JP3005401B2 - 冷却装置又はプレハブ冷蔵庫 - Google Patents

冷却装置又はプレハブ冷蔵庫

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JP3005401B2
JP3005401B2 JP24043593A JP24043593A JP3005401B2 JP 3005401 B2 JP3005401 B2 JP 3005401B2 JP 24043593 A JP24043593 A JP 24043593A JP 24043593 A JP24043593 A JP 24043593A JP 3005401 B2 JP3005401 B2 JP 3005401B2
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正樹 根岸
章 市野塚
久永 梶田
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば急速冷却庫
として使用されるプレハブ冷蔵庫等の如く、断熱壁にて
構成した貯蔵室内に冷却ユニットを設置して貯蔵室内を
冷却して成る冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種冷却装置は、例えば特公
昭58−48825号公報(F25D17/06)や出
願人が先に出願した特願平4−295856号の如く、
断熱箱体内に冷却器と送風機を取り付け、この冷却器に
より冷却された冷気を送風機により貯蔵室内に強制循環
して冷却するよう構成されている。
【0003】一方、プレハブ冷蔵庫等の大型の冷却装置
においては、断熱壁としてのプレハブパネルを組み立て
て構成した貯蔵室内に冷却ユニットを設置し、この冷却
ユニット内に設けられた冷却器に別置きにした凝縮ユニ
ットより冷媒を供給し、冷却器により冷却された冷気
を、同じく冷却ユニット内に設けた送風機により貯蔵室
内に強制循環して冷却する構成が取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に食
品の急速冷却庫として使用される冷凍仕様のプレハブ冷
蔵庫においては冷却器や送風機が大型化して来るため、
それに伴い冷却ユニットも大型のものとなる。係る大型
の冷却ユニットは重量が大きく、搬送及び設置時の取扱
いが極めて煩雑となると共に、プレハブパネルを組み立
てた後では入口から貯蔵室内に運び込めなくなるため、
プレハブパネルを組み立てる以前に床面となるパネル上
に設置して置かなければならない。そのため、組立手順
上の制約が極めて大きく、作業性の悪いものとなってい
た。
【0005】また、プレハブ冷蔵庫の貯蔵室内における
冷却ユニットの設置場所や方向は、プレハブパネルの組
立形状や入口の配置等によって異なって来るため、冷却
ユニット内部の冷却器や送風機の配置が固定されている
従来のものでは、有効な冷気循環を形成することが困難
となる場合もあった。
【0006】更に、従来では冷却器への配管や送風機へ
の配線が冷却ユニットの裏側に設けられていたため、凝
縮ユニットへの配管やその他の配線作業を冷却ユニット
の裏側で行わなければならず、配管・配線作業が極めて
煩雑となると共に、配管によってプレハブパネルが傷つ
けられてしまう問題も生じていた。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、断熱壁にて構成された貯
蔵室内への冷却ユニットの据え付け作業性を改善した冷
却装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
冷却装置(プレハブ冷蔵庫)1は、断熱壁(プレハブパ
ネル)3にて構成された貯蔵室4内に冷却ユニット2を
設置し、この冷却ユニット2より貯蔵室4内に冷気を供
給して冷却するものであって、冷却ユニット2を、分離
可能に相互に連結された冷却器側ユニット11と送風機
側ユニット12とにより構成すると共に、冷却器側ユニ
ット11内には冷却器14を、送風機側ユニット12内
には送風機32をそれぞれ取り付け、冷却器側ユニット
