JP2989695B2 - 板材取出装置 - Google Patents

板材取出装置

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JP2989695B2 JP3216855A JP21685591A JP2989695B2 JP 2989695 B2 JP2989695 B2 JP 2989695B2 JP 3216855 A JP3216855 A JP 3216855A JP 21685591 A JP21685591 A JP 21685591A JP 2989695 B2 JP2989695 B2 JP 2989695B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、上下に積み重ねられ
た板材の最上位の1枚を他の板材から分離して取出す板
材取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の板材取出装置の概要は、図示は省
略したが、上下に積み重ねられた板材の最上位の1枚
を、板材吸着具で真空吸着して、積み重ねられた板材
(板材群)の一側縁部に磁気分離具を当ててその磁化作
用と、磁気分離具から最上位の1枚と次位の板材との隙
間に噴出させた圧力空気とにより、最上位の1枚を他の
板材から分離し、板材吸着道具を取付けている取付部材
を上動して最上位の1枚を板材群から取り出す構造が、
一般的に実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構造の場合、磁気
分離具が当接している板材群の一側縁部の付近のみが分
離され、取付部材と板材吸着具は低速で上動するので、
最上位の1枚のほか、次位の板材なども一緒に持ち上げ
られてしまうことがある。また、鉄板のような強磁性体
の板材でないと、磁気分離具による分離作用は無効であ
る。
【0004】このほか、複数個の板材吸着具により最上
位の1枚を、真空吸着して取付部材と共に板材吸着具を
上動してから、複数個の板材吸着具を、振動の位相が互
いにずれているようにして上下に振動させ、一緒に持ち
上げられている板材がこれにより上下に曲げられて最上
位の1枚が他の板材から分離するようにした構造も知ら
れている。
【0005】この場合は、上下に曲げられて分離し、ふ
り落された板材が、板材群の上に乱雑に落下して板材群
に対し不揃いとなり、次の板材吸着動作ではずれた状態
で板材吸着具に吸着されるので、加工機へ搬入したとき
正確な位置決めができない。そのほか、板材群の一側縁
部に回転する毛ブラシを当てて、ブラシによって板材を
分離する構造があるが、ブラシの毛が過大に撓んで期待
した程度の分離作用は発揮されていない。
【0006】さらに、板材群の側部に鋸刃状の分離爪を
当てる構造があり、分離作用はあるが、板材の一側縁部
が分離爪によって傷つくという問題がある。
【0007】この発明の目的は従来の板材取出装置にみ
られるこれらの問題を解決して、板材吸着具により吸着
された最上位の1枚のみが確実に分離されて板材群から
取出されるように工夫した板材取出装置を提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上下に積み重ねられた板材群の最上位
の1枚を板材吸着具によって吸着してこの板材吸着具を
取付けている取付部材の移動動作により、板材群から上
記最上位の1枚を取り出すようにした板材取出装置であ
って、板材吸着具を取付部材へ上動可能に係止し、板材
吸着具を取付部材に対し衝撃的に上動させるための上向
き衝撃力をこの板材吸着具に与える衝撃手段を有してい
る板材取出装置に構成した。
【0009】
【作用】板材群の最上位の1枚を板材吸着具によって吸
着し、衝撃手段により板材吸着具に衝撃力を加えると、
板材吸着具は取付部材に対し衝撃的に上動し、板材吸着
具に吸着されている最上位の1枚も共に上動するが、吸
着されていない2枚目以下の板材はそれ自体の慣性によ
り板材群から上動することはできず、最上位の1枚に対
し、離れることになる。2枚目以下の板材は板材群から
離れないので、最上位の1枚が分離する際に2枚目以下
の板材が板材群からずれ動くことはない。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1は、この発明の板材取出装置の実施例を示す
縦断正面図である。バキュームパッドからなる板材吸着
具1は、パッドシャフト3の下部に固定してあり、この
パッドシャフト3は、取付部材であるバキュームパン5
へ、上下動可能に係止され、これら複数個のパッドシャ
フト3を取付けているバキュームパン5は、図示しない
装置フレームに固定した昇降シリンダのピストンロッド
に結合されている。
【0011】パッドシャフト3のバキュームパン5への
上記係止構造は、バキュームパン5に明けた孔7にパッ
ドシャフト3の上部を遊挿し、孔7よりも大径のスナッ
プリング9を孔7の上方にてパッドシャフト3に取付け
たものであり、バキュームパン5にウレタン樹脂などか
らなる緩衡材11を取付けている。
【0012】このようにバキュームパン5に係止されて
いる板材吸着具1をバキュームパン5に対し衝撃的に上
動させるための衝撃手段13として図示例では、パット
シャフト3に設けた円筒孔15に衝撃ピストン17を遊
嵌し、衝撃ピストン17の下面に圧力空気を供給する給
気ノズル19を、パッドシャフト3の下部に設け、円筒
孔15に内周部分が突出して衝撃ピストン17が衝突で
きるストッパ21を、パッドシャフト3に設けたもので
ある。円筒孔15に対し衝撃ピストン17はわずかに少
径であり、給気ノズル19から圧力空気を噴出すると、
衝撃ピストン17は勢い良く上昇してストッパ21に衝
撃的に衝突し、この衝撃力によりパッドシャフト3は衝
