JP2990510B1 - 郵便書簡 - Google Patents

郵便書簡

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JP2990510B1
JP2990510B1 JP31638398A JP31638398A JP2990510B1 JP 2990510 B1 JP2990510 B1 JP 2990510B1 JP 31638398 A JP31638398 A JP 31638398A JP 31638398 A JP31638398 A JP 31638398A JP 2990510 B1 JP2990510 B1 JP 2990510B1
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Abstract

【要約】 【課題】 つまみ部を認識し易く、多くの枚数の紙葉か
ら構成されることができ多くの情報を記載することがで
きる郵便書簡を提供する。 【解決手段】 本発明の郵便書簡10は、紙葉本体11
aの側辺から突出するつまみ部11bと、前記つまみ部
の突出側に切取線11dを介して連結された糊代11c
とを有する紙葉11の下層に、他の紙葉を複数枚重ね合
わせて、それらの紙葉を互いに接着して形成される郵便
書簡である。最上層の紙葉を除く紙葉のつまみ部12b
〜14bは、上面視において上に重なっている紙葉のつ
まみ部から露出している。つまみ部11b〜14bは、
当該つまみ部が設けられている紙葉11〜14に記載さ
れた情報のインデックスとして用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を記載した複
数の紙葉を重ね合わせて接着した郵便書簡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保険料金や電気料金などの振込金
額が記載された振込通知や、ダイレクトメール等を、郵
便葉書で送付することが行われている。これらの郵便葉
書としては、できるだけ多くの情報を載せるために、複
数の紙葉から構成されるものが使用されている。複数の
紙葉は、互いに折込み線を介して連結され、各面には情
報が印刷されるとともに剥離性を有する接着剤が塗布さ
れる。
【0003】そして複数の紙葉は、上面視において1枚
の葉書のサイズになるように、折込み線で折りたたま
れ、最後にプレスされて1枚の葉書に形成される。この
タイプの葉書としては、2枚または3枚の紙葉を折りた
たんだものがよく使われている。また、このタイプの葉
書は、個人情報の伝達手段として使用される場合もあ
る。
【0004】前記したタイプの葉書において、複数枚の
紙葉のうち所定の紙葉は、当該紙葉の一角部につまみ部
を備えている。つまみ部には接着剤が塗布されておら
ず、葉書の受取人は、つまみ部をつまんで紙葉を引き剥
がすことで、葉書に記載された全ての情報を読むことが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の葉書では、開封面が複数ある場合、つまみ部の
位置が葉書の表面にあったり裏面にあったりしていたた
め、受取人がつまみ部を見つけにくく、誤ってつまみ部
以外の部分を引き剥がしてしまうことがあった。また、
前記タイプの葉書では、より多くの情報を載せるために
紙葉の枚数を増やして、各面に印刷を施すとともに接着
剤を塗布し、折りたたもうとすると、製造装置の大型化
を余儀なくされる。したがって、紙葉の枚数を増やして
多くの情報を載せることが難しかった。
【0006】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、つまみ部を認識し易く、多くの枚数の
紙葉から構成されることができ、多くの情報を記載する
ことができる郵便書簡を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる前記目的
は、側辺から突出するつまみ部と、前記つまみ部の突出
側に切取線を介して連結された糊代とを有する複数の紙
葉を、重ね合わせて少なくとも前記糊代を互いに接着し
た郵便書簡であって、最上層の紙葉を除く紙葉のつまみ
部の少なくとも一部が、上面視において自身の上に重な
っている紙葉のつまみ部から露出していることを特徴と
する郵便書簡によって達成することができる。
【0008】ここで、郵便書簡とは、葉書や定型の封筒
