JP3011173B2 - 半導体装置のホール開口検査方法とそのための装置 - Google Patents

半導体装置のホール開口検査方法とそのための装置

Info

Publication number
JP3011173B2
JP3011173B2 JP10029161A JP2916198A JP3011173B2 JP 3011173 B2 JP3011173 B2 JP 3011173B2 JP 10029161 A JP10029161 A JP 10029161A JP 2916198 A JP2916198 A JP 2916198A JP 3011173 B2 JP3011173 B2 JP 3011173B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
semiconductor device
laser beam
conductive layer
hole opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10029161A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11214461A (ja
Inventor
豊一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10029161A priority Critical patent/JP3011173B2/ja
Priority to US09/236,332 priority patent/US6177681B1/en
Publication of JPH11214461A publication Critical patent/JPH11214461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3011173B2 publication Critical patent/JP3011173B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/9501Semiconductor wafers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に半導体装置の製造プロセスにおいて形成
されるコンタクトホールやビアホールのコンタクト検査
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造プロセスにおいて形成
されるビアホールやコンタクトホールの検査には、従
来、走査型電子顕微鏡(SEM)が用いられている。こ
のような分野の技術として、たとえば、「セミコンダク
ターワールド(Semiconductorworld)」(プレスジャー
ナル社発行、第16巻、第9号1997年7月、76−
79頁)に記載されている技術が知られている。
【0003】SEMを用いる検査では、一次電子ビーム
がウエハ表面に照射されながら走査され、ホール底面で
発生される2次電子が2次電子検出器により検出され
る。2次電子の検出結果に従って、エッチングによって
ホールが底まで一様に開口されているか否かが検出され
る。
【0004】完全開口ホールが形成されているとき、即
ち中間絶縁層が完全に除去されているとき、完全開口ホ
ールの底すなわち下地層の表面から発生される2次電子
がホールの中を通って2次電子検出器により検出され
る。一方、不完全開口ホールが形成されているとき、即
ち中間絶縁層が除去されずに残って下地層を覆っている
とき、不完全開口ホールの底、すなわち中間絶縁層の表
面で発生される2次電子がビアホールの中を通って2次
電子検出器により検出される。
【0005】上記完全開口の検出の原理として、完全開
口ホールが形成されているとき2次電子検出器に到達す
る2次電子の量と、不完全開口ホールが形成されている
ときの2次電子検出器に到達する2次電子の量が異なる
ことが利用されている。
【0006】この検出される2次電子の量の違いは底面
の材料の違いによると言うよりは、むしろ底面での電荷
蓄積能の違いによるものと考えられている。すなわち、
これは、完全開口ホールでは照射された一次電子が下地
導体に抜けることができるので電荷が蓄積されないが、
不完全開口ホールでは下地導体に電荷が抜けることがで
きず、中間絶縁層表面に電荷が蓄積されるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】90年代後半からの多
層化技術の進展に伴い、コンタクトホールとビアホール
ともにアスペクト比(縦横比)が大きくなると同時にホ
ールの径が小さくなってきている。このため、走査型電
子ビームによるホールの底の観察が難しくなってきてい
る。アスペクト比が2から3まででは、開口を観察する
ことができるが、それ以上のアスペクト比の場合、走査
型電子ビームでは開口を観察することができない。従っ
て、不良ホールを検出することが困難になってきてい
る。
【0008】そこで、従来からアスペクト比の高いホー
ルの底の観察のため、“新しい原理による深穴の観察”
(日本学術振興会荷電粒子ビームの工業への応用第13
2委員会121回研究会資料p156)、“サイクロト
ロンSEM”(同委員会113回研究会資料p15
5)、“表面電界を制御した深穴観察法(FCM法)”
(同委員会117回研究会資料p165)などに記載さ
れている研究や、従来のSEMに比べて電子ビーム電流
が約1000倍高いKLA社の「SEMSpec」などが提供され
ている。これにより、開口状態を検査することができる
ようになってきている。
【0009】しかしながら、SEMを用いる場合、一般に
測定視野が狭い。そのため、検査スループットが小さい
という問題がある。
【0010】加えて、装置自体が大がかりになりコスト
が高いこと、またレジストが塗布された状態でのコント
ラスト検査の要求があるのに対してSEMではレジスト
が電荷によりチャージアップされてしまい検査ができな
いという問題がある。
【0011】更に、ビアホールの開口検査で求められて
