JP3000148U - ステンドグラス用金属テープホルダー - Google Patents

ステンドグラス用金属テープホルダー

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JP3000148U
JP3000148U JP48994U JP48994U JP3000148U JP 3000148 U JP3000148 U JP 3000148U JP 48994 U JP48994 U JP 48994U JP 48994 U JP48994 U JP 48994U JP 3000148 U JP3000148 U JP 3000148U
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metal tape
metal
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JP48994U
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定司 大塚
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定司 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 裏紙層を剥がす作業を効率良く行うことがで
きるステンドグラス用金属テープホルダーを提供する。 【構成】 金属テープの巻装体10は、支持板1と蓋板
5とに挟まれ、内周部を内周支持板3によって支持され
る。巻装体10の外周から引き出された金属テープ11
は、金属層12と裏紙層13とに分離される。金属層1
2は両ガイド片8,9の間隙に通され、図の右方へ導出
される。裏紙層13は図の上方へ送りだされる。金属層
12を必要な長さだけ引き出せば、金属テープ11は両
ガイド片8,9の左側で自動的に分離され、裏紙層13
が自然に剥がされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ステンドグラス用金属テープホルダー、特に、金属テープを金属層 と裏紙層とに分離して供給することができるテープホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
ステンドグラスは、様々な色彩・模様をもったガラスを種々の形状の断片に切 断し、これらを平面的に配置して組み立てたものである。このようなステンドグ ラスを制作するにあたって、金属テープが用いられる。すなわち、各ガラス片の 周囲を金属テープで縁取りし、これら金属テープ同士をハンダなどで溶着するこ とにより、ガラス片を相互に接続するのである。通常は、銅のテープが多く利用 されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した一般的なステンドグラス用金属テープは、金属層と裏紙層とによって 構成されており、しかも円盤状に巻かれた巻装体として市販されている。金属層 と裏紙層とは粘着しており、使用時には、金属層から裏紙層を剥がし、片面が粘 着性をもった金属層だけを用いることになる。しかしながら、多数のガラス片を 金属層で縁取りしてゆく作業を行う上で、この金属層から裏紙層を剥がす作業は 、かなり手間のかかる作業になる。
【0004】 そこで本考案は、裏紙層を剥がす作業を効率良く行うことができるステンドグ ラス用金属テープホルダーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 本願第1の考案は、ステンドグラスの制作に利用され、金属層と裏紙層 とが粘着した状態で供給される金属テープ、を保持するためのテープホルダーに おいて、 金属テープの巻装体を回動自在に保持するホルダー本体と、このホルダー本体 に取り付けられ、金属テープの金属層を所定の方向に導くための間隙をもって配 置された一対のガイド片と、を設け、 一対のガイド片を、巻装体の外周部分から引き出された金属テープに係合する 位置に、かつ、裏紙層から分離された金属層を、ガイド片間の間隙を通して、金 属テープの引き出し線に関して巻装体とは逆の方向に導くことができる位置に、 取り付けるようにしたものである。
【0006】 (2) 本願第2の考案は、ステンドグラスの制作に利用され、金属層と裏紙層 とが粘着した状態で供給される金属テープ、を保持するためのテープホルダーに おいて、 金属テープの巻装体の片面を支持する支持板と、巻装体の別な片面を支持する ための蓋板と、巻装体の内周部を回動自在に支持するための内周支持板と、巻装 体の外周部分から引き出された金属テープに係合する支持板上の位置に、側面が 固定された一対の細長いガイド片と、を設け、 裏紙層から分離された金属層を、金属テープの引き出し線に関して巻装体とは 逆の方向に導くことができるような間隙が形成されるように、一対のガイド片を 、互いにほぼ平行に配置し、しかも、一方のガイド片を他方のガイド片よりも長 くしたものである。
【0007】
【作 用】
