JP3010415B2 - クリップ - Google Patents
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 21
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- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 2
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 2
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- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B21/00—Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings
- F16B21/06—Releasable fastening devices with snap-action
- F16B21/08—Releasable fastening devices with snap-action in which the stud, pin, or spigot has a resilient part
- F16B21/088—Releasable fastening devices with snap-action in which the stud, pin, or spigot has a resilient part the stud, pin or spigot being integrally formed with the component to be fastened, e.g. forming part of the sheet, plate or strip
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
- Y10T24/30—Trim molding fastener
- Y10T24/304—Resilient metal type
-
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のボディ
や各種電子機器のシャーシ又は配線基板等の取付板にワ
イヤーハーネスを固定する際に好適なクリップに関し、
特に取付体の板厚や幅に関わりなく安定的に固定するた
めのクリップに関するものである。
や各種電子機器のシャーシ又は配線基板等の取付板にワ
イヤーハーネスを固定する際に好適なクリップに関し、
特に取付体の板厚や幅に関わりなく安定的に固定するた
めのクリップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】通常、自動車等のボディにワイヤーハー
ネスを組付る際は、樹脂製のクリップをテープ等でワイ
ヤーハーネス上に所定間隔に取付け、このクリップを介
してボディ側に固定している。この種クリップには種々
のものがあるが、その一例を図６及び図７を参照して説
明する。図６に示すようにクリップ１は、基板２の一側
面にほぼ円筒状のクリップ本体３を設けるとともに、ク
リップ本体３の近傍から外方向に開いた形状の一対の可
撓羽根４ａ，４ｂを設けたものである。また、クリップ
本体３の側面には、可撓性を有する一対の係止爪５ａ，
５ｂが設けられている。なお、ワイヤーハーネス６は基
板２の下側面に沿うように当接されてから、粘着性ビニ
ールテープ等により固着される。
ネスを組付る際は、樹脂製のクリップをテープ等でワイ
ヤーハーネス上に所定間隔に取付け、このクリップを介
してボディ側に固定している。この種クリップには種々
のものがあるが、その一例を図６及び図７を参照して説
明する。図６に示すようにクリップ１は、基板２の一側
面にほぼ円筒状のクリップ本体３を設けるとともに、ク
リップ本体３の近傍から外方向に開いた形状の一対の可
撓羽根４ａ，４ｂを設けたものである。また、クリップ
本体３の側面には、可撓性を有する一対の係止爪５ａ，
５ｂが設けられている。なお、ワイヤーハーネス６は基
板２の下側面に沿うように当接されてから、粘着性ビニ
ールテープ等により固着される。
【０００３】また、ワイヤーハーネス６の固定対象であ
る取付板７には、クリップ本体３を挿通し得る取付孔８
が形成されている。このワイヤーハーネス６を取付板７
