JP2979319B2 - 無線デイジタル電話システム用基地局 - Google Patents

無線デイジタル電話システム用基地局

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JP2979319B2
JP2979319B2 JP63084207A JP8420788A JP2979319B2 JP 2979319 B2 JP2979319 B2 JP 2979319B2 JP 63084207 A JP63084207 A JP 63084207A JP 8420788 A JP8420788 A JP 8420788A JP 2979319 B2 JP2979319 B2 JP 2979319B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は概括的には通信システムに関し、詳細には無
線ディジタル電話システムなど加入者電話通信回路網用
の改良型基地局に関するものである。
複数の加入者局を含む無線ディジタル加入者電話シス
テム用の基地局は1987年6月23日発行の米国特許第4,67
5,863号「多重音声及び/又はデータ信号通信を単一ま
たは複数チャンネルにより同時に行うための加入者RF電
話システム」(対応日本出願特開昭61−218297)に記載
されている。
上記特許記載の基地局は加入者局と複数個のポートを
有する外部通信回路網との間の信号の伝達を行う。この
基地局は、多数の逐次反復的時間スロットを有する所定
の通信チャンネルを通じ所定の時間スロットを所定の加
入者局にそれぞれ割り当てて複数個のポートと複数個の
加入者局との間の同時通信を可能にする通信回路と、所
定の加入者局に割り当てられた時間スロットと所定のポ
ートとの間の信号伝達を指示する遠隔接続処理装置(RP
U)と、前記通信回路を前記ポートにそれぞれ接続する
交換機とを備える。この交換機は、RPUからの制御信号
に応答して、選択されたポートと所定の加入者局に割当
てずみの選択された通信チャンネル時間スロットとの物
理的接続を行うスイッチを備える。上記通信回路は、上
記割当てずみの通信チャンネル時間スロットと所定の加
入者局との間の接続を、通信チャンネル時間スロットお
よび加入者局の利用状態の表示のために基地局制御チャ
ンネル(BCC)経由で上記RPUに供給される状態メッセー
ジに応答してBCC経由でRPUから伝達されるコマンド信号
にしたがって行う複数個のチャンネル制御装置(CCU)
を備える。それら割当てずみの通信チャンネル時間スロ
ットは、割り当てられた無線周波数(RF)チャンネル内
の割当て時間スロットにより所定の加入者局に接続され
る。上記BCCはRPUからCCUの各々に直接に個別に接続し
た接続線に対して設けてある。制御コマンドおよび状態
メッセージは所定のRFチャンネルの所定の時間スロット
に配置した無線制御チャンネル(RCC)経由で上記複数
のCCUと複数の加入者局との間で伝達される。
[発明の概要] この発明は複数の加入者局と複数のポートを有する外
部通信回路網との間の伝号伝達のための加入者電話通信
回路網で使用する改良型の基地局を提供する。この発明
の基地局は、通信回路と、好ましくは集線装置で構成し
た交換機と、遠隔接続処理装置(RPU)とを含む。上記
通信回路は、通信チャンネルを構成するトランクと、こ
のトランクに結合され上記通信チャンネル経由の複数の
ポート・複数の加入者局間の同時並行通信を可能にする
ように上記通信チャンネルに逐次反復時間スロットを形
成するマルチプレクサとを含む。交換機はトランクを外
部通信回路網のポートに接続する。遠隔接続処理装置
(RPU)は、基地局制御チャンネル(BCC)により通信回
路に接続するとともに、上記時間スロットの状態の監視
および所定の外部通信回路網ポートと所定の加入者局と
の間の接続、すなわち前記監視の結果に応答し所定の割
当てルーチンにしたがって割り当てられた時間スロット
経由の接続を通信回路および交換機に完結させるように
交換機に接続する。
この発明の一つの側面において、通信回路は、マルチ
プレクサに接続され割当て時間スロットを所定の加入者
局に結合する複数個のチャンネル制御装置(CCU)と、
遠隔接続処理装置(RPU)からのコマンド信号に応答し
てチャンネル制御装置により所定の加入者局に接続され
る複数の通信信号処理装置とをさらに備える。通信信号
処理装置はトランク経由で搬送される通信チャンネルの
時間スロットにマルチプレクサによりそれぞれ結合さ
れ、各通信信号処理装置はチャンネル制御装置による遠
隔接続処理装置(RPU)への接続を受けていないとき所
定時間スロットに所定の信号パターンを生ずる。交換機
は、遠隔接続処理装置(RPU)からのコマンドに応答し
て、通信信号処理装置の一つから所定の時間スロット経
由で受けた信号をその時間スロットに結合された通信信
号処理装置にループバックし、各通信信号処理装置はチ
ャンネル制御装置の一つに接続され、その接続先のチャ
ンネル制御装置が上記ループバックされた所定の信号パ
ターンに応答して遠隔接続処理装置からのコマンドを受
けられるようにし、前記ループバックされた所定の信号
パターンの受取先の通信信号処理装置を所定の加入者局
との交信に割り当てる。
この発明のもう一つの側面において、上記通信回路は
複数の通信チャンネルを構成する複数のトランクと、そ
れら複数個のトランクに接続され複数の上記ポートと複
数の上記加入者局との間の通信チャンネル経由の同時並
行通信を可能にするようにそれら通信チャンネルの各々
に複数の逐次反復的時間スロットを形成する複数のマル
チプレクサと、それらマルチプレクサに接続され所定の
加入者局と割当て時間スロットとを結合する複数のチャ
ンネル制御装置と、上記マルチプレクサにそれぞれ接続
された複数のコントローラと、それらコントローラとチ
ャンネル制御装置との間のローカルバスとを含む。遠隔
接続処理装置は、監視した現在状態にしたがって基地局
制御チャンネル搬送のために時間スロットの一つを選択
し、この基地局制御チャンネル搬送用に選択された時間
スロットを含むトランク対応のマルチプレクサに接続し
たコントローラに、基地局制御チャンネルと上記コント
ローラ以上のコントローラとの間の前記ローカルバス経
由の接続および基地局制御チャンネルとチャンネル制御
ユニットとの間の上記時間スロット以外のスロットの状
態監視およびそれらスロットの割当ての可能化のための
接続を生ずるための一次コントローラとして機能させ
る。
この発明のもう一つの側面において、通信回路は複数
のチャンネルを構成する複数のトランクと、それら複数
のトランクに接続され前記複数のポートと複数の加入者
局との間の前記通信チャンネル経由の同時並行的通信を
可能化するようにそれら通信チャンネルの各々に複数の
逐次反復的時間スロットを形成する複数個のマルチプレ
クサと、これらマルチプレクサに接続され各チャンネル
制御ユニットが複数個の割当て時間スロットを対応の複
数個の加入者局に結合した形で割当て時間スロットを所
定加入者局に接続する複数のチャンネル制御装置とを含
む。割当てルーチンはいずれかのチャンネル制御ユニッ
トと関連した時間スロット全部の割当てを他のチャンネ
ル制御ユニットと関連した時間スロット全部の割当てを
他のチャンネル制御ユニットと関連した時間スロットの
割当ての前に行うことと、割当てずみの時間スロットと
関連したチャンネル制御ユニットに接続されたマルチプ
レクサ以外のマルチプレクサに接続されたチャンネル制
御ユニットと関連した時間スロットを次に割り当てるこ
ととを含む。
したがって、この発明の基地局は多数の加入者局を伴
う多量の通信を処理できる。
この明細書においては、次の略語を各語の右側にそれ
ぞれ記した意味で用いる。
略語一覧表 ACK 入力確認 AMI 交互マーク反転 BCC ベースバンド制御チャンネル BEC ビット・エラー・カウント CCU チャンネル制御装置 CCT チャンネル制御タスク CM チャンネル・モジュール CO 電話交換局 COT 局線端末 CPU 中央処理装置 CRC 巡回冗長符号 EEPROM 電気的に消去可能でプログラム可能な固定記憶
装置(PROM) EPROM 電気的にプログラム可能なROM FCS フレーム・チェック・シーケンス FIFO 先入れ先出し記憶装置 HEX 16値 LSB 最下位ビット MPM メッセージ処理モジュール MSB 最上位ビット MTU 主タイミング装置 MUX マルチプレクサ MTMU 主タイミングおよびマルチプレクサ装置 NRZ 非ゼロ復帰 OCXO 恒温槽制御水晶発振器 PCM パルス符号変調 PLL 位相同期ループ RAM ランダム・アクセス記憶装置 RCC 無線制御チャンネル RPU 遠隔接続処理装置 RRT 遠隔無線端末 RX 受信 RZ ゼロ復帰 SCT 加入者制御タスク SDLC 同期データ・リンク制御 SID 加入者識別 SIDX 加入者インデックス SIU 直列インタフェース装置 STAD INIT 局アドレス初期化 TC 端末カウント TDM 時分割多重 TTL トランジスタ・トランジスタ論理 TX 送信 UART 汎用同期非同期送受信器 UW ユニーク・ワード VCU 音声符復号装置 VCXO 電圧制御水晶発振器 ZBI ゼロ・ビット挿入 [実施例] したがって、この基地局は多数の加入者局の絡んだ多
数の通話を高度の柔軟性をもって処理できる。
この発明の上記以外の特徴を好適な実施例を参照して
次に述べる。
第1図を参照すると、この基地局は電話局端末(CO
T)110と遠隔無線端末(RRT)111とを含む。COT110は集
線装置113、遠隔接続処理装置(RPU)114、集線装置/BP
Uインタフェース装置115、および複数個の反響消去装置
116を備える。RRT111は主タイミング装置(MTU)118、
複数個のマルチプレクサ(MUX)119、複数個のチャンネ
ル・モジュール120、複数個の電力増幅器121、および送
信機/受信機回路網122を含む。各チャンネル・モジュ
ール120にはチャンネル制御装置(CCU)123および音声
符復号装置(VCU)124を含む。チャンネルモジュール12
0および送受信装置122は上記米国特許に記載されてい
る。
集線装置113は複数個の見かけ上の二線式電線路126経
由で電話会社の電話局125に接続してある。集線装置113
は複数個のトランク128経由でRRT111内のMUX119に接続
してある。これらトランク128の各々は接続先の各MUX11
9の形成する複数個の多重化した時間スロット内のディ
ジタル情報を伝送する。これら時間スロットの数は見か
け上よりも少なく、それによって外部回路の集線を行
う。時間スロットに対する外観線の比率は時間スロット
に対する加入者の比率と同じである。上記の初めの方の
比を与える装置を「交換機」と呼び、特に本例において
は集線装置という。上記のあとの方の比率を与える装置
は「拡張装置」と呼び、この装置は遠隔無線端末(RR
T)と、加入者局と、RRTおよび加入者局の両者に対する
制御装置として機能するRPUとを備える。
ディジタル情報は音声データまたはそれ以外のデータ
である。音声データ・コード化技法はディジタル情報処
理による。トランク128経由で伝送される音声信号はCOT
110内の反響消去装置116経由で集線装置113との間で伝
達される。
MTU118はタイミングバス130経由でMUX119にタイミン
グ信号を供給する。
RPU114は集線装置113経由でMUX119に接続され、ベー
スバンド制御チャンネル(BCC)経由でMUX119およびCCU
123と制御信号の授受を行う。この制御信号にはRPU114
からの後述のコマンドおよびRPUへの後述の状態メッセ
ージが含まれる。なお、BCCはトランク128の1つの時間
スロットの一つを占め、ローカルBCCバス132によりMUX1
19とCCU123との間に接続されている。RPU114と集線装置
