JP2997903B2 - 外耳道内における音声捕集方法 - Google Patents
外耳道内における音声捕集方法Info
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- JP2997903B2 JP2997903B2 JP3240194A JP24019491A JP2997903B2 JP 2997903 B2 JP2997903 B2 JP 2997903B2 JP 3240194 A JP3240194 A JP 3240194A JP 24019491 A JP24019491 A JP 24019491A JP 2997903 B2 JP2997903 B2 JP 2997903B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は外耳道内における音声
捕集方法に関するものであり、さらに詳しくは咽喉内に
おいて発生する音声を外耳道内に挿入したマイクロホー
ンにより捕集する技術の改良に関するものである。
捕集方法に関するものであり、さらに詳しくは咽喉内に
おいて発生する音声を外耳道内に挿入したマイクロホー
ンにより捕集する技術の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の音声捕集方法は発声者の口に対面
配置されたマイクロホーンによるものが一般であるが、
この場合には発生された音声のみならず周囲に発生する
雑音も一緒に捕集(ピックアップ)してしまうが故に、
雑音の多い環境で使用すると肝心の音声を綺麗に捕集で
きない、すなわち本来の音声に雑音が混入してしまうと
いう欠点があった。
配置されたマイクロホーンによるものが一般であるが、
この場合には発生された音声のみならず周囲に発生する
雑音も一緒に捕集(ピックアップ)してしまうが故に、
雑音の多い環境で使用すると肝心の音声を綺麗に捕集で
きない、すなわち本来の音声に雑音が混入してしまうと
いう欠点があった。
【0003】そこでこのような音声の口外捕集方式に代
えて、咽喉内において発する音声を外耳道内に挿入した
マイクロホーンにより捕集する外耳道内音声捕集技術が
すでに開発されている。例えば特開昭56−15239
6号および実開昭57−78183号などに記載された
提案がこの方式のものである。
えて、咽喉内において発する音声を外耳道内に挿入した
マイクロホーンにより捕集する外耳道内音声捕集技術が
すでに開発されている。例えば特開昭56−15239
6号および実開昭57−78183号などに記載された
提案がこの方式のものである。
【0004】これらの従来技術はいずれも、咽喉内にお
いて発生する音声による外耳道周辺の耳骨の振動を外耳
道内に挿入されて耳骨付近の外耳壁に接触した状態の金
属片で感知するものであり、接触捕集方式であって骨伝
導を基にしている。従来の発声者の口に対面配置された
マイクロホーンによる捕集方式に比べて、外耳道内で音
声を捕集しているが故に、周囲に発生する雑音を拾う度
合いが少ないという利点がある。
いて発生する音声による外耳道周辺の耳骨の振動を外耳
道内に挿入されて耳骨付近の外耳壁に接触した状態の金
属片で感知するものであり、接触捕集方式であって骨伝
導を基にしている。従来の発声者の口に対面配置された
マイクロホーンによる捕集方式に比べて、外耳道内で音
声を捕集しているが故に、周囲に発生する雑音を拾う度
合いが少ないという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような骨
伝導方式の従来技術の場合にはいずれも感知端である金
属片が外耳壁を介して耳骨に接触しているが故に、周囲
に発生する雑音を完全には遮断できないという問題があ
る。例えば発声者が歩行しながら発声すると、その歩行
によって生じる靴音など(すなわち周囲に発生する雑
音)が耳骨の振動を引き起こすが故に、やはり雑音を拾
ってしまう。また発生者が着用している作業用ヘルメッ
トなどが他の物に当った場合の衝撃音も、耳骨の振動と
なって拾われてしまう。
伝導方式の従来技術の場合にはいずれも感知端である金
属片が外耳壁を介して耳骨に接触しているが故に、周囲
に発生する雑音を完全には遮断できないという問題があ
る。例えば発声者が歩行しながら発声すると、その歩行
によって生じる靴音など(すなわち周囲に発生する雑
音)が耳骨の振動を引き起こすが故に、やはり雑音を拾
ってしまう。また発生者が着用している作業用ヘルメッ
トなどが他の物に当った場合の衝撃音も、耳骨の振動と
なって拾われてしまう。
【0006】さらに外耳道そのものは挿入されたマイク
ロホーンおよび振動捕集用金属片により閉塞されてはい
るものの、90ホーン以上の雑音が発声者の周囲におい
て発生すると、これに反応して発声者の耳骨が振動する
ので、やはり金属片がこの振動を介して雑音を拾ってし
まうことになる。
ロホーンおよび振動捕集用金属片により閉塞されてはい
るものの、90ホーン以上の雑音が発声者の周囲におい
て発生すると、これに反応して発声者の耳骨が振動する
ので、やはり金属片がこの振動を介して雑音を拾ってし
まうことになる。
【0007】かかる従来技術の実情に鑑みてこの発明の
目的は、外耳道内で音声を捕集するに際して周囲の雑音
を完全に遮断して、本来の音声と雑音との混合を回避す
ることにある。
目的は、外耳道内で音声を捕集するに際して周囲の雑音
を完全に遮断して、本来の音声と雑音との混合を回避す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このためこの発明におい
ては、咽喉内において発生する音声により鼓膜に伝わる
振動音を、外耳道内に挿入されたマイクロホーンにより
捕集して、該マイクロホーンに接続されたアンプに音声
信号として入力することを要旨とする。
ては、咽喉内において発生する音声により鼓膜に伝わる
振動音を、外耳道内に挿入されたマイクロホーンにより
捕集して、該マイクロホーンに接続されたアンプに音声
信号として入力することを要旨とする。
【0009】
【作用】咽喉内において音声が発生すると耳管内の気圧
が変動し、これに対応して起きる鼓膜の振動音を外耳道
内に挿入されたマイクロホーンが捕集して、アンプに音
声信号として入力する。
が変動し、これに対応して起きる鼓膜の振動音を外耳道
内に挿入されたマイクロホーンが捕集して、アンプに音
声信号として入力する。
【0010】
