JP2987719B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JP2987719B2
JP2987719B2 JP3105610A JP10561091A JP2987719B2 JP 2987719 B2 JP2987719 B2 JP 2987719B2 JP 3105610 A JP3105610 A JP 3105610A JP 10561091 A JP10561091 A JP 10561091A JP 2987719 B2 JP2987719 B2 JP 2987719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
resolution
focus method
signal
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3105610A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05237115A (ja
Inventor
剛 柿沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Yokogawa Medical System Ltd filed Critical GE Yokogawa Medical System Ltd
Priority to JP3105610A priority Critical patent/JP2987719B2/ja
Publication of JPH05237115A publication Critical patent/JPH05237115A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2987719B2 publication Critical patent/JP2987719B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波診断装置に関し、
特に、イメージの分解能を改善した超音波診断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置はトランスデューサ(超
音波探触子)から超音波を被検体内に照射して、被検体
内の組織や病変部から反射されてくる信号をトランスデ
ューサで受波し、その反射信号により形成される断層像
をCRTに表示して診断の用に供する装置である。
【0003】上記の超音波診断装置において注目する部
位のイメージは良好な分解能の、即ち、ピントの合った
状態の画像が望ましく、又、断層像は深さの異なる部分
からの反射信号によって構成されるので、深さ方向に均
一な分解能が得られることが望ましい。この分解能を表
すのに一般にFナンバが用いられている。Fナンバは次
式で表される。
【0004】 F=送波距離/送波開口 ……… (1) (1)式で明らかなように送波距離が等しいとすれば、
送波開口が大きければFナンバは小さく、送波開口が小
さければFナンバは大きい。従って、Fナンバが小さい
と分解能は良く、Fナンバが大きいと分解能は悪いが、
送波距離の変化に対して敏感ではなく、つまり、深さの
異なる反射源に対しても分解能の劣化は大きくなく均一
な映像を得ることができる。
【0005】図4はFナンバと分解能との関係を示す図
である。
【0006】図において、1は深さR1 の点に焦点を結
ばせた小さいFナンバの送波による分解能曲線、2は同
じ深さR1 の点に焦点を結ばせた大きいFナンバの分解
能曲線である。図に明らかなように、小Fナンバの分解
能曲線1は焦点位置R1 における分解能値は大きいが、
焦点位置R1 を離れるに従って分解能は急激に低下す
る。又、大Fナンバの分解能曲線2は焦点位置R1 にお
ける分解能は小Fナンバに比べて小さいが、距離の変化
に対して低下の度合は小さい。
【0007】送信においては、単一の深さの焦点位置を
選ぶシングルフォーカス法と、複数の深さに焦点位置を
設ける多段フォーカス法とがある。多段フォーカス法は
1枚のイメージを得るのにシングルフォーカス法に比べ
て数回の送波をしている。即ち、n段の多段フォーカス
とはn個の焦点位置に対して少なくともn個の送波を行
うものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5はシングルフォー
カス法における分解能曲線を示す図である。図におい
て、(イ)図は深さR1 におけるFナンバF1 の場合の
分解能曲線図、(ロ)図は深さR2 におけるFナンバF
2 の場合の分解能曲線図、(ハ)図は深さR3 における
FナンバF3 の場合の分解能曲線である。各図において
深さR1 〜R3 は次式に示す通りになっている。
【0009】R1 <R2 <R3 この図では、FナンバF1 ,F2 ,F3 を等しくした場
合を示しており、各深さ位置において焦点位置に設定さ
れた深さにおいては分解能は良好であるが、焦点位置を
離れるに従って分解能が悪くなっている。
【0010】図6は多段フォーカス法における分解能曲
線を示す図である。図7は多段フォーカス法における画
面上のイメージ3の状態と、データ取得時間を示す図で
ある。図6では多段フォーカスの場合の分解能は実線で
表される曲線になることを示している。図において、R
1 ,R2 ,R3 は焦点位置で、F1 ,F2 ,F3 はそれ
ぞれの焦点位置におけるFナンバである。この多段フォ
ーカス法における分解能は図の実線に示す範囲である。
図7(イ)図において画面上におけるイメージは点Oか
らB1 に至る間のFナンバをF1 、B1 からB2 に至る
間のFナンバをF2 、B2 以遠のFナンバをF3 として
各焦点位置R1 ,R2 ,R3 に照射された超音波による
エコーが表示される状態を示している。(ロ)図は多段
フォーカス法における1フレームの画像データを取得す
る時間を示す図で、先づ(イ)図に示すF1 の領域(O
からB1 )のスキャンを行い、次にF2 の領域(B1
2 )のスキャンを行い、次にF3 の領域(B2 〜)の
スキャンを行っている状態を示している。従って、この
場合シングルフォーカス法の3倍の時間を必要としてい