113との間のBCCチャンネルは、RPU114と集線装置/RPUイ
ンタフェース装置115との間の電線路134、および集線装
置/RPUインタフェース装置115と集線装置113との間の電
線路135により形成される。
MUX119は複数個の別々の電線路137により複数個のチ
ャンネル・モジュール120にそれぞれ接続されている。
複数個の音声チャンネルとデータ・チャンネルが、複数
個の加入者局141との各チャンネル・モジュール120経由
の交信用に各線137経由で形成される。チャンネル・モ
ジュール120の各々は、RFチャンネル内の複数個の対応
時間スロット経由の複数個の加入者局141との交信用に
電力増幅器121の1つにより送信機/受信機回路網122に
接続してある。
この基地局の動作をパラメータ数値入りの好適な特定
の実施例の説明と関連づけて説明するが、これら数値は
例示にすぎず、この発明の範囲に限定を加えるものでは
ない。
RRT111は通信設備によってはCOT110と一体化した形に
構成できる。そのような通信設備ではトランク128はRRT
111とCOT110との間の接続用の撚り線ケーブルの規格品
である。RRT111から加入者局141への信号経路はできれ
ば視野内経路にする必要があるのでRRT111は通常はCOT1
10から離して周囲の地形で高い地点に設置する。その場
合、COT110とRRT111との間の伝送媒体にはマイクロ波リ
ンク、光ファイバーリンク、ケーブル・リンクを用い
る。
トランク128は時分割多重化した(TDM)DSI信号を搬
送できるT1トランクである。DSI信号はディジタル情報
1バイトを各々が含む24個の時間スロットを形成する。
したがって、1個のトランク128により同時通話回線を2
4回線まで形成できる。MUX119はディジタル情報のチャ
ンネル分離用のフレーム同期を設定する。フレーム同期
の設定により個々の情報バイトを正しいチャンネル・モ
ジュール120に抽出分配できる。
各チャンネル・モジュール120はUHF帯の1つのRFチャ
ンネルを形成する。各RFチャンネルは四つの使用可能な
時間スロットに分割される。したがって、一つのRFチャ
ンネルで加入者局四つまでの同時通話を可能にする。各
トランク128は24までの同時通話を収容できるので、各M
UX119は六つまでのチャンネル・モジュール120との間で
信号伝達できなければならない。
MUX119の各々は同時通話だけを24まで、または同時通
話を23までとBCCとを収容できるモジュール・カードの
形に形成する。MUX119は、データをトランク128から抽
出し、そのデータをチャンネル・モジュール120に分配
するのに必要なハードウェアを含む。MUXカード119は正
確なディジタル情報の抽出のためにチャンネル・モジュ
ール120の必要とするすべてのタイミング信号を供給す
る。各MUXカード119は、DSIフォーマットの波形の送受
信および最長のトランク128にも十分な駆動出力の供給
に必要な回路を含む。
基地局はMUXカード119を6個まで含むことができ、そ
のためにRFチャンネルを36個まで収容できる。
集線装置113は交換装置付きのITT社製1218C型ディジ
タル画像集線装置を含む。
RPU114はカリフォルニア州サンディエゴのAlcyon社か
ら市販されているAlcyonコンピューターを含む。RPU114
は集線装置113およびRRT111の両方の最終的制御を行
う。RPU114は加入者局141と電話交換局125との間の所要
の送信経路を形成する加入者側の要求を処理する。
BCCバス132をサポートするため、各MUXカード119は内
蔵の同期データリンク制御(SDLC)コントローラを備え
たマイクロコントローラ144を含む。MUXカード119内の
ハードウェアはトランク128の一つのDS1データストリー
ムの最初のチャンネルを占めるBCCに対しデータの除去
および挿入を行うことができる。このデータは上記マイ
クロコントローラにより処理され、このマイクロコント
ローラが、RPU114からBCC経由で出される種々のコマン
ドの効果をもたらすメッセージをBCCバス132に発生す
る。各時点ごとにみると、基地局に収容可能な六つのMU
Xカードの一つだけがRPU114からBCCを受ける。そのカー
ドだけがデータをその選択されたトランク128の初めの
チャンネル内に挿入するとともにBCCバス132用の一次マ
イクロコントローラに信号を供給する。このMUXカード
を一次MUXカードと呼ぶ。それ以外のMUXカード119はそ
れらカードの接続を受けるトランクの各々の第1のチャ
ンネルをチャンネル・モジュール120に対するディジタ
ル情報スロットとして使用可能にし、それぞれ所属のマ
イクロコントローラをBCCバス用二次コントローラとし
て機能するようにする。一次MUXは、MTU118制御用およ
び一次MUXカードへのトランク128の第1チャンネルを占
めてBCC経由でRPU114に供給される状態メッセージの受
信用の適当な信号を供給する。
MUXカード119のブロック図を第2図に示す。MUXカー
ド119は送受信器143、マイクロコントローラ144、単極
パルス変換器145、クロック抽出器146、両極パルス変換
器147、スパン・ループ・バックMUX148、伸縮自在バッ
ファー149、フレームバッファ150、受信(RX)先入れ先
出しスタック152、送信(TX)先入れ先出しスタック15
3、レジスタ154、バイトフィルター155、RXチャンネル
カウンター156、TXチャンネルカウンター157、VCUゲー
ト発生器158、ゲートドライバー159、並列直列変換器、
ラインドライバー161、ライン受信器162、直列並列変換
器163、電気的にプログラム可能な固定記憶装置(EPRO
M)164、クロック受信器166、クロックドライバー167、
およびすべり制御装置168が含まれている。
各MUXカード119には4個の主要なインタフェースが備
えてある。
トランク128はCOT110とRRT111との間ですべてのデー
タに対し1.544Mbpsの双方向伝送経路を形成する。
チャンネル・モジュール120内の音声符復号装置(VC
U)は直列1,544Mbpsのビットストリームを供給するディ
ジタル情報データチャンネル137a,137bにより、また正
確な時間スロットでの64Kbps/チャンネルのディジタル
情報の抽出および挿入をVCUに可能にする適当なクロッ
ク信号およびゲート線137dにより、各MUXカード119とイ
ンタフェースを形成する。このインタフェースにより6
個までのVCUをサポートできる。
BCCバス132はRRT111内の全チャンネル・モジュール12
0とMUXカードとの制御データおよび状態データを供給す
る。BCCバス132上で使用されるプロトコルは一次MUXカ
ード119内の単一の一次マイクロコントローラ144による
二次MUXカード119全部およびチャンネルモジュール120
の全部のポーリングを伴うSDLCマルチドロップである。
冗長BCCバス(図示してない)をバック・アップとして
形成できる。
クロック信号は主タイミング発生装置118からタイミ
ング信号線130経由で供給される。
T1トランク128a,128bへの電気的インタフェースはDSI
波形の発生または受信に必要な機能を備える。このイン
タフェースはDSX−1クロスコネクト(AT&T互換性便
覧#119参照)に表れる信号に対する相互接続仕様を充
足するように設計してある。この仕様により199m(655
フィート)までのABAM(またはそれと同等の)ケーブル
による送信機器へのRRT111の接続またはCOT110への直接
接続を可能にする。
受信経路128aにおいては、単極変換器145が双極交互
符号反転(AMI)RZ信号を単極NRZ信号に変換し送受信機
143への入力とする。クロック抽出回路146は入力信号か
らクロックを抽出し、このクロックはNRZデータのクロ
ック用として、また1.544MHz入力クロック発生のための
外部位相同期ループ(PLL)への基準クロックとして選
択的に使用可能なクロック用として用いる。抽出された
クロック信号は電線路172上に供給される。
送信経路において、双極変換器147はTTL NRZ信号をD
S1双極/AM1信号に変換する。スパン・ループ・バックMU
X148は完全なDSI信号のループ・バック用に設けてあ
る。
送受信機143は同期化、チャンネル監視、およびシグ
ナリング挿入/抽出用の適当な回路を含む。送受信機14
3はペンシルバニア州ピッツバーグのロックウェル・イ
ンターナショナル社から市販されているR8070T−1型送
受信機で構成するのが好ましい。
この送受信機は種々の北米および欧州の一級ディジタ
ル・プロトコルをサポートする多目的装置で構成するの
が好ましい。集線装置113との間で互換性のあるモード
は「193S」である。このモードはA,Bシグナリングに193
ビット/フレーム;スーパー・フレームあたり12のフレ
ーム;およびB7(最下位から2番目のビット)スタッフ
ィング(stuffing)を使用した零抑圧を提供する。DS1
フレーム構成は8000Hzのサンプリング周波数;毎秒1.54
4Mビットの出力ビットレート;フレームあたり193ビッ
ト;およびフレームあたり時間スロット24個を提供す
る。シグナリングは6番目のフレームの各々の8番目の
ビットで行い、Sビットを端末フレーム同期とシグナリ
ングフレーム同期の間でタイムシェアリングする。
本実施例で使用する送受信機143は互いに独立した送
信部および受信部を備え、これら送信部および受信部は
互いに異なるクロックとフレーム同期で動作できる。MT
U118から電線路130経由でクロック受信器166に供給され
た1.544MHzのクロックは電線路170経由で送受信機143に
供給され、送信クロックとして使われる。クロック受信
器166が受ける1.544MHzのクロックはクロック・ドライ
バ167により電線路137c上のVCUにも供給される。送受信
機143の受信経路はクロック抽出器146から伸縮自在バッ
ファ149への電線路172上の抽出クロック信号を用いる。
この点以降は、クロック受信器166から電線路171上に供
給されるローカル・クロックを用いる。
COT110内の集線装置113はその送信ビット・タイミン
グを(ループ・タイミング処理された)受信DS1信号か
ら抽出するようプログラムしてある。これによって、DS
1入力と出力とのビットレートが同じになる。
MTU118内の80MHzのOCCOは一次クロックであり、これ
に基づき1.544MHzのローカル・クロックなど他のすべて
のタイミング信号を生成する。
加入者局141の局部VCXOは基地局からのUHF RF信号上
に位相同期するので、基地局タイミングに同期した基地
局タイミングを発生する。したがって、加入者141と基
地局との間は完全な同期状態を確保でき、加入者局141
の発生するディジタル情報のビットレートはT1トランク
128でのビットレートと正確に等しくなる。この構成に
おいてはデータの累積または間引きは行わない。
MUX源タイミング・モードにおいてはCOT110を抽出DS1
受信タイミングに従属させ、DS1送信経路128bをMTU OC
XOの基準とし、VCU−PCMインタフェース137をMTU OCXO
の基準とし、VCUをMTU OCXOの基準とする。このモード
においては加入者局・基地局システム全体が同期するの
で、同期ずらしを行う必要はない。
送信DS1ビットレートと受信DS1ビットレートとは、一
方の方向を他方の方向に従属させているので平均して互
いに等しいが、受信波形にはジッタが生じることがあ
り、その場合は信号のビットレートが瞬間的に高くな
る。また、未知の経路遅延および集線装置113内におけ
る未知の遅延により、ローカル・クロックと再生受信ク
ロックとの間に未知の同期ずれが生ずる。これら未知の
遅延を補償するために送受信機143に16バイトの伸縮自