本考案に係るテープホルダーを用いるには、巻装体の外周部分から金属テープ を引き出し、これを一対のガイド片にセットする。すなわち、金属テープ先端を 、金属層と裏紙層とに分離し、金属層だけを一対のガイド片の間に形成された間 隙に通すようにする。このように間隙に通された金属層は、金属テープの引き出 し線に関して巻装体とは逆の方向に導かれる。したがって、間隙内の金属層を間 隙外へと引き出すようにすると、巻装体から金属テープ全体が引き出され、裏紙 層は金属テープの引き出し方向へ送られ、金属層だけが間隙へと導かれるため、 金属層と裏紙層とが自然に分離することになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図示する実施例に基づいて説明する。図1は、本考案の一実施 例に係るステンドグラス用金属テープホルダーの斜視図である。支持板1は、下 端面が土台板2の上面に接合されており、土台板2によって垂直に立った状態に 支持されている。支持板1の中央部には、円盤状の内周支持板3が固着されてお り、この内周支持板3の中心部には、ねじ4が挿通している。一方、蓋板5には 、ねじ4を挿通するための穴が形成されており、この穴にねじ4を通すようにし て嵌め込むことができる。ねじ4の先端にワッシャ6を介して蝶型ナット7を螺 合させれば、蓋板5を支持板1に固定することができる。支持板1の右上隅部に は、細長い一対のガイド片の側面が固着されている。第1のガイド片8は、水平 方向を向くように配置され、第2のガイド片9は、この第1のガイド片8の上方 に、所定の間隔を保って平行に配置されている。なお、第1のガイド片8は第2 のガイド片9よりも全長がいくらか長くなっている。
【0009】 このようなテープホルダーに、金属テープを装填するには、次のようにする。 一般に、ステンドグラス用金属テープは、互いに粘着した金属層と裏紙層とによ って構成されており、しかも円盤状に巻かれた巻装体として市販されている。そ こで、蝶型ナット7を外して、蓋板5を支持板1から取り外し、図示されている ように、金属テープの巻装体10を内周支持板3の外側部分に嵌め込む。内周支 持板3を、市販の金属テープの巻装体10の内周径よりも僅かだけ径の小さな円 盤にしておけば、この内周支持板3によって、巻装体10を回動自在に支持する ことができる。このように巻装体10を装填したら、もとどおり蓋板5を嵌め、 蝶型ナット7で固定する。この状態では、巻装体10の片面は支持板1の表面に より、もう片面は蓋板5の表面により、それぞれ支持される。すなわち、巻装体 10は、支持板1と蓋板5との間に安定して保持され、しかも自由に回動しうる 状態となっている。
【0010】 このように巻装体10を装填したら、その外周部分から金属テープの一端を引 き出し、これを一対のガイド片8,9に次のようにしてセットする。まず、引き 出した金属テープ11の先端部を、金属層12と裏紙層13とに分ける。これは 、引き出した金属テープ11の先端部において、金属層12から裏紙層13を剥 がす作業を行えばよい。そして、図示されているように、金属層12を両ガイド 片8,9の間隙部に通し、図の左から右へと導き出す。一方、裏紙層13は、間 隙部に通さずに、そのまま自然に上方へ向かう状態にしておく。以上で、このテ ープホルダーへの金属テープのセットは完了である。
【0011】 図2は、セットが完了したときの状態を示す正面図である。金属テープ11の 先端部がどのようにセットされているかが明瞭に示されている。なお、この図2 では、便宜上、蓋板5は一点鎖線によってその位置だけを示してあり、ワッシャ 6および蝶型ナット7については図示を省略してある。図3は、図2に示す正面 図における一対のガイド片8,9の周辺部分を拡大して示した図である。前述し たように、金属テープ11は、金属層12と裏紙層13との2層からなるテープ であり、両層間は粘着剤によって貼り付けられた状態になっている。この金属テ ープ11は、ガイド片8,9の左側で分離され、金属層12は両ガイド片8,9 の間の間隙を通って図の右方へと導かれ、裏紙層13は間隙を通ることなくその まま上方へと導かれている。
【0012】 図4は、セットが完了したときの状態を示す側面図である。巻装体10が支持 板1と蓋板5との間に挟まれて保持されている状態が明瞭に示されている。ここ で、巻装体10の幅(すなわち、金属テープ11の幅)に比べて、内周支持板3 の幅が若干広くなっているが、これは巻装体10が自由に回動できるようにする ための配慮である。図では、この幅の余裕が多少強調されて示されているが、実 際には、巻装体10を軽く回動させることができる程度のごくわずかな余裕をも たせるだけで十分である。
【0013】 このようにテープホルダーにセットされた金属テープを、ステンドグラスの制 作作業に用いるには、次のようにすればよい。すなわち、両ガイド片8,9の右 方に導出された金属層12の先端を指でつまみ、これを図の右方へと引っ張る。 前述したように、第2のガイド片9に比べて、第1のガイド片8は長いため、第 2のガイド片9の右方には、常に金属層12の先端部が露出して見えている状態 になっている。したがって、金属層12の先端を指でつまむ作業をスムーズに行 うことができる。金属層12の先端を右方へと引っ張ると、図3において、金属 層12が図の右方へと移動することになるので、金属テープ11の部分が図の引 き出し方向Aへと引っ張られることになる。ところが、両ガイド片8,9の間隙 には、金属層12のみが通されているため、この間隙の左側の位置において、金 属層12から裏紙層13が自動的に剥離され、金属層12と裏紙層13とが分離 する。結局、金属層12は図の右方へと導出されてゆくが、裏紙層13は図の上 方へと送り出されることになる。このように、金属テープ11を簡単に分離する ことができるのは、両ガイド片8,9によって、裏紙層13から分離された金属 層12を、金属テープ11の引き出し線Aに関して、巻装体10とは逆の方向に 導くことができるような間隙が形成されているためである。
