JP2999504B2 - 磁気記録再生装置の最適録音バイアス調整方法 - Google Patents

磁気記録再生装置の最適録音バイアス調整方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置において、特に、最適録音
バイアスを自動的に調整するための最適録音バイアス調
整方法に関する。
〔従来の技術〕 磁気テープにはノーマルテープ、クロムテープあるい
はメタルテープ等の種類があり、通常は夫々の種類の標
準となるテープにより録音バイアスは予め調整されてい
るが、同じ種類のテープにおいても製造メーカやテープ
厚の差によって特性の違いが大きく、これら種々のテー
プに対応して最適録音バイアス、最適録音レベル、最適
録音イコライザをテープレコーダに予め設定しておくこ
とは困難なことであった。
そこで、従来は種々のテープに対して録音バイアス電
流等の最適値を自動的に設定するものが知られている。
この最適値を自動的に設定するものとしては、3ヘッド
方式のテープレコーダにおいて利用しているが、この3
ヘッド方式のテープレコーダにおいては、録音ヘッドと
再生ヘッドと消去ヘッドとを別々に備え、録音ヘッドに
よって信号を録音すると同時に再生ヘッドによって再生
して最適値を検出する方法であるため、録音ヘッドによ
って信号が録音されてから再生ヘッドによって信号が再
生されるまでに時間的なずれが生じてしまう。そのた
め、3ヘッド方式のテープレコーダにおいては、録音バ
イアス電流等の最適値から多少ずれて検出されてしまう
という問題があった。
そこで、2ヘッド方式のテープレコーダによって前記
した従来のようなずれを生じることのない録音バイアス
電流等を正確に最適値に設定できるものが、例えば、本
出願人によって出願された特願昭53−145059号(特開昭
55−70915号公報)記載のものがある。
この出願に係る発明の内容は、録音バイアスを上限と
下限との間にて複数ステップの各々において同一レベル
の第1及び第2録音信号(例えば、400Hzと10KHz)をそ
れぞれ記録し、録音バイアスのステップから順次再生し
つつ前記ステップの各々における再生レベルをそれぞれ
比較し、両再生レベルが等しくなったときの録音バイア
スを最適録音レベルとするようにしたものである。
すなわち、前記した信号が記録されたテープを再生す
ると、第5図に示すような出力が再生される。そして、
この400Hzと10KHzの信号が同一レベルとなった点、実施
例では第5ステップにおける値をバイアス電流として設
定する方法である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前記した方法にあっては、使用されるテー
プの周波数特性によって第6図(a)の如く極端に録音
バイアスが浅い場合や、第6図(b)の如く極端に録音
バイアスが深い場合があり、この時の高調波歪み率やが
極端に悪くなるという問題点があった。
〔発明の目的〕
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、そ
の目的とするところは、高調波歪み率や高域の飽和出力
レベルが良好な点、しかも、録音バイアスも略最適なレ
ベルとなる点を録音バイアスレベルとして設定するよう
にした磁気記録再生装置の最適録音バイアス調整方法を
提供せんとするにある。
〔発明の概要〕
本発明は前記した目的を達成せんとするものであり、
その要旨とするところは、バイアス電流によって極端に
高調波歪みが悪化する部分を除いたバイアス電流値にお
いて、2つの検出信号を少なくとも2ステップ以上録音
し、その検出信号を再生して再生出力レベルの差が小さ
い方のポイントを最適録音バイアス電流としたことであ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明に係る磁気記録再生装置の最適録音バイ
アス調整方法の一実施例を第1図〜第4図と共に説明す
る。
第1図は本発明の方法を実施するための回路構成を示
すブロック図にして、1は後述する制御回路14よりの出
力によってテープを定速走行、巻戻し、早送りするテー
プ駆動メカ、2は録音・再生磁気ヘッド(以下、単に磁
気ヘッドという)、3は消去ヘッド、4は制御回路14よ
りの出力によって録音と再生を切換えるスイッチ、5は
前記磁気ヘッド2,3に対して最適なバイアス電流を供給
するバイアス発振回路、6は録音イコライザ増幅回路、
7は該増幅回路6のイコライザレベルを制御回路14より
の出力でステップ式に上げるイコライザ可変回路、8は
制御回路14よりの出力でミューテングを行うスイッチ、
9は制御回路14よりの出力で録音レベルをステップ式に
上げる録音レベル可変回路、10はフィルタ、11は検出用
