JP2971823B2 - フォーカス検出ユニット及びそれを備えた顕微鏡 - Google Patents

フォーカス検出ユニット及びそれを備えた顕微鏡

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JP2971823B2 JP8298454A JP29845496A JP2971823B2 JP 2971823 B2 JP2971823 B2 JP 2971823B2 JP 8298454 A JP8298454 A JP 8298454A JP 29845496 A JP29845496 A JP 29845496A JP 2971823 B2 JP2971823 B2 JP 2971823B2
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  • Focusing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォーカス検出ユニ
ット及びそれを備えた顕微鏡、特に挟み込み方式を用い
たフォーカス検出ユニット及びそれを備えた顕微鏡に関
する。
【0002】
【従来の技術】光学機器において、フォーカスをいかに
精度よくかつ確実に検出するかは昔から検討されてきた
テーマであった。例えば、測定顕微鏡を使用する場合被
測定面にマニュアルでピントを合わせるためには、低倍
率の顕微鏡の場合には、焦点深度が深く検出精度が下が
るため、高倍率接眼レンズで倍率を上げるか、開口数
(Numerical aperture,NA)の大きい高倍率の対物レ
ンズを用い、焦点深度を浅くして用いるのが一般的であ
る。
【0003】しかしながら、より確実にピント合せを行
うために、近年では図5に示すようなスプリットプリズ
ムを用いた線像ずれ合わせ方式が使用されるようになっ
てきている。
【0004】上記線像ずれ合わせ方式は、反射照明顕微
鏡光学系に、精密焦点合わせ機構としてターゲット72
及びスプリットプリズム70が組み込まれており、正し
い焦点位置では、被検面の鮮明な像の中央にターゲット
像が左右のずれなく鮮明に見られ、一方微小に焦点位置
がずれるとターゲット像の上下部分が中央で左右にずれ
て観察されるという光学原理を応用したものである。従
って、線像ずれ合わせ方式において、焦点合わせを行う
場合には、被検物の像面のボケを見るのではなくターゲ
ット像の縦線が中央で左右にずれているか(位置20
2)、又は正しく直線に見られるか(位置200)を判
断することによって行う。この線像ずれ合わせ方式は、
対物レンズ76の焦点深度に関係なく、また肉眼の2点
識別力より敏感な合致差識別力を利用しているので、通
常の焦点合わせより高精度の焦点位置確認が行える。
【0005】しかしながら、線像ずれ合わせ方式に用い
るスプリットプリズムは、複雑な構造であるため、被検
物全体を覆う大きさになってしまい、ピントがずれてい
る場合(位置202)には、ターゲット像の縦線が中央
で左右にずれるだけでなく、焦点合わせがしにくいとい
う問題があった。
【0006】上記線像ずれ合わせ方式の上記問題点を解
決する方式として焦点合わせの方式が提案されている。
挟み込み方式は、ダブル線の間にシングル線を挟み込ん
で、焦点合せを行う方式である。この挟み込み方式は、
肉眼による250mmにおける合致精度において、分離
角度の識別能力が±5秒、長さで±6.5μmであり、
線像ずれ合わせ方式の分離角度の識別能力が±8秒、長
さで±10μmに比べ、更に高精度の焦点合わせをする
ことができる。
【0007】上記挟み込み方式を用いた従来の光学系を
図6を用いて説明する。
【0008】図6に示すように、光源80からの光軸
は、ハーフミラー82により半反射されレンズ86によ
り集光されダブルスリットマスク90を通過する。これ
により照準ダブル線が生成され、この照準ダブル線は、
投影レンズ94を介し更にマスク91により光軸の下半
分が遮光され上半分が通過し、全反射ミラー84によっ
