JP2978473B1 - 曲り材の自動曲り挽き方法及び装置 - Google Patents

曲り材の自動曲り挽き方法及び装置

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JP2978473B1 JP14022198A JP14022198A JP2978473B1 JP 2978473 B1 JP2978473 B1 JP 2978473B1 JP 14022198 A JP14022198 A JP 14022198A JP 14022198 A JP14022198 A JP 14022198A JP 2978473 B1 JP2978473 B1 JP 2978473B1
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Abstract

【要約】 【課題】 曲り材を送材車により直線移送して、移送中
に湾曲する挽面の鋸挽きされる部分が常に鋸刃先へ位置
付けされるように姿勢修正し、曲り材の自動的な曲り挽
きを可能する。 【解決手段】 送材車2付き帯鋸盤1を利用して曲り材
7を自動的に曲り挽きする方法であって、送材車2の木
掴6に把持させた曲り材7を、木掴6の移動調整により
湾曲する挽面の鋸挽きされる部分が常に帯鋸3の刃先へ
位置付けされるように姿勢修正し、送材車2により直線
移送される曲り材7を挽面7aが湾曲するように曲り挽
きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲り材の自動曲り
挽き方法及び装置。詳しくは曲り材をほぼその曲りなり
に自動的に挽く曲り挽き方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】国内の森林資源は、高齢級材が枯渇して
急速に一般材化しつつあり、この一般材の大部分を占め
る杉中目材は、およそ50%が曲り材であり、この曲り
材は直挽きすると歩留りが悪いため、直材と比較して原
木単価が安く、育林経営が極めて厳しい現状にある。し
かし、曲り材もその曲りなりに挽く曲り挽きを行えば、
製品は真っ直になってその品位が直材に直挽きしたもの
に劣らず、歩留りにおいても同等であることは一般に知
られている。
【0003】しかしながら、曲り挽きするには経験豊か
な作業者が、二人掛りでテーブル帯鋸盤のテーブル上に
曲り材を手送りして挽材をしなければならない。このた
め、作業は重労働であって、能率が極端に悪く、正確な
湾曲挽面を得ることも困難で、しかも、現今では曲り挽
きができる作業者が稀になっつたことから曲り挽きは全
く実施されていない状態である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、曲り材をその前端と後端の相対移動によっ
て、彎曲する希望挽材線の各部位が常に帯鋸と接線をな
して挽道上に位置付けされるように送材して、既存の機
械による曲り材の自動曲り挽きを可能とする曲り材の自
動曲り挽き方法及び装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係る曲り材の自動曲り挽き方法及び装置は、下
記の方法及び構成を採用することを特徴とする。 (1) 送材車付き帯鋸盤を利用して曲り材を自動的に
曲り挽きする方法であって、送材車上に曲り材を、その
背が挽道側に位置するように末口側と元口側の木掴みに
より支持させ、前記木掴みの末口側のものと元口側のも
のとを、個別の進退手段により挽道へ近付く方向と挽道
から遠のく方向へ進退調整できるようにして、送材車の
進行中に末口側の木掴みと元口側の木掴みとを、制御器
により一方が挽道へ近付くと他方が挽道から遠のくよう
に相対位置を調整し、曲り材の彎曲する希望挽材線の各
部位を順次に挽道に内接させて、この部位へ帯鋸を接線
状に切り込ませ、直進する送材車上において曲り材を希
望する挽材線通りに正確に曲り挽きすることができる。 (2) 送材車付き帯鋸盤を利用して曲り材を自動的に
曲り挽きする装置であって、送材車は、曲り材を背が挽
道側に位置するように木掴に把持させて帯鋸盤へ向って
直線移送するものであり、木掴は、曲り材の末口側と元
