JP2998739B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2998739B2
JP2998739B2 JP14236298A JP14236298A JP2998739B2 JP 2998739 B2 JP2998739 B2 JP 2998739B2 JP 14236298 A JP14236298 A JP 14236298A JP 14236298 A JP14236298 A JP 14236298A JP 2998739 B2 JP2998739 B2 JP 2998739B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷暖運転に加え
て再熱ドライ運転が可能な空気調和機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えばセパレート形空気調和機は、圧縮
機に室内熱交換器、減圧機構、室外熱交換器を順次接続
して冷媒循環回路を形成し、圧縮機からの吐出冷媒を室
内熱交換器から室外熱交換器へと回流させることで暖房
運転が、また、室外熱交換器から室内熱交換器へと回流
させることで冷房運転が行われる。この場合に、室内熱
交換器を第1室内熱交換器と第2室内熱交換器とに分割
構成すると共に、これら両熱交換器間に除湿用の減圧機
構を介在させることで、室温低下を抑えた除湿運転が可
能になる。
【0003】このような空気調和機の一例が特公昭53
−3580号公報に開示されている。図4に示すこの空
気調和機においては、室外ファン51の回転数を低速に
し、減圧機構52に並列接続された第1開閉弁53を開
弁すると共に、第1・第2室内熱交換器54・55間の
第2開閉弁56を閉弁し、図中実線矢印で示すように冷
媒を循環させて除湿運転が行われる。このとき、圧縮機
57の吐出冷媒は、室外熱交換器58を通過して第1室
内熱交換器54で放熱凝縮し、除湿用減圧機構59で減
圧された後、第2室内熱交換器55で吸熱蒸発する。
【0004】したがって、室内機内における空気の通気
方向に沿って第2室内熱交換器55・第1室内熱交換器
54の順で配置しておくことで、室内空気は、まず、第
2室内熱交換器55通過時に冷却され、このとき水分が
結露して除湿される。次いで、第1室内熱交換器54通
過時に再熱され室内に吹き出されることになって、室温
低下を抑えた除湿運転(以下、再熱ドライ運転という)
が可能になる。
【0005】上記構成の空気調和機においては、圧縮機
57の吐出冷媒を室外側から室内側に循環させる冷房サ
イクルで除湿運転が行われる。これに対し、圧縮機から
の吐出冷媒を室内側から室外側に循環させる暖房サイク
ルで、上記同様の再熱ドライ運転を行うようにした空気
調和機の例が特公昭61−533号公報に開示されてい
る。
【0006】図5に示すこの空気調和機においては、第
1室内熱交換器61・第2室内熱交換器62間の開閉弁
63を閉弁し、図中実線矢印で示すように冷媒を循環さ
せて除湿運転が行われる。このとき、圧縮機64の吐出
冷媒は、四路切換弁65を通して第1室内熱交換器61
に供給され、この熱交換器61で凝縮する。次いで、除
湿用減圧機構66で減圧された後、第2室内熱交換器6
2で蒸発する。その後、暖房用減圧機構67を通過後に
室外熱交換器68でさらに蒸発して圧縮機64に返流さ
れる。したがって、この場合には、第2室内熱交換器6
2から第1室内熱交換器61を順次室内空気が通過する
ように構成することで、前記同様の再熱ドライ運転が行
われる。
【0007】なお、この空気調和機においては、冷暖切
換用の四路切換弁65によって冷房サイクルへの切換え
も可能であるが、この冷房サイクルで除湿運転を行おう
としても、室内機内の通気方向上流側の第2室内熱交換
器62が凝縮器、下流側の第1室内熱交換器61が蒸発
器として機能することになるため、上記したような再熱
ドライ運転は行えない。
【0008】すなわち、従来の空気調和機においては、
四路切換弁を設けて冷暖の切換えが可能な構成であって
も、室内機内における通気方向下流側の熱交換器が圧縮
機側に、上流側の熱交換器が室外熱交換器側に配管接続
された構成であれば、暖房サイクルでの再熱ドライ運転
しか行えず、また、前記図4に示したように、通気方向
下流側の熱交換器が室外熱交換器側に、上流側の熱交換
器が圧縮機側に配管接続された構成であれば、冷房サイ
クルでの再熱ドライ運転しか行えないものとなってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように暖房サイクルと冷房サイクルとのいずれか一方で