【0014】 こうして、金属層12を必要な長さだけ引っ張り出したら、第1のガイド片8 の右方において、この金属層12をはさみなどで切断すればよい。これで、もと のセットの状態に戻ることになる。したがって、上述の作業を何度でも繰り返し 実行することができる。このように、金属層12を引き出すことにより、裏紙層 13を剥離する作業が自動的に行われるため、作業効率は極めてよくなる。
【0015】 図5は、本考案の別な実施例に係るテープホルダーの側面図である。この実施 例では、幅の異なる2種類の巻装体10a,10bを同時に装填することができ る。2本の巻装体10a,10bを仕切るために、中間板14が設けられており 、各巻装体10a,10bは、それぞれ内周支持板3a,3bによって支持され ている。また、両ガイド片8,9は、2本の金属テープ11a,11bに対して 分離処理を行えるように、図の横幅がやや広くなっている。もちろん、3本以上 の巻装体を装填できるような構造にすることも可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上のとおり本考案に係るステンドグラス用金属テープホルダーによれば、一 対のガイド片によって金属テープを金属層と裏紙層とに自動分離できるようにし たため、裏紙層を剥がす作業を効率良く行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るテープホルダーの斜視
図である。
【図2】図1に示すテープホルダーの正面図である。
【図3】図2の正面図の部分拡大図である。
【図4】図1に示すテープホルダーの側面図である。
【図5】本考案の別な実施例に係るテープホルダーの側
面図である。
【符号の説明】
1…支持板 2…土台板 3,3a,3b…内周支持板 4…ねじ 5…蓋板 6…ワッシャ 7…蝶型ナット 8…第1のガイド片 9…第2のガイド片 10,10a,10b…金属テープの巻装体 11,11a,11b…金属テープ 12…金属層 13…裏紙層 14…中間板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンドグラスの制作に利用され、金属
    層と裏紙層とが粘着した状態で供給される金属テープ、
    を保持するためのテープホルダーであって、 金属テープの巻装体を回動自在に保持するホルダー本体
    と、このホルダー本体に取り付けられ、前記金属テープ
    の金属層を所定の方向に導くための間隙をもって配置さ
    れた一対のガイド片と、を有し、 前記一対のガイド片が、前記巻装体の外周部分から引き
    出された金属テープに係合する位置に、かつ、裏紙層か
    ら分離された金属層を、前記間隙を通して、金属テープ
    の引き出し線に関して前記巻装体とは逆の方向に導くこ
    とができる位置に、取り付けられていることを特徴とす
    るステンドグラス用金属テープホルダー。
  2. 【請求項2】 ステンドグラスの制作に利用され、金属
    層と裏紙層とが粘着した状態で供給される金属テープ、
    を保持するためのテープホルダーであって、 金属テープの巻装体の片面を支持する支持板と、前記巻
    装体の別な片面を支持するための蓋板と、前記巻装体の
    内周部を回動自在に支持するための内周支持板と、前記
    巻装体の外周部分から引き出された金属テープに係合す
    る前記支持板上の位置に、側面が固定された一対の細長
    いガイド片と、を有し、 前記一対のガイド片は、裏紙層から分離された金属層
    を、金属テープの引き出し線に関して前記巻装体とは逆
    の方向に導くことができるような間隙が形成されるよう
    に、互いにほぼ平行に配置され、しかも、一方のガイド
    片は他方のガイド片よりも長くなっていることを特徴と
    するステンドグラス用金属テープホルダー。
JP48994U 1994-01-13 1994-01-13 ステンドグラス用金属テープホルダー Expired - Lifetime JP3000148U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05256340A (ja) * 1992-03-12 1993-10-05 Sumitomo Heavy Ind Ltd 内接噛合遊星歯車構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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