JP3002459B2 - 複合工程型マシニングセンタおよびその並列機構構造 - Google Patents

複合工程型マシニングセンタおよびその並列機構構造

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JP3002459B2 JP10308819A JP30881998A JP3002459B2 JP 3002459 B2 JP3002459 B2 JP 3002459B2 JP 10308819 A JP10308819 A JP 10308819A JP 30881998 A JP30881998 A JP 30881998A JP 3002459 B2 JP3002459 B2 JP 3002459B2
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フワン ジャエ−チュル
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チョー ハン−サン
リー ギュ−ヤン
リー キハ
リー ヨンフン
イウラスキュ コーネル
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キム ジョンウォン
パク チョンウー
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマシニングセンタに
関するもので、特に単一セットアップによって5面加工
が可能であり、ミーリング作業だけでなく旋削、ボーリ
ング、ドリリング、研削等の複合工程が可能になるよう
にする並列機構構造および、このような並列機構構造を
有する複合工程型マシニングセンタを提供する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタを用いて所望の形状お
よび模様を有する製品を加工するためには、マシニング
センタの中の工具部分の3次元位置および姿勢の制御が
必要である。このための最も基本的な機構学的な構造は
図20に示すような直列機構構造である。直列機構構造
は、ベース1000から主軸1200までの各軸が直角
の構造である。このような直列機構構造は、作業空間が
広く、これを作動させるための運営ソフトウエアおよび
制御部が簡単であるという長所がある。
【0003】このような直列機構構造に比して、最近は
6自由度運動ができる並列機構構造を採用したマシニン
グセンタに関する研究が活発に行われている。並列機構
構造は、ベースと主軸とが複数個のリンクによって並列
連結されていることが特徴である。
【0004】図21は従来の並列機構構造であって、ヘ
キサポッド構造を説明する図面である。図21に示した
ヘキサポッド構造は、ベース2100と主軸2200が
六個のリンクによって連結されており、六個のリンクを
伸縮することによって6自由度運動をすることができ
る。
【0005】しかし、ヘキサポッド構造を有するマシニ
ングセンタは、主軸の位置によって垂直型マシニングセ
ンタと水平型マシニングセンタとに分かれている。した
がって、垂直型マシニングセンタでは、被加工物の垂直
面しか加工できず、また、水平型マシニングセンタは被
加工物の水平面しか加工することができないので、単一
のマシニングセンタでは直面と水平面との両方を加工
することができない。また、従来の並列機構構造のマシ
ニングセンタでは旋削工程が不可能であるので、旋盤を
用いた別途の作業が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
従来技術の並列機構構造を改善するためのもので、本発
明の目的は、従来技術に比して主軸の傾斜度が拡張され
た6自由度並列機構構造を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、作業空間で主軸の傾
斜が90°まで可能であって、この姿勢で主軸が被加工
物の周囲を旋回することができるので、単一マシニング
センタによって直面および水平面を加工することがで
きるだけでなく、垂直旋削加工もできる並列機構構造を
提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、前記の6自由
度並列機構構造を有する6軸マシニングセンタを提供す
ることにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、前記の6軸マ
シニングセンタの駆動関節の特異点問題を解決するため
に超過駆動マシニングセンタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明による並列機構構造は、主軸に三個の固定
長さリンクが相互に並列に連結され、前記三個のリンク
をそれぞれ垂直方向に移送するための三個の直線形垂直
