JP3001375U - クッションパッド - Google Patents

クッションパッド

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JP3001375U
JP3001375U JP1994002389U JP238994U JP3001375U JP 3001375 U JP3001375 U JP 3001375U JP 1994002389 U JP1994002389 U JP 1994002389U JP 238994 U JP238994 U JP 238994U JP 3001375 U JP3001375 U JP 3001375U
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JP
Japan
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cushion pad
cushion
pad
surface side
pad body
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994002389U
Other languages
English (en)
Inventor
一之 川島
正男 荒川
Original Assignee
本州油化株式会社
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Publication date
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 椅子シートに必要とされる剛性・繰り返しの
衝撃に対する強度並びに柔軟性に優れ、また断熱及び耐
水性に優れ、更に曲面または平面など用途に応じて適宜
形状に成形可能なクッションパッドを提供する。 【構成】 型内発泡成形により形成するクッションパッ
ドであって、該パッド本体の裏面側に複数本のクッショ
ンリブ2をパッド本体1に立設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クッションパッドの改良に関する。更に詳しく述べると、例えばオ フイス用のチェア、スツールなど各種椅子に使用するクッションパッドに関する 。
【0002】
【従来の技術と問題点】
従来よりオフイス家具、食堂などのチェア、スツールなど各種椅子、シートの 下地に使用するクッションパッドとしては、主にウレタンフォーム、モールドウ レタンが使用されている。
【0003】 ところがこのクッションパッドとして広く使用されているウレタンフォームは 、衝撃吸収力は小さく、椅子シートに必要とされる剛性・繰り返しの衝撃に対す る強度並びに柔軟性が充分とはいえない。また使用厚みに制限があり、比較的薄 くする必要があって、座ったときの感触がよいとはいえなかった。モールドウレ タンは可撓性がなく、また経年硬化があるという難点がある。
【0004】 更にウレタンフォームの廃棄物は、難燃性で、熱による分解が容易でない。そ のため再生原料に処理して利用し難しいという問題点がある。最近地球環境保全 の意識の高まり、廃棄物の減量化、資源化、再利用化の見地より、ポリプロピレ ン等の他の資源化、再利用化しやすいプラスチックに変えることが要請されてい る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案の目的は、上記の問題点に鑑み新規なクッションパッドを提案するも のである。すなわち、椅子シートに必要とされる剛性・繰り返しの衝撃に対する 強度並びに柔軟性に優れ、また断熱及び耐水性に優れ、更に曲面または平面など 用途に応じて適宜形状に成形可能なクッションパッドを提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、型内発泡成形により形成するクッショ ンパッドであって、該パッド本体の裏面側に複数本のクッションリブをパッド本 体に立設したことを特徴とするクッションパッドである。
【0007】 本考案の好ましい実施例は、独立気泡構造の発泡ポリプロピレンを材料とする 発泡成形体からなるクッションパッドであって、座部または背もたれ部の表面側 は曲面または平面形状に形成され、また裏面側にはほぼ同一高さの複数本のクッ ションリブをパッド本体に対し一体的に立設したクッションパッドである。
【0008】 なお、座部または背もたれ部の表面側には表皮材を取付け、リブの下面側には 底板または裏板を取り付けて使用する。
【0009】 表皮材としては布、プラスチックシート、レザー、皮革のいずれも使用できる もので、用途に応じていずれかを選択して使用する。なお型内発泡成形時に、表 皮材の表面に型押しによって模様を形成させることができる。
【0010】 底板または裏板としては、金属板または硬質プラスチック板が使用される。
【0011】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。図1は、本考案たる クッションパッドを組み込んだ椅子の斜視図、図2は同上クッションパッドの分 解説明図、図3は組立断面図である。
【0012】 本実施例のクッションパッドは、図2、3に示したように、型内発泡成形によ りほぼ平面4角形に形成するクッションパッド本体1の裏面側にほぼ同一高さの 複数本のクッションリブ2をパッド本体と直角に立設させている。リブ2の形状 は図示の形に限るものではなく、角柱または円柱状、角筒または円筒状、角錘ま たは円錐状、あるいは格子の目状に形成させることができる。その一例を図5の (a)、(b)に例示する。