いるTiNなどのバリア層がきちんと保存されているか
どうかも判断できない。これはSEM像ではアルミとT
iNなどの材料コントラストが小さいためである。
【0012】更にホールの底が極めて薄い自然酸化膜の
みに覆われた場合、SEMでは1次電子は薄い酸化膜を
通過してしまい、正常開口ホールの底と不良開口ホール
に於ける電荷蓄積能の差異が小さくなり、不良開口ホー
ルを検出することが難しくなってきている。
【0013】このような状況の中、特開平3−1619
49号公報には、他のコンタクトホールの開口検査法が
開示されている。この方法では上層の仕事関数より小さ
いエネルギーを持つレーザー光がコンタクトホールに照
射される。コンタクトホールから光電子が検出されるか
否かが判定されてコンタクトの開口状態が検査される。
【0014】しかしながら、この方法が多数のコンタク
トホールの検査に適用されると、光電子放出によって下
地シリコン基板が徐々に正に帯電され、光電子のウエハ
基板外への放出に対する抑止効果を持ち始めてしまうと
いう問題がある。このため、多数のコンタクトホールの
検査が困難になってくる。
【0015】また、上記の開口検査法が配線層間のビア
ホールのコンタクト検査に用いられる場合には、下地ア
ルミ配線層がさらに下にある中間絶縁層などによってシ
リコン基板から絶縁されていて、また配線層の容量が小
さいので、配線層は容易に正に帯電されてしまう。この
ため多数のビアホールの検査が困難になっている。
【0016】そのような問題を解決するため、本発明
は、アスペクト比が10程度と大きく、コンタクトホー
ルが0.3ミクロンと小さな径を持ち、中間絶縁層のみ
ならず自然酸化層のみによって塞がれている場合にも、
開口が不良である多数のコンタクトホールおよびビアホ
ールが高速に検出されることができる半導体装置の製造
プロセス中のホール開口検査方法とそのための装置を提
供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決する手段】本発明の導半導体装置のホール
開口検査装置は、電層の材料の仕事関数と絶縁層の材料
の仕事関数に基づいて決定される波長を有するレーザー
光をホールに照射するためのレーザー光照射系と、半導
体装置は前記導電層と、前記導電層上に形成された前記
絶縁層を有し、前記絶縁層には前記導電層に達すること
を意図して前記ホールが形成されており、前記レーザー
光に応答して前記ホール内から光電子が放出されたこと
を検出するための検出器と、前記導電層に電子を補填す
るための電荷補填機構とを具備することを特徴とする。
【0018】前記レーザー光の波長は、前記導電層に対
して外部光電効果を引き起こし、かつ前記絶縁層に対し
ては外部光電効果を引き起こさない範囲のエネルギーに
対応する波長である。前記レーザー光は、前記ホールの
底面に焦点を合わせて照射され、前記検出器による検出
結果に基づいて前記ホールが前記導電層に達するまで開
口されているかどうかが検出される。
【0019】前記電荷補填機構は、前記導電層に電子を
供給するための電子ビーム源であってもよいし、前記導
電層に電子を供給するために前記半導体装置の接地への
接続であってもよい。
【0020】前記レーザー光の照射と前記電子ビーム源
による前記導電層への電子の補填が交互に行われるよう
に、前記レーザー光照射系と前記電子ビーム源を制御す
るための制御装置を更に具備してもよい。
【0021】前記半導体装置は、前記ホールを複数有
し、前記レーザー光のビーム径は前記ホールの径より大
きくてもよい。
【0022】前記レーザー光照射系は、前記レーザー光
が前記複数のホールに順番に連続的に照射されるよう
に、前記レーザー光を2次元方向に走査する光学走査系
を有してもよい。前記レーザー光照射系は、前記レーザ
ー光が前記複数のホールに順番に連続的に照射されるよ
うに、前記レーザー光を1次元方向に走査する光学走査
系を有し、前記レーザー光の走査に応答して、前記半導
体装置を前記レーザー光の走査方向と直交する方向に走
査するための駆動装置を更に具備してもよい。さらに
は、前記レーザー光が前記複数のホールに順番に連続的
に照射されるように、前記半導体装置を2次元方向に走
査する駆動装置を更に具備してもよい。
【0023】前記検出器は、光電子検出器であってもよ
いし、前記導電層と接地の間に接続された電流計であっ
てもよい。
【0024】表示装置と、前記レーザー光と前記半導体
装置の相対的な位置に関して前記検出による検出結果を
表示するように前記表示装置を制御する表示制御装置を
具備してもよい。この場合、前記表示制御装置は、前記
半導体装置の前記複数のホールのそれぞれに対する前記
検出器の検出結果を、前記検出結果に比例する明度分布
を持つ2次元コントラストイメージとして表示するよう
に前記表示装置を制御する。
【0025】また、本発明の半導体装置のホール開口の
検査方法は、導電層の材料の仕事関数と絶縁層の材料の
仕事関数に基づいて決定される波長を有するレーザー光
パルスを複数のホールのうちの1つに照射するステップ
と、半導体装置は前記導電層と、前記導電層上に形成さ
れた前記絶縁層を有し、前記絶縁層には前記導電層に達
することを意図して前記複数のホールが形成されてお
り、前記レーザー光に応答して前記ホール内から光電子
が放出されたことを検出するステップと、前記レーザー
光パルスが照射された後、前記導電層に電子を補填する
ステップとを具備することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明による半導体装置のホール開口検査装置について詳細
に説明する。
【0027】最初に、本発明のホール開口検査装置の原
理を説明する。
【0028】本発明のホール開口検査装置では、レーザ
ー光がホール底面にある下地層表面に集光されたときに
下地層表面から外部光電効果によって放出される光電子
の量が計測される。このとき、下地層に別途電荷補填が
行なわれる。
【0029】ホール底面にある下地層表面上に中間絶縁
層や自然酸化膜あるいは異物などがない場合には、光電
子は比較的容易にホール中を通って真空チャンバ内に設