ガイド、前記の垂直ガイドが360°平衡移送すること
ができる単一の円形水平ガイドを含んでいる。前記の主
軸と三個の固定長さリンクとの連結は3軸回転関節によ
ってなされ、前記の固定長さリンクとそれぞれの直線形
垂直ガイドとは1軸回転関節によって連結されている。
前記固定長さリンクがそれぞれの直線形垂直ガイド上で
垂直移送されるための直線上の1軸並進移送関節およ
び、前記三個の直線形垂直ガイドが前記の円形水平ガイ
ド上を水平移送するための円弧状の1軸並進移送関節を
含んでいる。
【0011】本発明による並列機構構造を用いると、単
一セットアップによって5面加工が可能であるだけでな
く、垂直旋削加工、ボーリング、ドリリング、研削等の
工程を複合的に遂行することができる複合工程型マシニ
ングセンタを具現することができる。
【0012】本発明による並列機構構造を用いて具現さ
れた基本的な6軸複合工程型マシニングセンタは、前記
三個の固定長さリンクがそれぞれの直線形垂直ガイド上
で垂直移送されるようにするために、直線上の1軸並進
移送関節を駆動する三個のアクチュエータと、前記三個
の直線形垂直ガイドが前記の円形水平ガイド上を水平移
送するようにするために、円弧状の一軸並進移送関節を
駆動する三個のアクチュエータとを含んでおり、合計六
個のアクチュエータによって工具の6自由度運動を駆動
する。
【0013】本発明はまた、並列機構構造に発生しやす
い駆動装置の特異点問題を解決するために、超過駆動マ
シニングセンタを提案する。本発明で提案する7軸超過
駆動マシニングセンタは、6軸マシニングセンタにおけ
る基本的な六個のアクチュエータ以外に、前記三個の1
軸回転関節のうちのいずれか1つの1軸回転関節を超過
駆動する超過駆動アクチュエータをさらに含んでおり、
合計七個のアクチュエータによって工具の6自由度運動
を駆動する。このような7軸超過駆動マシニングセンタ
によって駆動装置の特異点問題は或る程度は解決できる
がまだ完全なものではない。
【0014】したがって、本発明では駆動装置の特異点
問題を完全に解決する8軸超過駆動マシニングセンタを
提案する。8軸超過駆動マシニングセンタは、6軸マシ
ニングセンタの基本的な六個のアクチュエータ以外に、
前記三個の1軸回転関節のうちの二個の1軸回転関節を
超過駆動する二個の超過駆動アクチュエータを含んでお
り、合計八個のアクチュエータで工具の6自由度運動を
駆動する。このような8軸超過駆動マシニングセンタで
は駆動装置の特異点の問題は全然発生しない。
【0015】また、本発明では超過駆動マシニングセン
タの対称性を考え、マシニングセンタの強性を高めるた
めに、前記三個の1軸回転関節の全てに超過駆動する三
個の超過駆動アクチュエータを含む9軸超過駆動マシニ
ングセンタを提案する。
【0016】本発明による並列機構構造を具現した複合
工程型マシニングセンタによると、単一セットアップに
よって5面加工ができ、特に垂直旋削加工が可能であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下の添付図面を参照し、本発明
の実施形態を詳細に説明する。 図11は本発明による
並列機構構造を示している。図1に示したように、主軸
72に三個の固定長さリンク73、74、75が連結さ
れている。三個の固定長さリンク73、74、75の長
さは同一な場合もあり、互いに異なる場合もある。図1
は、三個の固定長さリンク73、74、75の長さが同
一な場合を示している。このような三個の固定長さリン
ク73、74、75は、それぞれ対応する三個の直線形
垂直ガイド83、84、85に沿って垂直方向に移送す
る。円形水平ガイド76は、前記三個の直線形垂直ガイ
ド83、84、85が円弧上を360°水平移送できる
ようにする。
【0018】主軸72、前記三個の固定長さリンク7
3、74、75、および三個の垂直ガイド83、84、
85と単一の円形水平ガイド76の連結を説明する。主
軸72と三個の固定長さリンク73、74、75とは、
それぞれ3軸回転関節Sによって連結され、前記固定長
さリンク73、74、75と対応するそれぞれの垂直ガ
イド83、84、85とは、1軸回転関節Rによって連
結される。また、前記固定長さリンク73、74、75
が対応するそれぞれの直線形垂直ガイド83、84、8
5上で垂直移送されるために前記の1軸回転関節Rは、
直線形垂直ガイドに直線上の1軸並進移送関節Pによっ
て連結される。前記三個の直線形垂直ガイド83、8
4、85が前記の円形水平ガイド76上を水平移送する
ために、前記三個の直線形垂直ガイド83、84、85
と、前記の円形水平ガイド76とは、円弧状の1軸並進
移送関節P′によって連結される。
【0019】前記のような並列機構構造の基本的な駆動
関節は、前記三個の固定長さリンク73、74、75を