口側とを掴む一対が、挽道へ近付く方向と挽道から遠の
く方向に進退する進退手段を個別に備えて、各進退手段
の作動制御により、一方の木掴みが挽道に近付くと、他
方の木掴みが挽道から遠のくように相対位置を調整する
ことができるものであり、進退手段の作動を制御する自
動制御器は、末口側の木掴みと元口側の木掴との相対位
置を、木掴に支持される曲り材の彎曲する希望挽材線の
各部位が順次に挽道に内接されて行くように組んだプロ
グラムを備えて、このプログラムに基いて末口側の木掴
と元口側の木掴との進退手段の作動を制御するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る曲り材の自動
曲り挽き方法及び装置の実施形態を図面に基づいて説明
する。
【0007】図において符号1は、本発明に係る方法及
び装置に使用した送材車付き帯鋸盤である。この帯鋸盤
1は上下の鋸車3(図面には上側だけを示す)に帯鋸4
を懸張して、この帯鋸4を動力により回転させて送材車
2により移送される木材を挽材させる。
【0008】前記送材車2は、公知の走行装置(図面省
略)に駆動されてレール5を直線的に進退するもので、
前進時に後記する木掴に把持される木材を帯鋸3へ送り
込んで挽材させ、挽材を終わると待機位置へ戻す動作を
繰り返す。
【0009】木掴6は、その一対で図1、図2、図5に
示すような曲り材7の元口側と末口側を把持させるもの
で、各々は支軸8の下部に固定した受板6aと、支軸8
の上部へ移動可能にねじ9止めした鎹6bとにより構成
され、この木掴6は曲り材7の姿勢を修正するためと、
歩出しをするために進退させる必要がある。そこで、木
掴6の支軸8を回転自在に支持させた進退盤10をベー
ス11の摺動ガイド12に係合させ、この進退盤10の
上側にはサーボモータ13に駆動される送りねじ14を
配置し、ベース11の端部には前記送りねじ14を螺合
させるめねじ15を固定する。こうすれば、一対のサー
ボモータ13の回転状態、すなわち、回転方向及び回転
数をそれぞれ異ならせて、一対の送りねじ14による二
つの進退盤10の進退状態を相違させ、一対の木掴6を
一方が挽道SLに近付くと他方が挽道SLから遠のくよ
うに相対位置を調整して、曲り材7を送材車2の進行
中、図6の(a)〜(f)及び図7の(g)〜(l)に
示す通り、彎曲する希望挽材線の各部位が順次に挽道S
Lに内接されて行くように姿勢修正して、各部位へ帯鋸
4が接線状に切り込んで希望する挽材線通りの曲り挽き
を正確に行えるようにする。
【0010】最初の曲り挽きが終わると、これに引き続
いて板取り等を行う場合は、送材車2が待機位置に戻る
と、一対のサーボモータ13を同期回転させて、一対の
送りねじ14により二つの進退盤10を同様に希望する
板厚さ分だけ進め、曲り材7を均等に繰り出す歩出しを
行う。そして、前述の通り送材車2を前進させながら一
対のサーボモータ13の回転状態を変化させ、一対の送
りねじ14で二つの進退盤10及び木掴6に異なる進退
動作を行わせる。こうすれば、木掴6に支持される曲り
材7の姿勢修正が行われるため、曲り材7は最初と同じ
ように以後の曲り挽きを行われて、希望する厚さの板材
が得られ、しかも、この板材は湾曲する曲り材7からの
切り離しに伴って逐次直進し、挽き落とされるときは全
体が直材を直挽きしたと同様の真っ直ぐな板になる。
【0011】前記のように曲り材7の姿勢修正を行うた
め、一対の進退盤10を個別に進退作動させるには、木
掴6が進退盤10に対して若干の回動を行う必要があ
る。そこで、木掴6の支軸7を進退盤10へ回動自在に
支持させると共に、進行方向後側の木掴6は揺動板16
を介して進退盤10へ取り付け、一対の進退盤10と
対の木掴み6とが一方の木掴6が挽道SLに近付くと、
他方の木掴6が挽道SLから遠のく運動も支障なく行わ
れるようにし、更に、一対の木掴6はこれらに曲り材7
を把持させるときは、曲り材7と正対するように位置付
けして置く必要がある。そこで、一対の木掴6の受板6
aを連杆17により連結して前記条件が満たされるよう
にするか、両受板6aにこれらを常に曲り材7へ正対さ
せて置くように働き、曲り材7の姿勢修正の際、木掴6