置されている光電子検出器で検出される。
【0030】一方、ホール底面にある下地層表面上に中
間絶縁層や自然酸化膜あるいは異物などが存在し、下地
層がそれらにより覆われている場合には、その覆われた
下地層表面内で発生される光電子は配線層表面上の中間
絶縁層や自然酸化膜等を貫通しなければ光電子検出器に
よる光電子計測に寄与することができない。
【0031】そのため、レーザー光がホール底面に照射
され、得られる光電子の量が計測される。これにより、
ホールの性状、特に底面の電気的コンタクト性状を検査
することが可能である。特に、レーザー光の光量子のエ
ネルギーが中間絶縁層や自然酸化物の仕事関数よりも低
く設定されると、配線層表面で発生される光電子は中間
絶縁層等を貫通することができなくなり、光電子検出器
での光電子計測に寄与しなくなる。このため、完全開口
ホールにレーザー光が照射される場合に得られる光電子
の量と不完全開口ホールに照射される場合に得られる光
電子の量に大きな差異が生じることになる。
【0032】また、光電子放出による電荷損失に対する
電荷補填が下地層に行われている状態で、レーザー光が
ウエハ上面に対して概略垂直に保もたれながら、ウエハ
面内でX、Y方向に走査される。これにより、光電子検
出量のマッピングが得られる。
【0033】XY方向の各位置が光電子検出量に比例す
る輝度を持つようにマッピングされれば、完全開口ビア
ホールは明るい点として、また不完全開口ビアホールは
暗い点として表示される。これにより、容易に不完全開
口ホールを検出することが可能になる。
【0034】このように不完全開口ホールを検出するこ
とを目的としている場合、レーザー光の集光径は必ずし
も、ホールよりも小さい必要はない。各ホールが分離し
て識別できれば良いので、ホールがマトリクス状に形成
されている場合には、レーザー光の集光径はホール間隔
未満であればよい。この場合、レーザー光の集光径はか
なり大きくて良いことになり、従ってXY方向への走査
に要する時間が短くて済み、結果として検査時間の大幅
な短縮が実現される。
【0035】従来、ホールの検査を行う場合には、前述
のように、SEMなどにより電子ビームが照射されてホ
ールの底の性状が調べてられていた。しかしながら、こ
の場合、照射される電子ビームにより底面で発生される
2次電子がホールを通ってウエハ面からチャンバー中に
飛び出す必要がある。しかしながら、2次電子が底面で
発生されるときに持つ進行方位は底面に垂直な方位のみ
ならず広く広がっていると考えられる。従って、ホール
のアスペクト比が大きくなるにつれて、2次電子がホー
ル側面に衝突して束縛されていた。このため、ホールを
通過して2次電子計測器で検出される2次電子の量が少
なくなってしまう。このため、ホールが高いアスペクト
比を持つようになればなるほど、SEMなどによるホー
ルの検査が難しくなる。
【0036】この2次電子が放出される方位の分散は、
2次電子の発生に対して方位的に等方な性格を持つ熱的
起因を持つためと考えられる。
【0037】一方、レーザー光が配線層などの金属表面
に照射される場合に発生される光電子は、フェルミの黄
金律として知られる量子論的な過程である光電効果によ
り発生される。即ち、弾性衝突によって位相や方位の揃
ったコヒーレント性の強い性格を持つように、光電子が
発生されると推定される。
【0038】また、その方位が、レーザー光ビームの進
行方向と反平行になる成分が多くなるものと推定され
る。従って、レーザー光ビームが概略ウエハー上面に垂
直に照射されるとき発生される光電子はビアホール側面
に捕らえられることが少なく、多くの光電子がビアホー
ルを通過するものと考えられる。
【0039】高いアスペクト比を持つホールの底の情報
を持つ光電子が効率よく検出されてビアホールを検査で
きるのは上記のような光電子の発生進行方位が垂直方向
に偏っているためと考えられる。
【0040】上記のように、ホールから飛び出してくる
光電子を計測することによりホールの開口状態が検査さ
れることができる。レーザー光が完全開口ホールに照射
されて光電子が放出されると、下地層配線層からは電荷
が減っていくことになる。従って、配線層がシリコン基
板等を介して接地されていない場合には配線層は徐々に
正に帯電される。帯電量がある値に達すると光電子の放
出が制限されるようになる。
【0041】そこで、配線層が接地されていない場合に
は帯電が進む前に計測を完了することが必要になる。ま
た、新たな電子ビーム照射によって下地層に電荷を補填
したり、大気中での自然緩和等の工夫を行うことが必要
になってくる。
【0042】上述のように、配線層が接地されることが
できる場合には、光電子放出による電荷損失を補填する
アース電流が流れる。この電流を計ってマッピングする
ことによっても不完全開口ホールを検出することができ
る。
【0043】図1は、本発明のホール開口検査装置の概
念を示す。
【0044】図1において、半導体装置は、XYステー
ジ113上に乗せられている。半導体装置では、シリコ
ン基板111上に順に、第1配線層(図示せず)がその
中に形成されている第1中間絶縁層109、第2配線層
108、第2中間絶縁層110が形成されている。ま
た、第2中間絶縁層110にはエッチングプロセスによ
り完全開口ホール105と不完全開口ホール104が形
成されている。
【0045】開口ホールの下地層である第2配線層10
8は第1中間絶縁層109に阻まれて接地されていな
い。そこで電荷補填電子ビーム源114による電子ビー
ム照射により第2配線層108に電荷の補填がなされ
る。
【0046】レーザー光源100の波長は第2配線層1
08の導電性材料の仕事関数に対応する波長より短い。
例えば、第2配線層108がアルミ層の場合には、アル
ミの仕事関数4.25eVに合わせて、レーザー光源10
0の波長は292nmより短い。
【0047】また、第2中間絶縁層110がたとえばSi
O2である場合、SiO2の仕事関数相当量は、Siの仕事関数
4.8eVにSiの酸化物化学シフト量4eVが加えられた
値、即ち、8.8eVになる。従って、レーザー光源1
00からのレーザー光のエネルギーは、この8.8eV
