JP2997101B2 - 機械走査式超音波探触子 - Google Patents

機械走査式超音波探触子

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JP2997101B2
JP2997101B2 JP3186140A JP18614091A JP2997101B2 JP 2997101 B2 JP2997101 B2 JP 2997101B2 JP 3186140 A JP3186140 A JP 3186140A JP 18614091 A JP18614091 A JP 18614091A JP 2997101 B2 JP2997101 B2 JP 2997101B2
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transducer
shaft
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清 藤井
重好 長谷川
道代 木間塚
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用超音波診断装置
に利用し、超音波ビームの走査(スキャニング)をトラ
ンスデューサの機械的動作により行う機械走査式超音波
探触子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、医療用超音波診断装置に使用す
る機械走査式超音波探触子は、トランスデューサをモー
タ駆動により機械的に回転または揺動運動させて走査を
行っている。
【0003】図2は従来の機械走査式超音波探触子の構
成を示している。1はトランスデューサ、2はロータ、
3は回転軸、4は回転軸支持部材であり、トランスデュ
ーサ1は、ロータ2、回転軸3および回転軸支持部材4
により回転動作ができるようになっている。
【0004】5はモータ、7はピニオンギヤ、8は直交
変換ギヤ、9は駆動プーリ、10はタイミングベルト、
11は従動プーリである。モータ5の回転運動はピニオ
ンギヤ7、直交変換ギヤ8、駆動プーリ9、タイミング
ベルト10、従動プーリ11などの伝達系を経てロータ
2に伝達されるようになっている。
【0005】ロータ2にはトランスデューサ1が固定さ
れている。モータ5にはエンコーダ6が取り付けられて
おり、モータ5の回転位置を検出している。このエンコ
ーダ6での位置検出により得られた情報をもとに、図示
しない制御回路でモータ5の回転制御を行っている。
【0006】14は音響窓、12はオイルシール、13
音響結合液体であり、音響窓14の内部は音響結合液体
13が充填されている。オイルシール12で、モータ5
の回転軸を通じて音響結合液体13が漏れないように封
止している。
【0007】次に、上記構成の動作について説明する。
図2において、モータ5が回転すると、ピニオンギヤ
7、駆動プーリ9、タイミングベルト10等の駆動伝達
系を介して、ロータ2が回転し、ロータ2に固定された
トランスデューサ1が回転する。この回転角度をモータ
5に取付けられたエンコーダ6で検出して超音波信号を
トランスデューサ1に供給する。トランスデューサ1か
らの超音波が音響結合液晶体13、音響窓14を通じて
人体に放射される。放射超音波の反射波を、音響窓1
4、音響結合液晶体13およびトランスデューサ1を通
じて受信し、この受信信号を処理して図示しない超音波
診断装置本体に画像表示する。
【0008】このように、上記従来の機械走査式超音波
探触子でも、モータ5の回転運動を駆動伝達系を介して
トランスデューサ1を回転させて、機械的に走査を行う
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の機械走査式超音波探触子では、エンコーダ6の出力
信号により、モータ5の回転速度が一定になるように制
御されているものの、駆動伝達系を介してロータ2を回
転させている。このため、伝達系のピニオンギヤ7や駆
動プーリ9などの回転軸偏芯により、ロータ2の回転位
置が変化してしまい、これによって得られるトランスデ
ューサ1からの受信信号が画像表示されると画像歪や画
像揺れが発生して、診断に有効な表示画像が得られない
という問題点があった。
【0010】さらに、音響結合液体13で封止した音響
窓14内にモータ5の回転運動伝達機構を設けているた
め、伝達系の途中に音響結合液体13を封止するオイル
シール12を設けなければならず、このオイルシール1
2で回転負荷が増大し、封止の信頼性に欠けるという問
題があった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、走査動作時のロータの回転位置誤差が低減して、診
断に有効な表示画像が得られとともに、封入する音響結
合液体の完璧な封止ができて高信頼性が得られ、且つ、
小型化できる優れた機械走査式超音波探触子を提供する
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、超音波を送受信するトランスデューサと、
