JP2993189B2 - カラ―ドットレコ―ダ - Google Patents

カラ―ドットレコ―ダ

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JP2993189B2
JP2993189B2 JP3175545A JP17554591A JP2993189B2 JP 2993189 B2 JP2993189 B2 JP 2993189B2 JP 3175545 A JP3175545 A JP 3175545A JP 17554591 A JP17554591 A JP 17554591A JP 2993189 B2 JP2993189 B2 JP 2993189B2
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敏雄 木村
宏幸 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤハンマを用いてカ
ラ―ドット記録を行うレコ―ダに関するものであり、詳
しくは、記録の高速化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなレコ―ダの一種に、本発明出
願人が実願昭60− 39248号として出願した「カラ―記録
装置」がある。図11は、このようなカラ―記録装置の
概略構成説明図である。図11において、10は記録紙
20が巻き付けられたプラテンであり、例えばステップ
モ―タおよびギアにより所定の速度で回転駆動される。
30はキャリッジであり、例えばステップモ―タにより
記録紙20の送り方向と直交する方向に往復移動させら
れる。図12は、このようなキャリッジ30の具体例の
要部を示す構成説明図である。なお、キャリッジ30は
本体とカバ―とで形成されているが、図12ではこれら
を重ね合わせて一体化したものとして2点鎖線で示して
いる。
【0003】図12において、本体の一端近傍には軸受
31が設けられてこの軸受31にはコイルばね32を介
してワイヤハンマ33が垂直方向に変位可能に挿入さ
れ、他端近傍にはヨ―ク34が配置されるとともにヨ―
ク34の上にはコイル35およびア―マチュア36が積
層配置されて磁気回路が形成されている。37はカバ―
の内面に取り付けられア―マチュア36の押えばねとし
て作用する板ばねであり、自由端がア―マチュア36を
介してヨ―ク34の端面にほぼ対向するようにして取り
付けられている。ア―マチュア36は、途中部分がカバ
―の内面の途中部分にア―マチュア36を垂直方向に変
位可能に案内するように形成されたガイド38に嵌め合
い、一端がワイヤハンマ33の端部を押圧し、他端が板
ばね37により押圧されてヨ―ク34およびコイル35
に対向するように形成されている。そして、カバ―の板
ばね37の近傍の内面には板ばね37の自由端よりも突
出するようにして突起39が設けられるとともにア―マ
チュア36の板ばね37側の端部近傍には突起39に嵌
め合う穴40が設けられていて、カバ―は板ばね37お
よびア―マチュア36を取り付けた状態で本体に重ね合
わせるようにして取り付けられる。これにより、図12
に示すようなキャリッジ30が構成されることになり、
ア―マチュア36はコイル35の励磁の有無に応じてヨ
―ク34および板ばね37との接触部を回転中心にして
回転変位し、選択的にワイヤハンマ33をほぼ垂直方向
に変位させることになる。なお、41はキャリッジ30
を記録紙20の送り方向と直交する方向に案内する案内
軸である。
【0004】再び図11において、50は幅方向に複数
色に染め分けられたエンドレスのカラ―インクリボンで
あり、記録紙20の有効記録幅に対向した状態で一定の
方向に移動可能にインクリボンカセット51に収納され
ている。52はインクリボン50を手送りするためのつ
まみである。このインクリボンカセット51は、図13
に示すように、カセットホルダ60に装置本体の前面か
ら着脱可能に取り付けられる。カセットホルダ60は、
左右の側面に植設された軸61,62を介して図示しな