のエネルギー未満であれば良い。8.8eVの光はX線
領域であり、紫外線レーザーの光エネルギーは当然この
エネルギーよりも小さいので、紫外線レーザーをレーザ
ー光源100として用いることは本発明の目的に合って
いる。
【0048】ただし、光電子がホールを通って光電子検
出器107に達するためには、ある程度の運動エネルギ
ーを持っていることが必要であるので、SEMにおける2
次電子のエネルギー以上の運動エネルギーを与える必要
がある。そこで、上述の仕事関数に数十から数百ミリeV
上乗せされた以上のエネルギーを持つレーザー光源が必
要である。
【0049】そこで適当な紫外レーザー光を発振するレ
ーザー光源が選択される。たとえば、XeBrエキシマ
レーザーは発振波長275nmを持っているので、本発明
のレーザー光源100として適当である。レーザー光源
100から出射されるレーザー光はレーザー光走査系1
01によりウエハ面上を走査される。また、対物レンズ
102によってホール底面に集光される。
【0050】レーザー光103が完全開口ホール105
の底面に集光されたときには光電子検出器107により
光電子106が効率よく計測されることができる。ウエ
ハが固定されていてレーザー光が走査され、あるいはレ
ーザー光の位置が固定されていてウエハが走査されて
も、ホールが不完全開口ホール104であるときには光
電子がほとんど検出されない。これにより、不完全開口
ホール104が検出されることができる。
【0051】このようにして多数のホールの検査を行う
ためには、下地層に電荷を補填する必要がある。例え
ば、一つのホールから次のホールへとホール開口検査が
レーザーパルスを用いて断続的に行われるとき、電子ビ
ームパルスが電荷補填用電子ビーム源114から第2中
間絶縁層110を通して第2配線層108に照射されて
電荷が補填される。従って、照射される電子ビームの加
速エネルギーは、電子が第2中間絶縁層110を通過す
ることができるように調整される。
【0052】次に、本発明の第1の実施形態によるホー
ル開口検査装置について説明する。
【0053】図2を参照して、第1の実施形態によるホ
ール開口検査装置は、ビアホールと呼ばれるホールのコ
ンタクト検査の例である。
【0054】図2において、ホール開口検査装置は、励
起レーザー光源100(XeBrエキシマレーザー)、
レーザー光走査系101,対物レンズ102、光電子検
出器107、XYステージ113、電子銃114−1を
有する電荷補填用電子ビーム源114、装置全体を制御
するための制御装置130、及び表示装置132からな
る。
【0055】半導体装置は、XYステージ113上に乗
せられている。半導体装置では、シリコン基板111上
に順に、第1配線層(図示せず)がその中に形成されて
いる第1中間絶縁層109、第2配線層108、第2中
間絶縁層110が形成されている。また、第2中間絶縁
層110にはエッチングプロセスにより完全開口ホール
105と不完全開口ホール104が形成されている。
【0056】励起レーザー光源100としてXeBrエ
キシマレーザーが使用される。レーザー光の発光は制御
装置130により制御されている。XeBrのエキシマーレ
ーザーは波長275nmのパルス発振をしている。この
波長が用いられれば、下地層である第2配線層108が
アルミ配線である場合には、外部光電効果によって光電
子が放出される。しかしんながら、第2中間絶縁層11
0がSiO2膜であり、ホールの底面に残っている場合に
は、第2中間絶縁層110の仕事関数の方が大きいの
で、光電子が第2中間絶縁層110を貫通できない。
【0057】レーザー光を走査するためのレーザー光走
査系101はX−方向走査光学素子101−1とY−方
向走査光学素子101−2からなる。光学素子101−
1と101−2は制御装置130により制御されてい
て、XeBrエキシマレーザーから照射されるレーザー
光をX−方向とY―方向に走査する。レーザー光の走査
にはレーザー光走査系101として回転するポリゴンミ
ラーが使用されることができるが、本実施形態では高速
性に優れている音響光学素子がX方向とY方向の走査に
用いられる。
【0058】対物レンズ102は、制御装置130の制
御の下、レーザー光走査系101により走査されたレー
ザー光を開口ホールの底部、例えば第2配線層108上
に集光する。対物レンズ102としてはテレセントリッ
ク系のレンズが用いられる。レーザー光の走査時に、照
射されるレーザー光の光軸がウエハー面に対して常に概
略垂直になるように設定される。光学系の最適化により
レーザー光ビームのスポット径が0.3ミクロンに絞り
込まれる。
【0059】電荷補填用電子ビーム源114は、制御装
置130の制御に従って電子銃114−1から電子ビー
ムを放出する。放出された電子ビーム中の電子は第2配
線層108に供給される。各々のホールがパルスレーザ
ー光でプローブ検査される間に、電荷補填用電子ビーム
源114から電子ビームパルスが下地配線層に照射され
て電荷の補填を行う。
【0060】光電子検出器107は、レーザー光103
が半導体装置に照射されたとき発生される光電子106
を検出し、その検出結果を制御装置130に出力する。
制御装置130は、レーザー光走査系101のX−、Y
−方向の制御と同期して光電子検出器107による検出
結果を表示装置132に出力する。これにより、検査結
果が表示装置132上に表示される。
【0061】次に、ホール開口の検査方法について説明
する。
【0062】試料としては、64MビットDRAMのビアホ
ールを持つ8インチウエハに形成される半導体装置が用
いられた。ビアホール径が0.6ミクロン、ビアホール
間隔が1.2ミクロンであり、アスペクト比は5であ
る。
【0063】従来のSEMが用いられても、この試料の
ビアホールの底を観察するこができなかった。一方、こ
の従来のSEMに比べて約1000倍も電子ビーム電流
が大きいSEMが用いられると、ビアホール内の残膜の
有無がSEM像のコントラストとして観察されることが
できる。しかしながら、高倍率としなければ見えないの
で、測定視野が狭く、従って、ウエハ全面の検査を行う