このトランスデューサが配置されたロータと、上記トラ
ンスデューサの超音波走査面と直交する方向に軸保持部
材に固定され上記ロータを回転可能に支持する軸と、上
記ロータの一側面に固定され上記ロータとともに回転す
る磁石と、この磁石に対向して上記軸に固定されたモー
タコイルと、上記ロータの他側面に固定され上記ロータ
とともに回転する検出板を介して上記ロータの回転速度
および停止位置を検出する上記ロータと上記軸保持部材
との間に設けられた動作検出手段と、上記ロータの他側
面に固定され上記ロータとともに回転するスリップリン
グと、このスリップリングに押圧する接触子を介して上
記トランスデューサへの信号を送受する信号伝達手段
と、上記軸保持部材と上記軸との接続部分を含む上記ロ
ータの回動部分を覆い音響結合液体を充満し密封するた
めの音響窓とを備えるものである。
【0013】
【作用】したがって、本発明の機械走査式超音波探触子
は、トランスデューサが配置されたロータとモータおよ
び動作検出手段が一体的に構成されているため、駆動伝
達系を必要とせずに走査動作を行え、走査動作時のロー
タの回転位置誤差が低減して、診断に有効な表示画像が
得られとともに、封入する音響結合液体の完璧な封止が
できて高信頼性が得られ、且つ、小型化できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の機械走査式超音波探触子の一
実施例を図面を詳細に説明する。
【0015】図1は実施例の構成を示している。図1に
おいて、25は外筐体である音響窓、26は音響窓25
内に充填された音響結合液体である。28はベース部材
である。30はトランスデューサ(動作検出手段に対
応)であり、31はロータ、32aはスリットが設けら
れたエンコーダ回転板、32bはエンコーダ検出部、3
2cはエンコーダ検出線である。33はトランスデュー
サ30と回転時に電気的接を行うスリップリング、3
4は軸、35は信号線、36は磁石、37はモータコイ
ル、38a、38bは、ベース部材25から突出した軸
保持部材、39aはモータカバー、39bはモータ接続
線、40はベアリングである。
【0016】トランスデューサ30は、ロータ31に固
定されている。ロータ31はベアリング40、軸34、
軸保持部材38a、38bにより回転動作ができるよう
に保持されている。
【0017】さらにロータ31にはモータ39とエンコ
ーダ回転板32aが両側面に取付けられている。また、
モータ39はモータコイル37が軸34に固定されてお
り、磁石36がロータ31側に取付けられて回転する。
すなわち、アウターロータ型モータの構造となってい
る。ロータ31の他側面にはスリップリング33が取付
けられ、このスリップリング33には信号線35に接続
した接触子が押圧されており、ロータ31が回転した場
合にも接触子がスリップリング33の上面を摺動して電
気的接続が行われる
【0018】エンコーダ回転板32aの回転はエンコー
ダ検出部32bで検出されてモータ39、すなわち、ロ
ータ31の回転位置を検出している。このエンコーダ検
出部32bで得られた検出位置情報をもとに、モータ3
9の回転を図示しない制御回路で制御している。
【0019】次に、上記構成の動作について説明する。
モータコイル37に電流が流れるとモータ39の磁石3
6との間で回転力が発生し、ロータ31が回転する。ロ
ータ31の回転位置はロータ31の側面に取付けられた
エンコーダ検出部32bにより検出され、ロータ31を
回転制御することによって、ロータ31に固定されたト
ランスデューサ30の走査動作を行っている。
【0020】そして、トランスデューサ30の走査動作
中に信号線35、スリップリング33を経由してトラン
スデューサ30に超音波信号を印加すると、トランスデ
ューサ30から超音波が放射される。この超音波が放射
される図示しない体内からの反射超音波は、トランスデ
ューサ30で電気信号に変換され、スリップリング3
3、信号線35の信号伝達経路を通じて、図示しない超
音波診断装置に送出される。ここで信号処理を施したの
後超音波画像として表示されることになる。
【0021】このように上記実施例によればトランスデ
ューサ30の走査動作をトランスデューサ30が固定さ
れたロータ31と一体的に構成したモータ39およびエ
ンコーダ32で、ロータ31を駆動制御することによ
り、モータ39の回転運動をロータ31に伝達する駆動
伝達系を不要にすることができ、構造を簡略化し、小型
・軽量・高信頼性を実現することができる。
【0022】さらに、モータ39および位置検出手段で
あるエンコーダ32がロータ31と一体となって構成さ
れているために、従前の図2に示す機械走査式超音波探
触子のようにギヤの偏芯などの駆動伝達系の部品精度・
組立精度に起因する回転制御誤差を発生せず、超音波画
像の歪や揺れをなくすことができる。
【0023】さらに駆動伝達系がないため、オイルシー
ルなどを用いずに音響結合液体を封止することができ、
モータ39の負荷低減と、オイルシールからの音響結合
液体の漏れを防止でき、信頼性の向上を図ることがきで
る。
