟持せしめた使用例を示す縦断
面図。
１…綴込み表紙 ２…襠部 ３…ヒンジ ４…三つ折り取付板 ５…保形部 ６…接着材層 ７…クリップ ８…ヒンジ ９ …表紙部 11…取付板部
フロントページの続き (72)発明者 村木 芳光 東京都葛飾区堀切６丁目20番６号 東京 金属工業株式会社内 (72)発明者 平川 和行 東京都葛飾区堀切６丁目20番６号 東京 金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平８−238881（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−98874（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−121572（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−110467（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−43781（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B42F 7/00
Claims (7)
- 【請求項１】 綴込み表紙の襠部裏面から襠部形成用の
２本の平行なヒンジを越えて２枚の表紙部裏面にわたっ
て取付ける三つ折り取付板であって、 前記三つ折り取付板は、前記襠部に対応する部位に、前
記表紙部の裏側方向へ向けて肉厚く突出する保形部を形
成し、綴込み表紙を閉じた際に前記２枚の表紙部の裏面
に取付ける両側の取付板部が前記保形部の両側面に当接
するように構成してなることを特徴とする 綴込み表紙用
保形具。 - 【請求項２】 綴込み表紙の襠部裏面から襠部形成用の
２本の平行なヒンジを越えて２枚の表紙部裏面にわたっ
て取付ける三つ折り取付板であって、 前記三つ折り取付板は、前記２本の平行なヒンジに夫々
対応する部位に、夫々の裏側に向けて夫々突出する２つ
の保形部を形成し、綴込み表紙を閉じた際に前記ヒンジ
を挟んで対応する双方の保形部が夫々互いに当接するよ
うに構成してなることを特徴とする 綴込み表紙用保形
具。 - 【請求項３】 三つ折り取付板が、綴込み表紙の襠部裏
面から襠部形成用の２本の平行なヒンジを越えて２枚の
表紙部裏面にわたって固定可能に構成されていることを
特徴とする請求項１又は２記載の綴込み表紙用保形具。 - 【請求項４】 綴込み表紙に対する三つ折り取付板の固
定構造が、該取付板の裏面に設けられた接着材層で接着
されることを特徴とする請求項３記載の綴込み表紙用保
形具。 - 【請求項５】 三つ折り取付板が、綴込み表紙の襠部端
縁に脱着可能に構成されていることを特徴とする請求項
１又は２記載の綴込み表紙用保形具。 - 【請求項６】 綴込み表紙に対する三つ折り取付板の脱
着構造が、綴込み表紙の襠部表面へ弾圧接するクリップ
で構成されていることを特徴とする請求項５記載の綴込
み表紙用保形具。 - 【請求項７】 保形部の両側部位又は２つの保形部を各
２分割する部位において、夫々保形部全長に形成されて
いる２本の平行なヒンジが、綴込み表紙の裏側方向を向
き、かつ該綴込み表紙の襠部形成用の２本のヒンジに対
向していること を特徴とする請求項１乃至６いずれか１
項に記載の綴込み表紙用保形具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9009465A JP3011670B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 綴込み表紙用保形具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9009465A JP3011670B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 綴込み表紙用保形具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10203045A JPH10203045A (ja) | 1998-08-04 |
| JP3011670B2 true JP3011670B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=11721034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9009465A Expired - Fee Related JP3011670B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 綴込み表紙用保形具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3011670B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP9009465A patent/JP3011670B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10203045A (ja) | 1998-08-04 |
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Legal Events
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |