JP3007723U - 電子機器用樹脂ケース - Google Patents

電子機器用樹脂ケース

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JP3007723U
JP3007723U JP1994011064U JP1106494U JP3007723U JP 3007723 U JP3007723 U JP 3007723U JP 1994011064 U JP1994011064 U JP 1994011064U JP 1106494 U JP1106494 U JP 1106494U JP 3007723 U JP3007723 U JP 3007723U
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elastomer resin
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hard plastic
resin
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JP1994011064U
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Inventor
照仁 中司
恵二 熊内
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Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示部および操作部を有する携帯式の電子機
器に使用されるケースにおいて、部品点数および組立工
数を低減する。 【構成】 筐体10を透明な硬質プラスチックにより構
成する。筐体10の表示部11もその硬質プラスチック
により構成する。筐体10の表示部11を除く表面の一
部または全部に不透明なエラストマー樹脂20を被覆す
る。表示部11を構成する硬質プラスチックが拡散板と
して機能し、拡散板が不要になる。エラストマー樹脂2
0が衝撃吸収材として機能し、緩衝パットが不要にな
る。筐体10の内部を光が通り、表示器30を照明する
発光器31を、操作部を照明する発光器として利用でき
る。筐体10の合わせ面12にエラストマー樹脂20を
被覆することにより、簡単に防滴構造が実現される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、手で持って操作する計算機、入力機、電話機など、携帯式で且つ表 示部および操作部を有する電子機器に使用される樹脂ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
手で持って操作する計算機、入力機、電話機など、携帯式で且つ表示部および 操作部を有する電子機器は多い。そのような電子機器に使用されるケースの典型 的な構造を図2により説明する。
【0003】 筐体1は不透明(通常は黒色)な硬質プラスチックからなり、表側と裏側に2 分割された組み合わせ型である。筐体1の表側部分には、表示器2と共に操作器 3が取付けられ、これらの各対応部分には開口部が設けられている。表示器2が 液晶で照明が必要なときは、開口部周辺に拡散板が嵌め込まれ、その裏側に取付 けた液晶表示器が発光器により照明されたり、発光装置を有した液晶表示器を取 付け照明される。操作器3がラバーキーで照明が必要な場合は、そのプリント基 板に発光器および拡散板が取付けられる。筐体1の四隅部には、天然ゴム等から なる緩衝パット4が接着あるいはねじ止めされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来のケースでは、筐体1に衝撃吸収機能を持たせるためには、緩衝パット4 を取付ける必要があり、組立工数が増加する。表示器2を照明する場合は、その 開口部周辺に拡散板を取付ける必要があり、部品点数および組立工数が増加する 。表示器2および操作器3を照明する場合は、それぞれに発光器が必要であり、 これも部品点数および組立工数を増加させる原因になる。防滴構造にするために は、筐体1の合わせ面をパッキンによりシールする必要があり、これも部品点数 および組立工数を増加させる原因になる。
【0005】 つまり、従来のケースでは、機能を増すごとに部品点数および組立工数が増加 する問題がある。
【0006】 本考案はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、多機能でありながら部品 点数および組立工数が少ない電子機器用樹脂ケースを提供することを目的とする 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる電子機器用樹脂ケースは、携帯式で且つ表示部および操作部を 有する電子機器に使用される樹脂ケースにおいて、二色一体成形により、前記表 示部を含め筐体を透明な硬質プラスチックにより構成すると共に、前記表示部を 除く筐体表面の一部または全部に不透明なエラストマー樹脂を被覆したものであ る。
【0008】 請求項に記載の電子機器用樹脂ケースは、前記筐体を分割組み合わせ型にし、 その合わせ面に前記エラストマー樹脂を被覆したものである。
【0009】
【作用】
筐体の表面に被覆された不透明なエラストマー樹脂が、衝撃吸収材として機能 し、且つ良好なグリップ感を与える。しかも二色一体成形のため、その衝撃吸収 材の取付け工程を必要としない。筐体が透明な硬質プラスチックからなり、筐体 のリブ等が光を遮らないので、筐体内を光が通り、表示部および操作部を照明す る場合に発光器を共用できる。表示部にその硬質プラスチックが残されているの で、表示部の硬質プラスチックが拡散板として機能し、表示部を照明する場合に 拡散板を取付ける必要がない。
【0010】 筐体を分割組み合わせ型にし、その合わせ面にエラストマー樹脂を被覆した場 合は、そのエラストマー樹脂により合わせ面間がシールされ、パッキンを用いず に防滴構造が実現される。