しか再熱ドライ運転を行えない従来の空気調和機におい
ては、外気温度等の環境変化の影響を受けて、室内温度
の低下や除湿効率の低下を生じ易いという問題を有して
いる。
【0010】つまり、前記図4を参照して説明したよう
な冷房サイクルでの除湿運転では、室外ファン51を低
速回転状態や停止状態としても、外気温が低いとき等に
は室外熱交換器58での凝縮量が多くなる。このときの
モリエル線図の一例を図3(c)に示している。同図の
ように、室外熱交換器58通過時に凝縮が生じると、室
内側での凝縮熱量が低下し、また、室外熱交換器58か
ら室内側に至る間で圧損が生じると、室内側での凝縮圧
力・凝縮温度の低下が生じる。このため、室内側での再
熱熱量が確保されなくなって、室内機からの空気の吹出
温度の低下が生じてしまう。
【0011】一方、図5を参照して説明したような暖房
サイクルでの除湿運転では、例えば外気温が高い場合に
は室外熱交換器68での冷媒蒸発温度が高くなり、これ
に伴って、暖房用減圧機構67で減圧される前の第2室
内熱交換器62での蒸発温度はさらに高くなる。この結
果、室内空気の充分な温度低下が生じずに、除湿量が小
さくなって除湿効率が低下する。
【0012】さらに、従来の暖房サイクル除湿運転が可
能なセパレート形空気調和機では、室外機と室内機とを
相互に接続する連絡配管が長くなったときに、ここでの
圧損が大きくなり、これによって除湿効率が低下すると
いう問題も有している。
【0013】すなわち、例えば図5に示した空気調和機
の場合、第1室内熱交換器61がガス側連絡配管を介し
て四路切換弁65に、第2室内熱交換器62が液側連絡
配管を介して室外熱交換器68側に接続されるが、この
とき、ガス側連絡配管が例えば外径3/8インチの管か
ら成る場合、液側連絡配管としては例えば外径1/4イ
ンチの管が使用される。つまり、液側連絡配管には、通
常、ガス側連絡配管よりも小径の管が用いられる。この
ような配管接続状態で暖房サイクル除湿運転が行われる
と、第2室内熱交換器62で蒸発した低圧のガス冷媒或
いは気液混合冷媒が、径の小さな液側連絡配管を通過す
ることになるため、この間での圧損が大きくなって除湿
効率が低下する。
【0014】この発明は、上記した問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、再熱能力や除湿効率が良好な再
熱ドライ運転を室外環境に影響されずに安定して行わせ
ることが可能な空気調和機を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機は、圧縮機3の吐出側と吸込側とが1次側ポートに
各々接続された四路切換弁7の2次側ポートに、順次、
第1ガス管8、室内側熱交換器20、第1液管11、減
圧機構39、第2液管13、室外熱交換器15、第2ガ
ス管9を接続して冷媒循環回路を形成し、上記室内側熱
交換器20を第1ガス管8側の第1室内熱交換器21と
第1液管11側の第2室内熱交換器22とに分割構成す
ると共に、第1室内熱交換器21と第2室内熱交換器2
2との間に、除湿運転時に除湿用減圧機構として介在さ
れる絞り手段23を設け、圧縮機3の吐出冷媒を第1ガ
ス管8に供給し第1・第2室内熱交換器21・22を凝
縮器、室外熱交換器15を蒸発器として機能させて暖房
運転を行う一方、圧縮機3の吐出冷媒を第2ガス管9に
供給し室外熱交換器15を凝縮器、第1・第2室内熱交
換器21・22を蒸発器として機能させて冷房運転を行
う空気調和機であって、第1ガス管8と第1液管11と
の間に、圧縮機3の吐出冷媒を第2ガス管9に供給して
行う冷房サイクル除湿運転時には、第1液管11が第2
室内熱交換器22に、第1室内熱交換器21が第1ガス
管8に各々接続された上記冷暖運転時の接続状態を保持
する一方、圧縮機3の吐出冷媒を第1ガス管8に供給し
て行う暖房サイクル除湿運転時に、第1ガス管8が第2
室内熱交換器22に、第1室内熱交換器21が第1液管
11に各々接続された接続状態に切換える接続状態切換
手段10を設けていることを特徴としている。
【0016】このような構成によれば、冷房サイクル除
湿運転時と暖房サイクル除湿運転時とのいずれにおいて
も、圧縮機3からの吐出冷媒は、第2室内熱交換器22
に流入し凝縮した後、第1室内熱交換器21で蒸発す
る。したがって、室内機内における空気の通気方向に沿
って上流側に第1室内熱交換器21、下流側に第2室内
