JP3002660B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3002660B2
JP3002660B2 JP9340075A JP34007597A JP3002660B2 JP 3002660 B2 JP3002660 B2 JP 3002660B2 JP 9340075 A JP9340075 A JP 9340075A JP 34007597 A JP34007597 A JP 34007597A JP 3002660 B2 JP3002660 B2 JP 3002660B2
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JP
Japan
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ring
plate
female connector
socket
cylindrical shape
Prior art date
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JP9340075A
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JPH11176525A (ja
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敏彦 生嶋
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Kitani Electric Co Ltd
Original Assignee
Kitani Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、テレビ
ジョンアンテナの同軸ケーブルから受像機への接続など
に使用される高周波信号入力接栓となるメス型コネクタ
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタの接続構造として、こ
の発明の一実施例を示す図1、2を参照して説明する
と、ソケット部を有するメス型コネクタ10とそのソケ
ット部に嵌入されるオス型コネクタ20とで行うものが
ある。その両コネクタ10、20は、円筒体11、21
の内部に絶縁体12、22を内装し、その絶縁体12、
22の中心に端子13、23を挿入したものである。
【0003】このメス型コネクタ10において、図2か
ら理解できるように、ソケット部11aにオス型コネク
タ20が嵌入されるため、円筒体11には拡径力が働
く。
【0004】この種の従来のコネクタ10は、その円筒
体11を切削加工、鍛造、絞り加工などで作成してお
り、周方向において軸方向の切目がないものが多かっ
た。この切目のないメス型コネクタ10は、オス型コネ
クタ20が嵌入されても拡径しにくく、十分な嵌合力を
得ることができる。一方、特開平7−142127号公
報等で示される板状体を円筒状に曲げて円筒体11を形
成したものにおいては、その板状体の円筒状となったと
きの両突き当たり端縁は接合されていないため、オス型
コネクタ20が嵌入されると、その両端縁間が開き、嵌
合力に支障がでる。このため、従来では、このような拡
径し易い円筒体11のメス型コネクタ10にはその円筒
体11の外周面にリングを嵌めて、前記拡径を抑制して
十分な嵌合力を得るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のリングを別途に
嵌める作業は煩雑であり、コストアップの原因になって
いた。一方、上述の板状体を曲げて円筒体11を作る手
段は、プレス加工で行うことができ、コスト的に有利で
ある。
【0006】この発明は、上記の実情の下、この種のメ
ス型コネクタのさらなるコストダウンを図ることを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、この発明は、板状体を円筒状に曲げてソケット部を
形成する作業に連続して、上記リングを、その円筒体に
嵌め込む、又は係止して円筒体の開き(拡径)を阻止す
るようにしたのである。
【0008】板状体を円筒状に曲げてソケット部を形成
する作業は連続したプレス加工で可能であり、その加工
に連続してリングを嵌め込み、又は係止させれば、それ
らの各作業が連続したものとなって、コストダウンを図
り得る。
【0009】
【発明の実施の形態】上記発明の一実施形態としては、
上述の板状体を円筒状に曲げてソケット部を形成し、そ
のソケット部の外周面にリングを嵌めたメス型コネクタ
において、そのリングは、前記板状体の前記円筒状とな
ったときの側端縁に連続して設けられて、立ち上げられ
ることにより、前記ソケット部に嵌め込まれたものであ
る構成を採用し得る。
【0010】このように、リングが板状体に設けられて
いると、リングが紛失することがなく、板状体の円筒状
への曲げ作業の後、リングを立ち上げることにより、そ
の円筒体に嵌め込んで、円筒体の拡径を阻止する機能を
円滑に付与し得る。この作業は、プレス加工に連続し、