に回動力が加われば木掴6を回動させ、回動力が除かれ
れば木掴6を正対位置に戻らせるばね(図面省略)を装
着しても同様の機能が果される。
【0012】前記のように曲り材7を姿勢修正して、
曲する希望挽材線の各部位を帯鋸4の刃先において順次
に挽道SLへ内接させて行くためには、一対の木掴6の
相対位置を図6の(a)〜(f)及び図7の(g)〜
(l)に示す通り刻々と変化させなければならない。こ
のため、位置を変化させるプログラムを組んで、このプ
ログラムに従ってサーボモータ13の回転状態を変換
し、一対の送りねじ14によって二つの進退盤10と木
掴6とに異なる進退動作を行わせるようにしなければな
らない。そこで、刻々に変化する木掴6の進退距離の変
化を計算式により求めながらその位置へ木掴6を移動さ
せる場合は、演算機能を備える自動制御装置18を用
い、刻々に変化する位置変化の距離を計算式や作図等に
より求めて登録して置き、この登録値に基づいて木掴6
をその位置へ移動させる場合は、記憶装置を備える自動
制御装置18を用いる。
【0013】次に、演算機能を備える自動制御装置18
による制御を説明する。この自動制御装置18により制
御するときは、まず下記の条件(図5参照)により計算
式を作成する。 (1)曲り材7の湾曲する背側を円周の一部分と見做
し、その半径をRとする。 (2)曲り材7に一対の木掴6の鎹6bを打ち込む位置
をP及びQとし、これらP及びQの初期位置は鋸刃ライ
ンSLより等距離にあるものとする (3)帯鋸4の刃は曲り材7の湾曲する挽面7aの鋸挽
きされる部分へ常に接線状に切り込むものとする。 (4)曲り材7の背張り高さ(曲り材7の背側の両端を
結ぶ線から中高の頂が出っ張る寸法)をHとする。 (5)帯鋸4により挽材される位置と進行方向前側の鎹
6bの打ち込み位置Pとの距離をXとする。 (6)曲り材7の長さは一対の鎹6b間の距離Lと、一
対の鎹6bの両側へ出っ張る長さAの2倍の和、すなわ
ち、L+2Aである。 従って、曲り材7の湾曲する背側の円弧の半径を求める
と、
【0014】
【数1】
【0015】次に、帯鋸4の刃先が曲り材7の挽き始め
位置Sにあるときの曲り材7の姿勢を求める。この姿勢
を決めるには、前記(3)の条件を満足させるようにP
位置とQ位置を求めればよい。P位置とQ位置の鋸刃ラ
インSLからの距離をY1、Y2とすると、Y1とY2
とは、P位置とQ位置とが挽道SLから等距離にあると
きの挽道SLからP位置までの距離をPとして数2、数
3により求められる。
【0016】
【数2】
【0017】
【数3】
【0018】しかし、曲り材7の挽き始め位置S1から
中間位置S3までは前側の木掴6が前進し、後側の木掴
6が後退する回動運動が進行方向前側の鎹6bの位置P
を中心として起こるため、鎹位置PとQを結ぶ直線とそ
の初期位置とがなす角度θは+方向に増加し、この角度
θは数4により求められる。
【0019】
【数4】
【0020】角度θの+方向の変化が起こる場合のY2
は数5により求められる。
【0021】
【数5】
【0022】また、曲り材7の中間位置S3から挽き終
わり位置S5までは進行方向前側の木掴6が後退し、後
側の木掴6が前進する回転運動が進行方向前側の鎹6b
の位置Pを中心として起こるため、鎹位置PとQを結ぶ
直線とその初期位置とがなす角度θを−方向に増加する
もので、この角度θは数6により求められる。
【0023】
【数6】
【0024】角度θの−方向の変化が起こる場合、進行
方向後側の木掴6の移動寸法Y2は数式7により求めら
れる。
【0025】
【数7】
【0026】前記のように作成した計算式を自動制御装
置18の演算装置(図面省略)へ入力して、演算装置に
より一対の木掴6が刻々位置変化する距離を演算させつ
つ、その算出距離Y1、Y2だけ前後の木掴6を送りね
じ14により移動させるようにサーボモータ13の回転
状態を制御する。この場合、操作盤18aには選択事項
の曲り材7の長さLの選択スイッチS1と、背張り高さ
Hの選択スイッチS2とを設けて、挽材時、作業者が曲
り材7を見てその長さLと背張り高さHを判断し、その
判断値に合致する選択スイッチS1とS2とを押す。す
ると、その長さLと背張り高さHに適合する計算式が選
