JP2998597B2 - 切削方法および切削工具 - Google Patents

切削方法および切削工具

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JP2998597B2
JP2998597B2 JP17258995A JP17258995A JP2998597B2 JP 2998597 B2 JP2998597 B2 JP 2998597B2 JP 17258995 A JP17258995 A JP 17258995A JP 17258995 A JP17258995 A JP 17258995A JP 2998597 B2 JP2998597 B2 JP 2998597B2
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正治 滝口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にエンジンのシ
リンダーヘッドのバルブ穴加工等における切削方法、お
よびかかる加工に用いて最適な切削工具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】このようなシリンダーヘッドのバルブ穴
では、穴の開口部の周縁にバルブが頻繁に当たることに
なるため、この部分には焼結合金等の硬質部材を嵌装し
て耐久性を得るようにしている。そこで、このバルブ穴
を加工する切削工具としては、穴自体を仕上げ加工する
ガンリーマ等の穴加工工具と上記開口部周縁を加工する
切刃チップとを備えたものが使われている。しかも、上
記開口部はバルブヘッドの形状に合わせてテーパ面状に
形成されることが多く、このためかかる面の切削が可能
なように、上記切刃チップは当該切削工具の回転軸線に
対して斜交する方向にスライド可能に取り付けられるの
が望ましい。
【0003】図6ないし図8は、このようなバルブ穴の
加工に用いられていた従来の切削工具の一例を示すもの
である。これらの図において工具本体1は略円錐状をな
し、アダプタ2を介して図示しない工作機械の主軸端等
に装着されてその軸線O回りに回転され、切削加工に供
される。また、この工具本体1の先端には上記軸線Oに
沿ってブッシュ3が装着されており、このブッシュ3に
上述したガンリーマ等の穴加工工具(図示略)のシャン
クを嵌挿して、工具本体1ごと回転しつつ該穴加工工具
を前進させることにより、上記穴自体の仕上げ加工が可
能とされている。なお、この穴加工工具の前進は、後述
するスライド軸の内部に同軸に挿通された軸4により行
われるようになっている。
【0004】さらに、工具本体1の先端部外周には3つ
の切刃チップ5…が設けられており、これらの切刃チッ
プ5…によってバルブ穴の上記開口部周縁が加工される
ようになされている。ただし、図6においては一の切刃
チップ5Aだけが図示され、他の二つの切刃チップ5
B,5Cは図示が略されている。ここで、これらの切刃
チップ5…のうち、上記二つの切刃チップ5B,5Cは
工具本体1に直接的に固定される一方、上記一の切刃チ
ップ5Aは上述のようにスライド可能に取り付けられて
いる。すなわち、工具本体1にはそのなす円錐形状の母
線の方向に沿って、つまり軸線Oに斜交する方向に沿っ
て図7に示すようにT溝6が形成されており、このT溝
6にはスライダー7が摺動自在に嵌挿されていて、上記
切刃チップ5Aはこのスライダー7に着脱自在に固定さ
れているのである。なお、このスライダー7には径方向
に調整ボルト7Aがねじ込まれていて、この調整ボルト
7Aの先端が、スライダー7に装着される切刃チップ5
Aの後端に当接して位置決めされることにより、切刃チ
ップ5Aの軸線O方向の位置が調節可能とされている。
【0005】一方、工具本体1およびアダプタ2の内部
には、それぞれ軸線Oに沿って穴1a,2aが形成され
ており、これらの穴1a,2aにはスライド軸8および
カップリング部材9が挿通されている。このカップリン
グ部材9はキー9aを介して上記穴1aに嵌着されてお
り、これによって工具本体1とカップリング部材9とは
上記軸線O回りに一体的に回転可能、かつスライド軸8
を進退させることによって上記穴1a内を進退可能とさ
れている。さらに、工具本体1の上記T溝6と穴1aと
は、T溝6の底面に開口する貫通穴6aを介して連通さ
れている。そして、スライダー7には、この貫通穴6a
