JP2988828B2 - 基板の液切り乾燥装置 - Google Patents

基板の液切り乾燥装置

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JP2988828B2 JP6117620A JP11762094A JP2988828B2 JP 2988828 B2 JP2988828 B2 JP 2988828B2 JP 6117620 A JP6117620 A JP 6117620A JP 11762094 A JP11762094 A JP 11762094A JP 2988828 B2 JP2988828 B2 JP 2988828B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿式表面処理が施され
た液晶表示器用のガラス基板、フォトマスク用のガラス
基板等の角型基板に気体を噴射して、角型基板の表面に
付着した液滴を除去する基板の液切り乾燥装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示器、カラーフィルタ、フォトマ
スク等の製造工程では、基板洗浄処理等の各種の湿式表
面処理が行われる。そして、角型基板の洗浄後、角型基
板に付着した液滴を除去して乾燥させる作業が行われ
る。角型基板に付着した液滴を除去する液切り装置とし
て、例えば、特開昭63−15421号公報に記載され
た装置が知られている。
【0003】この装置は、水平搬送される角型基板を挟
んで上下に対向配備された第1のエアーナイフと、第1
のエアーナイフの後方にこれと同じ構成の第2のエアー
ナイフとが、角型基板の搬送方向と直交してそれぞれ平
行に配置されて構成されている。先ず、第1のエアーナ
イフから角型基板の上下両面に向けてエアーを噴射する
ことにより、その角型基板の上下両面に付着した液滴が
吹き飛ばされる。第1のエアーナイフである程度角型基
板の液滴を吹き飛ばした後、該第1のエアーナイフで取
り除けなかった液滴が、さらに第2のエアーナイフで除
去される。
【0004】また、実開平4−48621号公報に記載
された装置も知られている。この装置は、上記した装置
と同様に、図5に示すように、第1及び第2のエアーナ
イフ100,101を備えている。角型基板Wの液滴
(図中に斜線で示す)を取り除きやすくするため、各エ
アーナイフ100,101は水平面内において平行で、
かつ角型基板Wの搬送方向と直交する方向に対して傾き
をもった状態で配置されている。先ず、第1のエアーナ
イフ100により、角型基板Wに付着した液滴が角型基
板Wの角部に押し流されながら、角型基板Wの角部から
吹き飛ばされる。続いて第2のエアーナイフ101によ
り、該第1のエアーナイフ100で吹き飛ばされずに残
った液滴が除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たいずれの液切り装置も、複数段に配置されたエアーナ
イフは、搬送される角型基板Wに対して、同じ方向へエ
アーを吹き付けているので、図5に示すように、第1の
エアーナイフ100で角型基板Wの角部に押し流されて
残った液滴は、角型基板Wの角部2面にわたって付着す
るので、角型基板Wとの付着力が高まり取り除きにくい
ものとなり、第1のエアーナイフ100と同じ方向に向
けられた第2のエアーナイフ101では、基板Wの角部
に追い込まれた液滴を除去できないこともある。このよ
うな液滴は基板Wにシミ(局部的な薄膜)となって残
り、その後の製造工程中で剥離してパーティクルの原因
となったり、基板上に素子を作り込む上で弊害になった
りする。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、湿式表面処理された角型基板の表面に
付着した液滴を完全に除去できる基板の液切り乾燥装置
を提供することを目的とする。本発明の更なる目的は、
水平搬送される基板の上面に付着した液滴を完全に除去
することが可能な基板の液切り装置を提供することにあ
る。本発明の更なる目的は、水平搬送される基板の上面
に付着した液滴を完全に除去することが可能であるとと
もに、その液滴が後段の処理槽に混入することがない基
板の液切り装置を提供することにある。本発明の更なる
目的は、水平搬送される基板の上下両面に付着した液滴
を完全に除去することが可能な基板の液切り装置を提供
することにある。本発明の更なる目的は、水平搬送され
る基板の上下両面に付着した液滴を完全に除去すること
が可能であるとともに、その液滴が後段の処理槽に混入