のサイズのものを含むが、特に大きさは限定されない。
糊代、及びつまみ部を除く紙葉の所定箇所には剥離性を
有する接着剤などを塗布することができるが、特に接着
剤の種類および接着方法は限定されない。切取線として
は、ミシン目などを採用することが好ましい。このよう
な構成の郵便書簡によれば、つまみ部が郵便書簡の一側
辺に並んでいるので、つまみ部を容易に認識することが
できる。また、このような郵便書簡は、多くの枚数の紙
葉で構成することに適しており、製造装置の大型化を招
くこともなく、安価に製造される。
【0009】また、本発明に係わる前記目的は、表紙用
紙葉と、前記表紙用紙葉の側辺に連結された被連結紙葉
とからなる収納用連結紙葉における、前記表紙用紙葉又
は前記被連結紙葉の一方の上に、側辺から突出するつま
み部を有する複数の紙葉を重ね合わせて載置し、前記表
紙用紙葉と前記被連結紙葉とを折りたたんで接着し、前
記複数の紙葉を前記収納用連結紙葉により包んだ郵便書
簡であって、最上層の紙葉を除く紙葉のつまみ部の少な
くとも一部が、上面視において自身の上に重なっている
紙葉のつまみ部から露出していることを特徴とする郵便
書簡によって達成することができる。
【0010】ここで、複数の紙葉は互いに接着されても
よく、されなくてもよい。表紙用紙葉と被連結紙葉との
接着は、収納用連結紙葉の、折込み線に対して平行な両
端部のみを互いに接着するだけでもよい。しかしこの
際、表紙用紙葉のつまみ部は被連結紙葉に接着しない。
このような構成の郵便書簡は、多くの枚数の紙葉で構成
することに一層適している。また、複数の紙葉を互いに
接着しなければ、製造コストを抑制することができる。
【0011】また、前記つまみ部は、当該つまみ部が設
けられている紙葉に印刷された情報のインデックスとし
て設けられていることが好ましく、こうすることで、郵
便書簡に記載されている情報の内容を、受取人が即座に
判断することができる。
【0012】複数の紙葉の重ね合わせは1枚ずつ行って
もよい。しかし特に、つまみ部の形状や大きさが異なる
2枚の紙葉を折込み線を介して連結した連結紙葉を、予
め複数枚用意しておき、それらを重ね合わせる際に、各
連結紙葉を折込み線で折りたたんで1枚の紙葉の大きさ
にして重ね合わせることが好ましい。こうすることで郵
便書簡の生産性が向上し、コストダウンを図ることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図8に基づいて詳細に説明する。図1は第1実施形態
を示す平面図である。図1に示す郵便書簡10は、つま
み部及び糊代を有する4枚の紙葉から構成され、定型の
郵便封筒のサイズに形成されている。
【0014】紙葉の形状を最上層の紙葉11を例にとっ
て説明すると、紙葉11は、紙葉本体11aの一側辺
(図中右側の辺)に、当該側辺から突出するつまみ部1
1bが設けられている。そして、つまみ部11bの突出
側(図中右側)には、糊代11cがミシン目11dを介
して連結されている。
【0015】最上層の紙葉11の紙葉本体11aには、
送り先の宛名15などが印刷される。つまみ部11b
は、紙葉本体11aの一側辺の上端から、当該辺の中心
点よりやや下端側の点に至る範囲にわたって突設されて
いる。そして、つまみ部11bの図中下端側には、下層
の紙葉のつまみ部12b,13b,14bおよび糊代1
2c,13cが露出している。
【0016】次に、図2乃至図5に基づいて、郵便書簡
10の製造手順を説明する。図2に示すように、4枚の
紙葉のうち上層側の2枚の紙葉11,12は、1枚の連
結紙葉20から形成され、図3に示すように、下層側の
2枚の紙葉13,14は、別の連結紙葉30から形成さ
れる。
【0017】まず、図2に示す連結紙葉20について説
明する。連結紙葉20の両側辺(図中左右の辺)には、
製造工程において当該連結紙葉20の搬送に使用され
る、スプロケット孔40aを備えた搬送部40が、ミシ
ン目40bを介して連結されている。連結紙葉20の、
図中上下側には、隣接する同様の連結紙葉が2点鎖線に
より描かれている。搬送部40や、隣接する連結紙葉
は、後の工程において連結紙葉20から切断される。
【0018】図2において、連結紙葉20の中心下端側
の、2点鎖線で囲まれた部分21は、図示しない切断手
段によって切断される。2点鎖線で囲まれた部分21の
上端側の辺は、図中上下方向にずれた2本の切断線2
2,23を有しており、これらの切断線が、後述するつ