信号を制御回路14よりの出力で録音バイアス調整時にお
いては中低域周波数(例えば、400Hz)の信号と高域周
波数(例えば、10KHz)の信号を交互に出力する検出信
号発振回路、12は前記スイッチ4が再生側に切換えられ
ている時に磁気ヘッド2よりの再生信号を増幅する増幅
回路、13は制御回路14よりの出力で増幅回路12よりのレ
ベルを検出するレベル検出回路、14は後述するフローチ
ャートの如き動作を行う制御回路、15は制御回路14を介
して出力される磁気ヘッド2で再生した中低域周波数の
信号と高域周波数の信号とを記憶するメモリである。
次に、前記した構成に基づいて最適録音バイアスを設
定するための動作を第2図のフローチャート図、第3図
の検出信号波形図および第4図の模式図と共に説明す
る。
先ず、録音しようとするテープカセットをテープレコ
ーダのテープ駆動メカ1にセットし、図示しない操作ス
イッチを操作すると、制御回路14は端子C3より出力を送
出しスイッチ8をオン状態にする(ステップS1)。次い
で、制御回路14は端子C8より出力を送出してスイッチ4
を録音側に切換える(ステップS2)。
次に、制御回路14は録音バイアスと録音レベルおよび
録音イコライザの初期設定を行う(ステップS3)と共
に、端子C6より出力を送出してテープ駆動メカ1を録音
状態にする(ステップS4)。続いて制御回路14内のタイ
マカウンタによるタイマの計時を開始する(ステップS
5)。前記したテープ駆動メカ1が録音状態になると同
時にテープ上には無信号が録音(消去)されるが、制御
回路14は第3図における無信号時間t0が経過したか否か
を監視する(ステップS6)。
そして、この時間t0が経過したことを検出すると、制
御回路14は内部の録音バイアスステップを第1のステッ
プ状態(ステップS7)にすると共に端子C3より出力を送
出してスイッチ8をオフ状態にする(ステップS8)。さ
らに制御回路14は端子C5より出力を送出しバイアス発振
回路5を動作させる(ステップS9)。これと同時に検出
信号発振回路11より低域周波数(400Hz)の信号を出力
させ(ステップS10)、この信号はフィルタ10、録音レ
ベル可変回路9、録音イコライザ増幅回路6を介して磁
気ヘッドに印加され400Hzの信号がテープに録音され
る。また、制御回路14内のタイマカウンタは1ステップ
の時間t1の計時を開始(ステップS11)すると共に制御
回路14はこの時間t1が経過したか否かを監視する(ステ
ップS12)。
そして、時間t1が経過すると、制御回路14は検出信号
発振回路11より高域周波数(10KHz)の信号を出力させ
る(ステップS13)。これにより、前記したと同様な動
作によって10KHzの信号がテープに録音される。また、
制御回路14内のタイマカウンタは1ステップの時間t1
計時を開始(ステップS14)すると共に制御回路14はこ
の時間t1が経過したか否かを監視する(ステップS1
5)。この時間t1が経過すると、制御回路14は前記した4
00Hzと10KHzのステップが3回行われたか否かを監視し
(ステップS16)、ステップが3回に達していない場合
には、録音バイアスのステップをインクリメントし(ス
テップS17)、ステップS9に戻して前記したと同様な動
作を録音バイアスのステップが3回行われるまで繰り返
し行う。なお、この3回のバイアス量の変化は最初に録
音するバイアス量をRefとし、このバイアス量、例え
ば、±10%のバイアス量を−10UVで400Hzと10KHzで録音
するものである。
この3回の録音バイアスのステップが終了すると制御
回路14は端子C3より出力を送出し、スイッチ8をオン状
態(ステップS18)になし、検出信号発振回路11の動作
を停止(ステップS19)させると共にテープ駆動メカ1
を停止状態に切換え(ステップS20)、さらに、テープ
駆動回路1を巻戻し状態とする(ステップS21)。この
巻戻しを一定時間行い前記した無信号録音部分に達する
と、制御回路14は端子C8より出力を送出してスイッチ4
を録音状態から再生状態に切換え(ステップS22)、さ
らに、端子C6より出力を送出してテープ駆動メカ1を定
速状態の再生に切換える(ステップS23)。
次に、制御回路14は端子C7より出力を送出して磁気ヘ
ッド2によって再生した出力レベルを検出するレベル検
出回路13を動作させ(ステップS24)ると共に、メモリ1
5のアドレスを1に設定する(ステップS25)。また、制
御回路14は400Hzのステップ1の立ち上がりか否かの監
視を行い(ステップS26)、この立ち上がりを検出する
と制御回路14は制御回路14内のタイマカウンタの計時を
開始する(ステップS27)。一方、制御回路14はレベル