て全反射される。また、ハーフミラー82を通過した光
源80からの光は、全反射ミラー84により全反射され
レンズ87により集光されシングルスリットマスク92
を通過する。これにより照準シングル線が生成され、こ
の照準シングル線は、投影レンズ96を介し更にマスク
93により光軸の上半分が遮光され下半分が通過し、ハ
ーフミラー82によって半反射される。これにより、照
準ダブル線の中央に照準シングルを挟み込む像を結像さ
せることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
挟み込み方式の場合には、光学系が2系列になるため、
光学系が繁雑であるため、その調整に手間取るという問
題があった。
【0010】本発明は上記従来の課題に鑑みたものであ
り、その目的は、高精度を有し、かつ光学系を簡略化し
た挟み込み方式を採用したフォーカス検出ユニット及び
それを備えた顕微鏡を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明に係るフォーカス検出ユニット及び
それを備えた顕微鏡は、以下の特徴を有する。
【0012】(1)照準ダブル線と照準シングル線を顕
微鏡光学系の像面に結像させ、観察する被検物にその像
を投影して、照準ダブル線の中央に照準シングル線を挟
み込むように調整し焦点合せを行うフォーカス検出ユニ
ットにおいて、第1光源と第1光源からの光軸上に前記
照準ダブル線を形成するように配置されたダブルスリッ
トマスクと、第2光源と第2光源からの光軸上に前記照
準シングル線を形成するように配置されたシングルスリ
ットマスクと、任意角度の稜を形成する第1側面及び第
2側面と前記稜に対向する平面とにより三角柱を構成
し、それぞれ第1側面と第2側面に入射された前記照準
ダブル線と照準シングル線を前記稜前方に反射させるプ
リズムと、前記プリズムの稜前方に配設され反射された
前記照準ダブル線と照準シングル線とを結像させ、観察
する被検物に前記照準ダブル線と照準シングル線の像を
投影する投影レンズと、を有する。
【0013】従って、挟み込み方式においてプリズムを
用いて照準ダブル線と照準シングル線を分離するので、
光学系を簡略化でき、コンパクトなフォーカス検出ユニ
ットを形成することができる。更に、光学系が簡略化さ
れたので、調整も容易となる。また、従来のTV画像を
得るためにTVカメラを搭載する顕微鏡のTVポートの
位置に上記フォーカス検出ユニットを後付するだけで、
一般の顕微鏡の焦点合わせの精度が向上する。
【0014】(2)上記(1)に記載のフォーカス検出
ユニットを備え、更に、前記投影レンズにより投影され
た前記照準ダブル線と照準シングル線の像を前記被検物
の像面に結像させる対物レンズを有するフォーカス検出
ユニットを備えた顕微鏡である。
【0015】肉眼における検出能力の高い挟み込み方式
を採用する顕微鏡であるため、マニュアルでピント合わ
せの精度が向上する。また、上述したようにプリズムを
用いることにより、光学系を簡略化でき、光学系の調整
も容易になる。
【0016】(3)照準ダブル線と照準シングル線を顕
微鏡光学系の像面に結像させ、観察する被検物にその像
を投影して、照準ダブル線の中央に照準シングル線を挟
み込むように調整し焦点合せを行うフォーカス検出ユニ
ットを備えた顕微鏡において、第1光源と第1光源から
の光軸上に前記照準ダブル線を形成するように配置され
たダブルスリットマスクと、第2光源と第2光源からの
光軸上に前記照準シングル線を形成するように配置され
たシングルスリットマスクと、任意角度の稜を形成する
第1側面及び第2側面と前記稜と対向する平面とにより
三角柱を構成し、それぞれ第1側面と第2側面に入射さ
れた前記照準ダブル線と照準シングル線を前記稜前方に
反射させるプリズムと、前記プリズムの稜前方に配設さ
れ反射された前記照準ダブル線と照準シングル線とを結
像させ、観察する被検物に前記照準ダブル線と照準シン
グル線の像を投影する投影レンズと、前記投影レンズに
よる両照準線結像を一定の角度に反射させる全反射ミラ