三個の直線形垂直ガイド83、84、85上で垂直移送
するための直線上の1軸並進移送関節Pと、前記三個の
直線形垂直ガイド83、84、85を前記の円形水平ガ
イド76上で水平移送するための円弧状の1軸並進移送
関節P′である。このように、六個の関節を駆動して主
軸の基本的な6自由度運動を実現することができる。
【0020】前記の本発明による並列機構構造は、作業
空間が狭くなることを防止するために、前記三個の直線
形垂直ガイド83、84、85のうちの二個83、84
は、円形水平ガイド76を基準として上方に配置され、
残りの一個85は下方に配置される。
【0021】図2は、図1に図示した本発明による並列
機構構造であって、主軸の傾斜が90°である場合を示
している。図2に示すとおり、本発明による並列機構構
造では主軸の傾斜が90°の運動が可能である。従来の
並列機構構造では主軸の傾斜を90°まで高めることが
難しかった。これは主軸と複数個のリンク間を連結する
3軸回転関節の回転角度に限界があるためである。
【0022】図3は、図1に図示した本発明による並列
機構構造であって、主軸の傾斜が90°の状態で工具が
被加工物の周囲を旋回することを示す平面図である。図
3に示すとおり、主軸が90°傾斜の状態で第一位置か
ら第二位置に旋回するとしても、第一、第二、第三の三
個の固定長さリンクは相対的な位置を維持して三個の直
線形垂直ガイドが円形水平ガイドを移送するようになる
ので、主軸と三個の固定長さリンクを連結する3軸回転
関節Sの角度に変化がない。
【0023】以下、図4から図9を参照しながら、前記
において説明した本発明による並列機構構造を具現した
複合工程型マシニングセンタを詳細に説明する。
【0024】図4は本発明による並列機構構造が具現さ
れた6軸複合工程型マシニングセンタの斜視図であり、
図5は図4の平面図、図6は図5のA−A線断面図であ
る。
【0025】本発明による複合工程型マシニングセンタ
は、工具1と工具の回転運動を駆動する主軸モーター2
とから構成された主軸系と、工具の位置および姿勢を決
定する移送系とから構成される。
【0026】三個の固定長さリンク401、402、4
03が3軸回転関節301、302、303によって主
軸系に連結される。三個の固定長さリンク401、40
2、403の長さは同一な場合もあり互いに異なる場合
もある。図4に示すのは、三個の固定長さリンク40
1、402、403の長さが互いに同一な場合である。
ここにおいて用いられる3軸回転関節301、302、
303は、許容傾斜角が60°以上となるように特別に
製作したものであって、従来の3軸回転関節の最大許容
傾斜角が50°程度であることに比して許容傾斜角が大
きいという長所がある。
【0027】三個の固定長さリンク401、402、4
03は、対応する1軸回転関節501、502、503
によってそれぞれの直線形垂直ガイド601、602、
603に連結されている。1軸回転関節501、50
2、503に連結された三個の固定長さリンク401、
402、403の垂直移送は、それぞれの垂直移送用ア
クチュエータ701、702、703によって駆動され
る。直線形垂直ガイド601、602、603は、円形
水平ガイド8を基準として上方に配置された二個の上向
式直線形垂直ガイド602、603と、円形水平ガイド
8を基準として下向に配置された一個の下向式直線形垂
直ガイド601とから構成される。また他の例として、
一個の直線形垂直ガイドを上向式に構成し、残りの二個
の直線形垂直ガイドを下向式に構成することもできる。
【0028】図7は、図6のB−B線断面図であって、
上向式垂直ガイドの断面図であり、図8は図6のB−B
線断面図であり下向式垂直ガイドの断面図である。
【0029】直線形垂直ガイド601、602、603
は、それぞれの垂直移送用アクチュエータ701、70
2、703によってそれぞれの固定長さリンク401、
402、403が垂直移送するボールスクリュー62
1、622、623、各固定長さリンク401、40
2、403と連結された1軸回転関節501、502、
503とボールスクリュー621、622、623とを
連結するためのボールナット611、612、613お
よび、前記ボールスクリュー621、622、623と
それぞれの垂直移送用アクチュエータ701、702、
703とを連結するカップリング631、632、63
3から構成される。
【0030】垂直移送用アクチュエータ701、70
2、703の回転駆動力がボールスクリュー621、6
22、623を通してボールナット611、612、6
13に伝達され、ボールナット611、612、613
に連結された1軸回転関節501、502、503を通
して固定長さリンク401、402、403に伝達さ
れ、結果的に固定長さリンク401、402、403が
