JP2977146B2 - 遮音構造体とその製造方法 - Google Patents

遮音構造体とその製造方法

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浩 菅原
啓樹 永山
雄五郎 増田
章祐 奥
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダッシュパネルに取
付けられる自動車用インシュレータダッシュ等に好適な
遮音構造体及びその製造方法に関するもので、特に、防
音性能を向上させた遮音構造体ならびにその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図12に示すように、エンジン
ルームEと車室Rとを区画するダッシュパネル1の車室
内面上には、エンジンルームEから車室Rへの騒音の伝
播を防止するために、インシュレータダッシュ2が設置
されている。
【0003】このインシュレータダッシュ2は、図13
に示すように、充填材を混入した塩ビシート,ゴムシー
ト等、比較的高密度の遮音材層3と、フェルト,ポリウ
レタンフォーム,不織布等、多孔質基材からなる吸音材
層4との積層構造体が一般に使用されている。
【0004】そして、上記吸音材層4によりエンジンル
ームEからの騒音を吸音するとともに、ダッシュパネル
1と遮音材層3との2重壁遮音効果により、上記吸音効
果と併せて良好な防音特性を発揮するように構成されて
いる。
【0005】ところで、最近ではダッシュパネル1の面
形状に正確にフィットするように、吸音材層4として成
形吸音材を使用することが主流である。例えば、繊維系
のものは、化繊や綿にバインダ樹脂を添加し、プレスで
成形する。この場合、熱可塑性タイプのバインダ樹脂と
しては、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などの
熱融着繊維などが使用され、また熱硬化性タイプのバイ
ンダ樹脂としては、フェノール樹脂が使用されることが
多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インシュレータダッシュ2においては、ダッシュアッパ
ー部など、インシュレータダッシュ2の設定スペースの
確保が困難な箇所では、吸音材層4が薄肉成形となり、
硬くなる。
【0007】また、一般部位でも保形性の点から、面剛
性がもたされており、特にホットプレス成形品は表面が
硬くなりがちである。
【0008】このように、吸音材層4が硬いと、図14
に示すように、ダッシュパネル1の振動をこの吸音材層
4を介して遮音材層3に伝達しやすく、遮音材層3の振
動が騒音となり、車室内の静粛性を阻害するという問題
点が指摘されている。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、成形体からなる吸音材層を使用した自動車
用インシュレータダッシュ等の遮音構造体において、車
体パネルからの振動を遮音材層に伝達するのを抑える機
能をもつ吸音材層を使用することにより、防音性能を著
しく高めた遮音構造体およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、振動、騒音等が入射する外部との間を鋼
板などの隔壁によって、遮蔽されている構造体で、前記
隔壁の内側に当接設置され、遮音を目的として設置され
る遮音材層と成形吸音材層とを積層一体化してなる遮音
構造体において、前記成形吸音材層は、隔壁の面形状に
即して形成された形状を保持する保形吸音材層と、隔壁
からの振動を減衰する柔軟性吸音材層とからなる積層構
造体であることを特徴とする。
【0011】上記成形吸音材層のうち、柔軟性吸音材層
は、隔壁側に設定しても、遮音材層側に設定してもよ
く、また、保形性吸音材層の間に柔軟性吸音材層をサン
ドイッチ状に介挿してもよい。
【0012】さらに、本発明に係る遮音構造体の製造方
法は、熱可塑性合成樹脂繊維50〜80重量部、熱融着
性繊維50〜20重量部とからなり、目付け量250〜
1500g/m 2の嵩高性不織布マットと、熱可塑性合
成樹脂繊維100〜70重量部、熱融着性繊維0〜30
重量部とからなり、目付け量150g/m 2以下の嵩高
性不織布マットとニードルパンチ工程、熱風加熱工程に
より一体化して、積層不織布マットを形成し、予熱軟化
させた後、コールドプレス成形用型内にて成形吸音材層
を所要形状にプレス成形することを特徴とする。
【0013】保形性吸音材層の素材としては、熱融着性
繊維よりも高い融点を有する、ナイロン,ポリアクリロ
ニトリル,ポリアセテート,ポリエチレンテレフタレー
ト等の熱可塑性合成樹脂繊維50〜80重量部と、ポリ
エチレン,ポリプロピレン,線状ポリエステル,ポリア
ミド等、低融点の熱融着性繊維50〜20重量部とから