まみ部11b,12b、および糊代11c,12cの下
側辺となる。
【0019】そして、連結紙葉20の中心上端側の切断
されなかった部分には、折込み線(山折り用)16が設
けられ、当該折込み線16の一方の側(図中左側)が最
上層の紙葉11となり、他方の側(図中右側)が第2層
の紙葉12となる。各紙葉の紙葉本体11a,12aの
表面および裏面には情報が印刷される。
【0020】折込み線16の両側にはミシン目11d,
12dが設けられ、折込み線16と図中左側のミシン目
11dとの間、および折込み線16と図中右側のミシン
目12dとの間がそれぞれ、糊代11c,12cとな
る。そして、ミシン目11dと左側の紙葉本体11aと
の間、およびミシン目12dと左側の紙葉本体12aと
の間がそれぞれ、つまみ部11b,12bとなる。図中
左側のつまみ部11bの表面、および図中右側のつまみ
部12bの裏面には、当該つまみ部が突設されている紙
葉本体11a,12aに印刷された情報の内容を示す記
載が印刷される。
【0021】両紙葉本体11a,12aの裏面、および
図中右側の紙葉本体12aの表面には剥離性を有する感
圧接着剤およびUVニス等が塗布される。接着剤の接着
力は、紙葉本体11a,12a上になされた印刷のイン
クによって軽減される。また、糊代11c,12cにも
接着剤が塗布されるが、この接着剤は剥離性を有してい
なくてもよい。そして連結紙葉20は、両紙葉本体11
a,12aの裏面を重ね合わせるように、折込み線16
にて折りたたまれる。図4に、連結紙葉20が折りたた
まれた状態を示す。
【0022】次に、図3に示す連結紙葉30について説
明する。なお、既に連結紙葉20の説明において説明し
た部材等については、図中に同一符号または相当符号を
付すことにより説明を簡略化或いは省略する。
【0023】図3において、連結紙葉30の中心下端側
の2点鎖線で囲まれた部分31は、図示しない切断手段
によって切断される。2点鎖線で囲まれた部分31の上
端側の切断線32は、つまみ部13bの下側辺となる。
この連結紙葉30においては、折込み線(山折り用)1
6の図中左側が第3層の紙葉13、図中右側が最下層の
紙葉14となる。
【0024】両紙葉本体13a,14aの表面および裏
面には情報が印刷され、図中左側のつまみ部13bの表
面,および図中右側のつまみ部14bの裏面には、当該
つまみ部が突設されている紙葉本体13a,14aに印
刷された情報の内容を示す記載が印刷される。更に、両
紙葉本体13a,14aの裏面、および図中左側の紙葉
本体13aの表面には剥離性を有する感圧接着剤が塗布
される。また、糊代13c,14cにも接着剤が塗布さ
れるが、この接着剤は剥離性を有していなくてもよい。
そして連結紙葉30は、両紙葉本体13a,14aの裏
面を重ね合わせるように、折込み線(山折り用)16に
て折りたたまれる。図5に、連結紙葉30が折りたたま
れた状態を示す。
【0025】最後に、図4に示す状態の連結紙葉20の
下層側に、図5に示す状態の連結紙葉30を重ね合わせ
て、プレス加工を施すことで、糊代11c〜14cと、
紙葉本体11a〜14aとが互いに接着され、図1に示
すような郵便書簡10が形成される。郵便書簡10は、
周縁がばらけていないので、封筒等に封入することな
く、このまま郵送することができる。
【0026】図1に示すような郵便書簡10を開封する
には、先ず、ミシン目11d〜14dにて糊代11c〜
14cを切り取る。次に、つまみ部11b〜14bのい
ずれかをつまんで、図中左方向に引張り、当該つまみ部
が突設された紙葉を剥がす。これを順次繰り返せば、郵
便書簡10に記載された全ての情報を読むことができ
る。
【0027】このような構成の郵便書簡10によれば、
つまみ部11b〜14bが郵便書簡10の一側辺に並ん
でいるので、つまみ部を容易に認識することができる。
したがって、受取人が、誤ってつまみ部以外の部分を引
き剥がしてしまう心配はない。また、各つまみ部に、当
該つまみ部が突設されている紙葉に記載された情報の内
容を示す記載が印刷されており、つまみ部が、つまみ部
本来の役割に加えて、インデックスの役割も果たすの
で、受取人は、郵便書簡10の各紙葉の内容を開封前に
知ることができる。
【0028】そして、郵便書簡10は、上層側の2枚の
紙葉11,12を折込み線16を介して連結した連結紙
葉20と、下層側の2枚の紙葉13,14を折込み線1
