JP2996434B2 - 坂道発進補助装置付自動変速装置 - Google Patents

坂道発進補助装置付自動変速装置

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JP2996434B2 JP6214511A JP21451194A JP2996434B2 JP 2996434 B2 JP2996434 B2 JP 2996434B2 JP 6214511 A JP6214511 A JP 6214511A JP 21451194 A JP21451194 A JP 21451194A JP 2996434 B2 JP2996434 B2 JP 2996434B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、坂道発進補助装置付自
動変速機を有する車両の発進制御に関する。
【0002】
【従来の技術】坂道発進での車両のずり下がりを防止す
るために、ブレーキペダルから足を離しても一定条件下
でブレーキ液圧を保持する坂道発進補助装置を備えた自
動変速装置がある。この装置は、図7に示すようにブレ
ーキバルブ68´〜エアブースタ70´、72´間に配
置されたブレーキホールドバルブ64´と、コントロー
ルユニット20´と、このコントロールユニット20´
より電気信号を受け、ブレーキホールドバルブ64´に
エア信号を送るマグネチックバルブ38´とから構成さ
れる。
【0003】そして、前記ブレーキホールドバルブ64
´が作動するのは、制動時に車速がゼロ、若しくはゼロ
に近い値となり、クラッチが自動的に切れ(機械式クラ
ッチを備えた自動変速機の特性)、アクセルペダル開度
ゼロ、且つブレーキペダルを踏込み一定時間(例えば1
秒)経過後マグネチックバルブ38´に通電すれば、マ
グネチックバルブ38´は開となり図4に示すように、
信号圧がブレーキホールドバルブ64´の通気孔61か
ら入りリターンスプリング63に抗してプランジャ62
を押し下げ、プランジャ62の先端はチェックバルブ6
7に当接しないので、ブレーキバルブ68´側通気口6
9とエアブースタ70´側通気口73とは遮断されるの
でブレーキ液圧が保持される。
【0004】又、ブレーキホールドバルブ64´の作動
が解除されるのは、アクセルペダルが踏込まれ、クラッ
チが自動的に繋がった場合は直ちに、又、ブレーキペダ
ルから足を放した場合は一定時間(例えば2秒)後にマ
グネチックバルブ38´はOFFとなり、図5に示すよ
うに、信号圧がブレーキホールドバルブ64´の通気口
61から流入しないのでプランジャ62はリターンスプ
リング63の反力により上昇しチェックバルブ67を押
し上げブレーキバルブ68´側通気口69とエアブース
タ側通気口73は連通し、ブレーキホールドを解除する
制御となっている。
【0005】然るに上記従来技術では、以下に述べるよ
うな安全面の不具合がある。
【0006】これを図6に示す坂道発進する場合のアク
セルセンサ、ブレーキホールドマグネチックバルブ、ク
ラッチ及びブレーキスイッチの挙動と車速の関係のタイ
ミングチャート及び図7を参照して説明する。
【0007】即ち、制動開始条件及び自動変速機での車
両停止前のエンスト防止の為のクラッチ切り操作制御の
検出条件としてブレーキエア回路L2´、L2´にブレ
ーキスイッチD46´を設けており、ブレーキホールド
作動時(Aアクセルセンサは踏んでいない状態(a
1)、Bブレーキホールドマグネチックバルブ38´は
ON(b1)、Cクラッチは断(c1)、Dブレーキス
イッチ46´はOFF(d1)、E車速は0(e1)の
状態である。)には配管L2´には大気圧が、配管L3
´には加圧されたエアが閉じこめられている。その後、
ドライバが坂道発進しようとして、ブレーキバルブ68
´(ブレーキペダル)から足を離し、アクセルを踏込む
(Aアクセルセンサは踏み込み状態(a2〜a3)、B
ブレーキホールドマグネチックバルブ38´はOFF
(b2)、Cクラッチは接(c21〜c22)、E車速
はゼロから増加傾向(e2)の状態である。)と、ブレ
ーキホールドは解除され、L3´に溜まっていたエアは
配管L2´、ブレーキバルブ68´を介して大気に開放
される。この時、L2´の配管とブレーキバルブ68´
のエア排出ポートの間にあるDブレーキスイッチ46´
がL3´に溜まっていたエアに反応してON(d2)し