そのプレス加工に準じた加工で行い得る。
【0011】また、他の実施形態としては、同じく上述
の板状体を円筒状に曲げてソケット部を形成したメス型
コネクタにおいて、前記板状体の前記円筒状となったと
きの側端縁に連続してリングを設けるとともに、前記板
状体の円筒状となったときの両突き当たり端縁の端に連
続してそれぞれ突起を設け、前記リングを前記突起が内
側に入るように立ち上げて前記ソケット部の端面に当て
がい、さらに、前記突起を立ち上げてリングに係止さ
せ、この係止により、前記板状体の円筒状両突き当たり
端縁の開きを阻止した構成を採用し得る。
【0012】このように、リングが板状体に設けられて
いると、上述と同様の作用・効果を得ることができ、ま
た、リングを円筒体に嵌めないため、そのリングの立ち
上げ作業も容易である。
【0013】この構成において、上記リングの上記両突
起との係止部は、その両突起が嵌まる幅を有してコ字状
に膨出しており、その膨出部は上記ソケット部の外周面
に向けて折曲されて、その折曲により形成された前記リ
ングのソケット部の軸方向の凹部に前記両突起が嵌まっ
てリングに係止している構成とするとよい。
【0014】このように、凹部内に両突起が嵌まると、
その両突起は、凹部(膨出部)の側壁に当接して円筒体
の周方向への移動が阻止されるため、円筒体の開きは確
実に阻止される。
【0015】上記突起等を有する構成のメス型コネクタ
を製造する方法の実施形態としては、上記リング、その
膨出部及び突起を有する板状体の複数個を、帯状キャリ
アにその帯方向に並列して連接した状態で平板から打ち
抜き、前記板状体を円筒状に曲げ、前記リングを立ち上
げるとともに前記膨出部を折曲し、つづけて前記突起を
立ち上げてリングに係止する構成を採用し得る。
【0016】この構成によると、順送によって、リング
付円筒体を得ることができ、つづけて、絶縁体の内装、
端子の挿入を行うことにより、所要のメス型コネクタを
得ることができる。この構成において、上記リングと膨
出部の折り目部には前もって折目線を形成しておけば、
それらの立ち上げ及び折曲作用が円滑かつ確実に行い得
る。折目線はプレス加工によって容易に形成することが
でき、何ら作業性の劣化を招くことはない。
【0017】
【実施例】一実施例を図1、図2に示し、この実施例の
メス型コネクタ及びオス型コネクタ10、20も導電金
属製板状体を円筒状に曲げ、その円筒体11、21内に
樹脂絶縁体12、22を内装し、その絶縁体12、22
の中心に端子13、23を挿入したものである。
【0018】メス型コネクタ10は、その円筒体11の
ソケット部11aの開口縁に連続してリング14が設け
られており、このリング14が立ち上げられて、円筒体
11の突き合わせ端縁の端から立ち上がった突起15に
係止して、その円筒体11(突き合わせ端縁)の開きを
阻止している。その係止部は、リング14がコ字状に膨
出され、この膨出部16がソケット部11aの外周面に
向けて密接するように折曲され、この折曲により形成さ
れた凹部17に突起15が嵌まっており、突起15が凹
部17(膨出部16)の側壁に当たることにより、円筒
体11の開放は確実に阻止されている。
【0019】このコネクタ10、20は、図3に示すよ
うに基板、シャーシなどの取付板D等に脚18、28を
挿通して折曲することにより取付ける。この後、端子1
3、23に各種のリード線(回路)を接続する。
【0020】つぎに、両コネクタ10、20の一製作例
について図4乃至図9に基づいて説明すると、メス型コ
ネクタ10は、まず、図4に示すように、一枚の帯状板
から、プレス加工により、円筒体11平面形状の板状体
11’を帯状キャリア30に連接状態で打ち抜く。この
とき、リング14等も同時に打ち抜く。この打ち抜きと
同時又はつづけて、図5(a)に示すように、リング1
4及び膨出部16の折り目部に折目線19を形成すると
ともに、脚18の基部に切込み18aを入れて脚18を
わん曲状に反らす。
【0021】つぎに、キャリア30で搬送しながら、板
状体11’をプレス加工により徐々に円筒状に曲げてそ
の端縁を突き合わせ嵌合し(図5(b))、つづけてリ
ング14を立ち上げ(同(c))、膨出部16と突起1
5を折曲する(同(d))。これによってコネクタ10
の殻ができ上がり、図6に示すように、この殻(円筒体
11)を連続して有する帯を、キャリア30でもって、
樹脂成形機、端子挿入機に順々に送り込んで、絶縁体1
2の内装、端子13の挿入を連続的に行って図1、図2
に示すメス型コネクタ10を得る。
【0022】オス型コネクタ20も、同様に、まず、図
7に示すように、一枚の帯状板から、プレス加工によ
り、円筒体21の平面形状の板状体21’を帯状キャリ
ア30に連接状態で打ち抜き、これと同時又はつづけ
て、図8(a)に示すように、脚28の基部に切込み2
8aを入れて脚28をわん曲状に反らす。
【0023】つぎに、キャリア30で搬送しながら、板
状体21’をプレス加工により徐々に円筒状に曲げてそ
の端縁を突き合わせ嵌合し、コネクタ20の殻(円筒体
21)を作る(図8(b))。この殻(円筒体21)を
