JP3002076B2 - 複数ワークの同時研磨装置 - Google Patents

複数ワークの同時研磨装置

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JP3002076B2
JP3002076B2 JP5200028A JP20002893A JP3002076B2 JP 3002076 B2 JP3002076 B2 JP 3002076B2 JP 5200028 A JP5200028 A JP 5200028A JP 20002893 A JP20002893 A JP 20002893A JP 3002076 B2 JP3002076 B2 JP 3002076B2
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polishing
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tape
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照男 余語
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Honda Motor Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動2輪車用マフラー
などの円筒状長尺体表面を研磨してメッキ下地を形成す
るときなどに使用する研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなものの一例として実開平5−
26250号がある。このものには、自動2輪車用マフ
ラーの本体部に使用する円筒状長尺体をワークとし、こ
のワークの一側に長手方向へ移動可能な研磨ユニットを
配し、ワークを回転させつつその表面に研磨テープを押
し当てて周方向へ研磨する方法が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、作業効率を
向上させるためには、複数ワークの同時研磨することが
考えられる。しかし、この目的で従来の装置を利用して
研磨装置を組立てても、各ワークの駆動源や研磨ユニッ
トが、単純にワークの数だけそれぞれ必要になるととも
に、実用性のある装置を得るためにはこれら多数の部品
をどのようにしてコンパクトにレイアウトするかという
問題が生じる。
【0004】しかも、前記従来例では研磨テープの供給
ロールと巻き取りロールがワークを挟んで互いに反対側
へ横並びに配設されているので、なおさら装置が大型化
することになる。そのうえ、作業性に優れたものである
ことも重要である。本願はこれらの問題に解決を与える
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る複数ワークの同時研磨装置は、共通
の駆動源によって回転する円筒状の複数のワークを上下
方向へ多段に配設し、各ワーク毎に研磨テープと研磨ヘ
ッドを各別に設け、これら各研磨テープの供給手段を
下方向へ配設するとともに、これら供給手段と巻き取り
手段並びに各研磨ヘッドを一体にした研磨ユニットと
し、この研磨ユニットをワークの一側へ配設し、各研磨
テープを共通の巻き取り手段で巻き取ることを特徴とす
【0006】
【作用】請求項1に係る発明によれば、上下方向へ多段
に配設さ拒た複数のワークをそれぞれに設けられた研磨
テープで同時に研磨する。
【0007】しかも、各ワークを共通の駆動源によって
回転させるので、部品点数が減少する。
【0008】また、各研磨テープの供給手段と巻き取り
手段が上下方向へ配設され、かつこれら供給手段と巻き
取り手段並びに各研磨ヘッドが一体の研磨ユニットをな
してワークの一側へ配設されているので、装置全体がコ
ンパクトになり、かつワークの片側一側における作業が
可能になる。
【0009】そのうえ、各研磨テープを共通の巻き取り
手段で巻き取るので、さらに部品点数が減少し、かつ装
置全体がコンパクトになる。
【0010】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、上下方向
へ多段に配設された複数のワークを共通の駆動源によっ
て回転させつつ、それぞれに設けられた研磨テープと研
磨ヘッドで同時に研磨するとともに、各研磨テープの供
給手段と巻き取り手段を上下方向へ配設し、かつこれら
供給手段と巻き取り手段並びに各研磨ヘッドを一体の研
磨ユニットとして、ワークの一側へ配設したので、部品
点数を削減して装置全体をコンパクトにでき、かつワー
クの片側一側における作業が可能になる。
【0011】さらに、各研磨テープを共通の巻き取り手
段で巻き取るので、さらに部品点数を削減でき、かつ装
置全体をコンパクトにできる。
【0012】
【実施例】図1乃至図3に基づいて一実施例を説明す
る。図1は研磨装置の研磨ユニット部分の側面透視図、
図2は研磨装置全体の概略正面図をそれぞれ示す。ま
ず、図2において、研磨装置のテーブル1上に固定され
た支持ステー2、3の間にワーク4、5が上下2段に支
持されている。
【0013】ワーク4、5はそれぞれ自動2輪車用マフ
ラーに使用するテーパー状の円筒状長尺体で、メッキ下
地を形成するために外周表面全体を研磨されるものであ
り、例えば上段のワーク4が粗仕上げ、下段のワーク5
が完成仕上げ用である。ただし、上下のワークをそれぞ
れ研磨条件が同じものにすることは任意にできる。
【0014】各ワーク4、5は、その一側(本実施例で
は図の奥側)に配設された単一の研磨ユニット6によっ
て研磨される。研磨ユニット6はワーク4、5の長さ方
向、すなわち、図の左右方向へ移動可能である。
【0015】研磨ユニット6の上下に設けられた研磨ヘ
ッド7、8は、それぞれに巻き掛けられた後述する研磨
テープをワーク4、5の側面へ圧接するようになってお
り、各研磨テープは研磨ユニット6の下部に設けられた
共通の巻き取りロール9に巻き取られる。
【0016】各ワーク4、5は、支持ステー2、3へ上
下方向へ間隔をもって回転自在に支持されている主軸1
0、11と心出し軸12、13によってそれぞれの両端
部を着脱自在に支持されている。
【0017】主軸10に設けられた従動プーリ14と主
軸11に設けられた駆動プーリ15にはベルト16が巻
き掛けられ、共通の動力源であるモータ17によって、
ワーク4、5を例えば300〜1800rpm 程度の速度
でそれぞれを同時に回転可能になっている。但し、従動
プーリ14と駆動プーリ15の径を相違させれば、ワー
ク4と5を別々の速度で回転させることもできる。
【0018】心出し軸12、13は、アーム18を介し
て支持ステー3へ支持されているシリンダ19とそれぞ