に取り付ける際は、基板２にワイヤーハーネス６をテー
プ等で固着させてから、取付孔８にクリップ本体３を押
し込むようにしている。そして、このクリップ本体３が
取付孔８内を挿通する間に一対の係止爪５ａ，５ｂが取
付孔８の内壁に押されて中心方向に撓み変形する。そし
て、図７に示すように一対の係止爪５ａ，５ｂが挿通さ
れた段階で元の形状に復動し、取付孔８から抜け出し不
可の状態となり、ワイヤーハーネス６は取付板７にクリ
ップ１を介して固定されることになる。
る取付板７には、クリップ本体３を挿通し得る取付孔８
が形成されている。このワイヤーハーネス６を取付板７
に取り付ける際は、基板２にワイヤーハーネス６をテー
プ等で固着させてから、取付孔８にクリップ本体３を押
し込むようにしている。そして、このクリップ本体３が
取付孔８内を挿通する間に一対の係止爪５ａ，５ｂが取
付孔８の内壁に押されて中心方向に撓み変形する。そし
て、図７に示すように一対の係止爪５ａ，５ｂが挿通さ
れた段階で元の形状に復動し、取付孔８から抜け出し不
可の状態となり、ワイヤーハーネス６は取付板７にクリ
ップ１を介して固定されることになる。
【０００４】このとき、取付板７が想像線で示すような
幅広である場合は、一対の係止爪５ａ，５ｂを挿通した
段階から取付板７の下側面が可撓羽根４ａ，４ｂに接触
して押し下げられる。従って、一対の係止爪５ａ，５ｂ
が復動した段階では、取付板７は一対の係止爪５ａ，５
ｂにより抜け出し不可になり、しかも可撓羽根４ａ，４
ｂにより上方に弾性的に付勢されるのでガタ付きはなく
なる。
幅広である場合は、一対の係止爪５ａ，５ｂを挿通した
段階から取付板７の下側面が可撓羽根４ａ，４ｂに接触
して押し下げられる。従って、一対の係止爪５ａ，５ｂ
が復動した段階では、取付板７は一対の係止爪５ａ，５
ｂにより抜け出し不可になり、しかも可撓羽根４ａ，４
ｂにより上方に弾性的に付勢されるのでガタ付きはなく
なる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成のクリップでは、取付板７の形状によって可撓羽
根４ａ，４ｂが機能しない場合があった。例えば、図７
に示すように取付板７の幅Ｗが狭く、一対の係止爪５
ａ，５ｂが取付孔８を挿通した段階で取付板７が可撓羽
根４ａ，４ｂに接触しない場合は、一対の係止爪５ａ，
５ｂと取付板７との間に間隙が生じる。これにより、ガ
タ付き防止のために可撓羽根４ａ，４ｂを設けたにも関
わらず取付板７に対してクリップ１がガタ付いてしまう
ことになる。
た構成のクリップでは、取付板７の形状によって可撓羽
根４ａ，４ｂが機能しない場合があった。例えば、図７
に示すように取付板７の幅Ｗが狭く、一対の係止爪５
ａ，５ｂが取付孔８を挿通した段階で取付板７が可撓羽
根４ａ，４ｂに接触しない場合は、一対の係止爪５ａ，
５ｂと取付板７との間に間隙が生じる。これにより、ガ
タ付き防止のために可撓羽根４ａ，４ｂを設けたにも関
わらず取付板７に対してクリップ１がガタ付いてしまう
ことになる。
【０００６】このように、従来のクリップ１にあって
は、取付板７の形状により可撓羽根４ａ，４ｂが本来の
ガタ付き防止機能を果たせない場合があった。そして、
ガタ付きが生じた場合には、このクリップ１が例えば自
動車の走行中に不愉快な異音や振動を発生する一因とな
る。また、可撓羽根４ａ，４ｂが外側方向に延びた形状
であり、他の部材と干渉し易く、運搬途中で可撓羽根４
ａ，４ｂが破損し易い等の種々の問題があった。
は、取付板７の形状により可撓羽根４ａ，４ｂが本来の
ガタ付き防止機能を果たせない場合があった。そして、
ガタ付きが生じた場合には、このクリップ１が例えば自
動車の走行中に不愉快な異音や振動を発生する一因とな
る。また、可撓羽根４ａ，４ｂが外側方向に延びた形状
であり、他の部材と干渉し易く、運搬途中で可撓羽根４
ａ，４ｂが破損し易い等の種々の問題があった。
【０００７】本発明の目的は、上記課題にかんがみてな
されたものであり、取付板の形状に関わりなく安定的に
固定でき、しかも運搬時の破損等を確実に防止し得るク
リップを提供することにある。
されたものであり、取付板の形状に関わりなく安定的に
固定でき、しかも運搬時の破損等を確実に防止し得るク
リップを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、板状の基板と、該基板上に突設され、取付板上の取