11が凝縮ユニットに配管接続された状態で、冷却器1
4と熱交換した冷気を送風機32により貯蔵室4内に強
制循環するよう構成したものである。
【0009】また、請求項2の発明のプレハブ冷蔵庫1
は、断熱壁(プレハブパネル)3にて内部に貯蔵室4を
構成し、この貯蔵室4内に冷却ユニット2を設置してこ
の冷却ユニット2より貯蔵室4内に冷気を供給して冷却
するものであって、冷却ユニット2を、分離可能に相互
に連結された冷却器側ユニット11と送風機側ユニット
12とにより構成すると共に、冷却器側ユニット11内
には冷却器14を、送風機側ユニット12内には送風機
32をそれぞれ取り付け、冷却器側ユニット11が凝縮
ユニットに配管接続された状態で、冷却器14と熱交換
した冷気を送風機32により貯蔵室4内に強制循環する
よう構成したものである。
【0010】更に、請求項3の発明の冷却装置又はプレ
ハブ冷蔵庫1は、上記各発明において冷却ユニット2内
における冷却器14と送風機32の間に、配管或いは配
線を行う空間Sを構成したものである。
【0011】請求項1又は請求項2の発明の冷却装置又
はプレハブ冷蔵庫1によれば、貯蔵室4内に設置する冷
却ユニット2を、分離可能に相互に連結された冷却器側
ユニット11と送風機側ユニット12とにより構成し、
冷却器側ユニット11が凝縮ユニットに配管接続された
状態で、冷却器側ユニット11内に設けた冷却器14と
熱交換した冷気を、送風機側ユニット12内に設けた送
風機32により貯蔵室4内に強制循環するようにしたの
で、凝縮ユニットに接続する以前の冷却ユニット2を搬
送する際、或いは設置する際に、冷却器側ユニット11
と送風機側ユニット12とに分離した状態で取り扱うこ
とが可能となる。従って、個々の重量及び寸法は従来の
冷却ユニット2よりも縮小できるので、搬送及び設置時
の取扱いが容易となると共に、特にプレハブ冷蔵庫にお
いては、別々に入口から運び込むことがことができるよ
うになるので、断熱壁としてのプレハブパネルを組み立
ててから貯蔵室4内に収納することが可能となり、組立
上の制約が著しく軽減される。
【0012】特に、冷却ユニット2の冷却器側ユニット
11と送風機側ユニット12とが分離可能であるため、
貯蔵室4に設置される位置に応じて冷却器側ユニット1
1と送風機側ユニット12の配置を変更することが可能
となり、それによって、効率的な冷気循環を貯蔵室4内
に形成することが可能となる。
【0013】また、請求項3の発明の冷却装置又はプレ
ハブ冷蔵庫1によれば、これに加えて貯蔵室4内に設置
された冷却ユニット2内の冷却器14と送風機32の間
に配管或いは配線を行う空間Sを構成したので、この空
間S内で外部の機器との間の配管や配線を行うことがで
きるようになり、従来の如く冷却ユニット2の裏側にて
行う場合に比して配管・配線作業が極めて容易となると
共に、断熱壁(プレハブパネル)3を傷つける危険性も
少なくなる。特に、前記冷却器14と送風機32の間に
空間Sがあることによって、両者が離間するので、それ
らの間における冷気のショートサイクルの発生が防止さ
れる。
【0014】更に、冷却ユニット2の配管や配線作業、
或いはメンテナンス作業を行う際、冷却器側ユニット1
1と送風機側ユニット12を分離し、例えば送風機側ユ
ニッ ト12を手前に引き出すことにより、極めて容易に
それらの作業を行うことができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
例を詳述する。図1は冷却装置の実施例としての冷凍仕
様のプレハブ冷蔵庫1の内部透視斜視図、図2は本発明
の冷却ユニット2の正面図、図3は同冷却ユニット2の
平面図、図4は冷却ユニット2の斜視図である。プレハ
ブ冷蔵庫1は食品の急速凍結を行う急速冷却庫として使
用されるものであり、断熱壁としての複数枚のプレハブ
パネル3・・を組み合わせることによって前後左右壁
面、天面及び床面が形成され、それらの内部に貯蔵室4
が構成されている。プレハブ冷蔵庫1の前面となるプレ
ハブパネル3には食品を搭載したカート6や作業員が貯