を通って穴1aに突出する連結ピン(スライドキー)1
0が、クランプネジ10aにより固定されて取り付けら
れており、この連結ピン10がカップリング部材9に形
成された斜孔9bに嵌挿されることにより、スライダー
7とカップリング部材9とが連結されていて、スライド
軸8を介してカップリング部材9を進退させるのに伴
い、スライダー7がT溝6に沿って摺動して切刃チップ
5Aが軸線Oに斜交する方向にスライドするようになさ
れている。
【0006】このような構成の切削工具によって上述し
たようなバルブ穴の加工を行うには、上記ブッシュ3に
ガンリーマ等の穴加工工具を装着して軸4により工具本
体1の基端側に引き込み、その上で工具本体1を回転さ
せるとともに軸線O方向に送りを与えて、まず図8に示
すように上記二つの切刃チップ5B,5Cにより被削材
Sに形成されたバルブ穴の縁部C,Cの面取りを行う。
次いで工具本体1を一旦僅かに後退させてから、工具本
体1を回転させつつ、スライド軸8およびカップリング
部材9を前進させて、連結ピン10およびスライダー7
を介して切刃チップ5Aを図中鎖線R方向に沿ってスラ
イドさせることにより、バルブ穴の開口部周縁に上述し
たようなテーパ面Pを形成する。しかる後、工具本体1
を回転させたまま上記軸4によって穴加工工具を前進さ
せ、当該バルブ穴の内部(バルブガイド穴)の仕上げ加
工を行うのである。
【0007】なお、この種の切削工具においては、上記
T溝6に代えて工具本体1に断面「コ」字状の溝を形成
するとともに、この溝の互いに対向する壁面とスライダ
ー7との間に、スペーサーやクサビ部材等の介装部材を
着脱自在に取り付けたものが、本発明の発明者等によっ
て種々提案されている。しかるに、このような切削工具
では、切削時にスライダーを介して作用する負荷やスラ
イダーの摺動による工具本体側の摩耗は、直接工具本体
に生じることなく、上記介装部材に生じるため、この介
装部材を交換することによって容易かつ速やかにスライ
ダーの取付精度や位置精度を回復して、加工精度を維持
することができる。また、一方の壁面とスライダーとの
間にスペーサーを介装し、これらスライダーとスペーサ
ーとを上記母線方向に延びるセレーション溝等によって
係合せしめるとともに、他方の壁面とスライダーとの間
には、スライダーを一方の壁面側に押圧するクサビ部材
等を介装することにより、スライダーの取付剛性の向上
を図ることが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車等に
おける4バルブエンジンの定着に見られるように、近年
この種のエンジンにおいては多数バルブ化の傾向が強く
なってきており、これに伴い、加工効率の向上のため
に、多数の主軸を備えた工作機械を用いて、これらの主
軸のそれぞれに上述の切削工具を取り付け、多数のバル
ブ穴の加工を一度に行おうとする場合が多くなってきて
いる。ところが、上記構成の切削工具を用いた上述のよ
うな切削方法では、まず工具本体1に固定された上記二
つの切刃チップ5B,5Cによりバルブ穴の縁部C,C
の面取りを行い、次いで工具本体1を後退させ、しかる
後スライダー7を摺動させて切刃チップ5Aによりテー
パ面Pを形成するといった、少なくとも3工程の加工動
作を行わなければならず、このような複数の工程を要す
ることが加工効率の向上を阻害する一因となっていた。
【0009】また、上記切削工具および切削方法では、
切刃チップ5A〜5Cの間で、切刃チップ5Aが摺動し
た際の軸線O回りの回転軌跡と切刃チップ5B,5Cの
切刃の回転軌跡、あるいは切刃チップ5B,5Cの切刃
の回転軌跡同士が、それぞれ互いに所定の位置関係に正
確に配置されていなければ、所望の形状のバルブ穴の加
工を精度良く行うことは不可能となる。しかも、上述の
ように多数の主軸を備えた工作機械によって一度に多く
のバルブ穴の加工を行う場合、これらの主軸は互いに同
期して動作するから、各主軸に取り付けられる切削工具
同士の間でも、切刃チップ5A〜5Cの回転軌跡は互い
に厳密に一致するように設定しなければならず、従って
加工すべきバルブ穴の数が多くなるほど、その調整には
多大な時間と労力とを要することとなり、加工効率の向
上が一層阻まれる結果となってしまう。
【0010】本発明は、このような背景の下になされた
もので、多軸の工作機械を用いた切削加工に対応して、
加工効率の向上を図ることが可能な切削方法を提供する
