JP2978708B2 - 複合型斜角探触子 - Google Patents

複合型斜角探触子

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JP2978708B2
JP2978708B2 JP6012685A JP1268594A JP2978708B2 JP 2978708 B2 JP2978708 B2 JP 2978708B2 JP 6012685 A JP6012685 A JP 6012685A JP 1268594 A JP1268594 A JP 1268594A JP 2978708 B2 JP2978708 B2 JP 2978708B2
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匡弘 松重
直樹 高杉
洋次 田中
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Nippon Steel Corp
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Mitsubishi Electric Corp
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は鋼板や鋼管の溶接部の
超音波探傷試験に使用する斜角探触子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は配管技術(1990年10月P8
1〜P87)に掲載された従来の斜角探触子の構造を示
す図である。図において1aから1fは送受信兼用型の
複数個の振動子、2aから2fはくさび、3は吸音材、
4は試験体、5はそれぞれのくさび2aから2fの境界
面、6は試験体中を伝搬する超音波、7はくさび中を伝
搬する超音波である。
【0003】従来の斜角探触子は超音波の送信と受信を
同一の振動子1aから1fで行う一探法であり、一つの
振動子1bから送信された超音波はくさび2bを経由し
て試験体4表面に到達し、試験体4表面で試験体4の中
に伝搬する超音波6と再びくさび2bに反射伝搬する超
音波7に分割される。くさび2bの中を伝搬する超音波
7はくさび2bの中で多重反射したり、くさび2bの中
をジグザグに伝搬したりする。一方、試験体4の中に伝
搬する超音波6は振動子1aから1fの配列間隔を所定
のビーム幅より狭くすることにより振動子1aから1b
の配列数に応じた比較的に均一で広いビーム特性が得ら
れるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の斜角探触子では
一探法で超音波の送受信を行っているため、くさび2a
から2fの中をジグザグに伝搬する超音波7が表面エコ
ーの後方に発生して不感帯を増大させ、かつ、くさび2
aから2fの中で発生する2回目の多重反射波の位置を
試験体4の最大測定距離より後方に出るようにするため
にくさび2aから2fの長さを長くする必要があり、感
度低下と探触子寸法の増大をまねく課題があった。ま
た、音響結合モニター用の振動子が具備されていないた
めに自動探傷装置として使用する場合の試験結果の信頼
性が低下する課題があった。
【0005】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたものであり、表面エコーの発生レベルを小さく
して不感帯を小さくし、くさび長さも試験体の板厚に左
右されない斜角探触子を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明における複合型
斜角探触子においては送信用のくさびと受信用のくさび
をそれぞれ有し、上記送信用のくさびと受信用のくさび
との間に音響遮蔽板を設け、上記送信用くさびに固定さ
れる複数個の送信用振動子と受信用くさびに固定される
複数個の受信用振動子は互いに千鳥状に配置したもので
ある。
【0007】また、複数個の送信用振動子と複数個の受
信用振動子のそれぞれを個別に送信及び受信できるよう
に振動子の数と1対1にコネクタを設けたものである。
【0008】また、送信用くさびの前方に音響結合モニ
ター用の送信振動子を設けたものである。
【0009】
【作用】上記のように構成された複合型斜角探触子は送
信用くさびと受信用くさびをそれぞれ有し、音響遮蔽板
により送信用くさびと受信用くさびを音響的に分離して
いるため表面エコーレベルを低減でき、その結果不感帯
を小さくでき、また、くさびの多重反射波も発生しにく
いため試験体の板厚に左右されずにくさび長さを決定で
きるために必要以上の感度低下を防止でき、さらに、音
響結合モニター用振動子を備えているため、自動探傷試
験における高い信頼性を確保できる。
【0010】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す斜視図、図
2は上面図、図3は側面図、図4は超音波ビームプロフ
ィルである。図において8は送信用くさび、9は受信用
くさび、10aと10bは送信用振動子、11aから1
1cは受信用振動子、12は音響遮蔽板、13は音響結
合モニター用送信振動子、14aから14fはコネク
タ、15aから15dは超音波ビームプロフィルであ
る。
