JP2987177B2 - 透明導電性耐透湿フイルムとel発光装置 - Google Patents

透明導電性耐透湿フイルムとel発光装置

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JP2987177B2 JP2214778A JP21477890A JP2987177B2 JP 2987177 B2 JP2987177 B2 JP 2987177B2 JP 2214778 A JP2214778 A JP 2214778A JP 21477890 A JP21477890 A JP 21477890A JP 2987177 B2 JP2987177 B2 JP 2987177B2
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昭造 河添
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、食品や薬品などの包装材料、EL(エレク
トロルミネツセンス)発光素子の保護材料などの幅広い
用途に利用される透明導電性耐透湿フイルムに関する。
〔従来の技術〕
食品や薬品などの包装において内容物の変質防止のた
め、または電子工業分野ではEL発光素子の保護やメンブ
レンスイツチ(タツチパネル)の誤動作防止のため、透
明でかつ耐透湿性にすぐれたフイルム材料の使用が望ま
れている。
従来公知のこの種のフイルム材料は、ポリエチレンテ
レフタレートや塩化ビニルなどの各種プラスチツクをフ
イルム基材として使用したものであるが、多くの場合耐
透湿性が不足する。このため、特公昭53−12953号公報
や特開昭60−27532号公報などにみられるように、基材
フイルム上に、珪素化合物やマグネシウム酸化物などの
薄膜を形成して上記耐透湿性の改善を図る工夫がなされ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、上記公知のフイルム材料では、耐透湿性が
未だ充分なものといえず、高度の耐透湿性が要求される
EL発光素子の保護材料などには応用しにくいという難点
があつた。
また、上記公知のフイルム材料は、いずれも使用時に
帯電しやすく、この帯電によつて異物やゴミが吸着,混
入して、シール不良や外観不良をきたしたり、EL発光素
子の保護材料としては誤動作を生じる問題があつた。
この発明は、上記従来の問題に鑑み、第1に、耐透湿
性にすぐれると共に、帯電に起因したシール不良や外観
不良あるいは誤動作などをきたすことのない耐透湿性フ
イルム材料を提供することを目的としている。また、第
2に、上記フイルム材料にてEL発光素子を被覆シールし
てなるEL発光装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検
討した結果、透明なフイルム基材上に透明な導電層から
なる第一層とさらにこの上に特定の金属酸化物からなる
透明な第二層を設けた透明導電性耐透湿フイルムによれ
ば、耐透湿性の大幅な改善を図れると共に、フイルム自
体が導電性を有するため、帯電に起因した異物やゴミの
吸着,混入を回避でき、これによりシール不良や外観不
良あるいは誤動作などを防止できるものであることを知
り、この発明を完成するに至つた。
すなわち、この発明の第1は、透明なフイルム基材上
に透明な導電層からなる第一層が設けられ、さらにこの
上にTa,Al,Zrの中から選ばれる少なくとも一種の金属の
酸化物からなる透明な第二層が設けられてなる透明導電
性耐透湿フイルムに係るものである。
また、この発明の第2は、上記第1の発明に係る透明
導電性耐透湿フイルムによつてBL発光素子を被覆シール
してなるEL発光装置に係るものである。
〔発明の構成・作用〕
この発明において使用する透明なフイルム基材として
は、可撓性と透明性とを備えた厚さが通常5〜300μm
程度のプラスチツクフイルム、たとえばポリエチレンテ
レフタレート、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、ポ
リエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリプロピレ
ン、ポリアミド、ポリアクリル、セルロースプロピオネ
ート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリビニルブチ
ラール、セロフアンなどの各種プラスチツクからなるフ
イルムが挙げられる。
このフイルム基材は、その表面に予めスパツタリン
グ、コロナ放電、火炎、紫外線照射、電子線照射、化
成、酸化などのエツチング処理や下塗り処理を施して、