ボールスクリュー621、622、623によって提供
された垂直移送経路に沿って移送される。
【0031】前記の直線形垂直ガイド601、602、
603は、それぞれの水平移送用アクチュエータ90
1、902、903によって駆動されて円形水平ガイド
8上を水平移送する。このような水平移送のために、円
形水平ガイド8の外側面にはリングギア81が配設され
ており、直線形垂直ガイド601、602、603に
は、水平移送用アクチュエータ901、902、903
によって駆動されるピニオンギア821、822、82
3が配設されている。水平移送用アクチュエータ90
1、902、903はピニオンギア821、822、8
23を駆動して、ピニオンギア821、822、823
が前記のリングギア81に噛み合って回転するようにし
て、直線形垂直ガイド601、602、603の水平移
送を行う。
【0032】固定長さリンク401、402、403の
垂直移送時の垂直方向の荷重と、直線形垂直ガイド60
1、602、603自体の水平移送時の水平方向の遠心
力および鋼体間の水平方向または垂直方向の内部力とに
耐えるため、ローラ83が配設されている。
【0033】前記において説明したとおり、三個の固定
長さリンク401、402、403の直線形垂直ガイド
601、602、603上の垂直移送と、三個の直線形
垂直ガイド601、602、603の円形水平ガイド8
上の水平移送によって構成される主軸の6自由度運動に
より、工具の位置および姿勢が決定される。図4に示す
とおり、三個の垂直移送用アクチュエータと三個の水平
移送用アクチュエータとからなる六個のアクチュエータ
を含む場合、これを6軸マシニングセンタという。
【0034】このような6軸マシニングセンタで工具の
位置および姿勢の軌跡は、垂直移送用アクチュエータと
水平移送用アクチュエータの回転運動成分によって決定
されるので、コンピューター数値制御マシニングセンタ
の場合、機構学的な解釈を通して決定された各移送アク
チュエータの入力値等を数値的に制御し、被加工物に対
する工具の相対的な位置および姿勢を制御して所望の形
状の製品が得られる。
【0035】図9に示すとおり、本発明による6軸複合
工程型マシニングセンタでは、主軸が被加工物に対して
垂直の姿勢を有し得るので、単一セットアップによって
被加工物の側面加工まで可能である。
【0036】一方、本発明による複合工程型マシニング
センタにおいて工具の位置および姿勢を決定する場合に
最も制限的な要素は、固定長さリンク401、402、
403を主軸系に連結する3軸回転関節301、30
2、303の回転角度である。本発明では、固定長さリ
ンク401、402、403が直線形垂直ガイド60
1、602、603上を垂直移送する範囲を限定して、
3軸回転関節301、302、303に無理が加えられ
ないようにする。このために、各直線形垂直ガイド60
1、602、603は、固定長さリンク垂直移送制限用
のリミットスイッチ11を配設している。
【0037】本発明による6軸複合工程型マシニングセ
ンタでは、三個の直線形垂直ガイド601、602、6
03がそれぞれの水平移送用アクチュエータ901、9
02、903によって駆動され、円形水平ガイド8上で
360°水平移送するので、直線形垂直ガイド601、
602、603が衝突した状況に対応しなければならな
い。このために本発明では、直線形垂直ガイド601、
602、603に衝突防止用リミットスイッチ10、1
0′が配設されている。
【0038】コンピューター数値制御複合工程型マシニ
ングセンタの駆動は、一般的に工具の初期位置および姿
勢によって決定される初期値に対する変位値によって制
御されるので、初期値を決定する原点を決める必要があ
る。このために、本発明では水平移送原点復帰用のリミ
ットスイッチ12と、垂直移送原点復帰用のリミットス
イッチ13とが配設されている。
【0039】本発明による6軸複合工程型マシニングセ
ンタは、以上に説明した主軸系および移送系の以外に、
被加工物自体を回転させるための被加工物回転系をさら
に含む。被加工物回転系は、被加工物20を固定するた
めの固定部材31、前記の固定部材31を支持するチャ
ック32、前記のチャック32に連結された空圧シリン
ダー35、前記のチャックを回転させるためのプーリ3
3、および前記のプーリ33を駆動するためのプーリ駆
動用モーター36を含んでいる。プーリ駆動用モーター
36が直結式でない場合は、プーリ駆動用モーター36
の回転駆動力を前記のプーリ33に伝達するためのV−
ベルト34をさらに含むことができる。
【0040】このような被加工物回転系を含むと、図9
の図示のとおり主軸が被加工物に対して垂直な形態で、
被加工物を回転させつつ垂直旋削加工が可能になる。
【0041】一方、本発明による並列機構構造は、駆動
装置特異点の問題があり得る。並列機構構造の駆動装置