には長時間を要していた。
【0064】他方、本実施形態で用いられるレーザー光
103のスポット径は、前述のように、0.3ミクロン
と電子ビームのスポット径より4倍も大きいので、測定
視野が広げられることができる。走査のスピードは、レ
ーザー光が作るスポットの並びの間隔を決定するが、そ
の間隔はビアホール104と105の間隔よりも小さく
設定する必要があるが、本実施形態ではスポットの並び
の間隔をビアホールの並びの間隔の8割になる走査スピ
ードを用いた。測定視野内の走査にはレーザー光走査系
101によりレーザー光をX、Yの2方向に走査し、測
定視野の移動には被試験ウエハ112自身を移動させる
ことで行った。
【0065】このように設定した上で、ビアホール底面
から放射される光電子を真空チャンバー内に設置した光
電子検出器107を用いて検出した。また、検査者がモ
ニターできるように光電子検出器の出力をレーザー光の
走査に同期したタイミングで表示装置(CRT)132
上に表示してビアホール中の第2中間絶縁層110から
なる残膜の有無を可視化させることができた。
【0066】このようにして、本サンプルのビアホール
の検査を行ったところ、高電流の電子ビームを用いるS
EMよりも10倍速く検査を行うことができた。
【0067】次に、本発明の第2の実施形態によるホー
ル開口検査装置を図3を参照して説明する。
【0068】第2の実施形態では図3におけるレーザー
光走査系101でX−方向走査用の音響光学素子101
−1だけが使用される点が第1の実施形態と異なるとこ
ろである。この場合、レーザー光走査系101によって
X方向の1次元のみレーザー光の走査が行われる。Y方
向の走査は被試験ウエハ112が乗せられているXYス
テージ113が制御装置130の制御の下、Y−方向ス
テージドライバー134によりY−方向に走査される。
【0069】第2の実施形態では、第1の実施形態に比
べて、レーザー光走査系101が簡単になっとことと、
得られる画像が第1の実施形態の時のような小さなフレ
ーム画面から形成されるのと異なり、帯のような連続的
な画像が得られるため、画像処理の方法が第1の実施形
態と異なっている。実施形態1と同様な検査結果が得ら
れ、また検査速度も第1の実施形態と同等であった。次
に、本発明の第3の実施形態によるホール開口検査装置
を図4を参照して説明する。
【0070】第3の実施形態では、レーザー光走査系1
01が除かれている点が第1の実施形態と異なるところ
である。この場合、レーザー光自体は走査されず、Xと
Y方向の2軸の走査とも被試験ウエハ112が乗せられ
ているXYステージ113を制御装置130の制御の下
XY方向ステージドライバ135で駆動することにより
実行される。
【0071】第3の実施形態では、第1の実施形態に比
べて、レーザー光走査系101を具備しないことから光
学系が大幅に簡略化された。紫外光に適した光学系がコ
ルツ系光学材料などに限定され、高額であることから、
これを省くことからコストの低減メリットが図られてい
る。また、第1の実施形態のテレセントリック光学系の
対物レンズと異なり、簡単な対物レンズ102を用いる
ことで被検査ウエハ112に対して走査中も常にほぼ光
軸を垂直に保つことができた。
【0072】このように光軸を垂直に保てているため、
像のコントラストが上がり、像が鮮明になった。検査速
度はほぼ第1の実施形態の半分程度であった。
【0073】次に、本発明の第4の実施形態によるホー
ル開口検査装置を図5を参照して説明する。
【0074】最近のプロセスでは第2配線層108はア
ルミ単体ではなく、表面にTiNの薄い膜を成膜する例
が出てきている。またビアホールの検査では、このTi
N層がビアホールのエッチングの後でアルミが露出しな
いようにTiN層が残されている。しかも中間絶縁層の
残膜がないようにしなければならないという非常に限定
されたエッチング条件が要求されるようになってきてい
る。このため、TiN層のみがきれいに露出された状態
を検知する手段が要求されている。
【0075】このため、第4の実施形態では、第1の実
施形態における励起レーザー光源100としてXeBr
エキシマーレーザーの代わりにYAGレーザー励起の発
振波長可変な色素レーザーを用いて、TiNの仕事関数
3.75eVに相当する331nmよりもわずかに短い
330nmのレーザー光ビームを用いている。その他の
構成は第1の実施形態と同様である。
【0076】この波長を用いるとアルミだけが露出して
いる場合も、第2中間絶縁層110が残膜として残って
しまっている場合も、アルミあるいは第2中間絶縁層の
仕事関数に阻まれて光電子が放出されないため、TiN
膜がきれいに残っているところが検出できる。逆に言え
ば、先のオーバーエッチングによってTiN膜をエッチ
ングしてしまったビアホールやアンダーエッチングによ
って第2中間絶縁層110が残膜として残った不完全開
口ビアホールを見つけることができるわけである。
【0077】このような条件で検査をおこなったとこ
ろ、検査速度は第1の実施形態と同等であった。
【0078】次に、本発明の第5の実施形態によるホー
ル開口検査装置を図6を参照して説明する。
【0079】第5の実施形態はコンタクトホールと呼ば
れるホールのコンタクト検査の例である。被試験ウエハ
112上の半導体装置はシリコン基板111上に配線層
208が形成されていて、配線層208の上に中間絶縁
層109が形成されている。中間絶縁層にはコンタクト
ホール104と105が形成されている。この場合のホ
ールのアスペクト比は10と大変大きい。
【0080】また、第5の実施形態では第1の実施形態
における光電子検出器107を用いず、代わりに被試験
ウエハ112とアースの間に挿入した高感度で高速デジ
タル変換機能を持った電流計112を用いる。この電流
計112を使用できる条件としては検査するホールの底
にある下地が接地可能なことである。ホールがコンタク
トホールである場合、下地はシリコン基板111になる
ので接地可能である。
【0081】この条件を満たす被試験ウエハ112の完
全開口ホール105にレーザー光103を照射した瞬間