なり、カード式工法により嵩高に形成された不織布マッ
トであり、その目付け量は250〜1500g/m 2
ある。
【0014】他方、柔軟性吸音材層の素材としては、保
形性吸音材層に使用する合成繊維と同様のものが使用で
き、ナイロン,ポリアクリロニトリル,ポリアセテー
ト,ポリエチレンテレフタレート等の繊維100〜70
重量部と、ポリエチレン,ポリプロピレン,線状ポリエ
ステル,ポリアミド等の熱融着性繊維0〜30重量部と
からなり、同様にカード式工法により嵩高性の不織布マ
ットとして形成され、その目付け量は150g/m 2
下である。
【0015】また、柔軟性吸音材層に含まれるバインダ
ー成分の重量比は、保形性吸音材層のそれに比較して少
ないことが望ましいが、特に限定はしない。
【0016】
【作用】以上の構成から明らかなように、成形吸音材層
は隔壁形状に即して成形された形状を保持する保形性吸
音材層と、柔軟性吸音材層との積層構造体から構成され
ているため、隔壁からの振動は柔軟性吸音材層により減
衰され、遮音材層にその振動が伝達されることがない。
【0017】さらに、バインダとなる熱融着性繊維の混
入量を調整することにより、2層の不織布マットを積層
して、ニードルパンチ,熱風加工により一体化すれば、
熱融着性繊維を多く含んだ層は、保形性吸音材層用の不
織布マットに、熱融着性繊維が混入しないか、わずかに
混入した層は柔軟性吸音材層用の不織布マットとして形
成され、この積層不織布マットを予熱後、コールドプレ
ス成形加工すれば、所要形状の成形吸音材層が簡単に成
形できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明による遮音構造体の実施例につ
いて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1は本発明を適用したインシュレータダ
ッシュの第1実施例の構成を示す断面図、図2は同イン
シュレータダッシュの自由度振動系を示す模式図、図3
ないし図7は図1に示すインシュレータダッシュの製造
方法における各工程を示す説明図及び断面図、図8は本
発明を適用したインシュレータダッシュの第2実施例を
示す断面図、図9は図8に示すインシュレータダッシュ
の自由度振動系を示す模式図、図10は本発明を適用し
たインシュレータダッシュの第3実施例を示す断面図、
図11は図10に示すインシュレータダッシュの自由度
振動系を示す模式図である。
【0020】図1において、自動車用インシュレータダ
ッシュ10は、高比重の充填材を混入した塩ビシート,
ゴムシート等比較的面密度の大きな遮音材層20と、こ
の遮音材層20の裏面側に圧着一体化される嵩高性不織
布マットを成形してなる成形吸音材層30とから大略構
成されている。
【0021】そして、遮音材層20および成形吸音材層
30は、後述するコールドプレス成形により所要形状に
成形され、図示しないクリップ等の固着手段により隔壁
であるダッシュパネル40の車室内側面上に固定され
る。
【0022】ところで、本発明の特徴は、成形吸音材層
30として、ダッシュパネル40の形状に即して成形さ
れた形状を保持する保形性吸音材層31と、ダッシュパ
ネル40からの振動を減衰する柔軟性吸音材層32との
積層体から構成した点にある。
【0023】すなわち、本実施例では、ダッシュパネル
40面側に柔軟性吸音材層32を設置しており、室内側
から遮音材層20,保形性吸音材層31,柔軟性吸音材
層32の順序で積層一体化されており、図2に示すよう
に、ダッシュパネル40からの振動は柔軟性吸音材層3
2のクッション性により減衰され、遮音材層20にはダ
ッシュパネル40側の振動が伝達されず、車室内の静粛
性に大きく貢献でき、防音性能に優れたインシュレータ
ダッシュ10が提供できる。
【0024】次いで、図3ないし図6に基づいて、この
インシュレータダッシュ10の製造方法の各工程につい
て詳細に説明する。
【0025】(1)積層不織布マットMの製造工程 図3に積層不織布マットMの製造工程の概要を示す。
【0026】まず、第1のカード50に保形性吸音材層
31の素材である合成繊維と熱融着性繊維とを投入す
る。合成繊維としては、熱融着性繊維よりも融点が高
く、ナイロン,ポリアクリロニトリル,ポリアセテー
ト,ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂繊維から
適宜選択して良い。
【0027】また、熱融着性繊維としては、ポリエチレ
ン,ポリプロピレン,線状ポリエステル,ポリアミド等
を素材とし、合成繊維50〜80重量部,熱融着性繊維
50〜20重量部の割合となるように合成繊維並びに熱
融着性繊維を第1のカード50に投入した後、第1のカ
ード50からコンベア60上に嵩高状に供給する。な