ーと、全反射ミラーからの両照準線結像を半反射させる
ハーフミラーと、前記ハーフミラーによって前記投影レ
ンズにより投影された前記照準ダブル線と照準シングル
線の像を前記被検物の像面に結像させる対物レンズと、
を有するフォーカス検出ユニットを備えた顕微鏡であ
る。
【0017】従って、挟み込み方式においてプリズムを
用いて照準ダブル線と照準シングル線を分離するので、
光学系を簡略化でき、コンパクトなフォーカス検出ユニ
ットを形成することができる。更に、光学系が簡略化さ
れたので、光学系の調整が容易となる。また、挟み込み
方式のフォーカス検出ユニットが設置されているので、
焦点合わせの精度が向上する。
【0018】(4)上記(2)に記載のフォーカス検出
を備えた顕微鏡において、更に、第3光源と前記第3光
源からの光軸上に配設され中央のみ遮光性を有する光透
過性膜からなる暗視野マスクと、暗視野マスクの像を対
物レンズに半反射するハーフミラーと、を有し、第3光
源からの光は、前記暗視野マスク中央で一部遮光され周
辺部分より透過した光のみ前記ハーフミラーにより半反
射され対物レンズを介して被検物の像面に到達し、被検
物の像面の明視野の中心に両照準線像の写る暗視野を形
成する。
【0019】従って、第3光源と暗視野マスクを用いて
照準ダブル線及び照準シングル線の線像近傍を暗視野に
し、被検物の明るさに対し線像のコントラストを上げる
ことができる。これにより、更に焦点合わせの精度が向
上する。
【0020】(5)照準ダブル線と照準シングル線を顕
微鏡光学系の像面に結像させ、観察する被検物にその像
を投影して、照準ダブル線の中央に照準シングル線を挟
み込むように調整し焦点合せを行うフォーカス検出ユニ
ットを備えた顕微鏡において、第1光源と第1光源から
の光軸上に前記照準ダブル線を形成するように配置され
たダブルスリットマスクと、第2光源と第2光源からの
光軸上に前記照準シングル線を形成するように配置され
たシングルスリットマスクと、任意角度の稜を形成する
第1側面及び第2側面と前記稜と対向する平面とにより
三角柱を構成し、それぞれ第1側面と第2側面に入射さ
れた前記照準ダブル線と照準シングル線を前記稜前方に
反射させるプリズムと、前記プリズムの稜前方に配設さ
れ反射された前記照準ダブル線と照準シングル線とを結
像させ、観察する被検物に前記照準ダブル線と照準シン
グル線の像を投影する投影レンズと、前記投影レンズに
よる両照準線結像を一定の角度に反射させる中心部を全
反射ミラーとしたハーフミラーと、前記ハーフミラーか
らの両照準線結像を半反射させる他のハーフミラーと、
前記他のハーフミラーによって前記投影レンズにより投
影された前記照準ダブル線と照準シングル線の像を前記
被検物の像面に結像させる対物レンズと、を有し、更
に、前記ハーフミラーの後方には、第光源が設けら
れ、第光源からの光は、前記ハーフミラーで透過した
光のみ前記他のハーフミラーにより半反射され対物レン
ズを介して被検物の像面に到達し、被検物の像面の明視
野の中心に両照準線像の写る暗視野を形成する。
【0021】従って、照準ダブル線及び照準シングル線
の線像近傍を暗視野にし、被検物の明るさに対し線像の
コントラストを上げることができる。これにより、更に
焦点合わせの精度が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態を説明する。
【0023】第1実施形態.図1を用いて、本実施形態
のフォーカス検出ユニットについて説明する。
【0024】本実施形態は、照準ダブル線と照準シング
ル線を顕微鏡光学系の像面に結像させ、観察する被検物
にその像を投影して、照準ダブル線の中央に照準シング
ル線を挟み込むように調整し焦点合せを行うフォーカス
検出ユニットであって、以下に示す構造を有する。すな
わち、図1に示すように、第1光源であるランプ10の
光軸上には、照準ダブル線を形成するためのダブルスリ
ットマスク12が配置されている。また、第2光源であ