蔵室4内に出入りするための入口7が形成されると共
に、入口7に並設してコントローラ8が前面のプレハブ
パネル3に取り付けられ、入口7は図示しない断熱扉に
よって閉塞される。
【0016】係るプレハブ冷蔵庫1の貯蔵室4内背部の
床面上には、冷却ユニット2が設置される。この冷却ユ
ニット2は、図2乃至図4に示すように相互に別体の冷
却器側ユニット11と送風機側ユニット12とにより構
成されている。前記冷却器側ユニット11は、縦長の冷
却器側ケース13と、この冷却器側ケース13内に縦設
されたプレートフィン型の冷却器14等から成る。冷却
器側ケース13の前面には吸込口16が形成されてお
り、それに並んで前面の一側には前面板17が取り付け
られている。
【0017】前記冷却器14は吸込口16の後方に対応
して取り付けられている。吸込口16には線条から成る
ガード18が上下左右方向に複数本取り付けられ、ま
た、このガード18の後側には水平方向に取り付けられ
たダンパー19が上下に所定間隔で複数枚取り付けられ
ている。このダンパー19は上端両側を回動自在に枢支
されており、その前後の圧力が平衡している場合には垂
下して上下のダンパー19、19が当接し、それによっ
て吸込口16を閉塞するが、冷却器14側が負圧となる
と、各ダンパー19の下端が後方に吸引されて持ち上げ
られ、それによって吸込口16を開放する構成とされて
いる。
【0018】冷却器側ケース13内の下部には、冷却器
14の下方に対応して冷却器側露受皿21が取り付けら
れており、その下方には電装箱22が設けられている。
また、冷却器14の前面には冷却器除霜ヒーター23が
配置されており、その配線24及び前記電装箱22の図
示しない配線は図5の如く前面板17後方の冷却器側ケ
ース13内に構成された空間S内に引き込まれている。
更に、冷却器14からの配管26も空間S内に引き込ま
れており、これら配線24及び配管26は冷却器側ケー
ス13の例えば天壁より上方に引き出される。尚、図示
しない冷却器側ケース13の両側壁は着脱可能であり、
或いは両側壁にはその略全体に渡る開閉可能な図示しな
い開口が形成されているものとする。
【0019】次に、送風機側ユニット12は、縦長の送
風機側ケース31と、この送風機側ケース31内に上下
に配設されたプロペラファンから成る送風機32、32
等から構成されている。送風機側ケース31の前面には
吐出口33が形成されている。前記送風機32、32は
吐出口33の後方に対応して取り付けられており、吐出
口33には線条から成るガード34が上下左右方向に複
数本取り付けられている。また、このガード34の後側
には上下方向に延在するルーバー36が左右に所定間隔
で複数枚取り付けられている。このルーバー36は前後
方向に指向しており、送風機32、32から吐出された
空気を整流して前方に吹き出す作用を成す。
【0020】送風機側ケース31内の下部には、送風機
32、32の下方に対応して送風機側露受皿37が取り
付けられており、その下方には電装箱40が設けられて
いる。また、送風機32の下側の基台38には図示しな
い送風機除霜ヒーターが配置されている。
【0021】以上の構成で本発明におけるプレハブ冷蔵
庫1の組立手順につき説明する。先ず最初に複数枚のプ
レハブパネル3を組み立てて貯蔵室4及び入口7を形成
する。次に、予め分離された冷却器側ユニット11と送
風機側ユニット12を入口7より別々に貯蔵室4内に運
び込む。このとき、プレハブ冷蔵庫1は冷凍仕様である
から、冷却器14や送風機32、32も大型のものとな
るため、冷却ユニット2全体の寸法は比較的大きくな
る。
【0022】しかしながら、冷却ユニット2は冷却器側
ユニット11と送風機側ユニット12とに分離されてお
り、個々のユニット11、12の寸法としては小さくな
り、重量も軽くなるので、これらを搬送する際にも容易
に取り扱うことができ、入口7から貯蔵室4内に運び込
む際にも入口7を容易に通過させることができる。従っ
て、予め冷却ユニット2を床面となるプレハブパネル3
上に設置した後、他のプレハブパネル3を組み立てる必
要がなくなり、組立作業が円滑化される。