お、そのときの不織布マット51の目付け量は250〜
1500g/m 2に設定されている。
【0028】そして、同様に第2のカード52にも柔軟
性吸音材層32の素材となる合成繊維、所望ならば熱融
着性繊維を若干量混合して投入する。合成繊維並びに熱
融着性繊維としては、保形性吸音材層31の場合と同様
の合成繊維ならびに熱融着性繊維を使用するが、両者の
割合は合成繊維100〜70重量部,熱融着性繊維0〜
30重量部のように、熱融着性繊維を皆無とするか、あ
るいは減量したことが特徴である。なお、目付け量は3
0〜200g/m 2となるように、第1のカード50か
ら供給される不織布マット51上面に積層するように不
織布マット53を積層する。
【0029】また、図14に示すように、保形性吸音材
層31の素材をカード50にてコンベア60上に嵩高状
に供給した後、別途マット化された柔軟性吸音材層32
の素材である原反の不織布マット53を積層してもよ
い。
【0030】そして、これら不織布マット51,53を
ニードルパンチ機61によりパンチング加工を施すとと
もに、熱風加熱炉62により加熱を施し、熱融着性繊維
を溶融させて、両不織布マット51,53を一体化した
後、所定寸法で裁断して、本発明に使用する吸音材層3
0の素材である積層不織布マットMとする。
【0031】(2)積層不織布マットMのプレス工程 その後、図5に示すように、積層不織布マットMを熱風
加熱炉70により加熱軟化させた後、図6に示すよう
に、コールドプレス成形用下型80上に積層不織布マッ
トMを載置し、図7に示すように、コールドプレス成形
用下型80とコールドプレス成形用上型81との係合圧
締めにより、ダッシュパネル40形状に即した形状に成
形し、図1に示すインシュレータダッシュ10における
成形吸音材層30の成形が完了する。
【0032】このとき、積層不織布マットMのそれぞれ
の不織布マット51,53においては、一方側の不織布
マット51は、多くの熱融着性繊維が混入されており、
この熱融着性繊維のバインダ効果により、適度の剛性並
びに保形性が付与されているものの、他方側の不織布マ
ット53には熱融着性繊維が皆無か、あるいは、それほ
ど混入していないため、各合成繊維は相互に融着してお
らず、成形後は元の厚みに復元し、適度のクッション性
を備えた柔軟性吸音材層32を構成する。
【0033】尚、遮音材層20と成形吸音材層30との
一体化については、遮音材層20と成形吸音材層30と
を別工程でそれぞれ成形しておき、両者を貼り合わせる
方法、あるいは、遮音性シートと積層不織布マットMと
をプレス金型でプレス一体化する方法などがあげられる
が、特に限定するものではない。
【0034】このように、本発明を適用した自動車用イ
ンシュレータダッシュ10は、成形吸音材層30とし
て、保形性吸音材層31と柔軟性吸音材層32との積層
構造体から構成し、柔軟性吸音材層32の振動減衰特性
を利用して、防音性能を高めたものであるが、上述した
実施例は、ダッシュパネル40側に柔軟性吸音材層32
を設置した実施例であるが、図7に示すように、遮音材
層20側に柔軟性吸音材層32を設置しても良い。この
実施例では、図8に示すように、ダッシュパネル40か
らの振動を保形性吸音材層31により一部は伝達される
が、保形性吸音材層31と遮音材層20との間に位置す
る柔軟性吸音材層32によりその振動を減衰させて、遮
音材層20にダッシュパネル40からの振動を低減でき
る。
【0035】また、図9に示すように、保形性吸音材層
31を2層設定して、その間に柔軟性吸音材層32を設
定しても、図10に示すように、ダッシュパネル40の
振動が遮音材層20に伝達するのを低減できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
【0037】(1)本発明に係る遮音構造体は、隔壁へ
のフィット性が良好な成形吸音材層を使用するととも
に、吸音材層として保形性吸音材層と柔軟性吸音材層と
の積層構造体から構成し、隔壁からの振動を柔軟性吸音
材層により減衰させるため、遮音材層への振動伝達が低
減され、防音性能が著しく向上し、車室内の静粛性に大
きく貢献することができるという効果を有する。
【0038】(2)本発明に係る遮音構造体は、成形吸
音材層が保形性吸音材層と柔軟性吸音材層との積層構造
体により構成されているため、取付スペース上成形吸音
材層が薄肉を余儀なくされて、振動伝達しやくなる部
位でも、振動伝達が低減できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遮音構造体を適用した自動車用イ
ンシュレータダッシュの第1実施例の構成を示す断面
図。
【図2】図1に示すインシュレータダッシュの自由度振
動系を示す模式図。
【図3】本発明方法における積層不織布マットの製造工