熱交換器22を配置しておくことで、冷房サイクルと暖
房サイクルとのいずれによっても再熱ドライ運転を行う
ことができる。これにより、例えば外気温等の環境変化
に応じて、冷房サイクル除湿運転と暖房サイクル除湿運
転とを適宜選択することで、再熱能力や除湿効率が良好
な再熱ドライ運転をより安定して行わせることができ
る。
【0017】また上記では、例えば連絡配管を用いて室
外機と室内機とを相互に接続して構成する場合、第1室
内熱交換器21にガス側連絡配管、第2室内熱交換器2
2に液側連絡配管をそれぞれ接続することで、冷房サイ
クルと暖房サイクルとのいずれの除湿運転時にも、第1
室内熱交換器21で蒸発した低圧のガス冷媒はガス側連
絡配管を通して室外機側に送られることになる。したが
って、液側連絡配管がガス側連絡配管より小径であって
も、従来の暖房サイクル除湿運転で生じていた連絡配管
での低圧損失が少なくなり、これによって、蒸発温度の
上昇が抑えられるので除湿効率が向上する。
【0018】 さらに上記に加えて請求項1の空気調和
機は、上記第1室内熱交換器21における冷媒の流路断
面積を第2室内熱交換器22の流路断面積よりも大きく
していることを特徴としている。
【0019】この構成においては、冷暖能力や除湿効率
の向上を図ることができる。すなわち、暖房運転時に
は、第1室内熱交換器21に流入した高圧ガス冷媒が第
1室内熱交換器21と第2室内熱交換器22とを順次通
過する間に次第に凝縮して液冷媒となり、冷房運転時に
は、第2室内熱交換器22に流入した液冷媒が次第に蒸
発してガス冷媒となるが、これらガス冷媒の割合が多い
側の第1室内熱交換器21の流路断面積を大きくしてい
ることによって、この冷暖運転時におけるこれら第1・
第2室内熱交換器21・22通過時の圧損が小さくな
る。これにより、冷暖能力が向上する。
【0020】一方、冷房サイクルと暖房サイクルとのい
ずれの除湿運転においても、第2室内熱交換器22には
高圧ガス冷媒が流入して凝縮し、第1室内熱交換器21
には除湿用電動膨張弁23で減圧された低圧液冷媒が流
入して蒸発する。したがって、この場合には、低圧の液
冷媒やガス冷媒が流通する第1室内熱交換器21の流路
断面積が第2室内熱交換器22よりも大きいことで、こ
の第1室内熱交換器21通過時の低圧損失が小さくな
る。これによって、除湿効率も向上する。
【0021】 請求項の空気調和機は、第1室内熱交
換器21に、冷媒が分流して流れる互いに並列な冷媒流
路を、その合計の流路断面積が第2室内熱交換器22の
流路断面積よりも大きくなるように複数設けていること
を特徴としている。
【0022】つまり、第1・第2室内熱交換器21・2
2の各流路断面積を異ならせる場合、例えばクロスフィ
ンチューブ型熱交換器では、冷媒が流通する伝熱管の管
径を相違させて構成することも可能であるが、上記のよ
うに、互いに並列な冷媒流路の数、すなわちパス数を異
ならせることで、第1・第2室内熱交換器21・22と
で同一径の伝熱管を用いることができる。したがって、
この場合の第1・第2室内熱交換器21・22の製作に
当たっては、組立の最終段階で冷媒出入り口に所望のパ
ス数に応じたヘッダを各々取付ければ、それまでの製作
組立は第1・第2室内熱交換器21・22で互いに同様
に行うことができるので製作が容易になる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空気調和機の具
体的な実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明
する。
【0024】図1は、室外機1に室内機2を接続して構
成されたセパレート形空気調和機の冷媒回路図である。
室外機1には圧縮機3が内装されており、この圧縮機3
の吐出配管4と、アキュームレータ5・5が介設された
吸込配管6とは、それぞれ第1四路切換弁7の1次側ポ
ートに各々接続されている。
【0025】この第1四路切換弁7の2次側ポートには
第1ガス管8と第2ガス管9とがそれぞれ接続され、第
1ガス管8は、第2四路切換弁(接続状態切換手段)1
0における一方の1次側ポートに接続されている。そし
て、この第2四路切換弁10の他方の1次側ポートに第
1液管11が接続され、この第1液管11に、順次、後
述する逆止弁ブリッジ回路12・第2液管13・室外フ
ァン14の付設された室外熱交換器15が接続され、こ
の室外熱交換器15に第2ガス管9が接続されている。
【0026】上記第2四路切換弁10の2次側ポートに