い装置本体の前面の左右の両側板間の上部に揺動可能に
取り付けられている。カセットホルダ60の上辺はL字
形に折り曲げられてインクリボンカセット51の上面と
対向するガイド63として形成され、下辺には図14に
示すようにインクリボンカセット51の前面下部に形成
された段付部53に嵌め合って弾性力で保持するための
折曲部が形成された板ばね64がガイド63と対向する
ようにして例えばリベットで固定され、裏面には取付板
65を介してインクリボン50を移動させるためのモ―
タ66が取り付けられている。このモ―タ66の回転出
力は、図示しない歯車列を介してつまみ52の端部が着
脱可能に嵌め合わされる駆動軸67に伝達される。な
お、カセットホルダ60は、例えばモ―タとセクタギア
により往復方向に回転駆動される。これにより、インク
リボン50はカセットホルダ60の揺動軸61,62を
中心にして記録紙20の送り方向に沿って揺動されるこ
とになる。
【0005】このように構成された装置の記録動作につ
いて説明する。まず、電源を投入することにより、キャ
リッジ30は一旦0%側(左方向)に移動し、例えばレ
バ―とフォトセンサとで構成された図示しない基準位置
信号発生手段を駆動して基準位置信号を発生させるとと
もに基準位置で停止する。一方、カセットホルダも基準
位置まで回転して図示しない同様な基準位置信号発生手
段を駆動して基準位置信号を発生させるとともに基準位
置で停止する。これにより、キャリッジ30およびイン
クリボン50の初期化が行われることになる。
【0006】次に、第1チャンネルに割り当てられたイ
ンクリボン50の色帯がワイヤハンマ51と正対するよ
うに、カセットホルダが基準位置から所定の角度回転駆
動される。このようにしてカセットホルダを基準位置か
ら所定の角度回転駆動させた後、キャリッジ30を基準
位置(0%)から100%側に向かって一定の速度で移
動させる。そして、キャリッジ30が移動の途中で第1
チャンネルの記録位置に到達することによりキャリッジ
30は停止し、コイル35が選択的に励磁されてワイヤ
ハンマ33による打点記録動作が行われる。これによ
り、記録紙20には第1チャンネルに割り当てられた所
定の色で第1チャンネルの測定信号の大きさがドット記
録されることになる。打点記録が終わると、キャリッジ
30は100%位置まで移動して停止する。
【0007】キャリッジ30が100%位置で停止して
いる状態で、第2チャンネルに割り当てられているイン
クリボン50の色帯がワイヤハンマ33と正対するよう
にカセットホルダを第1チャンネルの位置から所定の角
度回転駆動させる。このようにしてカセットホルダを第
1チャンネルに割り当てられている所定の位置から所定
の角度回転駆動させた後、キャリッジ30を100%位
置から0%側に向かって一定の速度で移動させる。そし
て、キャリッジ30が移動の途中で第2チャンネルの記
録位置に到達することによりキャリッジ30は停止し、
コイル35が選択的に励磁されてワイヤハンマ33によ
る打点記録動作が行われる。これにより、記録紙20に
は第2チャンネルに割り当てられた所定の色で第2チャ
ンネルの測定信号の大きさがドット記録されることにな
る。打点記録が終わると、キャリッジ30は0%位置ま
で移動して停止する。以下、同様な動作をインクリボン
50の色帯の数だけ繰り返して複数チャンネルの測定信
号の大きさを各チャンネルに割り当てられた所定の色の
ドットパタ―ンでアナログ的に記録する。
【0008】このように構成することにより、キャリッ
ジ30には1本のワイヤハンマ33が設けられるのみで
あり、部品点数を大幅に削減でき、キャリッジ30の小
型軽量化が図れ、コストも低くできる。また、キャリッ
ジ30の小型化が図れることから、相対的に記録紙20
の有効記録幅が広くなり、一定の有効記録幅を確保する
ために必要な装置の幅を従来に比べて狭くできる。ま
た、キャリッジ30が軽くなることから、比較的小型の
モ―タでキャリッジ30を高速に移動させることがで
き、消費電力が節約でき、発熱量も小さくできる。ま
た、駆動用の繰り糸の剛性不足や駆動用モ―タのトルク