の特異点問題は以下のとおり解決される。
【0042】並列機構構造の拘束式は下記のとおり表す
ことができる。
【0043】 g(u,v)=0、 u∈Rn、 v∈Rm、 g;Rn×Rm→Rm ここにおいてuは駆動関節、vは受動関節を意味する。
【0044】前記の式から関節空間は(n+m)次元空
間に置かれているn次元多様体を形成することが分か
る。
【0045】もし、∂g/∂vが陰関数定理によって、
転換可能であれば、vはuの関数で表現され得る。
【0046】もし、∂g/∂vの階数が離れて、vがu
の関数で表現され得ない場合は全ての駆動関節を独立的
に駆動することができなくなる。これを駆動装置特異点
といい、物理的にはこのような特異点において外力に対
してどのような反力も発生させ得ないので、局所的にが
たんとするようになる。
【0047】本発明による6軸マシニングセンタの駆動
装置特異点を調べてみる。
【0048】図10は図4から図9に示された本発明に
よる6軸マシニングセンタにおいて、主軸の傾斜角が0
°から90°に傾く時、前記の拘束式を受動関節変数に
対して微分したヤコビアンの状態を表したものである。
図10で横軸は主軸の傾斜角であり、縦軸は主軸自体の
回転角γである。
【0049】図10で、薄い色で表示される領域は、主
軸がスムースに傾くことができる好ましい状態であり、
濃い色で表示された領域は、駆動装置の特異点が存在す
る位置であって、この特異点では全ての駆動関節を独立
的に駆動することができなくなり、局所的にがたんとす
るようになる。
【0050】主軸の回転角γが0°の場合、主軸傾斜角
のうちの36°付近と57°付近で特異点が発生するこ
とが分かる。図10で濃い色で表示されたこのような特
異点領域は、主軸の回転角γを如何に設定するとして
も、主軸の傾斜角が0°から90°に傾くときに必ず生
じるようになる。即ち、主軸自体を回転させることによ
って得られる余分の自由度である主軸回転角γを用いて
も、駆動装置の特異点を回避することができなくなる。
【0051】したがって、本発明では前記の駆動装置の
特異点問題を解決するために、六個の駆動関節を駆動す
るための六個のアクチュエータの以外に、本来アクチュ
エータによって駆動されない受動関節を駆(超過駆
動)するための付加的なアクチュエータを含む超過駆動
マシニングセンタを提案する。本発明で付加されるアク
チュエータは少なくとも一つである。
【0052】まず、本発明の一実施形態として一つの超
過駆動アクチュエータが装着された7軸マシニングセン
タを詳細に説明する。
【0053】図11は、超過駆動アクチュエータが装着
され得る受動関節を示す。6軸マシニングセンタで直線
形垂直ガイド331、332、333の1軸回転関節5
1、52、53は受動関節である。7軸マシニングセン
タでは前記の1軸回転関節51、52、53のうちのい
ずれか1つに超過駆動アクチュエータを装着してこの1
軸回転関節51、52、53を駆動させる。対称構造の
ために、超過駆動アクチュエータは下向式直線形垂直ガ
イド331の1軸回転関節51に装着されることが好ま
しい。
【0054】図12は下向式直線形垂直ガイドの1軸回
転関節に超過駆動アクチュエータが装着された7軸マシ
ニングセンタを示しており、主軸の傾斜角が0°から9
0°に傾く時、前記の拘束式を受動関節変数に対して微
分したヤコビアン(Jacobian)の状態を表示したものであ
る。図12において横軸は主軸の傾斜角であり、縦軸は
主軸自体の回転角γである。図12に示すとおり、7軸
マシニングセンタの場合には特異点領域がなくなり、そ
の代わりに特異点が点として存在することが分かる。ま
た、主軸の傾斜角が36°付近は特異点領域ではない
が、まだ状態がよくないことが分かる。
【0055】かかる問題は、超過駆動アクチュエータを
さらに付加することによって解決することができる。
【0056】したがって、本発明では二個の超過駆動ア
クチュエータを付加した8軸マシニングセンタを提案す
る。超過駆動アクチュエータを付加する受動関節を選択
するために、図11に図示した各受動関節51、52、
53に対する敏感度実験を行った。
【0057】図11に図示した各受動関節51、52、
53のうちの下向式直線形垂直ガイド331の1軸回転
関節51を一番目の受動関節といい、上向式直線形垂直
ガイド332の1軸回転関節52を二番目の受動関節と
いい、また他の上向式直線形垂直ガイド333の1軸回
転関節53を三番目の受動関節ということにする。
【0058】図13は、図10に表れている左側の特異
点領域(主軸の傾斜角が約36°付近)に沿って行きな
がら各受動関節の敏感度を求めたものであり、図14は
図10に表れている右側の特異点領域(主軸の傾斜角が
約55°付近)に沿って行きながら各受動関節の敏感度
を求めたものである。