【0023】次に、両ユニット11、12を設置して連
結するものであるが、ここで冷却器側ケース13の天壁
の向かって例えば左端(前面板17側)及び送風機側ケ
ース31の天壁の向かって例えば右端には、それぞれ連
結板51、52が取り付けられている。そして、冷却器
側ケース13の向かって左側の側壁を前述の如く撤去
し、送風機側ケース31の向かって右側の側壁を同じく
撤去する。次に、例えば冷却器側ケース13を予め所定
位置に配置し、左側方に開放されている空間S内に引き
込まれている配管26を図示しない凝縮ユニットに配管
接続すると共に、同じく空間S内に引き込まれている配
線24等をコントローラ8等につながる外部の配線に接
続する。
【0024】一方、送風機側ユニット12の送風機3
2、32や前記送風機除霜ヒーター、電装箱40の配線
は送風機側ケース31の右側に引き出して置き、前記空
間S内で冷却器側ユニット11の他の配線24等と接続
を行う。このように、空間Sを利用して配管や配線が行
えるので、従来の如くユニットの裏側にて作業を行う場
合に比して作業性が著しく向上すると共に、プレハブパ
ネル3を傷つける危険性も少なくなる。次に、冷却器側
ケース13の左側に送風機側ケース31を並設し、前記
連結板51、52を突き合わせてネジにて相互に固定す
ることにより(下部も図示しない連結部材にて連結す
る)両ケース13及び31を連結する。
【0025】また、冷却器側露受皿21は予め左方に低
く傾斜させ、送風機側露受皿37は予め右方に低く傾斜
させて置き、両ユニット11、12の連結時に空間Sの
下部において、共通の露受皿53の上方にそれぞれ開放
させる。露受皿53は図示しない排水ホースに接続され
るが、このとき両露受皿21、37の排水口を露受皿5
3内の除霜水に浸漬させて置けば、排水ホースに通常形
成されるトラップ部は不要となる。
【0026】この状態で、両ケース13及び31内は開
放された側壁部分にて相互に連通している。従って、図
示しない凝縮ユニット及び送風機32、32が運転され
ると、送風機32、32は後方から空気を吸引して前方
の吐出口33に吐出するので、送風機側ケース31内と
連結した冷却器側ケース13内の空気は送風機側ケース
31内に吸引される。それによって冷却器側ケース13
内は負圧となるので、前述の如くダンパー19が開き、
貯蔵室4内の空気は吸込口16から冷却器14方向に吸
引される。
【0027】この冷却器14には前記凝縮ユニットから
冷媒が供給され、蒸発して冷却作用を発揮するので、冷
却器14に流入した貯蔵室4内の空気は冷却される。こ
のように冷却器14と熱交換して冷却された冷気は送風
機側ユニット12に移動し、送風機32、32により加
速されて吐出口33から貯蔵室4内に吐出される。ここ
で、送風機32、32がプロペラファンであると、吐出
される冷気はその半径方向(外側方向)に向かおうとす
るが、吐出口33にはルーバー36が取り付けられてい
るので、吐出冷気は送風機側ユニット12の前方に指向
される。また、冷却器側ユニット11の吸込口16と送
風機側ユニット12の吐出口33間には、前面板17
(即ち、空間S)が存在しているので、吐出口33から
吐出された冷気が直接吸込口16に吸い込まれる所謂シ
ョートサイクルも発生し難くなる。従って、吐出された
冷気は図1に矢印で示す如く貯蔵室4内の略全体を循環
した後、吸込口16から冷却器側ユニット11内に吸引
されるようになるので、貯蔵室4内に収納されたカート
6上の食品は円滑に凍結される。
【0028】尚、前記凝縮ユニットの図示しない圧縮機
は、貯蔵室4内の温度に基づき、例えば−20℃等の設
定温度にて運転・停止制御されるが、送風機32、32
は常時運転される。また、係る冷却運転にて冷却器14
や送風機32、32には着霜が成長するため、例えば定
期的に前記圧縮機及び送風機32、32を停止させ、且
つ、冷却器除霜ヒーター23及び送風機除霜ヒーター
(図示せず)を発熱させて冷却器14及び送風機32、
32を加熱し、融解除去する。冷却器14及び送風機3
2、32から滴下した除霜水は冷却器側露受皿21、送