不足による不感帯などに起因する記録品質の低下を軽減
することができる。さらに、インクリボンカセット51
の交換を装置の前面から行うことができ、交換作業が容
易になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成によれば、キャリッジ30が一端から他端に走
行する過程では1チャンネルの記録が行われるのみであ
り、例えば6色で6チャンネルの記録を行うためにはキ
ャリッジ30を6回走行させなければならず、各チャン
ネルの記録周期が長くなって高速記録が行えない。具体
的には、キャリッジ30の1回の走行に5秒かかるとす
ると、6色6チャンネルの記録には30秒かかってしま
い、各チャンネルの記録周期は30秒になる。本発明
は、このような従来の問題点を解決するものであり、そ
の目的は、記録周期の短いカラ―ドットレコ―ダを実現
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は、打点動作を行うワイヤハンマを有し記録紙
の幅方向に沿って移動可能に配置されたキャリッジと、
幅方向に複数色に染め分けられ記録紙の有効記録幅に対
向した状態で一定の方向に移動可能に配置されたインク
リボンと、このインクリボンの任意の色帯がワイヤハン
マと対向するようにインクリボンを揺動させる揺動機構
とで構成されたカラ―ドットレコ―ダにおいて、前記記
録紙の有効記録幅にわたってキャリッジの最小移動ステ
ップのそれぞれの位置に記録すべき色指定デ―タを選択
的に格納するメモリを設け、前記キャリッジが記録すべ
き位置に到達した時点で、このメモリの該当する位置に
格納されている色指定デ―タに基づいて前記揺動機構を
駆動して所定の色帯をワイヤハンマと対向させることを
特徴とする。
【0011】
【作用】キャリッジが記録紙の有効記録幅の一端と他端
の間を一方向に移動する過程において、記録すべき複数
のデ―タが、大きさ順に従って、予め割り当てられた所
定の色でドット記録される。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
図11,図12と同一の部分には同一符号をつけてい
る。70は複数チャンネルの入力端子であり、入力切換
機構71に接続されている。入力切換機構71の出力信
号はプリアンプ72を介してA/D変換器73に加えら
れ、A/D変換器73の出力デ―タはバス74に加えら
れる。これら入力切換機構71,プリアンプ72および
A/D変換器73はバス74を介してマイクロプロセッ
サ75で制御される。マイクロプロセッサ75にはRO
M76およびRAM77が接続されている。なお、RO
M76には動作プログラムや固定デ―タが格納されてい
る。RAM77には測定デ―タや演算デ―タが格納され
る。78はキ―ボ―ド、79は表示器であり、インタフ
ェ―ス80を介してバス74に接続されている。バス7
4には、キャリッジ30を移動させるモ―タ81を駆動
するドライバ82、インクリボン50が収納されたイン
クリボンカセット51を揺動させて色を選択するモ―タ
83を駆動するドライバ84、記録紙20を走行させる
モ―タ85を駆動するドライバ86、インクリボン50
を移動させるモ―タ87を駆動するドライバ88、ワイ
ヤハンマ33を選択的に駆動するドライバ89なども接
続されている。
【0013】このように構成されるブロックにおけるデ
―タの処理について説明する。RAM77の一部には記
録デ―タ格納エリアが割り当てられ、記録紙20の有効
記録幅にわたってキャリッジ30の最小移動ステップの
それぞれの位置に1バイトが割り当てられて記録デ―タ
が格納される。例えば記録紙20の有効記録幅を100
mmとし、キャリッジ30の移動分解能を0.1mmと
すると、図2に示すように1000+α(バイト)が割
り当てられる。ここで、αバイトは、記録紙20の有効
記録幅の左右の余白長さに相当する部分である。そし
て、各バイトの各ビット位置b0〜b7には図3に示す
ように記録すべき色(本実施例では、b0には紫、b1
には黒、b2には緑、b3には青、b4には茶、b5に