することがない基板の液切り装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次のような構成をとる。すなわち、請求項
1に記載の発明は、湿式表面処理が施された角型の基板
の表面に気体を吹き付けて基板表面に付着している液滴
を除去して基板を乾燥させる基板の液切り乾燥装置にお
いて、基板をその表面に沿った所定の搬送方向に搬送す
る搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される基板の
表面に向けて気体を噴射する第1のスリット状の気体噴
射口を有するとともに、前記第1のスリット状の気体噴
射口が搬送方向と直交する方向に対して傾けられた第1
の気体噴射手段と、前記第1の気体噴射手段の後方に配
置され、前記搬送手段によって搬送される基板の表面に
向けて気体を噴射する第2のスリット状の気体噴射口を
有するとともに、前記第2のスリット状の気体噴射口が
搬送方向と直交する方向に対して前記第1のスリット状
の気体噴射口とは逆方向に傾けられた第2の気体噴射手
段と、を有するものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、前記搬送
手段は基板を水平に保持しつつその表面に沿った搬送方
向に搬送するとともに、前記第1及び第2の気体噴射手
段は、前記搬送手段によって水平に保持された基板の上
面に向けて気体を噴射するように構成されているもので
ある。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、前記第1
及び第2の気体噴射手段は、ともに、前記搬送手段の搬
送方向とは逆方向に向けて気体を噴射するように構成さ
れているものである。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、前記搬送
手段によって水平に保持されつつ搬送される基板の下面
に向けて気体を噴射する第3のスリット状の気体噴射口
を有するとともに、前記第3のスリット状の気体噴射口
が搬送方向と直交する方向に対して傾けられた第3の気
体噴射手段と、前記第3の気体噴射手段の後方に配置さ
れ、前記搬送手段によって水平に保持されつつ搬送され
る基板の下面に向けて気体を噴射する第4のスリット状
の気体噴射口を有するとともに、前記第4のスリット状
の気体噴射口が搬送方向と直交する方向に対して前記第
3のスリット状の気体噴射口とは逆方向に傾けられた第
4の気体噴射手段とを有するものである。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、前記第3
及び第4の気体噴射手段は、ともに、前記搬送手段の搬
送方向とは逆方向に向けて気体を噴射するように構成さ
れているものである。
【0012】
【作用】本発明の液切り装置によれば、搬送手段によっ
て基板面に沿った方向に搬送される角型基板に対して、
先ず、第1気体噴射手段の第1のスリット状の気体噴射
口により、角型基板の搬送方向と直交する方向に対して
傾斜した方向に向けて気体が噴射され、これにより、角
型基板の表面に付着していた液滴が、角型基板の角部に
押し流されながら、角型基板の角部から吹き飛ばされて
除去される。続いて、第2気体噴射手段の第2のスリッ
ト状の気体噴射口により、第1気体噴射手段と逆方向に
向けて気体が噴射され、これにより、第1気体噴射手段
で取り除けなかった角型基板の角部の液滴が、角型基板
の角部から基板端辺に沿って押し流されながら、吹き飛
ばされて除去される。従って、最終的に角型基板の表面
に付着した液滴が完全に除去される。
【0013】さらに請求項2記載の発明によれば、水平
搬送される基板の上面に向けて第1気体噴射手段から気
体が噴射されて基板上面に付着した液滴が吹き飛ばされ
て基板上面から取り除かれるとともに、これによって取
り除けなかった基板上面の角部に残る液滴は、第1気体
噴射手段とは傾きが異なる第2気体噴射手段から噴射さ
れる気体によって吹き飛ばされて基板上面から取り除か
れる。
【0014】さらに請求項3記載の発明によれば、第1
及び第2気体噴射手段から噴射される気体は、基板上面
において搬送方向とは逆方向に向けて気体を吹き付け
る。
【0015】請求項4記載の発明によれば、更に水平搬
送される基板の下面に向けて第3気体噴射手段から気体
が噴射されて基板下面に付着した液滴が吹き飛ばされて
基板下面から取り除かれるとともに、これによって取り
除けなかった基板下面の角部に残る液滴は、第3気体噴
射手段とは傾きが異なる第4気体噴射手段から噴射され