付孔に挿通されるクリップ本体と、該クリップ本体の側
壁面に設けられた可撓性を有する一対の係止爪とからな
るクリップにおいて、基板からクリップ本体に向けて勾
配を有するように斜設され、係止爪の形成されている位
置から略９０°ずれた基板上に一対の可撓羽根が設けら
れ、該可撓羽根の先端が取付時に取付孔の開口縁に作用
して可撓変位した時、可撓羽根の先端を収容する切欠部
が、クリップ本体の側壁面に設けられていることを特徴
とするクリップによって達成することができる。
は、板状の基板と、該基板上に突設され、取付板上の取
付孔に挿通されるクリップ本体と、該クリップ本体の側
壁面に設けられた可撓性を有する一対の係止爪とからな
るクリップにおいて、基板からクリップ本体に向けて勾
配を有するように斜設され、係止爪の形成されている位
置から略９０°ずれた基板上に一対の可撓羽根が設けら
れ、該可撓羽根の先端が取付時に取付孔の開口縁に作用
して可撓変位した時、可撓羽根の先端を収容する切欠部
が、クリップ本体の側壁面に設けられていることを特徴
とするクリップによって達成することができる。
【０００９】
【作用】本発明に係わるクリップにおいては、基板から
クリップ本体に向けて勾配を有するように斜設され、係
止爪の形成されている位置から略９０°ずれた基板上に
一対の可撓羽根が設けられ、該可撓羽根の先端が取付時
に取付孔の開口縁に作用して可撓変位した時、可撓羽根
の先端を収容する切欠部が、クリップ本体の側壁面に設
けられている。これにより、クリップ本体を取付孔に挿
通させて一対の係止爪に係止させた状態では、取付板の
上側面が一対の係止爪に係止され、取付板の下側面が一
対の係止爪と略９０°ずれた一対の可撓羽根により押圧
されることで、取付板の両面側への付勢力が均等に分散
されると共に可撓羽根の先端が取付孔の開口縁に作用し
た状態で切欠部内に収容されることにより強固な取付け
構造を得ることができ、上下方向および横方向のガタ付
き防止が確実に行われる。また、可撓羽根がクリップ本
体に向けて基板上に斜設され、該可撓羽根の先端がクリ
ップ本体の側壁面に設けられた切欠部内に収容されるの
で、可撓羽根による付勢力が取付孔近傍に作用すること
になり、幅の狭い取付板への使用が可能となる。
クリップ本体に向けて勾配を有するように斜設され、係
止爪の形成されている位置から略９０°ずれた基板上に
一対の可撓羽根が設けられ、該可撓羽根の先端が取付時
に取付孔の開口縁に作用して可撓変位した時、可撓羽根
の先端を収容する切欠部が、クリップ本体の側壁面に設
けられている。これにより、クリップ本体を取付孔に挿
通させて一対の係止爪に係止させた状態では、取付板の
上側面が一対の係止爪に係止され、取付板の下側面が一
対の係止爪と略９０°ずれた一対の可撓羽根により押圧
されることで、取付板の両面側への付勢力が均等に分散
されると共に可撓羽根の先端が取付孔の開口縁に作用し
た状態で切欠部内に収容されることにより強固な取付け
構造を得ることができ、上下方向および横方向のガタ付
き防止が確実に行われる。また、可撓羽根がクリップ本
体に向けて基板上に斜設され、該可撓羽根の先端がクリ
ップ本体の側壁面に設けられた切欠部内に収容されるの
で、可撓羽根による付勢力が取付孔近傍に作用すること
になり、幅の狭い取付板への使用が可能となる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明のクリップの一実施例を図１乃
至図５に基づいて説明する。図１は本発明のクリップの
構成を示す斜視図、図２は固定状態を示す斜視図、図３
乃至図５は固定状態を示す要部の断面図である。先ず、
本実施例のクリップの構成について説明し、次いでクリ
ップの固定作用について説明する。
至図５に基づいて説明する。図１は本発明のクリップの
構成を示す斜視図、図２は固定状態を示す斜視図、図３
乃至図５は固定状態を示す要部の断面図である。先ず、
本実施例のクリップの構成について説明し、次いでクリ
ップの固定作用について説明する。
【００１１】図１に示すように本実施例におけるクリッ
プ１１は、基板１２の一側面にほぼ円筒状のクリップ本
体１３を一体的に設けるとともに、クリップ本体１３の
近傍から基板１２を基端としてクリップ本体１３に向け
て上り勾配に、かつ舌片状に一対の可撓羽根１４ａ，１
４ｂを斜設したものである。また、クリップ本体１３の
側面には、可撓性を有する一対の係止爪１５ａ，１５ｂ
が一体的に設けられている。この可撓羽根１４ａ，１４