この上に設けられる導電層の上記基材に対する密着性を
向上させるようにしてもよい。また、導電層を設ける前
に、必要に応じて溶剤洗浄や超音波洗浄などにより除
塵、清浄化しておいてもよい。
このフイルム基材上に第一層として設ける透明な導電
層としては、通常酸化インジウム、酸化スズ、酸化イン
ジウムと酸化スズとの混合物(以下、ITOという)、酸
化スズと酸化アンチモンとの混合物などの金属酸化物が
用いられるが、特にITOが導電性および透明性の面で最
も好ましい。これら導電層の形成は、真空蒸着法、スパ
ツタリング法、イオンプレーテイング法などの公知の薄
膜形成技術を採用して行えばよい。
透明な導電層の厚さとしては、50Å以上とするのが好
ましく、これより薄くなると島状の膜となり、表面抵抗
が103Ω/□以下となる良好な導電性を有する連続皮膜
となりにくく、耐透湿性の向上効果も望めない。一方、
あまり厚くなりすぎると透明性の低下およびクラツクの
発生による耐透湿性の低下などをきたすため、特に好適
な厚さとしては、100〜4,000Å程度となるようにするの
がよい。
このような導電層からなる第一層上に設けられる透明
な第二層は、Ta,Al,Zrの中から選ばれる少なくとも一種
の金属の酸化物からなるものであつて、具体的にはT
a2、O3、Al2O3、ZrO2またはこれらの混合物などが用い
られる。このような金属酸化物層は、前記の導電層に積
層されることによつて、耐透湿性および透明性の向上に
好結果を与え、またこの上に設けられる後述の接着剤層
との密着性にも好結果を与えるものである。
この金属酸化物層は、前記の導電層の場合と同様の方
法で形成することができる。たとえば、蒸着材料として
金属Ta,AlまたはZrを用いてこれらを酸素雰囲気中で蒸
着するか、あるいは蒸着材料として上記各金属の酸化物
を用いてこれを真空中で蒸着するといつた方法などで形
成できる。
このような金属酸化物層の厚さは、通常20〜4,000
Å、好ましくは50〜2,000Åの範囲とするのがよい。こ
の層が薄すぎると島状構造の膜となつて後述の接着剤層
との密着性が向上せず耐透湿性が向上しない。また、厚
くなりすぎると着色やクラツクが生じやすく、その場合
透明性や耐透湿性の低下をきたすことになる。
この発明の透明導電性耐透湿フイルムにおいては、そ
の使用に際し、通常上記の金属酸化物からなる第二層の
上にさらに接着剤層を形成する。この接着剤層として
は、透明な感圧性接着剤または透明な感熱性接着剤が用
いられるが、これらの接着剤は、金属酸化物からなる第
二層上の周縁部などの1部分だけに設けてもよいし、全
面に設けるようにしてもよい。
上記の感圧性接着剤としては、透明性を有するもので
あれば特に限定なく使用できるが、中でもアクリル系接
着剤、シリコン系接着剤、ゴム系接着剤などが好ましく
用いられる。これら感圧性接着剤の弾性係数は1×105
〜1×107dyne/cm2の範囲、厚さは2μm以上、通常5
〜500μmの範囲にあるのが望ましい。弾性係数が小さ
すぎると接着後に側面にはみ出すおそれがあり、また大
きすぎると接着作業性やシール性を損ないやすい。さら
に、厚さが薄すぎるとシール性が悪くなり、逆に厚すぎ
ると透明性が低下したり、接着作業性さらにコストの面
で好結果を得にくい。
また、上記の感熱性接着剤としては、たとえば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン系アイオノマー樹脂などが挙げられる
が、透明性や耐透湿性を損なわないものであれば、特に
限定なく使用できる。これらの接着剤は、予め作製した
フイルムをドライラミネートする方法で設けるようにし
てもよいし、フイルム状に溶融押出するエクストルージ
ヨンラミネート法で設けるようにしてもよい。その厚さ
としては、前記の感圧性接着剤の場合と同様に、2μm
以上、通常5〜500μmの範囲にあるのが望ましい。
第1図は、上記構成の透明導電性耐透湿フイルムの一
例を示したものであり、1は透明なフイルム基材、2は
透明な導電層(第一層)、3は透明な金属酸化物層(第
二層)、4は透明な接着剤層である。
本発明においては、上記の第1図に示すような接着剤
層を有する透明導電性耐透湿フイルムを用いて、あるい
は接着剤を別途塗布するなどして、上記フイルムにてEL
発光素子を被覆シールすることにより、透明性および耐
透湿性にすぐれ、かつ帯電に起因したシール不良などが
みられないEL発光装置を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、耐透湿性および透
明性にすぐれ、しかも帯電に起因したシール不良や外観
不良あるいは誤動作などをきたすおそれのない透明導電