【0059】図13に示すとおり、左側の特異点領域に
対しては、一番目の受動関節51の敏感度が他の受動関
節52、53の敏感度に比して非常に小さいが、主軸の
回転角が大きくなることによって敏感度が大きくなるこ
とが分かる。しかし、図14に示すとおり、右側の特異
点領域に対しては二番目の受動関節52および三番目の
受動関節53の敏感度が一番目の受動関節51の敏感度
に比して小さいことが分かる。
【0060】図13および図14から分かるように、一
番目の受動関節51に一個の超過駆動アクチュエータを
装着した7軸マシニングセンタの場合、主軸の傾斜角が
37°付近における駆動装置の特異点問題を完全に解決
できない。
【0061】本発明で提案する8軸マシニングセンタに
おいては、一番目の超過駆動アクチュエータは、下向式
直線形垂直ガイドの1軸回転関節である一番目の受動関
節51に装着され、二番目の超過駆動アクチュエータは
二個の上向式直線形垂直ガイドのうちのいずれか一個の
上向式直線形垂直ガイドの1軸回転関節に装着される。
即ち、二番目の超過駆動アクチュエータは二番目の受動
関節52または三番目の受動関節53に装着され得る。
【0062】本発明による8軸超過駆動マシニングセン
タでは、駆動装置の特異点がなくなり、主軸の傾斜角が
0°から90°までスムーズに傾くことを観察した。
【0063】次は、図15から図19を参照しつつ、本
発明による8軸超過駆動マシニングセンタを詳細に説明
する。
【0064】図15は、本発明による8軸超過駆動マシ
ニングセンタの斜視図、図16は図15の8軸マシニン
グセンタの平面図、図17は図16のA−A線断面図で
ある。図18は本発明による8軸超過駆動マシニングセ
ンタの上向式直線形垂直ガイドの詳細図である。図19
は、本発明による8軸超過駆動マシニングセンタの下向
式直線形垂直ガイドの詳細図である。
【0065】8軸超過駆動マシニングセンタは一般的な
マシニングセンタのように、工具と工具の回転を駆動す
る主軸モーター38とから構成された主軸系、工具の位
置と姿勢を決定する移送系、および被加工物の回転のた
めの被加工物回転系から構成される。
【0066】特に、工具の位置と姿勢とを決定する移送
系は、三個の垂直移送用アクチュエータ111、11
2、113と三個の水平移送用アクチュエータ121、
122、123とから構成された六個の基本的なアクチ
ュエータに、二個の超過駆動アクチュエータ130、1
31を含んで、合計八個のアクチュエータを含む。
【0067】三個の垂直移送用アクチュエータ111、
112、113は、固定長さリンク351、352、3
53が直線形垂直ガイド上を移動するように駆動する。
垂直移送用アクチュエータ111、112、113の回
転駆動力がそれぞれのボールスクリュー92を通してボ
ールナット91に伝達され、ボールナット91に連結さ
れた1軸回転関節361、362、363を通して固定
長さリンク351、352、353に伝達され、結果的
に固定長さリンク351、352、353がボールスク
リュー92によって提供された垂直移送経路に沿って移
動する。
【0068】三個の水平移送用アクチュエータ121、
122、123は、それぞれの直線形垂直ガイドが円形
水平ガイド31によって提供された円周経路に沿って移
動するように駆動する。
【0069】一番目の超過駆動アクチュエータ130は
下向式直線形垂直ガイド331の1軸回転関節を超過駆
動し、二番目の超過駆動アクチュエータ131は上向式
直線形垂直ガイド332の1軸回転関節を超過駆動す
る。
【0070】二個の付加的な超過駆動アクチュエータ1
30、131によって駆動装置の特異点問題が完全に解
決され、主軸の傾斜角が0°から90°に傾く時がたん
とする現象を解決した。
【0071】超過駆動マシニングセンタの対称性を考
え、強靱性をさらに高めるために、本発明ではまた三個
の直線形垂直ガイドの1軸回転関節の全てに超過駆動ア
クチュエータを装着した9軸マシニングセンタを提案す
る。9軸マシニングセンタは、九個のアクチュエータを
用いて工具の位置および姿勢を制御する。
【0072】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明による超
過駆動マシニングセンタは、並列機構構造が有し得る駆
動装置の特異点問題を解決して、主軸の傾斜が90°で
ある状態で旋削加工ができるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による並列機構構造を説明する斜視図で
ある。
【図2】図1に図示した本発明による並列機構構造で、
主軸の傾斜が90°の場合を説明する斜視図である。
【図3】図1に図示した本発明による並列機構構造で、
主軸の傾斜が90°の状態で工具が被加工物の周囲を旋
回することを示している平面図である。
