JP3006666U - インダクタ - Google Patents

インダクタ

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JP3006666U
JP3006666U JP1994009762U JP976294U JP3006666U JP 3006666 U JP3006666 U JP 3006666U JP 1994009762 U JP1994009762 U JP 1994009762U JP 976294 U JP976294 U JP 976294U JP 3006666 U JP3006666 U JP 3006666U
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JP
Japan
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inductor
circuit board
printed circuit
collar portion
coil
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JP1994009762U
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Inventor
雅善 山本
光司 二宮
洋 芳澤
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プリント基板への実装高さを低くすることがで
きて、安定した取付け状態が得られる、インダクタを提
供する。 【構成】両端に円盤状の鍔部2、3を有するフェライト
ボビン4に、コイル5が巻回されたインダクタ1におい
て、少なくともプリント基板11への取付け面側の鍔部
3の外周面に、プリント基板11のネジ孔24と螺合し
得るネジ16を形成する。鍔部3の底面3aには、例え
ばコイル5の引出線6、7が固定されると共にプリント
基板11のパターン13a、13bに半田付けし得る、
メタライズド電極19、20を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリント基板に実装されて使用される電子回路用のインダクタに関 する。
【0002】
【従来の技術】
電子回路部品である、例えばソレノイドコイルやチョークコイル等のコイル、 及びフィルター、中間周波トランス等のインダクタは、一般的にプリント基板に 実装されて使用される。従来、このインダクタのプリント基板への実装は、図8 もしくは図9に示す如く取付けられている。
【0003】 すなわち、図8に示すインダクタ1は、上鍔部2と下鍔部3を有するフェライ トボビン4にコイル5を巻回し、下鍔部3を樹脂製の台座8に接着する。台座8 にはピン9が埋設されており、このピン9にコイル5の両引出線6、7の端末6 a、7aを半田10で固定する。そして、ピン9をプリント基板11に穿設した 孔12に挿入し、ピン9をプリント基板11のパターン13a、13bに半田1 4で固定することによって、インダクタ1がプリント基板11に実装される。
【0004】 また、図9に示すインダクタ1は、フェライトボビン4の下鍔部3にピン9を 埋設し、このピン9にコイル5の両引出線6、7の端末6a、7aを半田10で 固定する。そして、このピン9を図8と同様に、プリント基板11のパターン1 3a、13bに半田14で固定して、インダクタ1をプリント基板11に実装し ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらのインダクタにあっては、プリント基板への実装高さが 高くなり、安定した取付け状態が得られないという問題点があった。すなわち、 図8に示す取付け構造にあっては、台座8を使用しているため、この台座8の高 さ分だけ実装高さが高くなり、図9に示す取付け構造にあっては、図8に比較す ると実装高さは低くなるものの、少なくともフェライトボビン4の高さ分だけは 、プリント基板11の表面から突出することになる。
【0006】 また、両者とも、取付け面側である台座8の底面や下鍔部3の底面に位置する 引出線6、7の端末6a、7a、及びこの端末6a、7aをピン9に固定するた めの半田10によって、インダクタ1をプリント基板11に完全密着させて固定 することが難しく、インダクタ1とプリント基板11との間に隙間が生じる。こ れらのことから、インダクタ1のプリント基板11の表面からの高さ、すなわち 、実装高さが高くなる。その結果、プリント基板11に振動等が付与され場合に 、インダクタ1自体に荷重が加わり易く、この荷重によりピン9部に応力が集中 して、半田14部に亀裂が入る等、電気的にも機械的にも安定した取付け状態が 得られない。
【0007】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、プリント基 板への実装高さを低くすることができて、安定した取付け状態が得られる、イン ダクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載のインダクタは、両端に円盤状の 鍔部を有するボビンに、コイルが巻回されたインダクタにおいて、少なくともプ リント基板への取付け面側の鍔部の外周面に、プリント基板のネジ孔と螺合し得 るネジを形成したことを特徴とする。