【0024】さらにモータ39はアウターロータ型のモ
ータを採用することによりロータ31と一体構成するこ
とが可能となり、ロータ31の部分が小さくなり、超音
波探触子の先端部形状が小型され、体腔内診断用超音波
探触子に適した形状を容易に実現できる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記実施例より明らかなよう
に、ロータを固定軸に回転可能に支持し、上記ロータに
磁石および動作検出手段を取付け上記固定軸にコイルを
取付けたものであり、アウターロータ型モータとトラン
スデューサが配置されたロータとを一体的に構成してい
るため、駆動伝達系を必要とせずに走査動作を行え、走
査動作時のロータの回転位置誤差が低減して、探触子の
大きさを小型化できるので体腔内診断に適しており、且
つ診断に有効な表示画像が得られる。また、軸を外筐体
である音響窓とは別体の軸保持部材で保持したことによ
り外筐体に軸を固定した場合と比較して、軸が外筐体表
面に貫通するような構造をとった場合は水密性が低下す
るのに対し封入する音響結合液体の完璧な封止ができ
る。また、外界からの圧力によって軸が歪むことを防ぐ
ことができるので、高い信頼性が得られるという効果を
有する。また、トランスデューサが配置されたロータを
一方向に連続的に回転させた状態で、トランスデューサ
から探触子前方の被検体に直接超音波を送受信して断層
画像を得る構成としているため、探触子前方向のセクタ
状の広い走査角の画像を高画質状態で抽出することがで
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す断面図
【図2】従来の機械走査式超音波探触子の断面図
【符号の説明】
30 トランスデューサ 31 ロータ 32 エンコーダ 32a エンコーダ回転板 32b エンコーダ検出部 34 軸 36 磁石 37 モータコイル 38a、38b 軸保持部材 39 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木間塚 道代 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−27538(JP,A) 特開 昭58−46950(JP,A) 特開 昭62−233150(JP,A) 特開 昭63−21045(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を送受信するトランスデューサ
    と、このトランスデューサが配置されたロータと、上記
    トランスデューサの超音波走査面と直交する方向に軸保
    持部材に固定され上記ロータを回転可能に支持する軸
    と、上記ロータの一側面に固定され上記ロータとともに
    回転する磁石と、この磁石に対向して上記軸に固定され
    たモータコイルと、上記ロータの他側面に固定され上記
    ロータとともに回転する検出板を介して上記ロータの回
    転速度および停止位置を検出する上記ロータと上記軸保
    持部材との間に設けられた動作検出手段と、上記ロータ
    の他側面に固定され上記ロータとともに回転するスリッ
    プリングと、このスリップリングに押圧する接触子を介
    して上記トランスデューサへの信号を送受する信号伝達
    手段と、上記軸保持部材と上記軸との接続部分を含む上
    記ロータの回動部分を覆い音響結合液体を充満し密封す
    るための音響窓とを備え、上記モータコイルに通電して
    上記ロータを一方向に連続的に回転駆動させて上記トラ
    ンスデューサから超音波を送受信する機械走査式超音波
    探触子。
JP3186140A 1991-07-25 1991-07-25 機械走査式超音波探触子 Expired - Lifetime JP2997101B2 (ja)

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JPH0523342A JPH0523342A (ja) 1993-02-02
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JP4717391B2 (ja) * 2004-08-04 2011-07-06 パナソニック株式会社 超音波探触子
US8206307B2 (en) * 2010-03-10 2012-06-26 Dbmedx Inc. Ultrasound imaging probe and method

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JPS62233150A (ja) * 1986-04-02 1987-10-13 松下電器産業株式会社 超音波探触子
JPS6427538A (en) * 1987-07-23 1989-01-30 Toshiba Corp Ultrasonic scanner

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