在バッファ149を接続する。情報バイトは電線路172上の
抽出された受信クロック信号で定まるビットレートでこ
の伸縮自在バッファ149内に格納する。データは電線路1
71上のローカル・クロック信号で定まるビットレートで
抽出される。伸縮自在バッファ149はバイトフィルタ155
によりRX先入れ先出しスタック152に接続され、独立の
シフト・イン・クロックおよびシフト・アウト・クロッ
クを供給できるようにする。
送受信機143がフレーム同期はずれになると、伸縮自
在バッファ149内に格納ずみのデータがインヒビットさ
れ、無効データのVCUおよびマイクロコントローラ144へ
の転送を防止する。フレーム同期はずれの期間中にもデ
ータはVCUに送られるが、このデータはアナログ「0」
レベル対応のFF(HEX)に固定される。フレーム同期が
回復するとデータが再び格納される。
フレーム・バッファ150はDS1送信経路および交信経路
128b,128aが互いに独立に動作できるようにするために
設けてある。この独立性のために送信フレームと受信フ
レームとは必ずしも整合していない。しかし、VCUとの
インタフェース137は所定のチャンネルにつき送信デー
タおよび受信データが同期し、VCUから見たフレーム同
期が達成されるように設計してある。フレームバッファ
150は、このバッファへのデータの書込みを送受信機受
信フレーム同期に基づいて行い、読出しを同送信フレー
ム同期に基づいて行う互いに個別の読取りポインタおよ
び書込みポインタを生ずることによりこのジレンマを解
決する。送信フレーム同期はVCUインタフェース137で用
いられ、それによって所定チャンネルに対する送信バイ
トおよび受信バイトをVCUインタフェース137上で同期さ
せることができる。
フレーム・バッファ150には4フレーム分のデータが
格納される。このバッファへのアドレスは四つのバッフ
ァの各々の中の固定のアドレスが固定のチャンネル割当
てに対応するようになっている。読出しポインタおよび
書込みポインタは最初バッファ二つ分だけ離れてセット
される。RXフレーム同期が捕捉されると、書込みポイン
タがRXフレーム同期に追従し、したがって、カレントバ
ッファ内の読み出しポインタとは異なるバイト(すなわ
ちチャンネル)を指し得る。上記バッファ2個分の初期
分離を設けることによって、両ポインタが初期に1フレ
ーム以上接近することは決してなくなる(例えば、フレ
ーム1の終端での読出しとフレーム3の始端での書込
み)。この分離によって、読出しポインタと書込みポイ
ンタとの重畳なく、大量のジッタの受信データでの発生
を許容する。また、これによって後述の同期ずらし機能
が簡略化される。
フレーム・バッファ150の読出し書込みは送信クロッ
クで制御する。VCUインタフェース137はこのクロックの
制御下にあるので、フレーム・バッファ150では送信ク
ロックの各8ビットの期間中に読出しが1回だけ行われ
る。しかし、受信経路は伸縮自在バッファ149までの電
線路172での抽出クロック信号の制御下にある。伸縮自
在バッファ149におけるそのデータの蓄積の発生の防止
を確実にするために、フレーム・バッファ150の制御論
理が送信クロックによる同じ8ビットの期間中に書込み
が2回まで行われるようにする。
フレームバッファ150の副次的機能は制御された同期
ずらしが受信の方向に生じうるようにすることである。
通常の状態では、集線装置113による動作時にはこの同
期ずらしは上述のとおり生じてはならず、したがって、
この状態は故障と判定される。集線装置113が同期はず
れになり、あるいは入力トランク128aへのDS1入力がな
くなると、フレームバッファ150への入力データビット
レートが変動し得る。この状態が、読出しポインタおよ
び書込みポインタの重複を生じさせるほどに長く続く場
合は、制御された同期ずらしが行われる。同期ずらし
は、データの1フレーム分のデータを繰り返すか消去す
るように読出しポインタまたは書込みポインタを移動さ
せることによって行う。この同期ずらしを行うと、DS1
入力があれば受信フレーム同期は崩れない。これらのポ
インタの比較を簡単にするため、この機能はいずれかの
ポインタの端末カウント(TC)期間中だけ活性化され
る。端末カウントはカレントバッファの端部として定義
される。同期ずらし制御装置168はRXチャンネル・カウ
ンタ156およびTXチャンネル・カウンタ157の供給するTC
に応答して読出しポインタおよび書込みポインタの両者
が到達するTCの個数に追従する。読出しポインタが書込
みポインタを追い越すと、1フレーム分のデータを繰り
返す。書込みポインタが読出しポインタを追い越すと、
1フレーム分のデータが消去される。同期ずらしの指示
は同期ずらし制御装置168によりラッチされ、電線路174
経由でマイクロコントローラ144に供給される。
マイクロコントローラ144はデータバス176および二つ
の16バイト先入れ先出しスタック152、153により送受信
機143とインタフェースされており、これら先入れ先出
しスタック152、153は送信BCCデータおよび受信BCCデー
タの両方に対するバッファを構成する。BCCデータは第
1のDS1時間スロット中にRX先入れ先出しスタック152か
ら抽出され、また、第1DS1時間スロット中にTX先入れ先
出しスタック153に挿入される。マイクロコントローラ1
44が制御ビットのセッティングによるコマンドを発する
と送信BCCデータが挿入される。
RX先入れ先出しスタック152はBCCバス132の主コント
ローラであるMUXカード119にT1トランク128経由で送信
されてきたRPU114からのメッセージを一時記憶する。そ
のセッセージはビット3をシーケンス・ビットに指定す
るフォーマットを備える。このビットは通常、RPU114の
送信した各バイトでトグルする(toggle)。T1トランク
128上の1つのチャンネルは64Kbps(56Kbpsが利用可
能)を搬送できるが、RPU114はこのビットレートではデ
ータを供給できない。上記シーケンス・ビットはMUXカ
ード119のハードウェアが先行バイトの単なる繰返しで
ある送信バイトを消去できるようにする。繰返しはRPU1
14が書込みを行ったデータバッファが消耗する度ごとに
行われる。受信先入れ先出しスタック152よりも前段に
配置されたバイト・フィルタ155が同じシーケンス・ビ
ットを有するこれらのバイトを消去するのでこの繰返し
は何らの効果ももたらさない。
マイクロコントローラ144により読出し可能なRX先入
れ先出しスタック「出力準備ずみ」状態は少なくとも1
バイトがRX先入れ先出しスタック152内にあることを示
す。RX先入れ先出しスタックのオーバーフロー状態の発
生を防止するため、「RX先入れ先出しスタック満杯」信
号を発生し、マイクロコントローラ144の割込0への電
線路177に供給する。マイクロコントローラ144はオーバ
ーフロー発生前にRX先入れ先出しスタック152から少な
くとも1バイトを読み出すのにその時点から1フレーム
分の時間(125マイクロ秒)を有する。RX先入れ先出し
スタック152は16バイト分の容量を有するので空きのRX
先入れ先出しスタック152を満たすには最低16x125マイ
クロ秒=2ミリ秒かかる。
TX先入れ先出しスタック153はMUXカード・RPU BCCチ
ャンネル信号伝達のバッファを構成する。レジスタ154
はTX先入れ先出しスタック153からデータを抽出し、マ
イクロコントローラによるイネーブル時にそのデータを
第1DS1チャンネル1に挿入する。TX先入れ先出しスタッ
ク153の状態は読出し可能であるが割込みは生じない。
受信経路と同様に交互シーケンス・ビットは誤りの発生
を伴うことなくメッセージの途中でもTX先入れ先出しス
タック153を空き状態にすることができる。空き状態で
は、TX先入れ先出しスタック153は最後のバイトをただ
反復し、このデータの反復はシーケンス・ビットが不変
であるためRPU114へのインタフェースにより放棄されよ
う。この反復の特徴は空きパターン(使用した場合)の
送出に使うことができる。マイクロコントローラ144は
空きパターンを一度だけTX先入れ先出しスタック153内
に格納すればよく、そのパターンが次のバイトの格納ま
で反復される。
VCUインタフェース137はVCUに対するディジタル情報
の入出力路を構成する。データはDS1データと同じビッ
トレート、すなわち1.544Mbpsでシリアルに伝送され
る。各VCUはDS1フレームの4個の連続スロットに対する
データ授受を行う。送信4バイトと受信4バイトとは同
時に生ずる。VCUがその四つの時間スロットを識別でき
るようにするために、MUXカード119によるGATEを電線路
137dに設ける。このゲートは4バイト分だけ継続し、各
VCUに対し別個のゲートを発生する。各特定の信号(例
えば、GACLAIMSTE1,GATE2,など)を特定のVCUに固定配
線で供給する。各VCUは四つの音声符複合処理装置を含
む。各VCUはそれぞれのゲート信号に応答して四つの音
声符複合処理装置を多重化する。
一つのVCUからの四つのバイトは次から次に全部連続
している。各バイトは直並列変換器163によって並列に
変換され、送受信機143に入力される。この処理は通常
大部分のチャンネル時間スロットにわたり継続する。し
かし、送受信機143が24番目のチャンネルのデータを送
信している場合は、フレーム・ビット時間を捕捉するた
めにクロック1個分だけ同期を延ばす。VCUはそれら4
バイトが互いに連続しているものとして動作し送信タイ
ミングの間隙は捕捉できないので、上述の延長時間スロ
ットはゲートの終端で生ずるのが望ましい。上記間隙を
VCUサイクルの最後に移動させると、上記間隙がGATE相
互間に生じ効果をもたらさない。パイプライン遅延およ
び同期遅延のために、R8070型送受信機143による24番目
のデータチャンネル送信時には2番目のデータチャンネ
ルをVCUインタフェース137上で活性化する。
GATE信号電線路137dはVCU124がそのインタフェース論
理を初期化できるようにデータを伝達する。
VCUは共通シリアル帰還データバス137bに全部接続し
てある。各VCUに対するドライバーはゲートにより選択
されない場合は三状態を有する。したがって各時点で見
ると、これらVCUのうちの一つだけがバス137bを駆動し
ている。一つのMUXカード119に実際に接続されているVC
Uが6個以下の装置もある。VCU帰還データバス137bがVC
Uによる駆動を受けていない場合のシリアルデータを定
義するために、MUXカードの電線路受信器162上にそのデ
ータを全部1と定義するプルアップ抵抗器およびプルダ
ウン抵抗器を設けてある。
マイクロコントローラ144はMUXカードに多様の機能を
発揮させる。ハードウェア全体の初期化、状態監視およ
び誤り監視などがそれである。また、MUXカード119の一
つに搭載されているマイクロコントローラ144をBCCバス
132制御用の1次コントローラとしてRPU114により選択
する。その1次コントローラを含むMUXカード119を1次
MUXカード119と考える。BCCバス132の制御は(CCU経由
の)全チャンネル・モジュール120および2次MUXカード
として扱う上記以外の全てのMUXカード119の連続的ポー
リング(polling)を含む。これら2次MUXカードはそれ
ぞれのチャンネル・モジュール120に対する上述の他の
機能を発揮する。
マイクロコントローラ144としてはカリフォルニア州
サンタクララのインテル社から市販されている8344型マ
イクロコントローラが好適である。マイクロコントロー
ラ144はSDLCプロトコルをサポートする内蔵直列インタ
フェース・ユニット(SIU)を含む。マイクロコントロ
ーラ144はBCCバス上に生ずる全事象を対話式に処理する
重荷から内蔵プロセッサを開放するための通信ハードウ