【0011】上記のように構成された複合型斜角探触子
においては送信用くさび8の上部は複数個の送信用振動
子10a、10bを試験体4の表面に所定の角度で固定
するために鋸歯状の形状をしており、それぞれの振動子
10aと10bの間には境界面がない一体構造となって
いる。従って、くさび8の中でジグザグに伝搬する超音
波は発生しない。受信用くさび9についても送信用くさ
びと同一の構造で、複数個の受信用振動子11aから1
1cの配列が送信用振動子に対して千鳥状になるように
配列してある。また、上記送信用くさび8と受信用くさ
びとの間にはコルク材等から成る音響遮蔽板が設けられ
ている。
【0012】また、上記のように構成された複合型斜角
探触子ではそれぞれの振動子10a、10b、11aか
ら11cに1対1に対応して送受信機と接続するための
コネクタ14aから14fが設けられているため、それ
ぞれの振動子10a、10b、11aから11cに感度
差がある場合でも送受信機で調整することが可能とな
り、超音波ビームプロフィル15aから15dとして均
一な特性を得ることができる。
【0013】また、上記のように構成された複合型斜角
探触子では送信用くさび8の前方に受信用振動子11a
から11cに対向する角度で音響結合モニター用振動子
13が備えられ、上記音響モニター用振動子13から発
生した超音波は試験体4の底面でバウンドして受信用振
動子11aから11cのいずれかで受信できる。
【0014】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を有する。
【0015】送信用くさびと受信用くさびが音響遮蔽板
で分割されており、かつ、それぞれの振動子の間に境界
面が存在しないため、表面エコーレベルを小さくできる
とともに、表面エコーの後方に不要な反射波を発生させ
ない、不感帯の小さい探触子を構成できる。
【0016】送信用振動子と受信用振動子の数に1対1
で対応したコネクタを備えているため、探触子単体で生
じる感度バラツキを容易に補正可能となり、超音波ビー
ムプロフィルの音圧分布を均一にでき、欠陥検出の再現
性の向上ができる。
【0017】音響結合モニター用振動子を備えているた
め、自動探傷試験における試験結果の信頼性を確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施例を示す上面図である。
【図3】この発明の実施例を示す側面図である。
【図4】この発明による超音波ビームプロフィル図であ
る。
【図5】従来の斜角探触子を示す図である。
【符号の説明】
8 送信用くさび 9 受信用くさび 10 送信用振動子 11 受信用振動子 12 音響遮蔽板 13 音響結合モニター用振動子 14 コネクタ 15 超音波ビームプロフィル
フロントページの続き (72)発明者 田中 洋次 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会 社 鎌倉製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 29/00 - 29/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験体中に横波を斜めに伝搬させる斜角
    探触子において、2個以上の複数個の送信用振動子と、
    上記送信用振動子を試験体表面に対して所定の角度で配
    置し、かつ、複数個の送信用振動子の間隔を一定に保つ
    ための送信用くさびと、3個以上の複数個の受信用振動
    子と、上記受信用振動子を試験体表面に対して所定の角
    度で配置し、かつ、上記送信用振動子の配列方向におい
    て受信用振動子を送信用振動子と千鳥状に配列させる受
    信用くさびと、上記送信用くさびと受信用くさびとの境
    界面にコルク材等から成る音響遮蔽板とを設けた事を特
    徴とする複合型斜角探触子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複合型斜角探触子におい
    て、それぞれの送信用振動子と受信用振動子を独立に送
    受信できるように振動子の数と1対1の対応で送受信機
    との接続用コネクタを設けた事を特徴とする複合型斜角
    探触子。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の複合型斜角探触子におい
    て、送信用くさびの前方に、試験体の板厚が変化しても
    複数個の受信用振動子のいずれかに超音波が必ず試験体
    中を伝搬し到達するように音響結合モニター用振動子を
    備えた事を特徴とする複合型斜角探触子。
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JP3282472B2 (ja) * 1995-11-27 2002-05-13 三菱電機株式会社 複合型探触子装置
JP2006003150A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Nippon Steel Corp 斜角探触子及び超音波探傷装置

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