に光電子が放出され、ホールの下地層である配線層20
8は一時的に正に帯電し、これを中和するようにアース
電流が流れる。この電流を電流計200で検出する。制
御装置130は、検出された電流値をレーザー光の走査
に同期させて表示装置132上に表示する。完全開口ホ
ール105では電流が流れ、不完全開口ホール104で
は電流が流れないので、その違いをコントラストにした
像を表示することができる。この像から電流が流れない
不完全開口ホール104を検出することが可能になっ
た。
【0082】このように検査を行った結果、検査速度は
第1の実施形態と同等であった。
【0083】次に、本発明の第6の実施形態によるホー
ル開口検査装置を図7を参照して説明する。本実施形態
では、XeBrエキシマレーザーとYAGレーザーが設
けられている。どちらからのレーザー光がレーザー光走
査系101に入射されるかは制御装置130の制御の下
光学スイッチ(SW)136を制御することにより行わ
れる。
【0084】ビアホールと呼ばれるホール105がエッ
チングによって完全に開口したとしても第2配線層10
8の表面が自然酸化膜によって塞がれてオープン不良や
高抵抗不良になってしまうことがある。
【0085】第2配線層108がたとえば、アルミであ
った場合にその酸化膜であるAl2O3はアルミの仕事関数
4.25eVにアルミの酸化物化学シフト約2.5eV
を加えたものすなわち6.75eVになる。このエネル
ギーを持つ光はX線領域であるから紫外光では光電効果
は起こらない。
【0086】そこで、第1の実施形態と同様にXeBr
エキシマーレーザーを光学スイッチ136により選択
し、レーザー光源100として用いた。他の設定は第1
の実施形態と同様にして欠陥検査を行った結果、自然酸
化膜が非常に薄いため、第1の実施形態ほどのコントラ
ストはとれないものの、酸化膜Al2O3に塞がれた不完全
開口ビアホール104を検出することができた。
【0087】このような自然酸化膜による不完全開口ホ
ール104の検出はSEMを使った場合には、酸化膜が
非常に薄いため、観測するのに必要な照射電子ビームの
加速電圧の下では一次電子が酸化膜を貫通してしまい、
そのため、酸化膜の有無を検出することが困難になって
いる。このような困難を本発明では回避して不完全開口
ホール104を検出することができた。
【0088】
【発明の効果】本発明による半導体ウエハのホール開口
検査装置は、アスペクト比が10程度と大きく、ホール
径が0.3ミクロンメートルと小さいホールが中間絶縁
層や自然酸化膜によって塞がれている多数の不良コンタ
クトホールおよび不良ビアホールを高速に検出する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態を示す概念図であ
る。
【図2】図2は、本発明の第1の実施形態によるホール
開口検査装置を示す図である。
【図3】図3は、本発明の第2の実施形態によるホール
開口検査装置を示す図である。
【図4】図4は、本発明の第3の実施形態によるホール
開口検査装置を示す図である。
【図5】図5は、本発明の第4の実施形態によるホール
開口検査装置を示す図である。
【図6】図6は、本発明の第5の実施形態によるホール
開口検査装置を示す図である。
【図7】図7は、本発明の第6の実施形態によるホール
開口検査装置を示す図である。
【符号の説明】
100 レーザー光源 101 レーザー光走査系 101−1 X−方向走査光学素子 101−2 Y−方向走査光学素子 102 対物レンズ 103 レーザー光 104 不完全開口ビアホール 105 完全開口ビアホール 106 光電子 107 光電子検出器 108 第2配線層 109 中間絶縁層 110 第2中間絶縁層 111 シリコン基板 112 被試験ウエハ 113 XYステージ 114 電荷補填用電子ビーム源 130 制御装置 132 表示装置 134 Y方向ステージドライバ 135 XY方向ステージドライバ 136 光学スイッチ 200 電流計 208 配線層
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66 G01N 23/227

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電層の材料の仕事関数と絶縁層の材料の
    仕事関数に基づいて決定される波長を有するレーザー光
    をホールに照射するためのレーザー光照射系と、半導体
    装置は前記導電層と、前記導電層上に形成された前記絶
    縁層を有し、前記絶縁層には前記導電層に達することを
    意図して前記ホールが形成されており、 前記レーザー光に応答して前記ホール内から光電子が放
    出されたことを検出するための検出器と、 前記導電層に電子を補填するための電荷補填機構とを具
    備する半導体装置のホール開口検査装置。
  2. 【請求項2】前記レーザー光の波長は、前記導電層に対
    して外部光電効果を引き起こし、かつ前記絶縁層に対し
    ては外部光電効果を引き起こさない範囲のエネルギーに
    対応する波長である請求項1に記載の半導体装置のホー
    ル開口検査装置。
  3. 【請求項3】前記レーザー光は、前記ホールの底面に焦
    点を合わせて照射され、前記検出器による検出結果に基
    づいて前記ホールが前記導電層に達するまで開口されて
    いるかどうかを検出する請求項1または2に記載の半導
    体装置のホール開口検査装置。
  4. 【請求項4】前記電荷補填機構は、前記導電層に電子を
    供給するための電子ビーム源であることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置のホー
    ル開口検査装置。
  5. 【請求項5】前記電荷補填機構は、前記導電層に電子を
    供給するために前記半導体装置の接地への接続であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    半導体装置のホール開口検査装置。
  6. 【請求項6】前記レーザー光の照射と前記電子ビーム源