【0011】 なお、二色形成を用いた電子機器用樹脂ケースは、実開昭60−94690号 公報および実開平2−128317号公報等に見られるが、それらは筐体に透明 な硬質プラスチックを用い、その表面に不透明なエラストマー樹脂を被覆したも のではなく、本考案とは目的も構成も全く相違するものである。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1は本考案を実施した電 子機器用樹脂ケースの1例を示す断面図である。
【0013】 本ケースは、手で持って操作する計算機、入力機、電話機など、携帯式で且つ 表示部および操作部を有する電子機器に使用される。筐体10は透明な硬質プラ スチックからなり、表側と裏側の2部分に分割された組み合わせ型である。筐体 10の表側部分には表示部11が設けられている。表示部11は他の部分と同様 に透明な硬質プラスチックにより構成されている。
【0014】 筐体10の表面には不透明(通常は黒色)なエラストマー樹脂20が被覆され ている。エラストマー樹脂20は、二色成形により筐体10と同時一体成形され たものである。二色形成とは、二つの異なる樹脂材料で構成される部品を1回の 射出成形で形成する技術であり、コア回転方式、コアバック方式等があるが、そ れらのいずれを採用してもよい。
【0015】 エラストマー樹脂20は表示部11には被覆されていないが、筐体10の表側 部分および裏側部分の各合わせ面12には、前記表面に続いてエラストマー樹脂 20が被覆されている。また、筐体10の側面の一部を不被覆とすることにより 、採光部13を形成している。
【0016】 表示部11の裏側には液晶型の表示器30が取付けられている。表示器30は その周囲に配設した発光器31により補助的に照明される。発光器31は、図示 されない操作部(ラバーキー)の照明用光源としても利用される。
【0017】 本ケースでは、二色成形により筐体10と同時一体成形されたエラストマー樹 脂20が衝撃吸収材として機能する。そのため、緩衝パットを取付ける必要がな い。従って、衝撃吸収機能を有するにもかかわらず、組立工数が増加しない。
【0018】 エラストマー樹脂20は優れたグリップ感も本ケースに付与する。
【0019】 筐体10の表示部11が透明な硬質プラスチックにより構成され、拡散機能を 有するので、表示器30を照明する構成であるにもかかわらず、拡散板の取付け を必要としない。従って、部品点数および組立工数が減少する。
【0020】 筐体10のリブ等も光を通すので、基板等の障害物がない限り、筐体10内を 光が自由に通過する。そのため、表示器30を照明する発光器31を、操作部を 照明する発光器として利用でき、この点からも部品点数および組立工数が減少す る。
【0021】 筐体10の合わせ面12にエラストマー樹脂20が被覆されているので、筐体 10を組み合わせるだけで、合わせ面12間がシールされる。そのため、防滴構 造であるにもかかわらず、パッキンが不要であり、そのパッキンを組み付ける工 程も不要になる。
【0022】 筐体10の表面の一部からエラストマー樹脂20を排除するだけで、極めて簡 単に採光部13を形成できる。
【0023】 このように、本ケースは多くの機能を有するにもかかわらず、部品点数および 組立工数が少なく、経済性に著しく優れる。
【0024】 筐体10を構成する硬質プラスチックとしては、例えばABS、PC(ポリカ ーボネイト)、PP(ポリプロウピレン)等を使用することができる。また、筐 体10の表面に被覆するエラストマー樹脂20としては、例えばオレフィン系エ ラストマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー等を使用するこ とができる。
【0025】 エラストマー樹脂20の厚みとしては、0.5〜1mmが適当である。
【0026】 なお、本考案で透明とは透明度が高いということであり、完全な透明のみを意 味するものではない。
【0027】
【考案の効果】
以上に説明した通り、本考案にかかる電子機器用樹脂ケースは、二色一体成形 により、表示部を含め筐体を透明な硬質プラスチックにより構成すると共に、表 示部を除く筐体表面の一部または全部に不透明なエラストマー樹脂を被覆したの で、緩衝パット等を取付けずに、衝撃吸収機能を発揮し、優れたグリップ感も合 わせ持つ。また、表示部を照明する場合に拡散板を取付ける必要がなく、表示部 および操作部を照明する場合には発光器を共用できる。従って、多機能であるに もかかわらず、部品点数および組立工数が少なく、経済性に著しく優れる。
【0028】 請求項2に記載の電子機器用樹脂ケースは、筐体を分割組み合わせ型にし、そ の合わせ面にエラストマー樹脂を被覆したので、パッキンを用いずに簡単かつ経 済的に防滴構造を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した電子機器用樹脂ケースの1例
を示す断面図である。
【図2】電子機器用樹脂ケースの従来例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 筐体(透明な硬質プラスチック) 11 表示部 12 合わせ面 13 採光部 20 不透明なエラストマー樹脂 30 表示器 31 発光器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:32 B29L 22:00 31:34

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯式で且つ表示部および操作部を有す
    る電子機器に使用される樹脂ケースにおいて、二色一体
    成形により、前記表示部を含め筐体を透明な硬質プラス
    チックにより構成すると共に、前記表示部を除く筐体表
    面の一部または全部に不透明なエラストマー樹脂を被覆
    したことを特徴とする電子機器用樹脂ケース。
  2. 【請求項2】 前記筐体が分割組み合わせ型であり、そ
    の合わせ面に前記エラストマー樹脂が被覆されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子機器ケース。
JP1994011064U 1994-08-11 1994-08-11 電子機器用樹脂ケース Expired - Lifetime JP3007723U (ja)

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