連続して有する図9で示す帯を、キャリア30でもっ
て、樹脂成形機、端子挿入機に順々に送り込んで、絶縁
体22の内装、端子23の挿入を連続的に行って図1、
図2に示すオス型コネクタ20を得る。
【0024】上記実施例では、リング14を突起15に
係止して円筒体11の開きを阻止したが、リング14を
さらに折曲して円筒体11の外周面に嵌合させ、前記開
きを阻止するようにもし得る。このとき、突起15はリ
ング14の抜け止めの役目を果し、嵌合力が十分にある
場合には突起15は省略し得る。
【0025】
【発明の効果】この発明は、以上の説明から理解できる
ように、順送によるプレス加工などの簡単な加工によっ
て、リング付きメス型コネクタを得ることができ、その
製作コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の斜視図
【図2】同実施例のオス・メスコネクタの嵌合状態断面
【図3】同実施例の取付状態図
【図4】同実施例のメス型コネクタの製作説明図
【図5】同実施例のメス型コネクタの製作説明図
【図6】同実施例のメス型コネクタの製作説明図
【図7】同実施例のオス型コネクタの製作説明図
【図8】同実施例のオス型コネクタの製作説明図
【図9】同実施例のオス型コネクタの製作説明図
【符号の説明】
10 メス型コネクタ 11 円筒体 11a ソケット部 11’ 板状体 12 絶縁体 13 端子 14 リング 15 突起 16 膨出部 17 凹部 18 脚 19 折目線 20 オス型コネクタ 21 円筒体 21’ 板状体 22 絶縁体 23 端子 28 脚 D 取付板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−306443(JP,A) 実開 平1−155285(JP,U) 実開 昭63−44386(JP,U) 実開 平4−74874(JP,U) 実開 平3−35676(JP,U) 実開 平2−37472(JP,U) 実開 昭57−167581(JP,U) 実開 昭57−106186(JP,U) 実開 昭57−161588(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/74 H01R 17/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状体11’を円筒状に曲げてソケット
    部11aを形成し、そのソケット部11aの外周面にリ
    ング14を嵌めたメス型コネクタ10であって、 上記リング14は、上記板状体11’の上記円筒状11
    となったときの側端縁に連続して設けられて、立ち上げ
    られることにより、上記ソケット部11aに嵌め込まれ
    たものであることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 板状体11’を円筒状に曲げてソケット
    部11aを形成したメス型コネクタ10であって、 上記板状体11’の上記円筒状11となったときの側端
    縁に連続してリング14を設けるとともに、前記板状体
    11’の円筒状となったときの両突き当たり端縁の端に
    連続してそれぞれ突起15、15を設け、 上記リング14を上記突起15が内側に入るように立ち
    上げて上記ソケット部11aの端面に当てがい、さら
    に、前記突起15を立ち上げてリング14に係止させ、
    この係止により、上記板状体11’の円筒状両突き当た
    り端縁の開きを阻止したことを特徴とするメス型コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 上記リング14の上記両突起15との係
    止部は、その両突起15が嵌まる幅を有してコ字状に膨
    出しており、その膨出部16は上記ソケット部11aの
    外周面に向けて折曲されて、その折曲により形成された
    前記リング14のソケット部11aの軸方向の凹部17
    に前記両突起15が嵌まってリング14に係止している
    ことを特徴とする請求項2に記載のメス型コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のコネクタ10を製造す
    る方法であって、上記リング14、その膨出部16及び
    突起15を有する板状体11’の複数個を、帯状キャリ
    ア30にその帯方向に並列して連接した状態で平板から
    打ち抜き、前記板状体11’を円筒状11に曲げ、前記
    リング14を立ち上げるとともに前記膨出部16を折曲
    し、つづけて前記突起15を立ち上げてリング14に係
    止することを特徴とするメス型コネクタの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記リング14及び膨出部16の折り目
    部に、折目線19を前もって形成することを特徴とする
    請求項4に記載のメス型コネクタの製造方法。
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