ェアを備える。SIUはメッセージの送受信の時だけ内蔵
プロセッサに割込みをかける。
プログラムメモリは全てEPROM164に外部常駐してい
る。データメモリは外部の4Kバイトおよび内部のRAM192
バイトで構成されている。マイクロコントローラ144が
通常動作を妨げる異常状態の発生の際にマイクロコント
ローラ144をリセットする見張番タイマ(図示してな
い)が設けてある。見張番リセットの発生はラッチさ
れ、マイクロコントローラ144のソフトウェアがその事
態発生を確認できるようにする。
RPU114により1次MUXカードと指定されたMUXカード11
9はMTU118の制御およびそのMTUの状態のRPU114への報告
を分担する。このような制御は一つのレジスタ(図示し
てない)の4ビットに分配して四つの電線路を用いて行
う。そのレジスタの出力を三状態ドライバ(図示してな
い)に接続する。MUXカードは4対の共通電線路に全て
固定配置で接続するが、各時点でイネーブルされている
ドライバは一組だけである。これらの信号の全てのタイ
ミングはソフトウェアで制御する。
各MUXカード119はチャンネル・モジュール120のハー
ドウェア・リセットを行うことができる。この機能は通
常、チャンネルモジュール120が未定義づけの状態に陥
った場合にRPU114からのコマンドにより行われる。
集線装置113とRPU114とはデータリンク180、181と呼
ばれる64Kビット/秒のDSOチャンネル経由で互いに接続
される。RPU114におけるDSOインタフェースは集線装置1
13内にDSO/DP回路カードおよび集線装置/RPUインタフェ
ース装置115によりサポートされる。
RPU114は時間スロット接続の割当てを制御し、接続要
求の受信および接続割当の送信のための経路を構成する
ためにデータリンク180、181経由で集線装置113との信
号授受を維持しなければならない。データリンク180、1
81は、RPU114と集線装置113との間の状態メッセージ、
試験メッセージおよび警報メッセージの伝送にも用いら
れる。
BCCチャンネルは状態の監視および呼処理情報の送受
信を行うRRTハードウェア111を制御しかつ構成するため
にRPU114が用いられる。
COT110とRRT111との間のトランク128は1.544MB T1互
換である。シグナリングフォーマットおよび電気的特性
はAT&T技術勧告(Technical Advisory)第32号「D3チ
ャンネルバンク互換性仕様−第3号、1977年10月」に定
義してある。
1218c型集線装置113のディジタルデータポートの電気
的インタフェースはITT文書628340−001−301「性能仕
様、DSOデータポート(DSO/DP)」に定義してある。
システムの初期化の期間中およびデータリンク180、1
81の中断期間中はRPU114および集線装置113はリンクを
(再)接続するためのデータリンク割当てアルゴリズム
を実行する。メッセージ転送が200ミリ秒の期間にわた
り中断した場合、または集線装置113もしくはRPU114が
データリンク180、181経由で放棄(ABN)制御キャラク
ターを送った場合はデータリンク180、181は中断してい
ると判断する。データリンク180、181は集線装置113の
二つの電線路群・回線組合せの1つに割り当てられる。
検証手順で新しいデータ・リンクの接続完了を確証す
る。データ・リンクの(再)確立が2秒以内に達成され
ない場合は、集線装置113およびRPUはトラヒックを全て
中断してアルゴリズムを再起動する。このアルゴリズム
の起動はデータリンク180の二つのチャンネルの各々にR
TL制御キャラクターを送るRPU114によって行う。集線装
置はキャラクターのサーチのためにこれら二つのチャン
ネルを操作し、そのキャラクターの検出された第1のチ
ャンネル経由のPDLキャラクター返送によって応答す
る。RPU114はACK信号によって応答し、受信確認の標準
化されたシーケンスを集線装置の制御ユニットによって
起動する。
データはシリアル同期バイト情報の形でBCCチャンネ
ル135経由で転送する。情報転送のためのサンプリング
周波数は8KHzである。
RPU114は集線装置113と加入者局141との間の高レベル
呼処理を行うソフトウェア実動のメッセージ処理モジュ
ール(MPM)を含む。MPMは集線装置113からの入来呼お
よび加入者局141からの呼要求の処理、それに伴う音声
チャンネルの割当てなどの呼処理機能を担当する。ま
た、MPMはCCU123、MUXカード119、集線装置113および加
入者局からの状態メッセージおよび誤りメッセージの処
理を行う。CCU123、MUXカード119、および加入者局に関
する操作者コマンドも処理のためにMPMに伝達される。
さらに、MPMはシステム構成(T1トランク128、MUXカー
ド119、およびCCU123)の初期化、所要のバックグラウ
ンド修復、システム構成の保守などを行う。MPMは上記
米国特許明細書、とくに同特許添付図面第5図および第
6図を参照した同明細書の説明に詳述されている。
呼処理機能については、集線装置メッセージRCCメッ
セージおよびBCCメッセージをメッセージ処理用状態マ
シンへのトークン(tokens)とする状態マシンとしてMP
Mを構成する。MPMはデータベースの更新、所要メッセー
ジ応答の送信、および次の状態への遷移によりそれらト
ークンを処理する。
MPMはシステムメールボックス、すなわちRPU114内の
ソフトウェア実働化によるスケジューリングモジュール
で保守維持されるシステムメールボックスを用いて、外
部機器とのインタフェースを形成するモジュール経由で
外部信号源との信号授受を行う。
また、MPMはRPU114中のデータベースにあるサブルー
チンを用いてデータベース内の状態情報の読出しや更新
を行う。MPMはシステム構成の初期化および保持を行
う、この機能には、RRT111との信号授受ができるように
1次MUXカードを確立して保守すること、T1トランク128
のDS1スパン状態に基づき2次MUXカードを初期化するこ
と、操作者の供給した構成に基づきCCU123を初期化する
こと、可能な限りRCCの割当てを行うことを確実にする
ことが含まれる。
MPMが初期化を初めて行う場合は、どのT1トランク12
8、どのMUXカード119およびCCU123がシステム内にある
かの検出を試み、次に述べる所定の選択ルーチンに従っ
てMUXカード119の一つを1次MUXカードとして選択す
る。
初期化は集線装置113がMPMに各T1トランク128の状態
を知らせるまで起動せず、MPMはその時点でデータベー
スを更新する。MPMは、どのMUXカード119を初期化すべ
きか、結果的にどのMUXカードを1次MUXカードとして割
り当てるべきかを決定するために、どのT1トランクが存
在するのかを把握しておく必要がある。T1トランク状態
が全部わかっていて少なくとも1つのT1トランク128が
アップである場合だけ初期化は進行する。
MPMは、T1トランク128の各々に対応するMUXカードと
の接続をそのトランク128の第1DSOチャンネルを用いたD
SO/DPカード経由のトランク接続の割当てにより達成す
る。各MUXカードにはこのチャンネル経由でハードリセ
ット・コマンドを送り、トランク128の割当てを解除す
る。MUXカード119のハードリセットの完結を待ったの
ち、MUXカード119との接続を再び確立し、各MUXカード1
19を1次MUXカードとして割り当てる。この1次MUXカー
ドの割当ては、MUXカードとBCCリンクとの間のT1トラン
ク128経由の信号授受がMUX119の1次状態のときだけ可
能となるので必要となる。
MUXカードが首尾よく1次MUXカードになったことを
(DS1スパン番号との対応を要する)を報告している場
合は、そのMUXカードはポーリング構成に配置され、デ
ータベース内に「準備ずみ」と表示される。次に、MUX
カード119は2次MUXカードに戻され、トランク128が割
当て解除される。MUXカード119全部がこのように初期化
されたのち、そのひとつを選択して1次MUXカードとす
る。二つ以上のMUXカードが見出された場合は、MUXカー
ド全てを含むポーリング構成で送られる。1次MUXカー
ドはRRT111において「動作続行プロトコル(keep−aliv
e protocol)」の実行を分担し、ポーリング誤りの発生
の場合はいつでもMPMに報告する。この初期化処理中の
有効データが受信されない場合は、冗長DSO/DPチャンネ
ルにより処理全体が反復される。
MUXカード119が初期化されると、それらMUXカード対
応のCCU123が初期化される。システム内で定められるCC
Uの個数は操作者の入力により決定され、MPMはそれら定
められたもののできるだけ多くを初期化しようとする。
ポーリング構成内の各MUXカードに対し、まずMPMが関連
ある全てのCCU123をハードリセットするようコマンドを
発する。MPMはCCU123がBCCバス132上の局アドレスを確
立するまでCCU123と信号授受できないので、MPMは次に
述べる局アドレス初期化(STAD INIT)を実行しなけれ
ばならない。
CCU123は首尾よく初期化されるとポーリング構成に配
置され、事象(event)がCCU123から受信されたことを
検査するようにタイマをセットする。MPMが上記の定め
られたCCU123の個数に達するかそのポーリング構成のMU
Xカード119対応のCCU123全部の初期化を試みると、ポー
リング構成メッセージが初期化ずみのCCU123に対する1
次MUXカードに送られる。この初期化が完結すると、バ
ックグラウンド処理がSTAD INIT処理により未把握のCCU
123を見出すよう周期的に試みる。
1次MUXカードによるCCU123の最初のポーリングの際
にCCU123は故障、準備ずみ状態および設定周波数を表示
するベースバンド事象メッセージで応答する。この時点
でMPMはCCUをデータベース内で「準備ずみ」と表示す
る。周波数が記憶され、各CCUチャンネルは空き状態に
セットされ、各対応のDSOチャンネルは利用可能状態に
セットされる。モデムが最大電力にセットされないこと
をデータベースが示す場合は、そのモデムの減衰レベル
をセットするメッセージをCCUに送る。
MPMが1次MUXカードを確立しなかった場合は、タイマ
ーを後刻の初期化再試行に備えて再びセットする。この
最初の初期化処理は最初の1次MUXカードの確立まで周
期的に実行され、その確立は、1次MUXカードの確立の
不首尾の度ごとに回復処理を用いる。
1次MUXカード回復は最初の初期化とは異なる処理を
受ける。すなわち、MPMは構成内に存在するのがどのMUX
カード119とCCU123であるかについての情報をすでに把
握しており、呼処理への応答遅延を防止するには急速回
復が必須であるからである。1次MUXカードに故障が生
じると、その1次MUXカードとその関連の全てのCCU123
をポーリング構成から除去する。回復期間中には、MPM
は立ち上がりずみの各T1トランク128に接続した新しい
1次MUXカードへの割当てを試みる。ただし、これはそ
のトランクの第1DSOチャンネルへの呼の割当てがなかっ
た場合についてである。最初の試みで最後の1次MUXカ
ードが回避される。MPMが1次MUXカードの初期化を達成
できずこの処理の期間中に有効データが受信されない場
合は、冗長DSO/DPチャンネルを使って処理全体を繰り返
す。1次MUXカードが依然としてなく、第1DSOチャンネ
ルに音声呼付きのDS1スパンがある場合は、音声呼を中
断して初期化を試みる。それでもなおMPMが1次MUXカー
ドの初期化を達成できない場合は、タイマーをセットし
てあとで再試行できるようにする。
新しい1次MUXカードを首尾よく割当てできた場合
は、除去ずみの古い1次MUXカードおよび関連のCCUを伴