ｂは、係止爪１５ａ，１５ｂの配設位置から略９０°ず
らして配設されている。
プ１１は、基板１２の一側面にほぼ円筒状のクリップ本
体１３を一体的に設けるとともに、クリップ本体１３の
近傍から基板１２を基端としてクリップ本体１３に向け
て上り勾配に、かつ舌片状に一対の可撓羽根１４ａ，１
４ｂを斜設したものである。また、クリップ本体１３の
側面には、可撓性を有する一対の係止爪１５ａ，１５ｂ
が一体的に設けられている。この可撓羽根１４ａ，１４
ｂは、係止爪１５ａ，１５ｂの配設位置から略９０°ず
らして配設されている。
【００１２】即ち、一対の可撓羽根１４ａ，１４ｂと一
対の係止爪１５ａ，１５ｂの位置関係は、クリップ本体
１３を中心に十文字になるように配設されている。さら
に換言すれば、一対の可撓羽根１４ａ，１４ｂを結ぶ線
と一対の係止爪１５ａ，１５ｂを結ぶ線とが、クリップ
本体１３を中心に交差するように設けられている。な
お、ワイヤーハーネスは基板１２の下側面に沿うように
して、粘着性ビニールテープ等により固着される。
対の係止爪１５ａ，１５ｂの位置関係は、クリップ本体
１３を中心に十文字になるように配設されている。さら
に換言すれば、一対の可撓羽根１４ａ，１４ｂを結ぶ線
と一対の係止爪１５ａ，１５ｂを結ぶ線とが、クリップ
本体１３を中心に交差するように設けられている。な
お、ワイヤーハーネスは基板１２の下側面に沿うように
して、粘着性ビニールテープ等により固着される。
【００１３】更に、図３に示すように一対の可撓羽根１
４ａ，１４ｂは、クリップ本体１３を中心に言わば八字
形状であり、根元部分は基板１２と一体的に形成されて
いる。また、一対の可撓羽根１４ａ，１４ｂが可撓変位
したときに対向するクリップ本体１３の側壁面に、一対
の可撓羽根１４ａ，１４ｂの先端部を収容するための一
対の切欠部１６ａ，１６ｂが形成されている。
４ａ，１４ｂは、クリップ本体１３を中心に言わば八字
形状であり、根元部分は基板１２と一体的に形成されて
いる。また、一対の可撓羽根１４ａ，１４ｂが可撓変位
したときに対向するクリップ本体１３の側壁面に、一対
の可撓羽根１４ａ，１４ｂの先端部を収容するための一
対の切欠部１６ａ，１６ｂが形成されている。
【００１４】次に、クリップ１１の固定作用について説
明する。先ず、図２に示すようにクリップ１１の固定に
先立って、基板１２にワイヤーハーネス６を粘着性テー
プにより固着する。次に、クリップ本体１３の先端を取
付板７に形成した取付孔８に挿通させ押し込む。この
際、一対の係止爪１５ａ，１５ｂが取付孔８の内側面に
より押されてクリップ本体１３の中心方向に変位し、ク
リップ本体１３が取付孔８内を円滑に挿通し得るように
なる。
明する。先ず、図２に示すようにクリップ１１の固定に
先立って、基板１２にワイヤーハーネス６を粘着性テー
プにより固着する。次に、クリップ本体１３の先端を取
付板７に形成した取付孔８に挿通させ押し込む。この
際、一対の係止爪１５ａ，１５ｂが取付孔８の内側面に
より押されてクリップ本体１３の中心方向に変位し、ク
リップ本体１３が取付孔８内を円滑に挿通し得るように
なる。
【００１５】図３に示すように押し込みを継続すると、
取付板７の下側面が一対の可撓羽根１４ａ，１４ｂの先
端に接触する。そして、図４および図５に示すように、
この状態から更に押し込むと、一対の可撓羽根１４ａ，
１４ｂの先端が一対の切欠部１６ａ，１６ｂ内に入り込
んで下方に撓む。そして、一対の係止爪１５ａ，１５ｂ
が取付板７の上側面に押し出ると、係止爪１５ａ，１５
ｂが復動して取付孔８に係止されることでクリップ１１
は抜け出し不可の状態で固定される。
取付板７の下側面が一対の可撓羽根１４ａ，１４ｂの先
端に接触する。そして、図４および図５に示すように、
この状態から更に押し込むと、一対の可撓羽根１４ａ，
１４ｂの先端が一対の切欠部１６ａ，１６ｂ内に入り込
んで下方に撓む。そして、一対の係止爪１５ａ，１５ｂ
が取付板７の上側面に押し出ると、係止爪１５ａ，１５
ｂが復動して取付孔８に係止されることでクリップ１１
は抜け出し不可の状態で固定される。
【００１６】この状態で注目すべきは、一対の可撓羽根
１４ａ，１４ｂがクリップ本体１３に向けて上り勾配に
斜設されていることである。これにより、クリップ本体
１３を取付孔８に挿通させて一対の係止爪１５ａ，１５
ｂに係止させた状態では、取付板７の上側面が一対の係
止爪１５ａ，１５ｂに係止され、取付板７の下側面が一