てしまい、Cクラッチが自動的に断となり、Aアクセル
センサは踏込み状態(a3)にもかかわらずE車速は失
速した後、車両は後退してしまうという問題点があっ
た。
【0008】即ち、ドライバがブレーキペダル88を踏
んでいないにもかかわらず、恰もブレーキが踏まれたと
いう信号をコントロ−ラ20は受けることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、前記
不具合を解消するために、坂道発進の際にブレーキホー
ルドが解除された直後、エア回路に滞留していたエアが
排出される際に、ブレーキスイッチがON状態となり、
クラッチが切れた状態となってしまう事態の防止を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、車両の
運転状況に応じて予め設定したパターンに基づき、ギア
シフト及びクラッチの断続を自動的に行なう自動変速装
置を有し、車速を検出する車速検出手段と、アクセル開
度を検出するアクセルセンサと、ブレーキのオン・オフ
をブレーキ作動エア圧により検出するブレーキ状態検出
手段と、クラッチのストロークを検出するクラッチスト
ローク検出手段と、ホイールシリンダのブレーキ液圧を
調整するブレーキ液圧調整手段と、制御手段とを備えた
坂道発進補助装置付自動変速装置において、前記制御手
段は前記アクセルセンサを含む諸検出手段からの信号に
基づき、車速がゼロもしくはゼロに近い状態でブレーキ
がオン状態によるクラッチが断の状態の場合に、ブレー
キ液圧調整手段にブレーキ液圧を保持する制御信号を出
力し、該保持制御信号はクラッチの接続に応じて解除す
るように構成され、前記制御手段は更に、ブレーキ液圧
の保持解除後で、且つ所定時間経過前に、前記ブレーキ
状態検出手段からブレーキがオン状態である旨の信号が
発生し、且つアクセル開度がゼロでない場合には、ブレ
ーキがオン状態でないと判断してクラッチ断の制御信号
を発生しない制御回路を含んでいる。
【0011】
【作用】本発明は、前記ブレーキスイッチ(ブレーキペ
ダル検出手段)が圧力センサとして構成されているの
で、坂道発進の際にブレーキホールドが解除された直後
(ブレーキ液圧が除去された直後)、エア回路に滞留し
ていたエアが排出される際にエアの動圧でブレーキスイ
ッチが作動してしまい、ON状態であることを示す信号
を発生する。
【0012】しかし、本発明によれば、上記「ブレーキ
がオン状態でないと判断してクラッチ断の制御信号を発
生しない制御回路」が設けられているので、ブレーキ液
圧が除去された後で、且つ所定時間経過前であれば、ブ
レーキスイッチがON状態であることを示す信号を発生
しても、当該信号は無視される。
【0013】従って、坂道発進直後にクラッチが切れた
状態となり、車両の推進力がゼロとなり、後退してしま
うことが防止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0015】図1にはブレーキ液圧調整手段が示されて
いる。エアリザーバ62はエア回路L1によりブレーキ
バルブ68に接続され、そのブレーキバルブ68にはエ
ア回路L2によりホールドバルブ64、66が並列に接
続されている。これらホールドバルブ64、66はエア
回路L3、L3によりそれぞれ左右のエアブースタ7
0、72に接続され、又、エア回路L4によりエア回路
L1に接続されている。そのエア回路L4にはマグネチ
ックバルブ38が介装され、このマグネチックバルブ3
8は3ポート2位置式であって、作動部がオン時に開く
ようになっており、その作動部は、制御手段であるコン
トローラ20に接続されている。そして、そのコントロ
ーラ20にはブレーキペダル検出手段であるブレーキス
イッチ46、車速を検出する手段である車速センサ1お
よびクラッチストロークセンサ3が接続されている。
【0016】前記ホールドバルブ64、66はマグネチ
ックバルブ38がオンの時にエア回路L2とエア回路L
3を遮断してブレーキ液圧の加圧を中断し、或いはブレ
ーキ液圧を保持し(以上図4参照)、マグネチックバル
ブがオフの時にエア回路L2をエア回路L3に連通して
ブレーキバルブ68によるブレーキ液圧の加減圧を可能
(即ち、通常制動を可能)とするようになっている。
【0017】次に、図3に基づき、図1を参照して制御
フローを説明する。
【0018】コントローラ20は、ブレーキホールド状