撃的に少し上動するが、この衝突後は円筒孔15と衝撃
ピストン17とのわずかな隙間から圧力空気が衝撃ピス
トン17の上方へ逃げることになって、衝突後はパッド
シャフト3は上動できないように、圧力空気の圧力や、
上記隙間などが設定されている。
【0013】板材吸着具1に吸着された最上位の板材W
の2枚目以下の板材Wからの分離を助けるための磁気分
離具23は、板材群の一側縁部へ当接されて板材群を磁
化することにより、重なりあっている板材Wを同一極化
して互いに反発,分離させる機能を持つ電磁石式のコァ
部25と、板材群の一側縁部に向かって圧力空気を噴出
してコァ部25による上記分離作用を助けるエァ噴出口
27と、最上位の板材Wの一側縁部付近を上から抑える
抑えローラ29とを有している。磁気分離具23は図示
しない磁気分離具移動装置によって板材群に対し、移動
できる。
【0014】次に上記構成の実施例の動作を説明する。
まず、図示しない昇降シリンダのピストンロッドを動作
してバキュームパン5を下降し、板材吸着具1を板材群
の最上位の板材Wに当接し、吸引通路31から図示しな
い真空吸引装置により板材吸着具1内を吸引すると、最
上位の板材Wは板材吸着具1に吸着される。次に磁気分
離具移動装置により磁気分離具23を移動してコァ部2
5を板材群の一側縁部に当接すると、強磁性体では磁化
作用により板材群の上位の一側縁部が浮上して、最上位
の板材Wと2枚目の板材Wとがその一側縁部で分離さ
れ、2枚目の板材Wと3枚目の板材Wとがその一側縁部
で分離され、このように上部の板材Wは、上下の板材W
同士がその一側縁部において互いに分離される。エァ噴
出口27から板材群の一側縁部に向かって圧力空気を噴
出すると、コァ部25による上記分離作用は助長され
る。
【0015】そして、図2のように給気ノズル19から
圧力空気を噴出すると、衝撃ピストン17の下面が受圧
し、衝撃ピストン17は勢い良く上昇してストッパ21
に衝撃的に衝突し、この衝撃力によりパッドシャフト3
は衝撃的に少し上動しするため、最上位の板材Wを吸着
している板材吸着具1も共に衝撃的に少し上動し、最上
位の板材Wは瞬間的に2枚目の板材Wから浮上するが、
吸着されていない2枚目以下の板材Wはそれ自体の慣性
により板材群から上動できず、最上位の1枚に対し、離
れることになる。この浮上している時にエァ噴出口27
から圧力空気が噴出されて最上位の板材Wの2枚目の板
材Wからの上記浮上が助けられる。
【0016】上記給気ノズル19からの圧力空気噴出に
よる最上位の板材Wの瞬間的な浮上動作とエァ噴出口2
7から圧力空気噴出により浮上助長動作を数回繰り返し
て行うと、板材群の上位の板材Wの夫々の上面と下面に
エァ噴出口27からの圧力空気が入り込み、最上位の板
材Wは2枚目の板材Wから確実に分離される。2枚目の
板材Wは、その一側縁部のみが僅かに3枚目の板材Wか
ら浮き上がっているのみで一側縁部のほかの部分では3
枚目の板材Wに接しているため、コァ部25による磁化
とエァ噴出口27からの噴気を停止すると、この2枚目
の板材Wは3枚目の板材Wに対し、不揃いにならずもと
通りの正しい位置に落ち着き、最上位の1枚が分離する
際に2枚目及びこれ以下の板材は板材群からずれ動くこ
とはない。
【0017】この後、パッドシャフト3を上昇して最上
位の板材Wのみが板材吸着具1により、板材群から持ち
上げられ、この最上位の板材Wの周部は図示しない板材
クランプ装置により掴まれて、加工機へ搬送される。強
磁性体でない板材Wの場合では、エァ噴出口27から圧
力空気噴出による浮上作用によって最上位の板材Wと2
枚目の板材Wとの分離が行われる。
【0018】上記の実施例によれば、前記従来装置のよ
うに板材群の一側縁部に回転する毛ブラシを当てる構造
の如く、ブラシの毛が過大に撓んで期待した程度の分離
作用は発揮されないという欠点や、板材群の側部に鋸刃
状の分離爪を当てて分離するときに板材の一側縁部が分
離爪によって傷つくという問題は、解消されている。
【0019】
【発明の効果】この発明に係る板材取出装置は上記のよ
うに構成したので、板材群の最上位の1枚を板材吸着具
によって吸着し、衝撃手段により板材吸着具に衝撃力を
加えると、板材吸着具は取付部材に対し衝撃的に上動
し、板材吸着具に吸着されている最上位の1枚も共に上
動するが、吸着されていない2枚目以下の板材はそれ自
体の慣性により板材群から上動することができず、最上
位の1枚に対し、離れることになる。2枚目以下の板材
は板材群から離れないので、最上位の1枚が分離する際
に2枚目以下の板材が板材群からずれ動くことはなく、
次の板材取出動作の際に新たな最上位の1枚は、上記と
同様に板材吸着具により正しい位置に吸着され、搬送さ
れて例えば加工機の所定位置に正しく位置決めされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の板材取出装置の実施例を示す縦断正
面図である。
【図2】上記実施例における衝撃手段の動作時を示す縦
断正面図である。
【符号の説明】
1 板材吸着具 5 バキュームパン(取付部材) 13 衝撃手段 W 板材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に積み重ねられた板材群の最上位の
    1枚を板材吸着具によって吸着してこの板材吸着具を取
    付けている取付部材の移動動作により、板材群から上記
    最上位の1枚を取り出すようにした板材取出し装置であ
    って、板材吸着具を取付部材へ上動可能に係止し、板材
    吸着具を取付部材に対し衝撃的に上動させるための上向
    き衝撃力をこの板材吸着具に与える衝撃手段を有してい
    ることを特徴とする板材取出装置。
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