    による前記導電層への電子の補填が交互に行われるよう
    に、前記レーザー光照射系と前記電子ビーム源を制御す
    るための制御装置を更に具備することを特徴とする請求
    項4に記載の半導体装置のホール開口検査装置。
  7. 【請求項7】前記半導体装置は、前記ホールを複数有
    し、前記レーザー光のビーム径は前記ホールの径より大
    きいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項
    記載の半導体装置のホール開口検査装置。
  8. 【請求項8】前記レーザー光照射系は、前記レーザー光
    が前記複数のホールに順番に連続的に照射されるよう
    に、前記レーザー光を2次元方向に走査する光学走査系
    を有する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体
    装置のホール開口検査装置。
  9. 【請求項9】前記レーザー光照射系は、前記レーザー光
    が前記複数のホールに順番に連続的に照射されるよう
    に、前記レーザー光を1次元方向に走査する光学走査系
    を有し、前記レーザー光の走査に応答して、前記半導体
    装置を前記レーザー光の走査方向と直交する方向に走査
    するための駆動装置を更に具備する請求項1乃至6のい
    ずれか一項に記載の半導体装置のホール開口検査装置。
  10. 【請求項10】前記レーザー光が前記複数のホールに順
    番に連続的に照射されるように、前記半導体装置を2次
    元方向に走査する駆動装置を更に具備する請求項1乃至
    6のいずれか一項に記載の半導体装置のホール開口検査
    装置。
  11. 【請求項11】前記検出器は、光電子検出器である請求
    項1乃至10のいずれか一項に記載の半導体装置のホー
    ル開口検査装置。
  12. 【請求項12】前記検出器は、前記導電層と接地の間に
    接続された電流計である請求項1乃至10のいずれか
    に記載の半導体装置のホール開口検査装置。
  13. 【請求項13】表示装置と、 前記レーザー光と前記半導体装置の相対的な位置に関し
    て前記検出による検出結果を表示するように前記表示装
    置を制御する表示制御装置を具備する請求項1乃至12
    のいずれか一項に記載の半導体装置のホール開口検査装
    置。
  14. 【請求項14】前記表示制御装置は、前記半導体装置の
    前記複数のホールのそれぞれに対する前記検出器の検出
    結果を、前記検出結果に比例する明度分布を持つ2次元
    コントラストイメージとして表示するように前記表示装
    置を制御する請求項13に記載の半導体装置のホール開
    口検査装置。
  15. 【請求項15】導電層の材料の仕事関数と絶縁層の材料
    の仕事関数に基づいて決定される波長を有するレーザー
    光パルスを複数のホールのうちの1つに照射するステッ
    プと、半導体装置は前記導電層と、前記導電層上に形成
    された前記絶縁層を有し、前記絶縁層には前記導電層に
    達することを意図して前記複数のホールが形成されてお
    り、 前記レーザー光に応答して前記ホール内から光電子が放
    出されたことを検出するステップと、 前記レーザー光パルスが照射された後、前記導電層に電
    子を補填するステップとを具備する半導体装置のホール
    開口の検査方法。
JP10029161A 1998-01-27 1998-01-27 半導体装置のホール開口検査方法とそのための装置 Expired - Lifetime JP3011173B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10029161A JP3011173B2 (ja) 1998-01-27 1998-01-27 半導体装置のホール開口検査方法とそのための装置
US09/236,332 US6177681B1 (en) 1998-01-27 1999-01-25 Apparatus method for testing opening state for hole in semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10029161A JP3011173B2 (ja) 1998-01-27 1998-01-27 半導体装置のホール開口検査方法とそのための装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11214461A JPH11214461A (ja) 1999-08-06
JP3011173B2 true JP3011173B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=12268539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10029161A Expired - Lifetime JP3011173B2 (ja) 1998-01-27 1998-01-27 半導体装置のホール開口検査方法とそのための装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6177681B1 (ja)
JP (1) JP3011173B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104143519A (zh) * 2014-08-01 2014-11-12 上海华力微电子有限公司 一种产品通孔刻蚀缺陷的检测方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3749107B2 (ja) * 1999-11-05 2006-02-22 ファブソリューション株式会社 半導体デバイス検査装置
JP3877952B2 (ja) * 1999-11-30 2007-02-07 ファブソリューション株式会社 デバイス検査装置および検査方法