態でスタートすると、まずステップS1においてブレー
キスイッチ46がONか否か判断する。NOであればス
テップS5に進み、ブレーキスイッチ46がONでない
との判断、すなわちクラッチを制御するマグネチックバ
ルブ38に制御信号を出力しない。
【0019】また、ステップS1において、ブレーキス
イッチ46がON(YES)であればステップS2に進
み、ブレーキホールドが解除されたか否か、すなわち、
ブレーキホールドバルブ64、66が解除状態か否か判
断し、YESであればステップS3に進む。そして、ブ
レーキホールド解除後所定時間(t秒)以内か判断し、
YESであればステップS4に進み、アクセルペダルが
踏まれているか否か判断する。YESであれば、ステッ
プS5にてブレーキスイッチ46は(オンであるが)オ
ンしていないと判断する。又、ステップS2がNO(ブ
レーキホールド、すなわち、ブレーキホールドバルブ6
4、65が解除されていない場合)、ステップS3がN
O(ブレーキホールド解除後1秒以上経過の場合)、及
びステップS4がNO(アクセルが踏み込まれている場
合)のそれぞれの場合は、ステップS6に進み、ブレー
キスイッチ46は信号通りオンと判断し、所定の制御を
続行する。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、ブレー
キホールド解除中にブレーキスイッチが作動(ON)し
ても、それを無視するようにコントロ−ラに判断させる
ことにより、坂道発進途中で突然クラッチが切られ、駆
動力は発生せず車両が後退してしまうという現象を防止
できるので安全性が高まり、ドライバも安心感が得られ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブレーキ液圧調整手段を示
す全体構成図
【図2】本発明の制御ブロック図
【図3】本発明の制御フローチャート
【図4】ブレーキホールドバルブの断面図(ブレーキホ
ールド作動時)
【図5】ブレーキホールドバルブの断面図(ブレーキホ
ールド解除時)
【図6】従来技術によるアクセルセンサ、ブレーキホー
ルドマグネチックバルブ、クラッチ及びブレーキスイッ
チの挙動と車速の関係を示すタイミングチャート図
【図7】従来例のブレーキ液圧調整手段を含むブレーキ
システムの全体構成図
【符号の説明】
20・・・コントローラ 38・・・マグネッチックバルブ 46・・・ブレーキスイッチ 50・・・クラッチストロークセンサ 56・・・車速センサ 64、66・・・ホールドバルブ 68・・・ブレーキバルブ 70、72・・・エアブースタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転状況に応じて予め設定したパ
    ターンに基づき、ギアシフト及びクラッチの断続を自動
    的に行なう自動変速装置を有し、車速を検出する車速検
    出手段(1)と、アクセル開度を検出するアクセルセン
    サと、ブレーキのオン・オフをブレーキ作動エア圧によ
    り検出するブレーキ状態検出手段(46)と、クラッチ
    のストロークを検出するクラッチストローク検出手段
    (3)と、ホイールシリンダのブレーキ液圧を調整する
    ブレーキ液圧調整手段(64、66)と、制御手段(2
    0)とを備えた坂道発進補助装置付自動変速装置におい
    て、前記制御手段(20)は前記アクセルセンサを含む
    諸検出手段(1、46、3)からの信号に基づき、車速
    がゼロもしくはゼロに近い状態でブレーキがオン状態に
    よるクラッチが断の状態の場合に、ブレーキ液圧調整手
    段(64、66)にブレーキ液圧を保持する制御信号を
    出力し、該保持制御信号はクラッチの接続に応じて解除
    するように構成され、前記制御手段(20)は更に、ブ
    レーキ液圧の保持解除後で、且つ所定時間(t)経過前
    に、前記ブレーキ状態検出手段(46)からブレーキが
    オン状態である旨の信号が発生し、且つアクセル開度が
    ゼロでない場合には、ブレーキがオン状態でないと判断
    してクラッチ断の制御信号を発生しない制御回路を含ん
    でいることを特徴とする坂道発進補助装置付自動変速装
    置。
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