6を介して連結した連結紙葉30とから構成され、折込
み線16にてそれぞれ折りたたまれた連結紙葉20,3
0を重ね合わせて、接着により一体化することで形成さ
れている。したがって、印刷工程において複数(ここで
は2枚)の紙葉に同時に印刷を施すことができる等、生
産工程が簡略化されるので、郵便書簡10を安価に製造
することができる。また、折りたたむことにより小さく
形成され、かつ封筒などに封入することなくそのまま郵
送できる郵便書簡10は、安価な郵便料金で郵送され
る。
【0029】また、このような郵便書簡10は、多くの
枚数の紙葉で構成することに適しており、本実施形態に
おいては、連結紙葉を2枚(紙葉を4枚)用いた例を示
したが、つまみ部と糊代の大きさや形状を変更すること
で、さらに多くの連結紙葉から構成することもできる。
その際、各連結紙葉の大きさは同じであり、たかだか紙
葉を2枚横に並べた大きさであるので、製造装置が大型
化することもなく、郵便書簡10を安価に製造すること
ができる。
【0030】次に、図6乃至図8に本発明の第2実施形
態を示す。なお、本第2実施形態においても、第1実施
形態において既に説明した部材等については、図中に同
一符号または相当符号を付すことにより、説明を簡略化
或いは省略する。
【0031】図6に示す、本第2実施形態の郵便書簡5
0も、つまみ部および糊代を有する4枚の紙葉から構成
され、定型の郵便封筒のサイズに形成されている。最上
層の紙葉51のつまみ部51bの図中下端側には、下層
のつまみ部52b,53b,54b、および糊代52
c,53c,54cが露出している。
【0032】図7に示すように、4枚の紙葉のうち、上
層側の2枚の紙葉51,52は、連結紙葉60から形成
され、図8に示すように、下層側の2枚の紙葉53,5
4は、別の連結紙葉70から形成される。図7に示すよ
うに、折込み線16の図中右側が最上層の紙葉51とな
り、図中左側が第2層の紙葉52となる。同様に、図8
における、折込み線16の図中右側が第3層の紙葉53
となり、図中左側が最下層の紙葉54となる。
【0033】図7に示されるように、連結紙葉60にお
いては、2枚の紙葉51,52の、つまみ部が突設され
ていない側が、折込み線(山折り用)16を介して連結
されている。そして連結紙葉60は、両紙葉本体51
a,52aの裏面を重ね合わせるように、折込み線16
にて折りたたまれる。図8に示す連結紙葉70も同様
に、折込み線16にて折りたたまれる。最後に、折りた
たんだ連結紙葉60の下層側に、折りたたんだ連結紙葉
70を重ね合わせて、プレス加工を施すことで、図6に
示すような郵便書簡50が形成される。
【0034】このような構成の郵便書簡50によれば、
連結紙葉60,70の切断部が当該連結紙葉の周縁にあ
り形状が単純なので、切断手段の構成を簡略化できる。
【0035】次に図9に、本発明の第3実施形態を示
す。郵便書簡80は、1枚の表紙用紙葉91と2枚の被
連結紙葉92,93とからなる収納用連結紙葉90と、
つまみ部81b〜86bを有する6枚の紙葉81〜86
とから構成されている。6枚の紙葉81〜86のうち上
層側の2枚の紙葉81,82、中層の2枚の紙葉83,
84、及び下層側の2枚の紙葉85,86はそれぞれ、
前述した実施形態と同様に連結紙葉に形成されている。
各連結紙葉は、印刷がなされた後、折りたたまれた状態
で重ね合わされる。その際、上面視において、最上層の
紙葉81のつまみ部81bの下端側には、下層の紙葉の
つまみ部82b〜86の一部が露出される。最下層の紙
葉86に関しては、上面視において、自身の上に重なっ
ている紙葉のつまみ部81b〜85bから露出される部
分をつまみ部86bと呼ぶことにする。
【0036】一方、収納用連結紙葉90は、表紙用紙葉
91における紙葉本体91aの一方の側辺(図中右側の
辺)に、ミシン目91dを介して糊代91cが連結され
ている。そして糊代91cには、つまみ部91bが突設
されている。糊代91cには、剥離性を有する接着剤な
どが塗布される。そして、表紙用紙葉91の他方の側辺
(図中左側の辺)には、折込み線96(谷折り用)を介
して被連結紙葉92が連結され、被連結紙葉92にはさ
らに折込み線97(谷折り用)を介して被連結紙葉93
が連結されている。
【0037】重ね合わされた紙葉81〜86は、図中左
側の側辺近傍を互いに接着され、被連結紙葉92上に載
置される。そして、最下層の紙葉86における図中左側
の側辺近傍が、被連結紙葉92に接着される。