る。
【0011】従来の超音波診断装置では、シングルフォ
ーカス法による場合も多段フォーカス法による場合も、
Fナンバを変えないで行っていたので、シングルフォー
カス法の場合は、イメージの均一性に問題があり、多段
フォーカス法では良好な分解能が得られる筈なのにその
特性が充分に生かされていなかった。
【0012】本発明は上記の点に鑑みて成されたもの
で、その目的は、シングルフォーカス法では、イメージ
の分解能の均一性を向上させ、多段フォーカス法では全
範囲に亘って分解能を向上させた超音波診断装置を実現
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明は、シングルフォーカス法と多段フォーカス法によ
る送信を行う超音波診断装置において、送信形態として
シングルフォーカス法と多段フォーカス法の指定、シン
グルフォーカス法の場合の焦点位置と大Fナンバの設定
及び多段フォーカス法指定の場合の各段の焦点位置と小
Fナンバの設定を行う入力装置と、該入力装置からの設
定値入力によりトランスデューサの送波開口を演算して
送波開口数に等しい数のエレメントに信号を供給する送
波信号を送波ビームフォーマに作らせるための制御を行
うシステムコントローラとを具備することを特徴とする
ものである。
【0014】
【作用】入力装置によりシングルフォーカス法と多段フ
ォーカス法の選択を行い、シングルフォーカス法の場合
はその焦点位置と大Fナンバを指定してシステムコント
ローラに入力し、多段フォーカスの場合は各段の焦点位
置と小Fナンバを指定してシステムコントローラに入力
し、システムコントローラは送波開口を演算してその送
波開口に対応するチャネル数の送信信号を送波ビームフ
ォーマに作らせる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例の装置のブロック
図である。図において、1は送信信号の基準となる送波
トリガを発生するトリガ発生器、2はトリガ発生器1か
らのトリガを受けて送波音線を形成する信号に変換する
送波ビームフォーマ、3は送信信号の電力増幅を行って
トランスデューサ4に送信信号を供給する電力増幅器
と、受信信号を増幅する受信増幅器と、送信信号が受信
回路に流入して破壊するのを防止するTRスイッチ等を
備えた送受信回路である。5は音線を形成する多チャネ
ルの受信信号を整相加算してシリアル信号とする受波ビ
ームフォーマで、その出力は、受信処理回路6におい
て、増幅、検波、濾波等の処理を受ける。7は音響的な
走査信号をテレビジョンモードの信号に変換するDSC
(Digital Scan Converter)、8はDSC7のテレビジ
ョンモードの信号を表示するCRTである。システムコ
ントローラ9は送波ビームフォーマ2及び受波ビームフ
ォーマ5を制御して所望の形式の信号に変換させ、又、
DSC7のAD変換、DA変換のサンプリングロックを
供給する等の制御を行う。10はシングルフォーカス法
やダブルフォーカス法の指定、その他動作条件の設定等
を行い、装置の動作の開始や停止を指令する入力装置で
ある。
【0017】次に、上記のように構成された実施例の装
置の動作を説明する。入力装置10の動作開始のための
スイッチをオンにする。トリガ発生器1はシステムコン
トローラ9からのクロックによりトリガを発生する。こ
のトリガは送波ビームフォーマ2において所望の音線を
形成する信号に変換される。入力装置10でシングルフ
ォーカス法が指定された場合、更に焦点位置とFナンバ
が設定されてシステムコントローラ9に入力される。こ
の時設定されるFナンバは大きな値が選ばれている。シ
ステムコントローラ2は設定された焦点位置とFナンバ
から(1)式により送波開口を算出して送波チャネル数
を定める。送波ビームフォーマ2はシステムコントロー
ラ9の制御により送波信号を出力し、送受信回路3で増
幅等の処理を受けてトランスデューサ4から送波され
る。この場合の分解能は図2に示す通りである。図にお
いて、それぞれの曲線は異なる焦点位置R1 ,R2 ,R
3 が設定され、FナンバがそれぞれF2 に設定された場
合の曲線である。
【0018】多段フォーカス法では、入力装置10は複
数の焦点位置と小さなFナンバが設定されてそのデータ
をシステムコントローラ9に入力する。送波ビームフォ
ーマ2は送波毎に焦点位置を変更した送波信号を指定回
数作る。この送波信号は入力装置10により設定された
Fナンバと各焦点位置とからシステムコントローラ9に
より算出された送波開口を満足する送波チャネル数の信
号で構成されている。
【0019】送波ビームフォーマ2の出力は送受信回路
3を経てトランスデューサ4から送波される。この時送
波されるエレメント数即ち送波開口は、送波ビームフォ
ーマ2で形成される送波信号のチャネル数で決定され
る。この多段フォーカス法における分解能は図3の実線
で示す通りである。図において、第1回の送波は焦点位
置R1 でFナンバFs、第2回の送波は焦点位置R2
FナンバFs、第3回の送波は焦点位置R3 でFナンバ
Fsが指定された送波信号に因る分解能を示している。
【0020】被検体内から反射されたエコー信号はトラ
ンスデューサ4で受波され、電気信号に変換されて送受
信回路3を経て受波ビームフォーマ5に入力される。受
波ビームフォーマ5では受信信号を整相加算してシリア
ル信号として出力する。この出力信号は受信処理回路6
において検波、増幅、濾波等の処理を受けてDSC7に
入力される。
【0021】DSC7は入力された信号をテレビジョン
モードの信号に変換し、CRT8に表示させる。
【0022】以上説明したように本実施例によれば、入
力装置10によってシングルフォーカス法の時にFナン
バが大きく設定され、多段フォーカス法の時にFナンバ
が小さく設定されることにより、シングルフォーカス時
には深さの異なる部分にわたって変化の少ない均一な分
解能が得られ、多段フォーカス時には各焦点位置におい
て高分解能が得られ、図6に示すように表示されるイメ
ージにおいては分解能の悪化した部分は切り捨てられる
ので、分解能の良好なイメージが得られる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、シングルフォーカス法では均一な分解能特性が得ら