【0009】 また、請求項2記載のインダクタは、取付け面側の鍔部の底面に、コイルの引 出線が半田付けされると共にプリント基板のパターンに半田付けし得る、メタラ イズド電極が形成されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】 まず、請求項1記載のインダクタによれば、フェライトボビンのプリント基板 への取付け面側の鍔部である、下鍔部の外周面に形成したネジを、プリント基板 に穿設したネジ孔に螺合して、インダクタをプリント基板に取付ける。インダク タは、下鍔部がプリント基板のネジ孔内に位置するため、このネジ孔内に位置す る分だけ、プリント基板への実装高さが低くなる。
【0011】 また、請求項2記載のインダクタは、下鍔部の底面に形成したメタライズド電 極に、コイルの引出線の端末を半田付けし、このメタライズド電極と、プリント 基板のパターンとを半田付けする。インダクタは、パターン間の半田と、下鍔部 のネジとプリント基板のネジ孔との螺合によってプリント基板に固定されるため 、インダクタがより強固に取付けられる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1及び図2は本考案に係わるインダクタの一実施例を示し、図1が斜視図で 、図2が断面図を示している。なお、以下の各実施例においては、図8及び図9 に示す従来例と同一箇所には、同一符号を付して説明する。図1及び図2におい て、インダクタ1は、上鍔部2と下鍔部3を有するフェライトボビン4と、この フェライトボビン4に巻回されたコイル5とを有している。フェライトボビン4 の上鍔部2と下鍔部3は、円盤状に形成され、その外周面にはネジ15、16が 形成されると共に、その外周縁部には上下方向に連通する2個の溝17、18が それぞれ形成されている。
【0013】 コイル5は、フェライトボビン4の上鍔部2と下鍔部3間に、必要とするイン ダクタンスに応じて、単巻状に所定回数巻回されている。このコイル5の両端部 の引出線6、7(図2参照)は、下鍔部3の上面から溝18内にそれぞれ導かれ 、その端末6a、7aが、下鍔部3の底面3aに形成された一対のメタライズド 電極19、20に、高温半田21によってそれぞれ半田付けされている。このメ タライズド電極19、20は、金属塗料を印刷するかあるいはメッキすることに よって、底面3aの円周方向の略対向する位置に形成され、その大きさは、フェ ライトボビン4の特性に影響しない程度の、比較的大きな面積を有している。
【0014】 このインダクタ1は、図3に示すようにして、プリント基板11に実装される 。すなわち、プリント基板11に、インダクタ1の下鍔部3のネジ16に螺合し 得るネジ孔24を予め穿設し、このネジ孔24に、図3の二点鎖線の位置から、 インダクタ1を回転させる。これにより、下鍔部3のネジ16がプリント基板1 1のネジ孔24に螺合しつつ、ネジ孔24内に進入する。プリント基板11のネ ジ孔24部には、下鍔部3とネジ16との螺合強度を向上させるために、他のプ リント基板を張り合わせた板厚部25が形成されている。なお、この板厚部25 は、プリント基板11の厚さが充分の場合は、特に必要としない。
【0015】 そして、インダクタ1のメタライズド電極19、20の底面と、プリント基板 11に形成されているパターン13a、13bとが略同一面となり、かつメタラ イズド電極19がパターン13aと略対向し、メタライズド電極20がパターン 13bと略対向する位置で、インダクタ1の回転を停止する。この時、メタライ ズド電極19、20の面積が大きく形成されているため、パターン13a、13 bとの位置決めは容易となる。
【0016】 この状態で、メタライズド電極19とパターン13a間、及びメタライズド電 極20とパターン13b間に、クリーム半田等のリフロー用の半田14を塗布し 、このプリント基板11を、図示しないリフロー装置によって、半田14を溶融 させて半田付けを行う。この時、半田14は低温半田が使用され、リフロー時の 高温半田21の溶融が防止される。なお、この半田付けは、メタライズド電極1 9、20がパターン13a、13b側に位置していることから、噴流式の半田付 け装置で半田付けすることも、もちろん可能である。
【0017】 これにより、プリント基板11のパターン13a、13bと、インダクタ1の メタライズド電極19、20が半田14によってそれぞれ接続され、コイル5の 両引出線6、7の端末6a、7aが、プリント基板11のパターン13a、13 bに電気的に接続される。また、下鍔部3がプリント基板11に、半田14及び ネジ16とネジ孔24との螺合によって、機械的に固定される。
【0018】 なお、この実施例においては、フェライトボビン4の上鍔部2と下鍔部3の外 周面に、溝17、18をそれぞれ形成したが、上鍔部2の溝17は必ずしも必要 ではなく、溝17を設けない構成としても良い。また、溝18の代わりに、下鍔 部3の外周縁部に上下方向に貫通する貫通孔(図示せず)を穿設し、この貫通孔 内に引出線6、7をそれぞれ貫通させるようにしても良い。
【0019】 このように、上記実施例においては、フェライトボビン4の下鍔部3にネジ1 6を形成し、このネジ16をプリント基板11に穿設したネジ孔24に螺合させ るため、下鍔部3がネジ孔24内に位置することになり、インダクタ1のプリン ト基板11の表面からの高さ、すなわち、実装高さが、少なくとも下鍔部3がプ リント基板11の厚さt分だけ低くなる。これにより、プリント基板11の振動 等による、インダクタ1自体に加わる荷重が低減される。
【0020】 また、インダクタ1は、その最も大きい外径部分である下鍔部3の外周面でプ リント基板11に支持されているため、この外周面部で、振動等による応力を受 けることになる。これにより、引出線6、7とメタライズド電極19、20の接 続部分には、応力がほとんど作用せず、従来のピン9のように、パターン13a 、13bとの、電気的接続部への応力集中が防止される。