検出回路13よりの出力レベルをメモリに記憶させる(ス
テップS28)。これと同時に制御回路14は制御回路14内
のタイマカウンタの時間t1を開始するすると共にこの時
間t1に達したか否かを監視する(ステップS29)。そし
て、時間t1に達すると制御回路14はメモリ15のアドレス
が6個分記憶されたか否かを監視し(ステップS30)、
6個分記憶されていない場合には、アドレスをインクリ
メントして(ステップS31)、ステップ27に戻す。
また、メモリ15に6個分の検出レベルが記憶される
と、制御回路14は最初の400Hzと10KHzの差をΔVRefと、
ΔV−10%およびΔV+10%の絶対値を演算する(ステ
ップS32)。この演算の結果、両者の差が一番小さいス
テップの録音バイアス電流を最適値として設定する。こ
こで演算の結果、両者の差が最小となるステップが複数
になった場合、最小値は以下のように設定する。すなわ
ち、この演算の結果がΔVMINが3個ある場合には、Ref
のデータがHigh上がり(V400<V10K)の場合は+10%が
バイアス点として決定され、また、RefのデータがHigh
下がり(V400>V10K)の場合は−10%がバイアス点とし
て決定され、上記以外はRefの値がバイアス点として決
定される。また、ΔVMINが2個ある場合には、ΔVRef
ΔV−10%の時、RefのデータがHigh上がり(V400<V
10K)の場合は+10%がバイアス点として決定され、上
記以外はRefの値がバイアス点として決定され、ΔVRef
=ΔV+10%の時、RefのデータがHigh下がり(V400>V
10K)の場合は−10%がバイアス点として決定され、上
記以外はRefの値がバイアス点として決定され、ΔV
−10%=ΔV+10%の時はRefとする。そして、このよ
うな演算を行った結果のΔVが最小のバイアス量を最適
な録音バイアスとして設定するものである(ステップS3
3)。
前記した如き動作を行うことにより、第4図に示す再
生出力に対する録音バイアス電流となり、±10%のにお
ける録音バイアス電流を設定することによって、高調波
歪みおよび飽和出力レベルが良好な状態の部分となるも
のである。
なお、前記した説明は2つの周波数の検出信号を3ス
テップで録音したものについてであるが、この検出信号
は少なくとも2ステップで録音し、その再生レベルの出
力の差が小さい方を録音バイアス電流として設定するよ
うにしても良い。
また、2つの検出信号は周波数多重であっても良い。
〔発明の効果〕
本発明は前記したように、バイアス電流によって極端
に高調波歪みが悪化する部分を除いたバイアス電流値に
おいて、2つの検出信号を少なくとも2ステップ以上録
音し、その検出信号を再生して再生出力レベルの差が小
さい方のポイントを最適録音バイアス電流としたので、
高調波歪みが良好な状態の部分となり、しかも、録音バ
イアスの設定が非常に簡単に行なえる等の効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するためのブロック図、 第2図は同上の制御回路のフローチャート図、 第3図は第3図の検出信号波形図、 第4図は第2図の説明に供する模式図、 第5図は従来例の検出信号波形図、 第6図(a),(b)は従来例における模式図である。 1……テープ駆動メカ、2……録音・再生ヘッド、3…
…消去ヘッド、4……スイッチ、5……バイアス発振回
路、11……検出信号発振回路、13……レベル検出回路、
14……制御回路、15……メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 義則 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 (56)参考文献 特開 昭58−175112(JP,A) 実開 昭60−150204(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/027 G11B 5/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ上に2つの周波数の検出信号をバイ
    アス電流によって極端に高調波歪みが悪化する部分を除
    いたバイアス電流値において交互に少なくとも2ステッ
    プ以上録音し、このテープを巻戻した後に前記検出信号
    を再生して、各ステップにおける2つの周波数の検出信
    号の再生出力レベルの差が小さい方のポイントを最適録
    音バイアス電流として設定するようにしたことを特徴と
    する磁気記録再生装置の最適録音バイアス調整方法。
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