はガス側中継管16と液側中継管17とが接続され、こ
れら中継管16・17に、ガス側連絡配管18および液
側連絡配管19を介して、室内機2に内装された室内側
熱交換器20が接続されている。
【0027】この室内側熱交換器20は、ガス側連絡配
管18に接続された第1室内熱交換器21と、液側連絡
配管19に接続された第2室内熱交換器22とに分割構
成され、これら室内熱交換器21・22は、除湿用電動
膨張弁(絞り手段)23が介設された中間配管24を介
して相互に接続されている。また、これら室内熱交換器
21・22は、室内ファン25を作動したときに室内機
2内に吸い込まれる室内空気の通気経路に沿って、第1
室内熱交換器21・第2室内熱交換器22の順でそれぞ
れ室内機2内に設置されている。
【0028】また、図2に示すように、第2室内熱交換
器22は、液側連絡配管19側に1系統の冷媒流通路2
2aを、また、中間配管24側に互いに並列な2系統の
冷媒分流通路22b・22bをそれぞれ内部に備えるパ
ス取り形状で構成されている。一方、第1室内熱交換器
21は、その全体にわたって、互いに並列な3系統の冷
媒分流通路21a…を有するパス取り形状で形成されて
いる。
【0029】前記逆止弁ブリッジ回路12は、図1に示
すように、第1液管11が接続された第1出入口ポート
12aと、第2液管13が接続された第2出入口ポート
12bとの間に、入側配管31と出側配管32とを互い
に並列に接続し、入側配管31に第1・第2逆止弁33
・34を、また、出側配管32に第3・第4逆止弁35
・36をそれぞれ介設して構成されている。また、入側
配管31における第1逆止弁33と第2逆止弁34との
間の整流入口ポート12cと、出側配管32における第
3逆止弁35と第4逆止弁36との間の整流出口ポート
12dとの間に、整流配管37が設けられている。
【0030】第1逆止弁33・第2逆止弁34は、それ
ぞれ、第1出入口ポート12a・第2出入口ポート12
b側から整流入口ポート12cに向かう冷媒流れを許容
する方向で入側配管31に各々介設されている。また、
第3逆止弁35・第4逆止弁36は、それぞれ、整流出
口ポート12d側から第1出入口ポート12a・第2出
入口ポート12bに向かう冷媒流れを許容する方向で出
側配管32に各々介設されている。
【0031】一方、前記整流配管37には、整流入口ポ
ート12c側から、二重管より成る過冷却熱交換器38
と、後述する冷暖運転時に減圧機構として機能するよう
に開度制御される第1電動膨張弁39とが順次介設され
ている。そして、整流入口ポート12cと過冷却熱交換
器38の外管入口ポートとの間に、第2電動膨張弁40
が介設された第1インジェクション配管41が設けら
れ、また、過冷却熱交換器38の外管出口ポートを、前
記圧縮機3の吸込ポートに接続する第2インジェクショ
ン配管42が設けられている。
【0032】これにより、第1液管11側から第1逆止
弁33を通して流れる冷媒、あるいは第2液管13側か
ら第2逆止弁34を通して流れる冷媒は、整流入口ポー
ト12c、第1電動膨張弁39と第2電動膨張弁40と
の開度比に応じて一部が第1インジェクション配管41
へと分流する。この分流冷媒は、過冷却熱交換器38通
過時に、整流入口ポート12cから過冷却熱交換器38
の内管を通して整流出口ポート12dへと流れる主冷媒
との間で熱交換を生じ、その後、第2インジェクション
配管42を通して圧縮機3に返流される。
【0033】さらに上記冷媒回路には、前記第1液管1
1と吸込配管6との間にバイパス配管43が設けられ、
このバイパス配管43には一方向電磁弁より成るバイパ
ス開閉弁44が介設されている。
【0034】上記構成の空気調和機においては、暖房運
転が、除湿用電動膨張弁23を全開状態、また、バイパ
ス開閉弁44を閉にして、第1四路切換弁7および第2
四路切換弁10をそれぞれ図において実線で示す切換位
置に位置させ、この状態で圧縮機3を駆動することによ
って行われる。このとき、第2電動膨張弁40も全閉状
態にしていると、圧縮機3からの吐出冷媒は、図中実線
矢印で示すように、第1四路切換弁7・第1ガス管8・
第2四路切換弁10・ガス側中継管16を通して室内機
2側へ供給され、第1室内熱交換器21・第2室内熱交
換器22を順次通過した後、液側中継管17・第2四路
切換弁10・第1液管11・第1逆止弁33・過冷却熱
交換器38・第1電動膨張弁39・第4逆止弁36・第
2液管13を経て室外熱交換器15に流入し、この室外
熱交換器15を通過後、第2ガス管9・第1四路切換弁