対の可撓羽根１４ａ，１４ｂにより付勢されることでガ
タ付き防止が確実に行われる。また、一対の可撓羽根１
４ａ，１４ｂによる付勢力が取付孔８近傍に作用するこ
とになり、幅の狭い取付板や小さな取付部材への固定が
可能になる。
１４ａ，１４ｂがクリップ本体１３に向けて上り勾配に
斜設されていることである。これにより、クリップ本体
１３を取付孔８に挿通させて一対の係止爪１５ａ，１５
ｂに係止させた状態では、取付板７の上側面が一対の係
止爪１５ａ，１５ｂに係止され、取付板７の下側面が一
対の可撓羽根１４ａ，１４ｂにより付勢されることでガ
タ付き防止が確実に行われる。また、一対の可撓羽根１
４ａ，１４ｂによる付勢力が取付孔８近傍に作用するこ
とになり、幅の狭い取付板や小さな取付部材への固定が
可能になる。
【００１７】また、一対の可撓羽根１４ａ，１４ｂの先
端部を収容する切欠部１６ａ，１６ｂがクリップ本体１
３の側壁面に設けられているので、可撓羽根１４ａ，１
４ｂによる付勢力の作用する部分が取付孔８の開口縁と
なり、さらに小さな取付部材への固定が可能になる。ま
た、可撓羽根１４ａ，１４ｂが外側方向に延びない形状
であるため、クリップ１１全体のコンパクト化を図るこ
とができるとともに、運搬時の破損防止を図ることがで
きる。
端部を収容する切欠部１６ａ，１６ｂがクリップ本体１
３の側壁面に設けられているので、可撓羽根１４ａ，１
４ｂによる付勢力の作用する部分が取付孔８の開口縁と
なり、さらに小さな取付部材への固定が可能になる。ま
た、可撓羽根１４ａ，１４ｂが外側方向に延びない形状
であるため、クリップ１１全体のコンパクト化を図るこ
とができるとともに、運搬時の破損防止を図ることがで
きる。
【００１８】更に、一対の可撓羽根１４ａ，１４ｂがク
リップ本体１３の側壁面上の一対の係止爪１５ａ，１５
ｂの形成されている位置から略９０°ずれた基板１２上
に設けられている。よって、取付板７の両面側への付勢
力が、均等に分散されることでより強固な取付け構造を
得ることができ、上下方向および横方向のガタ付きを確
実に防止することができる。
リップ本体１３の側壁面上の一対の係止爪１５ａ，１５
ｂの形成されている位置から略９０°ずれた基板１２上
に設けられている。よって、取付板７の両面側への付勢
力が、均等に分散されることでより強固な取付け構造を
得ることができ、上下方向および横方向のガタ付きを確
実に防止することができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るクリッ
プにおいては、基板からクリップ本体に向けて勾配を有
するように斜設され、係止爪の形成されている位置から
略９０°ずれた基板上に一対の可撓羽根が設けられ、該
可撓羽根の先端が取付時に取付孔の開口縁に作用して可
撓変位した時、可撓羽根の先端を収容する切欠部が、ク
リップ本体の側壁面に設けられている。これにより、ク
リップ本体を取付孔に挿通させて一対の係止爪に係止さ
せた状態では、取付板の上側面が一対の係止爪に係止さ
れ、取付板の下側面が一対の係止爪と略９０°ずれた一
対の可撓羽根により押圧されることで、取付板の両面側
への付勢力を均等に分散させることができると共に可撓
羽根の先端が取付孔の開口縁に作用した状態で切欠部内
に収容されるので、上下方向および横方向のガタ付き防
止が確実に行われると共に、クリップ全体の小型化と運
搬時の破損防止を確実に図ることができる。また、可撓
羽根による付勢力が取付孔近傍に作用することになり、
幅の狭い取付板や小さな取付板への固定が可能となり、
取付板の形状等に限定されない汎用性に優れたクリップ
を得ることができる。
プにおいては、基板からクリップ本体に向けて勾配を有
するように斜設され、係止爪の形成されている位置から
略９０°ずれた基板上に一対の可撓羽根が設けられ、該
可撓羽根の先端が取付時に取付孔の開口縁に作用して可
撓変位した時、可撓羽根の先端を収容する切欠部が、ク
リップ本体の側壁面に設けられている。これにより、ク
リップ本体を取付孔に挿通させて一対の係止爪に係止さ
せた状態では、取付板の上側面が一対の係止爪に係止さ
れ、取付板の下側面が一対の係止爪と略９０°ずれた一
対の可撓羽根により押圧されることで、取付板の両面側
への付勢力を均等に分散させることができると共に可撓
羽根の先端が取付孔の開口縁に作用した状態で切欠部内
に収容されるので、上下方向および横方向のガタ付き防
止が確実に行われると共に、クリップ全体の小型化と運