【図4】本発明による並列機構構造が具現された6軸複
合工程型マシニングセンタの斜視図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図6のB−B線断面図であり、上向式垂直ガイ
ドの断面図である。
【図8】図6のB−B線断面図であり、下向式垂直ガイ
ドの断面図である。
【図9】図4に示した6軸複合工程型マシニングセンタ
であって、主軸の傾斜が90°である場合の斜視図であ
る。
【図10】図4から図9に図示した本発明による6軸マ
シニングセンタであって、主軸の傾斜角が0°から90
°に傾く時、前記の拘束式を受動関節変数に対して微分
したヤコビアンの状態を表すグラフである。
【図11】超過駆動アクチュエータが装着され得る受動
関節を説明する斜視図である。
【図12】下向式直線形垂直ガイドの1軸回転関節に超
過駆動アクチュエータが装着された7軸マシニングセン
タで、主軸の傾斜角が0°から90°に傾く時、前記の
拘束式を受動関節変数に対して微分したヤコビアンの状
態を表すグラフである。
【図13】図10に示した左側の特異点領域(主軸の傾
斜角が約36°付近)に沿って行きながら各受動関節の
敏感度を表すグラフである。
【図14】図10に示した右側の特異点領域(主軸の傾
斜角が約55°付近)に沿って行きながら各受動関節の
敏感度を表すグラフである。
【図15】本発明による8軸超過駆動マシニングセンタ
の斜視図である。
【図16】図15の8軸超過駆動マシニングセンタの平
面図である。
【図17】図16のA−A線断面図である。
【図18】本発明による8軸超過駆動マシニングセンタ
の上向式直線形垂直ガイドの詳細を示す側面図である。
【図19】本発明による8軸超過駆動マシニングセンタ
の下向式直線形垂直ガイドの詳細を示す側面図である。
【図20】従来技術による直列機構構造を示す斜視図で
ある。
【図21】従来技術によるヘキサポッド型の並列機構構
造を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1:工具 2:主軸モーター 8、76:円形水平ガイド 10、10’、11、12、13:リミットスイッチ 20:被加工物 31:固定部材 32:チャック 33:プーリ 34:V−ベルト 36:モーター 72:主軸 73、74、75:固定長さリンク 81:リングギア 83、84、85:直線形水平ガイド 91:ボールナット 92:ボールスクリュー 130:超過駆動アクチュエータ
フロントページの続き (72)発明者 チョンウー パク 大韓民国 135−080 ソウル カンナム −ク ヨクサム−ドン 789−29 (72)発明者 ウォク−クワン バエ 大韓民国 431−053 キュンキ−ドウ アンヤン−シ ドンガン−ク ビサン3 −ドン サムホ−アパートメント 17− 109 (72)発明者 セオン−ジュン リュウ 大韓民国 138−200 ソウル ソンパ− ク ミュンジョン−ドン ファミリー− アパートメント 215−703 (72)発明者 ジンウーク キム 大韓民国 122−010 ソウル ユンピョ ン−ク ユンガム−ドン 116−8 (72)発明者 ジャエ−チュル フワン 大韓民国 151−061 ソウル クワナク −ク ボンチョン−11−ドン 196−238 (72)発明者 チャンブム パク 大韓民国 609−312 プサン ケウンジ ョン−ク クソ−2−ドン 184−26 (72)発明者 ハン−サン チョー 大韓民国 122−070 ソウル ユンピョ ン−ク ヨクチョン−ドン 32−42 (72)発明者 ギュ−ヤン リー 大韓民国 158−096 ソウル ヤンチョ ン−ク シンウォール−ドン シンナン ヤクス−アパートメント 3−502 (72)発明者 キハ リー 大韓民国 152−059 ソウル クロ−ク クロボン−ドン 443−51 (72)発明者 ヨンフン リー 大韓民国 137−041 ソウル ソチョ− ク バンポ−1−ドン ジュゴン−アパ ートメント 344−401 (72)発明者 コーネル イウラスキュ 大韓民国 110−510 ソウル チョング ロ−ク ドンスン−ドン ククジェ−ホ イクワン 452 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 23/02 B23P 23/00 B25J 11/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合工程型マシニングセンタの工具の位
    置および姿勢を決定するための、ベースと主軸とが複数
    個のリンクによって並列連結された並列機構構造におい
    て、 工具の主軸に連結された三個の固定長さリンクと、 前記三個の固定長さリンクを垂直方向に移送するための
    それぞれの三個の直線形垂直ガイドと、 前記の直線形垂直ガイドが円弧上で360°水平移送す