7を経て圧縮機3に返流される。
【0035】このような暖房サイクルにおいて、第1・
第2室内熱交換器21・22が凝縮器、室外熱交換器1
5が蒸発器として各々機能し、室外から吸収した熱量を
室内へ放出して室内暖房が行われる。この暖房運転時に
は、室外熱交換器15を通過して圧縮機3に返流される
蒸発冷媒が所定の過熱度で維持されるように、第1電動
膨張弁39の開度が制御される。
【0036】一方、冷房運転は、上記から第1四路切換
弁7を図において破線で示す切換位置に切換えて圧縮機
3を駆動することにより行われる。このとき、圧縮機3
からの吐出冷媒は、図中破線矢印で示すように、第1四
路切換弁7・室外熱交換器15・第2液管13・第2逆
止弁34・過冷却熱交換器38・第1電動膨張弁39・
第3逆止弁35・第1液管11を順次通過し、さらに、
第2四路切換弁10・液側中継管17から第2室内熱交
換器22・第1室内熱交換器21を順次通過した後、ガ
ス側中継管16・第2四路切換弁10・第1ガス管8・
第1四路切換弁7を経て圧縮機3に返流される。
【0037】このような冷房サイクルにおいて、室外熱
交換器15が凝縮器、第2・第1室内熱交換器22・2
1が蒸発器として各々機能し、室内から吸収した熱量を
室外へ放出して室内冷房が行われる。なお、この冷房運
転時には、第1室内熱交換器21を通過して圧縮機3に
返流される蒸発冷媒が所定の過熱度で維持されるよう
に、第1電動膨張弁39の開度が制御される。
【0038】なお、例えば前記の暖房運転時に第2電動
膨張弁40を開弁すると、第1・第2室内熱交換器21
・22で凝縮した高温高圧の液冷媒は、第1液管11・
第1逆止弁33を通過して整流入口ポート12cに達し
たときに、第1電動膨張弁39と第2電動膨張弁40と
の開度比に応じて一部の液冷媒が第1インジェクション
配管41へと分流する。この分流液冷媒は、第2電動膨
張弁40通過時の絞り作用で減圧され低温低圧の気液混
合冷媒となって過冷却熱交換器38の外管に流入する。
【0039】一方、整流入口ポート12cから整流配管
37を通して流れる主冷媒は、過冷却熱交換器38流入
時には高温高圧のままであり、この主冷媒と上記した分
流冷媒との間で過冷却熱交換器38通過時に熱交換が生
じる。これによって、分流冷媒は吸熱してガス化し、第
2インジェクション配管42を通して圧縮機3に返流さ
れる。主冷媒は温度が低下し、その過冷却度が大きくな
った状態で、第1電動膨張弁39通過時の絞り作用によ
って低温低圧の気液混合冷媒となる。そして、上記のよ
うに過冷却度が大きくなっている分、全体的な冷媒循環
量が多くなり、これによって、暖房能力が向上する。前
記冷房サイクルでの運転時においても、第2電動膨張弁
40を開弁することにより、上記と同様の作用で、より
冷房能力が向上した運転状態とすることができる。
【0040】次に、上記第1四路切換弁7を図中実線で
示す切換位置に位置させた暖房サイクルでの除湿運転に
ついて説明する。このとき、第2四路切換弁10は、図
中破線で示す切換位置に切換える。また、第1・第2電
動膨張弁39・40をそれぞれ全閉状態とする一方、バ
イパス開閉弁44を開弁する。そして、除湿用電動膨張
弁23の開度を、これが減圧機構として機能するように
制御する。また、室外ファン14は超低速回転状態、又
は停止状態とする。
【0041】この運転状態では、圧縮機3からの吐出冷
媒は、図中一点鎖線矢印で示すように、第1四路切換弁
7・第1ガス管8・第2四路切換弁10・液側中継管1
7を経て第2室内熱交換器22に流入する。そして、こ
の熱交換器22通過時に放熱して凝縮した後、除湿用電
動膨張弁23で減圧され、第1室内熱交換器21通過時
に吸熱して蒸発する。その後、ガス側中継管16・第2
四路切換弁10から第1液管11に流入し、この第1液
管11からバイパス配管43・吸込配管6を経て圧縮機
3に返流される。
【0042】したがって、前記室内ファン25の作動に
より室内機2内に吸込まれる室内空気は、まず、第1室
内熱交換器21通過時に冷却されて水分が結露し除湿さ
れる。その後、低温になった室内空気は第2室内熱交換
器22通過時に再熱される。この結果、温度を変えずに
湿度を低下させた空気が室内に吹き出され、いわゆる再
熱ドライ運転が行われる。
【0043】また、上記空気調和機においては、第1四
路切換弁7を図中破線で示す切換位置に位置させた冷房
サイクルでの除湿運転も適宜選択して行うことが可能で
ある。このとき、第2四路切換弁10は、図中実線で示
す切換位置に位置させ、また、第1電動膨張弁39を全