【0021】 さらに、下鍔部3の底面3aに形成したメタライズド電極19、20と、プリ ント基板11のパターン13a、13bとを半田14によって接続しているため 、インダクタ1のプリント基板11への固定が、この半田14と、ネジ16とネ ジ孔24との螺合によって固定され、従来の半田14のみによる固定に比較して 、インダクタ1をプリント基板11に、より強固に取付けることができる。これ らのことから、インダクタ1のプリント基板11への取付け状態を、電気的にも 機械的にも、長期に亙って安定して維持させることができる。
【0022】 図4及び図5は、上記実施例の変形例をそれぞれ示している。これらの例は、 ポットコア30を使用したインダクタ1を示し、図4はコイル5が単巻の場合を 、図5はコイル5が複数巻の場合を示している。図4に示すインダクタ1は、内 周面の奥部にネジ31が形成されたポットコア30を有し、このポットコア30 が、そのネジ31を上鍔部2のネジ15に螺合させることによって、フエライト ボビン4に取付けられている。なお、単巻のコイル5の引出線6、7は、上記実 施例と同様にして、プリント基板11に接続されている。
【0023】 また、図5に示すインダクタ1は、ポットコア30の開口縁の対向位置に凹部 32を形成したもので、この凹部32によって、複数巻のコイル5の他の引出線 33、34が引き出され、その端末33a、34aが、プリント基板11に穿設 された孔35を貫通して、パターン13c、13dに半田14によって固定され ている。引出線6、7については、上記実施例と同様にして、プリント基板11 に接続されている。このように構成しても、上記実施例と同様の作用効果が得ら れる他に、ポットコア30の取付け作業が簡略化され、インダクタ1自体の組立 が容易になるという作用効果が得られる。
【0024】 図6は、本考案に係わるインダクタの他の実施例を示している。この実施例の インダクタ1の特徴は、コイル5の引出線6、7を、プリント基板11のパター ン13a、13bに、半田14によって直接固定する共に、プリント基板11の ネジ孔24部に接着材を塗布した点にある。すなわち、プリント基板11に引出 線6、7が貫通する孔35とネジ孔24とを穿設し、例えば下鍔部3のネジ16 もしくはプリント基板11のネジ孔24に、予め図示しない接着材を塗布して、 下鍔部3をネジ孔24に螺合させ、インダクタ1を所定位置に取付ける。
【0025】 そして、コイル5の引出線6、7をプリント基板11の孔35に貫通させ、そ の端末6a、7aを半田14でパターン13a、13bに固定する。これにより 、インダクタ1は、半田14によってプリント基板11のパターン13a、13 bに電気的に接続されると共に、ネジ16とネジ孔24とによる螺合及び接着材 によって、プリント基板11に機械的に固定される。
【0026】 この実施例によれば、上記実施例と同様に、インダクタ1の実装高さを低くす ることができると共に、端末6a、7aの半田付け部への応力集中が防止される という作用効果の他に、フェライトボビン4への加工がネジ加工だけとなり、イ ンダクタ1の製造が容易になるという作用効果が得られる。なお、この実施例に おいて、ポットコア30を使用する場合は、図7に示す如く、ポットコア30の 開口縁に凹部32を形成すれば良い。
【0027】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のインダクタにあっては、鍔部のネジをプリント 基板のネジ孔に螺合させ得るため、インダクタのプリント基板への実装高さを低 くすることができて、安定した取付け状態が得られる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるインダクタの一部を破断して示
す斜視図
【図2】同その断面図
【図3】同そのプリント基板への取付け状態を示す断面
【図4】同その変形例を示す断面図
【図5】同そのさらに他の変形例を示す断面図
【図6】本考案に係わるインダクタの他の実施例を示す
断面図
【図7】同その変形例を示す断面図
【図8】従来のインダクタを示す断面図
【図9】同従来の他の例を示す断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・インダクタ 2・・・・・・・・・・・・上鍔部 3・・・・・・・・・・・・下鍔部 3a・・・・・・・・・・・底面 4・・・・・・・・・・・・フェライトボビン 5・・・・・・・・・・・・コイル 6、7、33、34・・・・引出線 10、14・・・・・・・・半田 11・・・・・・・・・・・プリント基板 13a〜13d・・・・・・パターン 15、16・・・・・・・・ネジ 17、18・・・・・・・・溝 19、20・・・・・・・・メタライズド電極 21・・・・・・・・・・・高温半田 24・・・・・・・・・・・ネジ孔 30・・・・・・・・・・・ポットコア

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に円盤状の鍔部(2、3)を有するフ
    ェライトボビン(4)に、コイル(5)が巻回されたイ
    ンダクタ(1)において、少なくともプリント基板(1
    1)への取付け面側の前記鍔部(3)の外周面に、前記
    プリント基板のネジ孔(24)と螺合し得るネジ(1
    6)を形成したことを特徴とするインダクタ。
  2. 【請求項2】前記取付け面側の鍔部(3)の底面(3
    a)には、前記コイル(5)の引出線(6、7)が半田
    付けされると共に前記プリント基板(11)のパターン
    (13a、13b)に半田付けし得る、メタライズド電
    極(19、20)が形成されていることを特徴とする、
    請求項1記載のインダクタ。
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