性耐透湿フイルムを提供することができる。
また、このフイルムは、良好な導電性を有するため、
従来の耐透湿フイルムではその適用が困難であつた電磁
波シールド材料などとしても応用することができる。さ
らに、このフイルムは、高温多湿雰囲気下での耐久性に
もすぐれており、この点でも実用上望ましい特性を有し
ている。
このように耐透湿性および透明性などが改善されたフ
イルムを用いて形成されるEL発光装置においては、被覆
フイルムが上記の特性を備えるため、良好な発光性能を
有すると共に、帯電に起因した発光性能の低下や誤動作
がないという特徴を有する。
〔実施例〕
つぎに、この発明の実施例を記載してより具体的に説
明する。
実施例1 厚さが50μmの透明なポリエチレンテレフタレートフ
イルム(以下、PETフイルムという)の表面を、アルゴ
ンガス80%と酸素ガス20%とからなる4×10-3Torrの雰
囲気中で、放電処理量3W・秒/cm2にて高周波スパツタエ
ツチング処理した。
その後、この処理面上に、上記真空度を破ることなく
同一の雰囲気ガス中で、インジウム−スズ(重量比9:
1)合金を用いた反応性スパツタリング法により、厚さ
が約1,000ÅのITOからなる透明な導電層を形成した。こ
のフイルムの表面抵抗は100Ω/□であつた。
つぎに、上記の透明な導電層を第一層として、さらに
この層上に、Ta2O5を、エレクトロンビーム加熱法によ
り、真空度2〜4×10-4Torrで真空蒸着して、厚さが約
150ÅのTa2O5からなる透明な金属酸化物層を第二層とし
て形成した。このフイルムの表面抵抗は110Ω/□であ
つた。
ついで、この金属酸化物からなる第二層上に、感圧性
接着剤層として、弾性係数が1×106dyne/cm2に調整さ
れたアクリル系の透明な感圧性接着剤(アクリル酸n−
ブチルとアクリル酸と酢酸ビニルとの重量比100:2:5の
アクリル系共重合体100重量部にイソシアネート系架橋
剤を1重量部配合してなるもの)を約25μmの厚さに形
成し、第1図に示す構造の透明導電性耐透湿フイルムを
作製した。
実施例2 感圧性接着剤層に代えて、厚さが50μmのポリエチレ
ン系感熱性接着剤層を形成するようにした以外は、実施
例1と同様にして、透明導電性耐透湿フイルムを作製し
た。
実施例3,4 フイルム基材として、厚さが25μmの透明なポリエー
テルスルホンフイルム(実施例3)、厚さが80μmの透
明なポリカーボネートフイルム(実施例4)を、それぞ
れ使用した以外は、実施例2と同様にして、2種の透明
導電性耐透湿フイルムを作製した。
実施例5,6 透明な金属酸化物からなる第二層を、厚さが約150Å
のAl2O3(実施例5)、厚さが約150ÅのZrO2(実施例
6)でそれぞれ構成するようにした以外は、実施例2と
同様にして、2種の透明導電性耐透湿フイルムを作製し
た。
比較例1 透明な導電層からなる第一層および透明な金属酸化物
層からなる第二層を共に形成しなかつた以外は、実施例
2と同様にして、透明耐透湿フイルムを作製した。
比較例2 透明な金属酸化物層からなる第二層を形成しなかつた
以外は、実施例2と同様にして、透明導電性耐透湿フイ
ルムを作製した。
比較例3,4 透明な導電層からなる第一層および透明な金属酸化物
層からなる第二層を共に形成しなかつた以外は、実施例
3,4と同様にして、2種の透明耐透湿フイルムを作製し
た。
上記の実施例および比較例の各耐透湿フイルムにつ
き、以下の特性試験を行つた。結果は、後記の第1表に
示されるとおりであつた。
<可視光線透過率> 島津製作所製の分光分析装置UV−240を使用して、波
長550nmにおける光透過率を測定した。
<耐透湿性> 約170mm×170mmの大きさに裁断した耐透湿フイルムを
2枚用いて、第2図に示すように、シリカゲルを袋状に
シールする。シール部は、2枚のフイルムの周端から約
5mm域の部分を重ね合わせ、接着剤層を利用して感圧ま
たは感熱接着する方式で行つた。このシール後、60℃,9
5%RHの雰囲気中に数十時間放置して、質量の変化を測
定し、単位時間,単位面積あたりの質量変化を求め、こ
れを透湿度(mmg/m2・時間)とした。
なお、第2図中、1は透明なフイルム基材、2は透明
な導電層からなる第一層、3は透明な金属酸化物層から
なる第二層、4は透明な接着剤層、5は封入シリカゲル
である。
<耐久性> 60℃,95%RHの雰囲気下に500時間放置したときの耐透
湿フイルムの性状や外観を肉眼で観察し、初期と比べて
変化がほとんど認められない場合を○、酸化物層に白化
およびクラツクが発生するなどの悪化現象が明らかに認
められる場合を×、と評価した。
<電磁波シールド性> アドバンテスト社製の電磁波シールド効果測定装置TR