開、第2電動膨張弁40を全閉状態とする。また、バイ
パス開閉弁44は閉弁し、除湿用電動膨張弁23の開度
を、これが減圧機構として機能するように制御する。ま
た、室外ファン14は超低速回転状態、又は停止状態と
する。
【0044】この運転状態では、圧縮機3からの吐出冷
媒は、図中二点鎖線矢印で示すように、第1四路切換弁
7・第2ガス管9を経て室外熱交換器15に流入する。
このとき、室外ファン14を超低速回転、又は停止状態
にしておくことで、室外熱交換器15通過時の凝縮は抑
えられ、その後、前記冷房運転時と同様の経路を経て第
2室内熱交換器22に流入する。そして、この熱交換器
22通過時に凝縮し、次いで、第1室内熱交換器21通
過時に蒸発する。その後、ガス側中継管16・第2四路
切換弁10・第1ガス管8・第1四路切換弁7・吸込配
管6を経て圧縮機3に返流される。
【0045】したがって、この場合も、室内ファン25
の作動により室内機2内に吸込まれる室内空気は、第1
室内熱交換器21通過時に冷却された後、第2室内熱交
換器22通過時に再熱されて、再熱ドライ運転が行われ
る。
【0046】以上のように、本実施形態における空気調
和機においては、室内機2内における空気の通気方向に
沿って上流側に第1室内熱交換器21、下流側に第2室
内熱交換器22を配置しておくことで、第2四路切換弁
10の切換えにより、室内空気を一旦冷却して除湿した
後に再熱する再熱ドライ運転を、冷房サイクルと暖房サ
イクルとのいずれによっても行うことができる。これに
より、例えば外気温等の環境変化に応じて、冷房サイク
ル除湿運転と暖房サイクル除湿運転とを適宜選択するこ
とで、再熱能力や除湿効率の良好な再熱ドライ運転をよ
り安定して行わせることができる。
【0047】また上記では、暖房サイクル除湿運転時に
おいても、圧縮機3からの高温高圧の吐出冷媒は液側連
絡配管19を通して第2室内熱交換器22に流入し、そ
して、第1室内熱交換器21で蒸発した低温低圧のガス
冷媒が、ガス側連絡配管18を通して室外機1側に送ら
れる。したがって、液側連絡配管19およびガス側連絡
配管18として、従来同様に径の異なる配管を使用して
も、低圧のガス冷媒は径の大きなガス側連絡配管18を
通して室外機1に送られることになるので、従来の暖房
サイクル除湿運転で生じていた連絡配管での低圧損失が
少なくなる。これによって、蒸発温度の上昇が抑えら
れ、除湿効率が向上する。
【0048】さらに、上記実施形態においては、図2を
参照して説明したように、第1・第2室内熱交換器21
・22における冷媒流路数、すなわちパス数は、液側連
絡配管19への接続側から、順次、1パス・2パス・3
パスに増加させて、流路断面積を次第に大きくした構成
となっている。したがって、冷房運転時でのこれら熱交
換器21・22での蒸発過程においては、液冷媒中のガ
ス冷媒の増加傾向に合わせて流路断面積が次第に増加す
るので、これら熱交換器21・22通過時の圧力損失も
極力小さく抑えられる。さらに、暖房運転時には、ガス
冷媒から液冷媒への変化に合わせて流路断面積が次第に
減少するので、液冷媒の流速低下が抑えられて、良好な
暖房能力が維持される。
【0049】しかも、暖房サイクル除湿運転時や、冷房
サイクル除湿運転時においても、高圧ガス冷媒が第2室
内熱交換器22に流入して凝縮し、その後、第1室内熱
交換器21で蒸発して低圧のガス冷媒に変化するのに合
わせて、特に、第1室内熱交換器21側の流路断面積が
大きいので、この熱交換器21通過時の低圧損失が抑え
られ、これによっても蒸発温度の上昇が抑えられて、除
湿効率を向上させ得るものとなっている。
【0050】なお、第1・第2室内熱交換器21・22
がそれぞれクロスフィンチューブ型熱交換器から成り、
これらのパス数を上記のように相違させて流路断面積を
相互に異ならせる構成では、これら熱交換器21・22
の製作・組立に当たり、組立の最終段階で冷媒出入り口
に所望のパス数に応じたヘッダを各々取付ければ、それ
までの工程は第1・第2室内熱交換器21・22で同一
径の伝熱管を用いて互いに同様に行うことができるの
で、製作が容易になる。
【0051】さらに上記実施形態においては、暖房サイ
クル除湿運転時には、第1・第2電動膨張弁39・40
をそれぞれ全閉状態とし、バイパス配管43を通して第
1室内熱交換器21通過後の蒸発冷媒を圧縮機3に返流
させる。したがって、循環冷媒は室外熱交換器15を通
過しないので、外気温の変化に殆ど影響を受けない再熱
ドライ運転を行うことが可能である。図3(a)には、