るランプ14からの光軸上には、照準シングル線を形成
するためのシングルスリットマスク16が配置されてい
る。また、任意角度の稜を形成する第1側面及び第2側
面と該稜に対向する平面とにより三角柱を構成するプリ
ズム18は、照準ダブル線と照準シングル線がそれぞれ
第1側面と第2側面に入射可能な位置に配置され、入射
された照準ダブル線と照準シングル線を稜前方に反射さ
せる。また、プリズム18の稜前方には、投影レンズ2
0が配設され、プリズム18によって反射されマスク2
2より光束分離された照準ダブル線と照準シングル線と
を両照準線結像位置100に結像させ、観察する被検物
に照準ダブル線と照準シングル線の像を投影させる。
【0025】本実施形態のフォーカス検出ユニットを備
えた顕微鏡については後述するが、図1に示すように、
被検物に対して顕微鏡の焦点があった場合、すなわちジ
ャストフォーカス102の場合では、照準ダブル線の中
央に照準シングル線が挟み込まれる。一方、焦点より手
前の場合、すなわち前ピン104の場合、及び焦点より
後方の場合、すなわち後ピン106の場合では、照準シ
ングル線が照準ダブル線の中央よりどちらかに偏って挟
み込まれる。挟み込み方式の場合には、上述したよう
に、特に分離角度の識別能力が±5秒、長さで±6.5
μmであるため、肉眼で高精度の焦点合わせを行うこと
ができる。
【0026】以上より、本実施形態のフォーカス検出ユ
ニットによれば、挟み込み方式においてプリズム18を
用いて照準ダブル線と照準シングル線を分離するので、
従来の挟み込む方式に比べ光学系を簡略化でき、コンパ
クトなフォーカス検出ユニットを形成することができ
る。更に、光学系が簡略化されたことにより光学系の調
整も容易となる。また、従来の顕微鏡の中間像の位置
(すなわち、図1の両照準線結像位置100)に本実施
形態のフォーカス検出ユニットを後付するだけで、従来
使用していたマニュアル顕微鏡の焦点合わせの精度を向
上させることができる。
【0027】尚、本実施形態では、ランプ(例えば白熱
ランプ)を用いたがこれに限るものではなくLEDを用
いてもよい(以下の実施形態でも同様である)。
【0028】また、本実施形態では、フォーカス検出ユ
ニットを顕微鏡のTVポートに装着した場合について説
明したが、これに限るものではなく、光学系の装置であ
って焦点合せを行う装置であれば、本実施形態のフォー
カス検出ユニットを用いることができる。
【0029】第2実施形態.本実施形態は、第1実施形
態のフォーカス検出ユニットを備えた顕微鏡である。
尚、第1実施形態のフォーカス検出ユニットと同様の構
成要素には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0030】本実施形態の顕微鏡は、上述の第1実施形
態のフォーカス検出ユニットを備え、更に投影レンズ2
0により投影された照準ダブル線と照準シングル線の像
を被検物の像面に結像させる対物レンズ34を有する。
また、第3光源であるランプ32とランプ32からの光
軸上に配設され中央のみ遮光性を有する光透過性膜から
なる暗視野マスク30と、暗視野マスク30の像を対物
レンズ34に半反射するハーフミラー26とを有する。
従って、ランプ32からの光は、暗視野マスク30の中
央で一部遮光され周辺部分より透過した光のみハーフミ
ラー26により半反射され対物レンズ34を介して被検
物の像面に到達する。このため、被検物の像面の明視野
の中心に両照準線像の写る暗視野を形成することができ
る。
【0031】また、本実施形態の顕微鏡は、ハーフミラ
ー26と両照準線結像位置100との間にハーフミラー
24が配置され、このハーフミラー24により半反射さ
れた被検物の像は、接眼レンズ(図示せず)を介して肉
眼で観察することができる。更に、図2に示すように、
両照準線結像位置100の近傍にハーフミラー40を配
置し、ハーフミラー40で半反射された被検物50の像
をレンズ41を介し全反射ミラー44で反射することに
より、カメラ42においても被検物50の像を観察及び