うポーリング構成をその新しい1次MUXカードに送る。
現在RCCがない場合は一つのRCCを割り当て、上記構成か
ら除去されたCCUの各々に未処理の音声呼またはRCC割当
てをクリアするリセットコマンドが送られる。BCCチャ
ンネル割当てのためにMPMデータベースで呼が中断され
ると、CCUに接続解除を知らせる。
CCUからのメッセージ受信がない場合は継続中の呼は
すべて進行中とみなされる。CCUはポーリングを受けて
いない期間に新しいメッセージを整列させておき、ポー
リング再開後にこれらのメッセージを送信する。整列待
合わせがオーバーフローすると、CCUは1次MUXカードに
よるポーリングの再開始時にこれをMPMに知らせ、MPMは
現在の状態の判定のためCCUの各チャンネルに照合す
る。
MPMバックグラウンド処理はシステム構成の維持およ
び回復のために用いる。この処理は、(1)ポーリング
構成において対応のT1スパンがアップしMUXカードがア
ップしていない場合は必ず第2MUXカードを初期化するこ
と;(2)ポーリング構成内のCCUの個数が操作者の画
した数以下である場合にCCUを初期化すること;(3)
故障に陥ったDSOチャンネルを回復させること;および
(4)どのライングループが上記構成内にあるかを集線
装置に常に伝えておくことを含む。初めの三つのバック
グラウンドタスクはRRT111との信号授受を含むのでシス
テム内で画された1次MUXカードがある場合にのみ行わ
れる。
MPMとCCU123との間の信号伝達はCCU123によるBCCバス
への局アドレス確立までできないので、MPMは局アドレ
ス初期化を実行しなければならない。その初期化はCCU
対応のDSOチャンネルの一つをMPMがループバックに組み
入れることによって行う。初期化してないCCUと関連す
る各VCUは空き状態の期間中はT1トランク経由で特定の
パターンを連続的に送信しているので、VCUがループバ
ック中にフォワード・チャンネルでそのパターンを検出
しCCUに報告する。MPMはそのチャンネルをループバック
に組み入れたのち、適当な局アドレスを含むSTAD INIT
メッセージを1次MUXカードに送り、そのMUXカードがす
べてのCCUにそのメッセージを同報送信する。このメッ
セージには初期化されていないCCUのみが応答する。上
記パターンを検出したCCUがそのアドレスを自分自身の
アドレスとする。
1次MUXカードからの応答が障害メッセージであった
場合は、MPMは利用可能な各スロット上でそのCCUの初期
化を試みる。BCCチャンネルにつき使用されているDSOチ
ャンネルは遠隔通信用の使用中はループバックに組み入
れ不可能であるのでそのBCCチャンネル対応のスロット
は利用不可能であることに注意されたい。また、集線装
置によっては、設計上の微差により、DSOチャンネルの
ループバックへの組入れを2回以上続けて行うことは他
のDSOチャンネルの組入れをまず行わなければ不可能で
あり、したがって、この問題の回避のためにMPMは初期
化シーケンス内の最初のスロットを必要に応じてスキッ
プする。
CCU123の初期化が首尾よくできた場合は、そのCCU123
をポーリング構成内に配置し、1次MUXに新しい構成を
供給する。そのCCUから事象の受信があったことを検出
するためにタイマーをセットする。
CCU123は1次MUXカードによるポーリングを初めて受
けると、障害、準備状態および動作周波数を示すベース
バンド事象メッセージで応答する。この時点でMPMはCCU
をデータベース内で「準備ずみ」と表示する。上記動作
周波数は記憶され、各CCUチャンネルは空き状態にセッ
トされ、対応の各DSOチャンネルは利用可能状態にセッ
トされる。モデムが最大電力にセットされていないとデ
ータベースが表示する場合は、モデムの減衰レベルをセ
ットするメッセージをCCUに送る。
この時点で、CCU123の初期化は完了しCCUは音声信号
とRCC割当てを受け得る状態にある。
MPMがトランクの割当てを集線装置113に指示した場合
は、集線装置113は接続前試験を開始する。この試験が
集線装置113またはCCU123において不首尾に終わった場
合は、MPMはそれに応答してDSOチャンネルを障害ありと
データベース内に表示する。バックグラウンドではMPM
はその障害ありのDSOチャンネルの回復を連続的に試み
る。
DSOチャンネルの回復を行う場合は、ポーリング構成
内にあって該当スロットで空き状態にあるCCU123対応の
障害あるDSOチャンネルを特定できるようにデータベー
スを走査する。前述の設計上の微差のため、DSOチャン
ネルをループバックに2回以上続けて組み入れることは
他のチャンネルをまず組み入れることなしには不可能で
ある。したがって、選択されたチャンネルがこの理由で
ループバックに組み入れできない場合は、MPMは他の障
害ありのDSOチャンネルをサーチし、そのサーチの結果
特定できたチャンネルで回復を行う。障害ありのチャン
ネルのどれかを選択され、ループバックへの組み入れお
よびループバックからの除去を行い、そのあとでその障
害ありのDSOチャンネルの回復の試みが可能になる。空
き状態のDSOチャンネルがない場合はDSOチャンネル回復
の試みは行われず、局アドレス初期化または2次MUXカ
ード初期化を通じで他のチャンネルをループバックに組
み入れる処理をバックグラウンド処理が行うのをMPMは
待つ。
障害ありのDSOチャンネルが選択された場合はMPMはそ
のチャンネルをループバックに組み入れて特定のスロッ
トでDSOチャンネル試験が進行中である旨を対応のCCU12
3に知らせるメッセージを送る。CCU応答が首尾よく行わ
れた場合は、そのチャンネルは回復ずみとデータベース
に表示され、ループバックは除去される。アラームのト
リガと除去が適宜に行われる。
MPMは、対応のT1トランクがアップ状態であるもののM
UXカードがポーリング構成になっていない場合いつでも
2次MUXカードを初期化しようとする。この初期化で重
要な点はT1トランク128とMUXカード119が交差しないこ
とを確証することにある。すなわち、MUXカードの局ア
ドレスはT1トランク番号と一致しなければならないので
ある。
2次MUXカードの初期化のためにMPMはT1トランクの第
1のDSOチャンネルをループバックに組み入れる。初期
化を待つ間に、MUXカードは逆のチャンネル経由でユニ
ークパターンを連続的に送信しており、そのパターンが
ループバック中にフォワードチャンネル経由で受信され
た時点を検出する。
MUXカード119はトランク128の第1DSOチャンネルの読
出し/書込みアクセスを有するだけであるので、この初
期化処理に利用可能なチャンネルはこのチャンネルだけ
である。また、集線装置が前述の設計の微差を有する場
合は、DSOチャンネルを二回以上ループバックに組み入
れることは他のチャンネルをまず組み入れることなしに
は不可能である。したがって、MPMは必要に応じて初期
化処理の開始前にT1トランクの第2DSOチャンネルをルー
プバックに組み入れたのち除去する。
T1トランクの第1DSOチャンネルがループバックになる
と、MPMは2次MUXカード初期化進行中を表すメッセージ
を送り、このメッセージが1次MUXカードによりすべて
の2次MUXカードに同報伝送される。このパターンを検
出するMUXカードは検出成功の応答メッセージをMPMに送
り、自動的にハード・リセットを行う。MPMが応答待ち
で時間切れになるか障害ありのメッセージを受けた場合
は、MUXカードはデータベース内で未初期化の状態に留
まる。いずれの場合でもループバックは除去される。
上記パターン検出成功を応答が示す場合は、メッセー
ジ内のMUXカード・アドレスをT1トランク番号と比較す
る。これらの番号が一致しない場合は、トランクはクロ
スされ、初期化は不首尾に終わる。
MUXカード・アドレスが正しい場合は、MPMはリセット
の完了を待ち、新たな局アドレスを含む1次MUXカード
にポーリング構成メッセージを送る。MUXカードからの
事象を待つためにタイマーをセットする。2次MUXカー
ドを最初にポーリングする場合は、そのカードはRPUへ
の事象メッセージ、すなわち準備ずみ状態であることと
発生した誤りとを示すメッセージを直ちに待ち行列に入
れる。事象メッセージが受信され誤りを何ら示さない場
合は、MUXカードはデータベース内に「準備ずみ」と表
示される。事象メッセージが受信されない場合または誤
りを示す場合は、そのMUXカードは初期化されてない状
態に留まり、初期化はあとで再び試みられる。
前述のとおり、MPMにおける呼処理の進行は状態マシ
ーンを用いて行われる。呼処理の実行を強制する入力ト
ークンは加入者局141、集線装置113およびCCU123からの
メッセージとタイムアウトメッセージで構成される。上
記トークンは2つのカテゴリー、すなわちCCUからのチ
ャンネル・トークンと集線装置および加入者局からのRC
Cトークンに分類される。タイムアウト・トークンはタ
イムアウト発生時にMPMが待っているトークンの型式に
応じてこれらカテゴリーの両方に含まれる。チャンネル
・トークンおよびRCCトークンは二つの状態マシン、す
なわちチャンネル状態マシンおよびRCC状態マシンの一
つに索引付けするのに用いる。
MPMは受信されたトークンの型式を判定するととも
に、そのトークンが影響を及ぼす加入者局またはチャン
ネル状態遷移表またはRCC状態遷移表を使用すべきか否
かを判定するのに用いる。次に、MPMトランクおよび加
入者局またはチャンネルの現在の状態を入力として用い
て、適切な状態遷移表で次の動作を探索する4。MPMは
その表で指示された機能を実行することによってトーク
ンを処理する。この処理はデータベース内の所要状態の
交信、適切なメッセージ応答の発生、および次のRCC状
態やチャンネル状態への遷移を含む。
第3図に通常の呼処理論理フローを示す。ごく普通の
RCC状態のチャンネル状態組合せと、一つの状態から次
の状態への遷移に必要な入力トークン(T)および結果
としての動作とが挙げてある。
初期状態では加入者局141はすべてRCC空き状態にあ
り、利用可能なチャンネルはすべてチャンネル空き状
態、すなわち形成ずみまたは進行中の接続がないことを
示すチャンネル空き状態にある。
通常の呼着信のための状態変化は次のとおりである。
入来呼メッセージが被呼加入者局の加入者インデックス
(SIDX)を含む集線装置113から受信される。SIDXは加
入者の特定のために集線装置が用いるものであり、発呼
側ライン・グループとライン回路の関数である。この数
はデータベース内で加入者局をマップするのに用いる。
信号放置メッセージがこのSIDXを有する加入者局141に
送られ、その加入者局141の状態が「信号報知」状態に
セットされる。加入者局から「呼受付」メッセージが受
信されると、一つのチャンネルがその接続に割り当てら
れる。このチャンネルがT1トランク128上でDSOチャンネ
ルを特定するとともにRRT111でCCU/スロット組合せを特
定する。集線装置113はその特定されたトランクを加入
者局141に割り当てるようコマンドを受け、次にその特
定されたDSOチャンネルで接続前試験を開始する。加入
者局141は「リング・スロット試験」状態にセットさ
れ、集線装置113からの入力確認を待つ。このACKメッセ
ージが受信されると、加入者局141の状態は「活性」に
セットされる。この時点で、CCU123および加入者局141
はチャンネル割当ての報告を受け、チャンネルは「リン
グ同期待ち」状態に置かれる。CCU123が同期状態の捕捉
を示すと、チャンネル状態は「同期リング」にセットさ
れる。最後に、加入者局141がオフ・フック状態になっ
たことをCCU123が示すと、チャンネル状態は「同期オフ
・フック」状態にセットされる。この「同期オフ・フッ
ク」状態は音声接続が確立したことを示す。
発呼は発呼加入者局141からの「呼要求」受信で始ま