風機側露受皿37にそれぞれ需要され、露受皿53に流
入して図示しない排水ホースにより外部に排出される。
【0029】係る除霜中送風機32、32は上述の如く
停止されるので、冷却器側ケース13内の負圧は解消さ
れる。従って、ダンパー19・・は前述の如く垂下して
吸込口16を閉じるので、冷却器除霜ヒーター23の熱
が貯蔵室4方向に伝達し難くなる。また、送風機側ヒー
ターも前述の如く送風機32の下側にあるので、前方に
設けるよりも貯蔵室4への熱影響は少なくなり、総じて
貯蔵室4内の凍結食品への除霜による悪影響は最小限に
抑えられるようになる。
【0030】また、冷却器除霜ヒーター23や送風機3
2、32等に故障が発生した場合には、両ケース13、
31の連結を外して例えば送風機側ユニット12を手前
に引き出す。これによって、送風機側ケース31内或い
は空間S内は側方に開放されたかたちとなるので、各機
器の交換修理等のメンテナンスを極めて容易に行えるよ
うになると共に、従来の如くユニットの裏面にて作業を
行う場合のようにプレハブパネル3を傷つける危険性も
無くなる。尚、この場合、前面板17を着脱可能として
置けば、前面板17を外して空間S内の配線24等の修
理が行えるので、メンテナンス作業性は更に向上する。
【0031】ここで、冷却ユニット2の設置位置はプレ
ハブパネル3の組立による貯蔵室4の形状や大きさ、入
口7の位置等に応じて決定されるが、冷却ユニット2が
設置される位置によっては冷却器側ユニット11と送風
機側ユニット12の配置を逆にしたい場合もある。係る
場合には、前回とは逆に冷却器側ケース13の向かって
右側の側壁を撤去し、送風機側ケース31の向かって左
側の側壁を撤去する。そして、図7及び図8の如く冷却
器側ケース13を向かって左側に、送風機側ケース31
を向かって右側として両ケース13、31を連結すれば
良い。尚、連結板51、52は前回と反対側に取り付け
るものとする。
【0032】このように本発明によれば、プレハブ冷蔵
庫1の貯蔵室4に設置される位置に応じて冷却ユニット
2の冷却器14と送風機32、32の配置を変更するこ
とができるので、種々の形状のプレハブ冷蔵庫1におい
て効率的な冷気循環を貯蔵室4内に形成することができ
るようになる。
【0033】尚、実施例では急速冷却庫として使用され
るプレハブ冷蔵庫に本発明を適用したが、請求項1の発
明ではそれに限らず、プレハブ冷蔵庫に相当する他の冷
蔵庫或いはショーケース等にも本発明は有効である。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1又は請求項2
の発明によれば、貯蔵室内に設置する冷却ユニットを、
分離可能に相互に連結された冷却器側ユニットと送風機
側ユニットとにより構成し、冷却器側ユニットが凝縮ユ
ニットに配管接続された状態で、冷却器側ユニット内に
設けた冷却器と熱交換した冷気を、送風機側ユニット内
に設けた送風機により貯蔵室内に強制循環するようにし
たので、凝縮ユニットに接続する以前の冷却ユニットを
搬送する際、或いは設置する際に、冷却器側ユニットと
送風機側ユニットとに分離した状態で取り扱うことがで
きるようになる。
【0035】従って、個々の重量及び寸法は従来の冷却
ユニットよりも小さくなるので、搬送及び設置時の取扱
いが容易となると共に、特にプレハブ冷蔵庫において
、別々に入口から運び込むことがことができるように
なるので、断熱壁としてのプレハブパネルを組み立てて
から貯蔵室内に収納することが可能となり、組立上の制
約が著しく軽減される。
【0036】また、冷却ユニットの冷却器側ユニットと
送風機側ユニットとが分離可能であるため、貯蔵室に設
置される位置に応じて冷却器側ユニットと送風機側ユニ
ットの配置を変更することが可能となり、それによっ
て、効率的な冷気循環を貯蔵室内に形成することが可能
となるものである。
【0037】更に、請求項2の発明によれば、これに加
えて貯蔵室内に設置された冷却ユニット内の冷却器と送
風機の間に配管或いは配線を行う空間を構成したので、
この空間内で外部の機器との間の配管や配線を行うこと