KR100611109B1 (ko) * 2000-01-14 2006-08-09 삼성전자주식회사 반도체 장치의 콘택홀 검사 방법
JP3460678B2 (ja) * 2000-06-02 2003-10-27 松下電器産業株式会社 レーザ加工方法および加工装置
JP2005523459A (ja) * 2002-04-17 2005-08-04 株式会社荏原製作所 試料表面の検査装置及び方法
US7654221B2 (en) * 2003-10-06 2010-02-02 Applied Materials, Inc. Apparatus for electroless deposition of metals onto semiconductor substrates
JP4988444B2 (ja) * 2007-06-19 2012-08-01 株式会社日立製作所 検査方法および装置
JP5963453B2 (ja) 2011-03-15 2016-08-03 株式会社荏原製作所 検査装置
KR20140136282A (ko) * 2013-05-20 2014-11-28 삼성전자주식회사 Xps를 이용하여 반도체 제조 공정을 모니터링하는 방법
WO2017158744A1 (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 欠陥検査方法及び欠陥検査装置
JP7228869B2 (ja) * 2018-02-23 2023-02-27 国立大学法人 東京大学 電子顕微鏡及び測定試料の観察方法
US11410830B1 (en) * 2019-03-23 2022-08-09 Kla Corporation Defect inspection and review using transmissive current image of charged particle beam system

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2848873B2 (ja) 1989-11-21 1999-01-20 沖電気工業株式会社 コンタクトホール開口検査方法
JPH0783841A (ja) 1993-09-16 1995-03-31 Fujitsu Ltd バイアホールの残渣検出装置および残渣観察装置
JPH08139146A (ja) * 1994-11-14 1996-05-31 Shin Etsu Handotai Co Ltd 半導体表面のライフタイム評価方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104143519A (zh) * 2014-08-01 2014-11-12 上海华力微电子有限公司 一种产品通孔刻蚀缺陷的检测方法
CN104143519B (zh) * 2014-08-01 2019-06-21 上海华力微电子有限公司 一种产品通孔刻蚀缺陷的检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6177681B1 (en) 2001-01-23
JPH11214461A (ja) 1999-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4248382B2 (ja) 荷電粒子ビームによる検査方法および検査装置
JP2861849B2 (ja) 半導体集積回路チップ上の配線試験方法及びその装置
JP3973372B2 (ja) 荷電粒子線を用いた基板検査装置および基板検査方法
JP3011173B2 (ja) 半導体装置のホール開口検査方法とそのための装置
US6087659A (en) Apparatus and method for secondary electron emission microscope
US6586733B1 (en) Apparatus and methods for secondary electron emission microscope with dual beam
US7351968B1 (en) Multi-pixel electron emission die-to-die inspection
JP2001313322A (ja) 荷電粒子ビームによる検査方法および検査装置
JP2003151483A (ja) 荷電粒子線を用いた回路パターン用基板検査装置および基板検査方法
JP2000314710A (ja) 回路パターンの検査方法及び検査装置
JP2007281136A (ja) 半導体基板および基板検査方法
JP2007500954A (ja) 高電流電子ビーム検査
US7218126B2 (en) Inspection method and apparatus for circuit pattern
JPH10318949A (ja) 検査装置および半導体検査方法
JP4606443B2 (ja) 荷電粒子線を用いた回路パターン用基板検査方法および基板検査装置
JP2002181725A (ja) 微小異物解析方法、分析装置、半導体装置の製造方法および液晶表示装置の製造方法
US7473911B2 (en) Specimen current mapper
JP2008252085A (ja) 荷電粒子線を用いた基板検査装置および基板検査方法
JP4625375B2 (ja) 検査装置
US7235794B2 (en) System and method for inspecting charged particle responsive resist
JP4147233B2 (ja) 電子線装置
JP4625376B2 (ja) 電子ビームによる検査方法
JP2000164661A (ja) 回路パターンの検査装置
JP3239839B2 (ja) 半導体集積回路チップ上の配線試験方法及びその装置
JP2001202915A (ja) 回路パターン検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991109