程を示す説明図。
【図4】本発明方法における積層不織布マットの製造工
程の別実施例を示す説明図。
【図5】本発明方法における積層不織布マットの予熱工
程を示す断面図。
【図6】本発明方法における積層不織布マットのプレス
金型内へのセット工程を示す断面図。
【図7】本発明方法における積層不織布マットのコール
ドプレス成形工程を示す断面図。
【図8】本発明に係る遮音構造体を適用した自動車用イ
ンシュレータダッシュの第2実施例の構成を示す断面
図。
【図9】図8に示すインシュレータダッシュの自由度振
動系を示す模式図。
【図10】本発明に係る遮音構造体を適用した自動車用
インシュレータダッシュの第3実施例の構成を示す断面
図。
【図11】図10に示す自動車用インシュレータダッシ
ュの自由度振動系を示す模式図。
【図12】自動車用インシュレータダッシュの設置箇所
を示す説明図。
【図13】従来の自動車用インシュレータダッシュの構
成を示す断面図。
【図14】従来の自動車用インシュレータダッシュの自
由度振動系を示す模式図。
【符号の説明】
10 自動車用インシュレータダッシュ 20 遮音材層 30 成形吸音材層 31 保形性吸音材層 32 柔軟性吸音材層 40 ダッシュパネル 50,52 カード 51,53 不織布マット 60 コンベア 61 ニードルパンチ機 62,70 熱風加熱炉 80,81 コールドプレス成形用金型 M 積層不織布マット
フロントページの続き (72)発明者 生田 雅浩 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河 西工業株式会社寒川本社工場内 (72)発明者 菅原 浩 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 永山 啓樹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 増田 雄五郎 大阪府高槻市別所本町17番6ー341号 (72)発明者 奥 章祐 大阪府大阪市住之江区南港中5丁目5番 32ー808号 (56)参考文献 特開 昭55−94860(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B60R 13/02 - 13/04 B60R 13/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動、騒音等が入射する外部との間を鋼
    板などの隔壁によって、遮蔽されている構造体で、前記
    隔壁の内側に当接設置され、遮音を目的として設置され
    る遮音材層と成形吸音材層とを積層一体化してなる遮音
    構造体において、前記成形吸音材層は、隔壁の面形状に
    即して形成された形状を保持する保形吸音材層と、隔壁
    からの振動を減衰する柔軟性吸音材層とからなる積層構
    造体であることを特徴とする遮音構造体。
  2. 【請求項2】 エンジンルームと車室とを区画するダッ
    シュパネルの車室内面上に当接設置され、遮音材層と成
    形吸音材層とを積層一体化してなる自動車用インシュレ
    ータダッシュにおいて、前記成形吸音材層は、ダッシュ
    パネルの面形状に即して形成された形状を保持する保形
    吸音材層と、ダッシュパネルからの振動を減衰する柔軟
    性吸音材層とからなる積層構造体であることを特徴とす
    る請求項1記載の遮音構造体。
  3. 【請求項3】 保形性吸音材層は平均繊維径3デニール
    以下の合成樹脂繊維から構成され、柔軟性吸音材層は、
    平均繊維径2デニール以上の合成樹脂繊維から構成され
    ていることを特徴とする請求項1,2記載の遮音構造
    体。
  4. 【請求項4】 熱可塑性合成樹脂繊維50〜80重量
    部、熱融着性繊維50〜20重量部とからなり、目付け
    量250〜1500g/m2 の嵩高性不織布マットと、
    熱可塑性合成樹脂繊維100〜70重量部、熱融着性繊
    維0〜30重量部とからなり、目付け量30〜200
    /m2 以下の嵩高性不織布マットとをニードルパンチ工
    程、熱風加熱工程により一体化して、積層不織布マット
    を形成し、予熱軟化させた後、コールドプレス成形用型
    内にて成形吸音材層を所要形状にプレス成形することを
    特徴とする遮音構造体の製造方法。
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KR20150122567A (ko) * 2014-04-23 2015-11-02 현대자동차주식회사 자동차용 저중량 흡음형 대쉬 패드
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