とともに、かかる切削方法に用いて最適な切削工具をも
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、か
かる目的を達成するために、本発明の切削方法は、工具
本体を被削材に対して軸線方向に固定した状態で、工具
本体を軸線回りに回転しつつ、カップリング部材を進退
させてスライダーを摺動させ、切刃チップによって穴の
開口部にテーパ面を形成するとともに、工具本体を回転
させながら、カップリング部材を進退させてスライダー
を凹溝に沿って摺動させつつ、工具本体自体もその軸線
方向に進退させて、切刃チップによって上記穴の開口部
に上記テーパ面に交差する面取りを形成することを特徴
とする。また、本発明の切削工具は、カップリング部材
の進退に伴いスライダーを上記母線方向に摺動せしめる
スライドキーと、上記スライダーとの間に、両者の上記
母線方向の相対位置を調整する調整機構を設けたことを
特徴とする。
【0012】上記構成の切削方法によれば、スライダー
を摺動させながら、該スライダーが装着された工具本体
自体も進退させることにより、カップリング部材を前進
させてスライダーを工具本体の内周側かつ先端側に向け
て摺動させながら、工具本体を前進させた場合には、該
スライダーに取り付けられた切刃チップにより形成され
るテーパ面の傾斜は、従来の切削方法のように工具本体
を固定した状態でスライダーを同方向に摺動させた場合
に比べ、バルブ穴の中心軸に対する角度が小さく形成さ
れることとなる。一方、逆にスライダーを同方向に摺動
させながら工具本体を後退させた場合には、切刃チップ
により形成されるテーパ面の傾斜は、工具本体を固定し
た状態に比べてバルブ穴の中心軸に対する角度が大きく
なるように形成される。
【0013】従って、このようにスライダーを摺動させ
ながら、工具本体を前進させ、または後退させ、あるい
は固定した状態として切削を行うことにより、従来は3
つの切刃チップによって行わざるを得なかったバルブ穴
開口部のテーパ面と縁部の2つの面取りとを、スライダ
ーに取り付けられた一つの切刃チップにより連続して一
工程の加工で行うことが可能となる。また、このように
一の切刃チップによりバルブ穴の加工が可能となること
から、上述のように多軸の工作機械を用いて複数のバル
ブ穴に一度に加工を行う場合でも、各主軸に取り付けら
れた切削工具の上記一の切刃チップ同士の位置関係を互
いに調整すれば良く、調整に要する時間および労力の軽
減を図ることが可能となる。
【0014】ところで、上記従来の切削工具において
は、スライダーの装着された切刃チップの工具軸線方向
の位置は、上述したようにスライダーに径方向にねじ込
まれた調整ボルトにより調節可能である。ところが、3
つの切刃チップにより加工を行う従来の切削工具では、
まず工具本体に固定された2つの切刃チップによりバル
ブ穴に面取りを施し、次いでスライダーを摺動させて、
これらの面取り部分を横切るようにテーパ面を形成すれ
ば良かったため、このスライダーに装着された切刃チッ
プの工具本体の径方向における位置は、さほど厳密に調
節する必要はなかった。しかしながら、本発明による切
削方法のように、一つの切刃チップによって面取りとテ
ーパ面との形成を連続して行う場合には、工具本体の軸
方向ばかりでなく径方向についても、この切刃チップの
位置を正確に設定しなければ、多軸の工作機械で各主軸
を同期させて動作させた際に、形成されるバルブ穴の形
状に各切削工具の間で互いにバラツキが生じてしまうこ
とになる。
【0015】しかるに、これに対して本発明の切削工具
においては、カップリング部材とスライダーとを連結す
るスライドキーと、上記スライダーとの間に、円錐状を
なす工具本体の母線方向における両者の相対位置を調整
する調整機構が設けられているので、この調整機構によ
ってスライドキーに対するスライダーの相対位置を調節
することにより、カップリング部材の軸線方向の進退位
置に対するスライダーの上記母線方向の摺動位置、すな
わち切刃チップの工具径方向の位置を所定の位置に設定
することが可能となる。従って、多軸の工作機械を用い
た場合でも、各主軸に装着される切削工具同士の間で切
刃チップの位置を正確に合わせることができ、カップリ
ング部材によってスライダーを摺動させながら、各主軸
を同期させて進退させて、本発明による切削方法によっ