撮影することができる。また、カメラ42の替わりにT
Vカメラを接続すれば、肉眼で観察すると同時にTV観
察も行うことができる。
【0032】第3実施形態.本実施形態の顕微鏡は、照
準ダブル線と照準シングル線を顕微鏡光学系の像面に結
像させ、観察する被検物にその像を投影して、照準ダブ
ル線の中央に照準シングル線を挟み込むように調整し焦
点合せを行うフォーカス検出ユニットを備えた顕微鏡で
あって、図3及び図4に示す構成を有する。尚、第1及
び第2実施形態と同様の構成要素には同様の符号を付し
その説明を省略する。
【0033】すなわち、図3に示すように、フォーカス
検出ユニットには、第1光源であるランプ10からの光
軸上に照準ダブル線を形成するためのダブルスリットマ
スク12が配置されており、また第2光源であるランプ
14からの光軸上に照準シングル線を形成するためのシ
ングルスリットマスク16が配置されている。また、任
意角度の稜を形成する第1側面及び第2側面と該稜に対
向する平面とにより三角柱を構成するプリズム18は、
照準ダブル線と照準シングル線がそれぞれ第1側面と第
2側面にそれぞれ入射可能な位置に配置され、入射され
た照準ダブル線と照準シングル線を稜前方に反射させ
る。また、プリズム18の稜前方には、投影レンズ20
が配設され、プリズム18によって反射されマスク22
より光束分離された照準ダブル線と照準シングル線とを
結像させ、観察する被検物に照準ダブル線と照準シング
ル線の像を投影させる。
【0034】更に、上記フォーカス検出ユニットに加
え、本実施形態の顕微鏡は、投影レンズ20による両照
準線結像を一定の角度に反射させる中心部を全反射ミラ
ーとしたハーフミラー62と、ハーフミラー62からの
両照準線結像を半反射させるハーフミラー64と、ハー
フミラー64によって投影レンズ20により投影された
照準ダブル線と照準シングル線の像を前記被検物の像面
に結像させる対物レンズ34と、を有する。
【0035】本実施形態の顕微鏡によれば、挟み込み方
式においてプリズム18を用いて照準ダブル線と照準シ
ングル線を分離するので、従来の挟み込み方式に比べ光
学系を簡略化でき、コンパクトなフォーカス検出ユニッ
トを形成することができる。更に、光学系を簡略化でき
たので、光学系の調整も容易となる。また、挟み込み方
式のフォーカス検出ユニットが設置されているので、焦
点合わせの精度が向上する。
【0036】また、ハーフミラー62は、中心部が全反
射ミラーとなっており、ハーフミラー62の後方には、
光源であるランプ60が設けられ、ランプ60から
の光は、レンズ61で集光されハーフミラー62で透過
した光のみハーフミラー64により半反射され対物レン
ズ34を介して被検物の像面に到達する。従って、被検
物の像面の明視野の中心に両照準線像の写る暗視野を形
成することができる。
【0037】また、本実施形態の顕微鏡は、ハーフミラ
ー64と両照準線結像位置100との間には、ハーフミ
ラー24が配置され、このハーフミラー24により半反
射された被検物の像は、接眼レンズ(図示せず)を介し
て肉眼で観察することができる。
【0038】また、図4に示すように、両照準線結像位
置100にハーフミラー40を配置し、ハーフミラー4
0で半反射された被検物50の像をレンズ41を介して
全反射ミラー44で反射することにより、TVカメラ4
8においても被検物50の像を観察することができる。
更に、本実施形態の顕微鏡は、第2実施形態の顕微鏡の
ように両照準線結像位置100からの光軸の延長線上に
フォーカス検出ユニットが配置されていないので、前記
ハーフミラー40において一部通過した被検物50の像
はリレーレンズ46で集束してカメラ42で観察・撮影
することができる。従って、TV観察しながら、カメラ
により被検物の撮影を行うことができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るフォーカス
検出ユニットによれば、挟み込み方式においてプリズム
を用いて照準ダブル線と照準シングル線を分離できるの