る。この接続にチャンネルが割り当てられ、MPMは集線
装置113に加入者局141への特定のトランクの割当を指示
する。加入者局は、集線装置により指示されたDSOチャ
ンネルでの接続前試験の完了および入力確認による応答
を待っている間に「オフ・フック・スロット試験」状態
にセットされる。ACKメッセージが受信されると加入者
局の状態が「活性」にセットされる。この時点でCCU123
と加入者局141にはチャンネル割当てが報告される。チ
ャンネル状態はそのチャンネルが同期を達成するまで
「オフ・フック同期待ち」にセットされる。基地局CCU
は発呼加入者局141からの送信を検出するとMPMに報告す
る。これによってMPMはチャンネルの状態を「同期オフ
・フック状態」すなわち音声接続の確立を示す状態に変
化させる。
MPMが音声呼をセットアップする場合は、その呼が着
信呼であるか発呼であるかに関わりなく、集線装置113
はトランク128を適切なライン・グループおよびライン
回路に割り当てなければならない。トランク割当ての命
令により集線装置113に接続前試験を開始させる。集線
装置側から見ると、接続前試験は特定順方向DSOチャン
ネルへの55Hパターンの送信および逆方向チャンネルで
の55Hパターンのチェックが含まれる。パターンが受信
されると、集線装置は接続前試験が成功したと判断す
る。CCU123では、空きVCUの各々は接続前パターンを連
続的に送信し、また、入来チャンネルを走査してそのパ
ターンを探索する。音声呼がそのパターンの検出後の一
定の時間枠内でそのVCUにセット・アップされると、接
続前試験は成功したと判定される。
通常の接続解除は加入者局141のオン・フックで始ま
る(外部回路網の電話のオン・フックは検出されな
い)。これによって加入者局は呼の解除を指示するメッ
セージをMPMに送る。MPMは呼の終了をCCU123および集線
装置113に報告し、加入者局およびチャンネル状態は空
きにセットされる。CCUがそのチャンネルのフェージン
グを検出した場合は、CCUは同期外れを示すメッセージ
を送る。これによってMPMは加入者局およびチャンネル
状態を、加入者局からのメッセージの受信または呼解除
表示用タイムアウトカウンタの設定時間満了まで、「呼
終了」および「接続解除」状態にそれぞれセットする。
このメッセージが受信されると、そのチャンネル状態と
加入者局状態は空きに戻され、集線装置113およびCCU12
3には呼の終了が報告される。
チャンネル・モジュール120と加入者局141との間のRF
チャンネルの一つは所定の割当てルーチンにしたがって
RCCとして割り当てられる。
準備ずみであることを示す第1の事象がCCUの一つか
ら受信されたのち、MPMはそのCCUをRCC用のCCUとして割
り当てる。その割当てを確認する事象の受信ののち、RC
Cは確立され、加入者局141との通信が開始できる。CCU
のこのスロットは音声呼には使用できないので、MPMは
初めにT1トランク128のBCCチャンネル対応のチャンネル
にRCCを設けようと試みる。
加入者局へのこのリンクなしには音声呼の確立は不可
能であるので、RCCはできれば常に割り当てられていな
ければならない。RCC割当ての試みがなされるのは次の
状態が生じた場合である。すなわち、(1)CCUが初期
化を完了し、RCCがない、(2)1次MUXカードは回復さ
れ、RCCはない、(3)RCCとして割り当てられたCCUが
ダウンする、(4)RCC用のCCUを含むMUXカードがダウ
ンする、(5)CCUが制御モードでなく音声モードにな
っていることを示すチャンネル応答メッセージがRCC用
のCCUから受信される、(6)MPMがRCC割当ての入力確
認表示事象を待つうちにタイムアウトになる、(7)MP
MがRCCメッセージの入力確認を待つうちにタイムアウト
になる、(8)CCUがトレーニングを完了しRCCがない、
または(9)CCUがまた上記構成内にある間に保守モー
ドがディスエーブルされ、RCCがない。
MPMは初期化ずみのCCUのみにRCCを割り当て、RCCはCC
Uの第1スロットのみに割り当て可能である。CCUのこの
スロットは音声呼には使えないので、MPMはまずBCCチャ
ンネル対応のチャンネルにRCCを設けようと常に試み
る。このスロットが利用不可能であれば、MPMは構成内
のすべてのCCUを歩進する。どのCCUにも利用可能な第1
スロットがない場合は、音声呼は破棄されてRCC割当て
を可能にする。
CCUをRCCとして割り当てるためのコマンドが一旦送ら
れると、その割当ての成功を示す事象がそのCCUから予
期される。事象の受信がない場合はMPMは他のところにR
CCを再割当てする。RCCが確立すると、加入者局におけ
るメッセージ送受信が可能になる。順方向チャンネルは
未決RCCメッセージ1個だけを伝送でき、MPMによる次の
メッセージ送出はRCC入力確認メッセージの受信まで行
われない。「RCC入力確認」のタイムアウトが生じるとR
CCは再割当てされる。
集線装置/RPUインタフェース装置115は集線装置113と
RPU114のAlcyonコンピュータとの間のインタフェースを
形成する。インタフェース装置115は互いに異なる系統
で生じ得る電圧レベル、レートおよびプロトコル相互間
の差を調和させる。この集線装置/RPUインタフェース装
置115は、電圧変換、所要のデータバッファリングとの
間のビットレート変換および集線装置113・RPU114間の
信号伝達を可能にするのに必要なプロトコル変換を行
う。
第4A図および第4B図は集線装置/RPUインタフェース装
置115の機能を示す。集線装置113からRPU114への信号経
路において(第4A図)、集線装置/RPUインタフェース装
置115は、AMI・TTL変換ユニット183、直並列変換器18
4、バイト比較器重複消去ユニット185、64X8先入れ先出
しバッファ186、UART187、およびTTL・RS232変換ユニッ
ト188を通じて、64Kbpsデータの処理を行う。RPU114か
ら集線装置113への信号経路において(第4B図)、集線
装置/RPUインタフェース装置115は、RS232・TTL変換ユ
ニット190、UART191、バイト反復重複挿入ユニット19
2、並直列変換器193およびTTL・AMI変換ユニット194を
通じて、19.2Kbpsデータを処理する。
集線装置113は、チャンネル空き時に送信された最後
のバイトの繰り返しを要求するプロトコルにしたがって
同期64Kbps双極性DSOチャンネル135を通じインタフェー
ス装置115との間で信号伝達する。これによって、双極
性チャンネル経由の信号授受が一定になり同期の保持が
容易になる。双極性信号は交互マーク反転(AMI)信号
であり、データパルス列のパルスは交互に反転する符号
を有する。零はライン変化を与えないので、信号は正、
負および零の電圧を有する(3進レベル信号)。
RPU114のAlcyonコンピュータは非同期19.2KbpsRS232
リンク経路でインタフェース装置115と信号授受する。
これはコンピュータ通信用の標準フォーマットであり、
情報ビットの伝送に−12ボルト空きチャンネルと+12ボ
ルト・ビットのバーストとを含む。RS232フォーマット
はバイト境界表示用のスタートビットおよびストップビ
ットの挿入を要する。
上記2つのプロトコルは互いに異なる送信ビットレー
トを要求するので、高いビットレート、すなわち64Kbps
の双極性チャンネルからのデータは低いレートの19.2Kb
psRS232リンクにバッファ利用によりレート変換しなけ
ればならない。バッファ186は少なくとも一つの全体チ
ャンネルを含む。バイト比較器重複消去ユニット185は
再送信バイトを検出して排除する。したがって、重複の
検出を可能にするための直並列変換器184によるデータ
の並列化、およびこのデータをRS232リンク経由で送信
するためのUART187による再直列化を要する。
交互マーク反転(AMI)シグナリングは、1218型集線
装置からのチャンネルを適宜分離し終端するように接続
した変成器で行う。データレートを64Kbpsもの低い値に
て保持するのにパルス変成器を用い、ボード上の発生信
号をTTLレベルに変換する。AMI信号は±2ボルトで終端
されてなく、伝送時にトランジスタをオンさせるのに使
用できる。この直列データはAMIクロック信号内のバイ
ト境界情報の利用により直並列変換する必要があり、し
たがって重複バイトは排除しなければならない。下のバ
イトはバッファされRS232リンクを通じて送信されねば
ならない。
スタートビットとストップビットとを含むRS232プロ
トコルはUART187利用により容易に実行される。UART187
には送信すべきバイトをロードし、スタートビットおよ
びストップビットを付加し、データを直列データに変換
する。このTTL信号はRS232電圧に変換する必要があり、
そうすることによってその信号はPPU115内のコンピュー
タに送信できる。
第4B図に示したとおり、データはもう一方の方向に同
一形式で流れる。ただし、UART191がデータを直並列変
換すること、データは低ビットレートから高ビットレー
トへのバッファ利用の変換を受けないこと、および伝送
すべき情報がなくなったときに伝送ずみの最後のバイト
をバイト反復重複挿入ユニット192により反復すること
は例外である。
集線装置113、インタフェース装置115、およびRPU114
の間の相互接続を第5図に示す。
集線装置113からの信号はパンチブロック195で終端
し、このパンチブロックはライン135経由でインタフェ
ース装置115に接続してある。クロックライン196は集線
装置のDSO/DP2カード間に接続され、インタフェース装
置115のラックの背面上の二つのワイヤラッピング用ピ
ンで終端する。これら信号はバイト境界表示用の双極性
喪失を含み、同期確保のためにインタフェース装置115
に送る必要がある。
RPU114のAlcyonコンピュータはRS232リンク経由の信
号伝達のための多数の互いに異なるチャンネルを備え
る。
ディジタル・メッセージをRPU114とMUXカード119とCC
U123との間で相互伝達するための通信フォーマットを提
供するBCCプロトコルがある。
BCCメッセージは可変長を有し、アドレス情報とコマ
ンドコードとを必ず含む。RPU114、CCU123およびMUXカ
ード119はいずれもメッセージの発生および受信が可能
である。メッセージは制御用、状態の報告用および呼処
理情報の処理用に用いる。
BCCメッセージのトラフィックはいくつかの物理的リ
ンク経由で行われ、二つの独特のプロトコルを要する。
メッセージ経路が二つ以上の物理的リンクからなる場合
は、適切なプロトコル変換が行われ、メッセージは宛先
に中継される。
BCCプロトコルは二つの物理的伝送リンク、すなわちT
1トランク128のBCCチャンネルおよびBCCバス132を含
む。
BCCバス132はSDLCマルチ・ドロップラインである。BC
Cバス132はMUXカード119とCCU123との間の信号伝達に用
いられる。MUXカード119の一つが一次MUXカードに指定
される。それ以外のMUXカード全部およびCCU全部は1次
MUXカードだけを通じて相互に信号伝達する。
BCCメッセージ経路は互いに別個の物理的リンク経由
の1ホップまたは2ホップを含み得る。2ホップを含む
場合は所要のプロトコル変換によりBCCメッセージ内容
保持のままメッセージ組み替えを行う。
RPU114はT1トランク128の構成するBCCチャンネル経由
で1次MUXカードと直接に信号授受する。このメッセー
ジ経路は物理的リンク一つだけを含み、プロトコル変換
を要しない。
RPU114と2次MUXカードおよびCCU123との間のメッセ
ージ経路は2ホップでありこれらのメッセージは1次MU
Xカードにより常に傍受される。BCCメッセージ内容に変