てバルブ穴を加工するのに際し、各切削工具の切刃チッ
プの回転軌跡を一致させることが可能となる。
【0016】ここで、かかる調整機構として、上記スラ
イドキーをスライダーに上記母線方向に相対移動可能、
かつ任意の相対位置にて固定可能に連結するとともに、
これらスライドキーとスライダーとの間に、両者を上記
母線方向に相対的に進退せしめる調整ネジを介装した構
成を採ることにより、この調節ネジをねじ込み、あるい
は緩めたりしてスライドキーとスライダーを上記母線方
向に相対移動させ、スライダーの位置、すなわち切刃チ
ップの位置を合わせた上で両者を固定することによって
切刃チップの径方向の位置合わせを行うことができる。
また、かかる構成を採った場合には、スライドキーとス
ライダーとの相対移動を任意の相対位置にて拘束する位
置決めネジを備えることにより、この位置決めネジによ
り予めスライダーの位置設定を行った上で、調整ネジに
よりスライダーとスライドキーを相対移動させて調整を
行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は、本発明の切削
工具の一実施形態を示すものである。本実施形態におけ
る切削工具の工具本体11は、その先端側が当該切削工
具の回転軸線Oを中心とする円錐状をなしており、この
円錐の母線の方向に沿って凹溝12が形成されていて、
この凹溝12内にスライダー13が上記母線方向に摺動
自在に装着されている。ただし、本実施形態では、図6
ないし図8に示した従来の切削工具のT溝6に代えて、
凹溝12は、互いに平行な一対の対向する壁面12a,
12bと、これらの壁面12a,12bに直交する底面
12cとにより画成される断面「コ」字状に形成されて
いるとともに、この凹溝12内の工具回転方向(図2に
おいて反時計回り方向)Tを向く壁面12a側にはスペ
ーサー14が、また工具回転方向Tの後方側を向く壁面
12b側にはクサビ部材15が調整部材16を介して、
それぞれクランプねじ17により着脱自在に取り付けら
れている。そして、これらスペーサー14と、クサビ部
材15および調整部材16と、凹溝12の底面12cと
により画成される間隙部に、上記スライダー13が嵌挿
されている。
【0018】ここで、上記スペーサー14は略板状の部
材であって、凹溝12の上記壁面12aおよびこの壁面
12a側の底面12cに密着するように取り付けられ、
その凹溝12の内側を向く側面には、上記母線方向に沿
って延びるように断面波型のセレーション溝14aが形
成されている。また、クサビ部材15および調整部材1
6は、凹溝12の上記壁面12b側において、クサビ部
材15が工具本体11の外周側に配置されるとともに調
整部材16は凹溝12の底面12c側に配置され、かつ
いずれも壁面12bに密着するようにして取り付けられ
ている。さらに、クサビ部材15の凹溝12の内側を向
く側面15aは凹溝12の底面12c側に向かうに従い
上記壁面12b側に向かう傾斜面とされている。
【0019】上記スライダー13は、図1に示すように
側面視に略「く」字状に曲折する角柱状部材であって、
その基端側が凹溝12内に配置されるとともに、先端部
には軸線Oに平行な方向に切刃チップ18が嵌挿されて
クランプネジ19により着脱自在に固定されている。ま
た、このスライダー13の先端部には調整ボルト20が
工具本体11の径方向にねじ込まれていて、この調整ボ
ルト20の先端が切刃チップ18の後端に当接すること
により、該切刃チップ18の軸線O方向の位置が位置決
めされ、その上でクランプネジ19により切刃チップ1
8が固定されるようになされている。さらに、スライダ
ー13の基端部には、工具本体11への取付状態におい
て上記壁面12a側を向く一の側面に、スペーサー14
のセレーション溝14aに密着するセレーション溝13
aが形成される一方、上記一の側面とは反対側の壁面1
2b側を向く他の一の側面13bは、クサビ部材15の
上記側面15aがなす傾斜に合わせて、凹溝12の底面
12c側に向かうに従い壁面12b側に向かう傾斜面と
されている。
【0020】一方、工具本体11の内部には、その後端
から穴11aが形成されており、この穴11aには略円
筒状をなすカップリング部材21がキー22を介して装
入されて、軸線O方向に摺動自在、かつ軸線O回りに工
具本体11と一体に回転可能とされている。さらに、こ
の穴11aから工具本体11の先端側に向けては、軸線