ができるようになり、従来の如く冷却ユニットの裏側に
て行う場合に比して配管・配線作業が極めて容易となる
と共に、断熱壁を傷つける危険性も少なくなる。特に、
前記冷却器と送風機の間に空間があることによって、両
者が離間するので、それらの間における冷気のショート
サイクルの発生も防止されるものである。
【0038】また、冷却ユニットの配管や配線作業、或
いはメンテナンス作業を行う際、冷却器側ユニットと送
風機側ユニットを分離し、いずれかのユニットを例えば
手前に引き出す等により、一層容易にそれらの作業を行
うことができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としてのプレハブ冷蔵庫の内部
透視斜視図である。
【図2】冷却ユニットの正面図である。
【図3】冷却ユニットの平面図である。
【図4】冷却ユニットの斜視図である。
【図5】冷却ユニットの冷却器側ユニット部分の内部透
視斜視図である。
【図6】冷却ユニットの冷却器側ユニット内の空間の位
置を説明する図である。
【図7】冷却器側ユニットと送風機側ユニットを逆に配
置した冷却ユニットの正面図である。
【図8】図7の冷却ユニットの平面図である。
【符号の説明】
1 プレハブ冷蔵庫 2 冷却ユニット 3 プレハブパネル 4 貯蔵室 11 冷却器側ユニット 12 送風機側ユニット 14 冷却器 32 送風機 S 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶田 久永 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 前田 光裕 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−273951(JP,A) 特開 平4−273952(JP,A) 実開 平2−124472(JP,U) 実開 平2−124473(JP,U) 特公 昭58−48825(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 17/06 F25D 19/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱壁にて構成された貯蔵室内に冷却ユ
    ニットを設置し、該冷却ユニットより前記貯蔵室内に冷
    気を供給して冷却する冷却装置において、前記冷却ユニ
    ットを、分離可能に相互に連結された冷却器側ユニット
    と送風機側ユニットとにより構成すると共に、前記冷却
    器側ユニット内には冷却器を、前記送風機側ユニット内
    には送風機をそれぞれ取り付け、前記冷却器側ユニット
    が凝縮ユニットに配管接続された状態で、前記冷却器と
    熱交換した冷気を前記送風機により前記貯蔵室内に強制
    循環するよう構成したことを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 断熱壁にて内部に貯蔵室を構成し、この
    貯蔵室内には冷却ユニットを設置して該冷却ユニットよ
    り前記貯蔵室内に冷気を供給して冷却するプレハブ冷蔵
    庫において、前記冷却ユニットを、分離可能に相互に連
    結された冷却器側ユニットと送風機側ユニットとにより
    構成すると共に、前記冷却器側ユニット内には冷却器
    を、前記送風機側ユニット内には送風機をそれぞれ取り
    付け、前記冷却器側ユニットが凝縮ユニットに配管接続
    された状態で、前記冷却器と熱交換した冷気を前記送風
    機により前記貯蔵室内に強制循環するよう構成したこと
    を特徴とするプレハブ冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷却ユニット内における冷却器と送風機
    の間に、配管或いは配線を行う空間を構成したことを特
    徴とする請求項1又は請求項2の冷却装置又はプレハブ
    冷蔵庫。
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