【0038】そして、図10に示すように、先ず被連結
紙葉93を折りたたみ、次に表紙用紙葉91を折りたた
んで、表紙用紙葉91の糊代91cを被連結紙葉93に
接着する。表紙用紙葉91には送り先の宛名95などが
印刷される。このように形成された郵便書簡80は、両
側辺がばらけていないので、封筒等に封入することな
く、このまま郵送することができる。
【0039】図10に示すような郵便書簡80を開封す
るには、先ず、つまみ部91bの図中下端側をつまんで
図中上端側に引張り、つまみ部91b自身および糊代9
1cを、ミシン目91dにて切り取る。そして、表紙用
紙葉91及びここでは中表紙の役割を果たしている被連
結紙葉93を広げれば、冊子のような状態に形成された
紙葉81〜86に記載された情報を読むことができる。
【0040】このような構成の郵便書簡80は、多くの
枚数の紙葉で構成することに適しており、本実施形態に
おいては、連結紙葉を3枚(紙葉を6枚)用いた例を示
したが、さらに多くの連結紙葉から構成することもでき
る。複数の紙葉81〜86を互いに接着していないの
で、製造コストを抑制できる。また、紙葉を引き剥がす
作業は、収納用連結紙葉90を開封する際に一度だけ行
えばよい。
【0041】次に図11に、本発明の第4実施形態を示
す。郵便書簡100は、第3実施形態の郵便書簡80と
同様に、つまみ部81b〜86bを有する複数の紙葉8
1〜86を有している。そして、郵便書簡100におけ
る収納用連結紙葉110は、表紙用紙葉111の一方の
側辺(図中右側の辺)に、折込み線116(谷折り用)
を介して被連結紙葉112が連結され、被連結紙葉11
2にはさらに折込み線117(谷折り用)を介して被連
結紙葉113が連結されている。被連結紙葉113の紙
葉本体113aは、隣接する被連結紙葉112に比べて
横幅を狭く形成されている。紙葉本体113aには、つ
まみ部113bが突設されている。また紙葉本体113
aには、剥離性を有する接着剤などが塗布される。
【0042】重ね合わされた紙葉81〜86は、図中左
側の側辺近傍を互いに接着され、被連結紙葉112上に
載置される。そして、最下層の紙葉86における図中左
側の側辺近傍が、被連結紙葉112に接着される。そし
て、図12に示すように、先ず表紙用紙葉111を折り
たたみ、次に被連結紙葉113を折りたたんで、被連結
紙葉113の紙葉本体113aを表紙用紙葉111に接
着する。表紙用紙葉111には送り先の宛名95などが
印刷される。
【0043】図12に示すような郵便書簡100を開封
するには、先ず、つまみ部113bをつまんで図中右側
に引張り、紙葉本体113aを表紙用紙葉111から引
き剥がす。そして、表紙用紙葉111を広げれば、冊子
のような状態に形成された紙葉81〜86に記載された
情報を読むことができる。このような構成の郵便書簡1
00は、被連結紙葉113の横幅が小さく形成されてい
るので、材料コストが抑制され、更なるコストダウンを
図ることができる。
【0044】なお、本発明の郵便書簡は、前述した実施
形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が
可能である。例えば、第1及び第2実施形態において
は、郵便書簡は、定型の郵便封筒のサイズに形成されて
いたが、葉書のサイズに形成されてもよい。また、紙葉
本体の全面にわたって剥離性の接着剤が塗布されていた
が、紙葉本体の周縁部のみに接着剤を塗布してもよい。
また、第3及び第4実施形態においては、収納用連結紙
葉の両側辺のみが接着されていたが、周縁部全域を接着
してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の郵便書簡
は、側辺から突出するつまみ部を有する複数の紙葉を重
ね合わせた郵便書簡であって、最上層の紙葉を除く紙葉
のつまみ部の少なくとも一部が、上面視において自身の
上に重なっている紙葉のつまみ部から露出している。し
たがって、つまみ部が郵便書簡の一側辺に並んでいるの
で、つまみ部を容易に認識することができる。また、多
くの枚数の紙葉で構成することに適しており、製造装置
の大型化を招くこともなく、安価に製造される。
【0046】また、本発明の郵便書簡は、表紙用紙葉
と、前記表紙用紙葉の側辺に連結された被連結紙葉とか
らなる収納用連結紙葉における、前記表紙用紙葉又は前
記被連結紙葉の一方の上に、側辺から突出するつまみ部