Oに沿うようにしてブッシュ23が装着されており、こ
のブッシュ23に挿通されるガンリーマ等の穴加工工具
により、バルブ穴の内径部の加工が行われるようになさ
れている。なお、上記カップリング部材21の内径部に
は、円筒状のスライド軸24がカップリング部材21に
軸線O方向に係合するように嵌挿されており、またこの
スライド軸24の内径部には軸25が嵌挿されて、上記
穴加工工具のシャンクに連結可能とされていて、スライ
ド軸24の進退に伴いカップリング部材21が進退され
るとともに、軸25の送り出しにより穴加工工具の送り
がなされるように設定されている。
【0021】さらにまた、上記凹溝12の底面12cに
は、上記穴11aに向けて貫通する長穴12dが上記母
線方向に沿って形成されている一方、上記カップリング
部材21の先端部外周縁には、この長穴12dの穴11
aへの開口部に臨むようにして、凹溝12の上記底面1
2cに直交する方向に延びるように斜孔21aが形成さ
れている。さらに、スライダー13には、上記長穴12
d内に突出するようにスライドキー26が取り付けられ
ており、このスライドキー26の先端はカップリング部
材21の上記斜孔21aに出没自在に嵌挿されていて、
上記スライド軸24の進退に伴ってカップリング部材2
1が進退するのに従い、スライドキー26が斜孔21a
内を出没しながら上記母線方向に移動し、これによりス
ライダー13および切刃チップ18も凹溝12に沿って
母線方向に摺動するようになされている。
【0022】そして、このスライドキー26とスライダ
ー13とは、上記母線方向に相対的に移動可能、かつ任
意の相対位置にて固定可能に連結されているとともに、
これらスライドキー26とスライダー13との間には、
両者を上記母線方向に相対的に進退せしめる調整ネジ2
7が介装されており、さらにスライダー13には、スラ
イドキー26とスライダー13との相対移動を任意の相
対位置にて拘束する位置決めネジ28が備えられてい
て、本実施形態における調整機構29が構成されてい
る。すなわち、スライドキー26の凹溝12内に突出す
る端部26aは、図4に示すように上記母線方向に延び
る略方形平板状に形成される一方、凹溝12の底面12
cに密着するスライダー13の底面13cには、このス
ライドキー26の端部26aが嵌装可能な凹部13dが
形成されており、この凹部13dは端部26aよりも母
線方向に僅かに長く形成されていて、その分両者は上記
母線方向に相対的に移動可能とされている。
【0023】また、工具本体11の正面側を向くスライ
ダー13の上面13eから上記凹部13dにかけては、
上記母線方向に延びる一対の長穴13f,13fが貫設
されていて、これらの長穴13f,13fには固定ボル
ト30,30がそれぞれ挿通されてスライドキー26の
端部26aに螺着されており、これら固定ボルト30,
30を締め付けることにより、上記長穴13f,13f
の範囲内においてスライダー13とスライドキー26と
は任意の相対位置にて固定される。さらに、上記調整ネ
ジ27は、スライダー13の外周側から上記凹部13d
に向けて上記母線方向に挿通され、その先端がスライド
キー26の端部26aに螺合されていて、該調整ネジ2
7を締め込むことにより、スライドキー26に対してス
ライダー13が母線方向に沿って相対的に内周側に移動
するようになされている。さらにまた、上記位置決めネ
ジ28は調整ネジ27と干渉しないように、同じくスラ
イダー13の外周側から母線方向にねじ込まれていて、
その先端が凹部13d内に突出しており、この先端にス
ライドキー26の端部26aが当接することにより、ス
ライダー13のスライドキー26に対する工具内周側へ
の相対移動が拘束されるようになされている。
【0024】なお、本実施形態では、工具本体11に、
上記凹溝12に連通して工具本体11の外周に両端が開
口するように切粉排出孔31が形成されている。この切
屑排出孔31は、軸線Oを中心とした円の接線方向に延
びて、凹溝12側から両端開口部側に向かうに従い軸線
Oから漸次離間するように形成されていて、上記凹溝1
2内に侵入した切屑等を、工具本体11の回転による遠
心力によって外周側開口部から排出可能とされている。
また、スライダー13には、この切屑排出孔31が通過
する位置に、断面円弧状の凹所13gが形成されてい
る。さらに、工具本体11の軸線Oを挟んで周方向に凹