化を与えることなく所要のプロトコル変換を行うことは
1次MUXカードの機能である。
「BCCスパン」リンクプロトコルはRPU114と1次MUXカ
ードとの間のデータ送信用の通信フォーマットを記述す
る。バイトレベルおよびメッセージレベルの両方で同期
を達成する。このリンク経由で送信されるキャラクタは
制御キャラクタおよびデータキャラクタの2種類であ
る。それらキャラクタはすべて1の密度を満たすととも
に集線装置113内の1218型集線用スイッチにリンク制御
キャラクタと誤認させないように配置された最下位ビッ
トを有する。
BCCバス132プロトコルは1次MUXカードおよび2次MUX
カードとCCU123との間のデータ送信用通信フォーマット
を記述する。
使用される直列プロトコルは同期データリンク制御
(SDLC)である。SDLCプロトコルでは、1次MUXカード
がBCCバス132全体を制御し、2次MUXカードおよびCCUに
コマンドを出す。1次MUXカードのマイクロコントロー
ラ144がBCCバス132上のMUXカード119全部を制御する。
マイクロコントローラ144のSIUはCPUにほとんどまたは
全く依存することなく直列信号伝達を行うよう設計して
ある。SIUハードウェアはSDLCプロトコルをサポート
し、0ビット挿入/消去を行う。アドレス認識、巡回冗
長符号(CRC)検査、およびフレーム番号順次検査を自
動的に行う。
2次MUXカードのSIUは自動モード、すなわちハードウ
ェア内で「正常応答モード(NRM)」と称するSDLCプロ
トコルサブセットを実行するモードで動作する。自動モ
ードはマイクロコントローラのCPUからの介入なしにSIU
特定のSDLCフレーム型式を認識しそれに応答できるよう
にする。また、ターンアラウンドタイムを短縮し、ソフ
トウェア・インタフェースを簡略化する。自動モードに
おいては、マイクロコントローラ144はNRM2次MUXカード
として作用できるだけであり、1次MUXカードからの指
示があったときだけ送信できる。これら自動モードでの
応答はすべてIBMのSDLC規格に厳密に適合する。
その伸縮自在モードでは、マイクロコントローラ144
はポーリングを受けることなく送信を開始でき、したが
って1次MUXカードとして動作できる。したがって、1
次MUXカードSIUは伸縮自在(非自動)モードで動作す
る。伸縮自在モードでは、SIUによる各フレームの送受
信はCPUが制御する。
自動モードおよび伸縮自在モードのいずれにおいて
も、短いフレーム、形成中断したフレーム、または不良
CRC含有フレームはSIUで無視される。SDLCプロトコルは
メッセージの所要バッファ処理を各伝送方向につき一つ
に限定し、したがって未決(すなわち、入力未確認の)
メッセージの数を各伝送方向につき一つに限定するよう
設計してある。
BCCバスメッセージは基本フォーマットのSDLCフレー
ムで構成する。
1次MUXカードも含めてMUXカード119およびCCU123の
各々には特有の局アドレスを割り当てる。1次MUXカー
ドはメッセージの宛先の判定のため局アドレスバイトを
用いる。2次MUXカードおよびCCUの各々は送信中の2次
局であることを表示するように応答に上記局アドレスバ
イトを使用する。
第6図を参照すると、所定の加入者局141用の音声チ
ャンネルの選択および割当てを、加入者局141内の加入
者制御タスク(SCT)ソフトウェア実動化モジュール200
とRPU114との間のRCCメッセージ(すなわち、データ・
メッセージ)集線装置によりRCC経由で行う。
RCCプロトコルは2層のプロトコル、すなわちデータ
リンク層201とパケット層203とから成る。データリンク
層201はワード同期およびフレーム形成、衝突の検出お
よび解消、および誤り検出を行う。データリンク層201
はユニークワード、リンクフィールド、およびチェック
サムフィールドから成る。パケット層202はアドレス付
与、呼確立情報伝送を分担する。パケット層202は加入
者特定データ、コマンドおよび呼確立データを分担す
る。
RCCプロトコルの実動化は分割されている。パケット
層202は各加入者局SCTモジュール200内と、RPU114内の
基地局204で実動化される。データリンク層201は基地局
204におけるRCCチャンネルモジュール内のCCU123と、各
加入者局141におけるチャンネル制御タスク(CCT)ソフ
トウェア実動化モジュール205とによっ実動化される。C
CU123およびCCT205は相互間の信号伝達のためにモデム2
06および207にそれぞれ接続されている。
パケット層202は呼確立データに用いられ、音声接続
確立用に情報伝達を行う。各パケットはそのパケットに
基づく動作を表示するいくつかの受入れ可能なコードの
一つを含む。
ゲータリンク層201は、衝突(同じRFチャンネルの同
じ時間スロットへの競合)、衝突の解消、入力フレーム
と出力フレームの間のタイミング、高レベル誤り回復手
順用の動作あたりの状態情報に備える。データリンク層
の主目的は二つの下位層、すなわち(1)フレーム形成
および誤り検出をもたらすデータのカプセル化、および
(2)チャンネル割当ておよび衝突解消をもたらすリン
ク管理に分割される。
RCCの信号をモニタしているCCU123およびCCT205はす
べて各RCCスロット内の有効RCCメッセージの有無を徹底
的にチェックしなければならない。CCTは主システム同
期信号に基づき名目UW位置から±4シンボルのウィンド
ウ内でユニークワードを走査することによってこのタス
クを実行する。CCUによるRCCモニタリングは名目UW位置
から±3シンボルのウィンドウ内でユニークワードを走
査することによって行う。サーチのアルゴリズムがUWパ
ターンの発見まで、またあらゆる可能性の検査が終わる
まで、データをシフトする。UWパターンが見出される
と、RCCメッセージはRCCチェックサムが正しい場合だけ
有効と判定される。基地局204においては、サーチの成
功に引き続き、シフト情報、RCCメッセージおよび電力
情報がRPU114に送られる。加入者局141はその受信クロ
ックを基地局の主クロックと整合させるためにシフト情
報を用いる。後続のRCCメッセージはSCT200に転送され
て処理される。
電力立上がりのあと、リセット動作のあと、または長
時間にわたるモニタのみの動作のあと、加入者局141が
逆方向制御チャンネル経由で送信を行おうとする場合
は、正しい送信電力レベルを迅速かつ正確に決定しなけ
ればならない。距離および大気状態によっては、加入者
局141と基地局204との初期交信が、加入者局送信電力を
所要利得数値桁内の値に調整するまで不可能になる。加
入者局141に余計な出力電力を生じさせないようにしな
ければならない。すなわち他の加入者局からの送信と干
渉を生ずることがあるからである。
この初期調整を容易にするために、基地局CCU123は各
順方向チャンネルRCCバーストで逆方向チャンネルRCC電
力の概略的目安をフィードバックする。基地局204の受
信した各逆方向チャンネルバーストは四つの値の一つに
量子化されるAGCレベルを有する。量子化レベルをチャ
ンネル受信に続き直ちに順方向チャンネルバーストで送
信する。RCCリンクバイト#1の2ビットをこの目的に
留保してある。電力情報は逆方向チャンネルバーストの
複合化が成功したか否かに無関係に送信される。電力レ
ベル値も順方向チャンネルRCCバーストの実際の内容と
は全く無関係である。
加入者局141が逆方向チャンネルRCC送信に続いて基地
局CCU123からの有効RCC入力確認を受信した場合は、電
力レベル情報は使われない。RPU114応答の一部として後
でフィードバックされる電力情報およびタイミング情報
は所要調整用に用いられる。
加入者局141が基地局CCU123から所期どおりの入力確
認を受信しない場合は、電力フィードバック値は送信電
力局部調整の決定のために用いられる。
加入者局141は順方向チャンネル内のRCCメッセージ
を、逆方向チャンネルの先行フレームで送信したのち監
視することによって衝突を検出する。衝突が発生したと
加入者局が判定した場合は、その加入者局は衝突バック
オフ・アルゴリズムを実行する。同じ局のCCU123は、受
信したRCCメッセージを順方向チャンネル経由で返送しR
CCリンク・バイト#1内のバースト型式ビットを「RCC
入力確認」にセットしてそのメッセージにACKのフラグ
をたてることにより、送信を確認する。
衝突のために送信の試行が終結した場合は、この試行
は成功するまであるいは試行4回(もとの試行1回プラ
ス3回)がいずれも衝突のために終結するまで加入者局
141によって再試行される。なお、あるフレームの送信
の試行は後続のフレームの送信前にすべて完了してい
る。再送信のスケジューリングは制御されたランダム化
処理で決定される。加入者局141が衝突を検出した場合
は、その加入者局は再送信の試行の前にスロット時間の
整数倍だけ遅延させる。4回の試行がいずれも不首尾に
終わった場合は、誤りを報告する。
RCCメッセージ送信中に発生する誤りの検出にはCCITT
巡回冗長符号検査(CRC)を用いる。CRCアルゴリズムは
予め定められたビット系列によるデータブロックの分割
とその分割の残余の部分をそのデータブロックの一部と
して送信することを含む。16ビットCCITT CRCを発生す
る多項式は次のとおりである。
P(X)=1+X5+X12+X16 (式1) RPU114は、所定の外部通信回路網ポートと所定の加入
者局141との間の接続を、所定の割当てルーチンにした
がってモニタ出力の状態に応答して割り当てられる時間
スロットにわたって完結させる。CCU123は、割当て時間
スロットを所定の加入者局に接続するMUXカード119に接
続され、各CCU123は複数の割当て時間スロットを対応の
複数の加入者局141に接続する。
所定の割当てルーチンは、あるCCU123と関連する時間
スロット全部の割当てをもう一つの活性CCU123関連の時
間スロット割当ての前に行うことと、直前に割り当てら
れた時間スロット間連のCCU123に接続されたMUXカード
とは異なるMUXカード119に接続されたCCU123関連の時間
スロットを次に割り当てることとを含む。この所定の割
当てルーチンによれば、選択基準は作動中の電力増幅器
121の個数の制限により電力を節減すること、互いに異
なるT1トランクの最初の時間スロットを回避することで
ある。すなわち、1次BCCリンクが作動不能になったと
きT1トランクの最初の時間スロットをバックアップBCC
リンクとして用いることができるようにそれを留保して
おくのが望ましいからである。
時間スロット割当て要求が生じると、すでに活性状態
にあるRFチャンネル内の空きの時間スロットをまずサー
チする。T1スパン全部の走査を、直前の割当てRFチャン
ネルのCCUに接続されたMUXカードへのT1トランクから始
めるように行う。この走査を受けているT1トランクに接
続された活性化ずみのRFチャンネルのいずれにも空きの
時間スロットがない場合は、サーチはそれ以外のT1スパ
ンに進む。その新たなT1スパンのいずれかに接続された
活性化ずみのRFチャンネルのいずれにも空きの時間スロ
ットがない場合は、直前の活性化RFチャンネルのCCUに
接続されたT1スパン以外のT1スパンについてのT1トラン
クにCCUおよびMUXカードで接続されて未使用RFチャンネ
ルをサーチする。それら他のT1スパンに接続された未使
用のRFチャンネルのいずれにも空きの時間スロットがな
い場合は、未使用RFチャンネルのサーチを直前の活性化
時間スロット対応のCCUに接続されたT1スパンに進め
る。
第1図を参照すると、反響消去装置116はトランク経
由で伝達されてきた音声信号の反響を消去する。RPU114
は、RPUの割り当てた時間スロットの期間中だけ反響消
去装置116の動作をイネーブルして音声信号を搬送する