このような暖房サイクル除湿運転時のモリエル線図を示
している。殆どエネルギー損失のない除湿運転行うこと
ができ、特に、凝縮過程での放熱量を室内空気の再熱量
として充分に確保し得るので、吹出温度の低下を生じさ
せることなく、さらには、例えば温風ドライ運転とし
て、室温調整も可能な除湿運転を行わせることが可能に
なる。
【0052】なお、上記実施形態では、インジェクショ
ン配管41・42をさらに備えた空気調和機を例示して
いるが、このような構成を備える空気調和機において
は、前記したバイパス配管43を設けずに、上記のイン
ジェクション配管41・42を通して、第1室内熱交換
器21通過後の蒸発冷媒を圧縮機3に返流させるように
することも可能である。
【0053】すなわち、暖房サイクル除湿運転時に第1
電動膨張弁39を全閉状態にする一方、第2電動膨張弁
40は全開状態とし、第1室内熱交換器21通過後の蒸
発冷媒を、図1において、第1液管11・第1逆止弁3
3から、第1・第2インジェクション配管41・42を
通して圧縮機3に返流させるのである。このときのモリ
エル線図を図3(b)に示している。なお、同図におけ
る破線部分は、運転開始当初に室外熱交換器15に残留
している液冷媒が、第2液管13・第2逆止弁34から
第1・第2インジェクション配管41・42を通して圧
縮機3に吸引される過渡的な状態を示しており、その後
の定常状態においては、実線で示すように、同図(a)
と同様の状態で再熱ドライ運転が継続される。
【0054】以上にこの発明の具体的な実施形態につい
て説明したが、この発明は上記形態に限定されるもので
はなく、この発明の範囲内で種々変更して実施すること
ができる。例えば上記形態では、暖房サイクル除湿運転
時に、室外熱交換器15を通過させずに室内側から蒸発
冷媒を圧縮機3に返流させるために、バイパス配管43
或いは第1・第2インジェクション配管41・42を設
けた構成を挙げたが、これらの配管を設けずに、暖房サ
イクル除湿運転時に室外熱交換器15を通過させて冷媒
を圧縮機に返流させる構成の空気調和機にも、本発明を
適用することが可能である。
【0055】また、上記形態では、第1室内熱交換器2
1と第2室内熱交換器22とにおけるパス数を相互に異
ならせて流路断面積を相違させる構成としたが、例えば
同一のパス数として、第2室内熱交換器22における冷
媒配管(伝熱管)よりも大きな径の配管を第1室内熱交
換器21に用いて構成することもできる。
【0056】また上記形態では、冷暖運転時および除湿
運転時の各減圧機構をそれぞれ電動膨張弁39・23で
構成したが、これらに代えて、例えば開閉弁を並列接続
したキャピラリーチューブで各減圧機構を構成すること
等も可能である。
【0057】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明の請求項
1の空気調和機においては、第1ガス管および第1液管
への室内側熱交換器の接続状態を切換える接続状態切換
手段を設けて、冷房サイクル除湿運転と暖房サイクル除
湿運転とのいずれにおいても、第1室内熱交換器を蒸発
器、第2室内熱交換器を凝縮器として機能させて再熱ド
ライ運転を行い得るようになっている。これにより、外
気温等の環境変化に応じて、冷房サイクル除湿運転と暖
房サイクル除湿運転とを適宜選択することで、再熱能力
や除湿効率が良好な再熱ドライ運転を、より安定して行
わせることができる。
【0058】また、例えば連絡配管を用いて室外機と室
内機とを相互に接続して構成する場合でも、冷房サイク
ルと暖房サイクルとのいずれの除湿運転時にも、第1室
内熱交換器21で蒸発した低圧ガス冷媒がガス側連絡配
管を通して室外機側に送られるようにすることができ
る。したがって、液側連絡配管がガス側連絡配管より小
径であっても、従来の暖房サイクル除湿運転で生じてい
た連絡配管での低圧損失が少なくなり、これによって、
蒸発温度の上昇が抑えられるので除湿効率が向上する。
【0059】 さらに上記に加えて請求項1の空気調和
機においては、除湿運転時に蒸発器として機能する側の
第1室内熱交換器における冷媒の流路断面積を第2室内
熱交換器の流路断面積よりも大きくしているので、冷暖
運転時の空調能力が向上すると共に、さらに、除湿運転
時における第1室内熱交換器通過時の低圧損失も抑えら
れて、除湿効率が向上する。
【0060】 請求項の空気調和機においては、各室
内熱交換器のパス数を異ならせて、第1室内熱交換器の
流路断面積が第2室内熱交換器よりも大きくなるように
