JP3003599U - テーブル付ドリンクホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 自動車の背もたれ３に装着する装着体２を取
り付けた背板１と、略水平位置まで回動して開けること
ができるように背板１に取り付けた飲料容器保持枠４
と、飲料容器保持枠４の取り付け位置より下方で略水平
位置まで回動して開けることができるように背板１に取
り付けたカバー５と、カバー５の内側に内嵌され、カバ
ー５の側部を軸として約１８０°回動して展開できるよ
うに取り付けられた底受けパネル６と、からなるテーブ
ル付ドリンクホルダーとした。 【効果】 底受けパネル６がカバー５内に折り畳まれた
状態では、通常のドリンクホルダーとして使用される。
カバー５内に折り畳まれた底受けパネル６を約１８０°
回動させて横方向に展開すると、展開された底受けパネ
ル６がテーブルとなる。このように、必要なときにはテ
ーブルを出して使用できる便利なテーブル付ドリンクホ
ルダーになる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、自動車の背もたれに装着して使用するドリンクホルダーの改良に 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の自動車の背もたれに装着して使用するドリンクホルダーには、テーブル が無かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そのため、飲み物を飲みながら菓子等を食べるときには菓子等を置く場所がな く、菓子等を食べ終わるまで手に持っていなければならないという問題点があっ た。この問題点を解決するために菓子等を置いておくテーブルを背もたれに取り 付けると、前後の間隔が狭くなって窮屈になるという問題点があった。

【０００４】 この考案は上記従来の問題点を解決するためになされたもので、必要なときに テーブルを出して使用できるテーブル付ドリンクホルダーを提供することを課題 とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そのため、この考案では、自動車の背もたれ３に装着する装着体２を取り付け た背板１と、 略水平位置まで回動して開けることができるように背板１に取り付けた飲料容器 保持枠４と、 飲料容器保持枠４の取り付け位置より下方で略水平位置まで回動して開けること ができるように背板１に取り付けたカバー５と、 カバー５の内側に内嵌され、カバー５の側部を軸として約１８０°回動して展開 できるように取り付けられた底受けパネル６と、 からなるテーブル付ドリンクホルダーとした。

【０００６】 背板１に飲料容器保持枠４が出入り可能な窪み部1aを設け、そこに飲料容器保 持枠４を取り付けることが好ましい。

【０００７】 装着体２はベルトとすることが好ましい。

【０００８】

【作用】

底受けパネル６がカバー５内に折り畳まれた状態では、通常のドリンクホルダ ーとして使用される。

【０００９】 カバー５内に折り畳まれた底受けパネル６を約１８０°回動させて展開すると テーブル付ドリンクホルダーとなり、展開した底受けパネル６の上に菓子等を載 置できるようになる。

【００１０】

【実施例】

以下、この考案の実施例を図面に従って説明する。

【００１１】 図１において、１は背板であり、装着体であるベルト２により自動車の背もた れ３に装着できるようになっている。

【００１２】 ４は飲料容器保持枠であり、枠内に入れた飲料容器を移動しないように保持す るものである。さらに飲料容器保持枠４は、略水平位置まで回動して開けること ができるように背板１に取り付られている。

【００１３】 背板１には、この飲料容器保持枠４が出入り可能な窪み部1aが設けられており 、飲料容器保持枠４は、この背板１の窪み部1aに取り付けられている。

【００１４】 ５はカバーであり、略水平位置まで回動して開けられるように背板１に取り付 けられている。カバー５の背板１への取り付け位置は、飲料容器保持枠４の取り 付け位置の下方である。

【００１５】 ６は底受けパネルであり、図２に示すように、カバー５の内側に内嵌され、カ バー５の図示右側の端に約１８０°回動して横方向に展開できるように軸支され ている。

【００１６】 従って、図３の折り畳み状態からカバー５を回動させて開け、さらに飲料容器 保持枠４を開けると、図４の状態となり、通常のドリンクホルダーとして使用さ れる。

【００１７】 テーブルが必要なときは、図４の状態から底受けパネル６を約１８０°回動さ せて横方向に展開すると、図１の状態となり、底受けパネル６がテーブルとして 使用できるようになる。このとき、カバー５は飲料容器保持枠４に入れた飲料容 器の底受けとなる。

【００１８】 尚、７は、カバー５に立設した係止突起であり、図３に示すように折り畳まれ たときに、背板１に設けた係止穴８に嵌入されてカバー５を背板１に止めておく 役割をしている。

【００１９】 以上が実施例であり、装着体がベルトである例を示したが、ベルトに限らずフ ック等の自動車の背もたれに装着できる他の装着体に変更して実施することもで きる。

【００２０】

【考案の効果】

この考案のテーブル付ドリンクホルダーは、上述のとおり構成されているので 、次に記載する効果を奏する。

【００２１】 底受けパネル６がカバー５内に折り畳まれた状態では、通常のドリンクホルダ ーとして使用される。カバー５内に折り畳まれた底受けパネル６を約１８０°回 動させて横方向に展開すると、展開された底受けパネル６がテーブルとなる。こ のように、必要なときにはテーブルを出して使用できる便利なテーブル付ドリン クホルダーになる。

【００２２】 背板１に飲料容器保持枠４が出入り可能な窪み部1aを設け、そこに飲料容器保 持枠４を取り付ければ、折り畳み時の幅が薄幅となり、コンパクトなテーブル付 ドリンクホルダーになる。

【００２３】 背板に装着した装着体２をベルトとすれば、背もたれの装着が容易になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のテーブル付ドリンクホルダーの底受
けパネルを展開したときの状態を示す斜視図。

【図２】この考案のテーブル付ドリンクホルダーの底受
けパネルのカバーへの収納状態と展開状態を説明する説
明図。

【図３】この考案のテーブル付ドリンクホルダーを折り
畳んで閉じたときの状態を示す斜視図。

【図４】この考案のテーブル付ドリンクホルダーを底受
けパネルを展開せずにドリンクホルダーとして使用する
ときの状態を示す斜視図。

【符号の説明】

１ 背板 1a 窪み部 ２ 装着体 ３ 背もたれ ４ 飲料容器保持枠 ５ カバー ６ 底受けパネル

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車の背もたれ（３）に装着する装着
   体（２）を取り付けた背板（１）と、 略水平位置まで回動して開けることができるように背板
   （１）に取り付けた飲料容器保持枠（４）と、 飲料容器保持枠（４）の取り付け位置より下方で略水平
   位置まで回動して開けることができるように背板（１）
   に取り付けたカバー（５）と、 カバー（５）の内側に内嵌され、カバー（５）の側部を
   軸として約１８０°回動して展開できるように取り付け
   られた底受けパネル（６）と、 からなることを特徴とするテーブル付ドリンクホルダ
   ー。
2. 【請求項２】 背板（１）に飲料容器保持枠（４）が出
   入り可能な窪み部（1a）を設け、そこに飲料容器保持枠
   （４）を取り付けたことを特徴とする請求項１記載のテ
   ーブル付ドリンクホルダー。
3. 【請求項３】 装着体（２）がベルトであることを特徴
   とする請求項１記載のテーブル付ドリンクホルダー。