択されて、この計算式で円弧をなす挽面7aの鋸挽きさ
れる部分が帯鋸4の刃先に位置付けされるように前後の
木掴6を移動させる距離Y1、Y2が算出され、これに
伴い自動制御装置16は算出値に基づいてサーボモータ
13の回転状態を制御して、送りねじ14により一対の
進退盤10及び木掴6を移動させるから、この木掴6の
移動距離Y1、Y2の変化に伴って生ずる曲り材7の姿
勢修正の状態を長さ4m、背張り高さ50mmの曲り材
7について例示したのが、図6(a)〜(f)と図7
(g)〜(l)及び表1であり、これらの図、及び表に
より挽面7aが円弧をなす曲り材7を送材車2により直
線移送してもその背側をほぼその曲りなりに自動的に正
確に曲り挽きされる。
【0027】
【表1】
【0028】一対の木掴6が位置変化する距離Y1とY
2は、前記のように計算式で求められるし、キャド等に
よる作図でも求められるから、曲り材7の長さLや背張
り高さHの違うものに対応する各種の位置変化の距離Y
1とY2を求めて、記憶装置を備える自動制御装置(図
面省略)の記憶装置に登録して置き、この登録データを
操作盤に設けた2組の選択スイツチにより選択して挽材
すれば、自動制御装置が登録されたY1とY2の距離だ
け前後の木掴6を送りねじ14で移動させるように一対
のサーボモータ13の回転状態を制御するから、この場
合も曲り材7をその曲りなりに挽く曲り挽きが自動的に
行われる。
【0029】前記の場合、曲り材7の曲りが円の一部を
なすものと見做したものであるが、曲り材7によっては
曲りが楕円の一部と見做される場合もあるから、この場
合はこの楕円に基づいて計算式を作るか、又は、作図し
て一対の木掴6が位置変化する距離を求めるようにす
る。
【0030】前記のように送材車2付きの帯鋸盤1によ
り最初の曲り挽きが終わるときは、一対の木掴6が鋸刃
ラインSL線と平行する待機位置に戻るから、これに伴
い、サーボモータ13により前後の木掴6を均等に繰り
出して曲り材7の歩出しを行い、送材車2の前進に伴い
曲り材7の姿勢を修正しつつ帯鋸4による挽材を行わせ
れば、曲り挽きによる板取りを送材車2付きの帯鋸盤1
によって自動的に行える。しかし、送材車2付きの帯鋸
盤1により最初の曲り挽きが終わったとき、曲り材7を
前後の木掴み6より外してローラー帯鋸盤19へ移し、
その送りローラー20により曲り材7の湾曲する挽面7
aを定規21へ押し付けてテーブル22上を送れば、曲
り材7は定規21に接する湾曲挽面7aを基準に曲線移
送されて、以後の曲り挽きをローラー帯鋸盤19により
自動的に行われるものである。
【0031】又、ローラー帯鋸盤19による曲り挽きに
おいては、曲り材7から反りや割れを起こし易い芯持ち
部7bを除く芯去り挽きも簡単にできる。すなわち、ロ
ーラー帯鋸盤19の定規21をサーボモータ23等によ
り移動調整できる構成として、芯去り挽きの際は、帯鋸
24と定規21の距離が挽き始めと挽き終わりとで図9
に示すようにt1からt2に変化するように定規21を
移動調整すれば、曲り材7から反りや割れを起こし易い
芯持ち部7bを除く芯去り挽きが自動的に確実に行われ
る。尚、この芯去り挽きは、送材車2付きの帯鋸盤1に
おいても、曲り材7が芯持ち部7bの末口側と元口側と
でt1とt2の寸法差を生ずるようにプログラムを組ん
で置いて一対の木掴6を操作すれば前記ローラー帯鋸盤
19と同様に芯去り挽きを自動的に確実に行わせること
ができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の効果 送材車の木掴に曲り材
を支持させて、これを直線移送する間に湾曲する希望挽
材線の各部位が帯鋸4の刃先において順次に挽道SLへ
内接して行くように姿勢修正するため、曲り材の曲り挽
きを送材車付きの帯鋸盤により自動的に正確に行えて、
しかも、製品の品位及び歩留は直材を直挽きしたものと
同等である。従って、一般の杉中目材でも収益が向上し
て悲観的な現状にある育林経営の改善に有効である。請
求項2の効果 既存の送材車付き帯鋸盤における木掴を
改造して、その進退手段の自動制御装置を設けるだけ
で、曲り材の姿勢修正を自動的に行なわせて湾曲する
望挽材線の各部位を帯鋸4の刃先において順次に挽道S