で、光学系を簡略化でき、コンパクトなフォーカス検出
ユニットを形成することができる。更に、光学系が簡略
化されたので、調整も容易となる。また、一般の顕微鏡
のTVポートの位置に上記フォーカス検出ユニットを設
置すれば(すなわち、レトロフィット)、一般の顕微鏡
の焦点合わせの精度が向上する。従って、従来使用して
いた顕微鏡に本発明のフォーカス検出ユニットを装着す
ることにより、高精度の焦点合せが可能となり、経済性
にも優れる。
【0040】また、本発明に係るフォーカス検出ユニッ
トを備えた顕微鏡によれば、眼の検出能力の高い挟み込
み方式を採用する顕微鏡であるため、ピント合わせの精
度が向上する。また、上述したようにプリズムを用いる
ことにより、光学系を簡略化でき、光学系の調整も容易
になる。更に、暗視野マスク又は中心全反射ミラーと光
源とを組み合わせることにより、照準ダブル線及び照準
シングル線の線像近傍を暗視野にし、被検物の明るさに
対し線像のコントラストを上げることができる。これに
より、更に焦点合わせの精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフォーカス検出ユニット及びそ
れを備えた顕微鏡の構成を示す図である。
【図2】 図1に示す顕微鏡においてTVポートを接続
する構成を示す図である。
【図3】 本発明に係るフォーカス検出ユニットを備え
た他の顕微鏡の構成を示す図である。
【図4】 図3に示す顕微鏡においてTVポート及びカ
メラポートを接続する構成を示す図である。
【図5】 スプリットプリズムを用いた線像ずれ合わせ
方式の原理を説明する図である。
【図6】 従来の挟み込み方式のフォーカス検出ユニッ
トの光学系の構成を示す図である。
【符号の説明】
10,14,32 ランプ、12 ダブルスリットマス
ク、16 シングルスリットマスク、18 プリズム、
20 投影レンズ、22 マスク、24,26ハーフミ
ラー、30 暗視野マスク、100 両照準線結像位
置、102 ジャストフォーカス、104 前ピン、1
06 後ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 21/26 G02B 7/11

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照準ダブル線と照準シングル線を顕微鏡
    光学系の像面に結像させ、観察する被検物にその像を投
    影して、照準ダブル線の中央に照準シングル線を挟み込
    むように調整し焦点合せを行うフォーカス検出ユニット
    において、 第1光源と第1光源からの光軸上に前記照準ダブル線を
    形成するように配置されたダブルスリットマスクと、 第2光源と第2光源からの光軸上に前記照準シングル線
    を形成するように配置されたシングルスリットマスク
    と、 任意角度の稜を形成する第1側面及び第2側面と前記稜
    に対向する平面とにより三角柱を構成し、それぞれ第1
    側面と第2側面に入射された前記照準ダブル線と照準シ
    ングル線を前記稜前方に反射させるプリズムと、 前記プリズムの稜前方に配設され反射された前記照準ダ
    ブル線と照準シングル線とを結像させ、観察する被検物
    に前記照準ダブル線と照準シングル線の像を投影する投
    影レンズと、 を有することを特徴とするフォーカス検出ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフォーカス検出ユニッ
    トを備え、 更に、前記投影レンズにより投影された前記照準ダブル
    線と照準シングル線の像を前記被検物の像面に結像させ
    る対物レンズを有することを特徴とするフォーカス検出
    ユニットを備えた顕微鏡。
  3. 【請求項3】 照準ダブル線と照準シングル線を顕微鏡
    光学系の像面に結像させ、観察する被検物にその像を投
    影して、照準ダブル線の中央に照準シングル線を挟み込