−17301を用いて、周波数100MHzの電界シールド効果(d
B)を測定した。
上記第1表の結果から明らかなように、この発明の実
施例1〜6の各透明導電性耐透湿フイルムは、比較例1
〜4の耐透湿フイルムに比し、改善された耐透湿性を有
すると共に、良好な電磁波シールド性を備えており、ま
た透明性の面でも満足でき、さらに良好な耐久性をも備
えているものであることがわかる。
つぎに、上記の実施例1,2に係る透明導電性耐透湿フ
イルムを用いて、以下の要領で第3図に示すEL発光装置
Aと、第4図に示すEL発光装置Bとを作製した。
<EL発光装置Aの作製> 第3図に示すように、厚さが75μmのPETフイルムか
らなる透明基板6の片面に厚さが約400ÅのITOからなる
透明な導電層7を形成した導電性基板8の上記導電層7
上に、シアノエチルプルランの30重量%アセトン溶液に
蛍光体粉末(ブルーグリーンに発光するもの)を分散さ
せた塗料を塗布し、120℃で30分間乾燥させたのち、さ
らに120℃,1×10-2Torrの雰囲気中で6時間真空乾燥し
て、厚さが40μmの発光層9を形成した。
一方、厚さが200μmの片面に絶縁処理層10を有する
アルミニウム箔11のアルミニウム面に、シアノエチルプ
ルランの30重量%アセトン溶液にチタン酸バリウム粉末
を分散させた塗料(チタン酸バリウム粉末とシアノエチ
ルプルランの重量比は1:1)を塗布したのち、120℃で60
分間加熱して、厚さが40μmの絶縁層12を形成した。
つぎに、上記の導電性基板8とアルミニウム箔11と
を、絶縁層12と発光層9とが向き合うように重ね合わ
せ、175℃に加熱したロールラミネータを通して接合し
た。この接合体の導電性基板8上に厚さが約100μm程
度のポリアミド製捕水フイルム13を配置してEL発光素子
としたのち、さらにその上から実施例2の透明導電性耐
透湿フイルムを被せ、その全周縁部(周端から5mm域)
をアルミニウム箔11上に140℃,30kg/cm2の条件で5分間
加圧し、融着して、第3図に示す構造のEL発光装置Aを
作製した。
このEL発光装置Aは、帯電による異物やゴミの付着が
認められず、外観が良好で、かつシール性にすぐれ、ま
た使用時帯電による誤動作は生じなかつた。なお、透明
導電性耐透湿フイルムとして実施例1のものを用いたと
きでも、上記同様の結果が得られた。
<EL発光装置B> 実施例2の透明導電性耐透湿フイルムにおいて、感熱
性接着剤層4を、第4図に示すように、金属酸化物から
なる第二層3上の周縁部(周端から5mm域)にのみ形成
し、このフイルムの第二層3上の中央部にEL発光装置A
の場合と同様の発光層9を形成した。
つぎに、このフイルムと、EL発光装置Aの場合と同様
の絶縁層12を形成した背面に絶縁処理層10を有するアル
ミニウム箔11とを、発光層9と絶縁層12とが向き合うよ
うに重ね合わせ、140℃,30kg/cm2の条件で5分間加圧し
て接着し、第4図に示す構造のEL発光装置Bを作製し
た。
このEL発光装置Bも帯電による異物やゴミの付着が認
められず、外観が良好で、かつシール性にすぐれ、また
使用時帯電による誤動作は生じなかつた。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の透明導電性耐透湿フイルムの一例を
示す断面図、第2図は上記フイルムの耐透湿性の試験方
法を示す説明図、第3図および第4図は上記フイルムを
用いて作製したこの発明のEL発光装置の二つの例を示す
断面図である。 1……透明なフイルム基材、2……透明な導電層(第一
層)、3……透明な金属酸化物層(第二層)、4……透
明な接着剤層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明なフイルム基材上に透明な導電層から
    なる第一層が設けられ、さらにこの上にTa,Al,Zrの中か
    ら選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物からなる透明
    な第二層が設けられてなる透明導電性耐透湿フイルム。
  2. 【請求項2】透明な導電層からなる第一層が酸化インジ
    ウムと酸化スズとの混合物からなり、その厚さが100〜
    4,000Åであり、かつ透明な第二層の厚さが50〜2,000Å
    である請求項(1)に記載の透明導電性耐透湿フイル
    ム。
  3. 【請求項3】請求項(1)または(2)に記載の透明導
    電性耐透湿フイルムによつてEL発光素子を被覆シールし
    てなるEL発光装置。
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