ように電線路210によって反響消去装置116に接続してあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基地局の拡張した実施例のブロック
図、 第2図は第1図の基地局に含まれるMUXカードのブロッ
ク図、 第3図は第1図の基地局内でRPUにより命令される通常
の呼処理論理の流れを示す概略図、 第4A図および第4B図は第1図の基地局内の交換機/RPUイ
ンタフェース装置の機能ブロック図、 第5図は第1図の基地局内の交換機/RPUインタフェース
装置への交換機およびRPUの接続の詳細を示すブロック
図、 第6図は第1図の基地局と各加入者局との間の信号伝達
層を示すブロック図である。 [符号の説明] 110……電話局(局線)端末 111……遠隔端末 113……集線装置 114……遠隔接続プロセッサ 115……集線装置/遠隔接続インタフェース装置 116……反響消去装置 119……マルチプレクサ 120……チャンネル・モジュール 125……外部公衆通信回路網 128……トランク 141……加入者局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テランス ステファン コリンズ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92111 サンディエゴ,マウント アブ ラハム アヴェニュー 3884 (72)発明者 マーティン キース シュレーダー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92126 サンディエゴ,ヴァルドスタ アヴェニュー 8191 (72)発明者 ブライアン グレゴリー キアナン アメリカ合衆国 ニュージャージー州 08043 ヴァヒーズ,レッドストーン リッジ 31 (72)発明者 ジョナサン ウィリス メクリング アメリカ合衆国 メリーランド州 21401 アナポリス,フォーブス スト リート 304ジェイ (72)発明者 トーマス イー.フレッチャー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92123 サンディエゴ,ステラー ドラ イヴ 3474 (72)発明者 ウエンドリン アール.エイヴィス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92117 サンディエゴ,ヒュアファノ アヴェニュー 4330 (72)発明者 グレゴリー テイ.サフィー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92124 サンディエゴ,オロズコ ロー ド 10333 (72)発明者 カール ジェイ.ジョンソン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92009 カールスバッド,チリキイ レ ーン 6428 (56)参考文献 特開 昭60−250736(JP,A) 特開 昭61−218297(JP,A) 電子通信学会論文誌 ’81/9 Vo l.J64−B,No.9 P1016− 1023,1981

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加入者局(141)と外部通信回路網(125)
    との間の通信装置であって、 前記外部通信回路網(125)と通信できる局線端末装置
    (110)と、 通信端末装置(111)と通信できる前記局線端末装置(1
    10)内のプロセッサであって前記局線端末装置(110)
    と前記通信端末装置(111)との間の情報信号および制
    御信号の通信を制御するプロセッサ(114)と、 前記通信端末装置(111)内の複数のチャンネル・モジ
    ュールであって、多数の時間スロットをそれぞれ有する
    複数の無線通信周波数経由の複数の前記加入者局(14
    1)との間の交信を、特定の加入者局との交信のための
    特定の周波数および時間スロットが必要に応じて動的に
    割り当てられるように行う複数のチャンネル・モジュー
    ル(120)と を含む通信装置において、 前記チャンネル・モジュール(120)と前記局線端末装
    置(110)との間の通信を制御する前記通信端末装置(1
    11)内の少なくとも一つの制御装置(119)を含むこと
    と、 前記局線端末装置(110)と前記通信端末装置(111)と
    の間の通信が、これら端末装置の各々の発信し受信する
    情報信号、すなわち前記局線端末装置(110)から前記
    プロセッサ(114)による制御により前記通信端末装置
    (111)に送信される前記外部通信回路網(125)からの
    信号を含む情報信号および前記通信端末装置(111)か
    ら前記制御装置(119)による制御により前記局線端末
    装置(110)に送信される前記加入者局(141)からの信
    号を含む情報信号であって前記局線端末装置(110)と
    前記通信端末装置(111)との間の通信チャンネルの多
    数の動的に割り当てられた順次繰返し時間スロットに伝
    達された情報信号経由で行われることと、 前記局線端末装置(110)と前記通信端末装置(111)と
    の間の制御信号伝送のための制御チャンネル(BCC)が
    これら端末装置の両方から発信できること とを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】前記制御装置(119、144)が複数のチャン
    ネルを搬送する経路(137)経由でチャンネル・モジュ
    ール(120)に接続されており、前記無線通信周波数の
    時間スロットと前記経路(137)上のチャンネルとの間
    の信号伝達を行うように作用することを特徴とする請求
    項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】前記局線端末装置(110)が集線装置(11
    3)を含むことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 【請求項4】前記局線端末装置(110)が前記通信端末
    装置(111)から隔てられていることを特徴とする請求
    項1記載の通信装置。
  5. 【請求項5】加入者局(141)と複数のポート(126)を
    備える外部通信回路網(125)との間の通信装置であっ
    て、 局線端末装置(110)と少なくとも一つの制御装置(11
    9,144)を備える通信端末装置(111)との間で通信チャ
    ンネルを形成する少なくとも一つのトランク(128)を
    含み、 前記制御装置(119、144)が複数のチャンネル・モジュ
    ール(120)に結合されて多数の順次繰返し時間スロッ
    トを多重化無線周波数チャンネルにそれぞれ形成し、そ
    れら周波数および時間スロットが入来呼または呼要求に
    応答し所定の割当てルーチンにしたがって割り当てられ
    ており、それによって、前記複数のポート(126)から
    前記加入者局(141)への同時通信を前記周波数チャン
    ネルのいずれかを通じて可能にしており、 前記トランク(128)を前記ポート(126)に接続する局
    線端末装置(110)をさらに含む通信装置において、 基地局制御チャンネル(134)経由で局線端末装置(11
    0)内で作動し、所与の外部通信回路網ポート(126)と
    前記制御装置(119)との間の前記通信チャンネルの動
    的に割り当てられた時間スロットによる接続を前記局線
    端末装置(110)に完結させるプロセッサ(114)を備
    え、 前記複数のチャンネル・モジュール(120)が前記割り
    当てられた無線周波数チャンネルのいずれかを経由して
    通信信号を所与の加入者局に結合し、 前記チャンネル・モジュール(120)が前記トランク(1
    28)経由で搬送される前記通信チャンネルの前記時間ス
    ロットおよび前記無線周波数チャンネルの前記割り当て
    られた周波数および時間スロットに前記制御装置(11
    9、144)によってそれぞれ結合されている ことを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】前記局線端末装置(110)が集線装置を含
    む請求項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】ジッタを減少させるとともに受信信号中の
    同期ずれを制御する制御手段を備えることを特徴とする
    請求項5記載の通信装置。
  8. 【請求項8】複数のフレームを含むフレームバッファ
    (150)を備え、 初期所定分離を有する前記フレームの各々の中の選ばれ
    たアドレスが選ばれたチャンネル割当てに対応している
    ことを特徴とする請求項7記載の通信装置。
  9. 【請求項9】前記トランク経由で伝達されてきた音声信
    号の反響を消去する反響消去装置(116)を備え、 前記プロセッサ(114)と前記反響消去装置(116)と
    を、前記反響消去装置の動作を前記音声信号の搬送用に
    前記プロセッサの割り当てたタイムスロットの期間中だ
    けイネーブルするように結合してある ことをさらに特徴とする請求項5記載の通信装置。
  10. 【請求項10】各チャンネル・モジュール(120)が複
    数の無線周波数時間スロットを割当てルーチンにしたが
    って対応の複数の加入者局に結合し、 前記割当てルーチンが、所与のチャンネル・モジュール
    関連の無線周波数時間スロットのすべての割当てを、も
    う一つのチャンネル・モジュール関連の時間スロットの
    割当ての前に行うことを含んでいる ことをさらに特徴とする請求項5記載の通信装置。
  11. 【請求項11】前記局線端末装置(110)と前記通信端
    末装置(111)との間にありこれら端末装置の間で制御
    信号を伝達する制御チャンネルを備えることをさらに特
    徴とする請求項5記載の通信装置。
  12. 【請求項12】音声符復号装置(VCU)(124)を前記プ
    ロセッサ(114)からのコマンド信号に応答して前記チ
    ャンネル・モジュール(120)により所与の加入者局に
    結合し、前記プロセッサ(114)が入来呼または呼要求
    に応答して前記コマンド信号を送出し前記制御装置によ
    り所定の時間スロットに結合されていることをさらに特
    徴とする請求項6記載の通信装置。
  13. 【請求項13】前記チャンネル・モジュール(120)
    が、前記制御チャンネル(134)に応答して、所与の周
    波数チャンネルの所与の無線周波数時間スロットに前記
    プロセッサ(114)が割り当てた無線周波数制御チャン
    ネル経由で制御信号を加入者局に伝達する ことを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  14. 【請求項14】前記制御装置(119)および前記チャン
    ネル・モジュール(120)が、前記通信装置の交信相手
    の加入者局の数の変動に応じて前記システムに追加した
    り前記システムから撤去したりすることのできるモジュ
    ール状になっていることを特徴とする請求項5記載の通
    信装置。
  15. 【請求項15】前記局線端末装置(110)を前記通信端
    末装置(111)から隔てて配置してあることを特徴とす
    る請求項5記載の通信装置。
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