搬時の破損防止を確実に図ることができる。また、可撓
羽根による付勢力が取付孔近傍に作用することになり、
幅の狭い取付板や小さな取付板への固定が可能となり、
取付板の形状等に限定されない汎用性に優れたクリップ
を得ることができる。
【図１】本発明のクリップの一実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】図１における取付板への固定状態を示す斜視図
である。
である。
【図３】図１における取付板への固定作用を示す断面図
である。
である。
【図４】図２における断面図である。
【図５】図２における側面図である。
【図６】従来のクリップの構成を示す斜視図である。
【図７】図６における固定状態を示す要部の断面図であ
る。
る。
６ ワイヤーハーネス ７ 取付板 ８ 取付孔 １１ クリップ １２ 基板 １３ クリップ本体 １４ａ，１４ｂ 可撓羽根 １５ａ，１５ｂ 係止爪 １６ａ，１６ｂ 切欠部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H05K 7/12 B60R 16/02 F16B 21/08 H02G 3/26
Claims (1)
- 【請求項１】 板状の基板と、該基板上に突設され、取
付板上の取付孔に挿通されるクリップ本体と、該クリッ
プ本体の側壁面に設けられた可撓性を有する一対の係止
爪とからなるクリップにおいて、 前記基板から前記クリップ本体に向けて勾配を有するよ
うに斜設され、前記係止爪の形成されている位置から略
９０°ずれた前記基板上に一対の可撓羽根が設けられ、
該可撓羽根の先端が取付時に前記取付孔の開口縁に作用
して可撓変位した時、前記可撓羽根の先端を収容する切
欠部が、前記クリップ本体の側壁面に設けられているこ
とを特徴とするクリップ。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP6302327A JP3010415B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | クリップ |
| US08/568,417 US5592720A (en) | 1994-12-06 | 1995-12-06 | Mounting clip |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6302327A JP3010415B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | クリップ |
Publications (2)
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| JP3010415B2 true JP3010415B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=17907606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6302327A Expired - Lifetime JP3010415B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | クリップ |
Country Status (2)
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|---|---|
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| JP (1) | JP3010415B2 (ja) |
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| US2515827A (en) * | 1948-06-29 | 1950-07-18 | United Carr Fastener Corp | Pronged stud fastener |
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-
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-
1995
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