溝12の略反対側には、工具本体11の先端側から上記
穴11a内に突出するようにギア32が挿通されてい
る。このギア32は、軸線O方向に回動可能かつ摺動自
在に挿入されるとともに、止めネジ33により工具本体
11内に取り付けられたカラー34と該ギア32に嵌装
された止め輪35との間に介装されたコイルスプリング
36によって先端側に付勢されており、このコイルスプ
リング36による付勢力に抗して該ギア32を押し込ん
だ際に、ギア32先端の歯車部32aが、カップリング
部材21の先端に突出する上記軸25先端の歯車部25
aに係合可能とされている。
【0025】次に、このような構成の切削工具を用い
て、本発明の切削方法の一実施形態によりエンジンのシ
リンダーヘッドのバルブ穴開口部に面取りとテーパ面と
を形成する場合について、図5を参照して説明する。こ
の図5において、鎖線R1で示すのは、工具本体11を
被削材Sに対して軸線O方向(図5において左右方向)
に固定した状態で、工具本体11を軸線O回りに回転し
つつ、スライド軸24によりカップリング部材21を進
退させて、スライダー13および切刃チップ18を上記
母線方向に摺動させた際の、切刃チップ18の先端が描
く回転および摺動の軌跡である。しかるに、このように
工具本体11を固定してスライダー13を摺動させた場
合には、切刃チップ18の先端は、スライダー13が摺
動するのと同じく回転軌跡において上記母線方向に平行
に移動し、これにより従来の切削方法による場合と同じ
くバルブ穴の開口部にテーパ面Pが形成される。
【0026】ところが、これに対して、工具本体11を
軸線O方向先端側に移動させながらカップリング部材2
1を前進させてスライダー13を工具本体11の内周側
に摺動させたり、あるいはこれらをそれぞれ反対にして
工具本体を軸線O方向基端側に移動させながらカップリ
ング部材21を後退させてスライダー13を工具本体1
1の外周側に摺動させたりすると、切刃チップ18の先
端が描く軌跡は、図5に鎖線R2で示すように上記軌跡
1よりも軸線Oに対する傾斜が小さくなり、これによ
って上記テーパ面Pの内周側の縁部に、該テーパ面Pに
対して鈍角に交差する面取りC1を形成することが可能
となる。一方、これとは逆に、工具本体11を軸線O方
向先端側に移動させながらカップリング部材21を後退
させてスライダー13を工具本体11の外周側に摺動さ
せたり、あるいは反対に工具本体を軸線O方向基端側に
移動させながらカップリング部材21を前進させてスラ
イダー13を工具本体11の内周側に摺動させると、切
刃チップ18の先端が描く軌跡は、図5に鎖線R3で示
すように上記軌跡R1よりも軸線Oに対する傾斜が大き
くなり、上記テーパ面Pの外周側縁部に、該テーパ面P
に対して鈍角に交差する面取りC2が形成される。
【0027】このように本実施形態の切削方法によれ
ば、工具本体11の進退とカップリング部材21の進退
によるスライダー13の摺動とを適宜組み合わせること
により、バルブ穴開口部の角度の異なるテーパ面Pと面
取りC1,C2との切削加工を一の切刃チップ18による
連続した一工程で行うことが可能となる。従って、従来
は3つの切刃チップにより3工程を要していたかかる切
削加工において、工程数を削減して加工時間の短縮を図
り、加工効率の向上を促すことが可能となる。また、ス
ライダー13に取り付けられた一の切刃チップ18によ
ってバルブ穴開口部の加工が可能であることから、その
位置合わせも短時間で行うことが可能となる。このた
め、例えば4バルブエンジンのシリンダーヘッド等にお
いて、多軸の工作機械を用いて各バルブ穴の切削加工を
一度に行うような場合でも、各主軸に装着される切削工
具間における切刃チップ18の位置設定を容易に行うこ
とができ、これによっても加工の効率の向上を図ること
が可能となる。
【0028】ところで、このように多軸の工作機械を用
いて、各主軸に装着された切削工具の一の切刃チップ1
8によってバルブ穴開口部のテーパ面Pと面取りC1
2との形成を行う場合、この切刃チップ18の位置を
正確に設定しなければ、多軸の工作機械で各主軸を同期
させて動作させた際に、形成されるバルブ穴の形状に各
切削工具の間で互いにバラツキが生じてしまうのは上述
したとおりである。しかるに、これに対して本実施形態
の切削工具では、切刃チップ18の軸線O方向における
位置合わせは、該切刃チップ18の後端に当接する調整