した構成であり、この場合、クロスフィンチューブ型熱
交換器から成る第1・第2室内熱交換器を製作する際、
組立の最終段階で冷媒出入り口に所望のパス数に応じた
ヘッダを各々取付ければ、それまでの製作組立は第1・
第2室内熱交換器で同一の伝熱管を用いて互いに同様に
行うことができるので、製作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における空気調和機の冷
媒回路図である。
【図2】上記空気調和機における第1室内熱交換器と第
2室内熱交換器との各パス数の説明図である。
【図3】除湿運転時のモリエル線図を示すもので、同図
(a)は上記空気調和機におけるバイパス配管を通して
蒸発冷媒を圧縮機に返流させる暖房サイクル除湿運転時
のモリエル線図、同図(b)は、上記空気調和機におけ
るインジェクション配管を通して蒸発冷媒を圧縮機に返
流させる暖房サイクル除湿運転時のモリエル線図、同図
(c)は従来の冷房サイクル除湿運転時のモリエル線図
である。
【図4】従来の冷房サイクル除湿運転可能な空気調和機
の冷媒回路図である。
【図5】従来の暖房サイクル除湿運転可能な空気調和機
の冷媒回路図である。
【符号の説明】
3 圧縮機 7 第1四路切換弁 8 第1ガス管 9 第2ガス管 10 第2四路切換弁(接続状態切換手段) 11 第1液管 13 第2液管 15 室外熱交換器 20 室内側熱交換器 21 第1室内熱交換器 22 第2室内熱交換器 23 除湿用電動膨張弁(絞り手段) 39 第1電動膨張弁(減圧機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−34219(JP,A) 実開 平3−107667(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 13/00 F25B 29/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(3)の吐出側と吸込側とが1次
    側ポートに各々接続された四路切換弁(7)の2次側ポ
    ートに、順次、第1ガス管(8)、室内側熱交換器(2
    0)、第1液管(11)、減圧機構(39)、第2液管
    (13)、室外熱交換器(15)、第2ガス管(9)を
    接続して冷媒循環回路を形成し、上記室内側熱交換器
    (20)を第1ガス管(8)側の第1室内熱交換器(2
    1)と第1液管(11)側の第2室内熱交換器(22)
    とに分割構成すると共に、第1室内熱交換器(21)と
    第2室内熱交換器(22)との間に、除湿運転時に除湿
    用減圧機構として介在される絞り手段(23)を設け、
    圧縮機(3)の吐出冷媒を第1ガス管(8)に供給し第
    1・第2室内熱交換器(21)(22)を凝縮器、室外
    熱交換器(15)を蒸発器として機能させて暖房運転を
    行う一方、圧縮機(3)の吐出冷媒を第2ガス管(9)
    に供給し室外熱交換器(15)を凝縮器、第1・第2室
    内熱交換器(21)(22)を蒸発器として機能させて
    冷房運転を行う空気調和機であって、第1ガス管(8)
    と第1液管(11)との間に、圧縮機(3)の吐出冷媒
    を第2ガス管(9)に供給して行う冷房サイクル除湿運
    転時には、第1液管(11)が第2室内熱交換器(2
    2)に、第1室内熱交換器(21)が第1ガス管(8)
    に各々接続された上記冷暖運転時の接続状態を保持する
    一方、圧縮機(3)の吐出冷媒を第1ガス管(8)に供
    給して行う暖房サイクル除湿運転時に、第1ガス管
    (8)が第2室内熱交換器(22)に、第1室内熱交換
    器(21)が第1液管(11)に各々接続された接続状
    態に切換える接続状態切換手段(10)を設け、さらに
    第1室内熱交換器(21)における冷媒の流路断面積を
    第2室内熱交換器(22)の流路断面積よりも大きくし
    ていることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 第1室内熱交換器(21)に、冷媒が分
    流して流れる互いに並列な冷媒流路を、その合計の流路
    断面積が第2室内熱交換器(22)の流路断面積よりも
    大きくなるように複数設けていることを特徴とする請求
    の空気調和機。
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