【0013】 本考案のクッションパッドは、発泡ポリプロピレンを用いて形成される。具体 的には発泡倍率20〜60倍の、好ましくは約50〜60倍程度の無架橋ビーズ ポリプロピレンを材料とする。独立気泡からなる上記発泡ビーズを型内で成形す ることにより、本考案のクッションパッドを簡単に、しかも表面及び裏面等を自 在な形状に成形することが可能である。
【0014】 ちなみに、符号3は表皮材で、布、プラスチックシート、レザー、皮革のいず れも使用できる。また符号4は、底板または裏板であり、金属板または硬質プラ スチック板が使用される。これらは図3及び図4に示したように、クッションパ ドを被覆するように表裏に配設して、周囲を溶着5等の適宜手段で止着して完成 品とする。符号6は、完成品たるクッションパッドを取り付ける脚で、ビス7に より底板4を脚6に固定する。
【0015】 本考案のクッションパッドは、平面4角形のみならず、円形または多角形状に 形成することができる。また座部または背もたれ部の表面形状も、曲面または平 面形状に形成することができる。その一例を図6〜図11に示す。図示したよう に3次元の曲面を有する座部8または背もたれ部9を独立気泡構造の発泡ポリプ ロピレンを材料として、型内成形により形成する。また裏面側にはほぼ同一高さ の複数本のクッションリブ2をパッド本体に対し一体的に立設する。なお前記し たように、クッションパッド本体1の型内発泡成形時に、表皮材3及び/または 裏板4を一体的に取り付けることができるものである。また表皮材に型押しによ って模様を形成させることも可能である。
【0016】 なおクッションリブを硬くしたいときは、リブの底板または裏板4に対する当 接面積を大きくなし、一方クッションリブを柔らかくしたいときは、リブの底板 または裏板4に対する当接面積を小さくすることがよい。このように必要とする 弾力強度に合わせてリブと底板または裏板4との接触面積を調節し、またリブ形 状を図5に示すように適宜選択する。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、型内発泡成形により形成するクッションパッドであって、該パッド 本体の裏面側に複数本のクッションリブをパッド本体に立設した構造であるから 、剛性・繰り返しの衝撃に対する強度並びに柔軟性に優れている。また請求項2 によれば、独立気泡構造の発泡ポリプロピレンを材料とする発泡成形体からなる クッションパッドであるから、断熱及び耐水性に優れている。さらに本製品は、 上記のように簡単に、しかも表面及び裏面等を自在な形状に成形することが可能 である。更に資源のリサイクル化及び環境問題をクリヤーできる点でも有用な考 案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案たるクッションパッドを組み込んだ椅子
の斜視図。
【図2】同上クッションパッドの分解説明図。
【図3】図3は同上組立断面図。
【図4】完成品たるクッションパッドをビスにより脚に
取り付ける状態を示した説明図。
【図5】クッションリブの形状を示した説明図。
【図6】本考案の他の実施例を示す平面図。
【図7】図6に示すもののA−A断面図。
【図8】図6に示すもののB−B断面図。
【図9】本考案の別の実施例を示す平面図。
【図10】図9に示すもののC−C断面図。
【図11】図9に示すもののD−D断面図。
【符号の説明】
1 パッド本体 2 クッションリブ 3 表皮材 4 底板または裏板 5 溶着 6 被覆材 7 ビス 8 座部 9 背もたれ部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型内発泡成形により形成するクッション
    パッドであって、該パッド本体の裏面側に複数本のクッ
    ションリブをパッド本体に立設したことを特徴とするク
    ッションパッド。
  2. 【請求項2】 独立気泡構造の発泡ポリプロピレンを材
    料とする発泡成形体からなるクッションパッドであっ
    て、座部または背もたれ部の表面側は曲面または平面形
    状に形成され、また裏面側にはほぼ同一高さの複数本の
    クッションリブをパッド本体に対し一体的に立設したク
    ッションパッド。
  3. 【請求項3】 座部または背もたれ部の表面側には表皮
    材を取付け、リブの下面側には底板または裏板を取り付
    けた請求項1または2記載のクッションパッド。
  4. 【請求項4】 表皮材は、布、プラスチックシート、レ
    ザー、皮革のいずれかであり、底板または裏板は、金属
    または硬質プラスチック製のフレームである請求項3に
    記載のクッションパッド。
JP1994002389U 1994-02-24 1994-02-24 クッションパッド Expired - Lifetime JP3001375U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009142301A1 (ja) * 2008-05-22 2009-11-26 株式会社デルタツーリング ビーズ発泡樹脂弾性部材、積層弾性構造体及び座席構造
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