れ連結され、シリンダ19によってワーク4、5の着脱
時に軸線方向へ進退動作可能になっている。
【0019】図1に明らかなように、研磨ユニット6の
上部に設けられた供給ロール20から供給される研磨テ
ープ21は、比較的砥粒の粗い30μ程度のものが使用
されており、研磨ヘッド7及び供給ロール20の下方に
設けられた別の供給ロール22を通って、最終的に供給
ロール22の下方に設けられた巻き取りロール9に巻き
取られる。
【0020】下段の供給ロール22は、研磨ヘッド8を
通って巻き取りロール9に巻き取られる研磨テープ23
を供給するためのものであり、研磨テープ23は15μ
程度の比較的細かい砥粒で構成されている。これらの研
磨テープ21、23は研磨対象によって適宜選択でき
る。
【0021】図3に明らかなように、供給ロール22は
軸方向両側にフランジ24を備え(本図では一方のフラ
ンジを除いた状態になっている)、対向するフランジ2
4の外周上部間に周方向へ適当間隔で渡された複数の滑
りローラー25の上を、研磨テープ21の巻き取り端部
側が滑るようになっている。
【0022】再び図2において明らかなように、供給ロ
ール20、22及び巻き取りロール9は研磨ユニット6
の上下方向へ配設され、巻き取りロール9はモーター2
6によって駆動される。テンションローラ27、28を
含むこれら研磨テープ21、23の送り機構並びに研磨
ヘッド7、8は全て単一の研磨ユニット6に組み込まれ
ている。
【0023】研磨ユニット6の台座29の裏面には、ス
ライダ30が、テーブル1上においてワーク4、5の長
さ方向に設けられた一対のガイドレール31へ係合し、
かつこれらガイドレール31間の台座29裏面に設けら
れたスライドナット32が、ガイドレール31と平行に
設けられたネジ軸33の周囲へ係合し、図示しない駆動
手段によってネジ軸33を正逆回転させることにより、
研磨ユニット6がワーク4、5の一側において、その長
さ方向へ移動可能になっている。
【0024】次に、本実施例の作用を説明する。上下方
向へ2段に配設されたワーク4、5を共通のモーター3
によって同時に回転させながらそれぞれの側面へ、対応
して研磨ユニット6に設けられている研磨ヘッド7、8
により研磨テープ21、23を圧接させて周方向を研磨
し、同時に研磨ユニット6をワーク4、5の長さ方向へ
移動させることにより、ワーク4、5の表面全体を研磨
する。
【0025】したがて、各ワークを研磨するための所要
時間が例えば120秒であれば、この時間で粗仕上げと
完成仕上げが同時に完了することになる。ゆえに、従来
の逐次的方法によって一本のワークを仕上げるために必
要な時間が、各所要時間を合計した240秒と、研磨テ
ープを交換するための時間を加えた比較的長いものであ
ったところを、著しく短縮することができる。
【0026】しかも各ワーク4、5の駆動源は共通のモ
ーター17が一つだけで済み、かつ各研磨テープ21、
23を共通の巻き取りロール9で巻き取りできるので、
部品点数を削減でき、そのうえ装置全体をコンパクトに
できる。
【0027】また、供給ロール20、22と巻き取りロ
ール9が研磨ユニット6の上下方向へ配設されているこ
と、かつこれら研磨テープ21、23の送り機構並びに
各研磨ヘッド7、8を一体の研磨ユニット6に組み込
み、ワーク4、5の一側へ配設したことにより、装置全
体をさらにコンパクトにでき、かつワーク4、5の片側
一側すなわち図2の手前側だけで作業が可能になるた
め、作業性も向上する。
【0028】そのうえ、図3に示したように、供給ロー
ル22を研磨テープ21のガイドに共用したので、この
点でも部品の効率的利用を計ることができ、かつ滑りロ
ーラー25を設けたことにより、研磨後の砥粒が研磨テ
ープ21の表面に付着していてもスムーズに巻き取りで
きるようになった。
【0029】なお、本願は上記実施例に限定されず、種
々の変形が可能であり、例えば、ワークの数は2つ以上
であれば何段にしてもよい。また、ワーク毎に加工時間
を変化させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例装置の研磨ユニット部分側面を透視し
た図
【図2】本実施例装置の要部正面図
【図3】本実施例装置の一部分を拡大した図
【符号の説明】
4・5:ワーク、6:研磨ユニット、7・8:研磨ヘッ
ド、9:巻き取りロール、17:モーター、20・2
2:供給ロール、21・23:研磨テープ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のワークを回転させながら、その
    表面をワークの長手方向へ移動する研磨ユニットにより
    研磨するための装置において、共通の駆動源によって回
    転する複数のワークを上下方向へ多段に配設し、各ワー
    ク毎に研磨テープと研磨ヘッドを各別に設け、これら各
    研磨テープの供給手段をそれぞれ上下方向へ配設すると
    ともに、これら供給手段と巻き取り手段並びに各研磨ヘ
    ッドを一体にした研磨ユニットとし、この研磨ユニット
    を各ワークの一側へ配設し、前記各研磨テープを共通の
    巻き取り手段で巻き取ることを特徴とする複数ワークの
    同時研磨装置。
JP5200028A 1993-07-19 1993-07-19 複数ワークの同時研磨装置 Expired - Lifetime JP3002076B2 (ja)

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JPH0732256A JPH0732256A (ja) 1995-02-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019130642A (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 株式会社松田製作所 円筒研磨装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823573Y2 (ja) * 1978-11-13 1983-05-20 本田技研工業株式会社 燃料タンクの仕上げ装置
JPH04162903A (ja) * 1990-10-26 1992-06-08 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd ミルロールの連続ワイパー装置

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JPH0732256A (ja) 1995-02-03

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