は赤、b6,b7はブランク)が割り当てられていて、
記録する場合には該当する色のビット位置に“1”が格
納され、記録しない場合には各ビット位置に“0”が格
納される。図3に示されているバイトの例では「紫」色
でドット記録されることになる。
【0014】記録デ―タ格納エリアに格納される記録デ
―タは、A/D変換器73から変換出力される各チャン
ネル毎の測定デ―タと、各チャンネル毎に予め割り当て
られている色指定デ―タに基づいて生成される。すなわ
ち、RAM77の一部には測定デ―タ格納エリアが割り
当てられ、A/D変換器73で変換された各チャンネル
の測定デ―タに対して設定された記録スパンデ―タ,記
録ゾ―ンデ―タ,部分圧縮デ―タ,0%位置や100%
位置の校正デ―タに基づく記録位置の校正演算,記録色
補正演算などが施された演算結果が、ホ―ムポジション
を基準にした記録分解能(本実施例では0.1mm)の
記録紙20上での位置デ―タに変換されて格納される。
また、ROM76の一部またはRAM77の一部には色
指定デ―タ格納エリアが設けられ、各測定チャンネル毎
に割り当てられた色指定デ―タが格納される。ここで、
ROM76に格納されている場合には各チャンネルと記
録色の割り当て関係は固定化され、RAM77に格納さ
れている場合には適宜変更できる。そして、マイクロプ
ロセッサ75は、これら測定デ―タ格納エリアに格納さ
れる測定デ―タおよび色指定デ―タ格納エリアに格納さ
れる色指定デ―タに基づいて各測定デ―タ毎に図3のよ
うな記録デ―タを生成し、記録デ―タ格納エリアの対応
するアドレスに転送格納する。
【0015】さらに、RAM77の一部には、キャリッ
ジ30の現在位置デ―タを格納するエリアや、記録デ―
タ格納エリアのアドレスを示すポイントデ―タを格納す
るエリアも設けられている。これらRAM77に設けら
れているエリアをまとめると図4のようになる。
【0016】図5は図1のドット記録動作の流れを示す
フロ―チャ―トである。まず、RAM77の記録デ―タ
格納エリアに記録位置順に図3に示すような記録デ―タ
をセットする(ステップ)。なお、この状態では、キ
ャリッジ30は移動範囲の左端または右端のホ―ムポジ
ションに位置し、インクリボン50の揺動位置も記録結
果が一番読み取り易いホ―ムポジション角度に位置して
いるものとする。記録デ―タに従って、記録位置までキ
ャリッジ30を移動させる(ステップ)。キャリッジ
30が記録位置に到達したら、記録デ―タに従ってイン
クリボン50を揺動させ、ワイヤハンマ33に所定の色
帯を対向させる(ステップ)。ワイヤハンマ33にイ
ンクリボン50の所定の色帯を対向させた状態でワイヤ
ハンマ33を駆動し、ドット記録を行う(ステップ
)。ドット記録を行った後は、インクリボン50をホ
―ムポジションに戻す(ステップ)。ステップから
ステップまでを、記録デ―タ格納エリアに格納されて
いるすべての記録デ―タについて順次繰り返して実行す
る(ステップ)。そして、すべての記録デ―タについ
てドット記録が完了したら、キャリッジ30を移動方向
の他端まで移動させ(ステップ)、1周期のドット記
録を終了する。
【0017】図6は図5の動作に関連した各部のタイミ
ングチャ―トであり、(a)はキャリッジモ―タ81に
よるキャリッジ30の移動,停止を示し、(b)はリボ
ンシフトモ―タ83によるインクリボン50の揺動シフ
トを示し、(c)はワイヤハンマドライバ89によるワ
イヤハンマ33の駆動タイミングを示している。これら
図6から明らかなように、キャリッジ30が記録紙20
上の所定の記録位置に停止している間にインクリボン5
0のホ―ムポジションからの揺動シフトによる色の選択
とホ―ムポジションへの復帰が行われ、インクリボン5
0の色選択が行われて停止している間にワイヤハンマド
ライバ89によりワイヤハンマ33が選択的に駆動され
て記録紙20に対して所定の色でのドット記録が行われ
ることになる。
【0018】図7は図1のデ―タ処理のタイミングチャ
―トである。例えば有効記録幅100mmに6打点のド
ット記録を行う場合、測定周期を2.5秒とすると、