【実施例】図1に示すのはこの発明の一実施例であっ
て、発声者の外耳道内には小型にして高性能のマイクロ
ホーン1が挿入されており、適宜外部に設けられたアン
プ2に電気的に接続されている。マイクロホーン1は外
耳道内において鼓膜に離間対面して保持される。このた
めには例えば適宜な耳掛けフックなどを用いることがで
きる。
て、発声者の外耳道内には小型にして高性能のマイクロ
ホーン1が挿入されており、適宜外部に設けられたアン
プ2に電気的に接続されている。マイクロホーン1は外
耳道内において鼓膜に離間対面して保持される。このた
めには例えば適宜な耳掛けフックなどを用いることがで
きる。
【0011】咽喉内において音声が発生すると、それに
伴なう鼓膜の振動音をマイクロホーン1が捕集して、対
応する音声信号をアンプ2に入力する。
伴なう鼓膜の振動音をマイクロホーン1が捕集して、対
応する音声信号をアンプ2に入力する。
【0012】図2に示すのはこの発明の方法をさらに発
展させたものであり、マイクロホーン1とアンプ2とか
らなる図1の構成に加えて、アンプ2の出力信号を通信
機器3を介して有線電話機3Aや無線電話機3Bや相手
方に送信するものである。通信機器3への入力は鼓膜よ
り直接捕集されたものであるから、これを例えば相手方
の外耳道内に挿入された電気信号/音声変換素子(例え
ばイヤホーン)に送信することにより、明瞭な音声を再
生することができる。
展させたものであり、マイクロホーン1とアンプ2とか
らなる図1の構成に加えて、アンプ2の出力信号を通信
機器3を介して有線電話機3Aや無線電話機3Bや相手
方に送信するものである。通信機器3への入力は鼓膜よ
り直接捕集されたものであるから、これを例えば相手方
の外耳道内に挿入された電気信号/音声変換素子(例え
ばイヤホーン)に送信することにより、明瞭な音声を再
生することができる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、外耳道をマイクロホ
ーンにより閉塞するとともに咽喉内で発生する音声を外
耳道内で捕集しているので、周囲の雑音を拾うことがな
い。またマイクロホーンによる鼓膜振動音の捕集方式な
ので、周囲の雑音などによる耳骨の振動を拾うこともな
く、その点からも従来の骨伝導方式に比べて雑音をより
高度に遮断することができる。
ーンにより閉塞するとともに咽喉内で発生する音声を外
耳道内で捕集しているので、周囲の雑音を拾うことがな
い。またマイクロホーンによる鼓膜振動音の捕集方式な
ので、周囲の雑音などによる耳骨の振動を拾うこともな
く、その点からも従来の骨伝導方式に比べて雑音をより
高度に遮断することができる。
【図1】この発明の一実施例の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図2】この発明の他の実施例の構成を示す説明図であ
る。
る。
1 :マイクロホーン 2 :アンプ 3 :通信機器
Claims (2)
- 【請求項1】 咽喉内において発生する音声により鼓膜
に伝わる振動音を、外耳道内に挿入されたマイクロホー
ン1により捕集して、該マイクロホーンに接続されたア
ンプ2に音声信号として入力することを特徴とする外耳
道内における音声捕集方法。 - 【請求項2】 前記アンプ2の出力電流を有線または無
線の通信機器に入力せしめることを特徴とする請求項1
に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3240194A JP2997903B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 外耳道内における音声捕集方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3240194A JP2997903B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 外耳道内における音声捕集方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564281A JPH0564281A (ja) | 1993-03-12 |
JP2997903B2 true JP2997903B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=17055860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3240194A Expired - Fee Related JP2997903B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 外耳道内における音声捕集方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2997903B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002007477A2 (en) * | 2000-07-13 | 2002-01-24 | Matech, Inc. | Audio headset |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56152396A (en) * | 1980-04-24 | 1981-11-25 | Gen Eng:Kk | Voice start control system by ear microphone |
JPS5778183U (ja) * | 1980-10-29 | 1982-05-14 | ||
JP2754008B2 (ja) * | 1988-04-25 | 1998-05-20 | 国臣 横田 | いびき・歯ぎしり防止枕 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP3240194A patent/JP2997903B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0564281A (ja) | 1993-03-12 |
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Legal Events
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