Lへ内接させて行くことができるため、従来、経験豊か
な作業者にしかできなかった曲り挽きを誰でも簡単に行
うことができて、しかも、作業者によって製品に優劣の
差が出ることもなく、装置への改造,あるいは新設を行
っても費用が安くて経済状態が悪い現今においても容易
に設置して曲り材の曲り挽きを実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明に係る曲り材の曲り挽き方法及び装置
に使用したし送材車付き帯鋸盤の全体図である。
【図2】送材車に設けた一対の木掴に曲り材を把持させ
た状態の拡大平面図である。
【図3】進行方向前側の木掴の進退手段の構造を示す拡
大側面図である。
【図4】進行方向後側の木掴の進退手段の構造を示す拡
大側面図である。
【図5】湾曲する挽面の鋸挽きされる部分が常に帯鋸の
刃先へ位置付けされるように曲り材を姿勢修正するため
前後の鎹位置を計算する計算式に用いた諸条件の説明図
である。
【図6】(a)〜(f)は曲り材を曲り挽きする工程の
前半における曲り材の姿勢と木掴の位置との関係を示す
説明図である。
【図7】(g)〜(l)は曲り材を曲り挽きする工程の
後半における曲り材の姿勢と木掴の位置との関係を示す
説明図である。
【図8】二回目以降の曲り挽きをローラー帯鋸盤により
行う状態を示す平面図である。
【図9】ローラー帯鋸盤により心去り挽きを行う状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 帯鋸盤 2 送材車 4 帯鋸 6 木掴 6a 受板 6b 鎹 7 曲り材 7a 挽面 14 進退手段 18 自動制御装置 19 ローラー帯鋸盤 20 送りローラー 21 定規
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−10901(JP,A) 特開 昭54−51099(JP,A) 特公 平7−96201(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27B 13/00 B27B 29/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送材車付き帯鋸盤を利用して曲り材を自
    動的に曲り挽きする方法であって、 送材車上に曲り材を、その背が挽道側に位置するように
    末口側と元口側の木掴みにより支持させ、 前記木掴みの末口側のものと元口側のものとを、個別の
    進退手段により挽道へ近付く方向と挽道から遠のく方向
    進退調整できるようにして、 送材車の進行中に末口側の木掴みと元口側の木掴みと
    を、制御器により一方が挽道へ近付くと他方が挽道から
    遠のくように相対位置を調整し、 曲り材の彎曲する希望挽材線の各部位を順次に挽道に内
    接させて、この部位へ帯鋸を接線状に切り込ませ、 直進する送材車上において曲り材を希望する挽材線通り
    に正確に曲り挽きすることができることを特徴とする曲
    り材の自動曲り挽き方法。
  2. 【請求項2】 送材車付き帯鋸盤を利用して曲り材を自
    動的に曲り挽きする装置であつて、 送材車は、曲り材を背が挽道側に位置するように木掴に
    把持させて帯鋸盤へ向って直線移送するものであり、 木掴は、曲り材の末口側と元口側とを掴む一対が、挽道
    へ近付く方向と挽道から遠のく方向に進退する進退手段
    を個別に備えて、各進退手段の作動制御により、一方の
    木掴みが挽道に近付くと、他方の木掴みが挽道から遠の
    くように相対位置を調整することができるものであり、 進退手段の作動を制御する自動制御器は、末口側の木掴
    みと元口側の木掴との相対位置を、木掴に支持される曲
    り材の彎曲する希望挽材線の各部位が順次に挽道に内接
    されて行くように組んだプログラムを備えて、このプロ
    グラムに基いて末口側の木掴と元口側の木掴との進退手
    段の作動を制御するものであることを特徴とする曲り材
    の自動曲り挽き装置。
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