ボルト20により可能である一方、工具本体11の径方
向についての位置合わせは、スライダー13と、該スラ
イダー13をカップリング部材21に連結して摺動せし
めるスライドキー26との間に介装された調整機構29
によって、上記母線方向の位置合わせとして行うことが
可能である。
【0029】すなわち、本実施形態の切削工具では、ス
ライドキー26の端部26aが、スライダー13に形成
された凹部13dに上記母線方向に摺動可能に嵌装され
ているとともに、この端部26aにはスライダー13に
挿通された調整ネジ27が螺合していて、この調整ネジ
27をねじ込むことにより、そのピッチに合わせてスラ
イドキー26の端部26aとスライダー13とが上記母
線方向に相対的に移動して、カップリング部材21の軸
線O方向の進退位置に対するスライダー13の上記母線
方向の位置が設定される。そこで、上記多軸の工作機械
の各主軸に装着される切削工具の間で、このカップリン
グ部材21に対するスライダー13の位置が一致するよ
うに合わせた上で、スライダー13の長穴13f,13
fに挿入された固定ボルト30,30によってスライダ
ー13をスライドキー26の端部26aに固定すること
により、工作機械側のスライド軸24の進退に伴うスラ
イダー13の摺動位置を各切削工具間で一致させること
ができる。
【0030】従って、上記構成の切削工具によれば、上
記本実施形態の切削方法において多軸の工作機械に装着
された複数の切削工具の工具本体11…を同期させて進
退させながら切削を行う場合にあっても、各切削工具間
で切刃チップ18の先端が描く回転および摺動の軌跡を
正確に一致させて、多数のバルブ穴同士の間で加工精度
にバラツキが生じるような事態を防ぐことができ、上述
のように加工効率の向上を図りつつも、高精度の加工を
行うことが可能となる。しかも、本実施形態の調整機構
29においては、上記調整ネジ27によってスライダー
13とスライドキー26の端部26aとを相対移動させ
るとともに、スライダー13の上記凹部13dに突出す
る位置決めネジ28に端部26aが当接することで、両
者の位置決めがなされるように図られている。このた
め、調整ネジ27のねじ込みすぎ等により切刃チップ1
8の位置に誤差が生じたりするのも確実に防いで、より
正確な位置合わせを促すことができる。
【0031】なお、このように本実施形態の切削工具で
は、スライダー13に挿通されるとともにスライドキー
26の端部26aに螺合する調整ネジ27と位置決めネ
ジ28とによって調整機構29を構成しているが、例え
ばピッチの異なるネジ部や逆方向に捩れるネジ部を有す
る調整ネジをスライダーとスライドキーの端部とにそれ
ぞれ螺合するようにし、この調整ネジを回動させること
によってスライダーとスライドキーの端部とを上記母線
方向に相対的に進退させるようにしてもよい。また、本
実施形態では凹溝12を断面「コ」字状に形成するとと
もに、スライダー13をスペーサー14とクサビ部材1
5および調整部材16とによって挟み込んで取り付け、
クサビ部材15による押圧でセレーション溝13a,1
4aを係合させてその取付剛性を確保するとともに、長
期の使用による摩耗や変形をこれらスペーサー14やク
サビ部材15等に生じさせ、これらを交換することで容
易に位置精度の回復を図るようにしているが、本発明の
切削方法や切削工具はこのような構成に限定されること
はなく、例えば従来のT溝に直接的にスライダーを嵌装
した切削工具に適用することも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の切削方法
によれば、従来は3つの切刃チップを用いて少なくとも
3工程を要していたバルブ穴開口部の切削加工を、一つ
の切刃チップにより、連続した一の工程で行うことが可
能となり、加工効率の向上を図るとともに、切刃チップ
の位置合わせに要する労力および時間の低減をなすこと
ができる。また、本発明の切削工具によれば、このよう
な切削方法によって切削加工を行う際に、切刃チップの
位置合わせを正確に行うことが可能となり、特に多軸の
工作機械を用いて多数のバルブ穴の加工を行うのに、各
主軸の進退およびスライダーの摺動に伴う切刃チップの
回転および摺動の軌跡を厳密に一致させ、切削工具間の
バラツキを防いで高精度の加工を促すことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切削工具の一実施形態を示す側断面図