を有する複数の紙葉を重ね合わせて載置し、前記表紙用
紙葉と前記被連結紙葉とを折りたたんで接着し、前記複
数の紙葉を前記収納用連結紙葉により包んだ郵便書簡で
あって、最上層の紙葉を除く紙葉のつまみ部の少なくと
も一部が、上面視において自身の上に重なっている紙葉
のつまみ部から露出している。このような構成なので、
多くの枚数の紙葉で構成することに一層適しており、ま
た、複数の紙葉を互いに接着しなければ、製造コストを
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す平面図である。
【図2】第1実施形態の一方の連結紙葉を示す図であ
る。
【図3】第1実施形態の他方の連結紙葉を示す図であ
る。
【図4】図2の連結紙葉を折りたたんだ図である。
【図5】図3の連結紙葉を折りたたんだ図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す平面図である。
【図7】第2実施形態の一方の連結紙葉を示す図であ
る。
【図8】第2実施形態の他方の連結紙葉を示す図であ
る。
【図9】本発明の第3実施形態を示す図である。
【図10】本発明の第3実施形態を示す図である。
【図11】本発明の第4実施形態を示す図である。
【図12】本発明の第4実施形態を示す図である。
【符号の説明】
10,50,80,100 郵便書簡 11〜14、51〜54,81〜86 紙葉 11a〜14a,51a〜54a 紙葉本体 11b〜14b,51b〜54b,81b〜86b つ
まみ部 11c〜14c,51c〜54c 糊代 11d〜14d,51d〜54d ミシン目(切取線) 16、96,97,116,117 折込み線 20,30,60,70 連結紙葉 90,110 収納用連結紙葉 91,111 表紙用連結紙葉 92,93,112,113 被連結紙葉

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側辺から突出するつまみ部(11b〜1
    4b,51b〜54b)と、前記つまみ部の突出側に切
    取線(11d〜14d,51d〜54d)を介して連結
    された糊代(11c〜14c,51c〜54c)とを有
    する複数の紙葉(11〜14,51〜54)を、重ね合
    わせて少なくとも前記糊代を互いに接着した郵便書簡で
    あって、最上層の紙葉(11)を除く紙葉(12,1
    3,14)のつまみ部(12b,13b,14b)の少
    なくとも一部が、上面視において自身の上に重なってい
    る紙葉のつまみ部から露出していることを特徴とする郵
    便書簡(10,50)。
  2. 【請求項2】 表紙用紙葉(91)と、前記表紙用紙葉
    の側辺に連結された被連結紙葉(92)とからなる収納
    用連結紙葉(90)における、前記表紙用紙葉(91)
    又は前記被連結紙葉(92)の一方の上に、側辺から突
    出するつまみ部(81b〜86b)を有する複数の紙葉
    (81〜86)を重ね合わせて載置し、前記表紙用紙葉
    (91)と前記被連結紙葉(92)とを折りたたんで接
    着し、前記複数の紙葉(81〜86)を前記収納用連結
    紙葉(90)により包んだ郵便書簡であって、最上層の
    紙葉(81)を除く紙葉(82〜86)のつまみ部(8
    2b〜86b)の少なくとも一部が、上面視において自
    身の上に重なっている紙葉のつまみ部から露出している
    ことを特徴とする郵便書簡(80)。
  3. 【請求項3】 前記つまみ部(11b〜14b,51b
    〜54b,81b〜86b)は、当該つまみ部が設けら
    れている紙葉(11〜14,51〜54,81〜86)
    に記載された情報のインデックスとして設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の郵便書簡(10,5
    0,80)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018113948A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 朋和産業株式会社 米飯加工食品用包装材、米飯加工食品包装体

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