れ、多段フォーカス法では高分解能が得られるようにな
り、実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の装置のブロック図である。
【図2】シングルフォーカス法における分解能曲線図で
ある。
【図3】多段フォーカス法における分解能曲線図であ
る。
【図4】Fナンバと分解能の関係を示す図である。
【図5】シングルフォーカス法における分解能曲線を示
す図である。
【図6】多段フォーカス法における分解能曲線を示す図
である。
【図7】多段フォーカス法における画面上のイメージと
データ取得時間を示す図である。
【符号の説明】
2 送波ビームフォーマ 4 トランスデューサ 9 システムコントローラ 10 入力装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シングルフォーカス法と多段フォーカス
    法による送信を行う超音波診断装置において、 送信形態としてシングルフォーカス法と多段フォーカス
    法の指定、シングルフォーカス法の場合の焦点位置と大
    Fナンバの設定及び多段フォーカス法指定の場合の各段
    の焦点位置と小Fナンバの設定を行う入力装置(10)
    と、 該入力装置(10)からの設定値入力によりトランスデ
    ューサ(4)の送波開口を演算して送波開口数に等しい
    数のエレメントに信号を供給する送波信号を送波ビーム
    フォーマ(2)に作らせるための制御を行うシステムコ
    ントローラ(9)とを具備することを特徴とする超音波
    診断装置。
JP3105610A 1991-05-10 1991-05-10 超音波診断装置 Expired - Lifetime JP2987719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3105610A JP2987719B2 (ja) 1991-05-10 1991-05-10 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3105610A JP2987719B2 (ja) 1991-05-10 1991-05-10 超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05237115A JPH05237115A (ja) 1993-09-17
JP2987719B2 true JP2987719B2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=14412275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3105610A Expired - Lifetime JP2987719B2 (ja) 1991-05-10 1991-05-10 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2987719B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5901431B2 (ja) * 2012-05-25 2016-04-13 富士フイルム株式会社 超音波診断装置、音速導出方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05237115A (ja) 1993-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010029374A (ja) 超音波診断装置
US7666142B2 (en) Ultrasound doppler diagnostic apparatus and image data generating method
KR20070009279A (ko) 메모리에 저장된 송신 신호 및 수신 신호의 지연값을이용하여 송신 빔 및 수신 빔을 형성하는 초음파 진단장치및 방법
US4679565A (en) Ultrasonic diagnostic apparatus using non-linear parameters of an organ
WO1988007838A1 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
US6973831B2 (en) Ultrasonic imaging apparatus and ultrasonic imaging method
JP5498551B2 (ja) 超音波診断装置及び超音波送受信条件最適化プログラム
EP0362820B1 (en) Ultrasonic imaging apparatus
JP2987719B2 (ja) 超音波診断装置
JP2001276064A (ja) 超音波診断装置のビームフォーマ
JP4344146B2 (ja) 超音波診断装置の開口決定方法
JP4499477B2 (ja) 超音波診断装置
JP3784109B2 (ja) 超音波映像装置
JP2866972B2 (ja) 超音波診断装置
JPH069564B2 (ja) 超音波診断装置
JP3523307B2 (ja) 超音波診断装置
JP2554487Y2 (ja) 超音波診断装置
JP4318772B2 (ja) 超音波診断装置
JPH02228952A (ja) 超音波診断装置
KR910009411B1 (ko) 초음파 촬상장치
JP2000139913A (ja) 超音波装置
JP2005080869A (ja) 超音波診断装置
JP2006087677A (ja) 超音波診断装置
JPH03297454A (ja) 超音波診断装置
JPH06154218A (ja) 超音波診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 10

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

Year of fee payment: 12