である。
【図2】図1に示す実施形態の正面図である。
【図3】図1の実施形態の凹溝12部分を示す、図1に
おけるXX断面図である。
【図4】図1の実施形態の調整機構29を示す、図1に
おけるYY断面図である。
【図5】本発明の切削方法を示す切刃チップ18の先端
の回転および摺動の軌跡を示す図である。
【図6】従来の切削工具を示す側断面図である。
【図7】図6におけるZZ断面図である。
【図8】従来の切削方法における切刃チップ5A〜5C
の回転および摺動の軌跡を示す図である。
【符号の説明】
11 工具本体 12 凹溝 13 スライダー 18 切刃チップ 21 カップリング部材 24 スライド軸 26 スライドキー 27 調整ネジ 28 位置決めネジ 29 調整機構 O 工具本体11の回転軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−169305(JP,A) 特開 平6−285708(JP,A) 特開 平6−304804(JP,A) 実開 昭53−122791(JP,U) 実開 昭51−3990(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 41/12 B23B 29/034 B23B 35/00 B23B 39/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線回りに回転される略円錐状の工具本
    体に、この円錐の母線に沿って凹溝が形成され、この凹
    溝内には切刃チップを備えたスライダーが該凹溝に沿っ
    て摺動自在に装着されるとともに、上記工具本体の内部
    には、該工具本体と一体に回転可能、かつ上記軸線に沿
    って進退自在とされて、上記スライダーに係合して該ス
    ライダーを摺動せしめるカップリング部材が装入されて
    成る切削工具を用いて、被削材に形成された穴の開口部
    の切削加工を行う切削方法であって、 上記工具本体を被削材に対して上記軸線方向に固定した
    状態で、該工具本体を軸線回りに回転しつつ、上記カッ
    プリング部材を進退させて上記スライダーを摺動させ、
    上記切刃チップによって上記穴の開口部にテーパ面を形
    成するとともに、 上記工具本体を回転させながら、上記
    カップリング部材を進退させて上記スライダーを上記凹
    溝に沿って摺動させつつ、上記工具本体自体も上記軸線
    方向に進退させて、上記切刃チップによって上記穴の開
    口部に上記テーパ面に交差する面取りを形成することを
    特徴とする切削方法。
  2. 【請求項2】 軸線回りに回転される略円錐状の工具本
    体に、この円錐の母線に沿って凹溝が形成され、この凹
    溝内には切刃チップを備えたスライダーが該凹溝に沿っ
    て摺動自在に装着されるとともに、上記工具本体の内部
    には、該工具本体と一体に回転可能、かつ上記軸線に沿
    って進退自在とされたカップリング部材が装入されてお
    り、このカップリング部材と上記スライダーとは、上記
    凹溝の底面に形成された貫通穴を通して挿通されて、上
    記カップリング部材の上記軸線方向の進退に伴い上記ス
    ライダーを上記母線方向に摺動せしめるスライドキーに
    より連結されているとともに、このスライドキーと上記
    スライダーとの間には、両者の上記母線方向の相対位置
    を調整する調整機構が設けられていることを特徴とする
    切削工具。
  3. 【請求項3】 上記調整機構においては、上記スライド
    キーが上記スライダーに上記母線方向に相対移動可能、
    かつ任意の相対位置にて固定可能に連結されているとと
    もに、これらスライドキーとスライダーとの間に、両者
    を上記母線方向に相対的に進退せしめる調整ネジが介装
    されていることを特徴とする請求項2に記載の切削工
    具。
  4. 【請求項4】 上記調整機構においては、上記スライド
    キーとスライダーとの相対移動を任意の相対位置にて拘
    束する位置決めネジが備えられていることを特徴とする
    請求項3に記載の切削工具。
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