る気体によって吹き飛ばされて基板下面から取り除かれ
る。
【0016】さらに請求項5記載の発明によれば、第3
及び第4気体噴射手段から噴射される気体は、基板下面
において搬送方向とは逆方向に向けて気体を吹き付け
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明に係る基板の液切り乾燥
装置を備えた洗浄処理装置の一実施例の側面図である。
【0018】液切り乾燥装置は、洗浄室1に隣接配置さ
れた乾燥室2の内部に配備されており、洗浄室1におい
て純水等が吹き付けられることにより洗浄された角型基
板Wに付着した液滴を除去するものである。乾燥室2と
は反対側の洗浄室1の側壁に、角型基板Wを投入するた
めの投入口1aが、洗浄室1と乾燥室2との間の隔壁
に、角型基板Wを洗浄室1から乾燥室2へ導くための導
入口2aが、乾燥室2の出口側の側壁に、角型基板Wを
搬出するための搬出口2bがそれぞれ設けられている。
投入口1aから投入された角型基板Wが導入口2aを介
して搬出口2bまで搬出されるように角型基板Wの搬送
経路が構成されている。
【0019】洗浄室1は、搬送される角型基板Wを挟ん
で上下に対向配備された複数個の洗浄ノズル1bを備
え、図示しない洗浄液供給源から供給された純水等の洗
浄液を、各ノズル1bから搬送される角型基板Wの上下
両面に向けて吹き付けることにより角型基板Wの表面に
付着した不要物等を洗い流すように構成されている。な
お、洗浄室1の下部には、洗浄液と共に角型基板Wから
除去された不要物を排出するための排出口1cが設けら
れている。また、上記した搬送経路に沿って角型基板W
を水平に搬送する搬送機構は後述する乾燥室2と同様の
ものであり、ここでの説明は省略する。
【0020】次に、乾燥室2内部に配備された液切り乾
燥装置の構成を、図2、図3を参照して説明する。図2
は液切り乾燥装置の側面図であり、図3は液切り乾燥装
置の平面図である。
【0021】乾燥室2内部の液切り乾燥装置3は、角型
基板Wを水平方向へ搬送する搬送機構10と、搬送機構
10により搬送される角型基板Wの上下両面に向けて気
体を噴射する第1気体噴射機構20と、第1気体噴射機
構20の後方において角型基板Wの上下両面に向けて気
体を噴射する第2気体噴射機構30とから構成されてい
る。下記に各部の構成を詳細に説明する。
【0022】搬送機構10は、角型基板Wを載置する複
数の遊転ローラ11と、複数の駆動ローラ12とを搬送
方向に並列軸支して構成されている。一対の本体フレー
ム13間に、軸受部材14を介して駆動ローラ12の両
端が搬送方向と直交する方向に水平で回動自在に軸支さ
れている。駆動ローラ12の両端付近に、段差付きの一
対のローラ12aが対向配備されている。この一対のロ
ーラ12aの段差間に角型基板Wの端縁が載置される。
また、駆動ローラ12の中央部にローラ12bが設けら
れ、このローラ12bで角型基板Wの下面中央部を支持
することにより、基板Wが垂れ下がらないようにしてい
る。各駆動ローラ12は、図示しないチェーン等を介し
てモータに連動連結されており、洗浄室1で洗浄された
角型基板Wを水平姿勢で搬送し、搬出口2bから搬出す
るように構成されている。各駆動ローラ12の上方に
は、角型基板Wの下面を駆動ローラ12上に押圧するピ
ンチローラ15が回転自在に配備されている。このピン
チローラ15と駆動ローラ12との間で角型基板Wを挟
持しながら、角型基板Wをスリップなく強制搬送するよ
うに構成されている。
【0023】第1気体噴射機構20は、搬送される角型
基板Wを挟んで上方と下方に、対向配備された一対のエ
アーナイフ21を備えている。上下の各エアーナイフ2
1は、その先端が先細り状に形成された板部材を互いに
向かい合うように重ね合わせて一体に構成されたもので
あり、その先端にスリット状に形成された噴射口21a
を備え、図示しない気体供給源から供給された高圧空気
を帯状にした気流(エアー)を噴き出すものである。エ
アーナイフ21の噴射口21aは、搬送方向と直交する
方向の角型基板Wの幅よりも長めに形成され、角型基板
Wの全面にわたって気体を均一に噴き出すようになって
いる。
【0024】上下の各エアーナイフ21は、角型基板W
に対してそれぞれ傾斜して配備されている。具体的に説
明すると、エアーナイフ21は、図2に示すように、噴
射口21aからの噴射方向が、角型基板Wの搬送方向と
は逆方向に向かうように、すなわち、角型基板Wの搬送
方向に対して、θ1 =約60°の角度をなすように配備
されている。従って、噴射口21aから噴射される高圧
気流によって、角型基板Wの上下両面に付着した液滴