    むように調整し焦点合せを行うフォーカス検出ユニット
    を備えた顕微鏡において、 第1光源と第1光源からの光軸上に前記照準ダブル線を
    形成するように配置されたダブルスリットマスクと、 第2光源と第2光源からの光軸上に前記照準シングル線
    を形成するように配置されたシングルスリットマスク
    と、 任意の角度の稜を形成する第1側面及び第2側面と前記
    稜と対向する平面とにより三角柱を構成し、それぞれ第
    1側面と第2側面に入射された前記照準ダブル線と照準
    シングル線を前記稜前方に反射させるプリズムと、 前記プリズムの稜前方に配設され反射された前記照準ダ
    ブル線と照準シングル線とを結像させ、観察する被検物
    に前記照準ダブル線と照準シングル線の像を投影する投
    影レンズと、 前記投影レンズによる両照準線結像を一定の角度に反射
    させる全反射ミラーと、 全反射ミラーからの両照準線結像を半反射させるハーフ
    ミラーと、 前記ハーフミラーによって前記投影レンズにより投影さ
    れた前記照準ダブル線と照準シングル線の像を前記被検
    物の像面に結像させる対物レンズと、 を有することを特徴とするフォーカス検出ユニットを備
    えた顕微鏡。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のフォーカス検出を備え
    た顕微鏡において、 更に、第3光源と前記第3光源からの光軸上に配設され
    中央のみ遮光性を有する光透過性膜からなる暗視野マス
    クと、 暗視野マスクの像を対物レンズに半反射するハーフミラ
    ーと、を有し、 第3光源からの光は、前記暗視野マスク中央で一部遮光
    され周辺部分より透過した光のみ前記ハーフミラーによ
    り半反射され対物レンズを介して被検物の像面に到達
    し、被検物の像面の明視野の中心に両照準線像の写る暗
    視野を形成することを特徴とするフォーカス検出ユニッ
    トを備えた顕微鏡。
  5. 【請求項5】 照準ダブル線と照準シングル線を顕微鏡
    光学系の像面に結像させ、観察する被検物にその像を投
    影して、照準ダブル線の中央に照準シングル線を挟み込
    むように調整し焦点合せを行うフォーカス検出ユニット
    を備えた顕微鏡において、 第1光源と第1光源からの光軸上に前記照準ダブル線を
    形成するように配置されたダブルスリットマスクと、 第2光源と第2光源からの光軸上に前記照準シングル線
    を形成するように配置されたシングルスリットマスク
    と、 任意角度の稜を形成する第1側面及び第2側面と前記稜
    と対向する平面とにより三角柱を構成し、それぞれ第1
    側面と第2側面に入射された前記照準ダブル線と照準シ
    ングル線を前記稜前方に反射させるプリズムと、 前記プリズムの稜前方に配設され反射された前記照準ダ
    ブル線と照準シングル線とを結像させ、観察する被検物
    に前記照準ダブル線と照準シングル線の像を投影する投
    影レンズと、 前記投影レンズによる両照準線結像を一定の角度に反射
    させる中心部を全反射ミラーとしたハーフミラーと、 前記ハーフミラーからの両照準線結像を半反射させる他
    のハーフミラーと、 前記他のハーフミラーによって前記投影レンズにより投
    影された前記照準ダブル線と照準シングル線の像を前記
    被検物の像面に結像させる対物レンズと、 を有し、 更に、前記ハーフミラーの後方には、第光源が設けら
    れ、第光源からの光は、前記ハーフミラーで透過した
    光のみ前記他のハーフミラーにより半反射され対物レン
    ズを介して被検物の像面に到達し、被検物の像面の明視
    野の中心に両照準線像の写る暗視野を形成することを特
    徴とするフォーカス検出ユニットを備えた顕微鏡。
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