(a)に示すように2.5秒毎に6打点の測定デ―タの
A/D変換動作と変換デ―タに対する各種の演算処理が
行われ、今回のキャリッジ30の移動で記録すべき測定
デ―タが測定デ―タ格納エリアに格納される。そして、
これら測定デ―タおよび色指定デ―タに基づいて記録デ
―タが生成され、記録デ―タ格納エリアに格納される。
【0019】一方、ドット記録動作は、(b)に示すよ
うに、第1測定周期で記録デ―タ格納エリアに記録デ―
タが格納された後に開始される。ここで、記録動作は、
前述のように、キャリッジ30の移動,停止、インクリ
ボン50の揺動シフト、ワイヤハンマ33の駆動という
機械的な動作シ―ケンスで行われるので、測定動作にく
らべて時間がかかる。そこで、本実施例では、少なくと
も4測定周期で1回の記録動作を行うように設定してい
る。すなわち、図7の場合には、斜線をつけた測定周期
の測定デ―タがドット記録されることになる。なお、そ
の他の測定周期の測定デ―タはドット記録されないもの
の、表示器での測定デ―タなどの表示やアラ―ム検出動
作などは実行される。また、ドット記録にあたっては、
記録周期間に測定される複数測定周期の平均値,最大
値,最小値を適宜組み合わせるようにしてもよい。
【0020】キャリッジ30を例えば左端から右端に向
かって移動させながらドット記録を行う場合、キャリッ
ジ30を1ステップずつ移動させ、ホ―ムポジションを
よぎった時点で図2に示す記録デ―タ格納エリアの先頭
アドレスの内容を読み出し、記録するかしないかを判断
する。以下同様に、キャリッジ30を右端まで1ステッ
プ移動させる毎に次のアドレスの内容を読み出して記録
の有無を判断することを繰り返す。
【0021】このような動作の流れを図8のフロ―チャ
―トに示す。最初は、現在位置デ―タ格納エリアに格納
される現在位置デ―タは0、ポイントデ―タエリアに格
納されるポイントデ―タは記録デ―タ格納エリアの先頭
アドレスである(ステップ)。この状態から、キャリ
ッジ30を1ステップ移動させる(ステップ)。これ
に伴って、現在位置デ―タ格納エリアに格納される現在
位置デ―タは+1される(ステップ)。逐次、キャリ
ッジ30がホ―ムポジションを通過したか否かを判断し
(ステップ)、ホ―ムポジションを通過したらポイン
トデ―タを+1する(ステップ)。このポイントデ―
タに基づいて記録デ―タ格納エリアの該当するアドレス
から記録デ―タの読み出しを行い(ステップ)、記録
デ―タの有無を判断する(ステップ)。そして、記録
デ―タがある場合には図5のステップ〜の処理が実
行されてドット記録が行われ(ステップ)、記録デ―
タがない場合にはステップはスキップする。このよう
な手順を右端に到達するまで繰り返して実行する。な
お、ステップにおいてホ―ムポジションを通過してい
ない場合にはステップまでスキップする。
【0022】ここで、キャリッジ30を800PPSで
100mm移動させ、インクリボン50の色選択とホ―
ムポジションへの戻りにそれぞれ0.8秒かかるものと
すると、6色で6点のドット記録を行うために必要な時
間は約15秒になり、従来の半分に短縮できる。
【0023】以上の説明では、複数チャンネルの測定デ
―タの大きさをアナログ的にドット記録する例を説明し
たが、文字記号などをデジタル記録することもできる。
デジタル記録にあたっては、RAM77の一部に図9に
示すようなデ―タ形態の印字デ―タ格納エリアを設けて
印字デ―タを格納し、この印字デ―タ格納エリアに格納
された印字デ―タを例えば図10に示すように記録デ―
タ格納エリアに展開格納する。図10では5×7ドット
で表現される「A」の文字パタ―ンを格納する例を示し
ている。この場合、キャリッジ30を7回走行させるこ
とにより文字パタ―ンをドット記録できる。なお、ドッ
トの中の数字は矢印方向に記録紙20を走行させる場合
の記録順序を表している。
【0024】デジタル印字にあたっては、指定の色がワ
イヤハンマ33と対向するようにインクリボン50をシ
フトさせた後、キャリッジ30を移動させるとともにポ
イントデ―タを+1ずつ増加させ、読み出される記録デ