    ることができる単一の円形水平ガイドとを含むことを特
    徴とする複合工程型マシニングセンタの並列機構構造。
  2. 【請求項2】 前記三個の固定長さリンクは前記の主軸
    に3軸回転関節によって連結され、前記の固定長さリン
    クと対応するそれぞれの直線形垂直ガイドは1軸回転関
    節によって連結され、前記の固定長さリンクが対応する
    それぞれの直線形垂直ガイド上で垂直移送されるための
    直線上の1軸並進移送関節、および、前記三個の直線形
    垂直ガイドが前記の円形水平ガイド上を水平移送するた
    めの円弧上の1軸並進移送関節を含んでなる請求項1記
    載の複合工程型マシニングセンタの並列機構構造。
  3. 【請求項3】 前記三個の固定長さリンクの長さが互い
    に同一なものである請求項1記載の複合工程型マシニン
    グセンタの並列機構構造。
  4. 【請求項4】 前記三個の固定長さリンクの長さが互い
    に相異したものである請求項1記載の複合工程型マシニ
    ングセンタの並列機構構造。
  5. 【請求項5】 前記三個の直線形垂直ガイドは、 前記円形水平ガイドを中心として下方に位置した1つの
    下向式直線形垂直ガイドと、前記の円形水平ガイドを中
    心として上方に位置した二個の上向式垂直ガイドから構
    成されてなる請求項1記載の複合工程型マシニングセン
    タの並列機構構造。
  6. 【請求項6】 並列機構構造を具現した複合工程型マシ
    ニングセンタにおいて、 工具の主軸に連結された三個の固定長さリンクと、 前記三個の固定長さリンクを垂直方向に移送するための
    それぞれの三個の直線形垂直ガイドと、 前記の直線形垂直ガイドが円弧上で360°水平移送す
    ることができる単一の円形水平ガイドとを含んでおり、 前記三個の固定長さリンクは、前記主軸に3軸回転関節
    によって連結され、前記の固定長さリンクと対応するそ
    れぞれの直線形垂直ガイドは1軸回転関節によって連結
    され、前記の固定長さリンクが対応するそれぞれの直線
    形垂直ガイド上で垂直移送されるための三個の直線上の
    1軸並進移送関節および、前記三個の直線形垂直ガイド
    が、前記の円形水平ガイド上を水平移送するための三個
    の円弧状の1軸並進移送関節を含む並列機構構造を具現
    するものであって、 前記三個の直線上の1軸並進移送関節をそれぞれ駆動す
    る三個の垂直移送用アクチュエータと、 前記三個の円弧状の1軸並進移送関節を駆動する三個の
    水平移送用アクチュエータとを含み、合計六個のアクチ
    ュエータによって工具の6自由度運動を駆動することを
    特徴とする複合工程型マシニングセンタ。
  7. 【請求項7】 前記の複合工程型マシニングセンタは、 前記三個の直線形垂直ガイドのうちのいずれか1つの直
    線形垂直ガイドの1軸回転関節を超過駆動する7番目の
    アクチュエータをさらに含んでなる請求項6記載の複合
    工程型マシニングセンタ。
  8. 【請求項8】 前記7番目のアクチュエータは、三個の
    直線形垂直ガイドのうちで、円形水平ガイドを中心とし
    て下方に位置した1つの下向式直線形垂直ガイドの1軸
    回転関節を超過駆動するものである請求項7記載の複合
    工程型マシニングセンタ。
  9. 【請求項9】 前記の複合工程型マシニングセンタは、 前記三個の直線形垂直ガイドのうちの二個の直線形垂直
    ガイドの各1軸回転関節を超過駆動する7番目および8
    番目のアクチュエータをさらに含むものである請求項6
    記載の複合工程型マシニングセンタ。
  10. 【請求項10】 前記二個の超過駆動アクチュエータ
    は、 1つの超過駆動アクチュエータが、三個の直線形垂直ガ
    イドのうちで円形水平ガイドを中心として下方に位置し
    た下向式直線形垂直ガイドの1軸回転関節を超過駆動
    し、残りの超過駆動アクチュエータが、三個の直線形垂
    直ガイドのうちで円形水平ガイドを中心として上方に位
    置した二個の上向式直線形垂直ガイドのうちのいずれか
    1つの直線形垂直ガイドの1軸回転関節を超過駆動する
    ものである請求項9記載の複合工程型マシニングセン
    タ。
  11. 【請求項11】 前記の複合工程型マシニングセンタ
    は、 前記三個の直線形垂直ガイドのそれぞれの1軸回転関節
    を超過駆動する三個の超過駆動アクチュエータをさらに
    含むものである請求項6記載の複合工程型マシニングセ
    ンタ。
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