が、角型基板Wの搬送方向とは逆方向に吹き飛ばされる
ようになっている。なお、吹き飛ばされた液滴は、乾燥
室2の下部に設けられた排出口2cから排出される。
【0025】また、上記した上下の各エアーナイフ21
は、水平面内において搬送方向と直交する方向に対して
傾きをもった状態で、一対の取付部材22を介して本体
フレーム13間に架設されている。具体的に説明する
と、エアーナイフ21は、図3に示すように、角型基板
Wの搬送方向と垂直な方向に対して、θ2 =約7°の角
度をなすように配備されている。従って、噴射口21a
から噴射される高圧気流によって、角型基板Wの上下両
面に付着した液滴が、角型基板Wの搬送方向とは逆方向
の角部へ押し流されながら角部から吹き飛ばされるよう
になっている。なお、本実施例では、装置の搬送方向の
全長を抑えるために、傾き角θ2 を約7°にしている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、液滴を角
型基板Wの角部に押し流すという点では傾き角θ2 は、
45°が好ましい。
【0026】第2気体噴射機構30は、上記した第1気
体噴射機構20のエアーナイフ21と同様のエアーナイ
フ31を備え、第1気体噴射機構20で吹き飛ばされず
に角型基板Wの角部に残った液滴を除去するものであ
る。
【0027】また、第2気体噴射機構30の上下の各エ
アーナイフ31は、水平面内において第1気体噴射機構
20のエアーナイフ21と逆方向に傾きをもった状態で
配備されている。具体的に説明すると、エアーナイフ3
1は、図3に示すように、傾き角θ2 と逆方向のθ3
約7°の角度をなすように配備されている。なお、傾き
角θ3 を約7°にしているが、これに限定されるもので
はなく、傾き角θ2 と逆方向に傾ければよく、エアーナ
イフ21と同様に液滴を角型基板Wの角部に押し流すと
いう点では傾き角θ3 は、45°が好ましい。
【0028】次に、上記にように構成された液切り乾燥
装置により、角型基板Wに付着した液滴が除去されるま
での状態を、図4を参照して説明する。図4は、液滴が
除去される状態を示した図である。
【0029】図4に示すように、第1気体噴射機構20
により、角型基板Wの上下両面の全面にわたって付着し
ていた液滴は、角型基板Wの角部に押し流されながら、
角型基板Wから吹き飛ばされる。
【0030】第1気体噴射機構20で吹き飛ばされずに
角型基板Wの角部に残った液滴は、第2気体噴射機構3
0により、角型基板Wの角部から基板Wの端辺に沿って
押し流される。その結果、液滴と角型基板Wとの付着力
が弱くなり、最終的に角型基板Wから吹き飛ばされる。
【0031】なお、上記実施例では、水平に保持されて
搬送される基板の上面及び下面にそれぞれ2段のエアー
ナイフを互いに搬送方向に対して逆方向となるように配
置していたが、本発明はこれに限定されるものではな
い。たとえば、基板の上面側にのみ2段のエアーナイフ
を互いに逆方向に配置して、基板の下面側は1段のエア
ーナイフのみでも良いし、また基板の下面側には互いに
平行な2段のエアーナイフを配置しても良い。さらに、
第2気体噴射機構の後段にこれとは逆方向に傾けられた
第3気体噴射機構を設けて更に液切りが完全に行われる
ように構成しても良い。
【0032】また、上記実施例では、図3図示のよう
に、基板の上面側に配置されるエアーナイフ21とその
後段に配置されるエアーナイフ31とは、搬送方向に直
交する直線に対して互いに対称となるように傾きが決定
されていたが、本発明はこれに限定されず、両エアーナ
イフ及び基板下面側に配置された2つのエアーナイフは
互いに対称に配置されなくとも良い。ただし、両エアー
ナイフを互いに対称に配置するとともに、基板上面側と
下面側とでその傾き角(θ2 )を互いに同一にすること
により装置の全長をコンパクトにして良好な液切り効果
を得ることができる。
【0033】また、実施例では基板Wを水平搬送する洗
浄装置を例に採って説明したが、本発明はこれに限定さ
れず、例えば、洗浄装置と液切り乾燥装置とを上下に配
置し、下段の洗浄装置から上段の液切り乾燥装置へ基板
を垂直姿勢で搬送するように構成し、垂直に引き上げら
れる基板の表裏両面にそれぞれ図示実施例のごときエア
ーナイフ21,31を配置してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、互いに逆方向に傾斜配置されたエアーナイフ
を備えた第1、第2気体噴射手段により、角型基板に付
着した液滴が完全に除去されるので、液滴残りによるシ