―タの内容に応じて記録すべき位置に到達した時点でワ
イヤハンマ33を選択的に駆動する。なお、このときイ
ンクリボン50のシフトは不要なのでキャリッジ30は
停止させない。インクリボン50のホ―ムポジションへ
の復帰はキャリッジ30が端の位置に到達したときに行
う。ここで、デジタル印字のための1列のドット記録に
要する時間は、キャリッジ30の移動途中でのインクリ
ボン50のシフトがないことから約2秒になる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の記録周期に比べてほぼ2倍の高速化が図れる。ま
た、測定デ―タを記録する場合、キャリッジが記録位置
で必ず停止することから、安定した記録品質のドット記
録が得られるとともに、キャリッジから記録位置を表示
するフラグの効果も得られる。そして、測定デ―タを記
録する場合、各記録位置でのドット記録後、インクリボ
ンは必ずホ―ムポジションまで戻されるので、記録直後
の記録紙上の記録結果を確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1で用いる記録デ―タ格納エリアの説明図で
ある。
【図3】記録デ―タ格納エリアに格納される記録デ―タ
の説明図である。
【図4】図1のRAMのエリア割当て例図である。
【図5】図1の動作の流れを示すフロ―チャ―トであ
る。
【図6】図1の動作を説明するタイミングチャ―トであ
る。
【図7】図1の動作を説明するタイミングチャ―トであ
る。
【図8】図1の動作の流れを示すフロ―チャ―トであ
る。
【図9】デジタル印字デ―タ格納エリアの説明図であ
る。
【図10】デジタル印字パタ―ン例図である。
【図11】従来のカラ―記録装置の要部の一例を示す構
成説明図である。
【図12】図11の装置で用いるキャリッジの具体例を
示す要部の構成説明図である。
【図13】図11におけるインクリボンカセットの装着
説明図である。
【図14】図11におけるインクリボンカセットの装着
断面図である。
【符号の説明】
10 プラテン 20 記録紙 30 キャリッジ 50 インクリボン 51 インクリボンカセット 76 マイクロプロセッサ 77 RAM
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−280520(JP,A) 特開 昭57−8843(JP,A) 実開 昭61−155726(JP,U) 実開 昭61−72630(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 9/28 - 9/32 G01D 15/24 B41J 35/14 - 35/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打点動作を行うワイヤハンマを有し記録紙
    の幅方向に沿って移動可能に配置されたキャリッジと、
    幅方向に複数色に染め分けられ記録紙の有効記録幅に対
    向した状態で一定の方向に移動可能に配置されたインク
    リボンと、このインクリボンの任意の色帯がワイヤハン
    マと対向するようにインクリボンを揺動させる揺動機構
    とで構成されたカラ―ドットレコ―ダにおいて、 前記記録紙の有効記録幅にわたってキャリッジの最小移
    動ステップのそれぞれの位置に記録すべき色指定デ―タ
    を選択的に格納するメモリを設け、 前記キャリッジが記録すべき位置に到達した時点で、こ
    のメモリの該当する位置に格納されている色指定デ―タ
    に基づいて前記揺動機構を駆動して所定の色帯をワイヤ
    ハンマと対向させることを特徴とするカラ―ドットレコ
    ―ダ。
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JP5930216B2 (ja) * 2013-10-02 2016-06-08 横河電機株式会社 ドット形レコーダ

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