ミが発生することがなく、パーティクルの発生や素子形
成上の弊害を未然に抑制することができ、製品の歩留ま
りを向上させることができる。
【0035】更に、請求項2記載の発明によれば、水平
搬送される基板の上面に付着した液滴を完全に除去する
ことができ、請求項3記載の発明によれば基板上面に付
着した液滴は搬送方向とは逆方向に向けて吹き飛ばされ
るので、この液滴が後段の処理槽に混入することがな
い。
【0036】請求項4記載の発明によれば、更に水平搬
送される基板の下面に付着した液滴をも完全に除去する
ことができ、請求項5記載の発明によれば基板下面に付
着した液滴は搬送方向とは逆方向に向けて吹き飛ばされ
るので、この液滴が後段の処理槽に混入することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板の液切り乾燥装置を備えた洗
浄処理装置の一実施例の側面図である。
【図2】液切り乾燥装置の側面図である。
【図3】液切り乾燥装置の平面図である。
【図4】液切りの状態を示した図である。
【図5】従来装置の液切りの状態を示した図である。
【符号の説明】
1 … 洗浄室 2 … 乾燥室 10 … 搬送機構 20 … 第1気体噴射機構 21,31 … エアーナイフ 21a … 噴射口 30 … 第2気体噴射機構 W … 角型基板

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿式表面処理が施された角型の基板の表
    面に気体を吹き付けて基板表面に付着している液滴を除
    去して基板を乾燥させる基板の液切り乾燥装置におい
    て、 基板をその表面に沿った所定の搬送方向に搬送する搬送
    手段と、 前記搬送手段によって搬送される基板の表面に向けて気
    体を噴射する第1のスリット状の気体噴射口を有すると
    ともに、前記第1のスリット状の気体噴射口が搬送方向
    と直交する方向に対して傾けられた第1の気体噴射手段
    と、 前記第1の気体噴射手段の後方に配置され、前記搬送手
    段によって搬送される基板の表面に向けて気体を噴射す
    る第2のスリット状の気体噴射口を有するとともに、前
    記第2のスリット状の気体噴射口が搬送方向と直交する
    方向に対して前記第1のスリット状の気体噴射口とは逆
    方向に傾けられた第2の気体噴射手段と、 を有することを特徴とする基板の液切り乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は基板を水平に保持しつつ
    その表面に沿った搬送方向に搬送するとともに、前記第
    1及び第2の気体噴射手段は、前記搬送手段によって水
    平に保持された基板の上面に向けて気体を噴射するよう
    に構成されている請求項1記載の基板の液切り乾燥装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の気体噴射手段は、と
    もに、前記搬送手段の搬送方向とは逆方向に向けて気体
    を噴射するように構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の基板の液切り乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段によって水平に保持されつ
    つ搬送される基板の下面に向けて気体を噴射する第3の
    スリット状の気体噴射口を有するとともに、前記第3の
    スリット状の気体噴射口が搬送方向と直交する方向に対
    して傾けられた第3の気体噴射手段と、前記第3の気体
    噴射手段の後方に配置され、前記搬送手段によって水平
    に保持されつつ搬送される基板の下面に向けて気体を噴
    射する第4のスリット状の気体噴射口を有するととも
    に、前記第4のスリット状の気体噴射口が搬送方向と直
    交する方向に対して前記第3のスリット状の気体噴射口
    とは逆方向に傾けられた第4の気体噴射手段とを有する
    ことを特徴とする請求項2記載の基板の液切り乾燥装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第3及び第4の気体噴射手段は、と
    もに、前記搬送手段の搬送方向とは逆方向に向けて気体
    を噴射するように構成されていることを特徴とする請求
    項4記載の基板の液切り乾燥装置。
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